HOME > 就活マガジン記事 > 就活の面接でふさわしいかばんは?値段相場や持ち物もチェック

就活の面接でふさわしいかばんは?値段相場や持ち物もチェック

スーツや履歴書の準備に気を取られがちですが、実は「かばん選び」も第一印象を左右する重要なポイントです。

そこでこの記事では、面接にふさわしいかばんの選び方から、避けるべき特徴、面接時の扱い方や持ち物まで、実践的なポイントをわかりやすく解説します。

 

目次

就活の面接ではかばんのマナーも見られる

就活の面接では、身だしなみの一部としてかばんもマナーの対象とされます。面接官は、服装や話し方だけでなく、かばんの選び方や扱い方からもその人の価値観やビジネス意識を判断しています。

「カバンまで見られているなんて」と驚く方もいるかもしれませんが、社会人としての基本が備わっているかを総合的にチェックされていると考えておくと良いでしょう。

特に新卒の就活生にとっては、社会人経験がないぶん、ちょっとした所作や持ち物の選び方が印象を左右します。

自信を持って面接に臨むためにも、かばん選びとその扱いにはしっかり配慮しておくことをおすすめします。

「あなたはビジネスマナーを分かっている?」

就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。

そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。

就活マガジン編集部では、忙しい就活生のために、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を無料で配布しています。気になる方は無料ダウンロードしてみてくださいね。

就活面接で使うかばんは手頃なもので十分

就活に使うかばんは、社会人としての印象に関わる重要なアイテムですが、必ずしも高価なものを用意する必要はありません。

むしろ、新卒の学生らしさや等身大の誠実さを大切にする企業が多いため、シンプルで実用的なものを選ぶほうが好印象につながるでしょう。

黒やネイビーなどの落ち着いた色味で、装飾が控えめなビジネスバッグであれば、十分に面接の場にふさわしい印象を与えることができます。

身の丈に合った実用的なかばんを、自分の目線で納得して選ぶことで、自然体の印象を保ちつつ、自信を持って面接に臨めるはずです。

就活面接用かばんの値段相場はどれくらい?

就活の面接で使うかばんの選び方に悩む就活生は多いでしょう。高価なものを選ばないと失礼なのではと心配するかもしれませんが、実際には価格よりも見た目の清潔感や使いやすさが重視されます。

ここでは、価格帯ごとにおすすめのビジネスバッグを紹介しつつ、賢い購入方法も合わせてご提案します。

  1. ベーシックなビジネスバッグは5,000円前後が目安
  2. 撥水加工やポケット付きの高機能タイプは7,000〜10,000円程度
  3. 軽量・自立型の本格仕様タイプは10,000円以上が相場

①ベーシックなビジネスバッグは5,000円前後が目安

就活を始めたばかりの段階では、5,000円前後のベーシックなビジネスバッグで十分対応できます。

黒やネイビーのシンプルなデザインであれば、業界や企業を問わず好印象を与えることができ、スーツとの相性も抜群です。

機能面では、自立式でないものや撥水機能のない製品もありますが、A4サイズの書類がすっきり入る程度の収納力は備わっていることが多いでしょう。

最初の数社の説明会や面接に向けて、とりあえず一つ用意しておきたいという就活生にはぴったりの選択肢です。

②撥水加工やポケット付きの高機能タイプは7,000〜10,000円程度

持ち物が多くなりがちな就活では、7,000〜10,000円程度の価格帯のビジネスバッグが頼もしい味方になります。

履歴書や資料を折らずに収納でき、ペンやスマホなども整理しやすい点もポイントです。また底板がしっかりしている製品が多いため、床に置いた際にも型崩れしにくく、きちんとした印象を保てます。

実際に説明会や面接が増えてくると、想像以上に移動や荷物の出し入れが多くなるものです。そうした状況をストレスなく乗り切るには、この価格帯の高機能なバッグが心強いでしょう。

少し余裕を持って選びたい人や、これから本格的に就活を進める人におすすめです。

③軽量・自立型の本格仕様タイプは10,000円以上が相場

面接の場で細かい部分まで気を配りたい人や、就活の期間中に長く使えるものを探している場合は、10,000円以上の本格仕様のビジネスバッグを検討する価値があります。

この価格帯のかばんは、軽量で自立型の設計が施されており、持ち運びの負担を減らしつつ、会場での所作も美しく見せてくれます。

第一印象が重視される業界を志望している場合や、社会人になってからも継続して使いたいと考えているなら、長期的に見てコスパの良い選択となるでしょう。

価格にとらわれすぎず、見た目と機能性のバランスを大切にしながら、自分に合った一品を選びたいところです。

参照元:就活用バッグのおすすめ人気ランキング【2025年】 | mybest

就活面接にふさわしいかばんの選び方

就活の面接では、服装や言葉遣いだけでなく、持ち物にも細やかな気配りが求められます。

ここでは、就活生が面接で使うカバンを選ぶ際に押さえておきたいポイントを7つ紹介します。どれも実用性と印象の良さを兼ね備えた条件ばかりですので、ぜひ参考にしてください。

