【例文4選】就活の自己PR例文を紹介!テンプレート・注意点も解説
就活のESや面接対策で、「自己PR」に関して悩んでいる人も多くいるのではないでしょうか。
効果的な自己PRを作成するには、ポイントを理解したうえで例文を参考にすることがおすすめです。
そのため本記事では、自己PRのポイントや注意点、例文などを紹介します。
自己PRの参考にする例文を探している人は、ぜひご参考にしてくださいね。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
自己PRとは自分の強みを企業目線でアピールする機会

自己PRは、企業へ入社した後に貢献できる人材であることをアピールする機会です。
自分の強みについて整理し、企業が求める人物像に自分が当てはまっていることをアピールする必要があります。
自己PRについて考えたとき、自己紹介との違いが気になる人も多いのではないでしょうか。自己PRと自己紹介には、以下の目的の違いがあります。
- 自己PR:企業に貢献できる人材であるかを確認する
- 自己紹介:就活生の人柄や価値観を確認する
企業が自己PRを質問する目的3つ

ここでは、企業が自己PRを質問する目的を以下の3つに整理して紹介します。
- 自社とマッチしているか知りたい
- 論理的説明ができるか知りたい
- 基本的なマナーを守れているか知りたい
採用担当者に好印象を与える自己PRを作り上げるには、質問の意図を理解しておくことが大切です。ここで、一緒に確認しておきましょう。
①自社とマッチしているか知りたい
企業が自己PRを就活生に問う理由としてまず考えられるのが、就活生と自社の相性の確認です。
自社が求める能力を持っているか、就活生の強みが入社後に活かせるものなのかを確認しようとしています。
また、就活生の能力だけでなく特徴も確認し、自社の社風と合致するかも面接官が確認したいポイントです。
就活生が優秀とわかったとしても、自社の社員たちとうまくやっていけそうにないと判断されたら、内定は難しくなります。
②論理的説明ができるか知りたい
論理的説明ができる人材であるかどうかも、自己PRによって企業が確認したいポイントです。
仕事においては、自分の考えを相手に的確かつ分かりやすく伝えることが求められます。
どんなに魅力的な人材であっても、自分の強みを論理的に説明できない場合はマイナス評価になってしまう可能性が高いでしょう。
自己PRを考える際には内容を練り上げるだけでなく、構成や表現にこだわって分かりやすい話にすることも大切です。
③基本的なマナーを守れているか知りたい
採用担当者は、自己PRを話す就活生の様子を見て基本的なビジネスマナーを守れているかどうかも確認しています。
自社の社員として今後顧客やその他関係者とやり取りをしてもらうにあたって、ビジネスマナーの守ることは前提条件だと企業は考えています。
相手の目を見て話す、面接官が質問をする前から勝手に話し始めないなど、基本的なマナーはひと通り押さえておきましょう。
面接ではどうしてもある程度緊張してしまうものなので、普段からビジネスマナーを意識して無意識にできるようにしておくと安心です。
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簡単3STEP|自己PRを書き時の基本的な構成案を紹介

ここでは、自己PRを作成するにあたってのテンプレートと言える流れを以下の3段階に分けて紹介します。
- 強み(結論)を伝える
- 根拠となるエピソードを伝える
- 入社後に強みをどう活かすか伝える
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①強み(結論)を伝える
自己PRを書くにあたってはまず、結論にあたる自分の強みをアピールします。結論を最初に伝えることで、論理的で分かりやすい文章になるためです。
また、結論を最初に持ってくるのは、社会人としての基本でもあります。
結論を最初に伝えないと、採用担当者に「論理的説明ができない」「基本を理解していない」と思われてしまう恐れもあるでしょう。
