インターンシップの選考はいつから始まる?対策・評価ポイントなどを解説!
「インターンシップの選考ってなに?」そのようなお悩みではありませんか?
今回の記事では、インターンシップの選考の概要・スケジュール・目的・具体的な対策をまとめました。さらに、落ちてしまった場合の対応策や選考なしインターンシップの特徴・メリット・デメリットも解説します。
学んだ知識を活かして積極的にインターンシップに挑戦し、貴重な経験を積んで希望した企業への就職を実現しましょう。
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インターンシップの選考とは?
インターンシップの選考とは、就業体験プログラムへ参加する学生を企業が選抜するプロセスです。
インターンシップは学生に実務経験を提供すると同時に、企業側も将来の採用候補を評価する機会となります。
インターンシップ選考には、エントリーシートの提出や面接が含まれるのが一般的ですよ。
選考では企業の求める人材だと評価されるのが重要なため、理念・ミッション・業界などの研究を踏まえて自己PRをしましょう。
インターンシップの選考はいつから始まるのか
インターンシップの選考はいつから始まるのかについて、以下の2点を解説します。
インターンシップ選考のスケジュールを頭に入れ、万全の準備を整えましょう。
①インターンシップのスケジュールと選考開始時期
インターンシップは大学3年生の4月から順次募集され始め、多くの企業は実施時期の2か月~3か月前に募集します。
人気企業・外資系企業ではさらに大学3年の3月以前の早くから募集を始める場合もあるので、こまめに情報を確認するようにしてください。
夏・秋・冬に多くのインターンシップが開催されます。
②大学4年生とそれ以前の学年の違い
大学3年生は4月頃から募集が開始され、主に6月から9月にかけて夏インターンシップの選考が始まるのが特徴です。
さらに、10月から2月にかけて秋・冬インターンシップの選考が行われるといった流れになります。
なお、大学1年生・2年生は参加を制限されるケースが多いため、インターンシップ以外の就活の準備を進めるのがおすすめですよ。
インターンシップ選考の目的
企業側のインターンシップ選考の目的は、以下の2つです。
企業側の目的を十分に理解し、どのように自己PRするのかを事前に検討しましょう。
①採用候補者を発掘する
インターンシップの選考は企業が自社に適した人材を早期に発見し、採用候補者として目星をつけるための重要な機会です。
企業はインターンシップを通じて、学生の業務適性・適応力・潜在能力・人間性など、本選考では見抜けない要素を把握します。
一方、インターンシップへの参加は、学生が企業文化や業務内容を深く理解する機会でもありますよ。
②学生の目的意識を確認する
インターンシップ選考は、学生がどのような目的意識を持って参加しようとしているかを確認するのも目的のひとつです。
企業はエントリーシートや面接を通じて、「学生が具体的に何を学びたいのか」「どのような経験を得たいのか」をチェックします。
目的意識が明確な学生はインターンシップのなかで積極的に学ぶため、企業にとって将来の有望な人材として評価されやすいでしょう。
インターンシップ選考の評価基準
インターンシップの選考では、学生の目的意識・熱意・人柄が重要な評価基準となるのがポイントです。
エントリーシートでは学生の企業に対する熱意や目的意識が、志望動機や自己PRを通じて評価されます。
面接では、「コミュニケーション能力」「社会人としての常識」「企業との価値観のマッチング」といった点が重要ですよ。
ただし、評価基準は企業ごとに異なるため、あらかじめ社風・ビジョン・理念などを十分に研究しておきましょう。
インターンシップ選考に受かるための具体的な6つの対策
インターンシップ選考に受かるための具体的な6つの対策は、以下のとおりです。
エントリーシートを提出する前に対策を理解し、インターンシップ選考に採用される可能性を高めましょう。
①企業・業界研究を行う
企業の基本情報や業界の動向を理解すれば、選考において自分の志望動機や適性を具体的に示せます。
企業研究の主なポイントは、以下のとおりです。
- 事業内容
- ビジネスモデル
- 企業理念
- 社風
- 福利厚生
また、業界研究では業界全体のトレンドや課題を理解し、企業が直面するであろうビジネス環境を把握しましょう。
事前に企業・業界研究を行えば、選考が有利になるだけではなく、インターンシップ中の学びや経験をより深いものにできますよ。
②自己分析を行う
自己分析は自分の強みや弱みを明確にし、具体的で説得力のある自己PRを作成するための重要なステップです。
