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【例文あり】志望動機に地域貢献を書くコツを解説|注意点や伝え方の手順も紹介

地域貢献の一環でボランティア活動などに参加している人であれば、志望動機に書こうと考えますよね。

とはいえ、ボランティア活動をしている人はたくさんいるので、具体的なポイントを意識して書くようにしましょう。

本記事ではまず地域貢献を志望動機で書く前準備と書き方の手順について解説し、その際に役立つ注意点についても書いています。

ぜひ地域貢献を志望動機に書く際の参考にしてくださいね。

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人事 鈴木

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人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

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新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。

紙谷

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新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

地域貢献を志望動機にするのは可能?

結論からお伝えすると、志望動機で地域貢献を書くのはハードルが高いですが、企業の地域貢献に対する努力に感銘を受けた内容と合わせて書くのであれば問題ありません。

その際に気をつけることは、具体的にどのような点に感銘を受けたのか書くようにすることです。

また、自分が行ってきた地域貢献の経験と関連させながら、自己アピールすることが大切です。

まずは上記のことを念頭に置きながら志望動機を書くようにしていきましょう。

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志望動機に「地域貢献」を書くときに気を付けるべき2つのこと

ここでは、地域貢献を志望動機として書くときに気を付けるべき2つのことを解説します。

  1. 地域貢献のみを強調しすぎない
  2. 企業側への貢献意識を示す

①地域貢献のみを強調しすぎない

企業は企業に貢献してほしいと考えるため、志望動機に地域貢献と書いてしまうと、求める人材としてのイメージがかけ離れてしまう可能性があるかもしれません。

そのため、まずは企業のために働く意思表示を示してください。

その上で企業研究をしていく中で、「貴社の地域貢献への取り組む内容に共感を覚えた」と述べていくとよいでしょう。

企業のために働き、尚且つ地域貢献にも関心がある人だというプラスの印象を持ってもらえるはずです。

企業側への貢献意識を示す

企業が求める人材とは、第一に利益のことを考えて結果を出せる人です。

そのためには、自社の理念をしっかりと理解し、入社後に自分が貢献できる内容を志望動機に書く必要があります。

したがって志望動機に地域貢献を自己PRとして書くのであれば、これまでのボランティア活動などを通して培われた地域貢献に対する価値観を述べていくとよいでしょう。

地域貢献を志望動機にした企業の印象とは?

そもそも地域貢献に関する内容を書いた志望動機を企業側に全く理解されないわけではありません。

特に大手インフラ企業の志望動機として地域貢献に関心の高い志望者は好印象とみてくれる傾向が強い傾向です。

企業側の視点となり、地域やもっと広義な意味で社会全体に貢献できることを意識して自分なりの考え方を明確に伝えていきましょう。

具体的に地域貢献が志望動機のアピールにできるコツ3選

ここでは、具体的に地域貢献が志望動機のアピールにできるコツを3つ紹介します。

  1. 企業が取り組む地域貢献をリンクさせて書く
  2. トレンドのキーワードを入れる
  3. 地域貢献の実体験を入れる

企業が取り組む地域貢献をリンクさせて書く

大前提として企業が力をいれている地域貢献の内容を把握した上で、さらに自分が貢献できそうな内容をリンクさせながら志望動機を書くようにしましょう。

しかし、企業全体で力をいれて取り組む内容に対して、なかなか一個人の意見が通用するとは到底思えませんよね。

まずはその点を自分でよく理解してから書こうとすることが重要なポイントです。

その上で企業の地域貢献の取り組み方に対する共感する部分や自分のアイディアや意見を述べるようにすると理解を得られる自己アピールにつながっていくでしょう。

トレンドのキーワードを入れる

「〇〇活動のニュースを見て貴社の地域貢献の取り組みに強い共感をしたため志望しました。」というように地域貢献に関連するニュースやキーワードを入れて志望動機を書くとよいでしょう。

