【例文付き】長期インターンの志望動機はどう書く?営業・マーケティングなど職種別に紹介
「長期インターンに応募したいけど、どんな志望動機を書けばいいかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。
長期インターンは、即戦力ではない学生を採用するため企業と相性が重要であり、説得力のある志望動機が求められます。本記事では、5つのポイントについて解説します。
この記事を読み終える頃には、企業にしっかり響く志望動機を自信を持って書くことができるようになるでしょう。
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長期インターンシップの選考で志望動機が聞かれる3つの理由
企業が長期インターンシップの選考で志望動機を確認するのには、いくつかの重要な理由があります。
ここでは、特に企業が志望動機を重要視する理由を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①応募者の本気度を確認するため
企業が長期インターンシップで志望動機を聞くのは、学生の本気度を確認するためです。
なぜなら、長期インターンシップは短期間で終わるものではなく、数か月にわたって企業の実際の業務に深く関わるからです。
企業としても、ただ経験を積むために応募しているのではなく、本気でその業界や企業に興味を持ち、積極的に貢献したい意思があるかどうかを確認したいケースが少なくありません。
自分がなぜその企業を選び、そのインターンで何を学びたいのかを具体的に伝えられると、企業に「この学生は本気だな」と思ってもらいやすいでしょう。
②応募者がインターンシップに求めるものを確認するため
企業が志望動機を聞くのは、学生が長期インターンに期待していることや目的を理解するためです。
なぜなら、インターンシップは企業だけでなく、学生にとっても貴重な経験の場であり、企業はその期待に応えるためにどんな役割を与えるべきかを把握したいからです。
具体的に「マーケティングスキルを学びたい」「新しい業務プロセスに挑戦したい」等の目標があれば、それを伝えられると企業もその希望に沿った体験を提供してくれるでしょう。
自分がインターンで何を学びたいか、どんな成長を目指しているかを明確にするべきです。
③企業と学生のミスマッチを事前に防ぐため
企業と学生のミスマッチを防ぐためにも、志望動機を確認します。
なぜなら、インターンシップ中にお互いの期待がずれていると、トラブルや不満が生まれる可能性が高いからです。
例えば、学生が実践的な業務を希望しているのに、企業側が期待しているのは補助的な事務作業だった場合、満足のいく結果は得られません。
志望動機を通して、学生がインターンに期待するものや、得意なことを明確に伝えられると、企業側もミスマッチな業務は依頼しないでしょう。
長期インターンシップの説得力ある志望動機を作る4つのポイント
長期インターンシップの志望動機を作成する際には、説得力を持たせるためにいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
以下の4つのポイントを押さえ、志望動機に深みと具体性を持たせ、企業に説得力のあるアピールをしましょう。
①応募先の仕事内容や理念を複数の情報源から理解する
説得力のある志望動機を書くためには、まず応募先企業の仕事内容や理念の理解が大切です。
この理由は、企業がどんな事業を展開しているのか、どんな理念を持っているのかを理解していなければ、表面的な志望動機しか書けないからです。
具体的には、企業の公式サイトやニュース、インタビュー記事、業界誌等の、複数の情報源を使って情報を集めることが重要と言えるでしょう。
例えば、「貴社のイノベーションに対する姿勢に共感しました」など、企業の方向性に基づいた志望理由を伝えられると、「この学生は私たちの会社のことを理解している」と感じてもらえるでしょう。
②志望理由を裏付ける具体的なエピソードを用意する
志望理由に説得力を持たせるためには、具体的なエピソードを挙げることが効果的です。
