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面接で差がつく!身振り手振り活用のポイント解説

「面接のとき、身振り手振りってどのくらい使っていいの?」

話の内容や言葉選びに加えて、非言語の表現が評価に影響することも少なくありません。適切に使えば熱意や理解を深める武器になりますが、やりすぎれば逆効果になるリスクもあります。

そこで本記事では、面接での身振り手振りについて、メリット・デメリットから効果的な活用方法、NG例、確認方法までを徹底解説します。

 

目次

【面接】身振り手振りで差をつけよう!

面接では、言葉だけでなく身振り手振りも印象を大きく左右する要素です。話す内容が同じでも、身振り手振りをうまく使えている人のほうが、熱意や理解の深さが伝わりやすくなります。

なぜなら、身振り手振りには視覚的な説得力があり、聞き手の注意を引いたり、言葉に込めた感情を補ったりできるためです。

たとえば、自信を持って両手で要点を示す動作や、数を表現するしぐさは、話に具体性を与え、面接官の印象にも残りやすくなります。ただし、動きを加えればそれで良いというわけではありません。

話の流れと一致しない動作や過剰な身振りは、かえって逆効果となる場合もあります。大切なのは、言いたいことを伝えるための手段として、動きを適切に使う意識を持つことです。

内容だけでなく、非言語コミュニケーションも含めて準備しておくことで、面接で一歩リードできるでしょう。

面接で身振り手振りを使って話すメリット

面接で身振り手振りを取り入れると、言葉だけでは伝わりづらい情報を補足でき、コミュニケーションがよりスムーズになるのです。

ここでは、身振り手振りを使うことで得られる5つの主なメリットを紹介します。

  1. 聞き手の理解度が高まりやすくなる
  2. 熱意が伝わりやすくなる
  3. 印象に残りやすくなる
  4. 緊張がほぐれやすくなる
  5. 注目してもらいやすくなる

①聞き手の理解度が高まりやすくなる

話す内容に応じて手の動きを加えると、面接官は説明をより具体的にイメージできます

「3つのポイントがあります」と言いながら指を立てるだけでも、視覚的に理解しやすくなり、記憶にも残りやすくなるでしょう。

これは、視覚と聴覚の両方を使うことで脳の情報処理が活性化されるためです。こうした工夫が、話の内容をわかりやすく補完してくれるでしょう。

②熱意が伝わりやすくなる

身振り手振りは、自分の感情や意欲を視覚的に表現する手段でもあります。

たとえば、「本気で頑張りました」と伝えるときに拳を軽く握るだけで、その言葉にこもった真剣さや前向きな気持ちが、よりリアルに伝わるでしょう。

言葉と動作が一致すると、メッセージに一貫性が生まれ、説得力が一段と増します。とくに就活生は緊張しやすい場面で「棒読み」になってしまうこともあるでしょう。

感情に沿った自然なジェスチャーを意識すると、言葉にも抑揚がつきやすくなります。動きと感情が連動することで、聞き手もあなたの熱意を肌で感じやすくなるはずです。

③印象に残りやすくなる

面接では、同じような受け答えをする就活生が多いため、いかに印象に残るかが大切です。身振り手振りは、他の候補者との差をつけるための効果的なツールとなります。

たとえば、両手を使って「幅広い経験」を示すような動きや、話の転換点で軽く手を動かすと、表現力の豊かさをアピールできるでしょう。

また、適度なジェスチャーは自信の表れとしても受け取られやすく、「この人は堂々としている」と良い印象を持たれることもあります。

もちろんやりすぎは逆効果になりますが、控えめながらも的確な動きを取り入れることで、記憶に残る人物として評価される可能性が高まるでしょう。

④緊張がほぐれやすくなる

面接中に身振り手振りを使うことで、体の動きがリズムを生み、緊張がやわらぐ効果があります。話に合わせて軽く手を動かすことで、呼吸や姿勢も整いやすくなるでしょう。

また、動きを取り入れることで「話の流れに集中する」ことができ、緊張が意識から遠ざかることもあります。ジェスチャーは、気持ちを落ち着かせるための1つの工夫としても役立つでしょう。

