面接中にメモは取ってOK?OKな場合や注意点・メモ帳の選び方を解説
就活で面接中、重要な情報を書き留めておきたいことがよくあります。ただし、メモが取れる時と取れない時があるのです。
そこでこの記事では、面接でメモをとるときに気を付けるべきことやノートの選び方について解説します。ぜひ今後の面接対策の参考にしてみてください。
面接で選考通過を目指そう!
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
詳しく見る面接でメモをとるときに気をつけること

一般的に、面接中はメモを取らないのがベストですが、例外もあります。面接中にメモを取る場合は、以下の3点を必ず守るようにしましょう。
「面接で想定外の質問がきて、答えられなかったらどうしよう」
面接は企業によって質問内容が違うので、想定外の質問や深掘りがあるのではないかと不安になりますよね。
その不安を解消するために、就活マガジン編集部は「400社の面接を調査」した面接の頻出質問集100選を無料配布しています。事前に質問を知っておき、面接対策に生かしてみてくださいね。
①メモは最小限にとどめる
面接では面接官と話すことが最も重要なので、メモは最小限にとどめることをおすすめします。
なぜなら、面接は、就活生が会話を通じて自分をアピールしたり、企業についての知識を深めたりする機会だからです。
面接のマナーを意識し、相手の顔を見て話すこと、相手の話を聞いて理解することに重きを置きましょう。
面接官があなたのメモを待っていることがないように、会話に注意して会話がスムーズに進むようにしましょう。
メモを最小限にとどめることで、会話のテンポを崩しにくいです。必要な情報だけキーワードを押さえてメモし、その他は会話に集中するほうが会話も滞らず印象が良いですよ。
また、メモを取るタイミングや視線の使い方も印象を左右します。話の区切りや相手が資料を確認している間など自然な間合いでメモを取れば、違和感が生じにくいです。
②メモを取るタイミングに注意する
自己PRや入社への熱意を伝えるときは、相手の会話に集中できるようメモを取らないことをおすすめします。
熱心にメモをとりすぎると、伝えたいことがうまく伝わらなかったり、メモをとることが逆効果になったりするかもしれません。
ただし、はっきりさせておかないと後で問題が発生するかもしれないことについては、メモを取っても良いでしょう。メモと会話のバランスを考えて面接に臨んでくださいね。
会話の最中に視線を外すと「反応が薄い」「話を聞いていない」と感じる面接官もいます。そのため、メモを取るのであれば話が一区切りついた瞬間や質問が終わった直後に取るとよいですよ。
私たちも面談をしていて、軽くメモを取る姿勢はよいですが、長い筆記は話が進めにくいと感じます。記憶に留めるべきことと紙に残すべきことの線引きを面接前に決めておきましょう。
③許可を得てメモを取る
メモをとる必要がある場合は、まず面接官に許可を得てください。
この場合、文頭には柔らかいフレーズを使用することをお勧めします。特に「申し訳ありません」や「申し訳ありません」などの謝罪の言葉を使うと良いでしょう。
面接は本来、会話をするための時間なので、他のことをする前に必ず許可を得てください。小さなことかもしれませんが、良い印象を残すためには注意が必要なことです。
面接質問事例集100選|聞かれる質問を網羅して選考突破を目指そう

「面接がもうすぐあるけど、どんな質問が飛んでくるかわからない……」
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面接中にメモを取ることができる 3 つのシーン

