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ゼミ活動をガクチカとして効果的にアピールする方法を徹底解説!【例文付き】

「ゼミ活動ってガクチカになるのかな…?」「どんな内容にすればいいんだろう?」

ガクチカについて考えた時、こう思われた方も多いと思います。

就活を進めていく上で登場する「ガクチカ」にゼミ活動は使えるのか。結論から言うと、ゼミ活動はガクチカとして非常におすすめです!

この記事ではゼミ活動をガクチカに用いる上で、どのように書くと自分を効果的にアピールできるのかを徹底解説します。

ガクチカでゼミ活動を用いるのはおすすめ!

ガクチカでゼミ活動を用いるのはおすすめです。というのも、ガクチカでゼミ活動を選ぶことでこそ伝えられる良さやメリットがたくさんあります!

この記事ではその中でも3つのおすすめポイントを解説します。ゼミ活動ならではの良さを実感していただけたら幸いです。

  1. 周りと差別化しやすい
  2. 熱意や主体性をアピールしやすい
  3. 論理的思考力をアピールしやすい

①周りと差別化しやすい

ゼミ活動は他の応募者との差別化がしやすいテーマです。

就活では他の応募者との差別化が何よりも大事になってきます。自分にしかない特徴やアピールできる長所を見つけていきましょう。

研究テーマや研究手法が一人ひとり異なることが多いゼミ活動。だからこそあなたならではの経験や学びを、独自性のあるストーリーとともに伝えられることが大きな特徴です。

採用担当者の人も大学生の頃ゼミ活動に参加していた方が多く、親近感と興味を持ちながら耳を傾けてくれる可能性が高いですよ。

②熱意や主体性をアピールしやすい

ゼミ活動はチームで取り組む関係上、熱意や主体性がアピールしやすいです。

採用担当者は、採用後も自ら熱意を持って業務に取り組んでくれる人材を求めています。

そのため、ゼミ活動での経験はチームワークの大切さを実感した例として、またあなたの熱意をアピールする材料として有効です。

またゼミでは自分が本当に興味を持つテーマに沿って研究する機会も多く、熱意を持って取り組んだ姿勢を示しやすいと言えます。

また多くのゼミでは自主的な研究やディスカッションを経ますから、主体性やリーダーシップをアピールしやすいことも大きな利点となっていますよ。

③論理的思考力をアピールしやすい

研究を重ねるゼミ活動では、論理的思考力をアピールしやすいというメリットがあります。

物事を順序立てて行動することが業務では大事になることが多いですよね。論理的思考力や問題解決力は、企業の業務でも重宝されるスキルです。

多くの場合ゼミでは研究テーマを深く掘り下げ、データや理論に基づいた結論を導き出すことが求められます。

活動の中で研究を積み重ねていきながら、多くの課題や問題を解決していくことになりますよね。その中で論理的に考えて前へ進んだ経験を積んだ方も多いと思います。

特にプレゼンやディスカッションを経験できるので、ゼミでの活動が入社後にも活かせることをアピールできますよ。

企業がガクチカを見るポイントとは?

「そもそもガクチカって何を聞くためにあるんだろう…?」

ガクチカでゼミ活動を用いる利点について解説してきました。ここまでの解説を踏まえて、上のような疑問を持った方も多いと思います。

そこで、ここでは企業側がなぜガクチカを学生に問うのかを解説します

企業が求めるガクチカを把握しながら、採用担当者が好印象を持つガクチカの内容も確認していきましょう。

  1. 経験から学び続けている人かどうか
  2. 主体性を持って活動する人かどうか
  3. 応募企業と関連しているかどうか

①経験から学び続けている人かどうか

過去の自分から成長し続ける人を企業は求めています。

採用担当者は単に何かを「やり遂げた」という結果を出せる人ではなく、成功した時も反省点を見つけながら次に繋げていける人に好印象を抱きます。

例えば、ゼミ活動での失敗や困難をどのように克服し、どのように次の挑戦へ生かしたのかを具体的に語ることで「成長意欲がある人」という印象を与えられるでしょう。

過去の経験を次の目標へのステップにしている姿勢を伝えることで、高評価につながること間違いなしです!

