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【伝わる】自己PRの構成を解説!面接で使える伝え方も紹介します!

自分の強みを把握していても、効果的な自己PRのための構成に悩む方は少なくありません。自己PRは、エントリーシートや面接で必ず聞かれるからこそ悩むところです。

強みを効果的に伝えられれば、ライバルから一歩リードできるでしょう。

本記事では、効果的に自己PRを伝える文章の構成や大学生活から考える強み別の自己PRの例文・面接でも活用できるポイントなどを紹介します。

ぜひ今後の自己PR作成の参考にしてください。

自己PRの構成は結論から伝えると効果的

自己PRでは、強みをはじめに伝えたりエピソードを文章の型に沿ったりして書くと効果的です文章全体をイメージしやすくなります。

自己PRを採用担当者に伝わりやすく構成するには、次の2つの方法が有効です。

  1. 自己PRはPREP法に当てはめて分かりやすく伝える
  2. エピソードはSTAR法でイメージしやすく伝える

①自己PRはPREP法に当てはめてわかりやすく伝える

自己PRは、PREP法を使うと強みを分かりやすく伝えられますよ。

PREP法の特長は、はじめに強みを伝えるため、採用担当者が話の概要をつかみやすくなったり自分の強みが採用担当者の印象に残りやすくなったりするところです

PREP法とは、以下の頭文字をとった言葉をさします。

  • Point(結論):自分の強み
  • Reason(理由):強みである理由
  • Example(例):強みを活かしたエピソード
  • Point(結論):入社後の強みの活かし方

型がない場合、何から考えればよいか分からなくなり、混乱してしまう原因になり兼ねません。せっかくの強みを活かせなくては意味がないので、PREP法の型にはめて自己PRを書きましょう。

②エピソードはSTAR法でイメージしやすく伝える

PREP法でのExample(例)の部分には、具体的なエピソードを書きます。エピソードを書く時に有効な文章の型はSTAR法です。

PREP法と同様に、STAR法とは以下の頭文字をとった言葉をさします。

  • Situation(状況):当時の状況
  • Tareget&Task(目標):掲げた目標や課題
  • Action(行動):達成するための行動
  • Result(結果):得られた結果・学び

STAR法は履歴書の自己PRだけでなく、面接でも応用できます。エピソードを分かりやすく伝えられると面接を有利に進められるのです。

また家族や友人に客観的に見てもらいフィードバックを受けると、文章の型がより身につきますよ。

自己PRの構成の強み別例文集

PREP法やSTAR法を用いた自己PRの例文を紹介します。一人ひとりの経験によって強みが違うため、以下の4つを取り上げました。

  1. 積極性
  2. 協調性
  3. リーダーシップ
  4. 誠実性

ぜひ参考にしてください。

①積極性

積極性をアピールしたい場合は、以下の例文を参考にしてください。

私の強みは、高い目標を設定しそれを達成するために積極的に行動できるところです。

大学の英語プレゼンテーション大会に参加した際、限られた時間で効果的なプレゼンテーションを準備し「上位入賞」の高い目標を設定しました。

特に積極的に取り組んだのは発声練習です。英語での表現力を高めるために、ネイティブスピーカーに添削を依頼し励みました。

その結果、オーディエンスから高い評価を得て、大会では3位入賞。積極的に英語の表現力を磨けば、成果につながるのだと実体験を通して学びました。

このように課題に対して真摯に向き合い、創意工夫を凝らして取り組む姿勢は、社会人として活かせる自分の強みです。貴社において、積極性を存分に発揮し、組織の発展に貢献していきたいと考えています。

まず初めに自分が目標に向かい行動できる積極性を示したあとに、その結果として手に入れたものを提示している例文です。

②協調性

協調性をアピールしたい場合は、以下の例文を参考にしてください。

私の強みはチームワークを大切にし、メンバーと協力して目標を達成できる協調性です。

大学のゼミでは、グループ研究のプロジェクトに取り組みました。メンバーとの意見交換を積極的に行ったり、お互いの長所を活かせるようにアイデアを出し合ったりして、チーム一丸となり課題解決に向け協力し合えました。

その結果、教授からはチームワークの素晴らしさと、私の協調性が大きく貢献したとお褒めの言葉をいただいたのです。

貴社においてこの協調性を活かせるよう、多様な考えを持つメンバーと協力し合いながら、チームの一員として組織の目標達成に貢献し、より良い結果を生み出したいと考えています。

協調性についてアピールするだけでなく、入社したあとどのように会社へ貢献できるかも示しています。

③リーダーシップ

リーダーシップをアピールしたい場合は、以下の例文を参考にしてください。

私の強みは目標に向かってチームを導き、メンバーの力を最大限に引き出すリーダーシップです。

大学のサークル活動では、イベント企画委員長を務めました。イベントを成功させるために目標を設定し、それをメンバーへ共有。困難な局面では、率先して解決策の提案を行ったり、積極的に行動をおこしチームを牽引したりしました。

来場者から好評を得て、イベントは大成功を納めました。この経験を通して、リーダーシップとは、ビジョンを示しメンバーを巻き込んで共に目標を達成するものだと学んだのです。