「私の強みは○○です」「私は△△を強みとしています」などと最初に伝え、自己PRを始めるようにしてください。
②根拠となるエピソードを伝える
結論である強みを最初に伝えたら、次に強みの根拠となるエピソードを盛り込みます。実体験を盛り込むことで、話の説得力が増すためです。
また、自分だけの体験を盛り込むことで、自然に他の就活生との差別化を図れます。
エピソードを伝える際には、「課題・問題→行動→結果・成果→そこから得たもの」の流れで構成できると説得力が増すでしょう。
エピソードの内容は、部活動やアルバイト、学業など基本的にはなんでも問題ありません。
③入社後に強みをどう活かすか伝える
強みとエピソードを紹介したら、入社後に強みをどう活かすかを伝えて自己PRを終えます。
採用担当者は、あくまでも採用のメリットを知りたがっているためです。どんな強みも、自社で発揮してくれなくてはあまり意味がありません。
また、入社後について語ることで、採用担当者に働いている姿をイメージしてもらうことも期待できます。
「御社に入社したら、○○の強みを活かして貢献したいと考えています」と、入社後の展望を簡単に伝えましょう。
自己PRを考える際のポイント6つ

ここでは、自己PRを考える際のポイントとして以下の6点を紹介します。
- PREP法を意識する
- できるだけ数字を盛り込んで具体的にする
- 業界研究・企業研究をしっかりと行う
- 仕事に活かせる長所を意識する
- アピールポイントは絞る
- 分かりやすく簡潔にすることを意識する
①PREP法を意識する
自己PRを作成するにあたっては、「PREP法」を意識することが大切です。PREP法とは、以下の流れで文章を組み立てる手法を指します。
- P:Point(結論)
- R:Reason(理由)
- E:Example(具体例)
- P:Point(結論の繰り返し)
PREP法の流れを意識することで、論理的かつ簡潔で分かりやすい話になりやすいのです。
先ほど紹介した自己PRのテンプレートを意識することで、PREP法に則った話にできます。PREP法は社会人になっても重要なので、今から練習しておきましょう。
②できるだけ数字を盛り込んで具体的にする
自己PRを作成するにあたっては、できるだけ数字を盛り込むことが大切です。数字を盛り込むことで、話の具体性や説得力が増します。
たとえば、「毎日練習を頑張った」と話すよりも、「毎日練習を5時間行った」と話した方が、どれだけ頑張ったのか相手がイメージしやすいでしょう。
「大会で〇位に入った」「〇日間続けた」などと、数字を入れられるところでは数字を入れて話の具体性を高めてみてください。
③業界研究・企業研究をしっかりと行う
業界研究や企業研究を事前にしっかりと行うことも、自己PRの作成時には大切なポイントです。
効果的な自己PRに練り上げるためには、企業の社風や求める人物像などを把握しておく必要があります。
どんなに自己PRを魅力的にねりあげたとしても、企業が求める資質とはかけ離れたアピールをしていては良い印象は与えられません。
業界研究・企業研究を行って企業目線でほしい就活生を把握したうえで自己分析をすると、効率的にエピソードを選択できるでしょう。
④仕事に活かせる長所を意識する
アピールポイントを考える場合、仕事に活かせる長所を意識することも大切です。
自己PRでは、採用担当者に自分を採用するメリットを感じてもらう必要があります。そのためには、採用担当者目線に立たなくてはいけません。
たとえば、チームワークが要求される業務において、「一人でコツコツと努力できる」との強みはあまり採用担当者に刺さらない可能性があります。
企業の社風や求める人物像に加えて、自分が応募する職種に求められる資質についても考えてみると良いでしょう。
⑤アピールポイントは絞る
盛り込むアピールポイントは、できるだけ絞ることも大切です。盛り込むポイントが多すぎると、伝えたいことがぶれて分かりにくくなってしまいます。
「結局何を言いたかったのか分からない」と思われて、マイナス評価につながることも考えられるでしょう。
アピールポイントは基本的に1つ、多くても2つに絞ることが大切です。
