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【例文付き】高校時代のエピソードは自己PRに使える?NG例からコツまで徹底解説

「自己PRで高校時代の話を使いたいけど、どう伝えればいいの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

高校時代の経験を活かして効果的に自己PRを行うには、いくつかのポイントがあります

この記事を読み終える頃には、説得力のある自己PRが作成でき、自信を持って面接に臨む準備が出来ているでしょう

目次

自己PRに高校時代のエピソードを使ってもいい?

自己PRで高校時代のエピソードを使うかどうか迷っている方も多いでしょう。

今回は、高校時代のエピソードを自己PRで使う際のポイントや注意点について解説していきます。

  1. 基本的には避けておくのが無難
  2. 話す際には工夫が必要

① 基本的には避けておくのが無難

高校時代のエピソードを自己PRに使うことは、基本的には避けた方が無難です。なぜなら、企業側は特に大学卒業後や大学時代の経験に焦点を当てて、成長やスキルを評価ケースが多いからです。

また、高校時代はまだ社会経験も少なく、多くの学生が似たような活動をしているため、差別化が難しいと言えるでしょう。

さらに、大学時代の活動を重視する企業にとって、あえて高校のエピソードを選ぶことで、大学時代に何も目立ったことをしていないと誤解されるリスクもあります。

そのため、なるべく大学やその後の経験を自己PRに使用する方が評価されやすいでしょう。

② 話す際には工夫が必要

もし高校時代のエピソードを使いたい場合は、必ず工夫が必要です。というのも、その経験を今の自分や大学での活動にどう活かしてきたかを説明しなければ、単なる過去の話で終わってしまうからです。

たとえば、部活動で培ったリーダーシップや継続力が、大学やインターンシップでどう発揮されたのかを具体的に示せると、過去の経験をより活かして成長できたとアピールできるでしょう。

さらに、応募する職種に関連したスキルや経験を強調し、その経験が企業でどう役立つかを結びつけることで、説得力のある自己PRに仕上げられます。

話す際には、自分の成長や現在の価値観、スキルにどう繋がっているかを意識し、できるだけ過去の経験と今の自分の結びつきを明確にしましょう

自己PRで高校時代の話をするデメリット・リスク

自己PRで高校時代のエピソードを使うことは、場合によっては不利に働くケースがあります

ここでは、高校時代の話をした場合にどういったデメリットがあるか具体的に解説していきます。

  1. 大学で何も成し遂げていないと思われる
  2. 高校時代がピークだと思われる
  3. 最新の強みをアピールできない

① 大学で何も成し遂げていないと思われる

高校時代のエピソードを使うと「大学で何も成し遂げていないのか?」と面接官に思われる可能性も少なくありません。

なぜなら、大学時代には専攻分野の学びや研究、インターンシップ、サークル活動など、成長できる場が豊富にあるからです

大学生活の中で、知識やスキルを深めるための講義やゼミ活動、実務経験を積むためのインターンシップ、仲間と協力して何かを成し遂げるサークル活動など、様々な経験が積めるのが大学の特徴です。

そのため、自己PRで高校時代の話を強調すると、大学での成長の証がないように感じられ、企業側に「他の応募者に比べて、成長機会を十分に活用していない」と思われる可能性が高くなるでしょう。

② 高校時代がピークだと思われる

高校時代のエピソードを自己PRで使うと、高校時代がピークだと思われてしまうでしょう。というのも、高校時代の経験にフォーカスすると、その後の成長や新たな挑戦が少ないように見えるからです。

高校生活では、部活動や学業などで成果を出すことは素晴らしいことですが、大学やその後の人生ではさらに多様な経験ができるため、成長の幅が広がります。

もしも高校時代の話だけに終始してしまうと、大学や他の社会経験を通じてさらに力をつけているかどうかが伝わりにくく、「その後の成長が見られない」と感じられる可能性が高くなるでしょう。