面接中にメモを取ることができる主な状況は 3 つあります。 ただし、メモを取る数はできる限り少なくするようにしてください。
①勤務条件・就業規則
雇用形態などの勤務条件は仕事でも重要な要素なので、メモしておいても問題はありません。
ただし、その内容は最終的な労働条件通知書で説明されることが多いので、重要な点のみに留めておきましょう。
試用期間の有無などの就業規則は求人票に記載されているのでメモする必要はありませんが、変更や修正があった場合はメモを取ると良いでしょう。
労働時間や休憩時間などについては、他社と比較できるよう正確な情報を把握しておくのがベストなので、覚えられない場合はメモを取るようにしてください。
勤務条件の話はその場で修正や追加がある場合、記録しておくと安心です。情報の更新によって、口頭説明と書面で内容が異なるケースもあるためメモは控えておきましょう。
また、労働時間や休憩時間は数字で提示されることが多く、聞き間違いや記憶違いが起きやすい部分です。不安があれば迷わずメモし、間違いがないかを確認してくださいね。
②採用順序
選考プロセスの説明も面接対策では重要なので、メモを取っておくのも悪くありません。
例えば、内定通知はいつなのか、次回の面接日、提出書類などがこれに当てはまります。
今後のスケジュールを立てる際には、「次の選考はいつ開催されるのか」「提出が必要な書類は何なのか」などに注意しておきましょう。
ただし、何度も言いますが、メモは最小限にとどめて、面接官の質問に答えることに集中してください。
選考フローは企業によって大きく異なります。例えば外資系は期間が短く一気に進む傾向、日系は複数回面接や書類提出が細かく入る傾向があるなど様々なため、メモをしっかり取っておきましょう。
メモを取る際は、メモ欄を「選考フロー」「日程」「提出物」の3つに分けておくと後で見返しやすいのでおすすめです。また、メモが追いつかないときは遠慮せず聞き返すことも大切ですよ。
③逆質問
メモが見れないと不安になる就活生も多いかもしれませんが、メモを見直すのは「逆質問」された場合にのみにしてください。
「逆質問」とは、面接官が「面接の最後に何か質問はありますか?」と尋ねることです。
事前に準備していないと質問できないので、事前に調べた結果を確認してメモをしていると思われ、面接官に好印象を与えることができるでしょう。
もちろん、「逆質問」をするときは、まずメモを見直してもよいか確認する必要があり、普通は質問を暗記しておかなければなりません。
面接で使うメモ帳の選び方のポイント

メモを取る際は、メモ帳を使用してください。もちろんスマホをだすのは禁止です。
ここでは、面接中に適したノートの選び方を紹介します。
「ビジネスマナーできた気になっていない?」
就活で意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。自分ではできていると思っていても、間違っていたり、そもそもマナーを知らず、印象が下がっているケースが多いです。
ビジネスマナーに不安がある場合は、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を受け取って、サクッと確認しておきましょう。
①スーツのポケットに入るサイズ
すべてのメモ帳が就活に適しているわけではありません。面接に持っていくノートは手のひらサイズがおすすめです。
面接中はカバンを床や椅子の上に置いたままにすることになるので、ノートが大きすぎるとカバンから取り出すのが大変で時間がかかります。
逆に小さすぎると書きにくいので、スーツのポケットに入る大きさのものを使うのがベストです。 B5サイズは持ち運びに便利で、面接時のちょっとしたメモを取るのに最適ですよ。
カバンからごそごそと大きなノートを取り出すと、慌ただしさや落ち着きのなさを面接官に与えてしまう可能性があるので、さっと取り出せるサイズですぐ見つけられる場所に入れておくとよいですよ。
また、ポケットに収まるサイズだと控室や移動中にも確認がしやすい利点があります。事前に要点をメモしておけば、直前まで確認することも可能です。
②落ち着いた色合いのもの
面接はビジネスシーンですので、黒や紺、ベージュなどの落ち着いた色の手帳を使用するのビジネスマナーとされています。
例えば、金、銀、赤など目立つ色のスーツやバッグを着用しないのと同じように、ビジネスマンとしての就活にふさわしい色の手帳を選びましょう。
ノートは面接官の目に留まりやすいので、ノートを購入する際は、表紙だけでなく中のメモ用紙も落ち着いた色かどうかもチェックしましょう。
③デザインがシンプルなもの
就活で使う手帳はシンプルなデザインがおすすめです。
ビジネスシーンであることを念頭に置き、無地の表紙または目立たないワンポイントのメモ帳を持参してください。
就活では、キャラクターデザインなどの派手なデザインはNGです。
TPOをわかっていないのではないかと思われ、評価が悪くなってしまいます。ノートのデザインだけでなく、メモをとるときに使うペンのデザインにも気をつけてくださいね。
面接の場では、細部まで見られています。派手な柄や色は本人の発言内容よりも先に印象に残ってしまうことがあるため、無地や落ち着いた色味を使い、見た目で印象を下げないようにしましょう。
ペンやカバーも含め、全体の統一感や清潔感を意識すると好印象につながりますよ。
面接中のメモは状況を考えて取ろう!
今回は面接でメモを取る際に気を付けるべきことやノートの選び方について解説しました。
基本的にはメモを取ることは控えたほうが良いですが、働き方や労働条件、今後の採用プロセスなどの説明など、正確な情報をメモしたい場合にはしても構いません。
ただし、面接中に勝手にメモを取ることはマナー違反ですので、メモを取り始める前に面接官に許可を求めるようにしましょう。
この記事を参考にして、メモを取るだけで企業に悪い印象を与えないよう注意しましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。