アピールポイントを絞って、それぞれを深掘りする意識を持つことをおすすめします。
⑥分かりやすく簡潔にすることを意識する
自己PRに限らず、就活で企業に伝える文章を考える際には分かりやすく簡潔にする意識が求められます。
仕事での連絡や報告は、できるだけ端的に分かりやすく行うことが基本であるためです。
先ほど紹介したPREP法だけでなく、一文が長くなり過ぎないようにすることも大切でしょう。
また、履歴書やエントリーシートに記述する場合は、適度に改行して文字が詰まっている印象を与えないようにしてみてください。
自己PRを作成する際の注意点を3つ紹介

ここでは、自己PRのNGポイントとして以下の3つを紹介します。
- ネガティブな表現を避ける
- 嘘や過剰な誇張を入れない
- 内容に整合性がない状況を避ける
①ネガティブな表現を避ける
自己PRをする際には、ネガティブな表現を避ける必要があります。ネガティブな表現を使うと、自己PR全体にもネガティブなイメージを持たれかねません。
ネガティブな表現が出そうになってきたら、ポジティブな表現に言い換えることが重要です。
たとえば「私は優柔不断です」というとネガティブに取られてしまうので、「慎重に判断する」などと言い換えると良いでしょう。
特に自己分析をしていると短所ばかり思い浮かんでしまう場合は、ポジティブな表現への言いかえを活用してみてください。
②嘘や過剰な誇張を入れない
自己PRをする中では、嘘をついたり過剰に誇張したりすることは避けなくてはいけません。
採用担当者多くの就活生の自己PRに日々触れており、嘘や過度な誇張には気づいてしまうものです。
自分を良く見せたいがために、経験がないことを経験があるように言ったり、実際よりも良い風に誇張したりしてはいけません。
嘘がばれると、マイナスイメージにつながる恐れがあります。自分なりのエピソードでまったく問題ないので、本当のことを伝えるようにしましょう。
③内容に整合性がない状況を避ける
整合性がない内容になってしまうことも、自己PRにおいては避けなくてはいけません。強みとエピソードに一貫性がないと、伝えたいことがブレてしまいます。
また、先ほどお話しした嘘や誇張を交えてしまうと、話のつじつまが合わない事態になる可能性があるでしょう。
自己PRを書き終えたら最初から見直してみて、結論やエピソード、そして入社後の展望に一貫性があるか確認するようにしてください。
【強み別】自己PRの例文を4つ紹介

自己PRを作成する際には、例文を参考にすると効率的です。そのためここでは、自己PRの例文を強み別に以下の通り4つ紹介します。
また、自己PRがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの自動作成ツールを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①積極性をアピールする例文
ゼミ活動での行動を通じて「積極性」をアピールする自己PR例文です。
自己PRでは抽象的な表現にとどまらず、どんな場面で、どのように強みを発揮したのかを明確に伝えることが評価のポイントになります。
【結論】 私は、自ら課題を見つけて行動に移す「積極性」が強みです。状況を待つのではなく、 |
添削コメント|強みの結論自体は明確で好印象ですが、後半が抽象的で印象に残りにくいため、具体的な経験(ゼミ活動)を入れて説得力を補強しました。結論段階で経験の前提が伝わると、その後の展開が理解しやすくなります。 |
【エピソード】 所属していたゼミでは、発表準備が各自に任されていたため、全体の進行が遅れることが多くありました。 |
添削コメント|「問題提起」だけでは具体性に欠けるため、「どんな課題にどう気付き、どう提案したか」を明示しました。積極性の根拠となる行動が伝わり、企業が評価しやすくなります。 |
【エピソード詳細】 発表までのスケジュールを見える化するために、進行管理用のスプレッドシートを作成し、各メンバーの作業状況を共有できるようにしました。 |