これは、エピソードがあることで、単なる「やりたい」や「興味がある」等の漠然とした理由ではなく、自分の過去の経験に基づいた志望動機になるからです。
例えば、アルバイト、クラブ活動等の、これまでの経験の中で学んだことや成長した点を具体的に述べ、その経験が今回のインターンでどう役立つのかを説明するのがポイントとなるでしょう。
③将来像や学びたいことを明確化する
志望動機には、インターンシップを通じて自分が何を学び、将来どう成長したいのかを具体的に記載するべきです。
なぜなら、企業は学生がどんなビジョンを持っているか、どんなスキルを身につけたいのかを重視しているからです。
自分の将来像や目指しているキャリアを明確にしたうえで、そのインターンシップがどう役立つのかを示せると、企業にとっても採用するメリットがはっきり伝わるでしょう。
例えば、「将来は〇〇分野で活躍したいと考えており、御社のインターンで〇〇を学ぶことでその目標に一歩近づきたいと考えています」等の具体的な学びの目標を提示すると、説得力が増します。
④自分を採用する企業側のメリットも整理する
志望動機を考える際には、自分を採用すると企業にどんなメリットがあるかを整理する必要があります。
この理由は、企業は学生が何を学びたいかだけでなく、自社にどう貢献してくれるかを重視しているからです。
自分の強みや過去の経験をもとに、企業の課題解決や業務への貢献が期待できる部分をアピールしましょう。
例えば、「過去に〇〇の経験があるため、〇〇の業務で即戦力として貢献できると考えています」等の形で、自分が採用後に活躍できる部分を具体的に示すことが重要です。
長期インターンシップ志望動機の分かりやすい構成【4ステップ】
志望動機を作成する際には、企業に自分の熱意や意欲をしっかりと伝えるために、順序立てた構成が重要です。
以下、志望動機の4つの構成ステップを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
①結論①:その業界・職種を志望する理由
志望動機の最初に書くべきことは、その業界や職種をなぜ選んだのかに対する理由です。
なぜなら、企業は応募者がその業界や職種に対して本当に興味を持ち、将来的にその分野で働く意欲があるのかを確認したいからです。
例えば、「マーケティング業界に興味があり、消費者の行動を理解して商品を効果的に伝える方法を学びたい」などの具体的な理由を述べれると、企業側に自分の強い関心と意欲を伝えられるでしょう。
また、業界や職種に対する知識や経験がある場合、それを活かして貢献できる点をアピールすると、さらに説得力が増します。
②結論②:その中でも応募先の企業を志望する理由
次に、その業界の中でもなぜその企業を選んだのかを説明すると良いでしょう。
この理由は、企業は多数ある中でなぜ自社を選んだのかを知ることで、応募者が自社の理念や事業にどれほど共感しているか、また自社でインターンを行う目的を確認したいからです。
例えば、「貴社の〇〇に対する取り組みや、社風に強く共感しました」等の具体的な企業の特徴に触れることで、その企業でインターンをしたい意欲が強く伝わるでしょう。
また、企業の理念やプロジェクトに興味があることをしっかりと示せると、他の応募者との差別化にもつながります。
③背景:原体験となる具体的なエピソードや目指す将来像
続いて、志望理由を支える背景として、自分の経験や将来像を具体的に説明します。
なぜなら、過去の経験やエピソードを添えることで、志望動機が具体的で信頼性のあるものになり、説得力が増すからです。
例えば、「大学のゼミで〇〇プロジェクトに関わり、マーケティングの重要性を実感しました。その経験を活かし、貴社で深い知識を身につけたいです」などの形で記載すると、企業側も納得しやすいでしょう。
さらに、自分が将来どう成長していきたいかを示せると、インターンを通じて何を学びたいのかも明確に伝えられます。
④展望:採用後にどう活躍・貢献できるか
最後に、インターン参加後に、企業にどう貢献できるかを伝えると良いでしょう。これは、企業は応募者がどう自社に役立つのかを明確に知りたいからです。
