ガクチカの書き方を徹底解説!テンプレ・深掘り方法・まとめ方も紹介
就職活動において、ガクチカをどのように書けばよいか悩んではいませんか?
就職活動を有利に進めるには効果的なガクチカの書き方を理解し、自分の経験を魅力的に伝えるのが重要です。
今回の記事では、ガクチカの定義・企業が聞く理由・深掘りした書き方のポイント・例文などをまとめました。
魅力的なガクチカを準備して面接で自信を持って自己PRし、志望企業への内定獲得を実現しましょう。
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ガクチカとは?
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を意味し、就職活動において自己PRの重要な要素です。
ガクチカを書くときには、取り組んだ活動の内容・理由・課題・行動・結果を論理的かつ具体的に構成しましょう。
学業・アルバイト・部活動などガクチカのエピソードは、企業の社風や評価基準にあわせて複数用意しておくのがおすすめです。
ガクチカを通じて得た学びや成果を明確にし、志望企業でどのように活かせるかを示せば、採用担当者に好印象を与えられます。
就活でガクチカを聞かれるのはなぜ?
就活でガクチカを聞かれる理由は、以下の2つです。
①学生時代の人間性・価値観・スキルの確認
企業がガクチカを聞くのは、学生時代の経験から応募者の人間性や価値観を把握し、求める人材像に合致するかを判断するためです。
ガクチカは、学生が「どうやって困難を乗り越えたか」「何を学んだか」「どう成長したか」を浮き彫りにする重要な要素です。
学業やゼミの成果をガクチカとしてアピールし、具体的な目標設定や努力を通じて得た成長を企業に伝えましょう。
②論理的思考・コミュニケーション力の確認
企業は応募者の論理的思考力・コミュニケーション力を確認するために、面接の際の話し方やガクチカのエピソードを重視します。
論理的思考力とは問題の原因を探り、整理して解決策を導き出す能力であり、ビジネスにおいては必須のスキルです。
コミュニケーション能力は他者との意思疎通を円滑にする力であり、多くの人たちと協働するためには欠かせません。
面接で採用担当者に好印象を与えるためには、論理的に話を進めつつ要点を明確に伝える能力が求められます。
深掘りしたガクチカの書き方のポイント
深掘りしたガクチカの書き方のポイントは、以下の6つです。
ガクチカの書き方のポイントをあらかじめ把握しておき、効果的に伝わりやすい文章にしましょう。
①結論を最初に書く
ガクチカでは結論を最初に書くと、採用担当者がひと目で内容を把握しやすくなり興味を引けます。
結論ファーストは、ガクチカに限らず志望動機や自己PRなどでも有効で、論理的でわかりやすい文章を作成するための基本です。
結論を最初に述べれば具体的なエピソードや詳細な説明があとに続く形となり、全体の流れに一貫性を持たせられますよ。
結論ファーストの基本を守ってわかりやすく読みやすい文章を書き、採用担当者の印象に残るガクチカを作成しましょう。
②取り組みの動機を明確にする
ガクチカを書くときに、取り組みの動機を明確にするのは非常に重要です。
明確な動機は応募者の価値観や興味を示し、企業が求める人材像と合致するかどうかを判断する材料となります。
動機を説明するときには、具体的なエピソードを用いて説得力を高めましょう。
③具体的な行動を記載する
ガクチカにおいて具体的な行動を記載すれば、採用担当者に対してあなたの努力や成果を説得力を持って伝えられます。
自分の問題解決能力やプロセスの理解度を効果的に伝えられれば、人柄や行動力を伝えられ、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
④どのような結果になったのか提示する
ガクチカでは、取り組んだ活動の結果を、数値や具体的な事例を用いて明確に提示するのが重要です。
結果を明示すれば、応募者の課題解決能力や努力の継続力を、採用担当者にわかりやすく伝えられます。
⑤取り組みでの学びや成長を伝える
ガクチカの取り組みでの学びや成長を伝えるのは、応募者が企業の求める人物像に合致するかを判断できる重要な要素です。
取り組みを通じて得た学びや成長を伝えれば、自己成長の意欲や能力をアピールできます。
