亀田製菓の平均年収と初任給を紹介!事業内容や他社との比較も
亀田製菓は、日本人の誰もが知っている人気お菓子を多数生み出してきた有名企業です。就活生の皆さんの中にも、この会社でのキャリアに興味を持っている方が多いのではないでしょうか。
この記事では、亀田製菓の給与や新卒採用の情報、さらに事業内容について詳しく紹介していきます。また、競合企業の情報も取り上げているので、業界全体の動向を把握する際の参考にしてくださいね。
亀田製菓の平均年収は543万
亀田製菓の平均年収は543万円です。これは、国税庁が発表した2022年の給与所得者の平均給与458万円を上回る水準となっています(参照元:国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」)。
従業員数 | 4,040人 |
平均年齢 | 41.8歳 |
勤続平均年数 | 19.5年 |
平均年間給与(千円) | 543万円 |
従業員数は3,858名で、平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は19.6年です。これらの数字から、亀田製菓が従業員の長期的なキャリア形成を支援し、働きやすい環境を整えていると考えられます。
亀田製菓の初任給
亀田製菓の初任給は、学部卒は月給222,100円、修士卒は232,000円が支給されます。
学歴 | 初任給 |
---|---|
学部卒 | 月給 222,100円 |
修士卒 | 月給 232,000円 |
これらの金額は、厚生労働省が発表した2019年度の全国平均とほぼ同等の水準です(参照元:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」)。
亀田製菓の初任給は業界標準を満たしていると言えるでしょう。亀田製菓は新卒社員に対して、キャリアをスタートするための良好な環境を整えています。
亀田製菓の募集要項
亀田製菓の新卒採用について紹介します。多様な職種があり、営業、商品開発、研究、設備開発、経理など、幅広い分野で人材を募集しているのが特徴です。
募集職種 | ビジネス部門:営業 GRIC部門:商品開発、研究 生産管理部門:設備開発 |
募集対象 | 2024年3月四年制⼤学卒業⾒込者及び⼤学院修了⾒込みの方 2年以内に大学・大学院を卒業の方で、2023年3月1日現在で正社員・契約社員ではない方 ・営業/全学部・全学科 ・商品開発/全学部・全学科 ・研究/理系全学部・全学科 ・設備開発/⼯学系(電気、電⼦、機械、建築関連を履修された⽅) |
採用予定人数 | 20名程度 |
勤務地数 | ・営業/全国営業所 ・商品開発/GRIC(グローバル・ライス・イノベーション・センター 新潟) ・研究/GRIC(グローバル・ライス・イノベーション・センター 新潟) ・設備開発/GRIC(グローバル・ライス・イノベーション・センター 新潟) |
勤務時間 | フルフレックス制(休憩60分/実働8時間) ※製造職除く |
諸手当 | 通勤手当、時間外勤務手当、技能・資格手当、食事手当など |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7月、12月) 2023年度実績 4.75ヶ月 |
休日休暇 | 年間休日120日(会社指定カレンダーによる) 週休2日制 休日/祝日、盆休、年末年始、G.W、その他会社指定休日 休暇/年次有給休暇、バースデー休暇、特別休暇(慶弔、結婚出産、病気、リフレッシュ休暇など) |
福利厚生面では、年間休日が120日、バースデー休暇やリフレッシュ休暇を設けるなど、休暇制度が充実しています。また、昇給や賞与などの待遇面も良く、2022年度の賞与実績は4.75ヶ月分でした。
このように、亀田製菓は新卒社員に対して、安定した労働環境を提供しています。福利厚生や待遇面は、長期的なキャリア形成を考える上で重要な項目となるでしょう。
亀田製菓の企業情報3つ
ここからは亀田製菓の事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。
- 亀田製菓の事業内容
- 亀田製菓の売り上げ・実績
- 亀田製菓の基本理念
①亀田製菓の事業内容
亀田製菓は、『亀田の柿の種』や『ハッピーターン』などの人気商品を生み出してきた企業です。主力事業は国内米菓ですが、その枠にとどまらず、グローバルな展開も積極的に進めています。
アメリカでは30年以上前から米菓の製造・販売を、アジアでも中国、タイ、ベトナム、インドなど多くの国に進出しており、世界的に活躍している企業です。
さらに近年では、製菓業から食品業への展開を推進しており、長期保存食や植物由来の食品「プラントベースフード」の開発にも力を入れています。
このように、伝統的な味を大切にしながらも、時代のニーズに合わせて新しい分野に挑戦し続ける亀田製菓は、食品業界の未来を担う企業として注目を集めているでしょう。
参照元:亀田製菓「企業情報」
②亀田製菓の売り上げ・実績
