面接官の面白い質問にどう答える?面白い質問例と答え方と印象アップのコツ
就職活動の面接では、「あなたを動物に例えると?」「無人島に1つだけ持っていくなら?」といった、一風変わった“面白い質問”をされることがあります。
こうした質問には戸惑う人も多いですが、実は自分の人柄や発想力を伝えるチャンスでもあるのです。
そこで本記事では、ユニークな質問への答え方のコツや実際の回答例を詳しく解説します。
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面接官がする面白い質問まで対策しておこう

就職活動の面接では、「面白い質問」が飛んでくることがあります。きちんと対策しておけば、他の就活生と差をつけるチャンスになるでしょう。
たとえば「自分を虫に例えるとしたら?」「100万円あったら何に使いますか?」といった、一見ふざけているように感じるものも少なくありません。
こうした質問には面接官の明確な意図があります。主に、あなたの素の人柄や柔軟な考え方、臨機応変な対応力などを見るためです。
ありきたりな回答より、自分らしい視点や言葉で答えることが評価につながります。とはいえ、突然聞かれると誰でも戸惑うものです。
準備していなければ、うまく答えられず自信を失ってしまうかもしれません。だからこそ、よくある質問の傾向を把握し、あらかじめ自分の考えを整理しておくことが大切です。
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面接官が面白い質問をする意図

就活中の面接で「タイムマシンがあったらどこに行く?」といった面白い質問に戸惑ったことはありませんか?これは単なる遊び心ではなく、面接官には明確な目的があります。
ここでは、そうした質問を通して「面接官が何を見ているのか」を6つの視点から紹介します。
- 学生の緊張をほぐして自然体を引き出すため
- 柔軟な発想力や対応力を試すため
- 個性や価値観を見極めるため
- 本音や素直な気持ちを知るため
- 予想外の質問に対する反応を評価するため
- コミュニケーション力や空気の読み方を見るため
①学生の緊張をほぐして自然体を引き出すため
面接の場では、誰もが少なからず緊張するでしょう。面接官は応募者の緊張をやわらげるために、あえて面白い質問をすることがあるのです。
たとえば「好きなおにぎりの具は何ですか?」という質問は、受け答えの型を崩し、受験者の素の表情や話し方を引き出す効果があります。
これは「あなた自身を見せてほしい」というサインでもあるでしょう。
緊張がやわらぐと、話すテンポや声のトーンも自然になり、より本来の自分に近い姿で話せるようになります。こうした質問には構えすぎず、正直な気持ちで答えてください。
そのほうが、面接官にあなたらしさがしっかり伝わります。
②柔軟な発想力や対応力を試すため
面白い質問は、決まった答えがない分、受験者の柔軟な思考や対応力を見極めるために活用されます。
「宇宙人に自己紹介するとしたら、何と言いますか?」といった問いは、即座に考えて対応する力が求められます。このとき試されているのは、考え方の柔らかさや言葉の組み立て方です。
また、「焦らずに受け答えができるか」もポイントになります。準備された回答では対応できないからこそ、自然体でユーモアを交えながら答える姿勢が評価されやすいのです。
緊張しても慌てず、場の空気を楽しむ気持ちで臨んでくださいね。
③個性や価値観を見極めるため
面接官が面白い質問を投げかける理由のひとつは、受験者の内面や価値観を知るためです。
たとえば「自分を漢字一文字で表すと?」という質問では、その人の人生観や大切にしているものが見えてきます。
回答によっては、努力家であることや挑戦心があることなど、性格面がにじみ出てくるでしょう。企業はスキルや学歴だけでなく、個性も重視しています。
そのため、自分らしい言葉で答えることが何よりも重要です。他人と同じような答えを狙うより、自分の体験や想いを込めて話すほうが、印象に残りやすいでしょう。
④本音や素直な気持ちを知るため
形式的な受け答えからでは見えにくい、本音を引き出すために面白い質問が使われることもあります。