  1. A4サイズがそのまま入るもの
  2. 落ち着いた色合いのもの
  3. 自立する構造のもの
  4. 装飾のないシンプルなデザインのもの
  5. 整理しやすい内ポケット付きのもの
  6. 撥水性や耐久性のある素材のもの
  7. 軽くて持ち運びやすいもの

①A4サイズがそのまま入るもの

就活では、履歴書やエントリーシート、企業案内や筆記試験の用紙など、A4サイズの書類を持ち歩く機会が非常に多くあります。

そのため、A4用紙が折れずにぴったり収まるカバンを選ぶことは必須です。実際に、面接会場で資料を取り出す際にスムーズに取り出せるかどうかは、意外と見られているポイントです。

書類がぐちゃぐちゃになっていたり、バッグから取り出すのにもたついてしまうと、準備不足や注意力のなさを疑われかねません。

自分の姿を客観的に想像しながら、カバンのサイズ選びにも丁寧に向き合ってください。

②落ち着いた色合いのもの

カバンの色は、就活において思っている以上に印象を左右します。黒・紺・ダークブラウンなどの落ち着いた色味は、どの業界でも共通して好まれる定番カラーです。

一方で、明るい色やパステルカラー、柄物などはカジュアルな印象を与えてしまい、フォーマルな場にはふさわしくありません。

「無難すぎるかな?」と思うくらいが、実は就活ではちょうどよいこともあります。服装とトーンを揃えることで全体に統一感が生まれ、清潔感も高まるでしょう。

③自立する構造のもの

カバンが自立するかどうかは、実は面接当日の振る舞いにも関わってきます。

面接会場では、カバンを自分の椅子の横や足元に置くことが一般的です。もしそのカバンがふにゃっと倒れてしまえば、不安定な印象や気の抜けた印象を与えてしまいかねません。

こうした場面を防ぐためには、しっかりとしたマチや底板がある自立型のカバンを選ぶと安心です。机の横や足元でもきちんと形を保っている姿は、自然と信頼感を生み出します。

④装飾のないシンプルなデザインのもの

華やかな装飾が施されたカバンや、大きなブランドロゴが目立つアイテムは、どうしてもカジュアル感や個性が前面に出てしまいます。

見た目の主張が強いカバンを選ぶと、面接官の注意が逸れてしまったり、「TPOをわきまえていない」と受け取られる可能性もあります。

そのため、装飾を排したシンプルなデザインのバッグを選ぶことが基本です。上品さと清潔感を兼ね備えたデザインであれば、どの業界にも違和感なくなじみ、あなたの印象を引き立ててくれるでしょう。

⑤整理しやすい内ポケット付きのもの

面接当日は、スマートフォンやハンカチ、メモ帳、筆記用具など細かい持ち物が増えがちです。

それらをカバンの中でごちゃごちゃにせず、必要なときにすぐ取り出せる状態にしておくことも大切な準備の一つです。

内ポケットや仕切りがしっかりとあるカバンであれば、整理整頓もしやすく、面接前のちょっとした時間にも落ち着いて行動できます。

外見だけでなく、使いやすさという実用性の面でも確認しておくと安心です。

⑥撥水性や耐久性のある素材のもの

就活は季節や天候を問わず移動が必要になるため、雨や風に強い素材で作られているカバンがあると非常に心強いです。

撥水加工が施されているカバンであれば、突然の雨に見舞われても大切な書類をしっかり守ることができます。

また、通学や複数企業への訪問などで使用頻度が高くなる就活カバンは、耐久性も重視すべきポイントです。素材が薄くてすぐに傷んでしまうようでは、面接本番で見た目にも悪影響を与えてしまうでしょう。

