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SPI英語対策完全ガイド|出題形式から短期攻略法まで解説

「SPIの英語問題って、どう対策していけばいいんだろう?」と不安を感じている人も多いはずです。

SPIの英語は総合商社や外資系企業などで出題されることがあり、就活を左右する重要な試験となります。幅広い分野が問われるため、やみくもに勉強しても効率よく得点を伸ばすのは難しいものです。

そこで本記事では、SPI英語の出題形式や問題構成を整理し、難易度や業界別の傾向も踏まえて徹底解説します。

さらに、高得点を狙うためのコツや短期間で攻略する勉強法も紹介し、効果的な対策方法をわかりやすくまとめました。

SPI英語に不安を抱えている方は、ぜひ本記事を参考にして効率的に準備を進めてくださいね。

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目次

SPI英語は対策して高得点を狙おう

SPI英語は、多くの企業、特にグローバルに展開している企業の採用試験で出題される重要な評価項目です。ここでは、単語や文法の暗記だけでなく、長文読解や文脈理解を含む総合的な英語力を測ります。

例えば、語彙問題では日常会話ではあまり使わない単語も多く出題されますし、長文読解では、限られた時間内に正確に情報を読み取るスピードが求められます。

公式問題集や模擬試験を活用して本番形式に慣れることも大切です。試験独特の制限時間やプレッシャーに対応できる力を養えます。

短期間で得点を伸ばすには、まず頻出単語と文法の復習を優先し、その後に長文読解と設問パターンの演習を繰り返してください。こうした計画的な取り組みを行えば、SPI英語は十分に得点源となります。

出題傾向を把握し、自分の弱点を分析したうえで対策を進めることが高得点への近道でしょう。

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SPIとは

SPIとは「Synthetic Personality Inventory」の略で、多くの企業が新卒採用時に利用する適性検査の1つです。

就活生にとっては面接やエントリーシートと並ぶ重要な選考ステップであり、得点によっては選考通過率が大きく変わるでしょう。

SPIは単なる学力試験ではなく、言語・非言語能力に加えて性格特性まで幅広く総合的に測定するため、事前の理解と対策が欠かせません。

さらに、企業や業界によっては英語分野が追加されることもあり、外資系やグローバル展開を重視する企業ではその傾向が強めです。

SPIを筆記試験と軽く考えず、各分野の特徴や出題傾向を把握し、自分の弱点を補う準備が必要です。公式問題集や模擬試験で形式に慣れておくと、本番で解答スピードや正確さを保ちやすくなりますよ。

SPI英語の出題形式

SPI英語は企業や試験環境によって複数の実施方式があります。形式ごとの特徴や注意点を理解しておくと、事前準備や練習方法が明確になるでしょう。ここでは代表的な3つの出題形式を解説します。

  1. Webテスティング方式
  2. テストセンター方式
  3. インハウスCBT・ペーパーテスティング方式

① Webテスティング方式

Webテスティング方式は、自宅や大学など好きな場所でパソコンを使って受験できる形式です。移動が不要で時間の融通が利く点が大きな利点でしょう。

一方で、ネット環境や端末の不具合が起こる可能性も否定できません。安定した回線と動作確認済みのパソコンを用意しておくことが必要です。

また、周囲の雑音や誘惑で集中力が途切れることもあるため、静かな環境を選んでください。問題構成や難易度は他方式とほぼ同じですが、時間配分は自己管理が求められます。

試験前に時計やタイマーを確認し、練習段階から本番と同じ条件で模擬テストを行うと安心です。自由度を活かすには、自己管理力と事前準備が成功の鍵になります。

② テストセンター方式

テストセンター方式は、専用会場に行き、備え付けのパソコンで受験する形式です。会場設備が整っているため、通信環境や端末不良を心配する必要はありません。

監督員が常駐しているので、不明点やトラブル時も迅速に対応してもらえます。ただし、予約状況によっては希望の日時や場所で受験できないこともあるため、早めのスケジュール確保が重要です。