②主体性を持って活動する人かどうか

自ら積極的に業務に参加してくれる学生はどの企業からも重宝されます

企業が求める人材の多くは、指示を待つタイプではなく自ら考え行動できる「主体性」を持った人です。

ガクチカでは、どのようにして自分から行動を起こして物事を進めてきたのかを明確に伝えることが重要になってきます。

例えば、ゼミでリーダーシップを発揮したエピソードや、自ら進んで新しいプロジェクトを提案した経験があればそれを具体的に説明していきましょう。

主体性を示すことで、採用担当者の方の心を掴む大きな一歩になります。

③応募企業と関連しているかどうか

ガクチカでのアピールポイントと応募企業の業務内容がマッチしていることも大事です。

自分の経験と企業のニーズをしっかり結びつけることで、説得力を持ったアピールができるんです。

具体例のある素敵なエピソードを話しても、それが応募する企業の業務や価値観とあまり結びついていなければ、評価にはなかなかつながりません。

ガクチカを作成する際には、応募企業が求めるスキルや人物像を理解し、その企業にどのように貢献できるのかを具体的に示すことが大事になってきます。

例えば、「ゼミで行ったマーケティングの研究」と「応募企業の事業内容やターゲット層への理解」を組み合わせることなどが挙げられます。

企業側に「この人はうちで活躍してほしい」と思ってもらえる可能性が高くなりますよ。

ゼミ活動を用いたガクチカの構成&書き方を解説!!

それでは早速、これまでの内容を踏まえながら、ゼミ活動を用いたガクチカの構成について解説していきます。

ガクチカを書く際は、下記の8つの段階を意識しながら筆を走らせてみましょう。

特に「目標」「行動」の2つをしっかり書くことができると、全体のバランスが良くなります。ガクチカの中でも、何に力を入れたのかを説明するのがこの3つだからです。

  1. 【結論】ゼミでの活動内容を伝える
  2. 【目標】どんな目標を設定したのか
  3. 【行動】課題解決のためにどう行動したのか
  4. 【学び】反省・成長を振り返って
  5. 【展望】学びをどう活かしていくのか

①【結論】ゼミでの活動内容を伝える

最初はゼミでの活動内容を伝えていきましょう

ゼミを用いたガクチカのアピールでは、取り組んできたゼミ活動の説明から伝えていきましょう。

「私が学生時代力を入れたことは、ゼミ活動での〜〜に関する研究です」のように、まずはあなたのゼミでの活動内容をガクチカとしてアピールしていきましょう。

②【目標】どんな目標を設定したのか

ゼミで自分が立てた目標について説明していきましょう。

ゼミ活動において、どのような目標を立てたのかを具体的に伝えることで、あなたの計画性や目的意識をアピールできます。

たとえば、「グループ全員が納得する結論を導き出すこと」や「定量的データを活用した説得力のあるプレゼンを作成すること」など、目指した成果を具体的に述べるとよいでしょう。

目標が明確であるほど、活動の意義が伝わりやすくなります。

③【行動】目標達成のためにどう行動したのか

立てた目標を達成するためにどんな行動をとったのか説明しましょう。

課題解決のためにどのような行動を取ったのかを詳しく説明しましょう。あなたが取った行動を説明することで、自分の課題解決能力をアピールできますよ。

「メンバーの意見を整理するためにファシリテーションを行った」や「不足しているデータを補うために追加のアンケート調査を実施した」など、具体的な行動を示すことで、あなたの主体性や実行力が伝わります。