たとえば「今の自分にひと言アドバイスするとしたら?」という質問は、自己理解の深さや正直さが試される場面です。どんなふうに自分を見ているのか、その視点に注目されます。
このとき大切なのは、立派なことを言おうとするのではなく、自分の言葉で正直に話すことです。飾らない気持ちが伝わることで、高評価につながることもあるでしょう。
戸惑っても構いません。誠実な姿勢で向き合えば、それが十分なアピールになります。
⑤予想外の質問に対する反応を評価するため
意外な質問を通じて、面接官はその場の反応力を見ています。驚いたり、沈黙したり、笑って受け止めたり、そのリアクションからさまざまなことが伝わるのです。
たとえば「無人島に1つだけ持っていくなら?」という問いでは、答えの内容より、どうしてそれを選んだのかという説明が重視されます。そこに論理性や判断基準が表れるからです。
反応に戸惑いがあっても、しっかり考えてから話せば問題ありません。大事なのは、落ち着いて自分の考えを伝えることです。正解は求められていないので、自信を持って向き合いましょう。
⑥コミュニケーション力や空気の読み方を見るため
面接官は、面白い質問を使ってコミュニケーション力も確認しています。話のテンポや受け答えのバランス、ちょっとした表情の変化など、会話の中でにじみ出る人柄に注目しているのです。
たとえば「ドラえもんの道具で何が欲しい?」という質問では、「楽しそうに話せるかどうか」で印象が変わることもあります。
このようなときは、場の空気を感じながら自分の考えを素直に伝えることが大切です。笑顔やユーモアを交えると、より印象が良くなるでしょう。
実際にあった面白い質問一覧
面接の現場では、思いがけない「面白い質問」が飛んでくることがあります。予測不能な質問にうまく答えられるかどうかで、印象が大きく左右されることも。
ここでは、実際の面接で出題されたユニークな質問を一覧で紹介します。事前にこうした質問に触れておくことで、柔軟な対応力や自分らしい表現力を磨くきっかけにもなります。
気になったものがあれば、ぜひ自分なりの答えを考えてみてください。
・最近の面白いエピソードを教えてください ・あなたを動物に例えると何ですか? ・無人島に1つだけ持っていけるなら何を選びますか? ・100万円あったらどう使いますか? ・大切にしている言葉は何ですか? ・最近気になったニュースはありますか? ・あなたを色に例えると何色ですか? ・友人からどんな人だと言われますか? ・幼少期のあなたはどんな性格でしたか? ・あなたにキャッチコピーをつけるとしたら何ですか? ・あなたのこだわりポイントは何ですか? ・最近笑ったことや印象に残ったことはありますか? ・魔法が1つ使えるとしたら、どんな魔法がいいですか? ・自分をおにぎりの具に例えると何ですか?理由も教えてください ・最近買ってよかったものと、その理由を教えてください ・タイムマシンで過去と未来、どちらに行きたい?その理由は? ・無限に話せるトークテーマは何ですか? ・宇宙人に地球を説明するなら、何から話しますか? ・朝起きて動物になっていたら何がいいですか?その理由は? ・もし今日が人生最後の日なら、何をしますか? ・好きなコンビニ商品を熱くプレゼンしてください ・自分の中の「ダメな部分」を愛せる理由を教えてください ・昨日、一番笑ったことは何ですか? ・最近、自分で「成長したな」と思った瞬間は? |
面白い質問に対する回答例文

「面白い質問をされたらどう答えればいいんだろう…」と悩んでいませんか?面白い質問には「正解」はありません。ポイントを押さえれば、あなたの個性や柔軟性を伝えるチャンスになります。
ここでは、実際の質問例をもとに、解答例文とその解説を12個紹介しますね。
- 最近の面白いエピソードを教えてください
- あなたを動物に例えると何ですか?
- 無人島に1つだけ持っていけるなら何を選びますか?
- 100万円あったらどう使いますか?
- 大切にしている言葉は何ですか?
- 最近気になったニュースはありますか?
- あなたを色に例えると何色ですか?
- 友人からどんな人だと言われますか?
- 幼少期のあなたはどんな性格でしたか?
- あなたにキャッチコピーをつけるとしたら何ですか?
- あなたのこだわりポイントは何ですか?
- 最近笑ったことや印象に残ったことはありますか?