会場が遠い場合は移動時間が長くなり、当日の体調や集中力に影響するかもしれません。前日は十分に休養し、当日は余裕を持って行動しましょう。

安定した環境で受験したい方や設備面での不安を減らしたい方に向いています。

③ インハウスCBT・ペーパーテスティング方式

インハウスCBT方式は企業が自社で用意したパソコンを使って受験するもので、ペーパーテスティング方式は紙と鉛筆で解答します。

どちらも企業訪問を伴うことが多く、面接や説明会と同じ日に実施される場合があります。会場や時間が完全に指定されるため、直前準備の時間が限られるケースもあるでしょう。

ペーパー方式ではマークシートの記入や見直しの速さが得点に影響するため、正確なマークと時間配分が大切です。

企業独自の出題傾向が加わることもあるため、過去の受験者の体験談や模擬問題を参考にしてください。指定された環境で力を発揮するには、当日の流れを事前にイメージしておくと安心です。

SPI英語の問題構成

SPI英語は幅広い形式で出題され、単語力・文法力・読解力などを総合的に試されます。

ここでは主な6つの問題形式を解説していきます。効率的な対策のきっかけにしてくださいね。

出題パターンを把握すると、時間配分や解答の精度を上げやすくなりますよ。

  1. 同意語・反意語問題
  2. 空欄補充問題
  3. 英英辞典問題
  4. 誤文訂正問題
  5. 和文英訳問題
  6. 長文読解問題

①同意語・反意語問題

同意語・反意語問題は、英単語の意味や使い方を正確に理解しているかを確認する形式です。語彙力の広さと深さが得点に直結します。

単語のニュアンスや微妙な違いを把握していないと、選択肢で迷いやすいでしょう。例えば「big」と「large」は似ていますが、使い方は文脈によって異なります。

例文と一緒に覚えることで意味の曖昧さを減らせるのです。また、反意語も問われることが多いため、単語学習では対義語も意識してください。

過去問や模試で頻出する単語は繰り返し復習し、短時間で正しい意味を答えられる状態にしておくと、本番での安定感が増します。

②空欄補充問題

空欄補充問題は、文章の一部が抜けており、文法や語彙の知識を使って適切な単語やフレーズを補う形式です。文全体の意味をつかむ読解力と、正しい文法構造を判断する力が求められます。

時制や前置詞の選択では細かい文脈理解が必要です。まず空欄の前後から文法的な手掛かりを見つけ、その後に全体の意味と照らし合わせて選択しましょう。

単語だけに気を取られると誤答しやすいため、全体を読む習慣をつけることが大切です。演習では、なぜ他の選択肢が間違いなのかも確認し、知識を確実に定着させてください。

③英英辞典問題

英英辞典問題は、英単語の意味を英語で説明した文章から正しい単語を選ぶ形式です。日本語に置き換えずに意味を理解できる「英語脳」が求められます。英英辞典を日常的に使うと効果的でしょう。

定義文の中にあるキーワードを見抜く力が重要で、例えば「a piece of furniture with a flat top and one or more legs」という説明から「table」を導きます。