高価でなくても構いませんが、ある程度の品質を備えたカバンを選ぶことで、自信を持って行動できるようになります。

⑦軽くて持ち運びやすいもの

就活では、1日に2〜3社を回ることもめずらしくありません。そのため、長時間の移動でも疲れにくい軽量なカバンを選ぶことが重要です。

バッグが重たいと、姿勢が崩れてしまったり、肩や腕が痛くなってしまったりして、表情にも疲れがにじみ出てしまいます。

また、手持ち・肩掛けのどちらにも対応できる2WAYタイプであれば、その日の服装や移動距離に合わせて持ち方を変えられるため便利です。

購入前に実際に手に取ってみて、重さやバランス、持ちやすさを確認することをおすすめします。ストレスなく使えるカバンこそが、就活の強い味方になってくれるはずです。

就活面接で避けるべきかばんの特徴

面接の第一印象は、服装や髪型だけでなく、持ち物からも大きな影響を受けます。特にかばんは実用性に加えて、清潔感やTPOに合った印象が求められる重要なアイテムです。

ここでは、就活面接で避けるべきかばんの特徴について、具体的な例を交えて紹介します。

  1. リュックやトートなどカジュアルすぎるもの
  2. 高級ブランドや派手なデザインのもの
  3. A4が入らない小さめサイズのもの
  4. 自立せず形が崩れているもの
  5. 汚れや傷が目立つ使い古しのもの

①リュックやトートなどカジュアルすぎるもの

就活の面接では、ビジネスの場にふさわしいかばんを選ぶことが求められます。リュックやトートバッグのようにカジュアルな印象の強いものは、どれだけ使いやすくても避けたほうがよいでしょう。

大学通学用に使っていたお気に入りのリュックで面接に行くと、「社会人としての自覚が足りないのでは」と受け取られる可能性があります。

面接官はTPOに合った判断ができているかを見ており、私物の選び方にも注目しています。スーツにカジュアルなかばんを合わせると全体のバランスが悪く、真剣さに欠ける印象になってしまうでしょう。

肩掛けや手持ちタイプのベーシックなビジネスバッグを選ぶことで、誠実な印象を自然と演出できます。

②高級ブランドや派手なデザインのもの

面接で持つかばんには、シンプルさと控えめなデザインが重要です。ロゴが目立つハイブランドや、ビビッドカラーや柄物のかばんは、たとえ高価でも避けるのが無難です。

面接官によっては、華美なかばんから「協調性がなさそう」「堅実さに欠ける」といったネガティブな印象を持たれてしまうことがあります。

もちろん、質のよいかばんを選ぶのは悪いことではありませんが、「面接の主役は自分の中身である」という前提を忘れてはいけません。

就活生にとって、シンプルで清潔感のあるアイテムを選ぶことは、身だしなみの基本といえるでしょう。

③A4が入らない小さめサイズのもの

就活では、履歴書や企業資料、説明会でもらうパンフレットなど、A4サイズの書類を持ち歩く機会が非常に多くなります。

そのため、A4が入らないかばんは、機能性の面でも大きなマイナスとなってしまいます。資料を折りたたんだり、手に持ったまま移動することになれば、「準備不足なのでは」と思われかねません。

また、スーツとのバランスを考えても、小さすぎるかばんは浮いてしまいます。かばんのサイズ一つで「この人は実務的な感覚を持っているかどうか」が判断される場面もあります。

A4がすっきり入るビジネスバッグであれば、見た目にもスマートで整理整頓された印象を与えられるでしょう。選考が進むほど資料が増えるため、長期的な視点で考えても実用性は重要です。

④自立せず形が崩れているもの

面接では、かばんを床や椅子の横に置く場面がたびたびあります。そんなとき、自立せずに倒れてしまうようなやわらかいかばんは、だらしない印象を与えかねません。

特にくたびれて形が崩れているバッグは、面接官に「手入れができていない」「細かい部分まで配慮できない人」と見られる恐れもあります。

反対に、自立型で形がしっかりしているかばんは、姿勢や所作が自然と丁寧になり、面接時の所作にも良い影響を与えます。清潔感や安定感を演出するには、素材や構造にこだわることも大切です。

就活生にとっては「とりあえず使える」で済ませず、「相手からどう見えるか」を意識して選ぶことが大切です。日々の積み重ねが、第一印象の強さにつながっていきます。

⑤汚れや傷が目立つ使い古しのもの

就活で使用するかばんは、ただ「持てればいい」というものではありません。明らかに汚れていたり、角が擦れて傷だらけだったりするかばんは、見た瞬間に印象を損ねてしまいます。

たとえばスーツは綺麗にしていても、かばんだけがボロボロだと全体の印象が台無しになってしまうでしょう。高価なバッグである必要はありませんが、手入れされているかどうかは一目で伝わります。

