市役所の志望動機の例文・書き方・面接対策を解説!地元・地元以外などの例文あり
市役所への志望動機作成で、「どう書けば採用されるのか」と不安を抱え、悩む就活生や転職者は少なくありません。
志望動機では、具体的な課題への取り組み意欲を示せば熱意や本気度が伝わり、採用担当者からの高評価につながりますよ。
今回の記事では、市役所職員の概要・業務内容・求められるスキル・志望動機のポイントなどを詳しくまとめました。さらに、志望動機の作成時に参考になるシーン別の例文10選や、面接でのポイントも解説するので、是非参考にしてください。
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市役所職員とは

市役所職員は、地方公務員として市民の安心・安全な暮らしをサポートし、幅広い分野で活躍する専門家です。市役所職員の主な仕事の一例を、以下の表にまとめました。
部署 | 主な業務内容 |
---|---|
市民課 | ・住民票、印鑑登録、戸籍、 マイナンバーカードの発行と管理 |
税務課 | ・市民税、固定資産税の賦課と徴収 ・納税相談 |
福祉課 | ・生活保護 ・高齢者福祉 ・障がい者支援 ・児童福祉の対応 |
保健課 | ・健康診断 ・予防接種 ・母子保健 ・感染症対策の実施 |
環境課 | ・ごみ収集 ・リサイクル ・環境保全 ・公害対策の推進 |
都市計画課 | ・都市開発 ・道路整備 ・公園管理 ・建築確認の実施 |
防災課 | ・防災計画の策定 ・避難訓練 ・災害対策本部の運営 |
教育委員会 | ・学校教育 ・生涯学習 ・文化財保護 ・スポーツ振興の管理 |
産業振興課 | ・商工業支援 ・観光振興 ・農林水産業の振興策の立案 |
市役所職員は憲法で「全体の奉仕者」とされ、証明書の発行・税金・福祉関連の相談などを通じて市民生活の向上に貢献しています。
各自治体の公務員試験に合格する必要があり、採用後は事務系や技術系などの職種に分かれて業務を遂行します。
市役所の主な職種と業務内容

市役所の主な職種と業務内容は、以下のとおりです。
市民生活に密着したサービスから専門技術を活かした業務まで、各職種の特性を理解して志望動機を作成しましょう。
①一般事務職
市役所の一般事務職は、住民票や戸籍謄本の発行・各種届出の窓口対応・政策立案まで幅広い業務を担当する職種です。市民の生活に密着したサービスを提供し、地域住民の安全と安定を支える役割を果たしています。
市立学校や保育所の運営・図書館やスポーツセンターの管理・商店街活性化の政策立案のほか、「市の将来計画の立案」「ホームページ・市報による情報発信」など、行政全般の業務を通じて地域の発展に貢献しています。
一般事務職の配属先は市民課・福祉課・観光課など多岐にわたり、3年~5年ごとのローテーションでさまざまな部署を経験します。
②技術職
市役所の技術職は、土木・建築・電気・機械・化学など、各分野の専門知識を活かして市民生活を支える仕事です。専門分野ごとに採用が行われ、それぞれの知識やスキルを活用して地域の発展に貢献しています。
市役所の技術職の一例を、以下の表にまとめました。
職種 | 主な業務内容 |
---|---|
土木職 | 道路・橋梁・上下水道の インフラ整備と維持管理 |
建築職 | ・公共施設の設計、工事監理 ・都市計画の指導審査 |
電気職 | 公共施設の電力設備の 設計、工事監理、維持管理 |
機械職 | 空調設備等の改修計画立案、 工事監理、維持管理 |
科学職 | ・水質検査 ・環境調査 ・事業所への監視指導 |
③資格免許職
市役所の資格免許職は保健師・看護師・薬剤師など、国家資格を持つ専門職員が各分野でスペシャリストとして活躍する職種です。
採用時までに必要な資格や免許の取得が必須となり、専門性の高い業務を担当します。
資格免許職の採用試験は、一般の行政職と比べて試験内容が簡易な場合があり、年齢制限も幅広く設定されています。市役所の資格免許職の職種について、以下の表にまとめました。
