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長所として慎重さを自己PRに使用するには?例文も解説

慎重さが長所の場合、仕事やプロジェクトにおいて重要な要素なので好印象の獲得ができます。適切な表現を使うことで、慎重さを相手にしっかり伝えられますよ。

本記事では、「慎重さ」を長所として自己PRに使いたい就活生に向けて、その方法を詳しく解説します。慎重さをうまく伝えるための具体的なポイント効果的な例文も紹介するので、ぜひご参考にしてください。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。

長所として慎重さを自己PRに使える?

結論として、自己PRで長所として「慎重さ」を挙げることは、大変効果的と言えるでしょう。慎重さは、職種を問わず求められる重要な能力となるからです。

企業はどのような職種であっても、正確に仕事を進められる人を求めています。慎重さの反対は「軽率」ですが、軽率な人よりも慎重な人の方が信頼されやすいことは明白ですね。

ただし、慎重さを自己PRに使う就活生は多くいます。そのため、自己PRでこの長所を強調する際には、他の就活生との差別化を意識しましょう。

差別化のために最も必要なのは「自分の持つ慎重さ」がどんな力なのかを知ることです。慎重さにも種類があるため、自分の持つ強みに合わせて表現を変えましょう。

慎重な人の5つの特徴

「慎重」はよく使われる言葉ですが、実際どういった特徴があるのでしょうか?慎重な人が持つ特徴を以下に5つまとめました

  1. 視野が広い
  2. 強い責任感
  3. 危機管理能力がある
  4. さまざまな可能性を考える
  5. 正確に作業する

①視野が広い

慎重な人は、広い視野を持って物事を捉える傾向があります。何かを行う際には、多方面から物事を捉え、想像力を働かせて本質を見極めようとします。

例えば、決断を迫られた場合、多くの人は直感を信じて即断するかもしれません。しかし、慎重な人は視野を広く持ち、あらゆる可能性を考慮して最適な選択をします。

視野が広い人は、他の人が気づかないような点にも敏感になりますよ。その場の空気を読み取り、冷静に状況を判断することが得意です。

視野が広い人は、得られる情報が人より多いという特徴もあります。情報収集や分析が好きな人も、視野が広いと言えるかもしれません。

自分にあてはまるかどうか、今一度考えてみてくださいね。自分の慎重さの種類がわかれば、効果的にアピールできますよ。

②強い責任感

慎重な人は、何事に対しても責任感が強い傾向があります。仕事においても、自分が任されているという感覚を強く持つため、軽はずみな行動はしません。

その結果、周囲からの評価が高くなり、チームやプロジェクトのリーダーとして頼られることが多いでしょう。社会人生活においても、慎重からくる強い責任感は大きな武器となりますね。

③危機管理能力がある

慎重な人は、危機管理能力が高いとも言えます。常に「うまくいかなかった場合」や「最悪の状況」を想定し、可能な限りのリスクヘッジを行うからです。

危機管理能力は、社会人としてどの業界でも求められる重要なスキルです。危機管理能力が高い人は、任された仕事を確実にやり遂げることができるため、企業から重宝されることが多くなりますよ。

慎重な人は、社会で高く評価される存在となるのです。リスクを見極め、適切に対応する力は、あらゆる場面でも役立つはずですよ。

「自分はいちいち気にしすぎるところが短所だ」と思っている人もいるかもしれませんね。しかし、実はその慎重さを長所だと捉えている企業も意外と多いんです!

適材適所で自分に合う企業を見つけるためにも、自己分析と並行して企業分析も行なっていきましょう。

④さまざまな可能性を考える

慎重な人はさまざまな起こりうる可能性を考えます。物事を進める際に、全ての可能性を考えた上で最善策を取ることが多くなるでしょう。

さらに、このような人々は用意周到であり、事前の準備や確認を必ずします。そのため、失敗や間違いが少なく、周囲からの信頼を得ることが多くなります。

⑤正確に作業する

慎重な人は正確な作業を得意とします。

失敗や間違いができない作業には、入念な準備と着実な行動が必要となりますよね。慎重な人は、何事もよく考えてから行動するため、間違いができない作業も難なくこなせます。

そのため、慎重な人にとっては正確な作業が多い職種はまるで天職のように感じられるかもしれません。持ち前の能力を活かして、作業を滞りなく進められるでしょう。

慎重さを長所として自己PRに使う方法

実際に慎重さを自己PRとして使う場合はどのようにしたらいいのでしょうか?以下に4ステップを紹介するので、これに沿って進めてくださいね。

  1. 結論ファーストで慎重さを伝える
  2. 自分の慎重さを詳しく説明する
  3. 慎重さが活かされたエピソードを伝える
  4. 入社後に慎重さを活かして活躍する姿を伝える

