例文あり|チャレンジ精神を言い換えて自己PRでアピールする方法
自己PRで「チャレンジ精神」をアピールしたい人は多いですよね。 でも、「ありきたりになりそうで自信がない」「他の就活生と差をつけられるか不安」という声もよく聞きます。
そこで今回は、自己PRであなたのチャレンジ精神をより効果的に伝える方法を紹介します! 他の就活生と差をつけるための、具体的な言い換え表現もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「チャレンジ精神」は自己PRになるか?
チャレンジ精神は就活の自己PRや面接で評価されるのか疑問に思っている就活生もいるでしょう。
結論から言うと、チャレンジ精神は自己PRのテーマとして使えます。
ただし、「私の強みはチャレンジ精神です」と言うだけでは評価されにくいため、チャレンジ精神という表現を言い換えたり、エピソード選びに気をつけたりする必要があります。
あなたのチャレンジ精神はどれ?|3つの種類
そもそも一言にチャレンジ精神と言っても、その本質は3つほどの種類に分けられます。
以下でチャレンジ精神の種類を確認していきましょう。
新しいことにチャレンジする
みなさんが一番イメージしやすいのは、新しいことに挑戦するという意味でのチャレンジ精神でしょう。
全く経験のないことが目の前にある時に、「失敗すること可能性があるからやめておこう」と思う人がいるなかで、「とにかくやってみよう」と思えることは十分に強みだと言えます。
社会が複雑化する中で、新しい知識や技術を取り入れようとする気概のある人は、企業としても必要とする人材です。
苦手なことにチャレンジする
苦手なことに向きあい、やりきった経験も自己PRでチャレンジ精神を発揮したエピソードとして有効です。
一般的には自分の強みを活かして、問題を解決した経験を話す人が多いと思います。
しかし、苦手なことに向き合って、学びを得た経験も就活の場では高い評価を得ることができます。
なぜなら、入社後に困難なことがあった際に、諦めずにやり切ってくれるイメージを採用担当者が抱くからです。
課題や困難なことにチャレンジする
高い目標を設定して、それに向かって挑戦し続けた経験もチャレンジ精神と言えます。
高い目標にむかってチャレンジすると、必ず課題が伴うため、そういった経験を持つ人に対して企業側は、課題解決力や課題に向き合う胆力のある人という印象を持ってくれるでしょう。
チャレンジ精神のアピール方法|自己PRで高評価を得るには
チャレンジ精神を自己PRで効果的にアピールするため、以下のコツを抑えるようにしましょう。
- チャレンジ精神を具体的に言い換える
- キーワードで差別化する
チャレンジ精神を具体的に言い換える
チャレンジ精神と一言で言っても、その捉え方は人それぞれです。そのため、企業がイメージする「チャレンジ精神」と皆さんの考える「チャレンジ精神」にズレが生じている可能性も少なくありません。
そのため、自分がどのような「チャレンジ精神」を持っているのかを具体的に説明することが重要です。「新しい企画に自ら手を挙げ、周囲を巻き込みながら実現に向けて行動してきた」「目標達成のために、失敗を恐れずに試行錯誤を繰り返した」のように、具体的なエピソードと合わせて伝えるようにしましょう。
また、ESや面接では結論を先に述べることも大切です。結論を後回しにしてしまうと、何が言いたいのか分かりにくくなってしまい、せっかくの経験も十分に伝わらない可能性があります。
キーワードで差別化する
面接官が思わずメモをしたくなるようなキーワードやキャッチフレーズを1文目に盛り込むこともおすすめです。
採用担当者は面接中にとったメモを読んで、合格者を決めるはずです。
印象に残り、かつメモしやすい一言キャッチフレーズを自己PRに盛り込むことで、メモを見返した時に内容を思い出してもらいやすくなります。
チャレンジ精神の言い換え表現・キャッチフレーズ一覧
チャレンジ精神を言い換えるには、以下のような単語が良いでしょう。
- 好奇心旺盛
- ハングリー精神
- 上昇志向
- 向上心
- 探求心
また、フレーズレベルでは次のような言い換えが可能です。
- 積極性がある
- 諦めずに行動出来る
- 新しいことに挑戦できる
- 打たれ強い
チャレンジ精神をアピールする文章で必要な要素
ここでは、チャレンジ精神を自己PRする際に、内容に盛り込むべき要素について解説します。
- なぜチャレンジしようと思ったのか
- チャレンジした上での困難・解決施策を伝える
- チャレンジ経験での学びを入社後どのように活かすかを伝える
なぜチャレンジしようと思ったのか
チャレンジ精神を伝える上で、大切なのは、なぜそのチャレンジを始めようと思ったのか、その背景にあるあなたの考え方や価値観をしっかりと説明することです。
なぜなら、チャレンジに至るまでの思考プロセスこそが、あなたの人柄や個性、そして企業が求める能力とマッチしているかどうかを表すからです。
チャレンジした上での困難・解決施策を伝える
何かにチャレンジし、やり切った経験がある場合、必ずその途中で困難を乗り越えた経験があるはずです。
自己PRでは、何が課題・困難だったのか+解決・乗り越えるために行った施策を具体的に説明するようにしましょう。
ポイントはESを読んだ人や面接官が、その話を聞いた時に頭の中でイメージできるようにわかりやすく説明することです。
ただし、ESの制限字数によっては、ある程度抽象的に説明する方が良いケースもあります。
チャレンジ経験での学びを入社後どのように活かすかを伝える
チャレンジ経験を通して得られたスキルや知識が、企業の利益にどのように貢献できるのかを説明することが重要です。
