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自己PRで部活の経験を活かす書き方|高評価を得るコツ・例文も紹介

「自己PRで部活の経験を話したいけど、どう書けばいい?」

「部活の経験を自己PRに入れる時に注意すべきポイントは?」

こんな疑問や悩みを抱えている就活生は多いでしょう。部活の経験は人事にとって魅力があるため、ぜひ自己PRに取り入れたいところです。

しかし自己PRへの入れ方を誤ってしまうと、あなたの強みをアピールできず、なかなか受かりません。そこで、この記事では自己PRで部活の経験を活かす書き方を例文付きで紹介します。

この記事を読めば、部活の経験を取り入れた自己PRで企業にあなたならではの強みをアピールできるので、ぜひ参考にしてください。

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目次

自己PRで部活経験を入れると高評価が得られる?

部活動での経験は、就職活動で高評価を得られる自己PRにつながります。

特に部活動の中で培える「主体性」や「柔軟性」などのスキルは、採用担当者にとって魅力的だからです。

しかし、単純に部活動経験を話すだけでは他の応募者との差はつけられません。

企業が自己PRで何を知りたいのかを理解し、部活経験を通したあなたの強みをしっかりとアピールする必要があります。

自己PRで部活経験をアピールする時に気を付けたいこと

自己PRで部活経験をアピールする際には、注意すべきポイントが6つあります。

  1. 高校生以前の部活経験は含めない
  2. 部活動で楽しさを強調して話さない
  3. 役職・成績のみのアピールは逆効果
  4. 部活経験から個人の話に深める
  5. 言葉は分かりやすく表現する
  6. 嘘をつかない