自分の目指す成長と企業への貢献をリンクできると、企業側に「この学生を採用するメリットがある」とアピールができるでしょう。
上記の4ステップの構成を意識して志望動機を書くことで、企業に自分の強みを効果的にアピールしましょう。
職種別!長期インターンシップの志望動機例文7選
長期インターンシップでは、職種ごとに求められるスキルや期待される役割が異なります。
ここでは、代表的なの7つの職種別に、効果的な志望動機の例文とそのポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 営業の長期インターンシップの場合
- マーケティングの長期インターンシップの場合
- エンジニアの長期インターンシップの場合
- コンサルタントの長期インターンシップの場合
- デザイナーの長期インターンシップの場合
- 編集・ライターの長期インターンシップの場合
- 企画の長期インターンシップの場合
①営業の長期インターンシップの場合
まずは、営業の長期インターンシップの志望動機の例文を紹介します。
私が営業職のインターンシップを志望するのは、顧客のニーズに応じた最適な提案を行う力を実践的に身につけたいからです。特に、貴社が一人ひとりのお客様に寄り添い、信頼関係を築きながら営業活動を進めるスタイルに魅力を感じました。大学では、サークルの新入生勧誘で対話力を磨き、相手の関心に合わせたアプローチを工夫し、多くの新入生を獲得できました。この経験を活かし、貴社のインターンシップを通じて、顧客に信頼される営業スタイルを実践したいと考えています。また、インターン中は営業チームのサポートや提案内容の改善にも積極的に貢献し、貴社のビジネス拡大に少しでも寄与したいと思っています。インターンシップ終了後も、この経験を将来のキャリアに活かし、営業スキルをさらに高めていきたいと考えています。 |
上記の例文では、営業スキルを学びたい理由に加え、インターン中に会社にどう貢献できるかが具体的に記載されています。
また、過去の経験を活かして即戦力として役立てる点が明確に示せているので、成長意欲も伝わるでしょう。
②マーケティングの長期インターンシップの場合
次に、マーケティングの長期インターンシップの志望動機の例文を紹介します。
私がマーケティング職のインターンシップを志望する理由は、顧客のニーズを理解し、それに基づいた効果的な施策を提案する力を身につけたいからです。特に、貴社がデータを活用して市場分析を行い、消費者の行動を的確に捉える姿勢に共感しました。大学では、ゼミで実施したプロジェクトで市場調査を担当し、データを分析して販売戦略を提案した経験があります。この経験を活かして、インターンシップを通じ、貴社のマーケティング活動に少しでも貢献したいと考えています。また、インターンでは新しい視点を取り入れた提案やキャンペーンの改善に貢献し、貴社のブランド強化にも役立てたいです。インターン後は、そこで得たスキルをもとに、マーケティング分野でさらに成長していくことを目指しています。 |
上記の例文では、マーケティングの実務において重要なデータ活用や市場分析に対するの関心が強調されています。
また、ゼミでの経験をもとに、具体的なスキルが企業にどう役立つかが示されているため、マーケティングへの貢献度が伝わるでしょう。
③エンジニアの長期インターンシップの場合
3つ目はエンジニアの長期インターンシップの志望動機の例文です。
私がエンジニア職のインターンシップを志望する理由は、プログラミングスキルをさらに高め、実際のプロジェクトで活かしたいと考えているからです。特に、貴社のシステム開発プロセスで最新の技術を積極的に導入している点に魅力を感じました。大学では、グループプロジェクトでWebアプリケーションの開発を担当し、フロントエンドとバックエンドの設計に携わりました。この経験から、チームでの開発プロセスや技術的な課題解決の重要性を学びました。貴社のインターンシップでは、これまでに学んだ知識を活かしながら、新しい技術にも挑戦し、開発チームの一員としてプロジェクトの進行に貢献したいと考えています。インターン終了後も、この経験を通じてエンジニアとして成長を続け、将来的により複雑なシステム開発に挑戦していきたいです。 |
