【新卒向け】履歴書の作成法を徹底解説|買い方やマナー・準備するべきものも紹介
この記事では、新卒の就活生向けに履歴書の書き方を徹底解説しています。
履歴書の選び方や購入場所、記入や提出でのマナーを紹介しています。エントリーシートではなく、履歴書の提出を求める企業もあるので、作成法を理解しておき、バタバタしなくて良いように準備しておきましょう。
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新卒向けの履歴書の選び方

新卒での就職活動では、履歴書の内容だけでなく、どの形式を使うかも重要です。
特に、大学で配布される「学校指定の履歴書」と、文具店やコンビニなどで手に入る「市販の履歴書」のどちらを使うべきか迷う方は多いでしょう。
学校指定の履歴書は、大学の就職支援方針に合わせた構成になっており、キャリアセンターでの添削やアドバイスが受けやすい点がメリットです。
安心感がある反面、項目が固定されていて自由度が低い場合もあります。
一方、市販の履歴書は種類が豊富で、自己PRや志望動機の欄が広いものなど、自分の強みをよりアピールしやすい形式を選ぶことができます。
ただし、企業から履歴書の形式を指定されている場合は、必ず確認して従ってください。
どちらが正解というわけではありませんが、自分の志望業界や伝えたい内容に合わせて選ぶことが、履歴書の印象を高める第一歩になります。
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新卒就活用の履歴書はどこで買える?

履歴書は就職活動に欠かせないものですが、「どこで買えるのか」が意外と知られていません。購入場所によって書式や品質が異なるため、目的や状況に応じて選ぶことが大切です。
ここでは、主な購入場所を3つに分けて、それぞれの特徴を紹介します。
- 文房具店・書店
- コンビニ
- 100円ショップ
① 文房具店・書店
履歴書を安心して選びたい場合は、文房具店や書店がおすすめです。取り扱っている種類が多く、新卒向けやJIS規格の履歴書など、自分に合った形式を選びやすいでしょう。
また、封筒や送付状がセットになった商品もあるため、郵送の準備を一度に整えたい人にも向いています。
ただし、営業時間が限られている場合や、店舗が近くにないこともあるため、早めに準備しておくことをおすすめします。
② コンビニ
急ぎで履歴書が必要になったときは、コンビニが便利です。24時間営業の店舗が多く、時間を気にせず購入できるのが大きな利点でしょう。
ただし、種類は限られており、記入欄が少ない簡易的なものもあります。志望動機や自己PRをしっかり書きたい場合は、あらかじめ内容を確認してから購入するようにしてください。
③ 100円ショップ
コストを抑えたいなら、100円ショップの履歴書も選択肢の一つです。封筒付きのセットや証明写真欄付きのものもあり、必要最低限の機能はそろっています。
一方で、紙の質がやや劣っていたり、記入欄が少なかったりする場合もあるため、使用の際は注意が必要です。
応募先の企業によっては印象に影響することもあるため、応募先の業界や社風を考慮したうえで選んでください。
履歴書は手書きとパソコンどちらがよい?

