内定辞退で後悔する人はいる!対処法や辞退の前にしておくことを紹介
就活において内定を辞退するケースは、多くあるのではないでしょうか。
しかし、中には、「内定を辞退しなければよかった」「内定を辞退したが次の就職先が見つからない」など内定を辞退したことを後悔する就活生も。
そこで、この記事では、内定辞退を後悔しているときの対処法や、内定辞退を取り消すことはできるのか、内定を辞退する前に考慮すべきポイントを紹介していきます!
ぜひ最後まで読んで今後の就活の参考にしてくださいね。
内定を辞退して後悔する人は多くいる
内定を辞退した後に後悔する就活生は少なくありません。
辞退した企業よりも条件のいい企業から内定がもらえなかった場合、「辞退していなかったらどうだったんだろう」などと考えたりしてしまうことは避けられないですよね。
そんな状況を防止するためにも、納得ができるまで企業について考え抜いておきましょう。
内定辞退したことを後悔する4つのケース
ここでは、どのような場面で内定を辞退したことを後悔するのか、詳しく見ていきます。
内定企業の社風を確認する前に他の企業の内定を辞退した
まず多く考えられるケースは、内定先の社風を確認する前に他企業の内定を辞退したというものです。
具体的には、「内定先の企業の雰囲気が思っていたよりも厳しそう」「募集要項に記載されていない説明があった」など、内定先に不信感を抱いた際に、他の企業の内定を辞退したことを後悔するというケースです。
その際は、内定先の特徴と自分が企業に求める最低限の特徴をリストアップし、どれだけ一致しているか確認してみましょう。
一度、企業の特徴と自分の希望を洗い直すことで、現在の内定先に満足ができたり、逆にこれからの就活の指針になりますよ。
第2志望の承諾期限内に第1志望の内定が出なかった
次に考えられるものとして、ある企業の内定承諾期限内に第1志望の企業の内定が出ないため、その企業の内定を辞退したが、第1志望の内定をもらえず後悔しているというケースが挙げられます。
第1志望の内定が出ることを期待して他企業の内定を辞退したにも関わらず、第1志望の企業の内定をもらえずに後悔している人は多いのではないでしょうか。
内定承諾期間が第1志望とその他の企業で異なっている場合、決断は非常に難しくなります。しかし、無駄に内定を多く承諾して、後から辞退することは失礼に当たる行為です。
解決方法としては、内定を承諾する期間を長めに欲しいと企業に正直に伝えることが挙げられます。
内定をもらった企業にも、第1志望の企業にも惹かれているあなたの気持ちを正直に伝えることで内定承諾までの猶予を頂ける場合もあるでしょう。
家庭の事情などやむを得ない理由があった
3つ目に考えられるケースは家庭の事情や状況の変化などやむを得ない理由のために内定を辞退した、というものです。
例えば、急遽実家から通勤することになり、その企業で働くことが難しくなってしまったなどの理由が挙げられます。
このケースは、自身の理由で辞退していないため、やるせない気持ちや、行き場のない気持ちを抱えている就活生が多いでしょう。
就職できる企業が見つからない
最後に考えられるものは、内定を辞退した後に、就職できる企業が見つからないというケースです。
より好条件な企業に就職することを求めて、企業の内定を辞退したにもかかわらず、それ以降の企業から内定がもらえない、という状況にいる就活生は少なくありません。
不安になる気持ちを一度抑え、自分が辞退した理由を思い出し、ポジティブに就活を続けることで、その選択が正しかったと考えられる時が来るでしょう。
内定辞退によって後悔しているときの対処法3つ
先ほどは、内定を辞退して後悔している4つのケースを紹介しました。当てはまっている就活生も多かったのではないでしょうか。
ここでは、内定を辞退して後悔しているときにできる対処法3つを解説していきます。
理想の条件を洗いなおして就活を続ける
内定を辞退したことを後悔しているときは、一度、自分が企業に求める条件を洗い直してみましょう。
条件を整理し直すことで、辞退した企業と実はマッチしていないことに気づいたり、他の企業に理想の条件がそろっていることに気づいたりすることがあります。
また、理想の条件を明確化することで、より確実に自分が志望する企業を絞り込めるでしょう。
職場環境、人間関係、働き方、多様な条件にフォーカスをあてて、理想の条件を洗い直してみてくださいね。
幅広い企業にエントリーする
内定を辞退して後悔しているときは、1つの業界や職種に絞らず、視野を広げて幅広い企業にエントリーしてみましょう。
似た業界やもともと興味のあった業界などを中心に、業界研究や企業研究を行ってみてくださいね。