CSR=「企業の社会的責任」
(引用元:厚生労働省「CSR(企業の社会的責任)」

CSV=「共有価値の創造」
(引用元:経済産業省 中小企業庁「第3節 社会価値と企業価値の両立」

SDGs=「持続可能な開発目標」
(引用元:外務省「JAPAN SDGs Action Platform」

このようなトレンドのキーワードを含めながら志望動機を作成すると、地域貢献へ関心の高さをアピールするだけでなく、他のエントリーシート(ES)の志望動機とも差別化が図れるのがメリットです。

地域貢献の実体験を入れる

志望動機に地域貢献を書く場合、最もアピールできるコツは、自分自身の実体験を志望動機で伝えることです。

地域に根付いた地元のお祭りに参加したことでも構いません。

日ごろから自分で地域貢献の一環として地域に関心をもっていることを具体的な実体験を含めて志望動機を書くとアピールの度合いが増すでしょう。

また、住宅会社の企業に就職志望の志望動機には、企業も「地域貢献と地域密着」に特に力を注いでいるので、その点を理解していることを織り交ぜながら書くことをおすすめします。

その他、地元で就職を志望する場合は、この街で育ち、それに応えたい熱意等も含めて書いていくとよいでしょう。

志望動機に地域貢献を書く前の3つの準備

ここでは、志望動機に地域貢献を書く前の3つの準備について紹介します。

  1. 企業研究を行う
  2. 地域貢献をアピールする理由を明確化する
  3. 志望する企業で果たせる地域貢献を具体的に考える

企業研究を行う

大前提として企業研究を入念に行うようにします。

企業研究を通して、どんな人材を求めているのか考え、まずは一員として自分が貢献できることを述べるようにしましょう。

次に、自分の興味関心の高い地域貢献や社会問題について考え方を述べ、貴社の地域貢献の取り組みにも貢献できるとアピールしていくと論点を捉えた志望動機となるはずです。

地域貢献をアピールする理由を明確化する

なぜ地域貢献を志望動機として取り上げたのか書きましょう

つまり、上記でも述べた地域貢献の一環として行われるイベントに参加したことを通して、自分が考える地域貢献について述べることになります。

実体験を通して、自分の地域貢献に対する論理的思考や熱意をアピールすることで骨組みがしっかりした志望動機となるでしょう。

志望する企業で果たせる地域貢献を具体的に考える

就職を志望する企業が取り組む地域貢献の具体的な施策を取り上げながら、プラスして実現可能な内容を伝えていくと地域貢献への関心が人一倍高いことが強調できるでしょう。

そのためには、仮説を考えることが重要です。

仮説とは、具体的な地域貢献の課題を見つけ、それをより良くするためには、どのような行動計画が必要になるか論理的に考え糸口を見つけていくことです。

また、仮説の中心となる課題を立てるためには、これまでと現状の比較が大切ですよ。

地域貢献における、これらの背景や問題点を挙げながら論理的にまとめていくと、難しいと思われていた地域貢献を志望動機として書くにふさわしい内容となるはずです。

地域貢献を志望動機として書く5つの手順

ここでは、地域貢献を志望動機として書く5つの手順を紹介します。

  1. 結論となる地域貢献の考えを最初に述べる
  2. 地域貢献を志望動機に取り上げた理由を書く
  3. 具体的な経験や考え方を書く
  4. 企業の業績に貢献する意思も含めて書く
  5. 最後に別の言葉で結論を締めくくる