職種 | 主な業務内容 |
---|---|
保健師 | 健康相談・保健指導・予防接種の 実施と市民の健康管理 |
看護師 | 公立病院での医療業務 |
薬剤師 | ・薬事・毒物の監視 ・食品衛生の管理 |
社会福祉士 | 児童相談所・保健福祉事務所での 相談業務と生活支援 |
管理栄養士 | 公立病院・学校での栄養管理と指導 |
司書 | 公立図書館での専門的業務 |
保育士 | 公立保育所での保育業務 |
④管理職
市役所の管理職は、課長補佐以上の役職を指し、部署の業績達成と組織活性化に責任を持つ立場です。市役所の管理職の職位と主な業務内容を、以下の表にまとめました。
職位 | 主な業務内容 |
---|---|
部長 | ・部全体の方針決定 ・重点事業の優先順位付け |
次長 | 部長補佐・各課との調整 |
統括課長 | 複数の課や部の統括・人事や 予算等の重要案件の決定 |
課長 | 単一課のマネジメント |
課長補佐 | ・課長業務の補佐 ・課の意思決定の管理 |
管理職の主な業務は、所管事業の総括管理・所属の方針決定・決裁処理・部下の労務管理・上司への報告などです。
また、議会対応も重要な職務であり、委員会対応・議員応答・一般質問への答弁準備なども求められます。
市役所の職員に求められる資質・スキル・能力

市役所の職員に求められる資質・スキル・能力は、以下のとおりです。
組織全体の目標達成とチーム運営のため、多様な能力を身につけて市民サービスの向上を目指します。
①地域への熱意と奉仕の心
地域住民の生活をより良くするための課題や問題点を把握し、行政への関心を持ち続ける熱意が市役所職員には求められます。
政策立案の場面では地域の実情や市民の声を深く理解し、まちづくりへの使命感を持って取り組む意識が必要です。また、地域に愛情を持ち、市民と協働して推進する実践力が不可欠です。
自分がどのように地域へ貢献したいのかという熱意をアピールし、好印象を与える志望動機を作成しましょう。
市民との信頼関係を築くためには、「丁寧な対応と相談」「市民目線での業務改善」の姿勢を持つことが大切です。
②コミュニケーション能力
住民との対話や行政サービスの説明において、市役所職員には高いコミュニケーション能力が求められます。
地域会合や庁内会議では多様な意見を引き出し、調整しながら合意形成を進めます。市民からの相談や苦情への適切な対応や、複雑な行政手続きをわかりやすく説明する表現力が必要です。
また、広報活動では市民に必要な情報をわかりやすく発信し、緊急時には冷静かつ的確な判断と指示が必要です。
職員間では報告・連絡・相談を通じてチームワークを築き、情報共有を円滑に進める必要があります。周囲との協力体制を築き、職場内外での円滑な人間関係の構築にも、コミュニケーション能力が役立ちます。
③業務遂行能力
市役所職員には、組織の目標や課題を的確に把握して担当業務を処理する、高い業務遂行能力が求められます。
市民サービスの向上と業務効率化の両立を目指し、常に改善・改革への意識を持って職務にあたらなければなりません。
担当する業務全般を的確に理解し、適切な方法を自ら考えて積極的に行動する主体性も重要な要素です。さらに、市役所の他業務についても理解を深め、部署全体の業務をサポートできる柔軟な対応力も不可欠です。
業務をスムーズに遂行するためには、優先順位を適切に判断し、効率的に職務を遂行する時間管理能力も重視されます。突発的な事態や困難に直面しても、冷静に判断して状況を打開できる問題解決力も必要です。
④政策形成能力
政策形成能力とは、地域における新たな課題を発見して解決策を導き出す能力で、すべての市役所職員に必須です。
政策形成能力の基礎となる要素には、情報収集能力・問題解決能力・企画発想力、創造性などが含まれます。特に、社会の現実や状況を的確に把握し、公共性の高い目標から現状を改善しようとする問題意識が重要です。
