レーザーテックの初任給・平均年収を紹介!他社との比較まで
レーザーテックは半導体を作るために欠かせない装置を開発・製造している、世界トップクラスの企業です。
ですが、「レーザーテックで働くってなると、年収や初任給はどれくらいなんだろう?」「実際、どんな会社なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで今回は、レーザーテックの年収や初任給、売上高といった基本的な情報や、競合企業についても解説していきます。レーザーテックへの就職を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
レーザーテックの平均年収は1581万円
レーザーテックの平均年収は、1,581万円です。
国税庁が発表した令和4年度の平均年収は458万円なので、その3倍以上と、かなり高い水準であることがわかります(引用:令和4年分 民間給与実態統計調査)。
平均年収(万円) | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続平均年数(年) |
1581 | 425 | 40.3 | 8.6 |
従業員数は425名で、平均年齢は40.3歳、勤続年数は平均8.6年というデータから、少数精鋭で、高い技術力を持つ社員が活躍している様子がうかがえますね。
レーザーテックの初任給
レーザーテックの公式サイトによると、技術開発職の初任給は、最終学歴によって異なるようです。
技術開発職 | 初任給 |
大学卒 | 250,000円 |
修士了 | 275,000円 |
博士了 | 300,000円 |
大学卒の場合は25万円、修士了の場合は27.5万円、そして博士了であれば、30万円となっています。
厚生労働省の調査によると、2022年の大卒の平均初任給は22.8万円なので、レーザーテックの初任給はかなり高い水準であるといえるでしょう(引用:令和4年賃金構造基本統計調査(新規学卒者))
レーザーテックの募集要項
ここではレーザーテックの募集要項から、福利厚生や勤務時間について以下の表にまとめました。
レーザーテックの標準的な勤務時間は、8時30分から17時15分までです。フレックスタイム制も導入されているので、自分のペースで働くことも可能ですね。
休日は、完全週休2日制(土日)に加え、祝日や年末年始休暇もしっかりと取得できます。
勤務時間 | 8:30~17:15(標準労働時間 1日7時間45分) フレックスタイム制(コアタイム 11:00~14:00) |
休日・休暇 | 完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始休暇、年次有給休暇、時間単位有給休暇、特別休暇(慶弔)など |
福利厚生 | 各種社会保険完備、従業員持株会、退職金制度、カフェテリアプラン制度、家賃補助制度、育児・介護休業制度など |
教育研修 | 新入社員研修、選抜研修、階層別研修、ビジネススキル研修、自己啓発費用補助制度(語学、通信教育)、専門要素技術研修など |
福利厚生も充実しており、各種社会保険完備はもちろんのこと、従業員持株会や退職金制度、家賃補助制度など、様々な制度が用意されていますよ。
レーザーテックの企業情報3つ
ここからは、レーザーテックがどんな会社なのか、より具体的に見ていきましょう。
- レーザーテックの事業展開
- レーザーテックの企業業績
- レーザーテックの企業理念
①レーザーテックの事業展開
レーザーテックは、スマートフォンやパソコンなどに欠かせない半導体や、テレビやスマートフォンに使われている液晶パネルの製造プロセスにおいて、重要な役割を担う検査・計測装置を開発・製造している会社です。
なかでも、半導体製造の工程で用いられる「マスク」と呼ばれる原版を検査する装置では、世界トップクラスのシェアを獲得しています。
その他にも、液晶パネルの検査装置やレーザー顕微鏡など、最先端の光応用技術を用いた製品を生み出していますよ。
②レーザーテックの企業業績
レーザーテックの業績は、まさに右肩上がりです。
直近3年間の売上高を見てみると、2021年6月期が702億円、2022年6月期が903億円、そして2023年6月期には1,528億円と、驚異的な成長を遂げています。
決算年月 | 2021年6月 | 2022年6月 | 2023年6月 |
売上高(百万円) | 70,248 | 90,378 | 152,832 |
経常利益(百万円) | 26,438 | 33,582 | 63,668 |
経常利益も、2022年6月期から2023年6月期にかけて、335億円から636億円と、ほぼ倍増していますね。
この成長の背景には、レーザーテックが開発・製造する高性能な検査装置に対する、世界中の半導体メーカーからの需要増加があります。
③レーザーテックの企業理念
レーザーテックは、「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」という理念のもと、1960年の創業以来、技術革新を続けてきました。
世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる |
光技術の分野で、どこよりも早くソリューションを提供し、お客さまの問題解決に貢献する |
レーザーテックの製品は、スマートフォンやパソコン、テレビなど、私たちの生活に欠かせない様々な電子機器の製造に貢献しています。
レーザーテックの競合企業3社
ここでは、レーザーテックの競合企業として、特に有名な3社を紹介しましょう。
- アドバンテスト
- 浜松ホトニクス
- シキノハイテック
①アドバンテスト
アドバンテストは、半導体の検査装置などを製造・販売している、世界トップクラスのメーカーです。
特に、半導体の記憶 capacity や処理速度を検査する「メモリテスター」と呼ばれる装置では、世界中のメーカーから高い評価を受けています。
事業内容は、半導体の検査装置だけでなく、検査に必要な周辺機器や、製造に関わる検査・計測装置の製造・販売、そしてサービスの提供など、幅広い分野をカバーしています。
売上高(百万円) | 560,191 |
従業員数(人) | 1,988 |
平均年間給与(万円) | 1,010 |
平均年齢(歳) | 46.07 |
平均勤続年数(年) | 20.74 |
2023年3月期の売上高は5,601億円で、従業員数は1,988人、平均年収は1,010万円です。
②浜松ホトニクス
浜松ホトニクスは、光技術のリーディングカンパニーとして、世界中の企業や研究機関から高い評価を受けているメーカーです。
医療現場で使われる画像診断装置や、工場で使われる検査装置、天体観測などに使われるセンサーなど、幅広い分野で活躍しています。
売上高(百万円) | 221,445 |
従業員数(人) | 4,071 |
平均年間給与(万円) | 772 |
平均年齢(歳) | 39.9 |
平均勤続年数(年) | 15.7 |
事業内容は、光センサーや光源、光学製品、カメラ、計測/解析装置など、多岐に渡り、世界中のメーカーや研究機関に製品を提供していますよ。
2023年9月期の売上高は2,214億円で、従業員数は4,071人、平均年収は772万円です。
③シキノハイテック
シキノハイテックは、1975年に設立された半導体関連メーカーです。富山県に本社があり、電子機器の製造や半導体検査装置の設計・開発などを手掛けています。
特に自動車に使われる半導体の耐久テストや、ビューカメラ、CMOSセンサーカメラモジュール、バーンイン装置といった製品を扱っている点が特徴です。
売上高(千円) | 6,476,419 |
従業員数(人) | 370 |
平均年間給与(万円) | 526 |
平均年齢(歳) | 42.5 |
平均勤続年数(年) | 12.5 |
従業員数は370名で、平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は12.5年です。また、平均年間給与は526万円となっています。
レーザーテックの情報を集めて業界理解を深めよう
この記事では、レーザーテックの年収や売上高について紹介しました。
レーザーテックの平均年収は1,581万円と、日本国内の平均年収と比較すると3倍以上と、かなり高い水準であることが分かりましたね。
さらに、充実した福利厚生や教育体制など、社員が働きやすい環境を整えていることも、レーザーテックの魅力です。
企業研究を進める際は、会社のホームページだけでなく、より詳しい情報が掲載されている有価証券報告書なども確認するようにしましょう。
この記事の内容を参考に、ぜひレーザーテックについて深く調べてみてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。