添削コメント|行動の具体性がやや弱かったため、「自主的に企画」「具体的な課題を共有」といった文言を加え、積極性を活かした工夫が伝わるように調整しました。就活生にとっても再現しやすい行動モデルです。 |
【成果】 その結果、発表の完成度が向上し、ゼミ担当の先生からも「チームとしてのまとまりが出てきた」と評価を受けました。 |
添削コメント|ゼミの担当の先生からの評価はあり印象は良かったのですが、「良い影響を与えられたと感じています」という文章ではなく、さらにメンバーの声も一緒にアピールすることで、成果の客観性と説得力を高めました。 |
【入社後】 入社後も、課題を見逃さずに積極的に取り組む姿勢を大切にし、チーム全体の成果に貢献していきたいと考えています。 |
添削コメント|「変化を生み出せる人材」は抽象度が高く、具体的な行動イメージが湧きにくいため、「周囲の行動を促す」といった言い換えで、企業内で活かす姿が明確に伝わるようにしました。 |
【NGポイント】
もとの文章では抽象的な表現が多く、強みである「積極性」が具体的にどう発揮されたのかが伝わりづらい内容になっていました。また、主観的な成果表現が含まれていたため、評価する側から見て再現性の判断がしにくかった点も課題でした。
【添削内容】
具体性の弱い部分には、場面設定や行動内容、他者からの反応を明示するよう修正を加えました。主観表現に頼らず、客観的な評価を取り入れることで、行動と結果の因果関係が伝わりやすくなっています。
【どう変わった?】
積極性という強みが、行動と成果を通じて一貫して伝わる構成となりました。企業側から見ても、どんな行動力があり、どうチームに貢献できるかが明確にイメージできる内容になり、選考通過の可能性が高まるでしょう。
・抽象表現は具体化して伝える ・他者の評価も成果として活用 ・入社後の展望を明確に描く |
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「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」そんな就活生の声に答えて、就活マガジンでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」を運営しています。
第一志望である企業の選考に通過するためにも、まずは就活のプロにES添削を依頼してみましょう!LINE登録3分で満足が行くまで添削依頼ができますよ。
②継続力をアピールする例文
この例文は「継続力」をテーマに、TOEICの学習を通じて計画的に努力し続けた経験をアピールしています。
自己PRを作成する際は、強みが実際の行動として示されており、企業でも再現可能であることを意識してください。
【結論】 私の強みは、目標に向かって地道に努力を積み重ねる継続力です。 |
添削コメント|強みの表現が簡潔かつ具体的で、「継続力」の印象が明確に伝わります。読み始めの段階で主張がはっきりしているため、企業側も読み進めやすく、自己PRとして非常に効果的です。 |
【エピソード】 大学では英語力向上を目指し、TOEICのスコアアップに取り組みました。入学当初は英語が苦手で、模試の点数も平均以下でしたが、 |
添削コメント|「キャリアに必要だから」では抽象的で伝わりにくいため、「将来の目標」と「基礎力の必要性」をセットで示し、継続の動機をより明確にしました。企業に納得感を与えるためには、行動の理由を具体化することが大切です。 |
【エピソード詳細】 毎日30分の英単語学習と、週2回のオンライン英会話を1年間継続しました。 |
添削コメント|精神論的な表現ではなく、どのような工夫で習慣化したかを5W1Hに基づいて明示しました。企業は「どんな状況でも粘り強く継続できる人材か」を重視するため、実行力の裏付けがあるかが評価ポイントになります。 |
【成果】 その結果、TOEICスコアは400点から730点に上がり、海外インターンへの参加資格も得ることができました。 |
添削コメント|主観的な「自信につながった」という表現では企業側に伝わりにくいため、成果が実際の行動として発揮されたエピソードに変えました。成果は定量と定性の両面から伝えると、説得力が増します。 |