大学生活で得た新しいスキルや成長を自己PRに含めることで、応募先に「今後もさらに成長できる人物だ」と思わせられます。

③ 最新の強みをアピールできない

高校時代のエピソードを自己PRのメインにすると、面接官は「現在のスキルや強みがあまり見えてこない」と感じるでしょう。

なぜなら、企業は応募者が今どんな能力を持ち、それを仕事でどう活かせるのかを知りたいと思っているからです。

高校時代の経験は貴重ですが、その後の成長や新たに習得したスキルが分からないと、最新の自分がどれだけ企業にとって価値があるかが伝わりません。

大学生活を通じて得た知識やスキルは、今後の仕事に直結する部分が多いため、自己PRではそれらを前面に出す方が、採用担当者に好印象を与えやすくなるケースが少なくありません。

面接官にとって、「過去の経験は素晴らしいが、今現在どんな強みを持っているのかが分からない」と思われると、採用に繋がりにくい可能性も高くなるでしょう

どうしても自己PRで高校時代の話を使いたいときのコツ

自己PRで高校時代のエピソードを使う場合でも、工夫次第で効果的にアピールできます

ここでは、高校時代の経験をうまく活かし、面接官に印象づけるための具体的なコツを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 大学受験などの一般的すぎる話は避ける
  2. できるだけ飛び抜けた成果を上げた話を選ぶ
  3. 大学でのエピソードに繋げて話す
  4. 長く続けられる継続力をアピールする

① 大学受験などの一般的すぎる話は避ける

自己PRで高校時代の話を使う場合、大学受験などの一般的なエピソードは避けるべきです

なぜなら大学受験など、多くの人が経験しているエピソードは、他の応募者との差別化が難しく、印象に残らないからです。

たとえば、高校時代に取り組んだボランティア活動やリーダーシップを発揮した場面、または文化祭での企画運営など、少しでも自分ならではのエピソードを選ぶと良いでしょう。

こうした経験は他の人と異なる視点や内容が含まれるため、面接官に「この人は違う」と感じてもらいやすいケースも少なくありません。

② できるだけ飛び抜けた成果を上げた話を選ぶ

自己PRで高校時代の話をする場合、できるだけ他の人よりも際立った成果を上げたエピソードを選ぶと良いでしょう

というのも、飛び抜けた成果があると面接官に強い印象を与えやすく、自分の強みを効果的にアピールできるからです。

たとえば、部活動でチームを全国大会に導いた経験や、学校外のコンテストで表彰を受けた実績などは、面接官にとってもインパクトが強く、記憶に残りやすいです。

こうした成果は、自分が努力して結果を出せる人材であることを示す上で非常に効果的と言えるでしょう。

③ 大学でのエピソードに繋げて話す

高校時代のエピソードを使う場合は、できるだけ大学での経験に繋げて話すことがポイントです。

なぜなら、高校時代からの成長過程や、大学でどうその経験を活かしてきたかを示せると、自己PRに一貫性が生まれ、面接官に今の自分の姿がより具体的に伝わるからです。

たとえば、高校時代に始めた部活を、大学でも続けていて、部長を務めた経験がある場合、高校時代に感じた課題を大学でどう克服したのかを説明すると、自己PRに深みが出るでしょう。

また、大学でさらに多くの人と協力しながら新しいことに挑戦した結果、得られたスキルや成果を合わせて伝えられると、「成長し続ける人材」などの印象を強く与えられます。

④ 長く続けられる継続力をアピールする

高校時代のエピソードを自己PRで使う際には、何かを長く続けられる継続力を強調すると効果的です

なぜなら、継続力は仕事においても重要なスキルであり、面接官にとっても「持続的に努力を続けられる人材」として評価されやすくなるからです。

たとえば、高校時代に始めた趣味や部活動を今でも続けている場合、それが自己成長や目標達成にどう役立ったかを説明すると良いでしょう。

また、現在の自分の活動にもつながっていることを示すことで、「根気強さがある人材」として好印象を与えられるでしょう

【3ステップ】高校時代の話の自己PRのおすすめ構成

自己PRで高校時代の経験を効果的に伝えるためには、話の流れを工夫するべきです

以下では、高校時代のエピソードを使って魅力的な自己PRを作るためのポイントを順番に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 冒頭で結論となるPRポイントを簡潔に伝える
  2. 具体的なエピソードで説得力を強化する
  3. 入社後にどう活かせるかを最後に盛り込む