面接でどんな質問が飛んでくるのか分からず、不安を感じていませんか?とくに初めての一次面接では、想定外の質問に戸惑ってしまう方も少なくありません。
そんな方は、就活マガジン編集部が用意した「面接質問集100選」をダウンロードして、よく聞かれる質問を事前に確認して不安を解消しましょう。
また、孤独な面接対策が「不安」「疲れた」方はあなたの専属メンターにお悩み相談をしてみてください。
①最近の面白いエピソードを教えてください
この質問では、あなたの自然体や価値観を見られています。ここでは、友達との日常のなかで起こったハプニングをもとにした、回答例を紹介します。
《例文》
先日、友人とカラオケに行ったときの出来事です。私は普段あまり歌わないのですが、その日はなぜか流れでトップバッターに指名され、緊張しながら歌い始めました。 ところが、歌い出しの瞬間に機械がフリーズして、無音状態になってしまいました。思わずアカペラでそのまま歌い切ったのですが、逆に場が盛り上がって、拍手までいただきました。 その経験を通じて、思い切って行動することで場の空気を変えることができると実感しました。それ以来、予想外のことが起きてもまず行動することを心がけています。 |
《解説》
一見くだけた話でも、「そこから何を学んだか」まで話すと印象に残ります。無理に笑わせようとせず、素直な体験と気づきを丁寧に伝えてください。
②あなたを動物に例えると何ですか?
「自分を動物に例えると?」という質問では、自己理解や客観的な視点が試されるでしょう。ここでは、一般的な大学生活をもとにした自然な回答例を紹介します。
《例文》
私を動物に例えるなら、カメだと思います。理由は、何ごともコツコツと継続して取り組む性格だからです。 大学でも一気に成績を伸ばすタイプではありませんでしたが、毎回の授業でメモを取り、小テストを丁寧に復習しながら学びを積み重ねました。 その結果、ゼミの選考では教授に「地道な努力ができる人」と評価され、希望していたテーマに取り組むことができたのです。 また、周囲からも「真面目で落ち着いている」と言われることが多く、急がず焦らず物事に向き合う姿勢は自分の強みだと感じています。 一見地味かもしれませんが、着実に目標へ向かう力を大切にしたいです。 |
《解説》
性格や行動に具体的な根拠を添えることで説得力が増します。「なぜその動物なのか」を丁寧に伝えることがポイントです。
③無人島に1つだけ持っていけるなら何を選びますか?
この質問では、あなたの価値観や判断基準が見られているのです。ここでは、大学生らしい経験に基づいた回答の一例を紹介します。
《例文》
無人島に1つだけ持っていけるとしたら、私は「ノート」を選びます。理由は、頭の中の整理や記録をすることが、自分にとって安心につながるからです。 高校時代、勉強や人間関係で悩んでいたときに、ノートに考えを書き出す習慣を始めたところ、気持ちが落ち着き、前向きに行動できるようになりました。 それ以来、日記やアイデアメモを続けていて、大学生活でも大切な判断をするときに役立っています。無人島のような環境でも、自分の考えを整理し、落ち着いて行動することが大切だと思っています。 何もない場所でも、紙とペンがあれば、自分の考えと向き合える気がするからです。 |
《解説》
アイテムを選んだ理由に、これまでの自分の行動や考え方を結びつけると説得力が出ます。性格や価値観が自然に伝わる答えを意識しましょう。
④100万円あったらどう使いますか?
この質問では、お金の使い方を通じて、あなたの価値観や考え方が見られています。実現可能性よりも、「どんな視点で使い道を考えるか」がポイントです。
《例文》
100万円あったら、地域の子どもたち向けの本を集めた移動図書館をつくりたいです。 私の地元には小さな図書館があるだけで、本を読むことが好きだった小学生の頃は、種類の少ないことに、物足りなさを感じていました。 大学に入ってからボランティアで読み聞かせ活動をしたとき、本があるだけで子どもたちの表情が明るくなるのを見て、もっと多くの子に本を届けたいと思うようになったのです。 100万円すべてでは足りないかもしれませんが、まずは自転車で引ける屋台のような形で小さな一歩を踏み出せたらと考えています。お金を使うなら、人の笑顔につながることに使いたいです。 |
《解説》
お金の使い道から自分の実体験や人柄を伝えると、回答に深みが出ます。夢物語で終わらせず、現実的な工夫も添えるのがコツです。
⑤大切にしている言葉は何ですか?