履歴書を作成するとき、「手書きとパソコン、どちらが良いのか」と迷う方は多いです。どちらにもメリットと注意点があり、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは、それぞれの特徴を比較しながら解説します。
手書きの履歴書は、文字の丁寧さから人柄や熱意が伝わりやすいという点が魅力です。特に、誠実さを重んじる企業や保守的な業界では、プラスに受け取られることがあるでしょう。
ただし、誤字があった場合は書き直しが必要になり、時間もかかります。
一方、パソコンで作成する履歴書は、レイアウトが整っており読みやすさが強みです。修正や複製も簡単で、効率的に準備できます。
IT系や業務効率を重視する企業では、パソコン作成が好印象につながることも少なくありません。
結論としては、どちらが正しいという決まりはありません。企業の文化や業界の傾向をふまえたうえで、自分のアピールが最も伝わる方法を選んでください。
履歴書を書く前に準備しておくべきもの

履歴書をスムーズに仕上げるためには、必要なものを事前にそろえておくことが大切です。準備不足のまま始めてしまうと、途中で中断が発生したり、書き直しの手間が増える可能性もあります。
ここでは、履歴書を書く前に準備しておきたい基本のアイテムを紹介しています。
- 証明写真
- ペンと下敷き
- 封筒とクリアファイル
- 印鑑・朱肉・印鑑マット
- 就活にふさわしいメールアドレス
① 証明写真
履歴書に貼る証明写真は、書類全体の第一印象を大きく左右します。スーツ着用で、清潔感のある髪型と真顔〜軽く微笑む程度の表情を心がけましょう。背景は、水色か白などの無地が基本です。
スピード写真でも最低限の要件は満たせますが、可能であれば写真館などプロによる撮影を選ぶと、より高品質な仕上がりになります。
写真はのり付けを丁寧に行い、まっすぐになるよう注意しましょう。はがれ防止のために裏に氏名を記入しておくと安心です。
② ペンと下敷き
履歴書の記入には、黒のボールペンまたは万年筆を使うのが一般的です。水性ではなく油性インクを選ぶとにじみにくく、長期間保存しても読みやすさが保たれます。
太さは0.5mm前後が扱いやすく、文字の見栄えも良くなるのでおすすめです。下敷きを使えば筆圧が均一になり、紙がよれたり、裏写りしたりするのを防げるため、よりきれいな仕上がりが期待できます。
実際に書く前に、使い慣れたペンを確認しておくと安心です。
③ 封筒とクリアファイル
履歴書を持参または郵送で提出する際には、白無地でシンプルな封筒を使うのが基本です。サイズは角形2号が一般的で、履歴書を折らずに入れることができます。
履歴書は、必ずクリアファイルに入れたうえで封筒に収めてください。こうすることで、配送中の折れや汚れを防ぐことができます。
封筒の表面には赤字で「履歴書在中」と明記し、左下の見やすい位置に記載することで、受け取り手にも配慮が伝わるでしょう。
④ 印鑑・朱肉・印鑑マット
履歴書のなかには、氏名欄や本人確認の目的で押印欄が設けられている場合があります。その際にはシャチハタではなく、朱肉を使用する認印を用意しましょう。
朱肉はインクのにじみやすさに差があるため、発色の良いものを選ぶときれいに押印できます。
さらに、印鑑マットを使うと力を均等に加えやすく、文字がつぶれたりかすれたりすることを防ぐのに効果的。押印する前に一度練習しておくと、失敗せずにきれいに仕上がるでしょう。
⑤ 就活にふさわしいメールアドレス
企業とのやり取りに使用するメールアドレスは、第一印象にもつながる重要な連絡手段です。
プライベートで使っているアドレスに、あだ名や装飾的な文字列が含まれている場合は、就活用に新しいアドレスを取得するのが賢明です。
「姓+名+生年」や「氏名+univ」のようなシンプルで分かりやすい構成が理想的でしょう。フリーメール(Gmailなど)を使えば無料で簡単に作成できるため、事前に準備しておくと安心です。
【項目別】新卒の履歴書の正しい書き方マニュアル

履歴書には多くの記入欄がありますが、それぞれに適した書き方を知っておくことで、読み手に良い印象を与えることができるでしょう。