⑤注目してもらいやすくなる

ジェスチャーには、聞き手の視線や意識を引きつける効果があります

たとえば、重要なポイントを伝えるときに手を前に出して強調することで、その部分への集中力が高まるでしょう。

視線の誘導によって話のポイントが際立ち、面接官にしっかりと伝えることができます。ただし、動きが大きすぎたり頻度が高すぎたりすると逆効果になるおそれがあるため、注意が必要です。

面接で身振り手振りを使って話すデメリット

面接での身振り手振りは、伝えたいことを強調するうえで効果的な方法ですが、使い方を誤ると、かえって悪い印象を与えてしまうこともあるのです。

ここでは、身振り手振りが裏目に出てしまう具体的な例を紹介します。

  1. 落ち着きがない印象を与える可能性がある
  2. 大雑把な印象を与える可能性がある
  3. 悪目立ちする可能性がある
  4. 社風に合わない可能性がある

①落ち着きがない印象を与える可能性がある

身振り手振りを多用しすぎると、「落ち着きがない」「余裕がない」といった印象を与えるおそれがあります

とくに、緊張から無意識に手を動かしてしまっている場合、面接官には「この人は場慣れしていないのかな」「自信がなさそうだ」と受け取られてしまうかもしれません。

また、話の内容よりも動きばかりが目立ってしまうと、本来伝えたかったメッセージが伝わらなくなる可能性もあります。身振り手振りはあくまで言葉の補助です。

落ち着いた印象を保つためにも、動作の頻度やタイミングには注意し、必要なときにだけ使うよう意識しましょう。

②大雑把な印象を与える可能性がある

手の動きが大きすぎると、性格まで雑に見えてしまうことがあります。

たとえば、論理的に話していたとしても、動作が荒かったり勢いがありすぎたりすると、「細かい配慮ができなさそう」「丁寧さに欠ける」といったマイナスの印象につながるかもしれません。

とくに、落ち着いた業界や職種、たとえば事務職や経理職などでは、控えめで丁寧な受け答えが求められる傾向があります。

そのような場面では、無駄な動きを減らして、言葉そのものの説得力で伝える姿勢が評価されやすいでしょう。

③悪目立ちする可能性がある

面接は多くの場合、静かで緊張感のある場です。そのなかで自分だけが大きな身振り手振りをしてしまうと、周囲との温度差が生じて悪目立ちすることがあります

「場の空気が読めない人」「自己主張が強すぎる人」と受け取られてしまう可能性も否定できません。

自己アピールのつもりが逆効果にならないよう、周囲の様子を観察しながら、場にふさわしい振る舞いを選ぶことが重要です。

④社風に合わない可能性がある

企業によって好まれるコミュニケーションスタイルは異なります。たとえば、落ち着いた雰囲気を大切にしている会社では、身振り手振りが多すぎると「合わないな」と感じられるでしょう。