上記のポイント意識しないと、あなたの魅力がしっかり企業に伝わらなかったり、ネガティブな印象を与えてしまうこともあります。

ぜひ紹介するポイントに気を付けて自己PR作成してください。

①高校生以前の部活経験は含めない

高校生以前の部活経験は、自己PRには含めない方がいいでしょう。

その理由は、高校時代と現在とでは考え方や行動が大きく異なるからです。高校時代の話を聞いても今のあなたがどんな人なのか、面接官は参考にできません。

部活動のエピソードを自己PRに使うなら、大学時代の経験をアピールしましょう。

②部活動で楽しさを強調して話さない

部活動で楽しさを強調して話すのは避けましょう。

「楽しかった」という感想では、あなたの人柄や能力、強みは全く伝わりません。

楽しさの裏には、課題やトラブルを解決した経験があるのではないでしょうか。

その課題やトラブルに対して、あなたがどう立ち向かったのかをアピールする方が、就活では効果的です。

③役職・成績のみのアピールは逆効果

部活の役職や成績だけをアピールしても、自己PRでは効果がありません。部活動での役職や成績だけを聞いても、あなたの人柄は伝わらないからです。

もし役職を任されていたなら、その役職を任されたあなたがどう考え、行動したか具体的に伝えてください。

また、優秀な成績を収めたり受賞した経験があるなら、その成績を得るためにどう努力したのかを説明すると、人柄や強みのアピールができます。

④部活経験から個人の話に深める

部活動の中であなた個人がどんな経験をしたのか、深めて自己PRを作りましょう。

人事担当者は、部活動の経験から考えや価値観、人柄などあなた自身を知りたがっています。

部活を自己PRに盛り込む際は、単に部活でどんな活動をしたかを話しても自己PRにつながりません。

部活動経験を経てあなたが至った考えや得た能力を具体的に伝え、長所をしっかりと伝えましょう。

⑤言葉は分かりやすく表現する

自己PR文は、言葉・表現の分かりやすさが大切です。

分かりにくい表現や言葉を使うと、採用担当者が内容を理解できない可能性があります。

例えばサッカーやバスケットボールのようなメジャーなスポーツでも、人事担当者がそのスポーツに詳しいとは限りません。

そのため、専門用語や難しい単語はなるべく噛み砕いたり軽く説明を入れましょう。あなたがやっていた部活動を全く知らない人にも伝わるように表現するのが鉄則です。

⑥嘘をつかない

部活の自己PRに限った話ではありませんが、嘘をつくのは絶対にやめましょう。

深堀をしていく過程で話に矛盾や違和感があると、面接官はその時点で不合格にしてしまいます。

仮に嘘がバレずに採用になったとしても、入社後にミスマッチが起こりギャップに苦しむでしょう。

自分の経験や成果、強みは嘘をつかず、正直に伝えてください。

自己PRで部活経験を企業が重視する理由

企業が自己PRで部活経験を重視する理由は2つです。

  1. 部活での経験は入社後でも活かせると考えているから
  2. 目標を設定し達成できると考えているから

企業と部活には共通点が多いため、部活動経験があるだけで好印象を持ってもらえるケースも多くあります。

部活経験がある場合は、積極的にアピールするといいでしょう。

①部活での経験は入社後でも活かせると考えているから

企業側は、部活での経験は入社後も活かせると考えています。

部活と企業では目的こそ異なるものの、どちらも組織であり他者とのコミュニケーションが求められる点は同じであるためです

②目標を設定し達成できると考えているから

企業側は、部活経験のある人は目標を設定し達成できる力があると考えます。

多くの部活では目標に向かって活動しますが、企業も目標を設定してアクションを起こす点は同じだからです。

自己PRで部活経験を使って伝える際のポイント・コツ

自己PRで部活経験を伝える際には、以下の5つのポイントを押さえましょう。

  1. 7つの項目に絞って構成する
  2. 自分の強み・長所を最初に伝える
  3. 過程を重視した表現を心がける
  4. 数字を使って具体的に伝える
  5. 部活経験を仕事でどう活かせるかをアピールする

自己PRに5つのポイントを取り入れれば、あなたの魅力がより企業に伝わりやすくなります。

作成した自己PRを改めてチェックし、ぜひ紹介するポイントを取り入れてください。

①7つの項目に絞って構成する

自分の魅力を最大限に伝えようと、ついつい情報を詰め込んでしまうと、かえって伝わりにくくなります。以下の7項目に絞ってアピールを構成しましょう。

  1. 強み・能力
  2. 背景・役割
  3. 課題・問題
  4. 具体的な行動
  5. 結果
  6. 強みや能力の再確認
  7. 企業での貢献方法

最初に強みや能力を一言で伝え、その後に部活でのあなたはどんな立ち位置だったのか説明しましょう。解決した課題や問題を挙げ、解決のためにとった具体的な行動を説明します。

その結果、どんな影響をもたらしたのかや、達成したことを伝えてください。目に見える大きな成果がなくても、周りにいい影響を与えていれば立派なアピールポイントです。

再度強みを伝え、最後に入社したら強みをどう活かせるかを伝えましょう。この7つのポイントに沿って自己PRを作れば、相手に伝わりやすい自己PR文を作成できます。

②自分の強み・長所を最初に伝える

自己PRでは、最初に自分の強みや長所を伝えましょう。

何を伝えたいのかを最初に明示すれば、聞き手が話の内容を理解しやすくなり、印象にも残りやすいです。

人事担当者にあなたの強みをしっかりと理解してもらうためにも、まずは強みを明確に伝えるよう心がけてください。

➂過程を重視した表現を心がける

部活動での経験を自己PRに取り入れる際は、結果よりも過程を重視した表現を心がけてください。

人事担当者が重視するのは、結果そのものではなくその結果に至るまでのプロセスです。

例えば、「〇〇大会で優勝」と結果だけを伝えても、あなたの魅力は分かりません。

むしろ、「入賞は叶わなかったが、入賞に向けてこんな努力をした」という話の方が、人事担当者には魅力的に映ります。

部活動で得た経験をアピールする際には、結果ではなくあなたが努力や工夫をした過程をメインにしましょう。

④数字を使って具体的に伝える

自己PRには具体的な数字を使えば、エピソードに説得力を持たせられます。

客観的なデータとして数字があれば、どれだけの努力や成果があったのかが明確に伝わるからです。

例えば、「雑談の場になっていた毎日の部内ミーティングを週1回に減らして効率化した」と「雑談の場になっていた部内ミーティングを減らして効率化した」では、説得力が異なります。