【入社後】 入社後も、任された業務に対し粘り強く取り組み、着実に成果を出すことで、 |
添削コメント|「信頼される存在」は抽象的で業務との関連が見えづらいため、業務における行動や成果に言い換えました。企業が期待するのは再現性のある働き方であり、「継続力」がどう発揮されるのかを具体的に示すことで説得力が高まります。 |
【NGポイント】
全体として、継続力が「どのように」「なぜ」発揮されたかの説明が抽象的で、行動の裏付けが弱い箇所が目立ちました。また、「自信につながった」「信頼される存在」といった主観的・抽象的表現が多く、企業視点での評価にはつながりにくい構成でした。
【添削内容】
動機や行動の背景を具体化することで納得感を高め、精神論や抽象表現を具体的な工夫や成果のエピソードに差し替えました。さらに、成果や入社後の展望については、業務に直結する表現へとブラッシュアップし、再現性の高さを補いました。
【どう変わった?】
継続力という強みが、将来目標・行動・成果・業務貢献へと一貫してつながる構成となり、企業側にも再現性が伝わる内容へと進化しました。抽象的な印象が排除され、より「実行力ある人材」として評価されやすい文章になったと言えるでしょう。
・動機は背景まで丁寧に描く ・精神論より行動の工夫を示す ・入社後の展望は業務に結びつける |
③コミュニケーション能力をアピールする例文
この例文は「コミュニケーション能力」を強みとしてアピールする構成となっています。
自己PRでは、抽象的な表現だけでなく、実際の行動や工夫が具体的に伝わるように記述することが大切です。誰が見ても再現性を感じられる内容を意識して構成しましょう。
【結論】 私は、相手の立場に立って物事を考える「コミュニケーション能力」が強みです。 |
添削コメント|後半部分は抽象的な表現で、他の就活生と差別化できない点が課題でした。企業は「どのようなコミュニケーションか」を知りたいと考えているため、「対話を通じて合意形成する力」と具体的に言い換えることで、ビジネスで活かせる能力として伝わるように改善しました。 |
【エピソード】 この力を活かして、大学のゼミ活動でリーダーを務め、 |
添削コメント|「意見の食い違いをまとめながら」は漠然としており、どのようにコミュニケーション能力を活かしたのかが見えづらくなっていました。そこで「調整役」という立場を明確に記述し、コミュニケーション力の具体的な発揮場面として表現を修正しています。 |
【エピソード詳細】 ゼミでは、5人1組で地域活性化の企画を発表する課題がありました。意見の対立が続いた際、私は各メンバーの主張を丁寧に聞き、 |
添削コメント|「共通点や目的を整理して共有しました」は抽象的で、読者が具体的な行動をイメージしにくい点が問題でした。そこで、実際に用いた視点や手段(可視化など)を追加し、「どのように整理・共有したのか」が明確になるよう改善しました。 |
【成果】 結果的に、発表は教授から高評価をいただき、学内のプレゼン大会でも優秀賞を受賞しました。 |
添削コメント|メンバーからの感想は主観的で信頼性に欠けるため、客観的な評価として教授の講評に置き換えました。企業は「他者からどう評価されたか」を重視する傾向にあるため、具体的な能力名が含まれる評価を挿入することで説得力を高めました。 |
【入社後】 入社後も、 |
添削コメント|削除箇所は結論部分と内容が重複していたため整理しました。入社後の業務における具体的な行動がイメージできるよう「共通認識の形成」「立場の違いへの配慮」など、ビジネスシーンに即した表現を追加しました。 |
【NGポイント】
全体的に「抽象的な表現」が多く、どんな場面でどう行動したのかが読み手に伝わりにくくなっていました。また、「コミュニケーション能力」としての説得力を担保するには、相手とのやり取りの中で発揮した行動や工夫が欠かせません。具体性を欠いたままでは、どれだけの力があるか判断できず、企業からの評価にはつながりにくいでしょう。
【添削内容】