この質問では、あなたの行動の原動力や人生観を知ることが目的です。どんな言葉が心に残っているのかと、その背景を具体的に伝えることがポイントになります。
《例文》
私が大切にしている言葉は、「努力は裏切らない」です。この言葉に出会ったのは、高校時代の部活動でした。運動が得意ではありませんが、私はバレーボール部に所属しておりました。 それでもレギュラーになりたくて、毎日誰よりも早く練習に来て、苦手なプレーを繰り返し練習していました。 最初は全く結果に結びつかず、何度も心が折れかけましたが、最後の大会前にスタメンとして名前を呼ばれたとき、「努力って本当に実るんだ」と実感したのです。 それ以来、何ごとにも粘り強く向き合うことを大切にしています。この言葉は、私が物事に挑戦する背中を押してくれる存在です。 |
《解説》
キーワードとなる言葉だけでなく、その言葉と自分の経験が「どうつながっているか」を伝えることで、説得力が生まれます。
⑥最近気になったニュースはありますか?
この質問では、「日頃から社会に対してどれだけ関心を持っているか」、またその話題に対する自分の考え方が問われます。ニュースの内容だけでなく、自分の視点を交えて話すことが大切です。
《例文》
最近気になったニュースは、大学の近くに新しく開設された「こども食堂」の話題です。 地元の学生や住民が協力して、子どもたちに無料で温かい食事を提供している取り組みが紹介されていて、非常に印象に残りました。 私は普段、大学で教育学を専攻しており、子どもを取り巻く環境について学んでいることもあって、こうした地域密着型の支援に関心があります。 自分も将来、教育や地域貢献に携わる仕事がしたいと考えているため、身近な地域でこうした活動が行われていることに希望を感じました。 社会問題は遠いものだと思いがちですが、自分の行動で関われることもあると実感しました。 |
《解説》
ニュースを選ぶときは、自分の関心や将来の目標に結びつけると話に深みが出ます。ただの要約で終わらせず、自分の考えをしっかり添えましょう。
⑦あなたを色に例えると何色ですか?
この質問では、「自分の性格や印象をどのように客観視しているか」が問われます。色のイメージと自身の特性をうまく結びつけて伝えることがポイントです。
《例文》
私を色に例えると、「水色」だと思います。理由は、落ち着いていて柔らかい印象を持たれることが多く、人との関わり方にもそれが表れていると感じるからです。 たとえば、サークルで新歓イベントを担当したとき、新入生が緊張している様子を見て、声をかけたり、輪の中に自然と入れるような工夫をしました。 派手さはないけれど、誰かにとって安心できるような存在でいたいと常に思っています。 水色のように、穏やかでどんな人にもなじみやすい空気を持っているとよく言われるので、この色が自分に合っていると感じたのです。 どんな環境にも柔軟に対応しながら、まわりをやわらかく包み込める人でありたいと思っています。 |
《解説》
色を選んだ理由だけでなく、実際の行動や他人からの評価を加えることで説得力が増します。抽象的な印象だけで終わらせず、具体例で補強しましょう。
⑧友人からどんな人だと言われますか?
この質問では、他人から見た自分の印象や、対人関係での特徴を「どのように理解しているか」が見られるでしょう。具体的なエピソードを交えて説明することで、より説得力のある答えになります。
《例文》
友人からは「聞き上手で、落ち着いている人」と言われることが多いです。 大学のゼミ活動では、意見が分かれた場面で、誰の意見も否定せずに一度受け止めてから、全員の考えを整理し直す役割を自然と担うようになりました。 あるとき、プレゼン準備中に意見が対立して雰囲気が悪くなったことがありましたが、私はそれぞれの意見を一つひとつ紙に書き出しながらまとめ直し、全員が納得できる方向性に導くことができました。 その後、メンバーから「○○がいてくれて助かった」「まとめ役として本当に頼りになる」と声をかけてもらい、自分の特性に気づけた経験です。 人との関係では、まず相手を尊重しながら調和を大切にする姿勢を意識しています。 |
《解説》
人からの評価だけでなく、それを実感した具体的なシーンを入れると深みが出ます。聞いた内容を自分の強みにどう活かしているかも明確にしましょう。
⑨幼少期のあなたはどんな性格でしたか?
