就活で「何もしたくない」気持ちが湧いたら？原因と対処法5選を解説
就活の途中で「何もしたくない」と感じてしまうことは決して珍しいことではありません。
本記事では、就活中に何もしたくないと感じてしまう原因と、その状況を打破するための具体的な対処法を詳しく解説します。
さらに、モチベーションを低下させてしまう就活中のNG行動についても紹介しているのでぜひ読んでください。
就活で「何もしたくない」と落ち込む人は多い
就活は、多くの学生にとってプレッシャーとストレスが大きく、「何もしたくない」と感じてしまうことは決しておかしなことではありません。
内定が出ない焦り、忙しい日々、自分の将来に対する不安など、様々な要因が絡み合い、モチベーションが低下してしまうのです。特に、就活の進め方が分からない、やりたい仕事が見つからない状況では、さらに何もしたくないという気持ちに陥りやすくなります。
さらに、忙しい就活スケジュールの中で十分に休めていなかったり、周囲の学生と比較して精神的なプレッシャーを感じたりすることも、何もしたくない感情を強める要因となります。
しかし、これは決してあなただけではありません。多くの学生が経験する問題です。
「何もしたくない!」就活のモチベーションが低下する原因5つ
就活中にモチベーションが低下するその背後には、さまざまな原因が潜んでいます。ここでは、就活で無気力になる主な原因を5つ紹介します。
- 就活をなにから始めるかわからない
- 働きたくない
- 行きたいと思う企業が見つからない
- 内定がなかなかもらえない
- 疲れが溜まっている
①就活をなにから始めるかわからない
就職活動を何から始めるのか迷うのは、学生にとって普通のことです。どこから手を付けていいかわからないという状況は、具体的な計画がないために起こります。
最初のステップとして、自己分析を行うことが大切です。自分の得意分野や関心のある業界を把握することで、就職活動の進め方が明確になります。
さらに、キャリアセンターの利用や先輩からのアドバイスをもらうのも良いでしょう。計画に沿って行動することで、就職活動に対する不安を和らげ、順調なスタートを切ることができるはずです。
② 働きたくない
就職して働くことに不安を覚えたり、消極的になることは多くの学生が経験することです。こういった感情は、自分に合った職業が見つけられないことに由来することが多いのです。
働きたくないという気持ちを克服するには、自分の望むキャリアや目指すべき職業を明確にすることが重要です。インターンシップや業界研究を積極的に行い、実際の職場を体験することで、自分に合った仕事を見つけることができるでしょう。
③行きたいと思う企業が見つからない
行きたい企業が見つからないというのは、就活生にとって深刻な問題です。これは自分の興味や価値観が明確でないために生じます。
志望企業がない場合は、まず自己分析を行い、自分自身の興味や価値観を理解することが重要です。さらに、様々な業界や企業についての情報を広く集め、自分に適した企業を見つけるための努力も欠かせません。
④ 内定がなかなかもらえない
内定がなかなかもらえないことは、就活生にとってストレスの大きな原因となります。原因としては、選考対策の不足や自己PRの不十分さが挙げられます。
自己分析を徹底して自分の強みや魅力を明確にすることが不可欠です。また、面接練習や、履歴書を見直すことも効果的でしょう。
さらに、選考途中でも改善点を見つけて、次の機会に生かすように努めましょう。
⑤ 疲れが溜まっている
就職活動は、精神的にも身体的にもにかなりのストレスを与えるものです。疲労が長引くと、やる気を失ってしまう原因となり得るため、適度な休息が不可欠です。
趣味を楽しむ時間を作る、運動を取り入れる、友人と過ごすなど、自分にとって最適な方法でリフレッシュするようにしましょう。
また、就職活動のスケジュールを見直し、無理なく進めることで、心身の健康を保ちながら、効率的に就活を進められます。
就活で何もしたくない時にやって欲しい5つのこと
就活中に、何もしたくなくなった時は、気持ちをリフレッシュすることが大切です。そこで、就活のモチベーションを取り戻すための5つの方法をご紹介します。
- 社会人になった後の姿を想像する
- 自己分析をする
- 周りの様々な人と話す
- 就活と関係ないことをしてみる
① 社会人になった後の姿を想像する
就活で進展が見られない時は、将来の自分がどうありたいかを具体的に描いてみると良いでしょう。