貴社においては、このリーダーシップを活かし、協調性を発揮しつつチームを牽引してプロジェクトを成功に導く役割を担いたいと考えています。そして、周囲の意見を尊重し、チームの力を結集して、目標達成を目指します。

実際に学生の頃はどのような役職についていたかを提示し、リーダーシップを発揮できる場にいたことをアピールしている例文です。

④誠実性

誠実性をアピールしたい場合は、以下の例文を参考にしてください。

私の強みは、どのような状況でも誠実に行動し、責任を持ってタスクを完遂する誠実性です。大学の講義で取り組んだグループワークでは、メンバー全員の誠実な取り組みが、成功には必要だと考えました。

グループのリーダーを任された私は、まず自分自身が誠実な態度で臨むように心掛けました。メンバーの意見に耳を傾け、成功に向けて積極的に行動したのです。すると、徐々にほかのメンバーから信頼を集められ、教授からは高い評価を得られました。

この経験を通して、誠実性はチームワークの基盤であり、良好な関係構築に不可欠であると学んだのです。貴社においても、この誠実性を土台とし、組織の一員として信頼される存在となり、組織の発展に貢献したいと考えています。

誠実性を重視した行動の結果、どのように周囲の信頼が変わっていったかを提示して説得力を高めています。

自己PRと乖離ない?採用担当者が見る3つのポイント

自己PRにおいて、採用担当者は次の3つのポイントを見ています。

  1. 強みがマッチしているか
  2. 強みを発揮できるか
  3. どういう人柄なのか

自己PRと企業の求める人物像がマッチしているかが、採用を勝ち取るために重要です。ポイントを押さえて、自己PRの内容との乖離ができる限り少なくするように心がけましょう。

①強みがマッチしているか

採用担当者は、自社の利益を生み出す人材かどうかを見極めています。いくら素晴らしい強みがあったとしても、企業で活かせなくては意味がありません。

自分の強みを企業の求める人物像とマッチさせるには、まず企業のホームページや採用情報ページを確認しましょう。

企業の求める人物像を把握したら、次は企業のニーズにあったエピソードを考えます。OB・OG訪問があれば、どういった強みが活かせそうかインタビューできると、より企業にマッチした強みが見つけられるでしょう。

②強みを発揮できるか

採用担当者は、あなたの強みが自社で発揮できるかどうかを見ています。

特に、企業のニーズと強みがマッチしていたとしても、行動に移せるかが何よりも大切です。そのため、強みを発揮して得た成果を数字を含めて具体的に伝えましょう。

例えば「たくさんのメンバーを率いて成果を出した」と表現するより「20人のメンバーを率いて、目標の110%の成果を出した」と表現する方が伝わります。

採用担当者が、自社でその強みを発揮できるかをイメージできるようにするのがポイントです。

③どういう人柄なのか

採用担当者は、応募者の自己PRからどういう人柄なのかを見ています。これから一緒に働く人の考え方や行動が、企業風土にあっているかを見極めているのです。

自分の人柄を採用担当者に効果的に伝えるには、具体的なエピソードから伝えるようにしましょう。向き合った課題や目標に対して、どのような考えを持ち、どのような行動をとったかがポイントです。

さらに経験を通して、何を学び、その学びを活かしてどのように活躍したかも伝えましょう。

自己PRで差が出る!採用担当者が重視する強みや経験

採用担当者が自己PRのなかで重視するのは次の3つです。

  1. 即戦力
  2. 向上心・学ぶ意欲
  3. スキル・実績

これらを押さえて、ほかの就活生に差をつけましょう。

①即戦力

企業は即戦力を求めています。しかし、新卒は社会人経験がありません。

そのため、学生生活やアルバイトなどの経験が、アピールのポイントになります。

過去の経験から、課題や目標に対して、リーダーシップやマネジメントなどで主体的な取り組みから得た成果を伝えましょう。積極的な行動が、即戦力になる印象を与えますよ。

②向上心・学ぶ意欲

企業活動は常に挑戦の連続です。そのなかで、新たな挑戦に対して必要な知識を得ようとする向上心や学ぶ意欲があるかがポイントとなるでしょう。

学校生活やアルバイトでの初めての経験は、新たなスキルです。そこで得たスキルを積極的に活用し、さらに上達できるよう努力した成果をアピールできますよ。

③スキル・実績

企業にマッチするスキルや実績があるかが重視されます。即戦力になるかどうかにも関わりますが、より速く目標を達成するためには、企業にマッチしたスキルや実績がポイントです。