学びや成長を伝える場合、単に結果を述べるのではなく、過程においてどのように困難を克服したかを伝えましょう。
⑥ガクチカの最後の終わり方に気をつける
ガクチカの締めくくりはエピソード全体の印象を決定づけるため、慎重に構成する必要があります。
まず、エピソードと締めの内容に一貫性を持たせるとともに、自分の熱意や意欲を強調しましょう。
また、何をどのように学んだのかをまとめ、これからの展望についても触れておくのがおすすめです。
「どのようにキャリアを形成したいか」「どんな将来像を目指すのか」を展望として述べ、採用担当者に強くアピールしましょう。
ガクチカで書くことが本当にない場合の対策
ガクチカで書くことが本当にない場合の対策は、以下の3つです。
自分では当たり前だと思っている経験を、書き方に工夫をしてアピールできるガクチカに仕上げましょう。
①日常の習慣を洗い出す
ガクチカで書くことがないと感じる場合、日常の習慣の洗い出しは効果的な方法です。
日常の習慣を具体的に一覧化すれば、「自分が無意識に行っている習慣」「日常で工夫している点」や自分の強み・特徴を再確認できますよ。
たとえば、毎日のニュースの閲覧を通じて、世の中の動きやトレンドに敏感だとアピールするといった切り口もあります。
日常の習慣を丁寧に見直し、切り口を変えるなどの工夫をしつつガクチカに活かせる要素を見つけ出しましょう。
②趣味や私生活をアピールする
ガクチカで書くことがない場合、趣味や私生活をアピールするのは有効な対策です。
趣味をガクチカとしてアピールするには、設定した目標に向けてどのように取り組んだかを示しましょう。
ガクチカとしてニッチな趣味を選べば、他の就活生との差別化を図れるのは大きな利点です。
たとえば、写真撮影の趣味を通じて観察力・創造力を養えたとアピールする書き方もできます。
趣味を通じて得た学びや成長を、どのように今後のキャリアに活かすかをアピールして好印象を与えましょう。
③小さな成功体験を見つける
ガクチカで書くことがない場合、小さな成功体験を見つけるのは有効な手段です。
小さな成功体験を見つけるためには、学校生活や私生活のなかでの経験や習慣・趣味・特技などにも目を向けましょう。
たとえば、「資格試験の合格」「テストで目標の点数に達した」「サークルでプロジェクトを成功させた」などが挙げられます。
日常生活のなかで小さな成功体験を見つけ、そこから得た学びや成長をガクチカに活用しましょう。
就職活動で活用できる400文字のガクチカのテンプレ・例文
就職活動で活用できる400文字のガクチカのテンプレ・例文として、以下の5例を解説します。
例文をそのまま活用するのではなく、文章構成を分析して自分なりにアレンジしつつ書いてください。
①アルバイトのガクチカの書き方
アルバイトのガクチカの書き方として、以下の例文を参考にしてください。
私は大学2年生のときに地元のカフェではじめたアルバイトを通じて、顧客満足度の大切さやチームで協力する姿勢を学びました。カフェでは接客と同時に新商品のプロモーションの担当となり、売上向上を目指しました。しかし、はじめは商品の魅力をうまく伝えられず、売上が伸び悩んでいました。 そこで、商品の特徴を活かしたプレゼンテーションを考案し、スタッフ全員で共有しました。また、顧客の声を積極的にフィードバックしつつサービス改善にも努めました。その結果、プロモーション期間中の新商品売上を20%向上を成し遂げました。 この経験から、顧客のニーズを的確に捉え、チームで協力する重要性を学べたのは大きな収穫です。さらに、限られたリソースのなかで最大限の成果を上げるための工夫や、スタッフ間のコミュニケーションの重要性も痛感しました。 これらの経験を通じて培ったスキルは、貴社での営業職においても役立つと確信しています。とくに、顧客満足度向上に貢献し、チームで協力しながら目標達成に向けて努力する姿勢を持ち続けたいと考えております。 |
②サークル・部活のガクチカの書き方
サークル・部活のガクチカの例文は、以下のとおりです。