① 冒頭で結論となるPRポイントを簡潔に伝える

自己PRを始めるときには、まず最初に伝えたいPRポイントを簡潔にまとめて伝えると良いでしょう。 なぜなら、冒頭で要点を明確にできると、面接官にインパクトを与え、話に興味を引き込めるからです。

例えば、「私は高校時代に部長としてチームを全国大会に導いた経験があります。この経験から、リーダーシップを身につけました。」等の、結論を先に述べると話の流れがわかりやすくなるでしょう。

冒頭で結論を述べられると、面接官に自己PRの方向性が伝わり、その後のエピソードもスムーズに聞き取ってもらいやすいです。

また、冒頭で強みを明確に伝えることで、自分の特徴や魅力を効果的にアピールできるでしょう。

② 具体的なエピソードで説得力を強化する

結論となるPRポイントを述べた後は、それを裏付ける具体的なエピソードを紹介し、説得力を高めましょう

というのも、具体的なエピソードを交えることで、面接官に対して実体験に基づく信憑性を伝えやすくなるからです。

例えば、「部活でキャプテンをしており、メンバー同士の意見が衝突する場面もありましたが、話し合いを重ね、全員が納得できる方針を作り、地区大会で優勝できました」等のエピソードが良いでしょう。

上記の通り、具体的に自分が取った行動を交えて話せると、強みが実体験に根ざしていることが伝わりやすいです。エピソードを通して、どんな価値を提供できるかを明確に示すことが大切です。

③ 入社後にどう活かせるかを最後に盛り込む

自己PRの締めくくりには、高校時代の経験やスキルが入社後の仕事にどう活かせるかを述べられると、より効果的なアピールができるでしょう。

なぜなら、面接官は応募者が会社でどう貢献できるかを知りたいと思っているからです。

たとえば、「培ったリーダーシップを、チームの目標達成に向けて生かしたいと考えています。特にメンバーのコミュニケーションを円滑にするために尽力します」など、具体的に示せると良いでしょう。

自分の経験が新たな環境で活かされるかを説明できると、面接官にはあなたが即戦力として活躍できるイメージが伝わりやすいです。

高校時代の話を自己PRで効果的に伝えるためのポイント

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高校時代のエピソードを自己PRで効果的に伝えるためには、いくつかのポイントに注意するべきです

ここでは、そうした高校時代の話を自己PRにする際に、成功させるためのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 応募先の求める人物像に合致しているか確認する
  2. 強みは一般的なワードではなく自分なりに言い換える

① 応募先の求める人物像に合致しているか確認する

自己PRで高校時代のエピソードを伝える際には、まず応募先の企業が求める人物像に自分のエピソードがマッチしているかを確認しましょう。

なぜなら、企業によって重視するポイントが異なるため、自分の強みが企業の求める人物像にマッチしていなければ、自己PRの効果が薄れてしまうからです

企業ごとに「協調性」を重視する場合もあれば、「独創性」を求めることもあるでしょう。そのため、応募企業の文化をリサーチし、自分の高校時代のエピソードがその企業にマッチするかを確認しましょう。

たとえば、チームでの成果を重視する企業には、仲間と協力して目標を達成した経験が効果的です。応募先の求める人物像に合わせたエピソードを選べると、企業にとっても魅力的な自己PRを作れるでしょう。

② 強みは一般的なワードではなく自分なりに言い換える

自己PRでは、自分の強みを「リーダーシップ」や「協調性」等の一般的な言葉で表現するのではなく、自分なりの言葉で言い換えられると効果的です

なぜなら、一般的な表現だけでは他の応募者と差別化しにくく、自分の個性が伝わりにくくなるからです。

たとえば、「リーダーシップ」を「自ら行動し、周りを巻き込む力」と言い換えると、どんな場面でリーダーシップを発揮したのかが具体的に伝わりやすくなるでしょう。

一般的な言葉を自分なりに表現し直すことで、面接官にとってもわかりやすく、記憶に残る自己PRを作れるでしょう。

高校時代の話を使った自己PRの好印象な例文5選

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高校時代のエピソードを自己PRに活用する際、どう伝えれば魅力的に映るのか悩む方も多いのではないでしょうか。