ここでは、新卒の就活生が履歴書を書く際に注意すべきポイントを、項目ごとに紹介します。
- 日付や氏名
- 住所・電話番号・メールアドレス
- 学歴・職歴
- 資格・免許
- 志望動機
- 自己PR
- 趣味・特技欄
- ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
- ゼミ・研究内容や得意な学科
- 本人希望記入欄
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① 日付や氏名
日付は、履歴書を実際に提出する日付を記載します。あらかじめ記入していても、提出日が変わった場合は必ず修正してください。書類の整合性を保つために大切なポイントです。
氏名は、戸籍上の正式な名前を丁寧な文字で書きましょう。ふりがな(またはフリガナ)の記載も忘れずに入れること。
特にふりがなの欄に「ひらがな」か「カタカナ」かが指定されている場合は、指示に従ってください。
② 住所・電話番号・メールアドレス
住所は都道府県からマンション名や部屋番号まで、省略せず正確に記入します。番地の表記ミスなどにも注意が必要です。
電話番号は、自分が日常的に使っていてすぐに出られる番号を書いてください。誤入力がないか、送信前に必ず確認しましょう。
メールアドレスについては、あだ名や派手な記号が入っていないものが理想。就活専用に新しく作成するのも有効です。
③ 学歴・職歴
学歴は、中学校卒業から記載を始めてください。高校、大学と順に記入し、それぞれの「入学」「卒業」の年月を揃えて記述します。
西暦か和暦はどちらでも構いませんが、必ずどちらか一方に統一してください。
職歴については、新卒の場合アルバイト経験は基本的に記載不要ですが、長期インターンや実務に関わる経験があれば記載する価値があります。最後に「以上」と締めるのも忘れないでください。
④ 資格・免許
保有資格は略さず、正式名称で記載しましょう。「TOEIC」や「日商簿記」などは、受験日やスコア、級なども具体的に記すと評価されやすくなります。
また、今後取得予定の資格を書く際は、「取得予定(○月)」と明示しておくと、誤解を防げるでしょう。応募企業と関連のある資格から順に書くと、志望度が伝わりやすくなるため意識してみてください。
⑤ 志望動機
志望動機は、「なぜその企業を選んだのか」「入社後にどう貢献できるか」を軸にして構成しましょう。企業研究をしっかり行い、自身の経験や価値観と結びつけることで、説得力のある内容になります。
たとえば、企業の理念や取り組みに共感したエピソードを交えると、個別性が増すでしょう。抽象的な言い回しは避け、事実や根拠に基づいた表現を意識してください。
⑥ 自己PR
自己PRでは、自分の強みを明確に示すとともに、それが企業にどう活かせるかを伝えることが重要です。
「行動力」「粘り強さ」などの特性に加え、それを発揮した具体的なエピソードを添えると、読み手に伝わりやすくなります。
成果や課題への対応なども触れられると、より説得力のある内容に仕上がるでしょう。企業が求める人物像と照らし合わせることも大切です。
⑦ 趣味・特技欄
趣味や特技の欄は、あなたの人柄を表現するチャンスでもあります。
「読書」「音楽鑑賞」など一言だけで終わらせず、どんなジャンルが好きか、どんな点に魅力を感じているかなど、少し掘り下げて書いてみましょう。
特技についても、習得した経緯や具体的なスキルに触れると、個性が伝わります。面接で話題にされることもあるので、しっかり準備しておくと安心です。
⑧ ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
ガクチカでは、取り組んだ内容、どんな課題があったか、それをどう乗り越えたかを具体的に書いてください。行動の背景や、意識した工夫にも触れると、あなたの考え方や人柄が伝わりやすくなります。
結果だけでなく、そこに至るプロセスを丁寧に描くことで、主体性や問題解決能力がより明確に伝わるでしょう。成果に限らず、学んだことをしっかり言語化することがポイントです。
⑨ ゼミ・研究内容や得意な学科
ゼミや研究では、テーマ・目的・取り組んだ方法・成果などをわかりやすくまとめましょう。自分の役割や得た気づきも加えると、積極性や分析力が伝わります。