住民の福祉向上に向けて、政策立案から改善までの一連のプロセスを遂行できる総合的な実践力が求められますので、地域研究を怠らず、どのような課題があるのかを分析して貢献意欲をアピールしましょう。
⑤柔軟な対応力
社会情勢の変化や多様化する市民ニーズに対して柔軟に対応する能力も、市役所職員に求められる能力のひとつです。部署異動・新たな業務への適応・緊急時の対応など、様々な場面で柔軟な対応力が必要となります。
公務員には約3年周期での部署異動があり、業務内容や人間関係が大きく変化します。そのため、新しい環境でも周囲の状況に合わせた行動ができ、敵を作らず同僚と上手に付き合える協調性が不可欠です。
また、前例や既存の方法にとらわれず、新たな課題に対して多角的な視点から解決策を見出す柔軟性も重要視されます。
⑥リーダーシップ
組織の使命を明確に確立し行動するリーダーシップは、とくに管理職で不可欠です。
管理職では、部下を引っ張るだけではなく、相談のしやすさや話しやすさなどの対人的な配慮が大切です。リーダーシップを発揮するには、観察力・思考力・判断力・調整力・行動力などの総合的な能力が求められます。
過去の経験をもとに自分にリーダーシップがあると採用担当者にアピールし、好印象を与えましょう。
市役所の志望動機を書くときの重要なポイント

市役所の志望動機を書くときの重要なポイントは、以下のとおりです。
- 民間企業ではなくなぜ市役所なのかを明確にする
- 地域の課題や改善策に言及する
- 志望する業務と携わりたい理由を伝える
- 市の統計・計画で課題を研究する
- 自己分析で自分の強みを確認する
- 志望動機をブラッシュアップする
市役所ならではの具体的な目標と地域貢献への意欲を示し、説得力のある志望動機を作成しましょう。
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①民間企業ではなくなぜ市役所なのかを明確にする
市役所の志望動機では、民間企業との根本的な違いを理解したうえで、どうして市役所を志望したのかを明示する必要があります。
民間企業が特定の顧客に対してサービスを提供し利益を追求するのに対し、市役所は地域全体の公益を追求する立場にあります。地域にとっての公益とはなにかを定義し、どのように貢献したいのかを明確にしましょう。
また、市の将来計画・地域活性化・子育て支援・都市計画など、民間企業では実現できない具体的な目標を示すべきです。公共インフラの整備やなどの、行政でしか担えない役割について言及すると効果的です。
市役所で働く意義と自身の価値観を結びつけながら、採用担当者に自分の強い意志を伝えましょう。
②地域の課題や改善策に言及する
市役所の志望動機では、地域が直面する具体的な課題と、解決に向けた明確なビジョンを示しましょう。自治体が抱える問題点と解決方法に言及すれば、市役所への理解度と地域貢献への意欲を証明できるからです。
人口動態や年齢構成、産業構造のデータ分析によって、エリアごとの特徴や課題を明確に把握できます。市政だよりやWebサイトの重点施策、商店街の様子や公共施設の利用状況から、地域の実態を分析するのも有効です。
他にも、総合計画や都市計画マスタープランの分析と、近隣自治体との施策やサービス比較も効果的に課題を発見する方法です。
③志望する業務と携わりたい理由を伝える
志望動機では、「携わりたい業務」と「その理由」を具体的に伝えましょう。業務内容と理由をセットで説明すると、自己分析の深さと市役所への理解度を効果的にアピールできます。
例えば、市民課での窓口業務や福祉課の支援活動など、具体的な部署と業務をあげることが重要です。また、特定の業務に携わりたいと感じた「きっかけとなった経験」「活かせる強み」を具体的に示すと説得力が増します。
福祉課での高齢者支援業務を志望する場合はボランティア活動での経験、市民課の窓口業務なら接客経験を活かし、市民目線でサービス向上に貢献できると伝えると効果的です。
④市の統計・計画で課題を研究する
