【例文7選】二次面接が終わった際のお礼メールの書き方|ポイントや注意点を解説
「二次面接の後って、お礼メールを送ったほうがいいのかな?」と迷ったことはありませんか?
結論から言うと、お礼メールは送るべきです。必須ではないものの、感謝の気持ちや選考への意欲を伝えることで、面接官に好印象を残すきっかけになります。
この記事では、二次面接後にお礼メールを送る意味や必要な項目、好印象を与える書き方のコツ、そして実際に使える例文集まで、詳しく解説しています。
どんな相手にも失礼のないメールが書けるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
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二次面接後にお礼メールは送るべき

就活中、「二次面接後にもお礼メールを送るべきか」と迷う方は多いかもしれません。とくに選考が進んでいくと、メールを送る必要性に疑問を感じる人もいるでしょう。
結論として、二次面接後にもお礼メールを送りましょう。理由は、ビジネスマナーを意識していることを伝えられるだけでなく、自分の志望度の高さをアピールできるからです。
たとえ合否に直接関係しなかったとしても、企業側に丁寧で前向きな印象を残せるでしょう。結果的に、他の候補者との差別化につながる可能性もあるのです。
迷ったときこそ、基本を大切にして行動することが、就活を一歩前へ進めてくれるはずですよ。
二次面接後にお礼メールを送る目的

二次面接が終わったあと、「お礼メールは送ったほうがいいのか」「どんな意味があるのか」と悩む就活生は多いものです。実は、お礼メールには単なる礼儀にとどまらない重要な役割があるでしょう。
ここでは、その目的を5つに分けて解説します。
- 感謝の気持ちを伝えるため
- 面接官への好印象を残すため
- 二次面接の振り返りと意欲の再表明のため
- ビジネスマナーをアピールするため
- 選考への真剣さを示すため
① 感謝の気持ちを伝えるため
お礼メールを送る最大の目的は、面接の機会を与えてくれた企業に対して感謝の気持ちを伝えることです。面接には担当者の時間と労力が割かれています。
それに対して、きちんとお礼を伝えることは就活生として当然の対応でしょう。また、丁寧な言葉で感謝を示すことで、誠実な印象も与えられます。
実際、社会人としての基本的な姿勢やマナーは、面接の評価ポイントの一部といえるでしょう。たとえ短い文章でも、まごころのこもったメールは相手の記憶に残りやすくなります。
わずかな手間かもしれませんが、その一通が内定につながる可能性もあるのです。
② 面接官への好印象を残すため
面接を終えたあとに好印象を残せるかどうかは、選考において意外と大きな意味を持ちます。お礼メールは、その印象を補強するチャンスです。
とくに、面接のやりとりに触れながら丁寧な文章を送ることで、「話をしっかり聞いていた」「細やかな気遣いができる」といった評価を得やすくなります。
もし面接中に特別なアピールができなかったと感じていても、補足のひと言で印象が変わることもあるでしょう。小さな行動かもしれませんが、他の就活生との差を生む大きな一歩になるはずです。
③ 二次面接の振り返りと意欲の再表明のため
面接直後は、自分の発言や受けた質問を思い返す絶好のタイミングです。このときに送るお礼メールには、面接の振り返りと合わせて、志望の気持ちをあらためて伝える役割もあります。
たとえば、「○○のお話を聞いて、御社で働きたい気持ちがより強まりました」と添えるだけでも、意欲がしっかりと伝わるのです。伝えきれなかった強みや想いを短く補足するのも有効でしょう。
ただし、内容が長くなりすぎると読みにくくなってしまいます。簡潔で明確な表現を心がけてください。メールは面接の延長線上にあると考えると、自然な内容になるはずです。
④ ビジネスマナーをアピールするため
就職活動は、社会人としてのマナーが問われる最初の場面でもあります。そのなかで、メールのやりとりはマナーの基本が自然と表れる場面です。
正しい敬語の使い方、相手を気遣う文面、読みやすい構成などが丁寧に整っていれば、「この学生はしっかりしているな」と受け取ってもらえるでしょう。
送るタイミングも大切で、面接の翌日中には送信するのが一般的です。形式だけ整えたメールでは意味がありません。
文章の中に自分の気持ちや意図がしっかり込められていれば、それは十分に伝わるものです。
⑤ 選考への真剣さを示すため
企業は、どの学生が真剣に選考へ臨んでいるのかを常に見ています。その判断材料の1つが、お礼メールといえるでしょう。
面接を受けたことに対する感謝だけでなく、企業の魅力や自分がどう関わっていきたいかを短く伝えることで、「この人は本気だ」と受け取ってもらえるかもしれません。
逆に、何もアクションを起こさなければ、「熱意が薄いのかも」と思われてしまう可能性も。選考に対する誠実な姿勢を示す手段として、お礼メールを有効に活用してください。