数字を使って、より印象深くあなたの強みを伝えましょう。

⑤部活経験を仕事でどう活かせるかをアピールする

自己PRでは、部活動経験を通して得た能力が仕事でどう活かせるかのアピールが重要です。

どう活かすかを伝えれば、面接官に企業とのマッチ度や入社後のポテンシャルを伝えられます。

例えば、部活動で培ったリーダーシップを強みとする場合は、「入社後もリーダーシップを活かしてチームを引っ張っていく」と言えばいいでしょう。

入社後に強みをどう活かすか伝えれば、採用担当者もあなたを採用するメリットや入社後の姿を想像できます。

部活経験を使って自己PRの強みを見つける方法

部活経験を通じた強みの見つけ方を紹介します。

  1. 部活メンバーとの関係から探す
  2. 課題や壁にぶつかった時の経験から探す
  3. 他のメンバーに自分の強みを教えてもらう

部活経験は就活では強力な武器になるので、部活に打ち込んでいたならぜひ自己PRに取り入れましょう。

①部活メンバーとの関係から探す

部員たちとの日常的なやり取りの中に、自分の強みを見つける手がかりがあります。

メンバーとの関わりを通じて、コミュニケーション関連の強みが見つかるでしょう。まずは、他のメンバーと接する際にあなたが何を意識しているかを振り返ってください。

例えば、「雰囲気を和ませる役割を果たしている」と感じたら、その理由を掘り下げましょう。

その理由が「チーム全体の雰囲気をポジティブに保つため」なら、協調性が強みだと分かります。

②課題や壁にぶつかった時の経験から探す

部活動で課題や壁にぶつかった時の経験からも強みを見つけられます。

例えば、目標に向けて根気よく努力した経験があるなら、その経験を基にして粘り強さをアピールする自己PRが考えられます。

部活の課題や困難、トラブルに直面した時のことを思い出してみましょう。

➂他の部員に自分の強みを教えてもらう

自分の強みがなかなか見つからない場合、他の部員に意見を求めるのも1つの方法です。

第三者の意見を聞けば、あなたが気付かなかった強みやエピソードを発見できる可能性があります。

例えば「あの時の行動が印象的だった」と、強みに繋がるヒントが得られれば、それを基に自己PRを作成できるでしょう。

どうしても思い浮かばない場合は、部員にあなたの強みを聞いてみてください。

部活動を使った自己PRでのおすすめのアピールポイント

自己PRが思いつかない方に向けて、部活動から得られる具体的な強みを紹介します。

  1. 部活で得られる強み
  2. 役職ごとで得られる強み
  3. 部活の特徴ごとにある強み

自分の強みを考えてもわからなかったり、他の人に聞いてもピンと来なかったりする人もいますよね。

あなたの部活での経験を振り返りながら、紹介するポイントをヒントに自己PRを考えてみてください。

①部活動で得られる強み

多くの部活動で共通して得られる強みは、以下の3つがあります。

  • 協調性
  • 忍耐力
  • 継続力

部活では周りのメンバーと協力して目標に向けて活動するため、自然と協調性が身につきやすいです。

また、目標に向かって辛い練習やトレーニングに耐えたり、継続したりと忍耐力や継続力を備えている人も多くいるでしょう。

②役職ごとで得られる強み

部内での役職に応じて得られる強みもあります。

キャプテンやリーダーの場合は、リーダーシップやメンバーを支える力が身につきますし、副部長やマネージャーでは、サポートする力や気配り力、計画性が強みです。

特に役職がなかったという人も、部員として主体性・行動力をもって行動した経験はないでしょうか。役職に応じた強みを盛り込んだ自己PRを考えましょう。

➂部活の特徴ごとにある強み

運動部or文化部や人数の多い少ないなど、部活の種類に応じて得られる強みも変わります。

あなたの部活の特徴を活かした自己PRに入れ、その中で培った強みをアピールするのもおすすめです。

他の就活生の自己PR文よりも個性が出て、よりあなたらしい自己PRに仕上がるでしょう。

  1. 運動部or文化部
  2. 団体競技or個人競技
  3. 人数が多いor少ない
  4. 活動が活発かどうか

運動部or文化部

運動部・文化部で異なる強みを紹介します。

運動部に所属している人は、競技に勝つために取り組む姿勢や自己管理能力が強みと言えるでしょう。例えば、体調の管理やトレーニングの習慣化は、自己管理能力が高い証拠ですよね。