この質問では、過去の自分の性格や経験から、現在の価値観や行動のルーツを探られます。幼少期の具体的なエピソードと、それが「今の自分にどうつながっているか」を明確にしましょう。
《例文》
幼少期の私は、とてもおとなしくて内気な性格でした。人前に出るのが苦手で、運動会の出番になるといつも緊張して泣きそうになっていました。 でも、そんな私に転機が訪れたのは小学2年生の学芸会でした。どうしてもやりたかった役に立候補し、母と一緒に毎晩練習した結果、本番では大きな声で堂々とセリフを言うことができました。 そのときの達成感がうれしくて、それ以来「やってみよう」と思う気持ちが強くなりました。 今では大学のプレゼンでも自分から発表を引き受けるようになり、内気な自分を少しずつ乗り越えてきたと感じています。昔の自分がいたからこそ、努力の大切さと、成長する喜びを実感できました。 |
《解説》
過去の性格をそのまま述べるだけでなく、変化や成長のストーリーを含めると印象的です。今の自分につながる要素をしっかり描きましょう。
⑩あなたにキャッチコピーをつけるとしたら何ですか?
この質問では、自分の強みや特徴を簡潔に表現する力が求められます。実際の経験に基づいて「なぜその言葉を選んだのか」を明確に伝えることが大切です。
《例文》
私にキャッチコピーをつけるとしたら、「縁の下のチームビルダー」です。理由は、目立つタイプではありませんが、チームの雰囲気を整えたり、周囲を支える役割にやりがいを感じてきたからです。 大学ではゼミのグループ活動で、メンバー同士の意見が対立した場面がありました。私は話し合いがスムーズに進むように、一人ひとりの意見を聞いてまとめ役に徹しました。 その結果、全員が納得できる内容で発表をまとめることができ、ゼミ内でも高評価を得られました。大きな成果の裏側には、見えない部分で動く人が必要だと思っています。 自分にしかできないポジションで貢献したいという思いから、このキャッチコピーを選びました。 |
《解説》
キャッチコピーだけで終わらず、それを裏付ける具体的なエピソードを添えると説得力が増します。自分らしさがにじむ表現を心がけましょう。
⑪あなたのこだわりポイントは何ですか?
この質問では、日常や学業で「どんなことに意識を向けているか」を具体的に伝えることが求められるでしょう。こだわりの背景や成果を含めて説明すると、説得力が高まります。
《例文》
私のこだわりは「整理整頓と見やすさ」です。大学のゼミ活動では資料作成を任されることが多く、内容だけでなく「どう見せるか」にも強く意識を向けてきました。 例えば、パワーポイントを作成する際には色使いや余白のバランスに気を配り、情報が伝わりやすい構成を徹底しました。 その結果、「資料が見やすい」と指摘されることが増え、ゼミ発表でも高い評価を得るようになったのです。 小さな工夫の積み重ねが相手の理解や印象につながると感じており、今後もこの姿勢を大切にしていきたいと考えています。 |
《解説》
自分が当たり前に意識していることも「こだわり」になります。なぜそれを大事にしているのかをエピソードで補足しましょう。
⑫最近笑ったことや印象に残ったことはありますか?
この質問では、あなたの感性や価値観、日常の過ごし方が垣間見えるため、無理に面白くしようとせず、自然体でエピソードを語ることが大切です。
《例文》
最近一番笑ったのは、大学の友人と一緒にカラオケに行ったときのことです。音程を完全に無視して全力で熱唱する友人の姿に、思わずお腹がよじれるほど笑ってしまいました。 その後、私も真似して歌ったら意外と盛り上がって、久しぶりにみんなで心から楽しめました。この経験を通して、完璧じゃなくても思い切り楽しむ姿勢が周囲を笑顔にすることを実感しました。 普段は真面目な友人のギャップも印象的で、「人を笑顔にするっていいな」と改めて感じた瞬間です。 |
《解説》
自分の体験から得た気づきや感情を自然に交えることで、共感されやすい印象を与えます。無理に笑いを取ろうとせず、リアルな感動を優先しましょう。
面接官からの「面白い質問」にうまく答えるための事前準備方法

面接で突然「面白い質問」をされたとき、自分らしい受け答えをするためには、質問パターンの理解や自己分析、練習環境の整備など、事前準備にポイントがあるのです。
ここでは、特に押さえておきたい5つの準備方法を紹介します。
- よくある面白い質問パターンを把握する
- 自己分析で使えるエピソードを整理する
- 例え系の質問に備えて事前に自分を表す言葉を考える