この部分では、課題をどれだけ解決することができたかを明確にすることがポイントです。

④【学び】反省・成長を振り返って

ゼミ活動を通じての反省や自分の成長を振り返りましょう。

ゼミ活動を振り返り、成功や失敗を通じて何を学んだのかを伝えることで、あなたの成長意欲をアピールできます。

たとえば、「意見が対立する状況でも、粘り強く話し合うことの重要性を学びました」や「計画を柔軟に見直す力が身につきました」といった具体的な学びを述べてみましょう。

また、活動を通じて得た気づきや新しい視点を取り入れた成長のプロセスも伝えると、さらに印象深くなります。

⑤【展望】これからどう活かしていくのか

ゼミ活動での経験を自分のこれからにどう活かしていくのか述べましょう。

最後に、ゼミ活動で得た学びを今後どのように活かしていくのかを語ることで、採用担当者にあなたの将来性をアピールできます。

たとえば、「調整力や論理的思考を活かし、企画職でチームをまとめる存在になりたい」や「マーケティングの知識を深め、御社の商品企画に貢献したい」といった形で、具体的に展望を示すと効果的です。

この部分で自分の将来像と企業とのつながりを示すことで、説得力がさらに増します。

【差別化できる!】ゼミ活動をガクチカで用いる際のポイント3選

これまで、なぜゼミ活動のガクチカがおすすめなのか、そしてそもそもガクチカで企業は何を知りたいのかについて解説してきました!

ここからは実際にゼミ活動をガクチカで用いる際のポイントについて解説していきます

参考にできるところがあれば、ぜひ使ってくださいね。

  1. ゼミ活動の背景と目的を明確にする
  2. 学びと成長を強調する
  3. 企業との繋がりを意識する

①ゼミ活動の背景と目的を明確にする

自分がなぜそのゼミに入ったのかを明確にして採用担当者に伝えましょう。

ゼミ活動をガクチカで語る際に重要なのは、あなたがなぜそのゼミを選んだのかを説明できるようにすることです。

というのも採用担当者としては、大学に多種多様なゼミがある中で応募者がゼミのどこに興味を持ったのかやどんな目標を達成しようとしたのかを聞きたいと思うからです。

なぜそのテーマに取り組んだのか、何を達成しようとしたのかを具体的に示すことで、あなたの関心や価値観を採用担当者に伝えることができます。

例えば、「マーケティングの分野に興味があり、実際の消費者行動を研究したいと考えた」「チームで課題解決に取り組む経験を積むために、地域活性化プロジェクトを選んだ」といった背景と目的を説明しましょう。

このようにガクチカの背景を明確にすることで活動そのものの意義が際立ち、あなたのストーリーに説得力が生まれますよ。

②学びと成長を強調する

ゼミ活動での「学び」とそこからの「成長」を強調して伝えていきましょう

特にどのような課題に直面し、それをどう乗り越えたのか、またその過程で何を学んだのかを具体的に伝えると好評価につながります。

例文(150字程度)

研究テーマの深掘りにかなりの時間を費やしてしまったが、かえって沢山調べた内容が研究終盤で大きな推進力になった。
研究を通した学びも大変実りのあるものだったが、自分としては「努力が無駄になったと感じてもいつか役にたつ」というマインドで生活できるようになったのが成長だと感じている。

例文のように、「ゼミ活動で得られた経験や学び」と「そこから自分の中に生まれた新しい考え」の2点を伝えることが大事になります。

経験だけでなく、そこから自分に変化があったとこまで伝えられると好印象を残せるでしょう。

③企業との繋がりを意識する

ゼミ活動のエピソードと応募企業の特徴を繋げることを意識しましょう

ゼミ活動をアピールする際には、その経験が応募企業とどのように関連しているのかを明確にすることが大切になります。

たとえば、「マーケティングゼミでの調査経験が、応募企業の商品企画の仕事で活かせる」であったり、

「地域課題を解決するプロジェクトに取り組んだ経験が、応募企業の地域密着型ビジネスに共通している」といった形で、自分の経験が企業にどう役立つかを具体的に説明しましょう。

企業は今までの経験が実務に活きそうな人材にも注目しているため、ゼミ活動と企業の業務を結びつけて語ることで採用担当者に「この人はうちに必要だ」と感じてもらいやすくなります。