文化部に所属している人には、練習や創作活動で培われる集中力や目標設定能力が強みとして挙げられます。

吹奏楽など勝ち負けを競う文化部もありますが、それ以外にも演奏会やイベントなど自分で考えて目標設定できる点が強みです。

団体競技or個人競技

団体競技・個人競技で異なる強みを紹介します。

団体競技に参加している場合、他のメンバーとの協力を通じてチーム全体の目標に向かう行動が求められるため、リーダーシップや協調性、柔軟性が磨かれます。

一方、個人競技の強みは、目標に向かって努力を積み重ねて得られる自立心や自己管理能力ですよ。

個人競技は自分の努力がものを言います。人に頼らず結果を出すために、おのずと自立心や自己管理能力が身につきやすいです。

人数が多いor少ない

部員の数で異なる強みを紹介します。

部員数が多い部活では、様々な意見や性格をもつメンバーたちと協力しなければならないため、コミュニケーション能力や柔軟な対応力が鍛えられます。

少人数の部活の強みは、積極的に意見を述べたり部員全員が主体的に行動したりする機会が多いため、リーダーシップや積極性が挙げられますよ。

また、意見の異なる部員たちをまとめるためのリーダーシップも鍛えられるでしょう。

活動が活発かどうか

部活の活発さで異なる強みを紹介します。

活動が頻繁に行われる部活では、スケジュール管理能力や集中力が強みです。部活以外にも学業やアルバイトなど、他の予定とバランスを取るために管理能力が身につきますよ。

活動が少ない部活では、効率的に行動できる点や、コミュニケーション能力が強みです。限られた時間で結果を出すためには効率を考えて活動する必要があるためですよ。

また、短い時間の中でも他の部員と親交を深めて活動できたのなら、コミュニケーション能力が高い証拠だと言えます。

【強み別】部活経験を自己PRに含める例文集

強み別に、部活経験を自己PRに含める例文集を紹介します。

  1. 継続力をアピールする例文
  2. 協調性をアピールする例文
  3. 柔軟性をアピールする例文
  4. 目標設定力をアピールする例文
  5. 粘り強さをアピールする例文
  6. 人の話を聞く力をアピールする例文
  7. サポート力をアピールする例文

部活経験を盛り込んだ自己PRを書く方法が分からない方は、参考にできるはずです。

ぜひ、あなたの強みや部活経験と照らし合わせながら読んでくださいね。

①継続力をアピールする例文

継続力をアピールする例文を紹介します。

私の強みは継続力です。吹奏楽部に所属していた際、コンクールに出るメンバーがオーディションで決まる環境でした。2年生まではコンクールメンバーに選ばれず、非常に悔しい思いをしましたが、その悔しさをバネにして、毎日1時間の自主練習を欠かさず続けました。特に難しい部分を克服するために、粘り強く練習を続けた結果、ついにコンクールメンバーに選ばれることができました。この経験から、継続して努力することの重要性を学びました。この継続力を活かし、御社でも粘り強く仕事に取り組み、成果を上げていきたいと考えています。

継続力のアピールは、努力家な面や真面目さもセットでアピールできます。

目標に向けて地道に練習をした経験があれば、継続力をアピールポイントにするのがおすすめです。

②協調性をアピールする例文

協調性をアピールする例文を紹介します。

私の強みは協調性です。所属していたバスケ部ではチーム内で意見の食い違いがあり、連携がうまく取れない問題に直面しました。そこで仲間一人ひとりと話し合って解決策を模索し、チームミーティングで共有しました。その結果、意見の食い違いが解消されチームの連携が改善し、試合で勝利を収められました。この経験から異なる意見をまとめ、チームワークを高めることの大切さを学びました。御社においても、この協調性を活かしてチーム全体で協力して成果を上げるために貢献したいと考えています。

問題や課題解決の場面で、あなたの協調性を生かしてチームメンバーにどう働きかけたのかを意識しましょう。

問題に対して自ら行動を起こせる主体性や積極性、行動力も一緒にアピールできます。

③柔軟性をアピールする例文

柔軟性をアピールする例文を紹介します。

私の強みは柔軟性です。軽音楽部で活動していた際、決まったメンバーで演奏するのではなく、部内で組むメンバーが定期的に変わるという状況でした。メンバーに合わせてバンドの方針や練習方法を柔軟に変更し、全員が最大限に力を発揮できるように工夫しました。この経験を通じて、どんな状況にでも合わせられる柔軟な対応力が身につきました。この柔軟性を活かし、営業職においても顧客に合わせて臨機応変に対応し、御社に貢献していきたいと考えています。

どんな状況にも対応できる柔軟性は、社会人として重要なスキルです。

仕事でも1つのやり方に固執せず、臨機応変に対応できるとアピールしましょう。

④目標設定力をアピールする例文

目標設定力をアピールする例文を紹介します。

私の強みは目標設定力です。水泳部では、漠然と「インターハイ決勝に出場する」という目標しか立てていなかったのですが、それだといつまでも目標が達成できないと気付き、1日や1か月単位でより細かく目標を立てました。結果的に、インターハイの決勝に出場でき、自己べすとの成績を残せました。この経験から、目標を設定してその達成に向けて努力する力が培われました。御社においても目標設定力を生かし、目標に向けて粘り強く取り組んで貢献していきたいと思っています。