上記の例文では、エンジニアのスキル向上に対する意欲を持ちつつ、大学での具体的な経験を活かしてインターンで貢献できる点が強調されています。
また、新しい技術に挑戦し、チーム開発に積極的に関わる姿勢が明確に示されている点も好印象を与えられるでしょう。
④コンサルタントの長期インターンシップの場合
続いて、コンサルタントの長期インターンシップの志望動機の例文を紹介します。
私がコンサルタント職のインターンシップを志望するのは、クライアントの課題を解決し、事業改善に貢献する力を養いたいと考えているからです。特に、貴社がデータ分析と戦略提案を融合させ、クライアントに最適な解決策を提供する姿勢に強く共感しました。大学では、ケーススタディを通じて、特定企業の経営課題に対する分析を行い、その解決策をグループで提案するプロジェクトに参加しました。この経験を活かし、貴社のインターンシップで実際のビジネス課題に向き合い、チームでの提案活動に貢献したいと考えています。また、コンサルタントとしての実務スキルを学びながら、企業やクライアントに新たな視点を提供し、少しでも業務改善に寄与したいです。インターンを通じて得た経験は、今後のキャリア形成にも大きく役立てたいと考えています。 |
上記の例文では、コンサルタントとして課題解決力を高めたい意欲が強調されています。
大学でのケーススタディを基に、分析力や提案力を活かして企業に貢献する姿勢が具体的に示せていて、インターン中に学びながらも、チームの一員として貢献したい姿勢も存分に伝わるでしょう。
⑤デザイナーの長期インターンシップの場合
以下は、デザイナーの長期インターンシップの志望動機の例文です。
私がデザイナー職のインターンシップを志望する理由は、ユーザー視点に立ったデザインを通じて、魅力的な製品やサービスを作り上げる力を養いたいからです。特に、貴社がデザインの力を活用して、ブランド価値を高めている点に共感しました。大学では、デザインプロジェクトでUI/UX設計を担当し、ユーザーの使いやすさを考慮したインターフェースを作り上げた経験があります。この経験を基に、貴社のインターンシップでは、チームの一員として新しいデザインアイデアを提案し、プロジェクトに貢献したいと考えています。また、実務を通じてデザインプロセス全体を学び、貴社のブランド強化にも寄与できるよう努力したいです。インターン後は、デザイナーとしてのスキルをさらに磨き、クリエイティブな分野で活躍していくことを目指しています。 |
上記の例文では、デザインに対する関心や、ユーザー視点でのデザインの重要性を理解していることが明確に伝わります。
大学での具体的な経験を基に、実務での貢献と学びたいことがバランスよく示されており、採用後のイメージが湧きやすい志望動機になっています。
⑥編集・ライターの長期インターンシップの場合
以下は、編集・ライターの長期インターンシップの志望動機の例文です。
私が編集・ライター職のインターンシップを志望する理由は、文章を通じて情報をわかりやすく伝える力をさらに磨きたいと考えているからです。特に、貴社が質の高いコンテンツを提供し、読者のニーズに応じた情報発信を行っている点に共感しました。大学では、学生新聞で記事執筆を担当し、読者に伝わりやすい文章を書くことに注力してきました。この経験を活かし、貴社のインターンシップを通じて、実際の編集作業やコンテンツ制作のプロセスに貢献したいと考えています。特に、リサーチや執筆だけでなく、校正や企画立案にも積極的に取り組み、チームとして質の高いコンテンツ制作に寄与したいです。インターンシップ後も、この経験を基に、より多くの人に役立つ情報を発信するライターとして成長していきたいです。 |
上記の例文では、編集・ライター業務に対する関心がはっきりと伝わり、大学での具体的な執筆経験がアピールされています。
さらに、インターンシップ中にリサーチや校正、企画立案等の、幅広い業務に取り組む意欲が示されていて、企業に対してどう貢献できるかが明確に伝わるでしょう。
⑦企画の長期インターンシップの場合
最後に、企画職の長期インターンシップの志望動機の例文を紹介します。