短い定義文を素早く理解する練習を続ければ、精度とスピードは自然に上がります。

④誤文訂正問題

誤文訂正問題は、与えられた英文から誤りを見つけて修正する形式です。文法や語法の理解が正確でないと、見落としが増えます。

冠詞の誤用、動詞の一致、前置詞の選択ミスなど、出題範囲は幅広いです。解答のコツは、文全体を読む前に品詞や構造を素早く確認すること。

正解の根拠を説明できるようにしておくと、同じ間違いを防げます。焦らず1文ずつ構造を確認する習慣をつければ、安定した得点が望めるでしょう。

⑤和文英訳問題

和文英訳問題は、日本語の文章を自然な英語に翻訳する形式です。文法知識と、日本語特有の表現を英語に置き換える力が必要になります。

直訳では不自然になりやすく、意味を保ちながら自然な英文にする工夫が求められるのです。

例えば「彼は昨日から風邪をひいている」は直訳せず、「He has had a cold since yesterday」と現在完了形を使うのが正しいです。

日常的に日本語を英語に変換する練習を取り入れると、短時間での組み立てがしやすくなります。

⑥長文読解問題

長文読解問題は、複数段落の英文を読み、内容に関する設問に答える形式。速読力と内容理解力の両方が必要です。

限られた時間で効率よく答えるには、段落ごとの要旨をつかみ、設問に関連する部分を素早く見つける技術が有効でしょう。

全文を丁寧に読む時間はないため、スキャニングやスキミングを身につけてください。時間制限を意識した演習を繰り返せば、本番でも落ち着いて対応できるでしょう。

SPI英語の難易度

SPI英語の難易度は、受験者の英語力や準備状況によって大きく変わります。一般的には大学入試レベルからやや高めといえるでしょう。

特に、語彙や文法だけでなく、短い時間で正確に情報を読み取り判断する力が必要です。厳しい制限時間の中で短文から長文問題まで幅広く対応しなければなりません。

そのため、英語が苦手な人には負担が大きく感じられるかもしれません。一方で、出題パターンには一定の傾向があります。事前に形式を把握し、繰り返し練習すれば得点アップは十分に可能でしょう。

例えば長文読解は、段落ごとの要旨や具体情報を問う設問が多く、スキミングやスキャニングを身につければ対応力が高まりますよ。

全体としてSPI英語は決して手の届かない試験ではありませんが、無対策では高得点は難しいでしょう。早めに計画的な対策を始めれば、安定して良い結果を出せるはずです。

SPI英語が出題される業界

SPI英語はすべての企業で行われるわけではありませんが、特定の業界や企業で出題される傾向が強いです。ここでは代表的な5つの業界を取り上げ、それぞれの特徴や出題傾向を解説します。

事前に把握しておくことで、効率的な対策につながるでしょう。

  1. 総合商社
  2. 外資系企業
  3. メーカー
  4. 金融・証券
  5. IT・コンサル

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①総合商社

総合商社は海外との取引が多く、英語でのやり取りが日常的に発生します。そのためSPI英語を導入する企業も少なくありません。

英語の業務経験がない就活生でも、単語力だけでなく文章理解や読解力を重視した問題が出ると意識してください。長文読解やビジネス関連の文章が出題されるケースもあります。

対策としては、日常会話よりもビジネス寄りの語彙や表現を学ぶのが効果的です。海外取引の背景を知っておくと、面接でもアピールにつながります。

②外資系企業

外資系企業では、英語が社内公用語になっている場合もあり、SPI英語のスコアが採用判断の重要な基準になることがあります。高いリーディング力と語彙力が求められ、問題の難易度もやや高めです。

英英辞典形式や長文読解の割合が高く、時間配分の工夫が欠かせません。日本語に置き換えず英語で理解する習慣を身につけることが合格への近道です。

外資は結果重視の傾向が強く、得点が評価に直結することもあります。

③メーカー

メーカーでは全社的に英語力を必須としない場合もありますが、海外拠点や輸出入に関わる職種ではSPI英語が課されることがあります。

製品説明や技術関連の文章が長文問題として出ることもあり、専門的な内容に慣れておくと安心です。普段から理系や工業系の英文に触れておくと、文章構造や用語への理解が深まります。

特に化学・機械・電気系を志望する場合は、業界特有の英単語を押さえておきましょう。

④金融・証券

金融・証券業界は海外市場や投資家とのやり取りが多く、英語力を重視する傾向があります。SPI英語では経済や金融に関する長文や時事英文が出題されることがあります。

背景知識があると読解がスムーズになるため、普段から英字新聞や経済ニュースを読む習慣をつけてください。

金融用語は日本語でも難しいことが多く、英語とあわせて理解しておくと試験対策だけでなく入社後にも役立ちます。

⑤IT・コンサル

IT・コンサル業界は海外クライアントや海外拠点とのプロジェクトが多く、英語での資料読解や会議参加が求められます。

SPI英語では、IT関連やビジネス戦略に関する長文が多く、専門用語や略語も含まれる場合があります。英語の業界記事やホワイトペーパーを読むと、単語力と読解力を同時に鍛えられるでしょう。