目標設定力をアピールする際は、目標設定力だけでなく目標達成に向けての行動も合わせてアピールしましょう。

できれば目標設定をして実際にその目標が叶ったエピソードの方が、より説得力が増します。

⑤粘り強さをアピールする例文

粘り強さをアピールする例文を紹介します。

私の強みは粘り強さです。所属している剣道部では、試合でなかなか勝てず、成績が伸び悩んでいました。しかし、あきらめずに技術の向上や体力作りに取り組み続けました。試合後には必ずフィードバックを受けて改善点を確認し、毎日の練習に取り入れました。その結果、試合での成績が大幅に向上し、最終的には県大会で優勝できました。この経験を通じて、どんな困難な状況でも粘り強く取り組むことの大切さを実感しました。御社でもこの粘り強さを活かして、目標達成に向けて全力で取り組みたいと考えています。

粘り強く努力を続けられる点は、採用担当者から見ると魅力的に映ります。

仮に例文のような「県大会優勝」などの成績を収めていなくても、粘り強く努力した結果得られたものがあれば、それをアピールするのがいいでしょう。

⑥人の話を聞く力をアピールする例文

人の話を聞く力をアピールする例文を紹介します。

私の強みは、人の話をしっかりと聞く力です。山岳部に所属していた際、部に来なくなってしまった部員がいました。理由を探るため、その部員の話を聞きに行き、彼が部に対して感じていることや悩みを丁寧に聞き出しました。彼が部をやめたいとは思っていないとを知り、他の部員と話し合いの場を設けてじっくり話した結果、彼は部に復帰できました。この経験を通じて、人の話をしっかり耳をかたむけることが相手の信頼を得るために重要だと学びました。貴社では営業職として、顧客の話を丁寧に聞き、信頼を得て貢献したいと考えています。

人の話を聞く力は、コミュニケーション能力や協調性もアピールできる能力です。

話を聞いたうえでどう行動して解決に導いたのかまでしっかり自己PRに盛り込みましょう。

⑦サポート力をアピールする例文

サポート力をアピールする例文を紹介します。

私の強みはサポート力です。サッカー部のマネージャーとして、チームの練習や試合の運営をサポートしていました。特に、部員が練習や試合に集中できるように、必要な備品の管理やスケジュール調整を率先して行い、部員一人ひとりの状況に応じたサポートを心がけていました。その結果、チームのパフォーマンスが向上し、部全体の士気も高まりました。この経験から、サポートを通じてチーム全体の成功に貢献できると学びました。御社でもこのサポート力を活かし、チームやプロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

あなたのサポート力を生かして、部で活躍した経験を書きましょう。

サポート力のみだとやや印象が弱いので、自ら率先して行う主体性や積極性も合わせてアピールすると、自分の力で考える力があると伝えられます。

【役職別】部活経験を自己PRに含める例文集

役職別に、部活経験を自己PRに含める例文集を紹介します。

  1. キャプテン経験(リーダーシップ)
  2. 副部長(責任感)
  3. マネージャー(計画性・サポート力)

部活で役職がついていた人は、任されていた役職に加えて、役職独自の強みをアピールすると効果的です。

それぞれの役職でアピールしやすい強みも合わせて紹介します。

①キャプテン経験(リーダーシップ)

キャプテン経験でリーダーシップをアピールする例文を紹介します。

私の強みはリーダーシップです。バレーボール部のキャプテンとして、部全体を見渡し、把握していました。負けが続いてチームの士気が低下した際には、リフレッシュ期間を設けたり、部員一人ひとりと個別に話して、意欲を引き出すことに努めました。その結果、チーム全体の士気が向上し、部員のスキルも上がりました。この経験から、リーダーシップを発揮すればチームとして成果を上げられると学びました。御社でもこのリーダーシップを活かして、チームでの目標達成に貢献したいと考えています。

キャプテン経験があるなら、リーダーシップのアピールにぴったりです。

あなたがキャプテンとしてどう部や部員に接したのか、どんな考えを持っていたのかを採用担当者に伝えましょう。

②副部長(責任感)

