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【例文26選】400文字で印象に残る自己PRの作り方|ESの構成テンプレートも紹介

400字の限られた文字数で自己PRを書くのは、多くの就活生にとって悩ましい課題ですよね。

決められた文字数の中で、自分の強みをどうアピールすれば採用担当者の心に響くのか、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

しかし、400字の自己PRはこの記事で紹介する構成とテクニックさえ押さえれば、実は簡単に質の高い内容に仕上げられます。

この記事では、400文字の自己PRの基本からPRする内容ごとの例文までを網羅し、質の高い自己PR作成に役立つ情報を解説するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

目次

400文字の自己PRの作り方の基本

履歴書を持つ女性

まずは、400字で自己PRを作るうえでの基本を解説します。

以下の3項目を押さえてから、次に進んでください。

  1. PRする強みを明確にしておく
  2. PRする強みとエピソードは1つに絞る
  3. 成果よりも過程や困難の克服方法が大切

①PRする強みを明確にしておく

まずはPRしたい強みをはっきりさせ、今後の方針を固めましょう。

何を自己PRすべきかあやふやなまま作業を進めても、言いたいことが分かりにくい自己PRになってしまいます。

強みとは単に「得意なこと」ではなく「周囲の人と比べて優れている点」「自信を持ってアピールできる経験やスキル」です。

過去のエピソードや体験、性格を振り返れば、他社との差別化が図れる強みが浮き彫りになってきますよ。

②PRする強みとエピソードは1つに絞る

PRしたい強みやエピソードが見つかったら、その中から1つを厳選しましょう。

限られた文字数で自分の魅力を効果的に伝えるためには焦点を絞らなければならず、あれこれとアピールすると400字以内に収まりません。

また、複数の強みやエピソードを述べると採用担当者へ与える印象が分散してしまい、強力なアピールに不利です。

さらに、さまざまな強みやエピソードを網羅するよりも、1つに厳選されたものをPRする方が内容に一貫性を持たせられます。

③成果よりも過程や困難の克服方法が大切

自己PRは、成果よりも過程や困難の克服方法に焦点を当てた方が効果的です。

過程の詳しい説明によって、自身の問題解決能力や挑戦に対する姿勢、思考の柔軟性をアピールできます。

また、困難をどう克服したかについて語ると、逆境でも粘り強く取り組む姿勢や創意工夫の力のアピールにも効果的ですよ。

企業が注目しているのは成果だけでなく、課題に直面した際にどんな考えでどう行動できるのかにも目を向けているので、成果だけにこだわらないようにしましょう。

400文字の自己PRの理想の構成テンプレート

PRと書かれた積木と人形

400字で質の良い自己PRを作成するには、理想の構成があります。

以下の3項目を参考に、整理された構成で自己PRを作りましょう。

  1. 簡潔なPRポイント(20〜30文字程度)
  2. 具体的なエピソードや経験(300文字程度)
  3. 入社後の強みの活かし方(70〜80文字程度)

①簡潔なPRポイント(20〜30文字程度)

まずは自己PRの冒頭で、簡潔なPRポイントを20〜30文字程度で述べましょう

これは、自分の強みや特徴を端的に表現するキャッチフレーズと言え、採用担当者が多くの応募書類に目を通す中で最初に目に留まるのがこのPRポイントです。

私の強みは戦略の提案力と、戦略提案にあたって発想力です。(28文字)

上の例文のように強みを冒頭で切り込めば印象付けに効果的で、その後のアピールも頭に入りやすく話の流れもまとまります。

②具体的なエピソードや経験(300文字程度)

強みを述べた後は、それを裏付けるエピソードや経験を述べましょう。

たとえ冒頭のPRポイントを述べても、それを実証しなければ真実味や説得力がないため、300字程度のエピソードを提示して冒頭のPRが真実だと証明してください。

私は大学3年次に、学園祭実行委員会の広報担当として活動しました。
前年度の来場者数が目標を下回っていたため、SNSを活用した新しい広報戦略を提案しました。
具体的には、Instagram、Twitter、TikTokの3つのプラットフォームを使い分けての、ターゲット層に合わせたコンテンツの制作です。
また、地域の商店街と連携し、クーポン付きのフライヤーを配布してオフラインでの宣伝活動も強化しました。
その結果、前年比150%の来場者数を達成し、学園祭を大成功に導くことができました。
この経験を通じて得た情報発信のノウハウと、多角的アプローチの柔軟性は貴社でも発揮できると考えています。(291文字)

上の例文を参考に「設定した目標」や「実行した手段」「得られた結果」と「強みが企業に役立つアピール」を盛り込むと、説得力のある内容に仕上がります。

③入社後の強みの活かし方(70〜80文字程度)

最後に、自分の強みを入社後にどう活かせるかを70〜80文字程度で提示してください。

ここでは、以下の例文を参考に自分の強みと企業の業務内容や求める人材像とを結びつけ、自分が入社後に貢献できる点を強調しましょう。

入社後は貴社が重視する多角的なマーケティング戦略を提案し、ターゲット層に最適なアプローチを行うことで、貴社のブランド力強化に貢献していきたいと考えます。(76文字)