ここでは、さまざまな高校時代の経験を元にした自己PRの例文を5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 例文1:部活動の経験
  2. 例文2:アルバイトの経験
  3. 例文3:留学経験
  4. 例文4:ボランティア経験
  5. 例文5:起業経験

例文1:部活動の経験

下記、部活動の経験を活かした自己PRの例文です。

私は高校時代、バレーボール部でキャプテンを務めていました。部員数は20名ほどで、全員が異なる意見を持つ中、チームの目標である県大会優勝に向けて一丸となることが求められました。私の役割は、メンバー全員の意見をまとめてチーム全体の士気を高めることでした。時には厳しい指摘を受けることもありましたが、毎日練習後に反省会を開き、改善点を話し合うことで、チーム全体の結束力を強化できました。その結果、県大会では準優勝という成績を収めることができ、努力が実を結んだことを実感しました。この経験を通じて培ったリーダーシップとチームワーク力は、貴社でも役立つと考えています。プロジェクトの進行管理や、チームメンバー間のコミュニケーションを円滑にする役割を担い、組織全体の成果を上げるために貢献していきたいと思っています。

部活動の経験を自己PRに使う際には、具体的な役割や達成した成果を明確に述べることが重要です。また、どんな課題に直面し、それをどうに解決したのかを説明すると、自己PRに説得力が増すでしょう。

さらに、その経験が現在の自分にどう役立っているかを述べることで、企業側にとっての貢献度がイメージしやすいでしょう。

例文2:アルバイトの経験

下記、アルバイトの経験を活かした自己PRの例文です。

高校時代、私は近所のカフェでアルバイトをしており、そこで接客スキルや責任感を身につけました。主な業務は、接客やレジ打ち、ドリンクの提供でしたが、忙しい時間帯には予想以上に多くのお客様が来店し、常に迅速かつ正確な対応が求められました。ある日、スタッフが不足している中で混雑し、お客様の待ち時間が長くなってしまう事態が発生しました。その際、私は自分の担当以外にも積極的に他の業務を手伝い、全体の流れがスムーズになるよう工夫しました。その結果、お客様から「素早く対応してくれて助かった」という言葉をいただくことができ、自分の行動が店舗の信頼につながったと感じました。このアルバイト経験を通じて、私は状況に応じて柔軟に対応するスキルや、責任感の大切さを学びました。これらの経験を活かし、貴社でもお客様の満足度向上や効率的な業務運営に貢献していきたいと考えています。

アルバイト経験を自己PRに活かす場合、日常業務だけでなく、問題に直面した時にどう対応したかを具体的に述べることがポイントです。

さらに、その経験を企業でどう活かせるかを明確にできると、面接官に自分が即戦力として活躍できる可能性をイメージしてもらいやすいでしょう。

例文3:留学経験

下記、留学の経験を活かした自己PRの例文です。

高校2年生のとき、私は夏休みを利用してアメリカへ短期留学しました。現地の高校で授業を受けたり、ホームステイ先の家族と生活を共にしたりする中で、異文化理解やコミュニケーションの重要性を学びました。最初は言語の壁に苦労し、思ったように自分の意見を伝えられずに悔しい思いをすることもありました。しかし、毎日少しずつ自分の考えを英語で表現する練習を続け、友人たちと積極的に会話することで、最後には簡単な会話を自然に楽しめるようになりました。この経験から、目標を持って粘り強く努力することの大切さを実感しました。この留学で得た適応力とコミュニケーション力を、貴社でも活かしたいと考えています。グローバルな環境での経験は、異なる背景を持つ人々との協力が求められる場面で特に役立つと信じており、貴社でもチームの一員として力を発揮したいです。