市の統計データや総合計画を徹底的に研究し、具体的な数値や施策に基づいた説得力のある志望動機を作りましょう。データを示すことで、市政への深い理解と具体的な提案力を効果的に証明できるからです。
データの研究の際には、基本理念から具体的な施策まで、段階的に理解を深めることが重要です。特に、市が注力している分野や今後の施策と、自身の経験や能力がどのように結びつけられるかを示すと効果的です。
研究を通じて得られたデータを活用し、採用担当者に説得力を感じさせる志望動機に仕上げましょう。
⑤自己分析で自分の強みを確認する
志望動機では、自分の強みが市役所業務にどう活かせるかを具体的に示しましょう。自分の強みと市役所業務の詳細な結びつきを示せば、自己理解の深さと組織への適性を明確にアピールできます。
自分の強みを発見するための自己分析方法を、以下の表にまとめました。
分析手法 | 分析のポイント |
---|---|
強み分析 | ・過去の成功体験 ・周囲からの評価 ・得意分野の洗い出し |
経験の棚卸し | 学生時代、アルバイト、 ボランティアでの具体的な成果と学び |
行動分析 | ・困難な状況での対応 ・チームでの役割 ・リーダーシップ経験 |
スキルの棚卸し | ・資格 ・専門知識 ・PCスキル ・語学力の確認 |
フィードバック の収集 | 友人・先輩・教員からの 客観的な評価の集約 |
チャレンジ精神・トラブル対応能力・人の悩みに寄り添う力など、市役所職員の仕事に活かせる強みを見出し、それがどの部署でどのように活用できるかまで掘り下げて考える必要があります。
⑥志望動機をブラッシュアップする
志望動機の推敲は、市役所で採用の合否を分ける重要な要素です。繰り返し文章を改善して磨きあげることで、採用担当者に確かな熱意とプロフェッショナルな姿勢を印象づけられるからです。
推敲の際は、民間企業でも通用する一般的な表現を避け、市役所ならでは理由を具体的に示しましょう。「地域貢献がしたい」「安定して働きたい」などの表現は避け、具体的な施策や取り組みに触れると説得力が増します。
志望動機のブラッシュアップに有効な方法を、以下の表にまとめました。
手法 | 効果 |
---|---|
AIによる推敲 | 表現力の向上と文章構造の改善 |
第三者のチェック | 客観的な視点での改善点を発見 |
添削サービス | プロによる具体的な改善提案 |
人事担当・採用担当の 経験者の相談 | 採用側の視点を反映 |
市役所の志望動機を作るときの注意点

市役所の志望動機を作るときの注意点は、以下のとおりです。
あらかじめ注意点を十分に理解し、採用担当者にネガティブな印象を与えない志望動機を作成しましょう。
①「地元が好き」のみを理由にするのは避ける
市役所の志望動機では、単に「地元が好き」という理由だけでは弱く、評価が低くなる可能性が高いです。
地元への愛着を示すには、「具体的な体験」「地域との関わりを通じた深い理解」を示す必要があります。自身の経験やエピソードを織り交ぜながら、課題や将来像についても具体的なビジョンを示すべきです。
たとえば、地域行事での体験や住民との交流を通じて感じた魅力と、見出した課題に取り組む意欲を伝えるのが大切です。
ほかの志望者との差別化を図るためにも、一般的な理由を避け、具体性のある自分ならではの志望動機を作成しましょう。
②安定性のみを重視した志望理由にしない
市役所職員の志望動機において、安定性や待遇面のみを強調する表現は、採用担当者からの評価を大きく下げる要因となります。なぜなら、公務員試験では国民や住民への貢献を第一に考える姿勢が重視されるからです。
面接では、住民サービスの向上・地域発展への意欲・行政職員としての使命感などが問われます。安定性だけでなく、行政サービスを通じた地域貢献への熱意や具体的なビジョンを説明できる準備が必要です。
たとえば、「持続可能な住みよい街づくり」「市民との距離が近く、貢献を実感できる魅力」などを伝えると効果的です。
合格を目指せる市役所の志望動機の効果的な構成

市役所の志望動機の効果的な構成は、以下のとおりです。