この部分は自分と企業の適合性を強調する役割を持っているので、これまでの内容と矛盾しないよう注意が必要です。

400文字でも印象に残る自己PRを作るテクニック

限られた字数の中でも効果的に印象付ける自己PRは、テクニックを意識する必要があります。

以下の3項目をチェックして、与えられた400字を有効活用してください。

  1. 志望企業の欲しい人物像に合わせる
  2. 課題や困難をドラマチックに書く
  3. 自分の感情や想いを盛り込む

①志望企業の欲しい人物像に合わせる

自己PRを作成する際は、志望企業が求める人物像に合わせる意識が重要です。

企業が求めている人材の特性を理解しニーズに沿った自己PRを行うことで、採用担当者の興味を引き自分の適性をより効果的にアピールできます。

そのためには、まずは企業の理念や求める人材像を事前にしっかりと調査しましょう。

どんなに素晴らしい強みをアピールしても、企業のニーズから外れていては意味がないので注意してください。

②課題や困難をドラマチックに書く

課題や困難をドラマチックに書くのも、自己PRの効果的なテクニックです。

淡々としただけの自己PRはそっけない印象を与え、採用担当者に熱意を感じ取ってもらえないおそれがあります。

まずは直面した課題やそれらの背景を説明して、読み手の興味を引きましょう。

次に、課題に対しての解決策の選定や試行錯誤の過程を詳しく述べれば、自分の考え方や行動力を効果的にアピールできます。

③自分の感情や想いを盛り込む

自分の感情や思いを自己PRに盛り込むのも、有効なテクニックです。

採用担当者に「この人に会いたい」「一緒に働きたい」と思わせるためには、淡々とした文章の羅列ではなく、心に訴えかける感情や想いが求められます。

また、適度な感情表現は採用担当者が当時の状況を鮮明にイメージしやすくなり、PRしたい内容をより的確に伝えられますよ。

成功体験や困難を克服したエピソードを語る際には、当時抱いた感情にも触れてより人間味あふれる自己PRを意識しましょう。

自己PRの長さを400文字に合わせる字数調整のコツ

400と書かれた積木

ここでは文字数が多い場合と少ない場合、それぞれのケースに合わせた字数調整のコツを解説します。

400字の自己PRの場合、最低でも360字以上の文章を書く必要がありますが400字を超えるのもNGです。

  1. 文字数が多くなってしまう場合
  2. 文字数が少なくなってしまう場合

①文字数が多くなってしまう場合

まずは文字数が多くなってしまう場合の調整法です。

ここではおすすめの調整法として、以下の3点を解説します。

  1. 意味が被っている文を省く
  2. 無駄な修飾語を削る
  3. 長い単語やカタカナ語を言い換える

1.意味が被っている文を省く

意味が被っている文の省略は、400字を超えてしまった場合にまず試したい方法です。

たとえば「努力家です」と「真面目に取り組みます」は意味が近いため、どちらか一方を残せばその分文字数を削れます。

また、類似した意味が繰り返されると全体的にダラダラとした印象になるため、文章そのものをスッキリさせる意味でも効果的ですよ。

文字数の節約と読みやすさのアップとを両立できる方法なので、ぜひ試してください。

2.無駄な修飾語を削る

無駄な修飾語を削るのも、自己PRを400字に収めるコツです。

「非常に」「とても」「大変な」と程度を表す副詞や、「さまざまな」「色々な」と曖昧に表現する形容詞がないかチェックしましょう。

また、「~という」や「~のような」と述べる冗長な表現も可能な限り削除してください。

こうしたチェックで形容詞や副詞は必要最小限に抑えれば、不要な表現が減って全体的にすっきりした印象に整います。

3.長い単語やカタカナ語を言い換える

文字数を減らすには、長い単語やカタカナ語を短い言葉に言い換えられないかもチェックしましょう。

たとえば「クライアントとの緊密なコミュニケーションにチャレンジしました」を「顧客との密な対話に挑戦しました」に言い換えれば、15文字削減できます。

また、専門用語を一般的な言葉に言い換えれば、採用担当者への理解を助ける意味でも効果的です。

ただし、短い言葉に言い換えた結果意味が伝わりにくくなる場合は、元の言葉をそのまま使いましょう。

②文字数が少なくなってしまう場合

続いては、文字数が400字に満たない場合の調整方法です。

ここでは文字数を増やすコツとして、以下の2点を取り上げます。

  1. エピソード部分に会話表現や想いを入れる
  2. 強みの再現性を活かす具体例を挙げる

1. エピソード部分に会話表現や想いを入れる

文字数を稼ぎつつより印象的な自己PRにするには、エピソード部分に会話表現や想いを入れるのが効果的です。

たとえば「上司から『あなたの提案が事業を成功に導いた』と言われ、喜びを感じました」と会話を交えることで、当時の臨場感が増します。

また「私は〜の想いから、〜に取り組んできました」と想いを述べれば、自分の人柄や価値観をアピールできるでしょう。

ただし、過剰な表現や文学的な情緒は自己PRに不要なので注意してください。

2. 強みの再現性を活かす具体例を挙げる

強みの再現性を活かす具体例を述べるのは、文字数増加と説得力アップの両面に効果的です。

「コミュニケーション能力が高い」が強みなら「前職での顧客対応で満足度90%を達成した」と具体的な成果を示しましょう。

さらに「この経験を活かし、新しい環境でも円滑な人間関係を構築する所存です」と将来の活躍をイメージさせる文を添えれば説得力も増します。

こうして過去の実績と入社後のビジョンを結びつけることで、アピールする強みが一過性のものではなく、会社に役立つものだとPRできますよ。

注意したい!400文字の自己PRのNGポイント

バツ印を作る男性

続いては、400字で自己PRをする際のNGポイントを解説します。

以下に挙げる4点は採用担当者に悪い印象を与えるので、注意してください。

  1. 最初から文字数を意識して短めに書いてしまう
  2. 敬体ではなく常体で書いてしまう
  3. 一貫性のない文章になってしまう
  4. 数字や文末などの表現が揃えられていない

①最初から文字数を意識して短めに書いてしまう

自己PRを書く際に、最初から文字数を意識しすぎて短くまとめてしまうのはNGです。

初めから短めの文章を意識すると、伝えたい内容が不十分になり自分の強みや経験を十分にアピールできません。

まずは文字数を気にせず、なるべく詳細な自己PRを作りましょう。

文字数の調整は、まず内容の濃い自己PRを書き上げた後からでも間に合います。

②敬体ではなく常体で書いてしまう

自己PR文に限らず、やり取りで敬体を使用するのはビジネスにおける基本中の基本です。

「~~です。」や「~~ます。」で終わる敬体は相手へ礼儀を示すうえで最低限のマナーなので、自己PRでも敬体を使いましょう。

一方「~~だ。」や「~~である。」で終わる常体は、企業に提出する自己PRには不適切です。

常体で就活に臨むと常識がない人間と思われかねないので、社会人として当然のマナーとして敬体を用いてください。

③一貫性のない文章になってしまう

400文字の自己PRを書く際、一貫性のない文章になってしまうのはNGです。

限られた文字数の中で自分をアピールする自己PRは、話が脱線したり前後の文章がつながっていなかったりすると、読み手は混乱してしまうでしょう。

その結果、自分の主張が明確に伝わらず印象に残らない自己PRになるおそれがあります。

一貫性のある文章を書くためには伝えたいポイントを明確にし、論理的な流れを意識してください。

④数字や文末などの表現が揃えられていない

数字や文末の表現が揃えられていない自己PRもNGです。

たとえば割合の表記が「50%」と「2割」とが混在していたり、「~~です。」と「~~である。」と敬体と常体が両方使われていたりすると、読み手に違和感を与えてしまいます。