①結論ファーストで慎重さを伝える

自己PRでは、まず自身の強みを結論から伝えることが大切です。結論を先に述べることで、相手に自分の伝えたいポイントが分かりやすくなりますよ。

反対に、結論以外の内容から話し始めると、面接官に自分の強みや長所が伝わりにくくなります。自身の長所を分かりやすく伝えるためには、最初に明確に言い切ることが重要ですよ。

このようにすることで、あなたの強みをしっかりと印象付けることができます。最初に結論を述べる習慣を身につけると、面接やプレゼンテーションでも有利になりますよ。

②自分の慎重さを詳しく説明する

「慎重さ」と言うだけではなく、「慎重さ」が具体的にどういったものかを明確に伝えることが大切です。

「慎重さ」という言葉は抽象的な印象を与えがちです。たとえば、作業において慎重な人もいれば、人間関係において慎重な人もいるでしょう。

そのため、どのような場面でその慎重さが発揮されるのか、具体的に説明することが重要です。具体例を挙げて、あなたの慎重さがどのように役立つのかを示しましょう。

文字数の問題であまり詳しく説明できない場合は、結論部分で「私の強みは~ができる慎重さです」と、慎重さの内容も合わせて説明してしまいましょう。

③慎重さが活かされたエピソードを伝える

結論を伝えた後、「慎重さが活かされた成功経験」を紹介しましょう。具体的なエピソードを付け加えることで、あなたの強みに説得力が増します。

エピソードを伝える際には、その状況を全く知らない面接官でも頭の中でイメージできるくらい、わかりやすく伝えることが重要です。そのためには、エピソードを事前に準備し、話す手順を考えておきましょう。

エピソードの選定や準備をしっかり行うことで、あなたの慎重さが際立ちます。

慎重さは「トラブルを未然に防ぐ」などのように、分かりにくい成功体験になることも。その場合は、あなたの強みを理解している他人からの評価を加えましょう。

上司や友人から「あなたのおかげで失敗せずに済んだ」と言われるなど、他の人から褒められた経験があれば、ぐんと成功体験としての評価が上がりますよ。

④入社後に慎重さを活かして活躍する姿を伝える

最後に、入社後に慎重さがどのように役立つかを説明します。面接官は、あなたが入社後に活躍する姿をイメージしたいからです。

そのためには、企業の業務内容について詳しく知ることが大切です。業務内容にあなたの慎重さがどのように活かされるかを説明しましょう。

慎重さを長所として自己PRに使用する際のポイント

慎重さを自己PRで使う場合、以下の3点のポイントを意識することが大切です。

  1. 慎重さを自分の言葉で言い換える
  2. 企業に合わせた慎重さをアピールする
  3. 慎重さが成功に繋がった経験をアピールする

①慎重さを自分の言葉で言い換える

自己PRの際には、「慎重さ」を自分の言葉で表現することが大切です。「慎重さ」と言っても、さまざまなタイプがあるため、イメージしにくいからです。

キャッチコピーのように印象的なフレーズを作ることで、自分の強みが面接官に伝わりやすくなりますよ。自分の言葉で「慎重さ」を表現したら、それが伝わる具体的なエピソードを示しましょう。

②企業に合わせた慎重さをアピールする

自己PRでは、企業が求める能力を理解し、その要素を自分が持っていることを示すことが大切です。

「慎重さ」と一口に言っても、どのような「慎重さ」を求めているかは企業によって異なります。自分の持つ慎重さが企業のニーズに合致しなければ、面接官には響かないでしょう。

企業が求める慎重さは、その企業の事業内容や理念から洞察できます。事前に情報収集を行い、自分の強みとして巧みにアピールしましょう。

「リスクを未然に防ぐための慎重さ」「リーダーとして視野を広く持つための慎重さ」など、意外と慎重さにも種類があります。

また逆に、多少のリスクを背負ってでもスピードを重視する企業もあるため、企業分析は必ず行なってくださいね。

③慎重さが成功に繋がった経験をアピールする

慎重さが成功に繋がったエピソードを伝える際は、その慎重さが実を結んだことを示すように心がけましょう。自分の強みのおかげで成果が出たことを強調することで他の就活生と差別化できますよ。

さらに、面接官には入社後に活躍している姿を想像させられるでしょう。

【徹底解説】慎重さを長所とした自己PRの添削例を3つ紹介

ここまで長所として「慎重さ」をアピールする際のポイントを紹介してきました。とはいえ、書き始めると難しいですよね。ここからは例文を3つ紹介するので参考にしてくださいね。