現在使っているかばんが少しでもくたびれてきたと感じたら、思い切って買い替えることを検討してみてください。気持ちも引き締まり、自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。

就活面接中のかばんの扱い方

就活の面接では、身だしなみだけでなく、かばんの持ち方や置き方などの立ち居振る舞いにも気を配る必要があります。

特に新卒の就活生は、社会人としてのマナーをまだ習得しきれていないと見られることも多いため、細かな動作が評価につながる場面も少なくありません。

ここでは、入室から着席、退室までの流れに沿って、基本的なかばんのマナーを整理しました。第一印象を左右する要素でもあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

  1. 入室時はかばんを手に持つ
  2. 着席時は椅子の横に静かに置く
  3. ファスナーは事前にすべて閉めておく
  4. コート類はかばんの上に置く
  5. お辞儀や挨拶の際は両手でかばんを持つ

①入室時はかばんを手に持つ

面接室に入る際は、かばんを肩にかけたり腕に通したりせず、必ず両手で持って入室してください。

かばんを両手で持つことで、丁寧で誠実な印象を与えることができます。とくに就活生は、礼儀正しさや所作の落ち着きが重視されるため、基本をおさえることが大切です。

また、ドアの開け閉めに慌てないよう、かばんを前に抱える形で持っておくと動作もスムーズになります。焦らず、落ち着いて行動することを意識しましょう。

②着席時は椅子の横に静かに置く

面接官から「どうぞおかけください」と案内されたら、すぐに座るのではなく、いったん「失礼します」と一礼してから着席します。

このとき、かばんは自分の椅子の横、足元に静かに置いてください。膝の上に置いたり、空いている隣の椅子に置いたりするのはマナー違反とされることがあるため避けましょう。

面接中に余計な動作をせずにすむよう、置く位置はあらかじめイメージしておくと安心です。見た目の整然さだけでなく、所作の静かさにも意識を向けてください。

③ファスナーは事前にすべて閉めておく

面接の場では、かばんから物音がしたり、中身が見えたりするだけで印象が悪くなることがあります。

特に履歴書やスケジュール帳、筆記用具などを事前に使用していた場合は、ファスナーを閉め忘れることもあるため注意が必要です。

面接直前には、かばんの中身を整理し、すべてのポケットや仕切りのファスナーが閉まっているかを確認しておきましょう。

また、面接官の前でかばんを開けて中を探ることのないよう、必要なものはすぐ取り出せるような配置にしておくと安心です。

④コート類はかばんの上に置く

冬場の就活では、コートやマフラーなどの防寒具の扱いにもマナーが求められます。面接室に入る前には、玄関や廊下でコートを脱ぎ、かばんと一緒に持って入室します。

着席後は、脱いだコートをたたんでかばんの上に丁寧に置きましょう。床に直接置いたり、椅子の背もたれに掛けたりするとだらしない印象になるため避けてください。

コートの扱い方一つでも、整理整頓や気配りができる人かどうかを見られているという意識を持つとよいでしょう。

⑤お辞儀や挨拶の際は両手でかばんを持つ

面接の開始や終了時には、必ず立ち上がって丁寧にお辞儀をしますが、このときもかばんの扱いに注意が必要です。

片手でぶら下げたまま挨拶をすると、だらしない印象を与えかねません。正しくは、かばんを両手でしっかり持ち、体の前で安定させた状態でお辞儀をするのが基本です。

面接終了時は、退室の動作と重なるためバタつきやすいですが、姿勢を正して丁寧に頭を下げることで、最後まで良い印象を残せるでしょう。

見送られる側としての礼節を意識しながら、落ち着いた振る舞いを心がけてください。

就活面接のかばんに入れておくべき持ち物

就活の面接に持っていくかばんには、必要最低限のものだけでなく、不測の事態に備えるアイテムまでしっかりと準備しておくことが重要です。

準備不足は「だらしない印象」や「社会人としての自覚が足りない」といった評価につながるおそれがあります。

面接当日に慌てないためにも、以下のような持ち物を確認し、万全の状態で臨みましょう。

  1. 履歴書やエントリーシートなどの応募書類
  2. メモ帳と筆記用具
  3. ハンカチ・ティッシュ・予備マスク
  4. スマートフォンとモバイルバッテリー
  5. 折りたたみ傘や身だしなみグッズ