また、表現が揃っていないと自己PRが雑な印象になるでしょう。

自己PRを推敲する際は、こうした表現の一貫性にも注意を払う必要があります。

ESの差別化のためにチェックすべき3つのポイント

123と書かれたメモ

続いては、ES(エントリーシート)を他者のものと差別化するうえでのポイントを解説します。

以下の3点を意識して、一歩先を行くESを作りましょう。

  1. 読みやすく流れが分かりやすいか
  2. 読み終わった後に強みが明確に印象に残るか
  3. 入社後に活躍するビジョンが見えるか

①読みやすく流れが分かりやすいか

ESの差別化を図るためには、「読みやすさ」と「文章の自然な流れ」が重要です。

まず冒頭に結論を置き、その後具体例や理由を述べることで、読み手がスムーズに内容を把握できます。

また「一文が長すぎないか」「読点が多すぎないか」にも目を配り、全体のテンポを調整する意識も大切です。

こうしたポイントを押さえることで、読み手にストレスを与えず内容が伝わりやすいESを作成できますよ。

②読み終わった後に強みが明確に印象に残るか

読み終わった後「採用担当者に自身の強みが明確に印象づけられるか」も、見落とせないポイントです。

そのためにはまず、文中に自分の強みを具体的なエピソードを交えて紹介して、読み手にリアルなイメージを持たせましょう。

さらに、アピールした強みを企業の求める人物像やビジョンと関連付けて説明すれば、強みを実用的なものと印象付けられます。

③入社後に活躍するビジョンが見えるか

企業がESで重視するのは、入社後にどう活躍できるかです。

そのため、入念な企業研究をしたうえで企業のミッションやビジョンを理解し、自分がどう貢献できるかを提示しましょう。

また短期的・長期的な目標を設定して、成長意欲をアピールするのもおすすめです。

企業が求めるのは「自己PRが上手い人」ではなく「アピールした強みが企業の役に立つ人」なので、活躍の展望を示し、戦力になれると印象付けてください。

【強み別】400文字の自己PRの印象に残る例文26選

履歴書を書く就活生

ここからは、400字の自己アピールの例文をアピールしたい強みごとに解説します。

今回は以下の13種の強みをピックアップし、それぞれ2つずつ例文を作成しました。

  1. 「責任感」をPRする場合
  2. 「リーダーシップ」をPRする場合
  3. 「向上心」をPRする場合
  4. 「忍耐力」をPRする場合
  5. 「継続力」をPRする場合
  6. 「傾聴力」をPRする場合
  7. 「好奇心旺盛」をPRする場合
  8. 「集中力」をPRする場合
  9. 「コミュニケーション力」をPRする場合
  10. 「柔軟性」をPRする場合
  11. 「計画性」をPRする場合
  12. 「積極性」をPRする場合
  13. 「適応力」をPRする場合

①「責任感」をPRする場合

まずは「責任感をPR」したい場合の例文2種類です。

日々さまざまな責任がつきまとう社会人にとって、強い責任感は良いアピール材料と言えます。

  1. 例文1:学園祭の実行委員として広報活動を行った経験
  2. 例文2:サークルの幹事長を努めた経験

例文1:学園祭の実行委員として広報活動を行った経験

私の強みは、責任感を持って物事を最後までやり遂げる姿勢です。
大学では、学園祭の実行委員として広報活動を任されました。
前年度は集客が目標を下回ったため、私はSNSを使った新しい戦略を提案し、インスタグラムやXを駆使してターゲット層へのアプローチを強化しました。
また、予算管理にも責任を持ち、限られた資金の中で最大限の効果を生むためにスポンサーを募り、コスト削減と宣伝効果を両立させました。
イベント直前に予期せぬトラブルが発生し一部の協賛がキャンセルされたものの、責任者として新たな協賛企業を見つけ出し、無事にイベントを成功に導きました。
この経験を通じ、困難な状況でも責任を持って対処する重要性を実感し、最後まで諦めずに取り組む姿勢を養ったと自負しております。
入社後は、プロジェクト進行やイベント企画において、課題が発生した際も冷静に対応し、責任を持って業務を遂行して貢献したいと考えています。(395文字)

上の例文では、予期せぬトラブルに遭遇しても最後まで責務を貫き通した点をアピールしています。

作業を投げ出さない姿勢は、採用担当者に良い印象を与えるでしょう。

例文2:サークルの幹事長を努めた経験

私の強みは、どんな仕事でも責任を持ってやり遂げる姿勢です。
大学時代、サークル活動の幹事長を務めた際、毎年恒例のイベント運営を任されました。
ある年には、開催の一か月前に主要メンバーが急遽参加できなくなり、運営体制が崩れたことがありました。
しかし、私は責任を持ってプロジェクトを成功させるためにメンバーを再編し、業務の効率化によって遅れを取り戻しました。
最終的にイベントは無事成功し、参加者からも高評価を得たことで大きな自信につながりました。
この経験から、最後まで責任を投げ出さない物事に取り組む大切さを学びました。
御社では、新規プロジェクトや業務の最適化にあたって私の向上心を活かしたいと考えています。
特に、計画通りに進まない状況でも、冷静に現状を分析し、迅速かつ的確な解決策を導き出しながら、最後まで目標を達成する力を発揮できると自負しています。(375文字)