さらに今回は、今も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーに、3つの例文を本気で添削してもらいます!コツやNGポイントが分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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例文①: アルバイト

慎重さ×アルバイトの自己PR
【結論】の強みは冷静さと注意深さです。を活かし、状況に応じた突発的に発生した状況においても適切な対応を行うことで、安定した成果を出すことができます。出せます。
添削コメント|長い一文をすべて読まないと強みが分かりにくくなっていたため、まず始めに「私の強みは〇〇です」と端的に伝えています。加えて、それがどんな状況で発揮される力なのかを具体的に説明し、強みの有用性を簡潔にアピールしました。
【エピソード】大学時代、飲食店のオープニングスタッフとしてアルバイトをしていました。新しい環境での業務やしていたのですが、開店当初は混雑状況に対してのオペレーションも組まれておらず、予想以上の来客により、があるだけでも、店舗は混乱しやすい状況にありました。店内業務が滞りやすい状況でした。
添削コメント|「混乱しやすい状況」という曖昧な課題を、「店内業務が滞りやすかった」と具体的に言及しています。またその原因として「混雑状況に関する対処法がないため多数の客をさばききれなかった」という点を挙げ、課題のあった状況をより分かりやすく表現しました。
【エピソード詳細】特に開店初日は多くのお客様が来店し、注文ミスや提供遅延のリスクが高いが発生しやすい状態でした。その中で私は、しかし私は焦ることなく冷静に状況を把握し、注文を正確に取り、注文内容のメモ取りと共有を徹底することで全員の業務がスムーズに進むよう工夫しました。
提供の際もお客様の動きを確認しながら安全かつ迅速に対応しました。さらに、提供時にはお客様の動線を細かく把握することで、必要であれば提供ルートを変更して混乱を防げるようにしました。また、細かい確認を徹底することで、トラブルを未然に防ぐことに努めました。
添削コメント|努力や工夫の内容は記載されていますが、行動が抽象的だったり、行動の意図が分からなかったりして、読み手が混乱しやすい文章になっていました。そこで「なんのためにどんな工夫をしたのか」を詳細に描いています。
【成果】結果として、大きなミスを防ぎ、スタッフ間の連携がスムーズになり、ピーク時の業務効率を20%改善しました。また、上司や同僚から「どれだけ忙しいときでも業務の采配に安定感がある」と信頼されるようになりました。高く評価されました。この経験を通して、冷静さと注意深さを活かした行動の重要性を実感しました。
添削コメント|あくまでも課題は「多数の来客で店内業務が滞ること」だったため、ミスが減ったことではなく業務効率が改善したことを成果に挙げています。

また、ここでは既に明確な成果が出ているため「自分が学んだこと」まで説明するとやや過剰な印象に。文字数も圧迫してしまうため、今回は経験から学んだことは削っています。
【入社後】入社後も、プレッシャーがかかる場面でも冷静に状況を判断し、優先順位を整理し、正確に対応するチーム全体でスムーズな対応ができる環境を整えることで、業務の安定化とチームの信頼向上に貢献していきたいと考えています。いく所存です。
添削コメント|エピソードで紹介した「アルバイト業務が滞らないよう環境を整えた」という実績にもとづいて、入社後の活躍イメージを変更。自分の強みを「企業」という場所で発揮したらこんなことができますよ、と示すことで、採用担当に強みの有用性を強調できますよ。

【NGポイント】エピソード部分にある努力内容が抽象的ですね。また努力の意図も伝わりづらく「本当にこれで解決したのか」が上手く読み取れません。さらに、発生していた課題と最終的な成果がちぐはぐなのも気になります。

【添削内容】課題に対する努力内容を具体的にして、その意図も合わせて説明しました。また「アルバイト業務が滞っていた」という課題に対して「業務効率が良くなった」と、きちんと課題解決したことが分かる成果を示しました。

【どう変わった?】努力の過程が理解しやすくなっただけでなく、その意図が明確になったため、きちんと課題解決に向けて動けたことが伝わります。また、課題と成果の一貫性が示され、エピソード全体に説得力が出ていますね。