目指していた業界とは異なる業界の良さに気づく機会になり、自分が働きたい企業を見つけられるでしょう。
一度就活から離れる
内定を辞退して後悔しているときの対処法として最後に挙げられるのは、一度就活から離れるという選択肢です。
落ち込んでいるまま臨む面接は、丁寧な対策ができずに選考に落ちてしまうという悪循環を生み出す可能性があります。
さらに、就活から離れて気持ちを新たにすることで、就活だけにとらわれず、人生の目標や働く目的を見つけられる機会になるでしょう。
焦らず、気持ちを一度落ち着かせることも大切ですよ。
内定辞退の前にしておくこと4つ
これまで、内定を辞退して後悔するケースや対処法について解説しました。
ここでは、内定を辞退しても後悔しないための予防策を4つ説明していきます。
志望企業に優先順位をつける
内定辞退の前にしておくことの1つ目は、内定承諾期間内で志望企業に優先順位をつけておくことです。
優先順位をつける際には、職場環境、年収条件、人間関係、福利厚生など様々な要素を書き出し、自分が一番譲れないものを満たしている企業から高い順位をつけていきましょう。
優先順位をつけておくことで、内定承諾期間内に短期間で意思決定ができ、企業間で迷うという状況を避けられます。
内定承諾期間を長めに確保する
内定辞退の前にしておくことの2つ目は、内定承諾までの期間を長めに確保しておくことです。
企業から内々定の連絡をもらった際、大抵の場合は内定承諾までに期間が存在します。しかし、現在も選考中の企業や、選考は終わったが結果がまだ出ていない企業などの兼ね合いを考えると、内定承諾期間内に決断することはかなり難しいですよね。
そのため、内々定の連絡が来た際に、正直に他企業の選考も視野に入れているので、少し長めに期間が欲しいことを伝えてみましょう。
素直に伝えることで受け入れてもらえる場合が多いですよ。
職場環境や社員の様子をまとめる
内定辞退の前にしておくことの3つ目は、職場環境や社員の様子をまとめておくことです。
年収や初任給だけを確認するのではなく、実際に企業で働いている社員の口コミを就活情報サイトなどでチェックしておきましょう。
社員が匿名で企業に対する本音を伝えられる場になっているため、入社した後の様子を具体的にイメージすることができます。
ここで得られた情報を可視化できるように、まとめておきましょう。
社員だけでなく退職済みの人にOB訪問をする
内定辞退の前にしておくことの4つ目は、社員だけでなく、退職済みの人にOB訪問をすることです。
OB訪問をする際に元社員の方にもお願いしてみることで、会社の良い側面だけでなく、裏側まで知れるでしょう。
社員の方に質問をする際も、調べたらわかる情報ではなく、「繁忙期の忙しさ・仕事量はどれぐらいか」「社員の方は現在の福利厚生制度に不満はないか」など働いている人にしか分からない情報を集めるようにしてくださいね。
内定辞退に関しての質問2つ
最後に、内定を辞退した・辞退したい学生が持つ疑問を2つ、その答えと共に解説します。
内定辞退を伝える方法は何がいいか
内定辞退を伝える方法として最適なのは、電話で直接人事の方と会話をすることです。
その他にもメールや書面という方法が考えられますが、メールの場合、担当者が見落としてしまう可能性や、誠意が伝わりにくいというデメリットがあります。
また、書面の場合は承諾期間内に担当者に届かないといったリスクもあるため、内定辞退を伝える方法は電話が最適な選択肢です。
内定辞退を伝える際には、内定へのお礼を伝えつつ、はっきりと辞退したい旨を述べましょう。その際に、求められれば詳細な理由を伝え、求められなければ他の企業名などは出さず、「検討の末」などと説明してくださいね。
内定を辞退した後に取り消せるのか
就活生が内定辞退に関して抱く質問で一番多いのは、内定を辞退した後に取り消せるのかというものです。
基本的には内定を辞退した後に取り消すことはできません。なぜなら、企業は空いた採用枠を埋めるために内定を保留していた就活生に内定の連絡をすることが多いからです。
また一度内定を辞退した後に取り消す行為は非常に失礼に当たるため、受け入れてもらえないことが多いでしょう。
しかし、どうしてもあきらめきれない場合は、人事の方に誠実な姿勢で相談してみてください。
内定を辞退する際は後悔がないように検討しておこう
この記事では、内定を辞退して後悔しているときの対処法や、後悔しないための予防方法などを紹介しました。
人生がかかる大きな選択をすることは非常に難しいため、様々な角度から多角的に判断することを心がけましょう。
そのためにも、企業の職場環境や給与情報、休暇取得情報など企業研究を根気強く行ってくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。