得意な学科については、単なる「得意だから」ではなく、「なぜそう感じるか」「どのように将来に活かしたいか」まで記述するのが効果的です。
内容に深みを持たせることで、学ぶ姿勢や成長意欲もアピールできます。
⑩ 本人希望記入欄
本人希望記入欄は、特別な希望がない場合でも必ず記入してください。空欄にせず、「貴社規定に従います」と書くのが一般的です。
勤務地や職種などに希望がある場合は、簡潔に、かつ理由を添えて丁寧に表現するようにしましょう。ただし、自分本位にならず、あくまでも「お願い」という姿勢で書くことが大切です。
希望の伝え方一つで、印象が大きく左右されることもあります。
履歴書を郵送するときのマナー

履歴書を郵送する際には、基本的なマナーを守ることが求められます。書類の内容だけでなく、封筒の書き方や送付方法にも注意を払わないと、マイナスの印象につながる可能性があるでしょう。
ここでは、履歴書を送るときに押さえておきたいポイントを5つ紹介します。
- 封筒の表面に「履歴書在中」と赤字で記載する
- 宛先は「御中」を使う
- 送付状を同封する
- きちんと封をする
- 切手を左上に貼る
「あなたはビジネスマナーを分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
就活マガジン編集部では、忙しい就活生のために、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を無料で配布しています。気になる方は無料ダウンロードしてみてくださいね。
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① 封筒の表面に「履歴書在中」と赤字で記載する
封筒の左下には、必ず「履歴書在中」と赤字で記載しましょう。この表記があることで、企業側は中身をすぐに把握できます。
スタンプを使用しても構いませんが、ペンで丁寧に手書きすれば誠意も伝わるでしょう。
記載を忘れると、書類が他の郵送物と混ざってしまい、採用担当者の手元に届くまでに時間がかかることもあるため、注意してください。
② 宛先は「御中」を使う
封筒の宛名は、企業名を正式名称で記載したうえで、末尾に「御中」を添えるのが正しい書き方です。これは、企業全体や部署宛てであることを意味する表現なので、覚えておきましょう。
一方で、担当者の名前が判明していて個人宛てにする場合は「様」を使うのが適切です。社名や部署名は略さず、正確に書くことで信頼感が生まれます。
③ 送付状を同封する
送付状は、ただ書類を送るのではなく、目的や挨拶を伝えるための大切な文書です。宛名、日付、差出人、そして簡潔で丁寧な本文という構成を意識してください。
A4サイズ1枚にまとめ、履歴書と同じサイズで統一感を持たせましょう。送付状があることでビジネスマナーをしっかり理解している印象を与えられるので、忘れずに入れてください。
④ きちんと封をする
封筒の口は、のりや両面テープを使って、しっかりと密閉してください。とくに厚みのある書類を入れる場合は、封がはがれやすくなるため注意が必要です。
さらに、封じ目の中央に「〆」と記すと、丁寧で正式な印象を与えられます。封をしたあとは、封筒の見た目が汚れていないか、宛名の位置や文字がずれていないかもあわせて確認しておきましょう。
⑤ 切手を左上に貼る
切手は封筒の左上に、曲がらないようまっすぐ貼るのが基本です。料金不足を避けるために、書類を封入したあとの重さを郵便局で量ってもらうのが安心でしょう。
特に履歴書や送付状、証明書など複数枚を同封する場合、予想より重くなることがあります。自信がないときは、窓口で投函まで済ませてもらうと確実でしょう。
履歴書をメールで送るときのマナー

就職活動で履歴書をメールで提出する機会は増えています。しかし、送信時のマナーを守らないと、採用担当者に悪い印象を与えてしまうこともあるでしょう。
ここでは、履歴書をメールで送る際に押さえておくべき基本的なポイントを5つ紹介します。
- メールを送る時間帯に配慮する
- 件名や本文をわかりやすく記載する
- 本文の最後に署名を入れる
- 履歴書のファイル形式はPDFにする