地域貢献という内容に限らず、基本的な志望動機を書く手順の参考にもなるので、ぜひ参考にしてください。

結論となる地域貢献の考えを最初に述べる

エントリーシート(ES)の志望動機に限らず、面接でも「結論ファースト」で述べると文章全体の理解がしやすくなります。

まずは貴社の志望理由を述べ、具体的な地域貢献に焦点化して述べていくという流れを提示して書くとよいでしょう。

ただし、ここでは詳細な具体的な内容は次の節に回して、なるべく短い文章で伝えるように書いてください。

地域貢献を志望動機に取り上げた理由を書く

次に、地域貢献志望動機を取り上げようと思った理由を書くようにしましょう。

たとえば「貴社が取り組む地域貢献と自分が考える地域貢献に共通点があると感じたからです。」といった内容です。

「なぜ志望動機に地域貢献?」「どのような共通点がある?」という疑問を分かりやすく説明することができると、採用担当者の興味を惹けます。

先に志望する企業のことを書き、それから自分の考えを書く書き方をしたら、企業のことを理解した上で自分の考えを述べていると採用担当者も思ってくれるでしょう。

具体的な経験や考え方を書く

自身の地域貢献の一環として経験した実体験の具体的な内容を書くようにします。

以下は、地域貢献の一例となっているので参考にしてください。

・地域でのボランティア活動全般
・環境保護活動
・動物愛護活動
・被災地へのボランティア支援
・介護・介助ボランティア
・募金活動

具体的にどのような内容を行ったか志望動機欄の文字数を考えながらわかりやすい文章を書きましょう。

企業の業績に貢献する意思も含めて書く

企業の業績に貢献する意思をもっていることを書くようにします。

さらに、自分は地域貢献に関与してきた経験を活かし、貴社の地域貢献事業にも率先して取り組みたいということをアピールすることが大切です。

入社後のビジョンとして、これまでに知り合った地域の人や、コミュニケーション力を活かして貴社でも活躍できることを志望動機として書くようにしましょう。

採用担当者に入社後に一緒に働いている姿を想像できるような志望動機であれば高い評価が期待できるはずです。

最後に別の言葉で結論を締めくくる

最後に、最初に述べた結論を再度言葉を変えて文章を締めくくるようにしてください。

「以上のことから、私は貴社の〇〇という部分に寄与できると考え志望しました。」という文章などが有効でしょう。

最後の一文となるので、できる限り印象に残る一文を考えて書くようにしてくださいね。

【企業別】地域貢献をアピールする志望動機の例文5選

最後に、企業ごとに地域貢献をアピールする志望動機の例文を5つ紹介します。

  1. 商社編
  2. インフラ系企業・都市計画企業編
  3. 病院(医療事務)編
  4. 銀行(信用金庫)編
  5. 大学職員(事務)編

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商社編

以下は、商社に対する地域貢献をアピールする志望動機になります。

さまざまな職種の商社もありますが、企業が力を入れることを意識して書くとよいでしょう。