学生時代にもっとも力を入れたテニスサークルの活動で、私はリーダーシップとチームワークの大切さを学びました。 サークルの部長としてチームの士気を高めるため毎月のミーティングを開催し、メンバー全員の意見を集めて活動計画を立てました。特に、地域大会での成績向上を目指し、練習メニューを見直して個々の技術向上に努めたのです。 具体的にはメンバーの得意分野を活かした練習方法を導入し、ペア練習や試合形式の練習を増やして実戦力を高めました。また、外部のコーチを招いて特別講習を行い、技術面だけでなくメンタル面の強化も図りました。 練習の成果は徐々に現れ、最終的には地域大会で準優勝を果たした感動は今でも忘れられません。この経験を通じてリーダーシップとチームワークの重要性を学び、メンバーのモチベーションを引き出す大切さを実感しました。 今後のキャリアにおいてもチームをまとめ、目標達成に向かって努力する姿勢を活かしていきたいと考えています。 |
③ボランティアのガクチカの書き方
ボランティアにおけるガクチカの例文は、以下のとおりです。
私が学生時代に力を入れたのは、地域の子どもたちを対象とした学習支援ボランティア活動です。 この活動では、週に一度、地域の公民館で子どもたちに勉強を教える役割を担いました。参加の動機は、教育格差を少しでも解消したいという思いからです。 活動を進めるなかで、子どもたちの学習意欲を引き出すのが難しく試行錯誤を必要としました。そこで、子どもたちの興味を引く教材を自作し、ゲーム感覚で学べるよう工夫しました。また、子どもたち一人ひとりの理解度にあわせた指導を心がけ、個別の対応によって学習意欲を高められました。その結果、参加した子どもたちの成績が向上し、保護者からも感謝の言葉をいただいたのは忘れられない経験です。 この経験を通じて、コミュニケーション能力と柔軟な対応力の重要性を学びました。今後のキャリアにおいても、相手のニーズを的確に捉え、柔軟に対応する力を活かしていきたいと考えています。 |
④日常生活のガクチカの書き方
日常生活をガクチカにした場合の例文は、以下のとおりです。
学生時代に力を入れたことは毎日のランニング習慣です。 健康維持とストレス解消を目的に、毎朝5キロのランニングを日課としました。最初は早起きが苦手で継続が難しかったのですが、目標を設定して達成感を得るといった手法でモチベーションを維持しました。 具体的には、ランニングアプリを活用して記録を管理し、週ごとに距離や速度の目標を設定したのです。さらに、ランニング仲間を作ることで、互いに励まし合いながら続けられました。 この習慣を通じて、自己管理能力と継続力の重要性を学びました。結果として、体力が向上し、学業やアルバイトにも集中して取り組めるようになったのは大きな収穫です。 今後のキャリアにおいても目標を設定し、計画的に行動する力を活かして成果を上げていきたいと考えています。 |
⑤学業でのガクチカの書き方
以下が、学業をガクチカで書く場合の例文になります。
学生時代にもっとも力を入れたのは経済学のゼミでの研究プロジェクトです。 テーマは「地域経済の活性化策」で、地域の商店街を対象に調査を行いました。このテーマを選んだのは、地域社会に貢献したいという思いからです。 プロジェクトではデータ収集と分析に苦労しましたが、統計ソフトの活用によるデータの可視化を通じて商店街の課題を明確化しました。また、商店街の方々へのインタビューを通じて現場の声を直接聞くことができ、実践的な提案を行えました。 この経験を通じて私は、データ分析力とコミュニケーション能力の重要性を実体験として学んだのです。結果として、提案した施策の一部が実際に採用され、商店街の活性化に寄与できました。 今後のキャリアにおいても、データに基づいた分析と実行力を活かし、社会に貢献できる仕事をしていきたいと考えています。 |
魅力的なガクチカを採用担当者に伝えて就活を有利にしよう!
ガクチカは就職活動において重要な自己PRの要素で、企業は応募者の人間性や能力を評価するために質問します。
「結論を最初に述べる」「具体的な行動を記載する」などが、効果的なガクチカを書くためのポイントです。
アルバイト・サークル・ボランティア・日常生活・学業など、さまざまな経験をガクチカとして活用できますよ。
それぞれの経験から得た学びや成長を具体的に示し、今後のキャリアにどう活かすかを伝えて、採用担当者に好印象を与えましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。