論理的な文章構造を素早く把握する練習もしておくと、限られた時間内でも安定して高得点を狙いやすくなります。

SPI英語の出題例題と解き方

SPI英語の問題形式を理解していないと、実力があっても得点を取りこぼすことがあるでしょう。ここでは代表的な出題パターンを例題で解説し、効果的な解き方を紹介します。

  1. 同意語・反意語問題
  2. 空欄補充問題
  3. 英英辞典問題
  4. 誤文訂正問題
  5. 和文英訳問題
  6. 長文読解問題

同意語・反意語問題

同意語・反意語問題では、単語の意味だけでなくニュアンスの違いを正しく理解しているかが問われます。ここでは大学生活でよくある場面を使った例題を紹介。

身近な題材に触れることで、語彙の理解が深まりやすくなります。

During the summer break, I decided to take part in a volunteer project in my hometown.

The experience was truly valuable, as I learned many things from the local people.

(反意語)

1. important
2. worthless
3. helpful
4. useful

《解答》

  1. worthless
    ※valuable(価値のある)の反意語はworthless(価値のない)です。

大学生の日常に関連するエピソードは想像しやすく、設問への理解を助けます。語彙を覚える際は意味だけでなく反意語や同意語もあわせて学習すると、応用力が高まるでしょう。

空欄補充問題

空欄補充問題は、文脈を読み取りながら適切な語を選ぶ力が問われます。ここでは大学生が日常生活で体験しそうな場面をもとにした例文を紹介。

身近なシチュエーションを使うことで、問題への理解と集中力が高まりやすくなります。

Last weekend, I joined my friends for a hiking trip in the mountains.

We started early in the morning to avoid the heat, and by noon, we had reached the summit.

The view from the top was so breathtaking that we decided to stay there __ an hour before heading back down.

1. since
2. for
3. during
4. until

《解答》

  1. for
    ※期間を表すときには「for」を使います。

空欄補充問題では、文全体の流れをつかみながら選択肢を確認することが大切です。時間や期間を示す場合は、実際の生活場面を思い浮かべると選択がしやすくなります。

英英辞典問題

英英辞典問題では、英単語の意味を英語で理解する力が求められます。ここでは大学生活でよくある場面をテーマに、実際の試験形式に近い例文を紹介。

日常的な出来事を題材にすることで、文脈を想像しながら意味をつかみやすくなります。

Choose the word that best matches the definition below.
To give a talk to an audience, often to explain or teach something.

present
write
listen
discuss

Last semester, I was asked to __ my research findings at the seminar.
It was my first time speaking in front of so many people, so I practiced every day to feel more confident.

《解答》
present
※「present」は「発表する」という意味で、説明や報告をする場面に使われます。

英英辞典問題は定義を正しく理解し、それを文脈にあてはめる力が必要です。出題パターンに慣れるためには、英単語を英語で説明する練習を日常的に取り入れると効果的でしょう。

誤文訂正問題

誤文訂正問題では、文章の中に含まれる文法や語法の誤りを見つけ、正しい形に直す力が求められます。ここでは大学生活でよくあるシーンを題材にした例文を紹介。

実際の生活場面に近い内容を使うことで、文法知識がより身につきやすくなります。

Find the error in the following sentence and correct it.
I have visited Kyoto three times last year with my classmates.