①履歴書やエントリーシートなどの応募書類

面接当日に履歴書やエントリーシートを提出するよう指示されるケースは意外と多くあります。すでにオンラインで提出している場合でも、「念のため持参してください」と事前に言われることもあるでしょう。

もしもの再提出依頼に備えて、必ず印刷したものを複数部用意しておくと安心です。書類はクリアファイルに入れ、折れや汚れを防ぐ工夫も欠かせません。

企業ごとにファイルを分けておけば、面接直前でもスムーズに取り出せます。書類の扱いからも、就活生としての準備力や丁寧さが伝わるものです。

②メモ帳と筆記用具

面接では、企業説明や今後の流れ、次回の案内など、重要な情報が伝えられる場面が多くあります。

その場でメモを取る姿勢は、「きちんと聞いている」という誠意の表れになりますし、面接官にも好印象を与えやすいです。

スマートフォンで記録するのはNGとは言いませんが、誤解を招く可能性があるため避けるのが無難です。

実際に、「紙とペンを使うほうが真面目に見える」と感じる面接官も少なくありません。ビジネス仕様の落ち着いた色合いのノートと、使いやすいペンをセットで持参するとよいでしょう。

③ハンカチ・ティッシュ・予備マスク

身だしなみに関わるアイテムは、社会人としての基本的なマナーが問われる部分でもあります。面接会場で手や顔を拭いたり、ちょっとした汚れを処理したりする場面は意外と多いものです。

ティッシュは突然のくしゃみや鼻水対策にもなりますし、ハンカチはトイレ後のマナーとしても必要です。

さらに、予備のマスクは、電車内で汚れたときや、着用中に紐が切れてしまったときの備えとしても役立ちます。

就活中は常に清潔感を保つことが大切ですので、こうした細かな準備を意識しておきましょう。

④スマートフォンとモバイルバッテリー

スマートフォンは、面接会場の地図確認や交通トラブルへの対応、急な連絡への対応など、就活において欠かせないツールです。

しかし、地図アプリやスケジュール管理アプリの使用で充電が一気に減ってしまうことも珍しくありません。

モバイルバッテリーを持っていれば、移動中に電池切れを起こすことなく、余裕を持って行動できます。特に1日に複数の面接や説明会がある日には、充電の有無が精神的な安心感にも直結するでしょう。

できれば、USBケーブルや予備のアダプタも一緒に持っておくと、思わぬ場面で助けになるかもしれません。

⑤折りたたみ傘や身だしなみグッズ

突然の雨や風で髪型や服装が崩れてしまうと、第一印象に悪影響を与えることがあります。そんな時の備えとして、コンパクトに収納できる折りたたみ傘は非常に便利です。

また、到着直前に身だしなみを整えるためのヘアブラシやリップクリーム、小型のしわ取りスプレーなども携帯しておくとよいでしょう。

鏡の前でしっかりチェックできれば、自信を持って面接に臨むことができます。就活中は「見た目=社会人としての自覚」と受け取られる場面も多いため、自分自身を整える習慣を持つことが大切です。

就活かばんに関するQ&A

就活で使用するかばんには、単なる持ち物以上の意味があります。見た目の印象や使い方ひとつで、社会人としての常識や配慮が伝わるからです。

ここでは、かばんに関する就活生からの疑問に答えながら、第一印象を損なわないためのポイントをわかりやすく解説していきます。

  1. 面接でリュックを使っても大丈夫か?
  2. 男女でかばんの形に違いはあるか?
  3. 就活かばんが用意できないときはどうするか?
  4. 面接時にカバンをどこに置けばいいか?
  5. 面接のフェーズによってかばんを使い分けるべきか?

①面接でリュックを使っても大丈夫か?

就活の面接では、リュックの使用は基本的に控えるのが無難です。たしかに最近はスーツに合うビジネスリュックも増えてきましたが、面接の場では「いかにフォーマルな場にふさわしいか」が重視されます。

特に初対面の印象を左右する場面では、リュックはカジュアルすぎると捉えられる可能性が高く、リスクを伴います。面接ではビジネスバッグのように手持ちできるタイプが基本です。

どうしてもリュックを使いたい場合は、手提げにもできる2WAY仕様のものを選び、入室前には背中から下ろして手で持つようにしてください。

こうした細やかな所作が、ビジネスマナーへの理解度を示すことにもつながります。

②男女でかばんの形に違いはあるか?

