エントリーシートを書き間違えた時の対応|落ち着いて対処しよう
ほとんどの企業で提出を求められるエントリーシートは、就職活動において非常に重要な役割を担っています。そのため、提出するエントリーシートは完璧なものを作成したいですよね。
しかしながら、書き間違えやミスは誰にでも起こり得るでしょう。本記事では、書き間違えをした時の対処法や、ミスを防ぐコツについて紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
エントリーシートの些細な間違えは選考に影響を与えない

就活生の中には、エントリーシートの提出後にミスに気づいてしまった経験がある方もいるでしょう。「企業に悪印象を持たれたかも…」と不安になりますよね。
しかし、エントリーシートでの些細なミスや書き間違いは、ほとんどの企業で選考に影響を与えません。
企業が最も重視することはエントリーシートの内容なのです。他の応募者よりも魅力的な志望動機や自己PRがあれば、完璧なエントリーシートよりも高く評価されるかもしれません。
とはいえ、多すぎる誤字・脱字はあまり良くありません。そのため、書き間違いやミスに気付いたら、この記事を参考に、まずは落ち着いて対応しましょう。
【提出前】エントリーシートで間違えを発見した時の対処法

エントリーシートを提出する前に書き間違えやミスを見つけた場合、焦らずにミスを修正しましょう。
- 新しい用紙にはじめから書き直す
- 緊急時は二重線+訂正印
- エントリーシートで修正液・テープの使用はNG
ここでは、エントリーシートの提出前に間違えを発見した時の対処法を解説します。提出後にミスを見つけた場合とは対応が異なるので、それぞれの状況に応じて参考にしてください。
①新しい用紙に書き直す
エントリーシートで書き間違えやミスに気づいた場合、一番確実な対処法ははじめから書き直すことです。
二重線などの対処法もありますが、多くの訂正箇所がある書類は印象が悪く、企業に「本当にこの企業を第一志望としているのか」と疑問視されかねません。
そのため手間や時間は掛かりますが、ミスに気づいた際は一から書き直してください。また、事前に予備のエントリーシートを用意しておくとスムーズに対処できるでしょう。
②緊急時は二重線+訂正印
エントリーシートで書き間違えに気づいた場合、全てを書き直すのが理想的ですが、時間が無いなどの緊急時の対処法として、「二重線+訂正印」が挙げられます。
具体的には、誤字・脱字箇所に二重線を引き、その上に訂正印を押します。必要であれば、正しい文字を書き加えましょう。
しかし、訂正箇所が多すぎると企業に好ましくない印象を与えかねません。時間に余裕があれば、新しい用紙に書き直すことをおすすめします。
③エントリーシートで修正液・テープの使用はNG
エントリーシートでミスがあった際、修正液や修正テープを使って訂正するのはNGです。見た目が悪くなるだけでなく、企業に不誠実な印象を与えかねません。
時間に余裕があれば、はじめから書き直すのがベストです。
しかし、やむを得ない場合は、前述の「二重線+訂正印」の方法で訂正してくださいね。
【提出後】エントリーシートで間違えを発見した時の対処法

エントリーシートの提出後に書き間違えを見つける場合もあるでしょう。その際には焦らず、冷静に対処することが大切です。
- 企業にメールで連絡する
- 口頭で訂正する
- 些細なミスは気にせず面接対策をする
ここでは、エントリーシートの提出後に間違えを発見した時の対処法を解説します。提出前にミスを見つけた場合とは対応が異なるので、それぞれの状況に応じて参考にしてください。
①企業にメールで連絡する
エントリーシートを提出した後にミスに気づいた場合、速やかに企業に訂正箇所をメールで連絡しましょう。
ただし、一般的な件名ではメールが流れてしまう恐れがあります。そのため、「○○株式会社 エントリーシートの訂正について」など、一目で内容が分かる件名を付けてください。
さらに本文では、分かりやすく訂正箇所を説明することが肝心です。提出済みのエントリーシートに書いた文章と合わせて、簡潔に訂正箇所を指摘してくださいね。
②口頭で訂正する
面接の直前にエントリーシートのミスに気が付いた場合は、口頭で訂正しましょう。
面接は貴重な時間ですので、些細なミスであれば特に訂正する必要はありません。一方で、絶対に訂正しなければならない箇所があれば、面接の場で口頭で伝えましょう。
説明する際は、まず「申し訳ありませんでした」と謝罪し、正しい内容を簡潔に説明するよう心がけてくださいね。
③些細なミスは気にせず面接対策をする
エントリーシートにミスがあっても、気持ちを切り替え、面接対策に集中することが重要です。
もちろん、メールや面接時に訂正する方法もありますが、些細なミスであれば企業側も許容してくれるでしょう。それ以上に重要なのは面接での対応力です。
そのため、あまり神経質になり過ぎずに気持ちを切り替え、本番の面接に全力を注ぎましょう。
エントリーシートの書き間違えを防ぐ3つの方法