自分の性格・能力・興味・価値観を客観的に評価し、どのような職業や企業に向いているかを理解しましょう。自己分析のための主なフレーム・ツール・手法は、以下のとおりです。
自己分析手法 | 概要 |
自分史 | 過去の出来事を時系列で整理し、強みや価値観を再認識する方法 |
WILL・CAN・ MUSTフレーム | やりたいこと・できること・すべきことを整理し、理想のキャリアを見つけるためのフレームワーク |
SWOT分析 | 強み・弱み・機会・脅威を整理し、キャリア選択の戦略を立てる分析手法 |
16Personalities | 無料の性格診断ツール。登録不要で手軽に試せる |
適職診断NAVI | 短時間で適した職種を診断するツール。職業選択の参考にできる |
マインドマップ | 考えを視覚的に整理し、興味や価値観を明確にできる |
ジョハリの窓 | 自己認識と他者認識のズレを理解し、自己の特性を整理する手法 |
自己分析は他者の意見やフィードバックを取り入れながら、自分を客観的に見つめ直しましょう。
自己分析で自分のキャリアビジョンを明確にし、インターンシップを通じて得たい経験やスキルを具体的に設定しましょう。
③テスト対策を行う
インターンシップ選考におけるテストは、学生の知識や能力を測るために実施されるため、事前の準備が重要です。
Webテストは中学生レベルの問題が多く難易度は高くないものの、問題の形式や出題パターンに慣れておく必要があります。
過去問を繰り返し解いて解答スピードを向上させ、模擬テストに慣れて緊張や焦りを軽減させましょう。
就活が本格化する前に十分な勉強時間を確保し、テスト対策をするのがインターンシップ選考を通過するための鍵となります。
④面接練習を入念に行う
インターンシップの面接では、あらかじめよくある質問を把握し、スムーズに回答できるように準備しておくのが重要です。
とくに自己紹介・志望動機・自己PR・逆質問などはよく聞かれるため、回答を考えて十分に練習しておきましょう。
練習では実際の面接を想定し、声に出して答える練習を繰り返し行い、自然な受け答えができるようにしてください。
また、模擬面接を通じて第三者からフィードバックを受ければ、自分では気づかない改善点を見つけられます。
さらに、よりよい受け答えができるよう、表情・声のトーン・姿勢などを意識して練習するとよいでしょう。
⑤ビジネスマナーや身だしなみを確認する
インターンシップ選考では、社会人としての基本的なビジネスマナーや身だしなみが重要な評価基準となります。
企業が就活生に求める主なビジネスマナーを、以下の表にまとめました。
ビジネスマナー | ポイント |
挨拶とお礼 | 敬意を示し、良好な関係を築くために重要 |
言葉遣い | 敬語を正しく使い、明確で端的な表現を心がける |
身だしなみ | 清潔感を保ち、TPOにあった服装を選ぶ |
時間や約束を守る | 時間厳守と約束の履行で信頼関係を築く |
報連相(報告・連絡・相談) | 適切なタイミングでの報告・連絡・相談が業務の円滑化に必要 |
明瞭な受け答え | 結論ファーストで話し、理解を確実にするためにメモを活用する |
インターンシップ選考の準備として、身だしなみやビジネスマナーを日ごろから意識して身につけておきましょう。
⑥エントリーシートの誤字脱字に気をつける
エントリーシートに誤字脱字があると、企業に対して不注意な印象を与え、信頼性を損なう可能性があります。
誤字脱字を防ぐため、エントリーシートの提出前に以下のような対策を講じましょう。
誤字脱字を防ぐ対策 | 概要 |
下書きをする | 鉛筆・消せるボールペンなどで下書きを行うとミスが減少する |
時間を空けて読み直す | 時間を置いて再読すると、誤字脱字を発見しやすくする |
声に出して読む | 音読はリズムや流れによって、誤字脱字を発見しやすい |
自動校正ツールを使う | Googleドキュメント・Wordなどの校正機能や、文賢・Just Right!・ATOKクラウドチェッカーが有名 |
生成AIで校正する | ChatGPT・Claude・Geminiなどを使用して校正する |
なお、誤字脱字は提出後に気づいた場合、可能であれば訂正して再提出するのが望ましいとされています。
インターンシップが本選考に与える影響
多くの企業のインターンシップ募集要項では、本選考への影響はないと明記されています。
しかし、実際には多くの企業が、インターンシップの結果をある程度参考にしているのが現状です。
インターンシップ中に目立つ優秀な学生は人事担当者の印象に残り、本選考においても採用の可能性が高まります。
なお、インターンシップは学生が業務内容や職場環境を直接体験し、企業に対する理解を深められるため、本選考でインターンシップでの具体的なエピソードを交えた説得力のあるアピールが可能になります。