商社の志望動機
【結論】私は、商品が消費者に届くまでの流通ルートをできる限りカットして、より多くの人々に買い求めやすい商品となる消費者にとってより身近な商品を届けるため、流通の効率化を追求する貴社の企業努力に共感したため志望しました。
添削コメント|「流通の効率化」という文章を用いて、より物流管理やトレーディング等の商社業務に沿った文章に修正しました。商社の特徴を把握していること、企業研究ができていることをアピールしているのがポイントです。
【根拠となるエピソード】私は、これまで被災地へのボランティア支援に参加した経験がありますが、備蓄された食糧の供給だけではどうしても被災者全員のニーズを満たすことができない大学時代に被災地へのボランティア支援に参加し、そこで流通の重要性を実感しました。現地では、備蓄された食糧の供給だけでは被災者のニーズに応えられない現状を目の当たりにしました。
添削コメント|いつ、どこでと取り組んだエピソードなのか前提情報を最初に述べましょう。一読しただけで内容がすっと入ってくるかどうかという観点で文章を考えると、読み手が読み進めやすい志望動機になります。
【エピソード詳細】被災地では、ある地域ではパンや米が余る一方で、別の地域では必要な食料が不足しているという状況が発生していました。さらに、乳幼児や高齢者にとって必要な食品が行き渡らないケースも多く見られました。この経験から、限られた供給の中でも、十分な食料を確保し、必要な人に適切に届けることの重要性を痛感しました。
添削コメント|実際経験したことや自分の目で見た感じたことを含むことで自分オリジナルの体験をもとに志望していることが伝わり、説得力のある文章になります。全体の文章量のバランスを見ながら、わかりやすくイメージしやすい原体験の文章を心がけましょう。
【心境の変化/企業を選んだ理由】この経験を通じて、できるだけ多くの種類の食べ物を確保する必要性です。消費者のニーズに対応する商品を確保するためには、日ごろの流通ルートを見直すことが重要と考えます。物流や流通の最適化が不可欠であると考え、流通経路の管理や市場の需給調整の大部分を支える貴社に興味を持ちました。
添削コメント|前の文章はエピソードの部分と内容が重複していました。ここでは、心境の変化を経てなぜ貴社を選ぶのか理由を説明しましょう。また、商社の役割を意識した表現を心がけることが大切です。
【入社後】貴社を志望した理由は、消費者に届くまでの流通ルートの徹底的な見直しや、コストカットを意識しつつも安全な自社商品を消費者に届けたいという強い思いに一緒に関わりたいと思い志望しました。入社後は、国内外の流通ネットワークの構築に携わり、より多様な商品を適切な価格で安定的に供給できる仕組みを作りたいと考えています。将来的には、災害時や緊急時の物流に関するプロジェクトにも関与し、社会全体の安定供給に貢献していきたいです。
添削コメント|将来何を実現したいか、貢献していきたいかっを締めくくりに書きましょう。また、入社後の将来像を述べる際は、冒頭の結論やエピソード、企業選定理由との一貫性が取れているがどうかを確認することが重要です。