「〇〇なスキル・実績があります」ではなく「〇〇なスキル・実績を△△に活かします」と、スキルをどう活かせるかまで具体的にすると、採用担当者により伝わります

自己PRできる強みを見つける5つの方法

自己PRできる強みが見つけられない方へ、5つの方法を紹介します。

  1. 自己分析ツールを使う
  2. 過去の経験を振り返る
  3. 普段の行動を振り返る
  4. 短所を長所に言い換える
  5. 家族や友人に聞く

自分の新しい強みを見つけられると、就職活動のモチベーションをあげる手助けにもなるため、ぜひ参考にしてください。

①自己分析ツールを使う

自己分析ツールは、簡単な質問に答えるだけで自分の強みを明らかにしてくれます。

また、思ってもみなかった特性や強みが見つかるかもしれません。

例えば、自分では内向的な性格だと思っていても、それは、思慮深く相手を大切に考えられる性格が背景になっているからなどの発見があります。

自己分析ツールを使えば客観的に分析ができ、自分では気づけなかった性格や考え方を知れるのです。

②過去の経験を振り返る

過去の経験を振り返ると強みが見つかります。

これまでに向き合った困難や苦労を乗り越えた経験が強みになります

過去を振り返るときは、時系列に沿って考えましょう。さらに、思い出したエピソードを箇条書きにすると振り返りやすくなります。

どんな些細な内容でもできるだけ書き出すのがポイントですよ。書き出したなかから共通する内容があれば、それが自身の強みになる可能性が高くなるのです。

③普段の行動を振り返る

普段の行動を振り返ると強みが見つかります。自分が何を考え何を大切にしているかや、どんなきっかけで行動しているかが明確になるからです。

また周囲の方から褒められたエピソードは、採用担当者の印象に残るような、強みにつながりやすいでしょう。

また普段の行動を自分の強みとしてアピールできれば、採用担当者に人柄や普段の様子も知ってもらえ、より印象に残りやすくなりますよ。

④短所を長所に言い換える

自己PRの強みを考えるとき、長所よりも短所が目につきやすいのは、悪かった内容の方が心に残りやすいからです。しかし、短所は長所に言い換えられます。

自分では短所と思っていたところも、視点を変えると長所となるのです。

例えば「頑固は芯が強い」「マイペースは落ち着きがある」など、長所に言い換えができますよ。

⑤家族や友人に聞く

自分の性格をほかの方に聞いて客観的に分析する方法を他己分析といいます。

また自己分析ツールの結果と他己分析の結果が同じであれば、強みとして協調できますよ。そして、ほかの方から評価された強みは自信を持って伝えられるのです。

他己分析をするときは、依頼しやすい家族や友人などから始めるのがおすすめですよ。

また、相手からできる限り素直な意見を得るために「自己PRで使える強みが知りたい」と目的を伝えると、相手も真剣に考えてくれるでしょう。

面接での自己PRの伝え方

履歴書に書いた自己PRを面接で効果的に伝えるには、次の3つを意識しましょう。

  1. 採用ニーズとマッチさせる
  2. イメージしやすいエピソードを盛り込む
  3. 強みをフォーカスして伝える

企業の採用ニーズと自分の強みや経験をマッチさせて、イメージしやすく伝えます。また、強みを絞ると、採用担当者もイメージしやすいですよ。

①採用ニーズとマッチさせる

自分の強みや経験が、企業の求める人材とマッチするかを分かりやすく伝えるのが大切です。そのためにも採用ニーズは必ず把握しておきましょう。

例えば、企業は論理的思考ができる人材を求めているのに、行動力を強みとして伝えていては採用ニーズにマッチしません。

企業分析をするなかで、社内の雰囲気に馴染めそうか、企業の求めるスキルは何かなど、幅広く把握しておく必要があります。そして、自分のスキルや経験がどう活かせるかよく考えておきましょう。

また自分のスキルや経験をできるだけ複数考えておくと、採用ニーズにマッチしているものを選べますよ。紹介した自己分析の方法を活用して、強みとなるスキルや経験を洗い出しておきましょう。

②イメージしやすいエピソードを盛り込む

エピソードを面接担当者がイメージしやすいように伝えるには、数字を使うのがポイントです特に実績や努力した話を伝えるときに適しています。

例えば「たくさん走りました」と伝えるより「1日1時間走りました」と伝える方が、努力の程度を聞き手に伝えやすいでしょう。

ほかにも「資格取得のため、朝1時間・夜2時間のほかに10分の隙間時間を使って学習しました」など数字を使うとより具体的にイメージしやすくなりますよ。

③強みをフォーカスして伝える

面接で自分の強みを話すときは1つに絞りましょう。多くても2つまでです。

自己PRのなかで2つ以上の強みをアピールしてしまうと、せっかくの強みが薄れてしまい、採用担当者の印象に残りません。

面接では、限られた時間のなかで採用担当者の印象に残る受け答えが必要です。そのため、強みを1つに絞って、採用担当者の印象に残る必要があるでしょう。

強みを1つに絞って話すときもPREP法とSTAR法の構成を用いると、より採用担当者に分かりやすく伝えられますよ。

自己PRは構成で一歩リード!第1志望を勝ち取ろう!

採用担当者に自分の強みを分かりやすく伝えるためにも、自己PRの構成はPREP法とSTAR法を使いましょう。

自己PRを作成するときは、自分の強みが企業の求める人物像にマッチしているか考えてください。

また自分の強みを見つけるには、自己分析ツールを活用したり、過去を振り返ったりするのがポイントです。

例文や採用担当が見ている点・強みの見つけ方などを参考に自己PRをして、第一志望を勝ち取りましょう。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。