副部長経験で責任感をアピールする例文を紹介します。

私の長所は責任感です。私はテニス部の副部長として、部の運営や練習試合など他校とのやりとりを担当しました。部員の出欠管理や練習のスケジュール調整など、責任を持って対応した結果、部の運営がスムーズになり、部員や部長から信頼を得られました。この経験から、責任感を持って役割を全うする大切さを学びました。御社においても、この責任感を活かして、業務を確実に遂行し、周りから信頼される存在となりたいと考えています。

副部長というと、強みがあいまいになりがちですが、どんな仕事を担当していたのかをしっかりと伝え、その中で発揮した強みを伝えましょう。

また責任感は社会人に求められる力なので、しっかり自己PRを作りこめば、人事担当者にいい印象を与えられます。

➂マネージャー(計画性・サポート力)

マネージャー経験で計画性やサポート力をアピールする例文を紹介します。

私の強みは計画性とサポート力です。ラグビー部のマネージャーとして、トーナメントまでの日数から逆算して必要な練習の計画を立て、部員と共有しました。練習の状況を把握し、部員たちと話しながら練習計画を柔軟に変更しました。結果、チームはトーナメントで好成績を収められ、部員たちからも感謝されました。この経験から、計画的に物事を進める重要性を学びました。御社でもこの計画性とサポート力を活かして、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

マネージャーはサポート力を伝えるのにぴったりの役職です。

ただ言われた仕事をこなすのではなく、マネージャーとしてどう部員たちと関わったのかを自己PRに入れれば、主体性も伝えられます。

【部活別】部活経験を自己PRに含める例文集

部活別に、部活経験を自己PRに含める例文集を紹介します。

  1. 吹奏楽部(チャレンジ精神)
  2. 水泳部(粘り強さ)
  3. 漫画部(行動力)
  4. 写真部(コミュニケーションスキル)

自分の所属している部活がなくても、自己PRの作り方やエピソードの盛り込み方は参考にできる部分もあるはずです。

ぜひ自己PRを作る際のヒントにしてください。

①吹奏楽部(チャレンジ精神)

吹奏楽部で培ったチャレンジ精神をアピールする例文を紹介します。

私の長所は、チャレンジ精神が旺盛なところです。大学生から吹奏楽部に参加し、ソロの担当に立候補しました。今までは中高で楽器を経験のある部員がソロを担当するのが通例でしたが、私もソロを担当するチャンスが欲しいと思い、立候補を決めました。その結果、ソロ奏者に抜擢されただけでなく、経験者と大学から始めた部員で何となく分かれていた部の雰囲気を変えられました。この経験で、何事もチャレンジすることの大切さを実感しました。御社への入社後もこのチャレンジ精神を持ち続け、常に新しい仕事に挑戦したいと考えています。

チャレンジ精神は主体性や積極性もセットでアピールできる長所です。

自分の実力よりも上の大会に挑戦したり自己記録の更新に挑戦したりした経験があれば、ぜひチャレンジ精神をアピールしましょう。

②水泳部(粘り強さ)

水泳部で培った粘り強さをアピールする例文を紹介します。

私の強みは粘り強さです。水泳部での練習中、タイムがなかなか縮まらない悩みがありました。しかしそこであきらめず、フォームの再確認やトレーニング方法を徹底的に見直し、毎日の練習に粘り強く取り組み続けました。その結果、タイムを0.5秒縮められました。この経験を通じて、粘り強く取り組めば結果が出ると学びました。御社でもこの粘り強さを活かして、目標達成に向けて努力し続けたいと考えています。

目標の達成に向けて粘り強く努力した経験があれば、それをアピールしましょう。

目指していた結果が出ていなくても、他にいい影響をもたらしていれば、説得力のある粘り強さのアピールになります。

➂漫画部(行動力)

漫画部で培った行動力をアピールする例文を紹介します。

私の強みは行動力です。所属していた漫画部では、作品発表の機会が限られている点を課題に感じていました。そこで、行動力を生かして部内の仲間を募って外部のイベントに出展しました。結果、多くの人に作品を見てもらえただけでなく、イベントがきっかけで部員数も増加しました。この経験から、積極的に行動することの大切さを感じました。御社においても、この行動力を活かして、新しいプロジェクトやチャンスを積極的に作り出し、貢献していきたいと考えています。