【NGポイント】商社の具体的な業務との関連性が弱く、企業研究の深さが伝わりにくい点がありました。エピソードの前提情報(いつ・どこで)が不足し、読み手が状況を理解しにくい構成になっていました。

【添削内容】「流通の効率化」という表現を使い、商社の業務との結びつきを明確化しました。エピソード部分では、「大学時代に」「被災地で」という具体的な前提情報を加え、伝わりやすくしました。

【どう変わった?】商社の業務との関連性が明確になり、企業研究ができていることを示せる内容になりました。エピソードの前提情報を加えたことで、読みやすくなり、説得力が増しました。

【商社の志望動機のコツ】
・具体的な経験を交える
・企業の取り組みとの共通点を示す
・将来の貢献意欲を明確にする

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インフラ系企業・都市計画企業編

以下は、インフラ関連の企業・都市計画系企業に対する地域貢献をアピールする志望動機になります。

ここでは、都市開発系企業の中でもデベロッパーを取り上げました。地域や社会の問題点など情報を整理し、自分が考える地域貢献を書くようにしましょう。

インフラ系企業・都市計画企業の志望動機
【結論】私は、「地域の人々が快適に暮らせる街づくりを実現する」ことを軸に、貴社を志望しました。都市は、人々が日々生活する大切な場所であり、その環境によって暮らしやすさが大きく変わると考えています。都市の発展には、地域の特性を活かした総合的な開発が不可欠と考えており、商業・住宅・オフィスを一体的に整備し、長期的視点で街づくりを行う貴社ならばこの軸を実現できると確信しています。
添削コメント|貴社の強みと自分の軸が一致していることが伝わる文章に修正し、志望理由の説得力を向上させています。他社デベロッパーにはない特徴が、自分の実現したことや方向性に適しているとアピールしましょう。
【根拠となるエピソード】大学で都市デザインを学ぶ中で、街の設計が人々の生活に与える影響の大きさを実感しました。特に、都市の土地利用や建物の配置が、人の流れや住みやすさが大きく変わることを学びました。住民の利便性や街の活気に直結することを研究を通じて学びました。
添削コメント|「人の流れや住みやすさ」という表現はやや抽象的なので、「住民の利便性や街の活気」という表現に言い換え、よりイメージしやすい文章にしました。「読み手がイメージしやすい表現」を常に意識することが大切です。
【エピソード詳細】研究室では、駅周辺の都市開発に関する研究を行いました。その地域は、駅前に商業施設が多い一方で、住宅地との距離があり、住民の買い物の利便性が低いという課題がありました。私たちは、その課題を解決するために、商業施設と住宅をより近づける方法を考えました。高齢者や子育て世代にとって不便なアクセス距離という課題に対し、商業施設と住宅をより近づける配置や、歩行者の動線を考慮した再開発プランを提案し、地域の利便性向上に向けた具体的なアイデアをまとめました。
添削コメント|「商業施設と住宅をより近づける方法」だけでは何をしたのか、実現可能性があるのか不明瞭でした。研究の中でに見つけたい課題、それに対しどう解決したかの具体的な行動を明確にすることで、話の論理性や信憑性を向上させています。
【心境の変化/企業を選んだ理由】この研究を通じて、その土地の人々が暮らしやすい環境を作ることにやりがいと意義を実感しました。貴社は、地域の特性を生かした都市開発を推進し、商業・住宅・オフィスのバランスを重視した街づくりを手掛けています。既存の都市の魅力を高める「再開発プロジェクト」や、環境に配慮した都市設計に力を入れている点に共感しました。私は、大学で培った都市デザインの知識を活かし、貴社の事業に貢献したいと考えています。
添削コメント|「既存の都市の魅力を高める再開発プロジェクトや環境に配慮した都市設計。のように貴社特有の特徴に触れ、なぜ貴社を志望するのかの理由を補強しました。また、企業を選ぶ理由と原体験を結び付けることが大切です。
【入社後】入社後は、地域の特性を理解し、それを生かした街づくりができるようになりたいです。住民の生活の質を向上させる都市開発に携わりたいです。特に、住宅と商業施設のバランスを考えた開発に興味があり、住民が暮らしやすい環境を作ることに貢献したいと考えています。地域の人々が安心して生活できる街づくりに取り組みながら、貴社の事業に貢献できるよう努力していきます。入社後は、地域の特性を分析し、特に、歩行者の動線や公共スペースの活用を考慮し、住みやすさと商業的な活気を両立させるプロジェクトに関わりたいと考えています。
添削コメント|これまで話してきた内容と重複する部分が多いので削除し、より実務や実際のプロジェクト内容に触れた入社後の展望を書き加えました。展望を明確にし、「この人なら弊社で活躍しそうだ」と思わせることが重要です。