たとえ自分らしく振る舞ったつもりでも、企業文化に合っていなければ評価にはつながりません。事前に企業研究をしっかり行い、相手に合わせた表現を選ぶことが大切です。

自然な振る舞いを意識しましょう。

面接での身振り手振りの適切な使い方

面接では言葉だけでなく、身振り手振りを活用することで、より説得力のある伝え方ができます。ただし、その使い方には注意が必要です。

ここでは、面接で印象を高めるための身振り手振りの使い方を5つご紹介します。

  1. 手で物事を表現する
  2. 手で数量を表現する
  3. 手で話の順序を表現する
  4. 手で対比を表現する
  5. 手で感情を表現する

①手で物事を表現する

手を使って物や動作を表すことで、話の内容をイメージしやすくなります。

たとえば、「商品の大きさ」や「特定の場所での出来事」などを話すとき、両手で形や位置を示せば、聞き手の理解が深まるでしょう。

言葉だけでは抽象的になりやすい内容も、ジェスチャーを加えることで視覚的に伝えやすくなります。ただし、動きが大きすぎると落ち着きのない印象を与えかねません。

自然で控えめな動作を心がけてください。

②手で数量を表現する

数字を説明する場面では、指で数を示すと理解を助けます

たとえば「3つの理由があります」と言いながら3本の指を立てれば、聞き手は話の構成を把握しやすくなるのです。

視覚的な補助により集中力も高まり、印象にも残りやすいでしょう。ただ、指の数が言葉とずれていたり、不自然な動きになったりすると逆効果です。

スムーズにできるよう、事前に練習しておくと安心できます。

③手で話の順序を表現する

話の順番を明確に伝えたいときには、手の動きで流れを示すのが効果的です。

たとえば、左から右へ手をスライドさせながら「まず、次に、最後に」と展開することで、聞き手は時間の流れや話の構造を自然に理解できます。

プレゼンテーションのような構成力が求められる場面では、こうした身振りが論理性や計画性を感じさせる要素になるでしょう。

テンポが早すぎたり、動きが不自然になったりするとかえって混乱を招くため、落ち着いたリズムで行うことを意識してください。

④手で対比を表現する

2つの選択肢や要素を比較して説明する場面では、両手を左右に開いてそれぞれの立場を示すと、話の対比が視覚的に伝わりやすくなります。

たとえば「A社は安定を重視しており、B社は成長志向です」と述べながら、それぞれの手で位置づけると、印象の違いを明確に表現できるでしょう。

視覚的な対比により、聞き手の理解が深まり、話の核心に自然と目が向きます。ただし、こうした動きを多用すると演出感が強くなり、かえって伝えたい内容が薄れてしまうかもしれません。

場面に応じてバランスよく取り入れてください。

⑤手で感情を表現する

感情を伝えるときに、軽く胸に手を当てるなどの動作を加えると、話に温かみが生まれます

「とても嬉しかったです」と言いながらその気持ちをジェスチャーで示せば、誠実さや熱意がより自然に伝わるでしょう。面接では話の内容だけでなく、その人の姿勢や雰囲気も評価の対象です。

とはいえ、感情表現が過剰になると芝居がかった印象を与えるおそれがあります。控えめに使うのがおすすめです。

身振り手振りをスマートに見せる秘訣

面接での身振り手振りは、表現力や熱意を伝える手段として効果的ですが、ただ動かすのではなく「どう動かすか」が大切です。

そこで、身振り手振りを自然かつスマートに見せるための5つのポイントを紹介します。

  1. 目線を安定させる
  2. 動きにメリハリをつける
  3. 企業の雰囲気に応じて使い分ける
  4. 動きの範囲をコンパクトに保つ
  5. 相手との距離感を意識して使う

①目線を安定させる

身振り手振りを効果的に見せるには、まず目線を安定させることが基本です。話している途中に視線が泳いでしまうと、落ち着きのない印象を与えてしまいます。

手を使って説明していても、目が定まっていなければ説得力が弱まるでしょう。面接官の目を中心に見つめつつ、時折視線を外して思考する動きを交えると、自然な印象になります。