二次面接後のお礼メールに必要な項目

お礼メールを丁寧に仕上げるには、基本の構成を正しく理解しておくことが欠かせません。
ここでは、就活生が最低限押さえておくべきお礼メールの基本構成について、5つの項目に分けて解説します。内容と合わせて、形式面にも配慮しながらメールを作成するようにしましょう。
- 宛先
- 件名
- 本文
- 結びの言葉
- 署名
① 宛先
メールの冒頭で最初に記載するのが宛先です。ここで間違いや表記の不備があると、メール全体の印象を損ねかねません。
担当者の名前がわかっている場合は、「株式会社〇〇 人事部 〇〇様」など、会社名・部署名・氏名の順で丁寧に書きましょう。敬称「様」は必ず付けるようにしてください。
また、メールアドレスの入力ミスにも注意が必要です。正しく送信されたつもりでも、アドレスの一文字違いで届かないこともあります。
特にスマートフォンで操作する際は、予測変換や自動入力による誤りが起きやすいため、送信前に必ず見直しましょう。
もし宛名が分からない場合には、「採用ご担当者様」と記載すれば問題ありません。無理に個人名を入れようとして間違えるよりも、丁寧な表現でまとめることのほうが重要です。
小さな部分ですが、信頼につながる第一歩として丁寧に対応しましょう。
② 件名
件名はメールの顔ともいえる部分であり、第一印象を左右します。採用担当者は日々多くのメールを受信しているため、件名が曖昧だったり長すぎたりすると見落とされる可能性も。
短く、内容がひと目で伝わるよう意識しましょう。基本的には、「二次面接のお礼(氏名)」や「〇月〇日 面接のお礼(氏名)」といった形式が好まれます。
企業によっては受信メールを自動で振り分けているケースもあるため、「お礼」「面接」「氏名」といったキーワードを含めることが望ましいです。
また、件名の先頭に「RE:」「FWD:」などの不要な記号が自動で入ることもあるので、送信前に余計な文字が入っていないかも確認してください。件名ひとつにも誠実さと配慮を込める姿勢が求められます。
③ 本文
本文はお礼メールの中心となる部分であり、感謝の気持ちを伝える最も重要な箇所です。まずは、面接の機会を設けてくれたことへのお礼をはっきりと伝えましょう。
そのうえで、面接中に印象に残ったエピソードや、話を聞いて感じたこと、自分の志望意欲について具体的に述べると効果的です。
構成としては、「感謝→印象→意欲」の流れで1〜3段落に分けて記載すると読みやすくなります。
たとえば、「〇〇様から伺った貴社の取り組みが特に印象に残りました」といった一文を入れることで、面接をしっかり受け止めた姿勢が伝わるのです。
ただし、あまりに長文になると読み手に負担を与えてしまうため、簡潔に、かつ要点を押さえてまとめましょう。
敬語の使い方や段落の整え方にも注意しながら、読み手に配慮した表現を心がけてください。
④ 結びの言葉
メールの締めくくりには、あらためて感謝の気持ちを伝える一文を入れましょう。
定番の表現としては、「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」や「引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます」などがあります。
結びの文は形式的に感じるかもしれませんが、ビジネスメールにおいては非常に重要な要素です。この一文があるかないかで、メール全体の印象が大きく変わることも。
また、「ご返信には及びません」といった気遣いを含めた文も、適宜加えるとより丁寧な印象になります。文章の締めがしっかりしていることで、誠実で落ち着いた人柄が伝わりやすくなるでしょう。
感謝と敬意を忘れず、丁寧にまとめてください。
⑤ 署名
署名は、メールの最後に記載する自己紹介と連絡先のまとめです。あなたが誰で、どこに所属し、どのような連絡先を持っているのかを明確に伝える役割を果たします。
署名には、氏名、大学名、学部・学科、電話番号、メールアドレスを記載するのが一般的。特に名前と連絡先は、相手が返信するときに必要な情報になるため、正確に記載してください。
場合によっては、学年や卒業予定年月などを加えてもよいでしょう。署名が整っていると、メール全体の印象もきちんとしたものになります。一方で、入力ミスや記載漏れがあると信頼を損ねかねません。
誤字脱字がないか、送信前に念入りにチェックすることが大切です。メールの終わりまで丁寧に仕上げることで、相手に安心感と信頼感を与えられるでしょう。
二次面接のお礼メールの書き方のポイント

お礼メールを送るとき、「どんな言葉を使えばいいか」「文章の長さはどれくらいが適切か」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、二次面接後に送るお礼メールをより好印象に仕上げるための5つのポイントを紹介します。