子の例文では、在学中に対処した困難を具体的に述べ、最終的に成功に導いた点が強調されています。

入社後も同様に問題解決に取り組む姿勢を、忘れずに述べている点もポイントです。

②「リーダーシップ」をPRする場合

つづいては「リーダーシップ」をPRする場合の例文を2つ見ていきましょう。

チームの統括に重要なスキルなので、将来重要なポストを狙う場合は、ぜひアピールしたい素材です。

  1. 例文1:部活動でのキャプテン経験
  2. 例文2:ゼミでの班長経験

例文1:部活動でのキャプテン経験

私は大学のサッカー部でキャプテンを務め、リーダーシップを発揮して、チームをまとめました。
キャプテン就任当初部員間で意見の食い違いがあり、チームの結束が揺らいで戦績が振るわない時期が続きました。
私は全員が意見を出しやすい環境を作りを重視し、定期的にミーティングを開催して各自の考えや悩みを共有する機会を設けました。
また、練習メニューの改善や個々の役割分担の明確化に努め、チームのパフォーマンス向上を図りました。
その結果チームの一体感や結束は前にもまして強まり、出場した地区大会で優勝を果たしました。
御社では、プロジェクトのチームリーダーとして、メンバー一人ひとりの強みを引き出しながら、全体の目標達成に向けて統率力を発揮したいと考えています。
特に、チーム全員が意見を自由に交換できる環境を作りつつ、最適な方向に導いていく力を発揮する所存です。(369文字)

この例文では、リーダーシップを発揮する過程での具体的なアクションが示されています。

構成も順序だっているので、採用担当者もストレスなく内容が理解できるでしょう。

例文2:ゼミでの班長経験

私は大学でゼミの班長を務め、メンバーをまとめて統率力を発揮しました。
ゼミでは5人のチームで共同研究を進める必要がありましたが、意見が対立し作業の進行が滞る場面がありました。
その際、私はリーダーとして全員の意見を冷静に聞き取り、公平に議論を進めました。
また、各メンバーの強みを活かす役割分担を行い、個々が責任を持って取り組む体制を整えました。同時に適材適所を意識して担当の再編成を行ったことでスムーズな進行を実現できました。
結果チームの結束が深まり、提出期限内に高評価の研究成果を発表できました。
この経験で、異なる視点を尊重し、最適な解決策を導きながら目標達成に向かう力が身についたと自負しております。
入社後はプロジェクト進行や会議の際に、全員の意見をまとめチーム全員が協力し合える環境を作り上げていきたいと考えています。(360文字)

この例文では、担当の再編成やメンバー全員の意見の聞き取りと、さまざまなリーダーシップをアピールしています。

リーダーに求められる素質を多角的にアピールしている例文です。

③「向上心」をPRする場合

つづいては向上心をPRする場合の例文をチェックしましょう。

高い成長意欲は、長期的に働いていくうえで重要な要素なのでしっかりアピールしてください。

  1. 例文1:プログラミングを独学で習得した経験
  2. 例文2:ゼミで自主的に論文を読んだ経験

例文1:プログラミングを独学で習得した経験

私は常に上昇志向を持ち、新しい知識やスキルを積極的に学ぶ姿勢を大切にしています。
大学では専攻の経済学に加え、データ分析を学ぶためにプログラミングを独学で習得しようと決心しました。
学習を始めた当初は課題に直面する日も多く、挫折しそうになった時期もありました。
しかし、外部の勉強会やオンライン講座を活用して基礎から応用までのスキルを着実に身に付けました。
最終的にはゼミでの共同研究において、私が行ったデータ分析が高く評価され発表においても貢献でき、大きな自信につながりました。
この経験から、困難に直面しても諦めずに取り組むことで、自分の成長につながると強く実感しています。
御社に入社後も自慢の向上心を活かし、業務で求められる新しい知識やスキルを継続的に学びながら、着実に成果を出し貢献していきたいです。
また、チーム全体の成長にも貢献し常に前進する姿勢を持ち続けていく所存です。(385文字)

この例文では、独学での学びを通じて得た向上心と、実際に成果を挙げた点をアピールしています。

さらに、実際に成果につながったことで自信を得たと述べている点にも注目です。

例文2:ゼミで自主的に論文を読んだ経験

私は常に自己成長を追求し続ける向上心があります。
学生時代には学業や部活動において、目標を設定しゴールに向けた努力を怠らず取り組んできました。
特にゼミでの研究活動では、担当教授からのアドバイスを基に自主的に追加の文献を読み込み、自分の視野を広げる努力をしました。
また、他のゼミ生と積極的に意見交換を行い異なる視点を取り入れることで、より深い理解が得られました。
さらに結果をまとめる際には自分の考えを整理するだけでなく、他者にもわかりやすく伝える工夫を行い研究の質を高めました。
こうした私の姿勢は、御社が経営理念に掲げる「常に成長を続ける姿勢」に合致すると考えます。
入社後は新しい知識やスキルを積極的に学び、自己成長を通じてチームや会社全体に貢献できるよう努める所存です。
特に、困難な課題に直面した際にも、自ら学びながら最適な解決策を見つけ出し、目標達成に向けて邁進する力を発揮できると考えています。(399文字)

上の例文では、自身の\強みと企業の経営理念とを関連付けてアピールしています。

企業への高い理解度を同時にアピールできている好例と言えるでしょう。

④「忍耐力」をPRする場合

つづいては「忍耐力」をアピールする場合です。社会人は、時に辛いことや困難にも遭遇します。

辛抱強い性格は、こうしたシーンでもめげない強さをアピールするのに効果的です。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:部活で優勝を果たした経験

私の強みは、忍耐力を持って困難に立ち向かう姿勢です。
学生時代に所属していた剣道部で長期間にわたる厳しい稽古を経験しました。
しかし結果が出ない時期が続き、部全体が苦しい状況に陥りましたが、私は諦めずに努力を続け、チームを鼓舞しながら自主練にも取り組みました。
最終的には全員が一丸となり、大会で優勝を果たすことができました。
この経験を通して、長期間にわたり一貫した努力を続ける重要性を学びました。
特に、困難な状況においても冷静さを保ち、計画的に目標達成に向けて行動する価値を実感しました。
入社後はプロジェクトが難航する状況や長期的な課題に直面した際に、培った諦めない力を発揮したいと考えています。
特に、結果がすぐに見えない業務でも焦らず、段階的に目標に向かって進める力を発揮できると自負しています。
辛抱強く継続して努力を重ねる姿勢を貴社でも活かし、長期的なプロジェクトにも貢献する所存です。(393文字)