亀田製菓の近年の業績は、世界的な経済状況の影響を受けながらも、安定した成長を続けています。売上高2022年には一時的に減少しましたが、2023年には再び回復の兆しを見せました。
2020年3月期 | 2021年3月期 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 1,038億800万円 | 1,033億500万円 | 851億6,300万円 | 949億9,200万円 | 955億3,400万円 |
経常利益 | 69億900万円 | 68億8,900万円 | 60億6,800万円 | 52億1,500万円 | 67億9,800万円 |
従業員数 | 3,379人 | 3,362人 | 3,776人 | 3,858人 | 4,040人 |
経常利益も従業員数も増加しており、企業の拡大と新たな事業展開を反映しているといえるでしょう。
亀田製菓は、国内の伝統的な米菓市場だけでなく、海外市場や新規事業にも積極的に挑戦し続けている企業です。2023年3月期は原材料高騰やインフレの影響で減益となりましたが、特にアメリカ市場での成長が期待されています。
③亀田製菓の基本理念
亀田製菓グループは、単なる製菓会社を超えて、お米の可能性を最大限に引き出す「Rice Innovation Company」を目指しています(引用元:亀田製菓「ご挨拶」)。彼らの存在意義は「Better For You」という言葉に集約され、お客様にとってより良い製品を提供することです。
この理念のもと、亀田製菓は製菓業から米業へと視野を広げ、世界で新しい価値や市場を創造することを目標としています。
このように、亀田製菓は伝統的な日本の食文化を大切にしながらも、グローバルな視点で革新を追求する企業です。基本理念や経営目標からは、国内外で新たな展開を目指す積極的な姿勢が読み取れるでしょう。
亀田製菓の競合企業3つ
ここからは亀田製菓の競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。
- ブルボン
- 森永製菓
- カルビー
①ブルボン
ブルボンは、アルフォートやルマンドなど、多くの人に親しまれているお菓子を生み出し続けている製菓企業です。特にビスケット分野で強みを持ち、数々のロングセラー商品を世に送り出しています。
売上収益 | 973億8,300万円 |
従業員数(連結) | 4,264名 |
平均年齢 | 38.3歳 |
勤続平均年数 | 15.9年 |
平均年間給与 | 465万円 |
ブルボンの売上収益は973億8,300万円です。平均年齢は38.3歳と比較的若く、若手社員が長く働き続けられる環境が整っていることが考えられます。
ブルボンは消費者に愛されるお菓子づくりと、従業員の働きやすい職場環境の両立を実現している企業といえるでしょう。
②森永製菓
森永製菓は、ハイチュウやDARSなど、人気の高いお菓子を製造している総合お菓子メーカーです。森永製菓は2030年に向けて「ウェルネスカンパニー」への変革を目指しており、健康や美容をサポートする商品開発に力を入れています。
売上収益 | 1,943億7,300万円 |
従業員数(連結) | 1,472名 |
平均年齢 | 43.2歳 |
勤続平均年数 | 18.9年 |
平均年間給与 | 769万円 |
従業員数は1,472名で、平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は18.9年です。特筆すべきは平均年間給与で、769万円と高水準を維持しています。
森永製菓は従業員の長期的なキャリア形成を支援し、充実した労働環境が整っていると言えるでしょう。
伝統的なお菓子づくりの技術を活かしつつ、健康志向の新商品開発にも取り組む森永製菓は、社会貢献性が高い企業です。
③カルビー
カルビーは、じゃがりこやポテトチップスなど、スナック菓子やシリアル商品を中心に事業を展開している企業です。2023年3月期には、国内スナック菓子市場でトップシェアを獲得し、マーケティング戦略の強さを証明しています(参考元:カルビー「よく分かるカルビー」)。
売上収益(百万円) | 303,027 |
従業員数(連結) | 4,939名 |
平均年齢 | 40.5歳 |
勤続平均年数 | 14.4年 |
平均年間給与 | 770万円 |
カルビーは国内にとどまらず、9つの海外地域でも事業展開しており、グローバルな成長を続けているっと言えるでしょう。売上収益は2,793億1,500万円に達し、業界内でも最大規模です。
グローバルに活躍したい方は、ぜひ国内外で業界最大規模の活躍をしているカルビーについて企業研究を進めてくださいね。
亀田製菓の企業分析を就活に活かそう
亀田製菓は、人気のあられやせんべいを中心に、多彩なお菓子を製造・販売している企業です。米菓に特化した事業展開と、それを基盤とした海外進出や新分野への挑戦が強みと言えます。
また、売上高や従業員数、平均年収などの数値を他社と比較することで、亀田製菓の市場での位置づけや従業員待遇の特徴が見えてくるでしょう。
様々な視点から企業研究を進め、亀田製菓が求める人材像と自分の価値観やビジョンが一致しているかを確かめてくださいね。