抽象表現を避け、「何を」「どのように」したのかを5W1Hで具体的に示すようにしました。また、主観的な評価は削除し、第三者からの評価や事実ベースの成果を重視する方向で表現を見直しました。結論や入社後パートでは、繰り返しになっていた表現を削り、内容の重複も解消しています。
【どう変わった?】
「対話を通じて納得を引き出す力」「関係者の意見を整理・可視化する工夫」「ファシリテーション力への高評価」など、企業が評価しやすい要素が加わりました。読んだ採用担当者が「この人は調整力のあるタイプだ」とイメージしやすくなり、コミュニケーション能力を軸とした自己PRとしての説得力が格段に高まったといえるでしょう。
・抽象的な表現を避ける ・評価者視点で成果を示す ・再現可能な工夫を描写する |
④課題解決能力をアピールする例文
この例文は、ゼミ活動におけるチームの停滞を立て直した経験を通じて「課題解決能力」をアピールする内容です。
自己PRを作成する際は、「何を」「どのように」解決したかを具体的に示すことで、説得力が高まります。
【結論】 私は、状況を冷静に整理し、最適な手段を考えて行動する「課題解決能力」に自信があります。 |
添削コメント|「問題の本質を見極め…」は抽象度が高く、具体的な強みの中身が伝わりにくいです。代わりに、「背景や制約を踏まえて現実的に対応する姿勢」と示すことで、企業が業務での再現性を感じやすい表現へ改善しました。 |
【エピソード】 この力を活かして、所属するゼミの研究発表準備において、進捗が遅れていたチームを立て直し、 |
添削コメント|「期限内に完成」は当然の結果に留まり、読後の印象に残りません。課題解決能力を伝えるには、どう仕組みを立て直したか、どんな成果が出たかを明示した方が伝わりやすくなります。 |
【エピソード詳細】 ゼミでは3人1組でプレゼンを行う課題がありましたが、メンバーの予定が合わず、資料作成が滞っていました。私はまずスケジュールと課題を整理し、 |
添削コメント|「作業分担と進捗管理用の表を作成」は表現が曖昧で、どのような工夫をしたのかが見えません。対応策の中身を具体的にし、行動の再現性を高めることで、企業側に「実行力のある人物」と伝わる構成になっています。 |
【成果】 結果として、期限の1日前には完成し、発表内容も高く評価されました。 |
添削コメント|メンバーからの感謝の言葉は主観的で、企業に対して説得力を持ちにくい表現です。代わりに第三者からの客観的評価を提示することで、成果の信頼性が増し、より納得感のあるアピールにつながりました。 |
【入社後】 入社後も、状況を俯瞰して課題を発見し、関係者と連携をとりながら計画的に解決へ導く姿勢を大切にし、 |
添削コメント|「貢献につなげたい」という表現は抽象的で再現性に欠けます。実務での活用イメージを持たせるため、「情報整理」「推進役」など業務で使える行動に落とし込むことで、企業側の評価につながりやすくしています。 |
【NGポイント】
元の文章では抽象的な言い回しが多く、「何をどう解決したのか」が読み手に伝わりにくい構成でした。また、成果に関しても感謝の言葉に頼っており、評価の根拠が主観的だったため、客観性に欠けていた点もマイナス要素となっていました。
【添削内容】
表現の抽象度を下げ、5W1Hを意識して具体化することで、行動内容や成果の根拠が明確になるよう修正しました。特に「進捗管理」や「役割分担」など、課題解決の手法として再現可能な内容へ言い換えた点が大きな変更です。
【どう変わった?】
業務でも活かせる課題解決能力として説得力が増し、「問題を発見し、整理し、解決へ導ける人材」という印象を持たれやすくなりました。結果的に企業の評価ポイントである「再現性」「具体性」「成果の客観性」が強化されています。
・抽象表現は具体化する ・成果は第三者評価で示す ・再現性ある工夫を伝える |
例文を活かして自分なりに自己PRを作成してみましょう!
自己PRの作成においては、採用担当者の意図を理解したうえで基本手順やポイントを押さえて練り上げることが大切です。
今回紹介した例文もぜひご参考にしていただき、採用担当者へのアピールにつながる自己PRを完成させてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。