地域特有の課題と解決策を示し、市民生活の向上に向けた具体的なビジョンを提示しましょう。
①結論
志望動機の冒頭では、市役所職員を志望する明確な結論を簡潔に示す必要があります。採用者の興味を引く強いメッセージを最初に配置すると、志望動機全体に一貫性と説得力を持たせられるからです。
ほかの志望者との差別化を図るため、自分の経験のなかから志望する核となった動機を採用担当者に伝えましょう。
「地元が好き」「安定性を求めて」といった表現は避け、市役所職員ならではの具体的な目標を掲げるのもおすすめです。例えば「高齢者福祉を充実させたい」など、最終的なビジョンまで含めた表現が効果的です。
②市役所を志望したきっかけ
志望したきっかけでは、具体的なエピソードとともに、なぜ市役所でなければならないのかを示しましょう。興味を持った原体験と市役所の職務との結びつきを説明すると、志望する必然性が伝わります。
例えば、「高齢者支援のボランティア活動を通じて、地域における行政サービスの重要性に気づいた」「自治会活動への参加によって、地域課題と住民支援の密接な繋がりを発見した」などが考えられます。
他にも、「市役所でのインターンシップや職務体験」など、自分のなかで市役所を志望したきっかけを深堀りしてください。
③現状分析と取り組みたい課題
市役所の志望動機では、自治体の現状と課題を具体的に分析し、解決に向けた意欲を示しましょう。地域固有の問題点と解決のビジョンを具体的に提示すると、自治体への理解度と問題解決能力を効果的に証明できます。
公開されている統計データや総合計画から、実現可能な取り組みを提案するのも1つの方法です。また、近隣自治体との比較分析から導き出した、地域の特徴や強みを活かした独自の地域振興策も高評価に繋がります。
志望動機を作成するときには十分に市の研究・分析を行い、自分の理解度と本気度を採用担当者に伝えましょう。
④自分の強みを活かして貢献するビジョン
市役所職員の志望動機では、自身の強みと具体的な業務を結びつけ、貢献イメージを伝えることが重要です。
採用担当者は就職後の活躍を期待しているため、強みをどの業務でどう発揮できるかを具体的に示すと好印象につながります。
責任感・コミュニケーション能力・忍耐力などの単なる強みの列挙ではなく、「コミュニケーション能力を活かして市民の声を反映した政策立案に携わりたい」などの具体的な表現が必要です。
民間企業のように実績や成果を追求するのではなく、市民生活の向上や地域の発展にどのように寄与できるかを明示しましょう。
【市役所の志望動機】参考例文10選

市役所の志望動機として参考になる例文は、以下のとおりです。
- 400文字の例文
- 200文字の例文
- 地元から応募
- 地元以外から応募
- 社会人で転職するときの例文
- 新卒・未経験の場合の例文
- パート志望の例文
- インターンシップの例文
- 市役所から市役所に応募する場合の例文
- 10.窓口業務を志望している場合の例文
状況や経験に応じた具体的な志望動機の参考例文を選び、自分の体験、自分の言葉に置き換えて熱意を表現しましょう。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①400文字の例文
400文字の志望動機を作成する場合は、以下の例文を参考にしてください。
私は地域の課題解決に直接携わり、住民一人ひとりの生活向上に貢献したいと考え市役所職員を志望しました。 インターンシップで市役所の窓口業務を体験し、職員の方々が専門知識を活かしながら、住民目線で丁寧に説明する姿に感銘を受けたのです。とくに、複雑な制度や手続きをわかりやすく説明し、不安を抱える住民に寄り添う姿勢から行政職員の重要な役割を学びました。私は貴市で、住民の方々の声に真摯に耳を傾け、適切なサービスを提供できる職員になりたいと考えています。 また、住民の皆様が安心して暮らせるまちづくりへの貢献も私の目標です。そのために、行政の専門知識を深めるとともにコミュニケーション能力を磨き、誰もが相談しやすい窓口づくりに努めます。また、デジタル化が進むなかでも対面での丁寧な対応を大切にし、住民一人ひとりに寄り添った行政サービスを提供していきたいと考えています。 |