私が企画職のインターンシップを志望する理由は、アイデアを形にしてプロジェクトを成功に導く力を身につけたいと考えているからです。特に、貴社の企画チームが市場の動向を的確に捉え、革新的なプロジェクトを立ち上げている点に魅力を感じました。大学では、イベントの企画運営を担当し、参加者のニーズに応じたイベント内容を提案し、成功に導いた経験があります。この経験を活かし、インターンシップでは市場調査やアイデアの具現化を通じて、企画チームの一員としてプロジェクトに貢献したいと考えています。さらに、チームでのディスカッションを通じて新たな発想を取り入れ、貴社の企画活動に新しい視点を提供できるよう努力したいです。インターン終了後も、この経験を活かして企画の分野でさらなる成長を目指しています。 |
上記の例文では、企画職に対する興味と、アイデアを形にしていく能力を身につけたい意欲が強調されています。
また、チームワークを通じて新しいアイデアを提供し、プロジェクトに積極的に関わる姿勢も企業に好印象を与えられるでしょう。
長期インターンシップの志望動機の注意点とNG例文
長期インターンシップの志望動機には、いつくかの注意点があります。
ここでは、志望動機でよくある注意点を例文と共に解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
①「学びたい」など受け身の姿勢を出しすぎない
長期インターンシップの志望動機では、受け身の姿勢を強調しすぎてはいけません。
なぜなら、企業はインターン生に対して単なる学びの場としての役割以上に、プロジェクトやチームに積極的に貢献してほしいと期待しているからです。
学びたいことや勉強したいことを強調しすぎると、かえって企業側にネガティブな印象を与えてしまうでしょう。
下記受け身な志望動機のNG例文です。
私がこのインターンシップを志望する理由は、貴社の仕事を通じて多くのことを学びたいと考えているからです。これまでに〇〇の分野での実務経験がなく、インターンを通じて少しでも知識を深めたいと思っています。貴社のプロジェクトに関わることで、多くのスキルや知識を身につけ、今後のキャリアに役立てたいと考えています。また、インターンシップを通じて自分の成長を実感し、将来の仕事に活かしていきたいです。 |
上記例文では「学びたい」等の表現が目立ち、受け身な印象を与えてしまいます。
企業は、インターン生が何を学びながら、どう自社に価値をもたらせるのかを重視するため、志望動機には積極的な貢献意欲を盛り込みましょう。
②抽象的な内容だけでなく具体的なエピソードを入れる
志望動機には、抽象的な言葉だけでなく、具体的なエピソードを交えることが重要です。
というのも、企業は候補者がどれだけ実践的な経験やスキルを持ち、それをどう活かすかを知りたいと考えているからです。
抽象的な表現ばかりでは、自分の強みや成長意欲が伝わりにくくなり、説得力に欠けてしまうでしょう。
下記抽象的な志望動機のNG例文です。
私がこのインターンシップを志望する理由は、貴社の業務を通じて自分のスキルを向上させたいからです。貴社が取り組んでいるプロジェクトに参加し、多くの学びを得られると思っています。また、この経験を通じて自分の成長を実感し、今後のキャリアにも役立てたいです。 |
上記例文では、「スキルを向上させたい」や「学びを得たい」等の抽象的な表現が多く、具体的なエピソードや経験が示されていないため、企業にとって説得力に欠けます。
志望動機には、過去の経験や具体的なエピソードを交え、自分のスキルがどう役立つかを示せると、より現実味のあるアピールができるでしょう。
③給与や福利厚生など待遇ばかりに言及しない
また、志望動機で給与や福利厚生等の待遇に強く言及するのは避けるべきです。
なぜなら、インターンは主にスキルを伸ばしたり、経験を積んだりする場であり、待遇に焦点を当てると短期的な目的しか持っていない印象を与えるからです。
自己中心的なNG例文
下記自己中心的な志望動機のNG例文です。