かばんの選び方に男女差はあるものの、明確なルールがあるわけではありません。男性はブリーフケース型の四角いバッグを、女性はソフトな素材の手提げ型を選ぶことが多い傾向にあります。

しかし、それぞれの好みによっても異なるため、「男女でこれが正解」というものはないのが実情です。それよりも重視すべきなのは、就活の場にふさわしい機能性と見た目のフォーマルさです。

性別にとらわれることなく、「社会人として好印象を与えられるかばんかどうか」を軸に選ぶ姿勢が求められるでしょう。

③就活かばんが用意できないときはどうするか?

就活が急に始まったり、経済的な理由で専用のかばんをすぐに用意できないこともあるかもしれません。

そのようなときは、まず手持ちのバッグの中に代用できそうなものがないか確認してみてください。

重要なのは、ブランドや値段ではなく「就活の場にふさわしいかどうか」という視点です。

派手な色柄や装飾がないこと、汚れや破損がないこと、書類が折れずに入るサイズ感などを満たしていれば問題ありません。

ただし、最終面接や役員面接のような正式な場面では、よりきちんとした印象が求められるため、可能であれば早い段階で就活用バッグを準備しておくことをおすすめします。

④面接時にカバンをどこに置けばいいか?

面接中のかばんの置き方は、意外と多くの就活生が迷うポイントです。基本的には、椅子の横の床にそっと立てて置くのが正しいマナーとされています。

入室時に「どうぞおかけください」と言われたら、まずは椅子の横にカバンを静かに置き、その後に着席する流れが自然で好印象です。

かばんが自立しないタイプであれば、倒れないように壁側へ寄せる、または両足で軽く挟むように置くなどの工夫が必要でしょう。

一方で、かばんを膝の上に乗せたり、机の上に置いたりすると、「場にそぐわない」「落ち着きがない」と見なされることもあります。

こうしたちょっとした所作にも、マナー意識や場の空気を読む力が表れます。事前にリハーサルをしておくと、本番でも落ち着いて対応できるでしょう。

⑤面接のフェーズによってかばんを使い分けるべきか?

基本的には、どのフェーズでも同じ就活用バッグを使い続けることで、誠実さや一貫性が伝わります。

ただし、インターン選考や企業説明会など、比較的カジュアルなシーンでは、やや柔らかい印象のかばんでも問題ない場合があります。

とはいえ、選考が本格化する一次面接以降では、黒やネイビーのフォーマルなビジネスバッグが基本とされています。

面接の段階が進むほど、持ち物への印象もシビアになりますので、最初から本選考を見据えたかばんを選ぶと良いでしょう。

かばん選びも就活の一部です。選考フェーズに関係なく、いつでも面接に出られる準備を整えておくことが、結果として自信にもつながります。

面接にふさわしいかばん選びが第一印象を左右する

就活の面接では、かばん選び一つでもマナーや常識が問われています。特に新卒の就活生にとっては、身だしなみに対する意識の高さが評価に直結することもあります。

面接で使うかばんは、高級品である必要はありません。5,000円程度のビジネスバッグでも、A4サイズが入り自立するものを選べば十分に対応できます。

逆に、リュックや派手なデザイン、くたびれたかばんは印象を損ねる原因になりかねません。また、面接中のかばんの扱い方や、入れておくべき持ち物にも注意が必要です。

かばん選びから所作・中身まで整えておくことが、面接全体の印象を高める大切な一歩となるでしょう。

  • フェイスブック
  • X

まずは志望動機を作ってみる

    • 卒業年数
    • 学校
    • 名前
    • 連絡先

    No.1

    卒業年月日を選択してください

    2027年3月2026年3月2028年3月2029年3月卒業済み

    例)
    現在、大学3年の場合は「2027年度3月」
    現在、大学4年の場合は「2026年度3月」
    現在、大学2年の場合は「2028年度3月」
    現在、大学1年の場合は「2029年度3月」

    No.2

    学校区分を選択してください

    大学大学院(博士)大学院(修士)短期大学専門学校

    No.2

    学校情報を入力してください

    学校名
    学部名
    学科名
    学校名
    学部名
    学科名

    No.3

    お名前を入力してください

    お名前
    フリガナ

    No.4

    連絡先を入力してください

    電話番号
    メールアドレス

    本利用規約には、株式会社C-mindが「https://shukatsu-magazine.com」上で提供するサービスにおける、本サービスを利用するお客様との間の基本的な事項が規定されております。本サービスの利用者におかれましては、必ず全文お読み下さいますようお願いいたします。

    個人情報保護方針」と 「サービス利用規約」を確認する

    編集部

    この記事を書いた人

    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。