【NGポイント】志望する理由が他のデベロッパーでも当てはまる内容になっていたため、企業独自の強みとの関連性が不足していました。入社後の展望が抽象的で、実際の業務とどう結びつくのかが不明瞭 でした。

【添削内容】貴社の強みと自分の志望軸が一致していることを示すために、具体的な事業事例などを追加しました。入社後の展望でも、業務内容に即した具体例を明示しました。

【どう変わった?】志望理由が貴社独自の強みと結びつき、他社との差別化が明確になりました。入社後の展望も具体的な業務と結びつけたため、「企業で活躍するイメージ」がしやすくなりました。

【インフラ・都市計画企業の志望動機のコツ】
・地域貢献活動と自身の経験の関連性を示す
・入社後の具体的な貢献方法を提案する
・地域貢献活動に共感した理由を明確にする

病院(医療事務)編

以下は、病院の医療事務に適した地域貢献をアピールする志望動機になります。

病院の志望動機の書き方は、「貴院」「入職・勤務」という書き方になるので注意しましょう。

病院(医療事務)の志望動機
【結論】私は地域の人々を支える仕事に就きたいと考え、地域医療に貢献しながら患者さんを支える仕事がしたいと考え、医療事務を志望しました。特に医療機関の窓口として受付や会計業務を通じて、患者さんやご家族の不安を少しでも和らげ、お手伝いをしたいと考えています。安心して医療を受けられる環境を作ることに貢献したいと考えています。
添削コメント|「地域の人々を支える仕事」を「地域医療に貢献」と表現し、医療面から地域貢献したいという意味を強調しました。また、「受付や会計業務を通じて」と具体的な職務内容を明示し、自身がどういった役割から医療に貢献していきたいかわかりやすい文章にしています。
【根拠となるエピソード】このように考えるようになったのは、学生時代にリハビリ施設でボランティアをした経験がきっかけです。週に一度、高齢者施設を訪問し、利用者の方々と会話をしたり、施設の職員の方の業務を手伝ったりしていました。際に、週に一度施設を訪問し、利用者の方々と会話をしたり施設の職員の方の業務を手伝ったりした経験から、体が不自由な方や患者さんを支える仕事に関心を持ちました。
添削コメント|「週に一度施設を訪問」と具体的な頻度を明示し、エピソードの信憑性を強化しています。また、きっかけだけでなく、「どのような経験だったのか」を具体的に伝え、説得力のある文章にしました。
【エピソード詳細】ボランティアでは、利用者の方々のお話を聞いたり、お手伝いをしたりしました。最初は何をすれば戸惑うことが多かったですが、話をじっくり聞き、笑顔で対応することで、相手の表情が和らぐことを実感しました。相手の話を丁寧に聞き、興味を持って接することを心掛けるたことで、「あなたが来てくれると嬉しい」と声をかけていただく機会が増えました。
添削コメント|利用者にかけてもらった言葉を加え、原体験の根拠をより現実的で明確な文章にしました。実際にかけてもらった言葉を盛り込むことで文章の信憑性も高まっています。
【心境の変化/企業を選んだ理由】この経験を通じて、人の気持ちに寄り添い、安心感を与えることの大切さを実感するとともに、この経験を活かした仕事がしたいです。貴院は、地域に根差した医療を提供し、医療事務では患者さん一人ひとりの気持ちに寄り添う姿勢を大切にしていました。している点で、自身の目指す働き方と一致していると考えています。
添削コメント|自身の経験と企業の特徴を結び付けることが大切です。また、「自分の経験が活かせる」だけでなく、「医療機関における医療事務の重要性」を言及し、説得力を向上させています。
【入社後】入社後は、受付業務をはじめとする医療事務の役割をしっかりと学び、患者さんに安心感を提供できる対応を心掛けたいです。患者さんと医療スタッフの架け橋として、貴院の地域医療に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|入社後の展望や実現したい将来像が簡潔に書かれています。業務への貢献だけでなく、地域社会や地域の人々への貢献を伝えることで、広い視野や明確な目標があることをアピールできるでしょう。

【NGポイント】志望動機の一貫性が弱く、「地域貢献」と「医療事務」の関連が不明確でした。ボランティア経験の詳細が薄く、信憑性に欠けていました。

【添削内容】曖昧な表現を具体化し、医療事務がどのように貢献できるのかを明示しました。ボランティア経験の信憑性を高めるため、「週に一度施」と頻度を明示し、経験の具体性を強化しました。

【どう変わった?】志望動機の一貫性を強め、説得力を向上させました。ボランティア経験に具体性を持たせ、原体験の信憑性を高めました。長期的な成長意欲やキャリアビジョンが伝わる文章になりました。

【病院(医療事務)の志望動機のコツ】
・志望先の医療機関を選んだ理由を明確にする
・地域貢献に関する具体的な経験や考え方を示す
・目標やキャリアプランを具体的に述べる