行動力は、積極性や主体性など様々な面をもった長所です。

自ら率先して起こした行動や達成した目標を採用担当者に伝え、行動力をアピールしてください。

④写真部(コミュニケーションスキル)

写真部で培ったコミュニケーションスキルをアピールする例文を紹介します。

私の強みはコミュニケーションスキルです。所属していた写真部の半年に1度の定期展覧会では、来場者と積極的にコミュニケーションを取りました。来場者との会話から改善点を探り、イベントの満足度を上げるよう部内に働きかけました。その結果、アンケートで好評を得られ、〇〇〇〇年秋の展覧会が大学から表彰されました。この経験から、コミュニケーションの重要性を学びました。御社においても、このスキルを活かして顧客やチームメンバーとの良好な関係を築き、貢献していきたいと考えています。

チーム仕事の多い企業では、コミュニケーションスキルは重要な能力です。

様々なタイプの人とコミュニケーションを取った経験があれば、そのエピソードでコミュニケーションスキルの高さをアピールしましょう。

部活経験を自己PRに含める時のNG例文集

部活経験を自己PRに含める時のNG例文集を紹介します。

  1. 結論から伝えていない
  2. 楽しい思い出ばかりをアピールした
  3. 自分ではなく部のアピールになってしまった

部活の自己PRをする際、気づかないうちについやってしまいがちなものばかりです。

紹介するポイントに気を付けると、あなたの良さが最大限伝わる自己PRが作れますよ。

①結論から伝えていない

自己PRは、必ず結論から伝えましょう。

私はラグビー部のマネージャーとして、トーナメントまでの日数から逆算して必要な練習の計画を立て、部員と共有しました。練習の状況を把握し、部員たちと話しながら練習計画を柔軟に変更しました。結果、チームはトーナメントで好成績を収められ、部員たちからも感謝されました。この経験から、計画的に物事を進める重要性を学びました。御社でもこの計画性とサポート力を活かして、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

この自己PRでは計画性とサポート力をアピールしたいのですが、ラグビー部のマネージャーであることが最初に来ているので、全体的に分かりにくいです。

「私の強みは計画性とサポート力です。」の一言を文の初めにつけるだけで読みやすい自己PR文に早変わりします。

自己PRを作成するときは、必ず結論から伝えましょう。

②楽しい思い出ばかりをアピールした

部活の楽しい思い出ばかりをアピールしても意味がありません。「楽しい」というのは部活の感想であり、あなたの人柄には直結しないからです。

私の長所はチャレンジ精神旺盛なところです。私は大学生からクラリネットに挑戦しました。最初は難しかったのですが、周りの部員たちのサポートも受けて、楽しく練習できました。地区大会では入賞はできませんでしたが、部員全員で一丸となっての演奏は楽しい思い出になりました。この経験で、私は初めてのことでも臆せずチャレンジする大切さを学びました。チャレンジ精神を生かし、御社でも積極的に仕事に取り組みたいと思っています。

部活で成績を残せなかった場合に「楽しさ」をアピールしてしまうのはありがちなので、自己PRに「楽しい」という単語が登場していたら注意しましょう。

楽しかった思い出よりも、あなたがどう努力をし、行動したのかにフォーカスを当ててください。

➂自分ではなく部のアピールになってしまった

自己PRが自分ではなく部のアピールになってしまうケースもあります。

私の強みは目標設定力です。水泳部では、「インターハイ決勝に出場する」目標を立てて努力し、実際にインターハイの決勝にまで出場し、優勝を収めました。また、その後〇〇大会にも出場し、3位を獲得しました。この経験から、目標を設定してその達成に向けて努力する力が培われました。御社においても目標設定力を生かし、それに向けて粘り強く取り組んで貢献していきたいと思っています。

優秀な成績を収めた場合には、自分の努力を抜かして結果だけをアピールしてしまいがちです。しかし、それではあなたのアピールではなく部のアピールになってしまいます。

あくまでもメインはあなたなので、優秀な成績を収めるためにどう努力したのかをしっかり自己PR文に盛り込みましょう。

部活の経験は自己PRで有効!ただし書き方・伝え方が大事

自己PRで部活の経験を活かす書き方を紹介しました。

部活は企業での仕事に通ずるものがあり、部活経験者は採用担当者からすると魅力的です。

しかし、自己PRへの盛り込み方を間違えてしまうとあなたの魅力が伝わりません。

ぜひこの記事を参考にして、部活の経験を盛り込んだ魅力的な自己PR文を作ってくださいね。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。