- 自分の言葉で気持ちを伝える
- 敬語や丁寧な言葉遣いを徹底する
- 本文は簡潔に1〜3段落でまとめる
- 企業や面接の具体的な内容に触れる
- 自己アピールは控えめにする
① 自分の言葉で気持ちを伝える
お礼メールでは、ネット上のテンプレートをそのまま使うのではなく、自分の言葉で感謝の気持ちを伝えることが大切です。形式的な表現ばかりだと、面接官には機械的な印象を与えかねません。
一方で、面接中に感じたことや印象に残った話題を交えながら書けば、あなたらしさが自然に伝わります。
「○○について伺えて参考になりました」といった具体的な一文があると、親しみや誠実さを感じてもらいやすくなるでしょう。気取らず、丁寧で素直な言葉選びを心がけてください。
② 敬語や丁寧な言葉遣いを徹底する
お礼メールは企業への公式な連絡であるため、敬語や丁寧な言葉遣いは欠かせません。くだけた表現やカジュアルな口調は避け、読みやすく自然な文章に整えることが重要です。
「お世話になっております」「ありがとうございました」などの定型句は適切に使いながらも、二重敬語や不自然な言い回しになっていないかを見直しましょう。
読み返したときに違和感を覚えたら、言い換えることをおすすめします。正しい敬語が使えているかどうかは、ビジネスマナーの基本として相手も見ているはずです。
③ 本文は簡潔に1〜3段落でまとめる
お礼メールは、読み手の負担を減らすためにも1〜3段落にまとめるのが適切です。長すぎる文章は読みづらくなり、伝えたいこともぼやけてしまいます。
最初に感謝の言葉を述べ、その後に面接で印象に残った話題や学びについて触れ、最後に志望の気持ちを添えると、自然な構成になるでしょう。
スマートフォンで読まれる可能性もあるため、改行や段落分けにも気を配ってください。要点をしぼり、簡潔かつ明確に伝えることが大切です。
④ 企業や面接の具体的な内容に触れる
お礼メールには、面接で話題に出た具体的な内容を軽く盛り込むと良いでしょう。「お時間をいただきありがとうございました」だけでは印象に残りにくいものです。
たとえば、「○○プロジェクトに関するお話が印象的でした」など、面接中に興味を持った話題に触れることで、「よく話を聞いていた」と好印象を与えられます。
話題をいくつも盛り込むとまとまりがなくなるため、1〜2点にしぼって簡潔に触れるよう意識してください。
⑤ 自己アピールは控えめにする
お礼メールの主な目的は感謝を伝えることです。強い自己アピールは控えたほうが無難。
「御社でぜひ働きたいです」といった志望の意欲を伝えるのは問題ありませんが、実績や経歴の詳細に踏み込むのは避けましょう。
過度なアピールは「場違い」と受け取られてしまう可能性もあります。あくまで相手に対する礼儀と敬意を優先してください。感謝を中心とした誠実な内容が、結果的に良い印象につながるはずです。
二次面接のお礼メール例文

面接後にお礼メールを送りたいけれど、どのような文章にすればいいか迷う方は多いはずです。
ここでは、状況や相手に応じた具体的な文例を紹介することで、メール作成の不安を解消できるようまとめています。
- 基本的な二次面接お礼メールの例文
- シンプルかつ丁寧なお礼メールの例文
- 人事担当者宛のお礼メールの例文
- 現場社員宛のお礼メールの例文
- 役員・社長宛のお礼メールの例文
- 面接に遅刻した場合のお礼メールの例文
- オンライン面接でトラブルがあった場合の例文
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①基本的な二次面接お礼メールの例文
ここでは、もっともスタンダードな二次面接後のお礼メールの例文を紹介します。学生から採用担当者に送る内容として自然で丁寧な文章に整えました。
《例文》
件名:二次面接のお礼(○○大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 ○○様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 本日はお忙しい中、二次面接の機会をいただき誠にありがとうございました。 ○○様から事業の展望について直接お話を伺い、貴社で働くイメージがより明確になりました。 特に、○○業界における新しい取り組みへの挑戦に強く惹かれ、自分もその一員として貢献したいという思いがいっそう強くなりました。 本日の面接を通して、貴社で働きたいという意欲がさらに高まりました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 末筆ながら、貴重なお時間をいただきましたこと、重ねてお礼申し上げます。 ────────────── 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇 〇〇 電話:090-××××-×××× メール:xxxx@example.com |