成功している自分の姿や理想の職場で働く姿を想像することは、目標達成へのステップを考える上での良いきっかけになります。
目指すべき目標がはっきりすると、就活のモチベーションも自ずと湧いてきますし、夢や目標をはっきりさせることで、今の就職活動が未来の自分にとっていかに価値あるものかを再確認できます。
② 自己分析をする
モチベーションを高めるのに有効な手段となるのが自己分析です。
自己分析によって、自身のキャリアに対する考え方や仕事に対する姿勢が明確になります。どのような仕事に就きたいのか、どのようなキャリアを築きたいのか、具体的なイメージが湧きやすくなるのです。
また、面接などの場面で自信を持って、自分の強みや経験を具体的に説明できるようになり、企業に魅力をアピールできるでしょう。
③周りの様々な人と話す
就活中は、周囲の人々と積極的にコミュニケーションを取ることが、成功のための重要な鍵となります。
友人や先輩、キャリアアドバイザーなど、様々な人と話すことで、自分一人では思い浮かばなかった新たな視点やアイデアを得ることができます。これは、企業選びや自己分析において非常に有効です。
さらに、同じように就活で悩んでいる仲間と話すことで、共感を得て、孤独感を軽減できます。同じ悩みを抱える仲間と励まし合い、情報交換をすることで、モチベーションを維持し、前向きな気持ちで就活に取り組むことができるはずです。
また、人との交流は、新しい情報や機会をもたらしてくれる可能性もあります。企業情報や業界動向など、自分では知らなかった情報を得られるだけでなく、思わぬ縁で就職先が見つかることもあるかもしれません。
④ 就活と関係ないことをしてみる
就活とは全く関係ないことに時間を割くことは、非常に効果的なリフレッシュ方法です。
サークル活動や趣味など、自分が心から楽しめることに没頭することで、一時的に就活のプレッシャーから解放され、心をリフレッシュすることができます。また、普段とは違う環境に身を置くことで、新たな刺激を受け、視野を広げる効果も期待できます。
就活に行き詰まったと感じたときは、あえて違うことに集中することで、新たな突破口を見つけることができるかもしれません。
なにより、心身ともにリフレッシュすることで、より前向きな気持ちで就活に取り組むことができるはずです。
⑤ 思い切って休む
就職活動では、企業研究や自己分析、面接対策など、慣れないことをこなす中で、心身ともに疲れを感じてしまっています。
そんな時、思い切って休息を取ることは、時に重要なことです。むしろ、長期的な視点で見れば、就活の効率を高めるために非常に重要な要素と言えます。
就活をしないで卒業する場合の4つの選択肢
新卒での就職活動をしなかった場合でも、卒業後には様々な選択肢が広がっています。以下では、就職以外の主な進路を4つご紹介します。
- 就職留年
- 就職浪人
- 非正規雇用で働く
① 就職留年
就職留年とは、大学を卒業せずにあえて留年し、次の年に新卒として就職活動を行うことです。近年、就職活動への不安や将来への迷いから、あえて就職留年を選択する学生が増えています。
就職留年を選ぶ最大のメリットは、新卒というステータスを維持できることです。多くの企業は新卒採用を積極的に行っており、新卒枠の方が選択肢が広くなります。特に、大企業や人気企業への就職を目指す場合、新卒というステータスは大きなアドバンテージとなります。
しかし、留年には学費が追加でかかり、経済的な負担が大きくなるため、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。また、周囲の学生が就職していく中で、取り残されたような気持ちになり、孤独感や焦燥感を感じることも少なくありません。
さらに、留年しても必ずしも希望の企業に入社できるとは限りません。企業によっては、留年生を積極的に採用していない場合もあります。
② 就職浪人
大学卒業後、既卒者として就職活動を行うことを「就職浪人」と呼びます。
最大の利点は、就職活動の経験を活かせることです。前年度の経験を踏まえ、自己分析や企業研究をより深く行うことができます。さらに、語学留学やインターンシップ、資格取得などを通してスキルアップや経験を積み、ライバルと差別化するための武器を手に入れることも可能です。
しかし、多くの企業は新卒採用を積極的に行っており、既卒者枠は限られています。応募できる企業の範囲が限定される可能性は捨てきれません。
また、既卒者は、新卒者と比べて採用基準が厳しくなる場合もあるので、注意しましょう。