留学経験を自己PRで活かす場合、異文化に適応するための努力やコミュニケーション力を強調するのが効果的です。

また、留学で得たスキルが企業での仕事にどう役立つかを具体的に示すことで、自分の強みが職場においても応用可能であることをアピールできます

例文4:ボランティア経験

下記、ボランティアの経験を活かした自己PRの例文です。

高校3年生の夏休み、私は地域の清掃ボランティアに参加し、街の美化活動に取り組みました。最初は週に一度の活動でしたが、清掃するエリアが広範囲だったため、計画的に作業を進めることが求められました。リーダーとして、参加メンバーの意見を集め、効率的に進められるよう作業の分担やスケジュールを調整しました。また、地域住民の方々とコミュニケーションを取り、清掃活動の意義を伝えることで、参加者を増やすことができました。最終的に、当初の予定よりも早くエリア全体の清掃が完了し、達成感とともに周囲からの感謝の言葉をいただきました。このボランティア経験を通じて学んだリーダーシップと調整力は、貴社でも活かせると考えています。異なる意見をまとめ、チームの協力を促進する力を発揮し、プロジェクトを円滑に進めるために貢献していきたいと思っています。

ボランティア経験を自己PRに活かす場合、具体的に取り組んだ役割を伝えるべきでしょう。特に、リーダーシップを発揮した場面や他者との協力の方法を詳しく述べることで、自己PRの説得力が増します。

また、ボランティア活動で培ったスキルを入社後にどう活かせるかを具体的に述べると、面接官に自分がチームの中でどう貢献できるかが伝わりやすくなるでしょう。

例文5:起業経験

下記、起業の経験を活かした自己PRの例文です。

高校時代、私は友人と共に小さなオンラインショップを立ち上げ、自作のアクセサリーを販売していました。限られた資金で材料を仕入れ、デザインから製作、発送まで全てを担当しました。最初はなかなか売り上げが伸びず、どのように商品をPRするか悩みましたが、SNSを活用して情報を発信し、ターゲット層にアプローチすることで、徐々にお客様が増えていきました。最終的には月間売り上げを安定的に確保できるようになり、お客様からのフィードバックを元に商品ラインナップを改善し続けることで、リピーターも増えました。この起業経験を通じて、問題解決能力とビジネスの基礎を学びました。貴社でもこの経験を活かし、創意工夫を持って業務改善や新たな施策の立案に貢献していきたいと考えています。

起業経験を自己PRで活かす場合、自ら課題を発見し、それに対処した具体的なエピソードを含めることが重要です。

特にどう課題を乗り越え、結果を出したのかを詳しく述べられると、問題解決力や行動力をアピールできるでしょう。

高校時代の話を使った自己PRのNG例文3選

高校時代の経験を自己PRに使う際、どう伝えるかが非常に重要と言えるでしょう。

伝え方によっては逆効果となり、面接官に良い印象を与えられないこともあります。

ここでは、自己PRで避けるべき高校時代の話のNG例を3つ紹介し、それぞれのNGポイントについて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 受験などのNGテーマを選んでいる
  2. 高校時代がピークになってしまっている
  3. 具体的なエピソードがなく説得力に欠ける

① 大学受験などのNGテーマを選んでいる

下記、大学受験をテーマに選定してしまっているNG例文です。

私は高校時代、大学受験に向けて多くの時間を勉強に費やしました。学校の授業以外にも塾での勉強を続け、テストの成績も着実に上がりました。大学受験は私にとって大きな挑戦であり、目標達成のために計画的に努力しました。結果として第一志望の大学に合格できたことは大きな自信につながり、今後もこの努力の姿勢を活かしていきたいと思っています。

上記例文は、受験などの一般的なテーマをアピールしており、差別化が難しいです。また、受験勉強は個人の努力であり、チームワーク等のビジネスに必要なスキルを示すものではありません。

そのため、企業にとって具体的な価値や貢献が見えにくく、印象に残りにくい内容となっています

② 高校時代がピークになってしまっている

下記、高校時代をピークにしてしまっているNG例文です。

高校時代、私はサッカー部でキャプテンを務め、県大会で優勝しました。チームの士気を高め、メンバーのトレーニングメニューを考案するなど、リーダーシップを発揮して全員が力を出し切れる環境を作りました。この経験は私にとって大きな達成感があり、現在でも一番の誇りです。今後もこのリーダーシップを発揮していきたいと思っています。