上記の【メールは自動作成シート】で作成したものです
《解説》
テンプレートに頼らず、自分が感じた印象や学びを文章に織り込むことがポイントです。企業名や担当者名を正確に記載し、簡潔かつ誠実にまとめましょう。
②シンプルかつ丁寧なお礼メールの例文
ここでは、文章量をおさえつつも、丁寧さと誠意が伝わる二次面接後のお礼メールの例文を紹介します。忙しい担当者に配慮した、簡潔で実用的な構成です。
《例文》
件名:二次面接のお礼(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 〇〇様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。面接でお話を伺うなかで、貴社の社風や事業への姿勢に深く共感いたしました。 学生時代のアルバイトで、チームで課題を解決する力を磨いてきた経験を、貴社の業務でも活かせると感じております。 本日の面接を通じて、貴社で働きたい気持ちが一層強まりました。何卒よろしくお願い申し上げます。 ────────────── 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇 〇〇 電話:090-××××-×××× メール:xxxx@example.com |
上記の【メールは自動作成シート】で作成したものです
《解説》
短めの文面でも、感謝・印象・意欲の3点が入っていれば十分に好印象です。自分の強みや経験は簡潔に触れる程度にとどめましょう。
③人事担当者宛のお礼メールの例文
ここでは、人事担当者へ送る二次面接後のお礼メールの例文を紹介します。企業の第一窓口である人事の方に、丁寧かつ誠意を込めて伝える構成に仕上げました。
《例文》
件名:二次面接のお礼(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 〇〇様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 本日は二次面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 〇〇様から職場環境や研修制度について伺い、働くうえでの安心感やサポート体制の手厚さに魅力を感じました。 私はサークル活動で新入生のサポート役を務めてきた経験があり、相手を思いやる姿勢やサポート力を大切にしてきました。 そうした経験を活かし、貴社の一員として貢献できるよう尽力したいと考えております。 引き続き、何卒よろしくお願いいたします。 ────────────── 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇 〇〇 電話:090-××××-×××× メール:xxxx@example.com |
上記の【メールは自動作成シート】で作成したものです
《解説》
人事担当者宛のメールでは、聞いた内容にしっかり触れたうえで、自分の経験を関連づけると効果的です。サポートやチーム意識に関する内容は特に好印象につながります。
④現場社員宛のお礼メールの例文
ここでは、面接で対応してくれた現場社員の方に送るお礼メールの例文を紹介します。実際に働く人の話に共感を示しつつ、自分の姿勢を伝えることがポイントです。
《例文》
件名:二次面接のお礼(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 本日は二次面接の貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。 〇〇様から現場の業務内容やチームの雰囲気について具体的に教えていただき、仕事への理解が深まりました。 アルバイト先でもチームで目標に向かって協力し合う経験が多く、〇〇様の「支え合いを大切にしている」という言葉に強く共感いたしました。 貴社で私もそのような環境に加わり、前向きに挑戦していきたいと考えております。 今後とも何卒よろしくお願いいたします。 ────────────── 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇 〇〇 電話:090-××××-×××× メール:xxxx@example.com |
《解説》
現場社員へのお礼メールでは、実際の会話内容を振り返って共感を伝えると効果的です。「共感+自分の経験」という流れを意識すると自然で印象に残る文面になります。
⑤役員・社長宛のお礼メールの例文
ここでは、二次面接で役員や社長と直接お話しした際に送るお礼メールの例文をご紹介します。経営目線の話に対する共感や学びを自分の言葉で伝えることが大切です。
《例文》