自分の経験と企業の求める人物像を結びつけ、採用メリットを明確に提示することで、面接官に採用したいと思わせなけれないけません。
就活は、あなた自身の魅力を企業に売り込む場でもあり、その中でも自分の強みが仕事上で再現できることを接目することは特に重要です。
チャレンジ精神をアピールする際の注意点
ここでは、チャレンジ精神を自己PRでアピールする際の注意点を解説します
- やみくもにチャレンジしただけの経験はNG
- ある程度継続した経験を選ぶ
やみくもにチャレンジしただけの経験はNG
自己PRではただ「何かに挑戦した経験」を話せば良いわけではありません。企業が求めているのは、明確な目標を持ち、主体的に行動できる力です。
アルバイトでも趣味でも、何でもいいので、あなたが「〇〇という目標を達成するために、積極的に取り組んだ経験」について語りましょう。目標を達成するために、どんな工夫や努力をしたのかを具体的に説明することが大切です。
逆に、明確な目標設定もなく、なんとなく取り組んでいた経験や、周りの状況に流されて仕方なく行動した経験を話しても、企業はあなたのチャレンジ精神を評価してくれません。
そのため、漫然と行動するのではなく、「なぜその経験に取り組もうと思ったのか」「どんな目標を立てていたのか」「どのように行動したのか」を意識して伝えるようにしましょう。
ある程度継続した経験を選ぶ
企業が評価するのは、ある程度の期間継続してチャレンジした経験です。なぜなら、短期的な取り組みよりも、長期的な視点を持って努力を継続できる人材を求めているからです。
例えば、新しいスキルを習得するために、数ヶ月間、毎日勉強を継続した経験や、所属するサークル活動で、目標達成のために、一年間、努力を続けた経験などをアピールしてみましょう。
自己PRでチャレンジ精神をアピールする例文3選
ここでは、チャレンジ精神があることを示す例文を確認していきましょう。
- 例文①
- 例文②
- 例文③
例文①
私の強みは、“挑戦心”と“逆境を跳ね返す行動力”だ。 高校時代、初心者ながら50名以上が所属するサッカー部に挑戦した。幼少期から水泳を続けていたが、“新たな環境での挑戦”を求め、入部を決めた。当初、周囲は経験者ばかりで練習すらついていけず、水泳で県内3位の成績を残した私にとって、非常に悔しかった。もっとチームの要になりたいと思った私は、2年生でレギュラー奪取を目標に決めた。そこで経験差を埋める為、2点の施策を実施した。1点目は、練習の絶対量を増やしたことだ。毎朝7時に登校し、筋トレや走り込みを徹底することに加え、休み日でも基礎練習を行った。2点目は、毎練習後に監督と仲間からFBを貰い、次の練習に繋げたことだ。その結果、2年生でレギュラーに選ばれ、また県選抜を勝ち取ることができた。 この強みを貴社でも活かして、仕事をしていく上で訪れるどんな逆境にも挑戦し、乗り越えることで貢献していきたい |
初めて読む人でも、具体的な情景がイメージしやすい点がとても良い文章です。
また、仕事上でどのように活かすかにも言及できています。
例文②
私の強みは新しいことに挑戦する「行動力」とそれを支える「継続力」です。 私は新しいことに挑戦することが好きで興味を持った事には迷わず挑戦してきました。具体的には、◯◯◯◯や◯◯です。◯◯◯◯の際は、部活動・学業・アルバイトと同時並行で◯◯◯◯をするのは精神面、体力面において容易なものではありませんでした。限られた時間を最大限に活かし目標を達成するため、受験日から逆算した予定表を作成し、時間の効率化を図りました。大学生活と両立させながら日々の勉強を継続した結果、合格を勝ち取りました。 この経験から、私にはどんなに高い壁でも諦めずに挑戦し、結果を出す力があると確信しています。また、私の強みである行動力と目標を達成するために継続する努力は、基本的な力だからこそどんなことにも応用でき、課題や困難を乗り越えるために必要な力だと考えています。 |
文章全体で、挑戦する強みだけでなく、継続力もアピールできている点が他のESと差別化できていると言えるでしょう。
例文③
私の強みは、現状に対する問題意識を持ち、改善に向けて挑戦し続ける姿勢です。 サークルの副会長として、私はメンバーが充実感を得られるサークルを目指し、イベントの企画を行っていました。しかし、当初はイベントに新鮮味が欠けており、不満や要望がメンバーから寄せられていました。その声が幹部に十分に伝わっていなかったことも課題でした。 そこで私は、メンバーの意見を直接反映させることがサークルの活性化に繋がると考え、幹部とメンバーが話し合う場を週に1~2回設けました。さらに、事前にグループラインを活用してメンバーの要望を元にした具体的な提案を行い、話し合いをより効果的に進めました。議論の際には、金銭面や実現性といった論点を明確にし、抜け目のない計画を立てることを心がけました。 当初は経験不足から苦労しましたが、試行錯誤を重ねる中で、メンバーの要望に応えつつオリジナリティのある企画を実現できるようになり、満足度の高いサークルに近づけることができました。この経験を通して、私はボトルネックを解消し、組織に貢献する力を培いました。 |
この文章では、課題に向き合い、挑戦し続ける姿勢をアピールできています。実際に行った施策を、具体的に説明できている点が、高評価です。
チャレンジ精神を具体的な言葉に言い換えよう
チャレンジ精神は多くの企業が評価する強みの一つです。
しかし、効果的にアピールするためには具体的にかつ、わかりやすく言い換えるようにし、面接官がイメージを持ちやすくすることが大切です。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部