②200文字の例文
200文字の短めの志望動機を作成するなら、以下の例文がヒントとなるかもしれません。
私は、誰もが安心して暮らせるまちづくりに貢献したいと考え、市役所職員を志望しました。 働く母を持つ家庭で育ち、市役所の子育て支援サービスに助けられた経験から、行政サービスの重要性を実感しました。 また、大学での行政学の学びを通じて、住民にもっとも近い基礎自治体である市役所の果たす役割の大きさを知ったのです。そして、住民の生活に直結する行政サービスの提供に携わりたいと考えました。 私は貴市で、子育て世代への支援をはじめすべての世代が暮らしやすいまちづくりに貢献できる職員を目指します。採用していただいたら、住民目線での丁寧な対応と、効率的なサービス提供の両立に努める所存です。 |
③地元から応募
地元から市役所に応募するための志望動機を作成するなら、以下の例文からインスピレーションを得ましょう。
私は生まれ育った地域に恩返しをしたいという思いから、貴市職員を志望しました。 幼少期から地域の行事や祭りを通じて、多くの方々に支えられて成長してきました。今度は私が恩返しをしたいと思い、大学では地域政策を専攻し、人口減少や高齢化など地方自治体が抱える課題について学びました。また、地元商店街の活性化プロジェクトに参加し、住民の方々と意見を交わしながら、地域の未来について考える機会を得ました。 私は大学での学びやフィールドワークを通じて、地域の魅力を再発見するとともに、行政と住民が協力してまちづくりを進める重要性を実感しました。貴市には豊かな自然や伝統文化、活気ある商店街など、多くの魅力があります。これらの地域資源を活かしながら、さらなる発展に貢献したいと考えています。 長年暮らしてきた地域だからこそ見える課題や可能性を活かし、住民の皆様とともに、よりよいまちづくりを進めていきたいと考えています。とくに、若者の定住促進や地域産業の活性化に力を入れ、次世代に誇れるふるさとを創造していく所存です。 |
④地元以外から応募
地元以外から市役所に志望するなら、以下の例文のポイントを応用するのがおすすめです。
私は貴市の先進的な行政改革と住民主体のまちづくりに共感し、市職員として貢献したいと考え志望しました。 出身地の異なる視点を活かしながら、貴市の行政サービスのさらなる向上に尽力したいと考えています。大学では行政学を専攻し、全国の自治体における住民サービスの事例研究を行いました。そのなかで、貴市の住民参加型の政策立案や、デジタル技術を活用した窓口サービスの改革に強く関心を持ちました。 私はインターンシップを通じて、貴市の職員の方々が住民目線でサービス改善に取り組む姿勢に感銘を受けたのです。市民アンケートの結果を政策に反映させる過程や部署を超えた連携によって課題解決を図る様子から、住民本位の行政の実現に向けた強い意志を感じました。 新しい視点と柔軟な発想を持って、貴市の発展に貢献したいと考えています。外部からの視点を活かしながら、既存の施策の改善や新たな取り組みの提案を行い、より多くの住民の方々が暮らしやすいまちづくりを目指します。また、他自治体での研修や経験を積極的に活かし、行政サービスの質の向上に尽力する所存です。 |
⑤社会人で転職するときの例文
社会人で民間の仕事から市役所への転職をするなら、以下の例文の要素を取り入れて志望動機を作成しましょう。