上記例文は、高校時代の経験を強調しすぎてしまい「それ以降に大きな成長がない」等の印象を与えてしまうでしょう。

高校時代のエピソードは、現在の自分につながる成長の一部として伝えることが重要です。たとえば、その後もリーダーシップを発揮した経験を加えることで、良い印象を与えるでしょう。

③ 具体的なエピソードがなく説得力に欠ける

下記、 具体的なエピソードがなく説得力に欠けているNG例文です。

私は高校時代、常にリーダーシップを発揮してきました。人と協力することが得意で、クラスメートとも仲が良く、皆から頼りにされていました。リーダーとしての役割を果たし、困っている人がいれば積極的にサポートしてきました。今後も、このリーダーシップを活かしてチームで力を発揮していきたいと考えています。

上記例文は、リーダーシップをアピールしていますが、具体的な場面や行動が描かれておらず、説得力に欠けるでしょう。

具体的なエピソードを挙げることで、自分がどんな行動を取ったかや、その結果が明確になり、自己PRに説得力を持たせられるでしょう。

高校時代の経験の自己PRについてのよくある質問

高校時代のエピソードを自己PRに使う際に、面接やエントリーシートでどう判断されるか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

ここでは、よくある質問へお答えをしていますので、これから自己PRを作成する際の参考にしてみてください

  1. 高校時代の話を面接で拒否されることはありますか?
  2. 高校時代の話をエントリーシートに書いてもいいですか?
  3. 文化祭や体育祭の話はしてもいいですか?

① 高校時代の話を面接で拒否されることはありますか?

高校時代のエピソードを自己PRに使うこと自体が必ずしも問題になるわけではありません

なぜなら、企業は応募者の成長過程や考え方に興味を持っているため、高校時代の経験でも現在の自分にどう繋がっているかが示されていれば、十分にアピール材料になるからです。

ただし、大学や社会人経験の有無が重要視されるケースもあるため、高校時代の話を中心にする場合は、そのエピソードをどう活かし、大学やその後の経験を通じてどう成長したのかを加えると効果的です

企業が応募者の成長を見たいと考えていることを意識し、エピソードをより現在に結びつけることで、面接官に納得のいく自己PRが可能となるでしょう。

② 高校時代の話をエントリーシートに書いてもいいですか?

エントリーシートに高校時代のエピソードを書くことは可能です

というのも、企業は応募者の経験や強みを理解するために、エントリーシートの内容を重視しており、成長を示すエピソードであれば高校時代の話も役立つことがあるからです。

その場合、エントリーシートでは、高校時代の経験が現在の自分にどう繋がっているかを明確にできると良いでしょう。

たとえば、部活動でのリーダーシップを今の学業やサークル活動でどう活かしているかを示すと、面接官にとっても成長の一貫性が感じられます

③ 文化祭や体育祭の話はしてもいいですか?

文化祭や体育祭のエピソードを自己PRに使うことは可能です

なぜなら、文化祭や体育祭などの行事はチームワークやリーダーシップ、計画性など、企業が求めるスキルを示す良い機会であり、実際に経験した内容を通じて自己アピールができるからです。

ただし、単に「楽しかった」「頑張った」だけでは自己PRとして弱く、具体的にどんな役割を果たしたのかや、そこで得た学びをどう活かしているのかを述べることが大切と言えるでしょう。

たとえば、文化祭で実行委員を務めた場合、どう計画を進め、仲間と協力して目標を達成したかを具体的に伝えると良いでしょう。

高校時代のエピソードを自己PRに使う方法についてまとめ

今回は、高校時代の経験を自己PRでどう伝えるべきかや、面接やエントリーシートでの取り扱い方について解説しました。

重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 応募先の求める人物像に合ったエピソードを選び、魅力をアピールする
  • 具体的なエピソードで、自分の成長やスキルをしっかり伝える
  • 高校時代の話を今の自分にどう活かしているかをアピールする

面接やエントリーシートで好印象を与えるために、これらのポイントを踏まえた自己PRを作り、企業に自分の魅力を伝えてみてください

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。