銀行(信用金庫)編

以下は、銀行でも特に地方銀(地銀)行や信用金庫(信金)に対する地域貢献をアピールする志望動機になります。ここでは、信用金庫の志望動機を例に上げました。

銀行や信用金庫の志望動機の書き方は、「貴行」「貴庫(貴金庫)」という書き方になるので注意しましょう。

銀行(信用金庫)の志望動機
【結論】私は地域社会の発展に貢献できる仕事がしたいと考えており、地域の中小企業や住民を金融面から支え、持続可能な成長を促す役割を担う貴庫を志望しました。信用金庫は、地域の人々や企業を支える金融機関であり、自分の力を生かして地元の発展に貢献できると考えています。
添削コメント|「自分の力を活かして」という表現はどんな力なのかわかりにくい曖昧な表現のため削除しました。「金融面から支え、持続可能な成長を促す」という企業の特徴を述べ、それが地域社会貢献という軸に自分の軸に一致していることが伝わる文章にしました。
【根拠となるエピソード】私は大学で地域経済学を学び、地域の経済を活性化させるためには、地元の企業や住民を支援することが重要だと考えるようになりました。授業では、地方の中小企業が資金調達に苦労していることや、地域の経済循環の仕組みについて学び、地域に根ざした金融機関の役割の大きさを実感しました。
添削コメント|重複している内容があるので文章量を減らしました。根拠となるエピソード部分は簡潔に述べ、エピソード詳細や企業を選んだ理由のところで詳細に話すのがおすすめです。抽象→具体の流れを意識しましょう。
【エピソード詳細】特にゼミで行った地元企業へのヒアリング調査で、企業の経営者の方にお話を伺う機会があり、金融機関からの融資や支援がなければ事業の拡大が難しいという現実を知りました。一方で、大手銀行からの融資は審査が厳しく、信用金庫のサポートが事業の成長を後押ししていることを知りました。、貴庫のような地域と密接に関わる金融機関の存在意義を強く認識するようになりました。
添削コメント|大学での専攻やゼミで学んだことが、貴庫の役割にどう繋がるかを明確にすることが重要です。その上で「貴庫のような地域と密接に関わる金融機関」関心があることを伝え、説得力を持たせた文章にしました。
【心境の変化/企業を選んだ理由】貴庫は、地域密着型の経営を行っており、中小企業の支援や地域活性化に力を入れています。金融商品を提供するだけでなく、経営相談やイベントの開催など、幅広い形で地域貢献を行っている点に魅力を感じています。実際に地域企業の経営課題に寄り添い、融資だけでなく経営相談や補助金活用のアドバイスを行っている貴庫で、地域に根ざした金融サービス提供に貢献したいです。
添削コメント|魅力を感じている部分を伝えるだけでなく、「魅力的な貴庫だからこそ、〇〇を実現したい」というように自分の意思や意欲を伝えるとより魅了的な文章になるでしょう。
【入社後】入社後は、渉外担当として地域の企業や住民の皆さまと積極的に関わり、一人ひとりの課題に寄り添う金融サービスを提供したいと考えています。特に、企業の課題を理解し、適切な支援を提案できる力を身につけたいです。融資提案だけでなく、経営課題のヒアリングや事業計画のサポートができるよう専門知識を深め、信頼される職員へと成長します。
添削コメント|「企業の課題を理解」「適切な支援」という文章でも十分ですが、より実務に関する話に触れ、入社後の活躍イメージを伝えるとともに、業務への理解が深いことをアピールすると良いでしょう。

【NGポイント】「地域貢献をしたい」という意欲は伝わるものの、具体性に欠けていました。特に「どのように貢献するのか」が明確でなく、志望動機のつながりが薄かったため、説得力が不足していました。

【添削内容】根拠となるエピソード部分では、重複している内容を削り、抽象→具体の流れを意識して簡潔にまとめました。エピソードを簡潔にし、信用金庫の役割を理解した経緯を整理しました。