目と手の連動を意識すれば、表現全体が落ち着いて見えるようになるはずです。

②動きにメリハリをつける

常に同じようなジェスチャーを繰り返していると、見ている側に単調な印象を与えてしまいがちです。そのため、話の展開や重要度に合わせて、動きに強弱をつけましょう

たとえば、話の核心部分ではゆっくりと堂々とした動きを取り入れ、補足説明やエピソードでは控えめなジェスチャーを使うと、自然に抑揚が生まれます。

こうしたリズムのある身振りは、相手の理解を助けるだけでなく、話全体の印象を引き締められるでしょう。

③企業の雰囲気に応じて使い分ける

すべての企業が同じような人物像を求めているわけではないため、企業の雰囲気に合わせた話し方をしましょう

たとえば、堅実さが重視される金融業界や公務員試験の面接では、動きが控えめな方が好印象につながりやすいはずです。

一方で、広告やITベンチャーなどの創造性が重視される業界では、表現力豊かなジェスチャーがプラスに働くこともあります。

面接前に企業研究を丁寧に行い、「どのような振る舞いが適しているか」を意識して臨むことで、自然かつ一貫性のある印象を与えることができるでしょう。

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④動きの範囲をコンパクトに保つ

面接では座ったまま話すケースが大半です。そこで大きな動きをしてしまうと、視覚的に違和感を与えてしまう場合があります。手の動きは、胸元から肩幅程度の範囲におさめるのが理想的です。

たとえば、「3つのポイントがあります」と伝える際には、腕を大きく広げるのではなく、指をさりげなく立てて見せる程度で十分でしょう。

こうした控えめな動きが、落ち着きや丁寧さを印象づける要素になります。コンパクトにまとめる意識は、話の内容に集中してもらう意味でも大切です。

⑤相手との距離感を意識して使う

身振り手振りは、単なる自己表現ではなく、相手との心理的距離を調整する役割も果たします。

たとえば、顔の近くで大きく手を動かすと、緊張や焦りが強調されてしまい、相手に圧迫感を与えることがあるでしょう。

反対に、まったく動かさないと、感情が伝わりにくく、冷たい印象になることもあります。面接官の表情や反応をこまめに観察しながら、動きの大きさや頻度を適切にコントロールしてください。

落ち着きと熱意の両方を感じさせるようなバランスが理想です。

身振り手振りのNG例

面接における身振り手振りは、上手に使えば好印象を与えられますが、使い方を誤ると逆効果になってしまいます

ここでは、ありがちなNGパターンを5つ紹介します。自分の癖を客観的に見つめ直し、適切な動きに整えていくことで、より洗練された印象を与えられるでしょう。

  1. 頻繁に動きすぎてしまう
  2. 動きが大きすぎてしまう
  3. 目線が泳いでしまう
  4. 話の内容と動きがちぐはぐになってしまう
  5. 表情と動きがちぐはぐになってしまう

①頻繁に動きすぎてしまう

身振り手振りを頻繁に使いすぎると、聞き手がどこに注目すればよいかわからなくなり、結果として話の内容が頭に残りにくくなります

とくに緊張しているときや、自分の言葉に自信が持てないときほど、手先がそわそわと動いてしまいがちです。

こうした過剰な動きは、面接官に「落ち着きがない」「余裕がなさそう」といった印象を与えてしまうかもしれません。

②動きが大きすぎてしまう

動きが大きすぎると、それだけで視覚的に強い印象を与えてしまい、話の内容よりも身振りのほうが目立ってしまうことがあります。

とくに椅子に座った状態では、動作のスケールが通常よりも大きく見えるため注意が必要です。過剰な動きは威圧的に映ることもあり、相手との距離を感じさせてしまうおそれがあります。

言いたいことを強調しようとするあまり、腕を大きく振る、身を乗り出すといった行為はかえって逆効果になる可能性があるため、気をつけてください。

③目線が泳いでしまう

どれだけ話の内容がしっかりしていても、視線が定まらないと「自信がなさそう」「落ち着いていない」と見られてしまいます

面接中に目を合わせるのが苦手な人は少なくありませんが、視線の不安定さは、想像以上に印象を左右する要素です。

とくに、自分の考えを伝える重要な場面で目線が左右に泳いでしまうと、説得力に欠けてしまいます。もし相手の目を見るのが難しい場合は、目元や眉間、額あたりを見つめると自然な印象になるでしょう。