私は民間企業での経験を活かし、より直接的に住民の生活向上に貢献したいと考え、市職員を志望しました。 前職では製造業の品質管理部門で5年間勤務し、業務改善やチーム管理の経験を積みました。特に、お客様からの声を製品開発に反映させる過程で、ニーズに応える製品づくりの重要性を学んだのです。また、業務の効率化プロジェクトではリーダーを務め、部門間の調整や進捗管理を経験しました。 私は市役所との協働プロジェクトに参加した際、行政サービスの社会的意義と可能性を実感しました。そして、製造業で培った品質管理の視点や業務改善のノウハウは、行政サービスの質の向上にも活かせると考えたのです。チームマネジメントの経験は、部署間の連携や住民との協働を進めるうえで役立つと確信しています。 民間企業で身につけた経験とスキルを活かし、効率的で質の高い行政サービスの提供に貢献したいと考えています。特に、デジタル化による業務効率化と対面での丁寧な住民対応の両立に力を入れ、住民満足度の向上に努めていく所存です。 |
⑥新卒・未経験の場合の例文
新卒・未経験で市役所の志望動機を作るなら、以下の例文を参考にするのがおすすめです。
私は行政サービスを通じて、誰もが安心して暮らせるまちづくりに貢献したいと考え、市職員を志望します。 大学では社会福祉を専攻し、地域コミュニティの重要性について学びました。また、学生ボランティアとして地域の子育て支援センターで活動し、子どもたちの見守りや保護者の相談対応を行いました。この経験を通じて、行政サービスが地域の方々の生活を支える重要な役割を果たしていると実感したのです。 私は就業体験プログラムで市役所を訪れた際、職員の方々が専門知識を活かしながら、住民一人ひとりに寄り添って対応する姿に感銘を受けました。複雑な制度や手続きをわかりやすく説明し、不安を抱える住民の方の気持ちに配慮する様子から行政職員としての使命感を学びました。 学生時代の学びや活動を通じて培った傾聴力とコミュニケーション能力を活かし、住民の皆様に信頼される職員を目指します。また、新しい知識や技術を積極的に吸収し、行政サービスの向上に貢献していく所存です。 |
⑦パート志望の例文
市役所のパート職員を目指しているなら、以下の例文から応用できるポイントを見つけましょう。
私は、地域社会に貢献できる仕事として市役所のパート職員を志望します。 育児の経験を通じて、行政サービスの重要性を実感してきました。特に、子育て支援センターの利用や保育所の手続きを通じて、窓口職員の丁寧な対応に何度も助けられたのです。この経験から、同じように不安や疑問を抱える方々の支えになりたいと考えています。 前職の受付業務で培った接遇スキルと、子育て経験で得た共感力を活かし、住民の皆様に寄り添った窓口対応を心がけます。また、限られた勤務時間でも効率的に業務をこなせるよう、常に改善意識を持って取り組んでいく所存です。パートタイムという立場でも、行政サービスの質の向上に貢献できるよう、日々努力していきたいと考えています。 |
⑧インターンシップの例文
市役所へのインターンシップを志望しているなら、以下の例文を参考にするのがおすすめです。
私は将来の市職員を目指し、貴市のインターンシップで実践的な学びを得たいと考え志望しました。 大学では行政学を専攻し、地方自治体の役割や行政サービスのあり方について学んでいます。また、ゼミでは人口減少時代における自治体の課題研究に取り組み、特に住民ニーズの多様化への対応について関心を持っています。 私は昨年、短期の職場見学で貴市を訪れた際、職員の方々が専門知識を活かしながら、丁寧に住民対応をする姿に感銘を受けました。インターンシップでは窓口業務や政策立案の実務を体験し、行政職員に求められる知識やスキルを実践的に学びたいのです。 この経験を通じて、住民サービスの本質を理解し、将来の市職員としての適性を見極めたいと考えています。また、職員の方々との交流を通じて、行政職員としての心構えや必要な能力について具体的に学ばせていただきたいと思います。 |
⑨市役所から市役所に応募する場合の例文
市役所から市役所に応募する場合は、経験者としての強みを活かした以下の例文が手がかりになるはずです。