③ 非正規雇用で働く
正規雇用以外にも、アルバイトや派遣社員などの非正規雇用になる選択肢もあります。非正規雇用は、正規雇用と比べて柔軟な働き方が可能であり、自分のライフスタイルに合わせて仕事を選ぶことができます。育児や介護と両立したい人や、スキルアップのために時間を使いたい人にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。
また、非正規雇用から正社員への道も存在します。企業側も人材確保のために非正規雇用から正社員への登用制度を設けているところが増えています。正社員登用をされるには、職場での実績や能力を積み上げることが重要です。
一方、非正規雇用は、正規雇用に比べて安定性や福利厚生の面で劣ることが多いため、長期的なキャリアプランを考える際には注意が必要です。
④ 留学・大学院で学びを続ける
大学卒業後の選択肢として、留学や大学院への進学も視野に入れてみましょう。特に、自分の専門分野を深く掘り下げたい、あるいは新たな分野に挑戦したいという人にとって、魅力的な選択肢です。
留学や大学院での学びは、将来の就職活動において有利に働くことがあります。海外留学では語学力やコミュニケーション能力を身につけられるため、グローバルな活躍を目指す人にとって大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、留学や大学院への進学には、学費や時間が必要で、卒業後すぐの就職に比べて時間的、経済的な負担が大きくなることを考慮しなければなりません。
やる気を削ぎかねない就活中のNG行動3つ
就活中、やる気を保つことは重要ですが、一方で避けるべきNG行動も存在します。ここでは、就活中にやってはいけない3つのNG行動を紹介します
- 休んでいる時に就活のことを考える
- 周りと比べる
- 無理をする
① 休んでいる時に就活のことを考える
休息は、就活を成功させるために欠かせない大切な時間です。しっかりと休むためには、就活から意識的に距離を置くことが重要です。
休息は、決して怠惰ではありません。むしろ、就活を成功させるために必要なので、軽視しないようにしましょう。
具体的な休息方法としては音楽、読書、スポーツ、ゲームなどの趣味に没頭する、短期間でも旅行に行く、自然の中を散歩するといったリフレッシュも効果的です。
② 周りと比べる
周囲の人と比べて焦りを感じたり、自己評価を下げてしまったりすることはよくありますが、他人との比較は、あなたの成長を阻害し、ストレスを増加させる原因となります。
重要なのは、自分自身の成長に焦点を当てることです。過去の成功体験を振り返り、自分の強みを再認識しましょう。
また自分のペースで就活を進めることをこころがけ、周囲に流されず、自分に合った方法を見つけてください。
他人との比較は、あなたに何も与えてくれません。むしろ、あなたの可能性を狭め、自信を奪ってしまうものです。
③ 無理をする
就活は、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかる活動です。目標を達成するためには、計画的に行動することが大切ですが、同時に無理をしないことも重要です。
無理をしすぎると、燃え尽き症候群や健康問題を引き起こすリスクがあります。集中力が低下したり、体調を崩したりしてしまうと、就活どころではなくなってしまうでしょう。
自分の限界を理解し、無理のない範囲で就活をすることが重要です。一日の就活時間を設定し、十分な睡眠時間を確保したり、定期的に休息日を設け、心身をリフレッシュする時間を作ったりするように心がけましょう。
就活のプレッシャーに対処するために、カウンセリングやリラクゼーション技法を活用するのも良い方法です。一人で抱え込まず、周囲に助けを求めることも選択肢に入れてみてください。
就活で何もしたいときはリフレッシュを心がけよう
就活で、「何もしたくない」と感じてしまう時は、無理に続けるのではなく、一度立ち止まって、自分と向き合うことが大切です。
まず、なぜそのような気持ちになったのか、原因を探ってみましょう。過度なストレスや疲労が原因であれば、休息を取ることで気持ちが回復するかもしれません。また、就活の方向性に迷っている場合は、キャリアセンターや信頼できる先輩に相談することで、新たな視点を得られる可能性もあります。
就活は、一人で抱え込む必要はありません。友人や家族、キャリアアドバイザーなど、周囲のサポートを積極的に求めることも大切です。