④話の内容と動きがちぐはぐになってしまう

ジェスチャーが言葉と一致していないと、聞き手の理解を妨げてしまう場合があります

たとえば、「売上が上がっています」と言いながら手を下に動かすと、無意識のうちに言っていることと見えていることが矛盾してしまい、混乱を招きかねません。

身振り手振りは、言葉の意味を視覚的に補完する役割があります。だからこそ、動きに意味をもたせることが重要です。

こうした「言葉と動作の一貫性」が備わると、話の説得力がぐっと高まり、面接官にも内容がスムーズに届くようになります。

⑤表情と動きがちぐはぐになってしまう

表情と手の動きが一致していないと、全体の印象に違和感を与えることがあります。

たとえば、笑顔を浮かべながら手の動きが固かったり、逆に真顔のまま手を大きく動かしてしまうと、見ている側に「ちぐはぐな印象だな」と感じさせてしまうでしょう。

このようなズレは、話の受け取り方にも影響を与えるおそれがあります。表情と動きがうまく連動していると、見た目の印象に統一感が生まれ、落ち着いた話し方に見えるでしょう。

たとえば、柔らかい笑顔で話すときには、手の動きもゆっくりと滑らかにすることで調和がとれます。逆に、キリッとした表情で話す場面では、動きもややシャープにすると説得力が増すでしょう。

自分の身振り手振りの確認方法

面接で好印象を与えるには、話の内容だけでなく、身振り手振りの使い方にも気を配る必要があります。ただ、自分では動きのクセや違和感に気づきにくいものです。

ここでは、就活生が自分の身振り手振りを客観的に確認するための具体的な方法を紹介します。

  1. 鏡の前で練習して確認する
  2. 動画に撮って確認する
  3. 第三者に見てもらって確認する

①鏡の前で練習して確認する

気軽に始められるのが、鏡の前で話す練習をする方法です。全身が映る鏡の前に立ち、自己紹介や志望動機を話してみましょう。

実際の自分の動きを目で確認しながら話すことで、手の位置や動きの癖、姿勢、表情などを細かくチェックできます。

たとえば、無意識に腕を組んでいたり、手が大きく動きすぎていたりする場合でも、鏡ならすぐに気づいて修正可能です。

また、笑顔が自然に見えているか、声のトーンが明るいかどうかなど、第一印象にかかわる要素も同時に確認できます。

ただし、鏡越しに自分を見ると目線がズレたり、動きがやや固くなる傾向があるため、あくまで感覚を掴むための補助的な方法として活用してください。

②動画に撮って確認する

より客観的に確認したい場合は、スマートフォンやPCのカメラで録画する方法が効果的です。自分の動きをあとから見返すことで、リアルタイムでは気づけなかったクセや不自然な動きが明確になります。

とくに、練習する内容は自己紹介や志望動機、ガクチカなど、面接でよく話すテーマが最適です。

本番と同じテンポで話すことで、自分の緊張時の動きや声のトーン、目線のブレなど、リアルな課題に気づきやすくなります。

録画を通して、「話の要所で手を使えているか」「動きと内容に一貫性があるか」「熱意や表情が自然に出ているか」といった観点で確認し、改善点を具体的に洗い出していきましょう

③第三者に見てもらって確認する

自分ではわかりにくい部分については、友人やキャリアセンターの職員など第三者に見てもらうと良いでしょう。

自分では自然だと思っている動きでも、他人から見ると不自然だったり落ち着きがなかったりすることがあります。

たとえば、「手が多く動きすぎている」「目線が合っていない」など、具体的な指摘をもらえると修正もスムーズです。

また、他人の視点を通して、伝えたい印象と実際に伝わっている印象のズレにも気づきやすくなります。模擬面接も兼ねて、積極的にフィードバックをもらってください。

身振り手振り以外に好印象を与えるテクニック

面接で好印象を残すには、身振り手振りに加え、基本的なコミュニケーションの所作にも気を配る必要があります。

ここでは、身振り手振り以外で好印象を与えるポイントを5つ紹介します。ポイントを意識するだけで、面接全体の印象が格段に良くなるでしょう。

  1. うなずきや相づちを丁寧に入れて話す
  2. 笑顔で話す
  3. 正しい姿勢で話す
  4. 適切なスピードで話す
  5. 相手の目を見て話す

①うなずきや相づちを丁寧に入れて話す

うなずきや相づちは、相手の話にしっかり耳を傾けているというサインになります。

面接官が話しているときに「はい」「そうですね」「なるほど」などの言葉を適度に挟むと、会話が一方通行にならず、信頼感を生み出しやすくなるでしょう。

ただし、無理に相づちを入れすぎると機械的になり、不自然な印象を与えることもあるため注意が必要です。相手の話の区切りや内容に応じて、自然なタイミングで反応することを意識しましょう。