件名:二次面接のお礼(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 代表取締役社長 〇〇様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 本日はご多忙のなか、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。 〇〇様のお話から、貴社の成長への想いや、社会に与える価値について深く理解することができました。 私はゼミ活動で地域の課題解決に取り組んできた経験があり、「誰かの役に立つ事業が本物」というお言葉が特に印象に残りました。 私もそうした価値を大切にしながら、社会に貢献できる人材を目指したいと考えております。 引き続き、何卒よろしくお願いいたします。 ────────────── 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇 〇〇 電話:090-××××-×××× メール:xxxx@example.com |
《解説》
役員・社長宛のメールでは、聞いた話から得た学びや影響を具体的に書くと好印象です。形式だけでなく「心に残った言葉」を引用すると、真剣さが伝わりやすくなります。
⑥面接に遅刻した場合のお礼メールの例文
ここでは、やむを得ず二次面接に遅刻してしまった際に送るお礼メールの例文を紹介します。感謝の気持ちと同時に、丁寧な謝罪を伝えるバランスが重要です。
《例文》
件名:本日の面接のお礼とお詫び(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 〇〇様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 本日はお忙しいなか、面接のお時間をいただき誠にありがとうございました。 また、電車の遅延により面接開始時刻に遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、丁寧にご対応いただき、心より感謝申し上げます。 面接中に伺った〇〇事業のお話はとても興味深く、貴社で働くことへの意欲がさらに強まりました。今後は同様のことがないよう、時間管理に一層注意してまいります。 改めまして、本日は誠にありがとうございました。 ────────────── 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇 〇〇 電話:090-××××-×××× メール:xxxx@example.com |
《解説》
遅刻した場合でも、素直に謝罪しつつ感謝を忘れないことが大切です。原因の説明は簡潔にとどめ、今後の反省姿勢をしっかり伝えるよう意識しましょう。
⑦オンライン面接でトラブルがあった場合の例文
ここでは、通信環境などの不具合でオンライン面接に支障が出てしまった際のお礼メール例文を紹介します。状況への謝意と感謝を丁寧に伝えることが信頼につながるでしょう。
《例文》
件名:本日のオンライン面接のお礼とお詫び(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 人事部 〇〇様 お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 本日はオンラインにて二次面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 途中、通信不良によりご迷惑をおかけしてしまい、深くお詫び申し上げます。ご対応いただいたことに心より感謝しております。 〇〇様からお話しいただいた新規事業の取り組みはとても印象的で、自分の挑戦意欲に火がつきました。改めて貴社で働きたいという気持ちが強くなりました。 今後このようなトラブルが起きないよう、事前準備を一層徹底してまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。 ────────────── 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 氏名:〇〇 〇〇 電話:090-××××-×××× メール:xxxx@example.com |
《解説》
オンライン面接でのトラブル時は、素直な謝罪と感謝の両方を入れることが大切です。相手のフォローに対するお礼も忘れずに入れると好印象につながります。
二次面接のお礼メールを送る際の注意点

お礼メールを送るときは、内容や言葉遣いだけでなく、タイミングや表現にも注意が必要です。ほんの少しの気配りが、面接官の印象を大きく左右することも。
ここでは、お礼メールで失敗しないために気をつけたい7つのポイントを紹介します。
- 24時間以内に送信する
- 誤字脱字がないように見直す
- 企業名や担当者名の誤りを避ける
- 返信が不要であることを明記する
- テンプレートの使い回しを避ける
- 本文で強調表現を多用しないようにする