この例文では、結果が出ない時期にも諦めずに目標に向かう姿勢を示しています。

さらに、結果が見えにくい業務にも地道に取り組む点をアピールしているのも高ポイントです。

例文2:データの分析法を試行錯誤した経験

私の強みは、目標に向かって粘り強く取り組む力です。
大学時代に長期的な研究プロジェクトに参加し、途中で何度もデータの不一致や技術的な問題に直面しました。
しかし私は決して諦めず、何度も試行錯誤を繰り返した結果適切な解決策を見つけられました。
この過程では、根気よくデータの精査を続け正確な結果に辿り着くために何度も作業を繰り返しました。
結果がすぐに現れない時でも冷静さを失わず、チームメンバーと協力しながら相互に助け合って各メンバーの強みを活かしつつ困難を乗り越えました。
この経験から、困難に対しても常に前向きに取り組み、成果が見えるまで根気強く努力し続ける大切さを痛感した次第です。
入社後はこの経験を通じて得た自慢の忍耐力を活かし、困難なプロジェクトや長期間の計画に取り組む際に、目標達成に向けて粘り強く取り組んて行きたいと考えます。(367文字)

上の例文でポイントとなるのは、同時に協調性もアピールできている点です。

周囲と協力して目標に向かう姿勢は、多くの企業で歓迎されます。

⑤「継続力」をPRする場合

つづいては「継続力」をアピールする場合の例文を2つチェックしましょう。

キャリア構築やスキルの習得は、一朝一夕にはいきません。長く継続する力をアピールして、長期的に努力する姿勢を示してください。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:インターンシップで地道な努力を続けた経験

私の強みは、目標に向かって地道に努力を続ける姿勢です。
大学時代に長期インターンシップで、データ分析の業務に従事しました。
当初は予想通りの結果が得られず何度も分析方法を見直しましたが、その都度問題点を洗い出して少しずつ改善を図ることで、プロジェクト全体の進行を円滑にする成果を上げられました。
この経験を通して、地道な努力が最終的な結果に大きな影響を与えると実感した次第です。
さらに、どんな状況でもモチベーションを保ち続け目標に向かって粘り強く継続する力も身についたと自負しています。
入社後もインターンシップで身につけた継続力を発揮し、長期間にわたるプロジェクトにおいても粘り強く取り組み、着実な目標達成を目指していきます。
また、長期間のプロジェクトで結果がすぐに表れない状況でも、前向きな姿勢を持ち続けて最終的な成果を上げるために全力を尽くします。(376文字)

この例文では、具体的な課題と改善のプロセスを示し継続的な努力の価値をわかりやすく伝えています。

また、長期間の努力に欠かせないモチベーション維持に言及している点も要チェックです。

例文2:ゼミでの長期プロジェクトの経験

私は継続力を強みとしています。
大学時代ゼミでの研究活動において長期間にわたるプロジェクトを遂行した経験があります。
当時の研究テーマは複雑で、データの集計や分析が思うように進まない場面が度々ありましたが、私は焦らずに一歩ずつ取り組む姿勢を大切にしました。
問題が発生するたびに原因を究明して修正案を練り直し、最適な解決策を見つけるために継続して努力を重ねました。
課題に対する小さな改善を繰り返し、最終的にはプロジェクト全体を進展させ、発表会では高評価をいただきました。
この経験を通じて、粘り強く取り組むことで成果を得ることの大切さを学んだ次第です。
入社後は、長期的な改善プロジェクトや新しい取り組みを進める際に、粘り強く課題解決に貢献していきたいと思っております。
細かな調整や試行錯誤が必要な場合でも、一貫して取り組むことでチームの成功に寄与する所存です。(376文字)

上の例文では、小さな努力を継続した結果プロジェクトを成功に導いた経験を強調しています。

社会人は長期的なプロジェクトに参加する機会も多いので、よいアピールと言えるでしょう。

⑥「傾聴力」をPRする場合

相手の話に耳を傾ける力も、自己アピールのための効果的な材料です。

特に、営業や取引先とのやり取りの場で活きるスキルと言えます。以下の2つの例文をチェックしましょう。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:ゼミメンバーの意見を聞いた経験

私の強みは、他者の意見にじっくりと耳を傾ける力です。
大学時代、ゼミのグループワークにおいてチームメンバー全員の意見を丁寧に聞く姿勢を意識し、各自の考えや問題点を的確に把握してきました。
中でも、メンバー間で意見が対立する場面では両者の話に耳を傾け、感情的な部分も汲み取りながら、双方にとって納得のいく解決策を模索し続けました。
相手の話を深く理解し、その背景や意図まで読み取ったことで適切な対応や柔軟な解決策を提示できたと感じています。
この経験から、聞く姿勢がコミュニケーションの円滑化や問題解決に大きく寄与するとを学びました。
こうした経験を通じて身に着けた高い傾聴力は、お客様との長期的な信頼関係構築にあたり貴社のビジネス成長に貢献できると考えています。
入社後は営業職としてお客様の話を誠実な態度で受け止め、ニーズの的確な把握によって最適な提案を行いたいと考えています。(388文字)

この例文では、ゼミのグループワークでメンバーの意見をきちんと聞いた結果、チームにとって最適な解決策を見つけられたと述べています。

この経験を営業職に応用し、お客様との長期的な信頼関係の構築に寄与する点をアピールしているのもポイントです。

例文2:アルバイトでリピーターを生み出した経験

私は傾聴力を強みとしています。
大学時代アルバイト先での接客業務において、お客様の要望や悩みに丁寧に耳を傾けることを意識していました。
たとえば商品の選定に迷うお客様に対して、まずはじっくりと話を聞き、お客様が本当に求めているものを理解した上で、最適な提案を行いました。
結果としてお客様に満足していただけただけでなく、リピーターとなっていただくことも多くなりました。
この経験から、相手の言葉の裏側に隠された気持ちをしっかり理解する姿勢が、双方の良好な関係を築くために重要であると学びました。
入社後は身に着けた傾聴力を発揮し、相手の意見を尊重しながら効果的な意思決定に貢献していく所存です。
特に社内外のさまざまな方々と協力するプロジェクトにおいて、傾聴力を活かして多様な意見をまとめ、スムーズな進行を支えていく所存です。(362文字)