- 企業や面接官に合ったネタのトーンを想定する
- 緊張しないために面接の練習環境を整える
①よくある面白い質問パターンを把握する
面接でよく聞かれる面白い質問には、一定のパターンがあります。たとえば「自分を動物に例えると?」「100万円あったら何に使いますか?」などがその例です。
こうした定番の質問を知っておくだけでも、本番での心構えが変わってきます。あらかじめ質問を想定し、自分なりの答えを準備しておけば、突然聞かれても落ち着いて対応できるでしょう。
緊張して思考が止まるのを防ぐためにも、よくあるパターンを押さえておくことは有効です。
②自己分析で使えるエピソードを整理する
自己分析を通じて伝えたいエピソードを整理しておくと安心です。面白い質問には、自分の価値観や経験を盛り込んだ答えが効果的となります。
たとえば「最近笑ったこと」や「人からよく言われる性格」など、日常の中で自分らしさが表れる出来事をピックアップしておきましょう。
ただ経験を話すだけでなく、その出来事が自分にとってどんな意味を持つのかも考えておくと、説得力が増します。
「自己分析のやり方がよくわからない……」「やってみたけどうまく行かない」と悩んでいる場合は、無料で受け取れる自己分析シートを活用してみましょう!ステップごとに答えを記入していくだけで、あなたらしい長所や強み、就活の軸が簡単に見つかりますよ。
③例え系の質問に備えて事前に自分を表す言葉を考える
「自分を〇〇に例えると?」といった質問にうまく答えるには「自分をどんなモノや動物で表せるか」を考え、その理由も一緒に用意しておきましょう。
たとえば「地道に努力する性格だからアリです」といった回答は、具体性があり伝わりやすいです。
例え自体よりも、そこに込めた意味や背景をどう伝えるかが評価のポイントになります。
④企業や面接官に合ったネタのトーンを想定する
どんなに良い答えでも、企業の雰囲気に合わなければ逆効果になることがあります。
たとえば、堅めの業界でふざけた印象を与えると、マイナス評価になる可能性もあるでしょう。
企業のカラーや面接官のタイプに合わせて、答えのトーンを調整することが大切です。事前に企業研究をしておくことで、どういった受け答えが適しているかを判断しやすくなります。
⑤緊張しないために面接の練習環境を整える
どれだけ準備しても、本番で緊張してうまく話せないこともあるでしょう。そうならないために、日頃から練習環境を整えておくことが効果的です。
模擬面接をしたり、自分の声を録音して話し方を確認したりすることで、本番の雰囲気にも慣れていけます。キャリアセンターの活用もおすすめです。
緊張を完全になくすことは難しいですが、慣れることで確実に軽減できます。
面白い質問に答えるときのコツ

「どう答えたらいいか分からない…」と感じる人も多いでしょう。事前にポイントを押さえておくことで落ち着いて対応できるはずです。
ここでは、面白い質問にうまく答えるためのコツを5つ紹介します。
- まずは落ち着いて回答内容を整理する
- アピールしたい強みを意識して回答する
- エピソードは具体的に簡潔に伝える
- 回答に迷ったら少し考える時間をもらう
- ユーモアは無理せず自然に出す
①まずは落ち着いて回答内容を整理する
一呼吸おいてから答えることが大切です。突飛な質問に驚いてすぐに話し始めると、内容がまとまらず混乱してしまいます。
質問の意図をざっくり捉え、自分が伝えたいことを整理してから話し始めましょう。たとえば「自分を道具に例えると?」という問いには、特技や性格が伝わるものを選ぶと効果的です。
落ち着いた受け答えは、安心感や誠実さも伝わります。焦らず、自分の言葉で話してください。
②アピールしたい強みを意識して回答する
どんなに面白い質問でも、就活中である以上は自己アピールの機会です。だからこそ、自分の強みが自然に伝わるような答え方を意識しましょう。
「無人島に1つだけ持っていくなら?」という質問に対して、「水」と答えるだけではもったいないかもしれません。
「チームを大切にする性格なので、生命線となる水の確保を優先すべきだと考えました。」と答えれば、価値観や行動力をアピールできます。
質問の内容に引きずられすぎず、「自分の魅力をどう表現するか」を意識して答えてください。
③エピソードは具体的に簡潔に伝える
面白い質問にはエピソードを交えて簡潔に答えると、印象がぐっと強くなります。話が長すぎると、かえって伝わりづらくなるため要注意です。
「最近笑った出来事は?」と聞かれた場合は、具体的で短めのエピソードを選ぶとよいでしょう。「友人が発表用スライドを全部逆に表示してしまった」というような一文でも十分に伝わります。