【今回の添削チェックポイント】
・努力内容は意図まで具体的に示す
・成果と課題をきちんと対応させる
・記す内容の優先順位を正確に

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例文②: 部活動

慎重さ×部活動の自己PR
【結論】私は責任感を持って物事に取り組むことができ、周囲を支える役割を担うことが得意です。リーダーの立場から周囲の状況を慎重に把握して行動することで、チーム全体の成果を引き出す役割を得意としています。
添削コメント|おそらく「責任感の強さからくる慎重さ」という強みをアピールしたいのでしょうが、元の文章では「責任感」の自己PRとも取れてしまいます。そこで「リーダー」という言葉を使って責任ある立場を強調し、本来のアピールポイントである「慎重さ」を改めて主張しました。
【エピソード】高校時代、私は80名を超える私は吹奏楽部の部長を務めていました。部員数が多く、日々の練習や大会に向けた準備など、全体をまとめる役割が求められました。練習や大会準備でメンバー間の衝突も起きやすい中、私には、全員が一体感を持って取り組める環境作りが求められました。
添削コメント|部活の規模を具体的な数字で示し、リーダーとしての活動の厳しさを読み手に伝えています。また、部員数が多いことだけでなく、それにより「メンバー間の衝突が起きやすい」という課題を具体的に示しました。
【エピソード詳細】特に大会前は練習量が増え、部員たちが疲れやすくなる時期でした。疲労が蓄積して集中力が途切れがちになる時期です。そこで私は、部長としてみんなが練習に集中できるように環境を整えることに努めました。具体的には、日々の練習計画を確認し、必要に応じて内容を調整したり、日々の練習計画を見直し、負担を分散させるためのスケジュール調整を行いました。また、部員からの意見を聞いて集約して指導の先生に伝えると連携するなど、責任をもって全体の調和を図りました。チームワークが崩れないよう、多方面からサポートしました。
添削コメント|「部員のための環境作りをする」という目標は既に記したため、決意に関する部分は削っています。代わりに、部内の課題に合わせて努力したことを示すため、「部員の負担を分散させた」「部員の意見を逐一聞いた」など、部内の不和を解消する動きをより具体的に示しています。
【成果】結果として、最終的に全員が大会に向けて集中でき、部として良いパフォーマンスを発揮することができました。一体感を持って本番に臨むことができました。この経験を通じて、責任感を持って行動することで周囲に良い影響を与えられることを学びました。結果、大会では初の入賞という成績を収めることができました。
添削コメント|課題であった「チーム内の衝突」を解消できたという成果は示せていますが、もう一歩踏みこんで、大会でどんな成績を残せたかまで記せると良いですね。あるいは、指導の先生からの誉め言葉や部員からの感謝の言葉などがあると、企業側も客観的に評価しやすくなりますよ。
【入社後】入社後も、責任感を持って業務に取り組み、チーム内の不和や問題が発生したときは慎重に行動し、周囲を支える存在としてチームの目標達成に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|エピソードで発揮した力に絡めつつ、自分の強みである「慎重さ」を入社後にどう発揮するか、より詳しく説明しています。

【NGポイント】エピソード自体はものすごく良いのですが、全体を見ると、慎重さではなく責任感の自己PRになってしまっています。「責任ある立場として、慎重にチームのために行動する力」という強みを強調したいですね。

【添削内容】エピソード説明の中で、チームのための細かな調整を長期間行なっていたことを強調し、リーダーとして慎重に気配りを続けていたことを強調しました。また、自己PRの冒頭と最後の部分で繰り返し「慎重さ」を強調しています。