- 企業からのメール本文を削除しないようにする
① 24時間以内に送信する
お礼メールは、できる限り早く送ることが大切です。もっとも理想的なのは面接当日中に送信することですが、難しい場合でも翌日の同じ時間帯まで、つまり24時間以内に送るのが基本と考えましょう。
時間が経つとともに印象も薄れがちなので、なるべくその日のうちに、記憶が新しいうちに送るのがベストです。
また、日をまたいでしまった場合も、朝の時間帯や業務時間内に送ることでビジネスマナーとして整った印象になります。
準備不足で送信が遅れてしまわないように、事前にメール文の構成を考えておくと安心です。
② 誤字脱字がないように見直す
お礼メールは、誤字や脱字があるとそれだけで印象を損ねることになりかねません。
特に名前や会社名の漢字ミス、句読点の抜け、助詞の使い方などはよくあるミスです。急いで送ろうとせず、一度書き終えたら必ず読み返すことが重要。
時間に余裕があれば、一旦下書き保存し、数時間置いてから見直すと、誤りにも気づきやすくなります。
また、パソコンではなくスマートフォンでメールを作成する場合は、自動変換による変な漢字や送り仮名のミスも起きがちです。文字入力に慣れていても油断せず、必ず目視でチェックしましょう。
③ 企業名や担当者名の誤りを避ける
企業名や担当者の名前を間違えてしまうと、それだけで大きなマイナス評価につながる可能性があります。
特に面接後という大切な場面では、「本当にこの会社を志望しているのか?」「失礼な人なのではないか」と疑念を持たれてしまう恐れも。
名前の読みや漢字は間違えやすいポイントなので、送信前にしっかり確認してください。
また、「株式会社」と「(株)」などの表記方法の揺れにも注意しましょう。相手の表記に合わせて統一するのが無難です。
メールの冒頭や宛名に記載する場合は特に目立ちやすいため、ミスがないか慎重に見直すことが重要でしょう。
④ 返信が不要であることを明記する
お礼メールを送った後、返信が必要かどうかで企業側が悩んでしまうこともあります。とくに忙しい面接官や人事担当者にとって、返信の有無が曖昧なメールは、意外と対応に時間を割かせてしまうのです。
そのため、メールの末尾に「ご返信には及びません」「返信は不要でございます」など、あらかじめ返信不要の旨をひとこと添えておくのがおすすめ。
こうした配慮のある一文があることで、受け取る側も安心して読めるうえ、あなたの気遣いも伝わるでしょう。
⑤ テンプレートの使い回しを避ける
お礼メールを書くときにテンプレートを使うのは悪いことではありませんが、それをそのまま使い回すのは避けた方がよいでしょう。
とくに複数の企業に応募している場合、メール本文をコピーして使い回いしてしまいがちですが、受け取る側はその違和感に気づくものです。
そのため、企業名や担当者名の変更だけではなく、面接の内容や印象に触れた文章を加えるのがおすすめ。
たとえば「○○様のご説明に感銘を受けました」「○○業務に対する姿勢に共感しました」といった一文を入れましょう。
テンプレートはあくまでベースとして活用し、自分の言葉で内容を肉付けするように心がけましょう。
⑥ 本文で強調表現を多用しないようにする
ビジネスメールでは、「大変〜」「心より〜」「誠に〜」などの強調表現を多用すると、かえって過剰に感じられることがあります。
特にメールは文字だけで伝える手段なので、言い回しが過剰になると、かえって軽々しく受け取られてしまう恐れも。強調表現は、ここぞという場面に1〜2か所使う程度で十分です。
落ち着いたトーンでまとめられた文章の方が、社会人としての落ち着きや誠実さを印象づけられるでしょう。
⑦ 企業からのメール本文を削除しないようにする
お礼メールを返信形式で送るとき、うっかり相手からのメール本文を削除してしまう人がいます。しかし、これは避けるべきミスです。
特に企業側が複数の候補者とやり取りをしている場合、あなたからの返信だけが単独で届くと、「これは誰だったか」「どの面接の話か」と混乱を招く原因になります。
また、元のメールに記載されていた面接時間や担当者名など、確認事項が残っていることで、情報の行き違いを防げるでしょう。
二次面接後のお礼メールはマナーを守って好印象を目指そう!

二次面接後にお礼メールを送ることは、就活における基本マナーであると同時に、他の応募者と差をつける重要な機会です。
お礼メールを作成する際は、宛先や件名、本文構成など必要な項目を正しく整えることが大切。また、自分の言葉で簡潔にまとめ、敬語や丁寧さにも気を配りましょう。
例文を参考にしつつも、テンプレートの使い回しは避けてください。24時間以内に送る、誤字脱字を見直すといった注意点を守ることで、信頼感のある印象を残せますよ。
お礼メールは選考後の一通の連絡で、評価を高める大きなチャンスとなるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。