ポイントは、“短く、具体的に、わかりやすく”。この3つを意識するだけで、面接官にもスッと届く話し方になります。
④回答に迷ったら少し考える時間をもらう
答えに詰まったとき、無理にその場で話そうとすると失敗することがあります。そんなときは「少し考えてもよろしいですか?」とひと言添え、考える時間をもらいましょう。
一時の沈黙を恐れず、思考の時間を持つことで、冷静に自分の意見をまとめられます。結果的に、落ち着きや誠実さをアピールできるチャンスにもなるはずです。
とっさに答えが浮かばなくても問題ありません。丁寧に向き合おうとする姿勢こそが、大切な評価ポイントになります。
⑤ユーモアは無理せず自然に出す
自分らしさに合った表現で、自然な笑いや共感を引き出しましょう。無理にウケを狙うと、かえって不自然になってしまいます。「面白い質問=笑いを取らなければならない」と思う必要はありません。
「ドラえもんの道具で何が欲しい?」という質問に対して、「どこでもドア。満員電車が本当に苦手なので」と答えるだけでも、十分ユーモアを感じさせられます。
「面白い質問=笑いを取らなければならない」と思う必要はありません。無理のないユーモアで、等身大の魅力を伝えてください。
面白い質問に答えるときの注意点

面接官から「面白い質問」をされたときは、逆に評価を下げるリスクもあります。注意点を確認し、やってしまいがちなミスを防ぎましょう。
ここでは、答える際に気をつけたい5つのポイントを紹介します。
- 無理にウケを狙いすぎない
- 事実に基づかない作り話はしない
- 相手や企業を不快にさせる表現をしない
- 長すぎる説明はしない
- 答えられないときに黙り込まない
①無理にウケを狙いすぎない
面接で目立とうとするあまり、笑いを取ろうとする人もいますが、逆効果になるおそれがあります。ユーモアは自然に出るからこそ好印象につながるものです。
無理にウケを狙うと、場の空気を読めない印象を与える場合もあるでしょう。まずは素直な気持ちで答えることが大切です。そのうえで、少し視点を工夫すれば、自分らしさが伝わる面白さになります。
②事実に基づかない作り話はしない
印象を良くしようと話を盛りすぎて、つい事実とは異なる内容になってしまうことがあります。しかし、作り話は面接官に見抜かれる可能性が高く、信頼を損ねてしまうかもしれません。
自分の経験を正直に語った方が、共感も得やすくなります。事実をもとに、どんな考えや姿勢があるのかを伝えることを意識してください。
③相手や企業を不快にさせる表現をしない
冗談のつもりで言ったことが、相手を不快にさせることもあります。とくに宗教・政治・年齢などの話題は避けた方が無難です。
どんな言葉が相手にどう伝わるかを想像しながら、発言には配慮が必要です。自分の印象を良く見せたいなら、相手への敬意も忘れずに保ちましょう。
④長すぎる説明はしない
伝えたいことが多くて話が長くなってしまうのはよくあることです。ただ、面接では時間に限りがあるため、話が長すぎると要点がぼやけてしまいます。
最初に結論を伝え、そのあとに補足説明を加えるようにすると、簡潔で伝わりやすい答えになります。練習の段階から意識しておくと、本番でも落ち着いて話せるでしょう。
⑤答えられないときに黙り込まない
予想外の質問が来て、すぐに答えが思い浮かばないこともあるかもしれません。そんなときは、黙り込まず「少し考える時間をいただけますか?」と伝えてみてください。
冷静に対応できる姿勢は、それだけでも好印象につながります。沈黙してしまうよりも、きちんとリアクションを取る方が評価されやすいでしょう。
面接での「面白い質問」への対策も事前に確認しておくと安心!

面接官の「面白い質問」は、就活生の本音や個性を引き出す重要な手段です。予想外の質問にうまく対応できれば、自然体で魅力を伝えることができ、印象アップにつながります。
実際に問われる質問の例や、その意図を知っておくことで、面接本番でも落ち着いて受け答えできるようになるでしょう。効果的に答えるには、自己分析や質問パターンの把握、事前準備が不可欠です。
さらに、答え方のコツやNG例を理解しておけば、評価を下げるリスクも回避できます。つまり、面接での面白い質問への備えは、就活を成功に導く大きな武器です。
今日から準備を始めて、面接で自信を持って話せるようにしておきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。