東京ガスの年収・初任給を紹介!事業内容や他社との比較まで
東京ガスは、関東地方を中心に都市ガスを供給する、国内最大手のガス会社です。私たちの生活に欠かせないエネルギーを支える、とても重要な役割を担っています。
「東京ガスってどんな会社?」「年収や待遇はどうなっているの?」と気になっている就活生の皆さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、東京ガスの年収や初任給、事業内容、企業文化など、就活に役立つ情報を分かりやすく解説していきます。
さらに、競合となる企業についても紹介するので、ぜひ最後まで読んで、企業研究に役立ててくださいね。
東京ガスの平均年収は718万
東京ガスの平均年収は、約718万円です。
参考までに、国税庁の調査によると、2022年の平均年収は約458万円でした。東京ガスは、この金額を大きく上回っていることが分かりますね(引用:令和4年分 民間給与実態統計調査)。
従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 |
3,060人 | 43.1歳 | 18.1年 | 7,181,076円 |
東京ガスの初任給
東京ガスの初任給は、文系・理系関係なく、大学院卒は約24万5,000円、大学卒は約22万円になります。
文系職 | 学部卒:260,000円 修士了:285,000円 |
理系職 | 学部卒:260,000円 修士了:285,000円 |
東京ガスの募集要項
ここでは、東京ガスの制度について募集要項から確認しましょう。
東京ガスは、社員が安心して長く働けるよう、福利厚生や休暇制度を充実させています。
例えば、年間休日は完全週休2日制で120日以上とプライベートの時間もしっかり確保できる環境ですね。
勤務時間 | 8:45~17:30 ※フレックスタイム制有。一部職場では夜勤・交代勤務有。 |
休日休暇 | 完全週休2日 祝日 年末年始 有給休暇 特別休暇(リフレッシュ休暇、ボランティア休暇、産前産後休暇など)病気休暇 他 |
勤務地 | 主に東京都および神奈川、埼玉、千葉、栃木、群馬、茨城各県の事業所 |
福利厚生 | 各種社会保険 各種貯蓄制度 融資制度 共済会 社員持株会 独身寮 家族寮 総合グラウンド 他 |
教育研修 | 新入社員研修 国内外留学研修 自己選択型チャレンジプログラム 他 |
その他にも、結婚や出産、育児などのライフイベントをサポートする休暇制度や、スキルアップのための研修制度など、様々な制度が用意されています。
東京ガスの企業情報3つ

ここからは、東京ガスついて、より詳しく見ていきましょう。具体的に以下の3点から解説します。
- 東京ガスの事業展開
- 東京ガスの企業業績
- 東京ガスの企業理念
①東京ガスの事業展開
東京ガスは、私たちの暮らしに欠かせないガスを供給する会社として知られていますが、実はそれだけではありません。
以下に、事業内容を簡単にまとめました。
- 都市ガス・LNG販売事業
都市ガス販売量は日本全国の35%に相当し、日本国内販売シェア1位です。 - 電力事業
燃料調達から、発電、販売まで一貫して行われています。 - 海外事業
海外事業は、資源開発事業・再生可能エネルギー事業・LNGインフラ事業が中心です。 - エネルギー関連事業
顧客のニーズに合わせたソリューションをワンストップで提供します。 - 地域開発サービス事業
安定収益、資産価値向上をコンセプトに、オフィス・住宅の賃貸事業を中心に展開しています。
東京ガスは、エネルギーの枠を超えて、私たちの生活を支える、様々な事業に挑戦している会社と言えますね。
②東京ガスの企業業績
東京ガスは、安定した収益を上げている会社です。
2023年3月期の売上高は、約3兆2,896億円と、コロナ禍の影響を受けた時期もありましたが、その後は順調に業績を伸ばしています。
2019年3月期 | 2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | |
売上高 | 1,962,308百万円 | 1,925,235百万円 | 1,765,146百万円 | 2,154,860百万円 | 3,289,634百万円 |
営業利益 | 93,704百万円 | 101,418百万円 | 77,675百万円 | 127,525百万円 | 421,477百万円 |
経常利益 | 89,386百万円 | 102,645百万円 | 70,500百万円 | 136,481百万円 | 408,846百万円 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 84,555百万円 | 43,293百万円 | 49,505百万円 | 95,702百万円 | 280,916百万円 |
③東京ガスの企業理念
東京ガスグループは、「エネルギーとソリューションを、暮らし、都市、地球の未来に」というビジョンを掲げています。
このビジョンを実現するために、
1. 「CO2ネット・ゼロ」をリード 二酸化炭素の排出量をネット・ゼロにすることを目指しています。 2.「価値共創」のエコシステム構築 東京ガスだけでなく、顧客やビジネスパートナーとの共創を必要とする挑戦です。エコシステムの様々な商品・技術・サービスを組み合わせたソリューション提供を目的に掲げています。 3.LNGバリューチェーンの変革 これまで培ってきた事業やノウハウを究めると同時に、新たな領域を切り拓き、LNGバリューチェーンの各機能を最大化することを目指しています。 |
といった目標に挑戦しています。
東京ガスの競合企業3つ

ここでは、東京ガスと同様に、ガス事業を展開する3つの会社を紹介します。それぞれの会社が、どのような強みや特徴を持っているのか、ぜひ調べてみて下さいね。
- 大阪ガス
- 東邦ガス
- 西部ガス
①大阪ガス
大阪ガスは、関西地方を中心に、都市ガスの製造や供給などを行う会社です。東京ガスと並ぶ、国内の大手ガス会社として知られています。
資本金 | 1,321億6,666万円 |
売上高 | 2,275,113百万円(2023年3月期) |
平均年収 | 6,851,644円(2023年3月31日現在) |
初任給 | 学部卒:227,000円 修士修了:253,000円 |
従業員数 | 1,163人(2023年3月31日現在) |
2023年3月期の売上高は約2兆2,751億円、平均年収は約685万円です。
②東邦ガス
東邦ガスは、愛知県を中心に、東海地方でガス事業を展開している会社です。
資本金 | 330億7,200万円 |
売上高 | 706,073百万円(2023年3月期) |
平均年収 | 5,767,024円(2023年3月31日現在) |
初任給 | 高専卒:204,000円 大学卒:245,000円 大学院卒:265,000円 |
従業員数 | 1,638人(2023年3月31日現在) |
2023年3月期の売上高は約7,060億円、平均年収は約576万円です。
③西部ガス
西部ガスは、福岡県を中心に、九州地方でガス事業を行っている会社です。
都市ガスの製造や供給だけでなく、ガス機器の製造なども行っています。
資本金 | 4億9,000万円 |
売上高 | 266,319百万円(2023年3月期) |
平均年収 | 5,812,455円(2023年3月31日現在) |
初任給 | 公式サイトに記載なし |
従業員数 | 172人(2023年3月31日現在) |
2023年3月期の売上高は約2,663億円、平均年収は約581万円です。
東京ガスの情報を集めて業界理解を深めよう
今回は、大手ガス会社の東京ガスについて、年収や初任給、事業内容、競合他社の情報などを紹介しました。
企業研究を進めるには、企業のホームページを見るだけでなく、紹介したような、売上や利益などの数字データも確認することが大切です。
今回紹介した内容を参考に、東京ガスについて、そして、ガス業界全体について、理解を深めていきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。