ゼミ活動のガクチカ例文3選

それでは早速ガクチカの例文を見ていきましょう。

伝えたい特徴別に3つほどご紹介いたします! 上記で述べた構成も再確認しながら、筆を進めてみましょう。

  1. チームワークをアピールした例文(400字程度)
  2. リーダーシップをアピールした例文(500字程度)
  3. 人生設計を見据えた例文(400字程度)

チームワークをアピールした例文(400字程度)

私が学生時代力を入れて頑張ったのは、ゼミ活動で企業分析プロジェクトです。
私はゼミでの企業分析プロジェクトにおいて、チームワークを発揮しました。
このプロジェクトでは、5人で企業の市場シェア拡大策を提案することが課題でした。当初、各メンバーが異なる分析手法を提案したため、意見がまとまらず進捗が滞っていました。
そこで私は、全員の意見を共有する場を設け、各提案のメリット・デメリットを整理するファシリテーター役を務めました。
意見が衝突する際には、共通のゴールに立ち返り、柔軟な視点で解決策を見出すことを意識しました。
結果として、各自が得意分野を活かし、具体性のある提案をまとめることができ、教授から高い評価をいただきました。
この経験を通じて、相手の意見を尊重しながら自分の役割を全うする重要性を学びました。
今後もこのチームワーク力を活かして、協力して目標を達成する力を磨いていきたいと考えています。

リーダーシップをアピールした例文(500字程度)

私が学生時代力を入れて頑張ったのは、ゼミ活動で地域活性化プロジェクトです。
このプロジェクトでは、地域の観光資源を活用した新たな企画提案を目指し、8人のチームをまとめる役割を担いました。
プロジェクト開始当初は、目標設定が曖昧で、メンバー間で意見がばらばらでした。
そこで私は、まず初回のミーティングでメンバーとゴールを共有し、それを達成するための具体的なスケジュールを作成しました。
プロジェクトの中盤では、タスクが進んでいないメンバーがいることが判明し、全員で進捗状況を確認する場を設けました。
その際、ただ指摘するのではなく、問題の原因を一緒に考え、他のメンバーとフォローし合う体制を整えました。
これにより、全員が役割を自覚し、モチベーションを高めることができました。
最終的に、地域住民の協力を得てアンケート調査を実施し、それを基に観光プランを提案しました。この提案はゼミ内で最優秀賞を受賞し、教授からも「現実的で実行可能性の高い提案」として評価されました。
この経験を通じて、人を動かしチームを成果に導くリーダーシップを学びました。これからも主体的に行動し、チームで成果を出す力を磨いていきたいと考えています。

人生設計を見据えた例文(400字程度)

私が学生時代力を入れて頑張ったのは、ゼミ活動でデータ分析に取り組んだことです。
私は将来のキャリアに直結するスキルを磨くために、データ分析をテーマとするゼミを選びました。
入ゼミ当初は、統計学や分析ツールの知識がほとんどなく、周囲と比べて見劣りすると感じていました。
しかし、将来マーケティング分野で活躍したいという目標を持っていたため、このゼミでの経験を自分の強みに変えると決意しました。
ゼミでは、消費者行動データを用いた課題解決をテーマに、論文作成に取り組みました。
私は、統計ソフトを独学で習得し、ゼミ内でデータ分析の中核を担う役割を果たしました。
その結果、説得力のある結論を導き出すことができ、ゼミ発表会では多くの質問をいただくほどの反響がありました。
この経験を通じて、粘り強さと自ら学ぶ力が身につきました。
将来は、この分析スキルを活かし、データに基づいた意思決定を行うマーケティング担当者として企業に貢献したいと考えています。
このゼミ活動は、私の人生設計の一部として、大きな意味を持つものとなりました。

ゼミ活動をうまくアピールしてガクチカを上手くアピールしよう!

就活のプレッシャーって正直とてつもないですよね。

その中でもガクチカは面接でもESでも聞かれる質問だからこそ、なおさら重大なものに感じている就活生の方も多いと思います。

本記事がそんな皆さんの助けに少しでもなれたなら幸いです。

ゼミ活動での経験をガクチカとして上手くアピールして、志望企業へのチケットを共に掴みましょう!

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