《解答》
I visited Kyoto three times last year with my classmates.
※「last year」は過去を表すため、現在完了形ではなく過去形「visited」にするのが正しいです。

誤文訂正問題では、時制や冠詞、前置詞など細かい部分のミスを見抜く力が重要です。自分で短い英文を書き、後から間違い探しをする練習をすると、試験本番でも素早く対応できるようになります。

和文英訳問題

和文英訳問題は、日本語の文章を正確に英語に置き換える力を試します。ここでは大学生活の中でありがちな状況を使った例文を紹介。

身近なテーマで練習すると、自然な表現や語順が身につきやすくなります。

次の日本語を英語に訳しなさい。

昨日、私は友達と図書館でレポートの準備をしました。

《解答》
Yesterday, I prepared a report with my friend at the library.
※過去の出来事なので過去形「prepared」を使い、場所は「at the library」で表します。

和文英訳では、時制や冠詞、語順の正確さが得点につながります。短い日本語文を英語にする練習を繰り返し、後から模範解答と比較することで、自然で正しい表現力を養うことができるでしょう。

長文読解問題

長文読解問題では、文章全体の内容や要旨を正しく把握し、設問に答える力が求められます。ここでは大学生活に関連するテーマを使った例文を紹介。

身近な題材を選ぶことで、内容をイメージしやすくなり、読み取りの精度も向上します。

Read the passage and answer the question.

Many university students join clubs to make new friends and learn new skills. However, some find it difficult to balance club activities with their studies.

Time management becomes important to enjoy both academic life and club experiences.

Question: According to the passage, why is time management important for university students?

1. To spend more time in clubs
2. To focus only on studies
3. To balance studies and club activities
4. To avoid making new friends

《解答》

  1. To balance studies and club activities
    ※文章全体の趣旨は、学業とクラブ活動を両立させるために時間管理が必要であるという点です。

長文読解では、細部よりもまず全体の主題をつかむことが大切です。練習時には段落ごとの要約を行い、文章構造を把握する力を養いましょう。

SPI英語で高得点を狙うためのコツ

SPI英語は、制限時間内で正確かつ効率的に解答する力が必要な試験です。ここでは、得点を安定させるための実践的な方法を5つに分けて紹介します。

  1. 時間配分を最適化して解答漏れを防ぐ
  2. 得点源を見極めて安定したスコアを確保する
  3. 設問先読みで長文読解の効率を上げる
  4. 未知語を推測して正答率を維持する
  5. 難問を潔く捨てて総合得点を底上げする

① 時間配分を最適化して解答漏れを防ぐ

限られた時間で全問に目を通すには、時間配分の工夫が欠かせません。配分が不十分だと、簡単な問題を残したまま終わることになりかねないでしょう。

まずは試験全体を確認し、短時間で解ける問題から着手してください。語彙や短文穴埋めは比較的短時間で正解しやすく、序盤の得点源になります。

長文読解は1問あたりの上限時間をあらかじめ決め、練習の段階からタイマーを使って時間感覚を養いましょう。こうした意識が焦りによるミスの防止にもつながります。

② 得点源を見極めて安定したスコアを確保する

SPI英語は出題範囲が広く、自分の得意分野と苦手分野が分かれやすい試験です。高得点を目指すなら、まず得点源になる分野を明確にしましょう。

単語に強い人は語彙問題を優先し、長文が苦手なら短文読解や文法問題に時間を多く割るのが効果的です。

模擬試験や過去問で安定して正解できる問題タイプを把握し、その分野で確実に得点を積み上げてください。残りの時間は弱点対策に充てることで、総合スコアの底上げができます。

③ 設問先読みで長文読解の効率を上げる

長文読解では、本文を読む前に設問を確認しておくと効率が上がります。何が問われるのかを先に把握しておくことで、必要な情報を探す意識が働き、読むスピードが向上。

不要な部分を精読する時間も省けますし、選択肢の違いを見ておけば注目すべき段落も明確になります。練習段階から設問先読みを習慣化すれば、本番でも時間短縮が可能です。

④ 未知語を推測して正答率を維持する

試験中に知らない単語が出ても、そこで立ち止まると時間を消費します。文脈や前後の単語から意味を推測する力を身につけておけば、解答の方向性を見失いません。接頭辞や接尾辞の知識も役立ちます。