インターンシップ選考に落ちた場合の対応策
インターンシップ選考に落ちた場合の主な対応策は、以下の3つです。
インターンシップ選考に落ちたからといって一喜一憂せず、あなたができる次の行動を前向きに検討しましょう。
①他のインターンシップや本選考を受ける
インターンシップ選考に落ちた場合でも、他のインターンシップや本選考に積極的に応募しましょう。
インターンシップはあくまで就活の一部であり、選考に落ちた経験を活かして次の機会に備える姿勢が大切です。
例えば、エントリーシートや面接の内容を見直し、より具体的で説得力のあるアピールができるように努めるのが大切です。
また、インターンシップと本選考を別物とする企業が多いため、落ちたからといって採用の道が断たれたわけではありません。
②志望動機を見直す
インターンシップ選考に落ちた場合は志望動機を見直し、応募理由や企業への興味が明確であるかを再確認しましょう。
学生の能力や人間性が自社にマッチするかを判断するのに、志望動機は重要な要素です。
「目的が具体的か」「志望する理由に説得力があるか」などを、家族や友人に評価してもらえば改善もしやすいでしょう。
また、企業や業界に対する理解を深め、自分の経験やスキルがどのように活かせるかを具体的に示すのも大切です。
③選考のないインターンを探す
選考のないインターンシップはエントリーシートや面接が不要なため、気軽に選べる選択肢のひとつです。
選考なしのインターンシップに参加すれば、企業・業界のリアルな情報を得られます。そのため、同業他社へ応募するときに、実際の経験に基づいた説得力のある自己PRの作成が可能です。
選考なしのインターンシップは短期間なケースが多いため、いくつか参加してさまざまな業界や職種についての知識を広げましょう。
選考がないインターンシップのメリットとデメリット
選考がないインターンシップについて、以下のポイントから解説します。
選考がないインターンシップへの参加も視野に入れて、幅広い選択肢を持っておきましょう。
①選考なしインターンシップの特徴
選考なしのインターンシップは、エントリーシートや面接が不要であるため誰でも気軽に参加できるのが特徴です。
また、選考なしインターンシップは、職場体験やグループワークなどを短期間で実施するケースが多々あります。
選考なしインターンシップに参加して、自分の興味や適性にあった企業や業界を見つけましょう。
②選考なしインターンシップのメリット
選考なしのインターンシップのメリットを、以下の表にまとめました。
メリット | 詳細 |
気軽に参加できる | 選考なしのため応募すれば必ず参加できる |
業界・職種の知識が深まる | 企業説明会や職場見学を通じて、就職活動に役立つ情報を得られる |
異なる業界・職種を比較できる | 短期間で複数のインターンに参加し、自分にあった職場を見つけやすい |
人脈作りと情報交換ができる | 他校や異なる学年の学生と出会い、情報交換や人脈作りが可能 |
企業の雰囲気を直接体感できる | 職場訪問や社員との交流で企業の雰囲気や働き方を体感し、入社後のミスマッチを減らせる |
選考があるインターンシップと比較して、どちらがあなたにとって就職に役立つかを検討しましょう。
③選考なしインターンシップのデメリット
選考なしインターンシップのデメリットについて、以下の表にまとめました。
デメリット | 詳細 |
選考対策の実践経験が得られない | 選考プロセスを経験できず、本選考に向けた対策ができない |
参加者のレベル差が大きい | 志望度やモチベーションに差があり、刺激の少ない環境になる可能性がある |
プログラムが簡素で実践的な経験を得られない | 短期間での実施が多く、業務の深い理解や実践的な経験を得る機会が限られる |
企業へのアピール機会が少ない | 企業担当者との交流が少なく、採用に直結しにくい |
実務体験より説明やワークショップに重点が置かれる | スキル向上や自己成長の機会が少ない可能性がある |
選考なしのインターンシップのデメリットも踏まえて、どのように活用するのかを検討しましょう。
インターンシップ選考を通過して採用を目指そう!
インターンシップ選考とは、企業が実施する就業体験プログラムに参加する学生を選考するプロセスです。
エントリーシートや面接では、「具体的な志望動機」「説得力のある自己PR」「社会人としてのビジネスマナー」などが求められます。
もし選考に落ちても他のインターンシップに挑戦するなど、前向きかつ積極的に行動して採用につながる可能性を高めましょう。
準備を怠らず自信を持ってインターンシップ選考に臨めば、採用への道が開けるはずです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。