【どう変わった?】全体的に「慎重さをアピールしているんだな」と感じる部分が増え、書き手の意図がきちんと読み手に伝わる自己PRになっていますね。

【今回の添削チェックポイント】
・アピールしたい強みを正確に示す
・過剰な状況説明は削る

例文③: ゼミ

慎重さ×ゼミ活動の自己PR
【結論】私は物事に取り組む際に用意周到で慎重に準備を行うことが得意です。私の強みは、目標達成に必要な基盤を整え成果につなげるために、用意周到に準備を行なえる慎重さです。
添削コメント|「私の強みは~~な慎重さです」という形で強みを簡潔に主張しつつ、その強みがどんなときに使えるものなのかを追加で説明しています。結論部分でここまで示すことで、企業側は、学生がこの強みを企業の中で発揮しているシーンをイメージしやすくなります。
【エピソード】大学時代、私はWebマーケティングをテーマにしたゼミ活動に参加していました。ゼミの中では、企業のプロモーション企画を立案する課題があり、メンバー全員で提案をまとめる必要がありました。4人チームで企業のプロモーション企画を立案する課題に取り組みました。
添削コメント|エピソードの前提部分である状況説明は、なるべく簡素なものに抑えましょう。たとえば「課題のためにメンバー全員で提案をまとめる必要があった」という状況は、「チームで~の課題に取り組んだ」という表現でも伝わります。
【エピソード詳細】プロモーション案を作成するにあたり、私はゼミの中で事前準備を担当しました。例えば、過去の事例を過去に似たような意図のプロモーションがなかったか調べたりターゲットとなる層について資料をまとめたりしました。ターゲット層の市場動向や競合他社の戦略を資料にまとめました。また、メンバーの意見を聞きながら、どの方向性が良いか慎重に議論を進めることを心がけました。これにより、全体の計画がスムーズに進むように準備を進み、発表のための土台も整えることができました。
添削コメント|努力内容として「過去の事例を調べる」だけではやや抽象的なので、「過去に似たようなプロモーションがないか調べる」といった表現に変更。努力の中身を詳細に記すことで、的確に判断して行動できたことをアピールしています。
【成果】その結果、私たちの提案は企業の担当者に高く評価されました。「実現可能性が高い」と評価され、企画の一部が実際に採用されました。
添削コメント|担当者からのコメントを引用することで、より客観的にどんな評価を下されたのかが分かりやすくなりました。今回は「実現可能性が高い」という評価ですが、これは「周到に事前準備を行なったこと」だけでなく「情報収集の正確さ」などもアピールできます。

このように、他人からの評価コメントはそれだけで強みのアピールになることも多いため、経験があれば積極的に自己PRに盛り込みましょう。
【入社後】入社後は、貴社でもこの用意周到さと慎重さを活かし、確実な成果を生むための準備を怠らずにどんなプロジェクトでも準備段階から計画的に進め、チーム全体で確実な成果を上げられるよう取り組んでいきたいと考えています。
添削コメント|エピソード内容を加味しつつ、企業側がイメージしやすい活躍像を記すことがポイントです。エピソードではプロモーション案の作成を行なっていましたが、これを企業での活動になぞらえて「プロジェクトを準備段階から用意周到に行ないたい」という決意を示しています。

【NGポイント】エピソードの前提がやや長く、同じことを繰り返し伝えてしまっている部分がありますね。また、過去経験のなかの努力部分がやや抽象的で、エピソードに関する説得力が低い状態です。

【添削内容】エピソードの前提部分は簡潔にまとめ「自分が目標達成のために何をしたか(努力内容の部分)」をより掘り下げて詳細に書き直しています。また、成果部分に担当者からの評価コメントを追記しました。

【どう変わった?】エピソード全体が読みやすくなり、エピソード内で強みを発揮したことの信憑性が高まっています。成果部分に客観的なコメントが加わったこともあり、より説得力のある自己PRになりましたね。

【今回の添削チェックポイント】
・エピソードの前提部分は短くまとめる
・どんな努力をしたかを詳しく明記する
・成果では客観的なコメントを添える

評価基準がわからないため、ESや履歴書が選考通過するかどうしても不安ですよね。まずは悩む前に、就活のプロに隅々まで添削してもらいましょう!サクッとLINE登録するだけで、無料添削が試せますよ。

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長所を慎重さとして自己PRする際の注意点

慎重さを長所として使う場合は、注意すべきポイントもあります。ここからは2点の注意すべきポイントを紹介するので参考にしてくださいね。

  1. 慎重さを短所だと誤解されないようにする
  2. 選考時の態度にも気をつける

①慎重さを短所だと誤解されないようにする

慎重さの伝え方が適切でないと、逆に短所として見られることがあるので、表現や言葉の選び方には気を配りましょう

たとえば、「考えてから行動する」ことは、自分の強みとしてアピールできますが、「積極性が足りない」と解釈されることもあるかもしれません。

そうならないように、心配を取り除く具体例を用意しておくのが良いでしょう。例えば、考えた後に行動したことで良い結果が出た経験を示すと効果的です。

どんな長所も、伝え方次第で短所になってしまう可能性があります。

「慎重さ」であれば「仕事が遅いのでは?」「間違った心配の可能性は?」などと思われる場合もあるため、これらに対するカウンターを用意しておきましょう。

②選考時の態度にも気をつける

選考時の姿勢が慎重さを感じられない姿にならないように気をつけましょう

例えば、「細部まで丁寧に準備することができる」と述べた場合、予期しない質問に的確に対応できないことがあると、不満足な準備だと受け取られかねません。

自己アピールの長所を実践するためにも、選考の際に一貫性を保つことが大切です。

長所を慎重さとして自己PRする際は自分の言葉で言い換えよう

重な人は、多くの企業から必要とされています。そのため、自己PRで慎重さを強みとしてアピールするのは効果的です。

面接官に強い印象を与えるためには、他の就活生との差別化を意識して自分の慎重さをアピールしましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。