この自己PR文では、アルバイトでの接客経験を通じて傾聴力を発揮できた具体的な事例を紹介しています。

さらに、入社後に傾聴力をどう活かすかも明確です。

⑦「好奇心旺盛」をPRする場合

旺盛な好奇心も、自己PRをする上での良い素材と言えます。

日々変化する市場の状況やニーズを把握するには、好奇心旺盛な性格はぴったりです。

例文を参考に、効果的に旺盛な好奇心をアピールしてください。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:非営利団体でのボランティア経験

私は子供の頃から好奇心が強く、新しい分野へのチャレンジが好きです。
大学時代、興味を持ったテーマに対して積極的に学外活動に参加し、自分の知識を広げる努力を続けました。
たとえば、専攻の社会学を通じて社会課題に関心を持ち、地元の非営利団体でボランティアとして活動する機会を得ました。
そこでの経験から、問題解決のために様々な視点を取り入れることの重要性を学び、自己成長にもつながりました。
さらに新しい分野に対する好奇心からプログラミングにも挑戦し、基礎的なスキルを身につけました。
こうした経験を通じ、自分の知らない世界への挑戦そのものが、さらなる成長のカギになると実感しました。
入社後は生まれ持った好奇心を活かして常に新しい情報や知識を吸収し、変化する状況にも柔軟に対応しながら、未知の課題にも果敢に挑みたいと考えています。
幅広い分野の知識を身につけ、貴社の発展に貢献する所存です。(387文字)

この自己PR文では、PRしたいスキルがボランティア活動やプログラミングスキル習得と、多様な経験を通じて具体化されています。

さらに、挑戦自体を成長の契機と捉える視点もユニークです。

例文2:多彩な分野の活動にチャレンジした経験

私の長所は、常に新しいことに興味を持ち探求を続ける姿勢です。
大学時代は勉強だけでなく、さまざまな分野に挑戦しました。
中でも印象に残ったのは、異文化交流への興味から参加した留学生支援のボランティア活動です。
外国の学生と共に活動する中で、日本の文化や習慣を伝えると同時に異なる文化背景を持つ人々との協力がどれほど重要かを学びました。
また、これまでまったく触れてこなかったボディメイクにもチャレンジし、地元のコンテストで3位に入賞したのは大きな喜びでした。
こうした中で、好奇心旺盛な性格はチャレンジ精神に直結すると痛感した次第です。
入社後は生まれ持った好奇心旺盛な姿勢を活かし、未知の課題や新しい技術に対して積極的に取り組む所存です。
特に多様なバックグラウンドを持つ人々と協力し、新たなアイデアや視点を取り入れながら柔軟に問題解決に取り組むことで、貴社の発展に貢献する所存です。(391文字)

上の例文では、好奇心旺盛をチャレンジ精神と上手く言い換えています。

さらに、「好奇心を新たなアイデアや視点」に関連付けている点も見逃せません。

⑧「集中力」をPRする場合

ここでは、集中力をPRする場合の例文を2種類解説します。集中力は、あらゆる業務で要求される汎用性の高いスキルです。

積極的にアピールして、採用担当者に良い印象を与えましょう。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:大学院でのデータ分析経験

私の強みは、集中力を持って目標に取り組む姿勢です。
大学院では長期の研究プロジェクトに参加した中で、集中的にデータ分析を行いました。
分析結果が思うように出ない時期もあったのですが、一度取り組んだ課題に対して集中力を発揮し、徹底的に問題の原因を探り続けました。
毎日数時間をかけてデータを精査し、分析手法を改善していくことで、最終的には期待以上の成果を上げることができました。
この経験から、目標達成に向けて継続的に集中し続ける大切さを学びました。
入社後は、この集中力を活かしてプロジェクトの課題解決に取り組む所存です。
特に、緊急を要するプロジェクトや難易度の高い業務においても、一つひとつの課題に集中して取り組むことで、着実に成果を上げる力を発揮できると考えています。
問題の根本原因を見つけ出し、効率的な解決策を導き出すために、自慢の集中力を存分に活かす所存です。(386文字)

この例文では、高い集中力が要求されるデータ分析に触れ、集中力の高さに説得力を持たせています。

また分析手法の改善に成功している点も、評価してもらえるでしょう。

例文2:映像サークルでの編集経験

私の強みは、一度取り組んだ課題に対して最後までやり遂げる集中力です。
大学時代に所属していた映像サークルで、グループでの映像制作プロジェクトに参加し、編集作業を担当しました。
編集は細かい調整が求められるため、数時間にわたり集中しなければならない作業が続きましたが、私は集中力を保ちながら、全体の流れや細部に気を配って作業を進めました。
特に映像のリズムや音声の微調整に対して何度も繰り返し見直しを行い、最終的には納得のいく作品を仕上げることができました。
この経験から、集中力を持って取り組むことで全体の質を高められると痛感しました。
入社後はこの集中力を発揮して、プロジェクトの全体像を見ながらも細部にこだわり、的確に課題を解決していくことで貢献したいと考えています。
たとえ複雑で時間がかかる業務でも一つひとつに集中して取り組み、最終的な成果につなげる力を発揮します。(383文字)

この例文の良い点は「編集作業には集中力が求められる」としながら、どんな点で要求されるのか明確に述べている点です。

結果、採用担当者に映像編集経験がない場合でも、内容が理解がしやすくなっています。

⑨「コミュニケーション力」をPRする場合

つづいては「コミュニケーション力」をPRする例文です。

コミュニケーション力は社会人にとって重要なポータブルスキルでもあるので、存分にアピールして評価につなげましょう。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:アルバイト時代の接客経験

私の強みは、相手に対する理解を深めるための積極的なコミュニケーション力です。
大学時代にカフェでアルバイトをしていた際、お客様のニーズを的確に把握し、満足していただけるサービスを提供するために、常にコミュニケーションを心がけていました。
特に、お客様の言葉の裏にある希望や要望を察する力を培いました。
たとえば新しいメニューについて説明を求められた際には、お客様の好みを伺いながら最適な提案を行うことで、より満足度の高いサービスを提供できました。こうした日々のやり取りを通じて、相手の立場に立ってコミュニケーションを図る力が養われたと自負しております。
入社後は社内外問わず多様な関係者と円滑にやり取りしながら、プロジェクトの進行や調整業務において、地盤のコミュニケーション力を発揮したいと考えています。
相手の意見やニーズを正確に汲み取ったうえで適切な提案を行い、貴社の戦力になる所存です。(391文字)