私は貴市の先進的な行政改革と住民サービスに魅力を感じ、さらなるキャリアアップを目指して志望します。 現在の市役所では、市民課で5年間勤務し、窓口業務や住民情報システムの管理を担当しています。この経験を通じて、住民目線での行政サービスの提供と、効率的な業務運営の両立について実践的な知識を得ました。特に、窓口業務のデジタル化プロジェクトでは中心的な役割を果たし、待ち時間の短縮と住民満足度の向上を実現したのです。 私は貴市が進める行政DXの取り組みや、住民参加型の政策立案に強く関心を持っています。これまでの行政実務の経験と、デジタル化推進のノウハウを活かし、貴市の行政サービスのさらなる向上に貢献したいと考えています。 他自治体での経験を活かしながら、新しい視点で業務改善や住民サービスの充実に取り組んでいく所存です。また、行政職員としての専門性をさらに高め、より良い市民サービスの実現を目指していきたいと考えています。 |
⑩窓口業務を志望している場合の例文
市役所の窓口業務を志望している場合は、以下の例文の要素から自分なりの志望動機を作成しましょう。
私は住民の方々と直接関わり、行政サービスを円滑に提供できる窓口業務を通じて、地域社会に貢献したいと考え志望します。 接客業でのアルバイト経験を通じて、お客様一人ひとりのニーズにあわせた対応の重要性を学びました。また、大学での行政学の学びから、窓口業務が行政と住民をつなぐ重要な接点であると理解しています。 私は市役所でのインターンシップ体験を通じて、複雑な制度や手続きを住民にわかりやすく説明する職員の姿に感銘を受けました。特に、高齢者や外国人の方への配慮ある対応から、窓口業務における専門性とコミュニケーション能力の重要性を実感しました。 貴市の窓口職員として、住民の方々に寄り添った丁寧な対応を心がけるとともに、効率的なサービス提供にも努めていきたいと考えています。また、デジタル化が進むなかでも対面での親身な対応を大切にし、誰もが安心して相談できる窓口づくりに貢献していく所存です。 |
市役所の面接時に志望動機を効果的に伝える方法

市役所の面接で採用担当者に好印象を与えるには、熱意と具体性を兼ね備えた志望動機の伝え方が重要です。市役所の面接時に気をつけるべきポイントを、以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
身だしなみ | ・清潔感のあるスーツ着用 ・清潔な髪型 ・控えめな装飾 |
態度 | ・正しい姿勢 ・適切な視線 ・柔和な表情 ・適度な声量 |
志望動機 | ・公務員志望理由 ・市役所選択理由 ・市民貢献への意欲 |
市政への理解 | ・市の課題と施策 ・地域特性 ・人口動態の把握 |
公務員意識 | ・奉仕者としての自覚 ・市民目線、中立性の維持 |
話し方 | ・的確な質問への理解 ・簡潔な回答 ・適切な敬語使用 |
自己PR | 学生時代、バイト、 資格からの強み提示 |
質問対策 | ・回答準備 ・時事問題の見解 ・志望度アピール |
面接時の振る舞いや受け答えが、市役所職員としての適性を判断する重要なポイントとなります。普段から上記の振る舞いを意識し、面接前には何度も練習・シミュレーションをしておくのがおすすめです。
好印象を与える志望動機で市役所での採用を目指そう!
採用担当者に好印象を与える志望動機を作成するには、具体的な数値やデータに基づく地域分析が欠かせません。統計資料から人口推移や財政状況を読み解き、市の計画と照らし合わせた実践的な改善案を盛り込みましょう。
また、民間企業ではなく市役所を志望した理由として、インターンシップや地域ボランティアでの体験を記載するのも効果的です。
窓口での市民対応や高齢者支援など、実体験から得た気づきをどのように業務で活かせるかについても記載してください。
地域に貢献する熱意や本気度を示す志望動機で、採用担当者に好印象を与えて市役所への採用を目指しましょう。
まずは志望動機を作ってみる
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編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。