リンテックの平均年収と初任給を紹介!事業内容や他社との比較
リンテックは、粘着素材や剥離フィルムなどの開発・製造をしているメーカー企業です。就活生の中には、「リンテックって何をしている会社なの?」「年収や初任給はどのくらいなんだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リンテックの年収や初任給はもちろん、実際の事業内容についても紹介します。さらに、競合企業との比較もしているので、ぜひ参考にしてください。
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リンテックの平均年収は661万円
リンテックの従業員の平均年収は661万円となっています。これは日本の平均年収を200万円ほど上回る金額です(参照元:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」 )。
従業員数 | 平均年齢 | 勤続平均年数 | 平均年間給与 |
5,476人 | 42.1歳 | 19.7年 | 661万円 |
従業員の平均年齢は42.1歳、平均勤続年数が19.2年で、長期的なキャリア形成ができる職場環境と考えられます。
リンテックの初任給
リンテックの初任給は、学歴に応じて設定されています。
初任給 | |
短大・専門・高専卒 | 201,000円 |
大卒 | 235,100円 |
修士了 | 251,900円 |
博士了 | 268,700円 |
短大・専門・高専卒は20万1,000円、大卒は23万5,100円です。修士了は25万1,900円、博士了は26万8,700円となっており、専門知識や研究経験が評価されていることがわかります。
また、基本給以外にも、時間外労働手当や通勤交通費などの諸手当が付くのも魅力的です。
リンテックの募集要項
リンテックは、募集要項は以下の通りです。働きやすさと自己成長の機会を重視した職場環境を提供しています。
勤務時間 | 9:00~17:30 ※職種・勤務地により勤務時間が異なる場合があります。 ※一部フレックスタイム制を導入しています。 |
休日・休暇 | 完全週休2日制(土・日)、年間休日:125日(年度により異なる場合あり) ※熊谷工場・三島工場・小松島工場は週休2日制、年間休日113日 祝日、年次有給休暇、夏季・年末年始休暇、慶弔休暇、出産休暇、介護休暇、社会貢献休暇、育児休業など |
福利厚生 | 保険:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険 制度:企業年金、退職金、財形貯蓄、持株会、通信研修修了時費用補助など 寮・社宅:独身寮・社宅(入寮条件あり) 諸施設・その他:クラブ活動補助、各種保養所施設法人契約 |
教育研修 | 教育研修 集合研修:内定者研修、新入社員研修、3年目フォロー研修、5年目フォロー研修、新任係長研修、新任管理職研修、営業職社員向け法務研修、若手営業職研修、ライフプラン研修、職場環境改善のためのハラスメント研修 通信研修:中堅社員昇格時研修、新任管理職研修 その他:語学研修制度など |
勤務時間は基本的に9時から17時30分ですが、フレックスタイム制を一部導入しており、柔軟な働き方が可能です。年間休日は125日と多めで、ワークライフバランスを保ちやすい環境が整っています。
福利厚生面では、各種保険や企業年金、退職金制度など、将来の安定を支える制度が充実しているでしょう。また、独身寮や社宅の制度もあり、転居を伴う就職でも安心です。
教育研修制度も充実しており、新入社員から管理職まで、キャリアステージに応じた研修プログラムが用意されています。語学研修制度もあり、グローバルな視点を持つ人材育成にも力を入れているようです。
リンテックの企業情報
ここからはリンテックの事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。
- リンテックの事業内容
- リンテックの売り上げ・実績
- リンテックの基本理念
①リンテックの事業内容
リンテックは、身近な製品に欠かせない粘着紙や粘着フィルムの製造を主力事業としています。日用品のラベルや食品パッケージ、家電製品のシールなど、私たちの生活のあらゆる場面で目にする製品を手がけているのです。
リンテックの強みはそれだけではありません。粘着製品の製造にとどまらず、それらを効率的に貼り付けるラベリングマシンや、関連する電子装置の開発まで手掛けています。
この総合的なアプローチにより、顧客企業の多様なニーズに柔軟に対応できるのが大きな特徴です。
②リンテックの売り上げ・実績
リンテックの売上・業績は以下の通りです。売上高を見ると、2021年3月期の約2,359億円から2023年3月期には約2,846億円へと、2年間で約20%も増加しています。