上の例文では「言葉の裏にある希望や要望を察する力」に触れ、ハイレベルなコミュニケーション力をアピールしています。

コミュニケーション力は自己PRで扱われやすいトピックなので、いかに差別化を図るかが大切です。

例文2:学内イベントを成功させた経験

私の強みは、他者と円滑にコミュニケーションを取る力です。
大学時代には学内イベントの運営チームに所属し、50人以上のメンバーと共にプロジェクトを推進しました。
大人数であったことから異なる意見も多々でたものの、全員の意見をしっかりと傾聴し各々の考えを整理したことで、チーム全体が納得できる解決策を見つけ出しました。
たとえば予算案の調整時には、予算を削減する側と充実させたい側の対立がありましたが、双方のメリットとデメリットを具体的に伝えながら最適なプランを提案し、全員が納得しました。
この結果イベントは成功し、適切なコミュニケーションこそがプロジェクト成功の鍵であると実感しました。
貴社では、多部門間の調整が必要なプロジェクトや外部との連携を円滑に進める場面で、このスキルを発揮したいと考えています。
また、全員が協力し合える環境づくりを目指し、目標達成に向けた推進役として積極的に貢献したいと思っています。(400文字)

この例はコミュニケーション力と調整力とを武器に、プロジェクトを成功に繋げた経験がポイントです。

中途半端なコミュニケーションでは事態がかえって悪化するケースも多いため、例文の経験は良いPRポイントと言えます。

⑩「柔軟性」をPRする場合

続いて「柔軟性」をPRする場合の例文を解説します。日々の業務では、イレギュラーな対応は日常茶飯事です。

このことからも、さまざまな状況に対応できる柔軟性は多くの企業が求めるスキルと言えます。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:多様な業務を担当した経験

私の強みは、さまざまな状況に対応できる柔軟性です。
大学時代アルバイト先の飲食店で新メニュー導入プロジェクトに参加し、さまざまな業務を担当しました。
当初はメニュー開発を主に担当していましたが、急なスタッフ不足やお客様からの要望に応じて、接客や在庫管理にも柔軟に対応しました。
特に、忙しい時間帯にはスタッフ間の連携をスムーズに進めるため役割を柔軟に変更し、全体の効率を高めるように努めました。
その結果売上向上だけでなく、新メニューによって店舗の評判も上がり多くのお客様から高評価をいただけました。
入社後も総務部として部署の枠を超えて活躍し、会社全体の全体のパフォーマンスを最大化するサポートに取り組む所存です。
多部門との連携が必要な場面でも、柔軟な対応力を発揮して貢献できると考えています。
さらにクライアントからのイレギュラーな要望にもその場に合わせてに対応し、貴社の成長に貢献できると確信しています。(399文字)

この例文は、柔軟性のアピールに「状況に合わせた役割変更が功を奏した経験」を取り上げている点で良い例です。

柔軟性が良い結果につながっているので、器用貧乏と勘違いされることもないでしょう。

例文2:合宿のスケジュールを調整した経験

私の強みは、予期せぬ状況でも柔軟に対応できる力です。
大学時代に所属していた山岳部で、合宿イベントを企画・運営した際、急な天候不良により、大幅な予定の変更を余儀なくされました。
私はその場で新しいスケジュールを組み、メンバーと協力して代替案を迅速に考案しました。
また、予算や設備の制約を考慮しつつ、プログラムの順序を入れ替えたり、屋内で実施できるアクティビティを増やしたりした結果、参加者全員が楽しめるイベントを無事に開催できました。
結果として、参加者からは「予想外の状況にも対応できた運営が素晴らしかった」と評価をいただきました。
入社後も、予期せぬ問題や課題が生じた際に冷静かつ柔軟に対応し、チームやプロジェクト全体の成果を最大化するために力を発揮したいと考えています。
特に、状況に応じて優先事項を見極め、リソースを効果的に活用しながら柔軟に対応する力は、だれにも負けないと自負しております。(395文字)

この例文では、臨機応変な対応だけでなく限られたリソースを最大限有効活用した経験を述べています。

限られたリソースを余すところなく駆使できる点は、評価が高いと言えるでしょう。

⑪「計画性」をPRする場合

続いては「計画性」をアピールする場合の例文を2つ見ていきましょう。

事前の綿密な計画は、プロジェクトを成功に導くカギです。また、長期的なキャリアプランを立てるうえでも必要なスキルと言えます。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:研究プロジェクトの研究計画を作成した経験

私の強みは、計画的に物事を進める力です。
大学のゼミ活動では長期にわたる研究プロジェクトを担当し、計画的な進行が求められました。
私はまず全体のスケジュールを立て、各メンバーの進捗状況を定期的に確認する体制を整えました。
また、突発的な問題に対しても予備の計画を用意し、進行に遅れが生じないよう努めました。
たとえば、研究途中でデータ収集が予定通り進まない事態に陥った際にはすぐに代替案を考え、他のリソースを活用してプロジェクトを進行させました。
その結果、無事に期日までに研究を完了させ優秀な評価を得ることができました。
入社後もプロジェクト全体の進行状況を見ながら、リスクを予測し計画を立てることで、遅延や問題を未然に防ぐ力を発揮したいと考えています。
また計画の進行状況を常に把握したうえで柔軟に修正を加え、チーム全体の成果に貢献していく所存です。(375文字)

この例文で良いポイントは、突発的なトラブルに対応するための予備の計画を用意したと述べている点です。

これにより、計画性だけでなく危機管理能力も同時にアピールできています。

例文2:プレゼンでのプロジェクトリーダー経験

私の強みは、計画的に業務を進める力です。
大学時代に取り組んだグループでのプレゼン発表において、私はプロジェクトリーダーを務めました。
限られた期間内での発表準備で、私はまず全体のスケジュールを作成しタスクを細分化して各メンバーに割り振りました。
また進捗確認のために定期的なミーティングを設け、遅れが発生した場合にはすぐにフォローアップを行いました。
たとえば、資料作成が予定通りに進まないことが判明した際、担当メンバーと一緒に作業を分担し、他のメンバーにも協力を呼びかけました
結果、無事に期限内に発表を行いプレゼンの内容も高評価を得ることができました。
入社後もプロジェクトの進行を効率的に管理して、タスクを細分化しながら進捗を確認し、チーム全体でスムーズに業務を進める体制を整えたいと考えています。
特に、問題が生じた際には柔軟に対応して計画通りに業務を進める力を発揮し、貴社に貢献したい次第です。(396文字)