- スマホではなくパソコンから送信する
① メールを送る時間帯に配慮する
社会人としての基本的なマナーとして、メールは平日の勤務時間内、つまり9時から18時の間に送るのが理想です。
特に企業の営業時間外である深夜や早朝にメールを送信すると、「配慮が足りない」「ビジネスマナーを理解していない」と受け取られる可能性があります。
もし夜間にメールを作成する場合は、翌朝に届くよう予約送信を活用すると良いでしょう。ちょっとした気配りが、信頼につながるポイントになります。
② 件名や本文をわかりやすく記載する
件名は、受信トレイでひと目見て内容が把握できるように工夫してください。たとえば「履歴書送付の件(○○大学・氏名)」のように、内容と送信者がすぐに分かる形式が望ましいです。
また本文には、応募の目的や添付資料の説明、簡潔な自己紹介を盛り込みましょう。文章は丁寧かつ簡潔にまとめることで、相手が内容を正確に受け取りやすくなります。
③ 本文の最後に署名を入れる
メールの末尾には、氏名だけでなく大学名、電話番号、メールアドレスなどを含む署名を添えてください。これにより、採用担当者が連絡を取る際に必要な情報をすぐ確認できます。
署名を入れることは、ビジネスメールとしての体裁を整えるうえでも重要です。特に就職活動中は、どんなやり取りも丁寧に行うことが信頼につながります。
④ 履歴書のファイル形式はPDFにする
履歴書をメールに添付する際は、必ずPDF形式に変換したうえで送信しましょう。
WordやExcelなどの編集可能なファイル形式は、相手の閲覧環境によってレイアウトが崩れたり、文字化けが起きたりする可能性があります。
PDFであれば、どのデバイスでもレイアウトを保ったまま閲覧でき、安心して受け取ってもらえるでしょう。ファイル名には氏名や大学名を含めておくと、より丁寧な印象になります。
⑤ スマホではなくパソコンから送信する
スマートフォンでメールを送ると、画面が小さいこともあり、誤字脱字や添付忘れといったミスが起こりやすくなります。
また、ビジネスメール用の署名が自動で付かない設定になっている場合もあるため、注意が必要です。できるだけパソコンから送信し、送信前には本文と添付ファイルを再確認しましょう。
こうした一手間が、社会人としての誠実さを印象づける要素になります。
履歴書を手渡しするときのマナー

履歴書を直接企業に持参する際は、渡し方ひとつで印象が大きく変わります。細かなマナーにも注意を払うことで、丁寧で誠実な印象を与えることができるでしょう。
ここでは、履歴書を手渡しする際に押さえておきたいポイントを紹介します。
- 封筒に持参日を記載する
- 面接官に手渡すときは封筒から出す
- 受付に渡す際は封筒のまま渡す
- 手渡す際は丁寧な挨拶と一礼を忘れずにする
- 渡す際は両手で持ち、相手の向きに合わせる
① 封筒に持参日を記載する
履歴書を封筒に入れて持参する場合は、封筒の右上にその日の日付(持参日)を記入しておきましょう。この一手間によって、企業側は書類の受け取り日をすぐに把握できるようになります。
採用担当者の事務作業をスムーズにする配慮は、就活生としての丁寧さや気遣いの姿勢を示すものです。記載は縦書き・横書きいずれでも構いませんが、全体のレイアウトと見やすさを意識しましょう。
② 面接官に手渡すときは封筒から出す
面接官本人に履歴書を直接渡す場面では、封筒から中身を取り出し、履歴書本体のみを渡すのが正しいマナーです。
封筒ごと差し出してしまうと、「準備不足」「マナーが身に付いていない」といった印象を与えかねません。
取り出す際は静かに行い、書類の向きを整えて両手で持ち、面接官の正面に向けて差し出してください。形式を重視する企業ほど、こうした基本動作をしっかり見ています。
③ 受付に渡す際は封筒のまま渡す
企業の受付に履歴書を預ける場合は、封筒に入れたままの状態で渡すのが適切です。これは、封筒を開封する権限が採用担当者にあるという考え方に基づいています。
そのため、封筒はきれいな状態に保ち、封がきちんと閉じられていることを確認してください。また、「履歴書在中」の文字が赤字ではっきり見えるように記載しておくと、さらに丁寧な印象を与えられます。
