OB・OG訪問の質問例を紹介!質問をする目的や注意点も解説
「OB・OG訪問を控えているけど、どんな質問をすればいいのか分からない。」と悩む就活生は沢山います。どんな質問をすれば企業のことを理解できるのか、わからないですよね。
そこで本記事では、OB・OG訪問で実際に利用できる質問例を20個紹介します。自分が企業についてどんな部分の理解を深めたいのか考えて、参考にしてくださいね。
OB・OG訪問は質問内容で質が決まる
OB・OG訪問の際には、質問の内容が非常に重要です。適切な質問をすることで将来のキャリアや企業との相性を判断できるだけでなく、貴重な情報や助言を得られます。
質問を通じて企業や業界の深い理解を得られれば、自身の価値観と企業文化が一致しているかどうかを見極められるでしょう。
このように、質問内容によってOB・OG訪問の充実度が変わってくるのです。
OB・OG訪問で質問する目的4つ
まずはOB・OG訪問で質問をする目的を4つ紹介します。
- 就活の進め方を知るため
- 仕事内容への理解を深めるため
- 企業の実態を理解するため
- プライベートな情報を知るため
①就活の進め方を知るため
OB・OG訪問で質問をすることで、先輩方の就職活動の経験や、現在の職場に至るまでの経緯を伺えます。
それらの情報を元に業界や企業の選択に対する洞察を深められるのです。先輩方の話からは、各業界でのキャリアの展開について細かく聞いてみましょう。
②仕事内容への理解を深めるため
OB・OG訪問は、業界や企業の実際の仕事内容を深く理解するための貴重な機会です。同じ分野であっても、各企業は独自の方法で業務を遂行し、特有の文化を持っています。
直接訪問を行うことで、日常の業務フローや職場の雰囲気についての具体的な情報を得られ、企業の個性を捉えられるでしょう。
また、競合他社との比較を行い、訪問先の企業がどのように市場で差別化を図っているかを理解できます。
そのためOB・OG訪問では、事前に競合情報を収集しておくと良いでしょう。
③企業の実態を理解するため
OB・OG訪問では、企業の内部事情も把握できます。公式発表やウェブサイトでは触れられない、企業情報を得る絶好の機会なのです。
例えば給与の実情・福利厚生の充実度・残業時間の実態など、一歩踏み込んだ質問ができます。
OB・OGとの会話は、就職活動を行う上での貴重な機会であり、自分のキャリア目標や価値観が企業とどの程度合致しているかを見極めるのに役立ちますよ。
④プライベートな情報を知るため
OB・OG訪問は、業界や企業に関する情報を得るためだけではなく、プライベート面についても伺えます。
これは職場の環境だけでなく、個人の生活スタイルに合った企業を見つけるために不可欠です。
プライベートな情報や働き方を把握することで、仕事のみならず生活全体として自分に適した企業を選べるでしょう。
社内の雰囲気や人間関係、ワークライフバランスの実態を理解することで、自分が将来働く職場でのイメージを明確にできます。
OB・OG訪問で使える質問例20選
続いて、OB・OG訪問で使える質問例を20選紹介します。分野別に紹介しているので参考にしてくださいね。
- 就活の進め方編
- 業務内容編
- 企業理解編
- プライベート編
①就活の進め方編
OB・OG訪問で就活の進め方についての質問をする際には、以下のような質問を参考にしてください。
・自己分析はどのような方法で行いましたか? ・他者からのフィードバックはどのように受け止めましたか? ・希望する業界や職種をどのように絞り込みましたか? ・希望する業界や職種に決定したのはいつですか? ・企業研究はどのようなアプローチで行いましたか? |
これらの質問を通じて、自己分析や業界・職種の選定、企業研究に関する具体的な方法を知れますよ。
②業務内容編
OB・OG訪問で仕事内容について質問する際の例は以下です。
・実際の業務内容にはどのようなものがありますか? ・一日の典型的なスケジュールはどのようになっていますか? ・年間を通じての業務のピーク時や事業のサイクルはどのように変化しますか? ・仕事をする上で特に重視していることは何ですか? ・仕事のどの部分にやりがいを感じますか? |
これらの質問は、職場での日常生活や業務の詳細・仕事の魅力についての理解を深めるために重要です。