例えば「un-」は否定、「-able」は可能性を示すなど、語の構造を理解しておくと意味を推測しやすくなります。

未知語にこだわりすぎず、文章全体の流れから意味をとらえることが正答率の維持につながります。

⑤ 難問を潔く捨てて総合得点を底上げする

全問正解を狙う姿勢は大切ですが、難問に時間をかけすぎると他の問題に手が回らなくなります。SPI英語は時間制限が厳しいため、1問にかける時間の上限をあらかじめ設定してください。

解けそうにない問題は一度飛ばし、時間が余れば戻って挑戦すれば十分です。模擬試験や過去問でこうした判断力を磨き、確実に得点できる問題を優先することで、総合得点を引き上げられます。

SPI英語の効果的な対策方法

SPI英語は短期間の詰め込みだけでは安定した高得点を取りにくい試験です。ここでは、日々の学習習慣から本番形式の練習まで、効率的に力を伸ばす方法を6つ紹介します。

継続して取り組めば、得点力の底上げが期待できます。

  1. 毎日30個の単語を朝・昼・夜に分けて復習する
  2. 文法問題集を解き、間違えた箇所を繰り返し復習する
  3. TOEIC公式問題集の長文を1日1題読む
  4. 音読しながら文構造と意味を確認する
  5. 同じ問題集を3周以上解き、全問正解を目指す
  6. 週1回は制限時間付きで模試を実施し、時間感覚を養う

① 毎日30個の単語を朝・昼・夜に分けて復習する

語彙力はSPI英語の得点を支える基礎であり、毎日の積み重ねが不可欠です。1日30個の単語を朝・昼・夜の3回に分けて復習することで、記憶の定着率が大きく向上します。

朝は新しい単語を覚え、昼は軽く確認、夜にはテスト形式で思い出すことで、記憶を長期的に保持しやすくなります。

人は時間を空けて繰り返すほど忘れにくくなるため、この方法は特に短期間で力をつけたい人に有効です。

単語帳やアプリを併用すれば、通学や移動中でも手軽に復習でき、1日の中で何度も単語に触れられる環境を作れます。日常生活に無理なく取り入れられるのも、この方法の魅力でしょう。

② 文法問題集を解き、間違えた箇所を繰り返し復習する

文法は長文読解や和文英訳の正確さを左右する重要な要素です。正しい理解がなければ、文脈を読み違えてしまう可能性があります。

文法問題集に取り組む際は、解けなかった問題や迷った問題を必ずチェックし、何度も繰り返し解き直してください。解説を読んで理解したつもりでも、同じ形式で再び間違えることはよくあります。

間違いノートを作り、自分がつまずくパターンを整理すれば、効率よく弱点を潰せます。1日の学習の中で数問だけでも復習を積み重ねることで、短期間でも文法の精度が確実に上がっていくでしょう。

③ TOEIC公式問題集の長文を1日1題読む

長文読解は試験の得点を大きく左右するため、継続的な練習が必要です。TOEIC公式問題集の長文は構成がしっかりしており、実践的な練習に最適。

毎日1題、段落ごとに要旨をまとめながら読むことで、文章全体の構造を素早く把握する力が身につきます。さらに、正答を導き出すための根拠を意識して確認すれば、解答精度も向上。

解き終えた後は必ず間違えた原因を分析し、次に同じミスを繰り返さないようにしましょう。この積み重ねが本番での安定感につながります。

④ 音読しながら文構造と意味を確認する

音読は単なる発音練習ではなく、英文の構造や意味を深く理解するための有効な方法です。声に出して読むことで、文章の区切りや語順が自然と身につき、複雑な文構造にも慣れます。

特に関係代名詞や前置詞、接続詞の使い方などは、黙読よりも音読のほうが定着しやすいでしょう。また、耳と口を同時に使うため記憶にも残りやすく、長文を読むスピードや正確さの向上にもつながります。