エントリーシートの訂正をするのは手間や時間が掛かるため、書き間違えやミスをしたくないと思う人も多いでしょう。
- 鉛筆で下書きをする
- エントリーシートを複数枚用意しておく
- 第三者に添削を依頼する
ここではエントリーシートの書き間違いを防ぐ方法を3つに分けて解説します。書き間違いを防ぐためにも、これらの方法を活用しましょう。
①鉛筆で下書きをする
紙で提出する企業の場合は、事前に下書きをすることでエントリーシートの書き間違えを防げます。
一方、電子データで提出する企業の場合、誤字脱字を指摘してくれるツールの活用が効果的でしょう。
志望する企業のエントリーシートの提出方法に合わせて、最適な方法を選んでくださいね。
②エントリーシートを複数枚用意しておく
エントリーシートの作成時は、事前に複数枚の用紙を準備しておきましょう。
もちろん、丁寧に作成することが前提ですが、人間誰しもミスをする可能性があります。そんな時に備え、エントリーシートを何枚か余分に準備しておいてください。
また書き間違えた際、急いで用紙を探さずに済むので、気持ちの面でも落ち着いて書類作成に臨めますよ。
③第三者に添削を依頼する
エントリーシートのミスを防ぐためには、第三者による添削を受けましょう。
自分ではなかなか気づけない誤字脱字や不自然な表現が、第三者の目から見ればすぐに分かるはずです。特に家族や友人など、自分に詳しい第三者がいれば、ぜひ添削を依頼しましょう。
第三者から指摘を受けることで、エントリーシートの完成度が格段にアップするはずですよ。
エントリーシートの書き間違えが就活に与える影響2選

エントリーシートに書き間違えやミスがあった場合、就活にどのような影響があるでしょうか。
- 選考にはあまり影響を与えない
- 志望度が低いと思われる可能性がある
ここでは、エントリーシートの書き違えやミスが就活に及ぼす影響について詳しく解説します。
①選考にはあまり影響を与えない
企業は、書類の内容を最も重視しています。そのため、エントリーシートの書き間違えやミスは、選考にあまり影響を及ぼしません。
だからこそ、書き間違えやミスを気にしすぎて落ち込むよりも、気持ちを切り替えて面接対策に集中する方が賢明です。
エントリーシートでは、志望動機や自身の強みをしっかりと伝えることを意識して作成してくださいね。
②志望度が低いと思われる可能性がある
エントリーシートに多少のミスがあっても過度に気にする必要はありません。ただし、訂正箇所が多すぎると、企業から志望度が低いと受け止められかねません。
そのため基本的に書き間違えやミスに気づいたら、はじめから書き直しましょう。時間に余裕が無い場合は、訂正箇所に二重線を引き、その上に訂正印を押してください。
いずれの場合も、最終的には企業に高い志望度が伝わるよう、丁寧な対応を心掛けましょう。
エントリーシートの書き間違えは書き直しがベスト
エントリーシートは、なるべく完璧な状態で企業に提出するのがベストです。しかしながら、書き間違えやミスは誰にでも起こり得るでしょう。
ただし、多くの訂正箇所があると企業に好ましくない印象を与えてしまうかもしれません。ミスに気づいた場合は、可能であれば、1から新しい用紙に書き直すのがベストです。
またミスを未然に防ぐため、時間に余裕を持って取り組むことも大切ですよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。