具体的な業務の流れや仕事に対する価値観を知ることで、自分に合ったキャリア選択ができるでしょう。
③企業理解編
続いて、企業の実態に関する質問例を紹介します。
企業の実態については会社説明会などからは回答を得ることが出来ないため、OB・OG訪問の際に積極的に質問するのがおすすめです。
・有給休暇はしっかりと取得できる環境ですか? ・産休や育休は実際に取得しやすいですか? ・女性の管理職としての割合はどの程度ですか? ・若手でもチャンスが与えられる環境は整っていますか? ・社員同士の交流や連携はどのように行われていますか? |
これらの質問は、企業の働きやすさや多様性・社内コミュニケーションの実態を探るために役立ちます。
④プライベート編
プライベートな質問をする際には、適切なタイミングを見計らってください。相手のプライバシーに配慮し、不快感を与えるような質問は避けるべきです。
・現在勤めている会社の福利厚生には満足していますか? ・あなたが描くキャリアパスはどのようなものですか? ・仕事を終えた後の時間はどのように過ごしていますか? ・休日や長期休暇をどのように過ごすことが多いですか? ・社内で開催されるイベントや行事はありますか? |
このような質問を通じて、仕事だけでなく、プライベートな側面からも企業とのフィット感を見極められます。
OB・OG訪問で質問する際の注意点5つ
最後に、OB・OG訪問で質問をする際に注意してほしいポイントを5つ紹介します。
- 3日前までにアポメールを送る
- 質問は5~10個用意する
- 質問の優先度を考えていく
- 企業情報を調べてから行く
- 具体的な質問をする
①3日前までにアポメールを送る
OB・OG訪問のアポを取るためには、メールでの連絡は訪問予定日の少なくとも3日前に完了させることが望ましいです。相手方が日程調整や準備を行う上で十分な時間を確保できるためです。
また、予定がすでに埋まっている可能性も考慮し、予定を決める際には余裕を持つことが重要ですよ。
②質問は5~10個程用意する
OB・OG訪問時には、5から10個の質問を準備することが理想的です。効果的に情報を集めつつ、相手に負担をかけすぎることなく対話を進められます。
訪問の時間やその他の状況に応じて質問の数を調整することも大事です。
一方で訪問時間が十分にある場合は、より多くの質問を準備するのがおすすめです。
③質問の優先度を考えていく
OB・OG訪問では、限られた時間で質問をする必要があるため、質問の優先度を決めておくことが大事です。
重要なのは、まず自分のキャリアや将来の進路に直結する、価値ある情報を集めることです。質問はその人からしか回答を得られないような、専門的で具体的な経験に基づいた内容が理想的です。
最も重要な質問から始めることで、相手から有益な情報を効率よく引き出せますよ。
④企業情報を調べてから行く
OB・OG訪問を控えた際には、訪問先の企業に関する情報を事前にリサーチしておくことが求められます。
これは、表面的な情報だけでなく、実質的な情報を得るために重要なステップです。
また、事前の準備はあなたの情熱と真剣な姿勢を示す機会でもあります。企業に関する豊富な知識は、あなたの印象を強くするためにも不可欠です。
⑤具体的な質問をする
OB・OG訪問における質問は、個人の見解や意見を取り入れて具体化することがおすすめです。質問の内容が具体的になり、相手も答えやすくなるという利点があるためです。
例えば、「この業界の将来性に関して、私は○○と考えていますが、あなたの見解はいかがですか?」といった形で自分の意見を交えることが大切です。
自分の考えを質問に盛り込む習慣をつけることで、OB・OG訪問だけでなく、将来的に面接などでの質問の質を高めることも期待できますよ。
OB・OG訪問の質問を考えて実のある時間にしよう
OB・OG訪問における質問の例を紹介しました。OB・OG訪問は企業や業界の知識を深めるだけでなく、実際に就職活動を行った先輩から貴重なアドバイスを受けられる絶好のチャンスです。
質問を通じて重要な情報を手に入れ、就職活動をスムーズに進めるためのポイントをしっかりと押さえましょう!
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。