毎日10~15分程度でも続けることで、確かな成果が期待できるでしょう。

⑤ 同じ問題集を3周以上解き、全問正解を目指す

新しい教材に手を出すよりも、1冊の問題集を徹底的にやり込む方が実力は伸びます。1周目は理解に重点を置き、2周目で確認、3周目以降はスピードと正確さを意識します。

同じ問題でも手順を省略せず、本番を意識して取り組むことが大切です。全問正解を達成するまで繰り返せば、知識が完全に定着し、応用力も自然と身につきます。

このやり方は限られた時間で最大の成果を出すための有効な戦略です。

⑥ 週1回は制限時間付きで模試を実施し、時間感覚を養う

SPI英語は制限時間が短く、時間配分のミスが得点に直結。週1回、本番と同じ形式・時間で模試を行うことで、自然とペース配分が身につきます。問題を解く順番や飛ばすべき問題の見極めも磨かれるでしょう。

模試後は必ず復習し、時間切れやミスの原因を分析してください。これを繰り返すことで、本番でも焦らず全問に対応できる安定した実力を養えます。

短期間でSPI英語を攻略する勉強法

SPI英語は短期間でも効果的な方法を実践すれば得点を伸ばせるでしょう。ここでは限られた時間で実力を上げるための6つの勉強法を紹介します。

  1. 朝は語彙暗記、夜は長文読解に集中する
  2. 通学や移動中は単語アプリで反復練習する
  3. 苦手な大問を集中的に練習する日を作る
  4. 直前期は毎日ミニ模試を解き、解答スピードを上げる
  5. 派生語・類義語まで覚えて語彙力を一気に強化する
  6. 長文問題を毎日1題解き、読む速度と精度を鍛える

① 朝は語彙暗記、夜は長文読解に集中する

脳の働きは時間帯によって得意分野が異なります。朝は集中力が高まり、新しい情報の記憶が定着しやすいため、語彙や熟語の暗記に最適です。

短時間でも新しい単語を集中的に覚えると、その日の活動中に何度も頭の中で思い出す機会があり、記憶がさらに強化されます。

一方、夜は一日の情報処理を経て全体像を捉える力が働きやすく、長文読解に向いているのです。読解問題を夜に解くことで、文脈や構造を落ち着いて把握でき、理解の深まりにつながります。

この時間帯ごとの学習分担を毎日繰り返すことで、語彙力と読解力をバランスよく伸ばせるでしょう。

② 通学や移動中は単語アプリで反復練習する

スキマ時間を最大限に活用することは、短期間で成果を上げるうえで不可欠です。通学や移動中、待ち時間などの細切れ時間に単語アプリを使うことで、数分単位でも効果的な学習ができます。

音声機能があるアプリなら発音を確認しながら覚えられ、リスニング力の強化にも直結。また、多くのアプリには復習機能や出題頻度の調整機能があり、忘れかけた単語を効率よく定着させられます。

長時間机に向かう時間が取れない忙しい人でも、スマホを活用すれば毎日の学習リズムを維持でき、積み重ねが着実な語彙力向上につながるでしょう。

③ 苦手な大問を集中的に練習する日を作る

苦手分野をそのままにしておくと、本番で大きな失点となります。週に1日、苦手な大問だけを徹底的に練習する日を設けると効果的です。

同じ形式の問題を繰り返し解くことで出題パターンが身につき、自然と解答スピードも上がります。例えば長文が苦手な場合は、段落ごとの要旨を取る練習や設問ごとの根拠探しを重点的に行うのです。

文法問題なら誤答した箇所をノートにまとめ、似た問題を集中的に解くと理解が深まります。この「苦手克服日」を習慣化することで、苦手が得点源に変わる可能性も高まるでしょう。