④ 手渡す際は丁寧な挨拶と一礼を忘れずにする
履歴書を手渡す際には、無言で渡すのではなく、必ず「よろしくお願いいたします」などの簡潔で礼儀正しい挨拶を添えてください。あわせて、軽く一礼をすることも忘れないようにしましょう。
このようなやり取りは、相手への敬意や緊張感を適切に伝える重要な要素です。
社会人としての基本動作ができているかどうかは面接の評価にも直結するため、自然に行えるように準備しておくと安心でしょう。
⑤ 渡す際は両手で持ち、相手の向きに合わせる
履歴書を手渡すときは、必ず両手で持って丁寧に差し出すことが求められます。また、相手がそのまま読める向きに整えてから渡すことで、さらに好印象を与えることができるでしょう。
たとえば、名前や学歴欄が相手から見て正しく読めるようにするのが基本です。
こうした動作は一見地味に見えるかもしれませんが、気配りや所作の美しさは企業側にとって重要な評価ポイントになり得ます。落ち着いて丁寧に対応しましょう。
新卒がやりがちな履歴書の失敗パターン

履歴書は採用担当者にとって、応募者の第一印象を左右する重要な書類です。新卒の方は特に不慣れな点が多く、基本的なミスをしやすい傾向があります。
ここでは、実際によくある失敗とその回避方法を紹介。事前にチェックしておくことで、印象を下げずに済むはずです。
- 空欄のまま提出する
- 誤字脱字がある
- 略語や略称を使っている
- 修正ペン・修正テープを使っている
① 空欄のまま提出する
履歴書の各項目に空白があると、それだけで「準備不足」「誠意が足りない」といったマイナスの印象を与えてしまうおそれがあります。
特に、志望動機や自己PRなどの重要な欄が未記入のままだと、「本気で応募しているのか」と疑問を持たれる可能性もあるでしょう。
たとえ記入が難しいと感じる内容でも、何かしら自分の言葉で書き添えることで、前向きな姿勢は伝わります。空欄にせず、できる範囲で埋めることを心がけてください。
② 誤字脱字がある
どんなに内容が良くても、誤字や脱字があるだけで評価を下げてしまうケースは少なくありません。
特に履歴書のような正式な書類では、「基本ができていない」「細部まで配慮できていない」といった印象につながりやすいです。
文章を書き終えた後は、必ず声に出して読み直す、時間をおいて見返す、他人にチェックしてもらうなど、複数の方法で確認するのがおすすめ。小さな見落としが大きな減点にならないよう注意しましょう。
③ 略語や略称を使っている
履歴書は、誰が読んでも内容を理解できることが求められます。「大卒」「バイト」「サークル」など、日常的に使っている略語も、書類の中では避けるべき表現です。
たとえば、「大学卒業」「アルバイト」「課外活動」といったように、正式な名称や説明に置き換えて記載するのが正解。
公的な文書としての役割を持つ履歴書にふさわしい、分かりやすく丁寧な表現を意識しましょう。
④ 修正ペン・修正テープを使っている
履歴書に修正ペンや修正テープを使用すると、どうしても見た目が悪くなり、相手に雑な印象を与えてしまいます。
「この程度で済まそう」という気持ちが透けて見えると、信頼を損なう原因にもなりかねません。少しの書き間違いでも、潔く新しい用紙に一から書き直すのがベストです。
手間はかかりますが、その分だけ丁寧さや誠実さが伝わります。完璧な状態の履歴書を提出することが、結果的に自分の評価を高めることにつながるでしょう。
新卒でも履歴書の作成法は理解しておこう!

新卒の就職活動では、履歴書の正しい書き方とマナーを理解することが重要です。なぜなら、履歴書は自分を伝える最初の手段であり、評価の土台となるから。
履歴書の選び方や購入場所、手書きとパソコンの使い分け、準備物や書き方のルール、さらには送付・手渡し・メールでのマナーまで、細かな点にも気を配る必要があります。
特に新卒は、誤字脱字や空欄提出などの初歩的なミスを避けることが評価に直結すると覚えておきましょう。
これから履歴書を作成する方は、形式や内容、提出方法を総合的に押さえることで、採用担当者に良い印象を与える履歴書が完成します。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。