2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | |
売上高(百万円) | 235,902 | 256,836 | 284,603 | 276,321 |
経常利益(百万円) | 16,770 | 22,698 | 15,602 | 11,537 |
従業員数(人) | 4,913 | 5,158 | 5,418 | 5,476 |
一方で、経常利益は前年比で大幅に減少しました。これは、世界情勢の不安定さや原材料価格の高騰、消費者の購買意欲低下などが原因とされています。
しかし、このような外部要因による影響を受けながらも、売上高を伸ばし続けているのは、リンテックの安定した事業基盤があるからだと考えられるでしょう。
③リンテックの基本理念
リンテックは、「明日を考え、今日を築こう」という基本理念のもと、未来を見据えた事業展開を行っています。この理念は、日々の努力が明るい未来を創り出すという信念を表しており、社員一人ひとりの行動指針となっているでしょう。
「社名の「リンテック」、すなわち“リンケージ(結合)”と“テクノロジー”および社是「至誠と創造」に裏付けされる人の和、技術開発力を基軸とし、国内・海外の業界において、誰からも信頼される力強い躍動感あふれる会社として社会に貢献し、株主各位・顧客・社員家族の期待に応える斬新な経営を推進します。」 |
会社名に込められた「結合」と「技術」という言葉は、人と人、技術と技術をつなぐ役割を担うという企業姿勢を示しています。さらに、「至誠と創造」という社是は、誠実さと革新性を両立させる企業文化を象徴しているのです。
リンテックは、これらの理念に基づいて、社会からの信頼獲得と貢献を目指しています。同時に、株主、顧客、従業員など、多様なステークホルダーの利益を考慮した経営を行っているのです。
リンテックの競合企業
ここからはリンテックの競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。
- AGC
- 東京応化工業
- 日東電工
①AGC
AGCは、ガラス製造の分野で世界トップクラスの地位を築いている企業です。その事業領域は、ガラスだけでなく、エレクトロニクスやセラミックスにまで及び、素材と技術を融合させた革新的な製品を世に送り出しています。
売上高 | 2兆192億5,400万円 |
従業員数 | 56,724名 |
平均年間給与 | 863万円 |
平均年齢 | 43.2歳 |
平均勤続年数 | 17.2年 |
企業規模を見ると、年間売上高が2兆円を超え、56,724人以上の従業員を抱える大企業であることがわかるでしょう。平均年間給与も863万円と非常に高水準です。
従業員の平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は17.2年と、長期的なキャリア形成が可能な環境が整っていると考えられます。
②東京応化工業
東京応化工業は、半導体製造に欠かせないフォトレジストを主力製品とする化学メーカーです。構造形成材料や機能性材料、世界最高水準の高純度化学薬品、さらには半導体製造装置まで手がけており、幅広い技術力を持っています。
売上高 | 1,622億7,000万円 |
従業員数 | 1,877人 |
平均年間給与 | 872万円 |
平均年齢 | 41.1歳 |
平均勤続年数 | 17.5年 |
年間売上高が1,754億円、従業員数は1,346人で、中規模企業といえるでしょう。従業員の平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は17.5年と、長く働ける職場環境があると考えられます。
また、平均年間給与が872万円と高水準な点に注目です。会社規模は最大手とまではいかないものの、従業員の年収は競合他社よりも高い傾向にあります。
③日東電工
日東電工は、両面テープやマスキングテープなどの身近な製品から、保護フィルムやシーリング材料、さらにはメディカル製品やプリント基板まで、実に幅広い分野で活躍しています。
売上高 | 9,151億3,900万円 |
従業員数 | 25,300人 |
平均年間給与 | 761万円 |
平均年齢 | 40.8歳 |
平均勤続年数 | 12.6年 |
平均年齢は40.8歳、平均勤続年数は12.6です。競合他社に比べると勤続年数が短い傾向にあります。また、平均年間給与は761万円で、高水準と言えるでしょう。
リンテックの企業分析を就活に活かそう
今回紹介した、リンテックや競合他社の情報をもとに企業分析を深めて、就活を進めましょう。年収だけでなく、企業理念や事業内容を見ることも大切ですよ。
また、競合との違いを比較し、自分がなりたい将来像がその企業で実現できるのかをしっかり考えましょう。