④ 直前期は毎日ミニ模試を解き、解答スピードを上げる

試験直前は、実戦形式での演習量を増やすことが最優先です。特に短時間で解くミニ模試は、時間配分の感覚を磨くのに最適。

10〜20分程度で完結する模試形式の問題を毎日解くことで、本番さながらの緊張感を体験できます。解き終わったら必ず復習し、間違えた原因を分析。

単純な知識不足なのか、読み違いなのか、時間不足なのかを明確にすれば、翌日の演習で改善できます。

スピードと正確さを同時に鍛えるこの習慣は、本番で安定したパフォーマンスを発揮する土台となるでしょう。

⑤ 派生語・類義語まで覚えて語彙力を一気に強化する

単語を覚えるときは、意味だけでなく派生語や類義語、反意語もまとめて習得すると効率が上がります。

例えば「reduce」を覚える際には、「reduction」「reducing」「diminish」なども同時に押さえると理解が深まるのです。

関連語を知っていると、未知の文章でも文脈から意味を推測しやすくなり、読解のスピードと精度が向上します。

SPI英語は単語単体よりも文脈の理解が問われる場面が多いため、この関連語学習は得点アップに直結。単語帳やアプリでセット登録を活用すると効率的です。

⑥ 長文問題を毎日1題解き、読む速度と精度を鍛える

長文読解は、日々の積み重ねでしか力がつきません。毎日1題でも継続して解けば、読む速度と正確性の両方が伸びます。

必ず時間を計って解き、答え合わせでは正解・不正解だけでなく根拠となる文章を確認してください。慣れてきたら、答えを出すまでの時間を意識し、スピードアップを図ります。

また、ジャンルやテーマを変えることで幅広い語彙と背景知識も身につきます。こうした習慣は、本番の文章がどの分野でもスムーズに読める安定した読解力を養います。

SPI英語対策におすすめの教材

SPI英語は幅広い形式で出題されるため、自分のレベルや弱点に合った教材選びが重要です。ここでは、問題集・アプリ・インターネットの3つに分けて、それぞれの特徴と活用法を紹介します。

自分に合う方法を組み合わせれば、学習効果を高めやすくなります。

  1. 問題集
  2. アプリ
  3. インターネット

①問題集

SPI英語対策の基本は紙の問題集です。体系的に学べるため、初めて取り組む人にも向いています。解答と解説がまとまっており、弱点を繰り返し学習しやすいのが特徴です。

「公式問題集」や出題傾向を反映した市販書なら、本番に近い形式で練習でき、時間配分の感覚も養えます。書き込みができるため、間違えた問題の復習もしやすいでしょう。

効果を最大化するには、1冊を3周以上繰り返し、全問を素早く正解できる状態を目指してください。

②アプリ

アプリはスキマ時間を有効に使える点が強みです。通学や待ち時間に単語や文法問題を繰り返すことで、記憶が定着しやすくなります。

特に単語学習アプリは、出題頻度の高い語彙を効率よく覚えるのに適しています。ゲーム感覚で学べるものも多く、継続のモチベーションを保ちやすいのも魅力です。

ただし、アプリだけでは長文読解や総合問題への対応力が身につきにくいため、紙の問題集や模試と組み合わせて使ってください。

③インターネット

インターネット学習は、無料で多くの情報や問題にアクセスできる点が魅力です。例題や過去の受験者の体験談、解法のコツなどを手軽に調べられます。

オンライン模試や英語学習サイトを利用すれば、自宅で本番に近い練習も可能です。ただし、ネット上の情報は質や信頼性に差があるため、公式サイトや信頼できる教育機関の内容を中心に利用してください。

正しい情報を見極めて活用することが、学習効果を高める近道です。

SPI英語対策のポイントを理解しておこう!

SPI英語は、出題形式や問題構成、難易度、出題される業界まで幅広い特徴を持つ試験です。

結論として、着実な対策を重ねれば高得点は十分に狙えます。

形式や傾向を把握し、効果的な学習法を実践することで、限られた時間でも得点力を伸ばせるでしょう。具体的には、語彙・文法の基礎固め、長文読解の練習、時間配分の最適化が重要。

また、アプリや問題集、オンライン教材を組み合わせることで学習効率が向上します。短期間での攻略も可能ですが、計画的な復習と模試の活用が鍵になるでしょう。

SPI英語は準備の差が結果に直結する試験です。今日から取り組みを始めて、選考突破の可能性を高めましょう。

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    編集部

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。