【どう変わった?】抽象的な意気込みだけでなく、実務を意識した志望理由にすることで、主体性が強調され、企業側が「入社後の活躍」をイメージしやすい文章になりました。

【銀行(信用金庫)の志望動機のコツ】
・自己分析を深め、志望理由を論理的に整理する
・地域貢献の熱意を具体的なエピソードで伝える
・具体的な貢献方法を示す

大学職員(事務)編

以下は、大学事務職員に対する地域貢献をアピールする志望動機になります。ここでは、国公立大学の事務職員の志望動機を例にあげます。

大学をはじめとする教育機関の志望動機の書き方は、「貴校」「入職」という書き方(幼稚園・保育園は「貴園」)になるので注意しましょう。

大学職員(事務)の志望動機
【結論】私は地域の発展に貢献できる仕事に就きたいと考え、大学の事務職を志望しました。特に、学生や教職員を支える業務を通じて、大学が円滑に運営されるよう貢献したいと考えています。ことで、地域社会全体の教育環境が向上することに貢献したいと考えています。
添削コメント|大学の運営を支えたいという意図だけでなく、「大学を通じて地域全体に貢献する」という視点を追加し、志望動機をより広い視野で表現しました。大学内部だけでなく、地域社会全体への貢献として捉え、志望熱意の一貫性が強めました。
【根拠となるエピソード】このように考えるようになったのは、学生時代に地元でボランティア活動をした経験がきっかけです。私は地域の人たちと関わる機会が多く、その中で人を支えることの大切さを学びました。に参加し、地域のイベント運営で多くの人と関わる中で、誰かをサポートすることの意義を実感したため、地域社会全体に貢献できる仕事がしたいと考えました。
添削コメント|:「地域の人たちと関わる」という表現はやや曖昧なので、どのような場面で人を支える経験をしたのかを具体的に示すことが大切です。「地域のイベント運営」と自ら関わった体験を盛り込み、エピソードの具体性を向上させました。
【エピソード詳細】具体的には、地域のイベントで案内係として参加者の誘導や質問対応を担当しました。最初は上手く対応できず不安を感じましたが、一人ひとりの話を丁寧に聞き、分かりやすく説明することを意識した結果、「ありがとう、助かったよ」と感謝の言葉をいただくことが増えました。
添削コメント|具体的な役割を示し、どのような業務を担当したのかが明確です。また、実際に行った業務を簡潔に説明しておりい、実体験の説得力がある文章になっています。
【心境の変化/企業を選んだ理由】この経験を通じて、人を支える仕事に興味を持つようになりました。相手に寄り添い、円滑に物事を進める役割の重要性を学び、事務職として大学運営を支える仕事に興味を持つようになりました。貴校は地域に充実した教育を提供し、学生の支援体制が整っている点に魅力を感じました。私は、大学の事務職として学生や教職員をサポートし、地域に貢献できる環境で働きたいと考えています。学生が安心して学び、教職員が円滑に業務を行える環境を整えることで、大学全体の運営を支え、地域に貢献できる仕事をしたいと考えています。
添削コメント|「人を支える仕事に興味を持った」という表現は他の職種でも同じいことが言えます。「事務職として大学運営を支える仕事」に焦点を絞り、興味を持ったきっかけや志望する理由を明確にしましょう。
【入社後】入社後は、大学の事務職として幅広い業務を経験し、履修や試験運営の管理、学生支援、大学運営のサポート業務に携わり、学生や教職員が安心して学び、働ける環境づくりに貢献したいです。
添削コメント|「幅広い業務」は抽象的な言葉なので、「履修や試験運営の管理、学生支援、大学運営のサポート業務に携わり、」のように具体的な業務について言及しました。事務職の中でもどの役割で貢献していきたいのか明確にしましょう。

【NGポイント】大学運営を支えることがどのように地域全体に影響を与えるのかが伝わりにくい状態でした。また、実際にどのような経験を通じて「人を支える仕事」に興味を持ったのかが曖昧でした。

【添削内容】「大学を通じて地域に貢献する」視点を強調しました。エピソードでは、「地域のイベント運営」に関する具体的な内容を追加し、どのようなことを経験し、何を学んだのかを明確にしました。

【どう変わった?】「大学を通じた地域貢献」 という軸が明確になり、大学職員を志望する理由が強化されました。エピソードの具体性が増し、過去の経験と大学職員の業務が結びつくようになりました。

【大学職員(事務)の志望動機のコツ】
・大学の活動と自身の経験を結びつける
・地域貢献の具体的なエピソードを盛り込む
・入職後の具体的な貢献方法を提案する

志望動機に地域貢献を書くならしっかり企業研究をして書こう!

この記事では、志望動機に地域貢献を書くためのコツについて解説しました。

一言で地域貢献といっても、その意味は幅広く、書く内容の要点を掴んで書くようにする必要があります。

志望動機として書くのであれば、どのような点において地域貢献に興味関心を抱いたのか、志望先の地域貢献の考え方と合わせて書かなくてはなりません。

企業のエントリーシート(ES)の志望動機として地域貢献を書く際には、ぜひ参考にしながら作成してくださいね。

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まずは志望動機を作ってみる

    • 卒業年数
    • 学校
    • 名前
    • 連絡先

    No.1

    卒業年月日を選択してください

    2026年3月2025年3月2027年3月2028年3月卒業済み

    例)
    現在、大学4年の場合は「2026年度3月」
    現在、大学3年の場合は「2027年度3月」
    現在、大学2年の場合は「2028年度3月」

    No.2

    学校区分を選択してください

    大学大学院(博士)大学院(修士)短期大学専門学校

    No.2

    学校情報を入力してください

    学校名
    学部名
    学科名
    学校名
    学部名
    学科名

    No.3

    お名前を入力してください

    お名前
    フリガナ

    No.4

    連絡先を入力してください

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    編集部

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。