このインターンシップを志望した理由は、貴社の給与水準が高く、インターンとして収入を得ながら経験を積める点に魅力を感じたからです。貴社が提供する福利厚生も充実しているため、安心して働けると考えています。これにより、自分の経済的負担を減らしながら、少しでもスキルを身につけたいです。 |
上記例文では、給与や福利厚生を主な理由にしており、企業に対してどう貢献できるかが全く示されていません。
自己中心的な印象が強くなり、企業が求めている積極的な成長意欲や貢献の姿勢が感じられない点がNGポイントです。
合わせて対策!志望動機以外の面接頻出質問4選
選考では志望動機だけでなく、いくつか頻繁に質問される頻出質問があり、これらの対策が特に重要です。
ここでは、以下の4つについて、それぞれの質問への答え方のポイントを解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
①自己紹介|強みや個性も加えて端的に
面接での自己紹介では、自分の強みや個性を端的に伝えることが重要です。
なぜなら、自己紹介は面接の最初に行われ、第一印象が企業に大きな影響を与えるからです。短い時間でも、これまでの経験や強みを明確に伝えると良いでしょう。
例えば、大学での活動で培ったコミュニケーションスキルや、アルバイトで身につけた問題解決力等の、実体験を交えると説得力が増します。
自己紹介は、短いながらも印象に残りやすい内容にまとめ、自分の強みを伝えられると、面接の序盤から好印象を与えられるでしょう。
②自己PR|具体的なスキルやエピソードを強調
自己PRでは、自己紹介とは異なり、具体的な成果やスキルに焦点を当て、企業に対して自分がどう貢献できるかを強調するべきです。
なぜなら、自己PRは自分の能力や実績を通じて、企業に対して明確な付加価値をアピールする役割があるからです。
例えば、大学でリーダーとして複数のプロジェクトを成功に導いた経験や、課題解決のために創意工夫を重ねたエピソードを通じて、自分の強みがどう発揮されたかを具体的に伝えると良いでしょう。
単なるスキルの羅列ではなく、それを活かしてどんな成果を出したかを伝え、企業にとって自分が価値を提供できる存在だとアピールしましょう。
③学生時代に力を入れたこと|成果に加え学びも
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)では、挑戦したことや取り組んだ課題を具体的に伝え、その過程で学んだことや成果を示すことが重要です。
というのも、企業は候補者がどう困難を乗り越え、目標を達成するために努力したかを知りたいと考えているからです。
例えば、ゼミでの研究発表において、チームで協力しながら進めたプロジェクトや、アルバイトでの新規企画を提案して売上を向上させた経験など、具体的なエピソードを交えると良いでしょう。
また、ガクチカを語る際には、成果だけでなく、その過程で得た教訓や成長した点を伝えることで、より再現性高く活躍してくれる人材としてアピールできます。
④挫折経験|困難と乗り越えた方法を具体的に
挫折経験を語る際には、どんな困難に直面したのか、そしてそれをどう乗り越えたかを具体的に説明するべきです。
なぜなら、企業は応募者が困難に対してどう向き合い、乗り越える力を持っているかを知りたいと考えているからです。
例えば、学業やアルバイト、クラブ活動での失敗や困難に直面した経験を挙げ、その際にどう考え、行動したかを伝えると良いでしょう。
また、挫折を単なる失敗として終わらせるのではなく、その経験を通して何を学び、どう成長したかを伝えることも重要です。
長期インターンの志望動機は、ポイントを抑えて選考突破しよう
今回は、長期インターンシップの志望動機作成における重要なポイントを解説しました。
下記はこの記事で紹介した中でも特に重要なポイントですので、ぜひ参考にしてみてください。
- 志望動機が聞かれる理由を理解する
- 説得力のある志望動機を作るための具体的なステップを実践する
- 面接でよく聞かれる質問にも合わせて対策する
これらのポイントを押さえて、長期インターンの選考を自信を持って突破しましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。