緊張して固まりがちな人ほど、意識的にリアクションを取り入れることで、より柔らかく感じのよい印象を与えられます。

②笑顔で話す

笑顔は、第一印象を大きく左右する非常に強力なコミュニケーション手段です。とくに初対面の面接では、言葉以上に表情が相手の記憶に残ります。

笑顔があるだけで、雰囲気が和らぎ、相手の警戒心も自然と緩むでしょう。面接では緊張のあまり表情が硬くなってしまいがちですが、口角を少し上げるだけでも印象は大きく変わります。

無理にニコニコする必要はありませんが、「話すときには軽く微笑む」くらいの気持ちで臨むと、柔らかく自然な表情を保ちやすくなるでしょう。

③正しい姿勢で話す

面接時の姿勢は、誠実さや自信、そして礼儀正しさを視覚的に伝える重要な要素で、基本は「背筋を伸ばして椅子に浅く腰掛け、両足を床にしっかりとつける」ことです。

上半身が安定すると、自然と声にも張りが出て、話す内容がより伝わりやすくなります。反対に、猫背になっていたり、肘をついたり、足を組んだりすると、だらしない印象を与えてしまうかもしれません。

入室の瞬間から退室まで、常に姿勢に気を配ることで、面接全体を通して「きちんとしている人」という評価につながるでしょう。慣れないうちは、座り方や姿勢を自宅で練習しておくのがおすすめです。

④適切なスピードで話す

理想は「少しゆっくりめ」に話しつつ、強調したいところで間を取ることです。この「間」があることで、話のメリハリがつき、重要な部分がより印象に残ります。

話すスピードは、内容の伝わりやすさだけでなく、相手に与える安心感や知的さにも影響するのです。

早口になりがちな人は、相手がついてこられず、内容がうまく伝わらないまま終わってしまうかもしれません。

逆に、ゆっくりすぎると間延びした印象になり、話に集中できなくなるでしょう。また、焦って話すのではなく、自分のペースを保つことで、落ち着きや冷静さも自然と伝わるでしょう。

⑤相手の目を見て話す

アイコンタクトは、面接において欠かせないコミュニケーションのひとつです。相手の目を見て話すことで、誠実さや自信が自然と伝わります。

ただし、ずっと見つめすぎると圧を与えてしまうこともあるため、話の切れ目で軽く目を合わせる程度がちょうどよいでしょう。緊張してしまう場合は、相手の眉間や鼻のあたりを見るのもひとつの手です。

アイコンタクトは、話の内容以上に「人としての印象」に影響を与えます。自然に目を合わせられるよう、練習しておくと安心です。

面接で身振り手振りを使うべきか?結論とポイントをおさらい

面接において、身振り手振りは「伝える力」を高める有効な手段になります。なぜなら、手の動きによって話の流れや感情を視覚的に補足できるからです。

実際、聞き手の理解が深まったり、熱意が伝わりやすくなったりと、好印象につながるメリットがあります。ただし、過度な動きや場に合わないジェスチャーは逆効果になる可能性も否定できません。

そのため、内容との一貫性や動きのバランスを意識しながら使うことが大切です。また、鏡や動画、第三者によるチェックを通じて、自分の動きを客観的に見直す習慣も欠かせないでしょう。

身振り手振りは「正しく使えば武器になる」からこそ、基本の所作や好印象の工夫と併せて、計画的に活用することが成功のカギです。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。