この例文は、計画性が具体的な行動に裏打ちされている点をうまく表現しています。

また、プロジェクトリーダーとしてリーダーシップ発揮した点をアピールできているのも良い点です。

⑫「積極性」をPRする場合

つづいては積極性をPRしたい場合の例文をチェックしましょう。

消極的な姿勢では業績のアップは難しいため、積極性のある社員は企業にとって心強い戦力です。

例文を参考に、フットワークの軽さをアピールしてください。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:サークル活動で率先して取り組んだ経験

私の強みは積極的に行動し、自ら機会をつかむ力です。
大学のサークル活動において、新入生歓迎イベントの企画を担当した際、従来のイベント形式に限界を感じました。
そこで私はメンバーに対して新しい企画案を提案し、実行に移すための準備に率先して取り組みました。
たとえば大学内外の関係者と交渉して新たな場所を確保し、イベント規模の拡大に成功しました。
加えて集客を増やすための広報活動にも積極的に参加し、SNSを活用した広報キャンペーンを展開しました。
その結果多くの新入生に参加してもらい、例年に比べて大幅に参加者を増やすことができました。
入社後も既存の枠にとらわれることなく、新しいアイデアや挑戦を積極的に提案し、業務の改善や成果向上に貢献したいと考えています。
さらに、業務の効率化や成果向上のために積極的なアプローチを取り続け、貴社の成長に大きく貢献する所存です。(376文字)

上の例文では積極性が「単なる提案」に留まらず、行動として具体的な形になっている点が優れています。

さらに、入社後に積極性をどう活かすかのビジョンも明確です。

例文2:ゼミの発表で高評価をもらった経験

私の強みは、積極的な行動によって周囲を巻き込んで新しい挑戦を進める力です。
大学のゼミでは、発表テーマの選定に消極的なメンバーが多かったため、私は率先して提案し、積極的にリーダーシップを取りました。
具体的には、テーマ選定後も資料収集や議論を活発にするためメンバーとの連絡を密にし、進捗状況を確認しながら共同作業を進めました。
また、発表準備の過程で不足が判明したデータに対しては、図書館やオンラインリソースを積極的に活用し必要な情報を集めました。
結果として、私たちの発表は非常に高く評価され、ゼミ全体でも新たな発表形式を取り入れるきっかけとなりました。
入社後も自ら率先した行動を心がけ、課題解決に向けた提案を積極的に行いつつチームの効率化や成果向上に貢献したいと考えています。
さらに、難易度の高い課題に対しても積極的にアプローチし、最適な解決策を導くことで貴社の成長に大きく貢献したいと考えています。(398文字)

この例文の良い点は、消極的なメンバーが揃う中で自ら率先して積極性を発揮したと述べている点です。

自身の積極性で周囲の士気までも上げられる人材は、企業にとっても心強いでしょう。

⑬「適応力」をPRする場合

最後は、適応力をPRする場合の例文を見ていきましょう。

ビジネスを取り巻く環境は日々変化しているため、その都度対応できる適応力は社会人にとって不可欠です。

このことからも、適応力は現代を生きる社会人にとっての重要なサバイバルスキルと言えるでしょう。

  1. 例文1
  2. 例文2

例文1:大学の留学プログラムに参加した経験

私の強みは、変化する環境に柔軟に対応できる適応力です。
大学の交換留学プログラムに参加した際、急な生活環境の変化や異なる文化に順応する必要がありました。
最初は言語や生活習慣の違いに戸惑いましたが、現地の文化や習慣を理解するため、日常生活への早期適応に努めました。
たとえば、授業の形式や進行が日本とは異なるため戸惑っていたものの、現地の学生と協力して課題を進めることで、次第に新しい学習環境に適応していきました。
さらにグループプロジェクトでも、メンバー間の役割分担やコミュニケーションスタイルに合わせながらスムーズな協力ができました。
入社後も、新しい環境や業務に対して柔軟に対応し、迅速に適応する力を発揮したいと考えています。
多様な状況下でも適応力を活かして業務の効率化やチームの調和に貢献し、貴社の成長を支えていく所存です。(361文字)

この例文は、留学当初に感じていた戸惑いが上手く表現されており、当時のイメージがしやすい文章に仕上がっています。

当時の想いを適切に盛り込むと、採用担当者にとっても理解がしやすいでしょう。

例文2:インターンシップ先での多様な業務経験

私の強みは、どんな環境にも柔軟に適応できる力です。
大学でのインターンシップ先では、異なる業務に対応するため、部署間を短期間で異動しながらさまざまな業務に取り組みました。
最初は営業支援の部署で勤務し、顧客対応やデータ処理を行っていましたが、その後人事部門に異動して採用業務のサポートに携わりました。
異なる業務内容に直面しつつも、早期に適応するために各業務の進行状況や人事部門の方針を迅速に理解し、先輩方の指導も参考にしつつ最適な方法でサポート業務を進めました。
この経験を通して、どんな変化にも柔軟に対応し、短期間で業務を習得する適応力を高められたと自負しています。
入社後もさまざまな業務や新しいプロジェクトに対して柔軟にかつ迅速に対応し、貴社の成長に貢献したいと考えています。
特に、環境や業務が変わる状況でも素早く適応し、即戦力として成果を出せる力を発揮していく所存です。(385文字)

この例文では、インターンシップでの業務内容に触れ、適応力をわかりやすい形でアピールしています。

また、文字数を守りながらも必要な情報を詳細に述べているのも良い点です。

400字で自己PRを作成する際は一貫性を大事にする!

履歴書の自己PR欄

今回の記事では、400字で効果的な自己PRを作文するためのポイントを、PRしたい要素ごとの例文とともに解説しました。

まずはPRする強みを明確にしたうえで、エピソードと強みを一貫させながら過程や困難を克服した経験を盛り込むのがポイントです。

自己PRは、限られた字数の中で自分の強みをアピールするための大切な要素なので、時間をかけてじっくり作文しましょう。

この記事を参考に、ぜひ採用につながる自己PRを作り上げてください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。