「就職する」の英語表現まとめ!使える例文と就活に役立つ英語資格
「就職する」を英語でどう言えば良いか迷う人も多いのではないでしょうか。たとえば「get a job」や「join a company」は、どれも「就職する」を意味しますが、使う場面やニュアンスには違いがあります。
また、就活の場面では英語表現だけでなく、履歴書や面接で使える英語フレーズを知っておくことも重要です。
この記事では、「就職する」の英語表現を基本から丁寧に解説し、就活やビジネスでそのまま使える例文、さらに英語を活かせる仕事・資格まで幅広く紹介します。
英語を武器にキャリアの幅を広げたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
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「就職する」は英語でなんて言う?

英語で「就職する」を表現したいとき、どの言い方が自然なのか迷う方は多いでしょう。実は、同じ「就職する」でも状況やニュアンスによって使う表現が異なります。
ここでは、代表的な3つの英語表現とその違いをわかりやすく紹介しています。
- 「Get a job」の意味と使い方
- 「Land a job」の意味と使い方
- 「Work for」 /「Join a company」の表現と違い
①「Get a job」の意味と使い方
「Get a job」は、「仕事に就く」「就職する」という最も一般的な英語表現です。日常会話や就活シーンのどちらでも使える便利な言い方で、海外ドラマやネイティブ同士の会話でもよく登場します。
たとえば「I got a job at a bank.(銀行に就職しました)」のように、業種や職種を問わず自然に使えます。シンプルな表現ですが、努力して結果を得たニュアンスが含まれるのが特徴です。
また、「I’m trying to get a job after graduation.(卒業後に就職しようとしています)」のように進行形を使うことで、就職活動の最中であることも伝えられます。
就活中の大学生なら、「I finally got a job after many interviews.(何度もの面接を経て、ようやく就職できました)」のように達成感を表すのもおすすめです。
英語で就職を表現するときは、まずこの「get a job」を基礎として覚えておくと応用が効きます。
②「Land a job」の意味と使い方
「Land a job」は、「努力の末に仕事を手に入れる」「希望の職に就く」というポジティブな意味を持つ表現です。
直訳すると「着地する」ですが、実際には「目標を達成して仕事を得る」という成功のニュアンスがあります。
たとえば「She finally landed a job at a global company.(彼女はついにグローバル企業に就職した)」という文では、長い努力の結果、目標をつかんだ印象を与えるでしょう。
また、「land」には「うまく手に入れる」という語感があるため、「I’m hoping to land a job that allows me to use English every day.(毎日英語を使える仕事に就けることを願っています)」のように、前向きな気持ちも伝えられます。
「get a job」よりもやや感情を込めたいときや、成果を強調したいときにぴったりの表現です。
③「Work for」 / 「Join a company」の表現と違い
「Work for」と「Join a company」は、どちらも「会社で働く」という意味ですが、使い方とタイミングに明確な違いがあります。
「Work for」は現在働いている状態を示し、「I work for Toyota.(トヨタで働いています)」のように自分の所属を伝える表現です。
一方、「Join a company」は入社する行為を指し、「I’ll join the company next month.(来月その会社に入社します)」のように未来の予定を表すときに使います。
就職活動中の学生が内定をもらった際には、「I’m going to join an IT company after graduation.(卒業後にIT企業に入社する予定です)」という言い方が自然でしょう。
日本語ではどちらも「就職する」と訳せますが、英語では「動作」と「状態」を明確に分けて使うのが基本です。
就活に関連する英語

就職活動では、面接やメール、履歴書など、さまざまな場面で英語を使う機会があります。
英語表現を正しく使えると、相手に良い印象を与えられるだけでなく、自分の考えを正確に伝えることもできるでしょう。ここでは、就活でよく使う英単語やフレーズを場面別に紹介します。
- 就活でよく使われる英単語
- 面接でよく使う英語フレーズ
- 履歴書・エントリーシートで使える英語表現
- 企業説明会やメールで役立つ英語フレーズ
- 内定・採用に関する英語表現
①就活でよく使われる英単語
就職活動では、基本的な英単語を理解しておくことが第一歩です。これらの単語を覚えておくことで、英語の記事や企業情報を読むときも理解しやすくなります。
単語を単独で覚えるのではなく、文の中でどう使うかを意識することで、実際の就活シーンで自然に使えるようになるでしょう。
《よく使われる英単語一覧》
- job hunting:就職活動
- résumé / CV:履歴書
- interview:面接
- job offer:内定
- apply for a job:仕事に応募する
- get hired:採用される
- career:職業・キャリア
- recruiter:採用担当者
- candidate:応募者
②面接でよく使う英語フレーズ
英語面接では、自分の強みや志望動機をしっかり伝えることが重要です。面接官に印象を残すためには、短くても自信のある言い方を心がけましょう。
英語面接は日本語よりもストレートな表現が好まれるため、自分の意欲を明確に言葉にして伝えることを意識してください。
《よく使う英語フレーズ》
- I’m applying for this position because…:この職種に応募した理由は〜です
- My strength is…:私の強みは〜です
- I’m confident that my skills will contribute to your company.:スキルが御社に貢献できると確信しています
- I believe my background matches this role.:私の経歴はこの職種に適しています
- I’m eager to take on new challenges.:新しい挑戦をする意欲があります
③履歴書・エントリーシートで使える英語表現
英文履歴書やエントリーシートを書く際には、フォーマルな文体を意識することが大切です。応募書類では過度な自己主張よりも、礼儀正しく明確に伝えることが評価されます。
文章の最後には、丁寧な一文を添えると好印象を与えられるでしょう。
《履歴書・エントリーシートで使える表現》
- I am writing to apply for the position of…:〜の職に応募いたします
- I have recently graduated from…:〜大学を卒業しました
- I have experience in…:〜の経験があります
- I’m proficient in…:〜に熟達しています
- I would appreciate the opportunity to discuss my application.:応募についてお話しできる機会をいただけると幸いです
- My academic background has prepared me for this role.:学業で培った経験がこの職に役立ちます
④企業説明会やメールで役立つ英語フレーズ
企業説明会やメールのやりとりでは、礼儀と誠実さを伝える英語表現が重要です。
英語メールでは、件名や結びの言葉(Sincerely,やKind regards,など)も忘れずに入れると、ビジネスライクで印象が良くなります。
《メール・企業説明会で使える表現》
- Could you tell me more about your company’s training program?:御社の研修制度について教えてください
- Thank you very much for your time today.:本日はお時間をいただきありがとうございました
- I would appreciate your reply.:ご返信をいただけると幸いです
- It was a pleasure speaking with you.:お話しできて光栄でした
- Kind regards,:敬具(メールの締めに使う)
⑤内定・採用に関する英語表現
内定や採用の場面では、以下の英語表現がよく使われます。また、辞退する場合にも丁寧に伝えると印象を損ねません。
就職活動の結果を英語で伝えるときは、相手への敬意を忘れず、感謝の気持ちを言葉で示すことが大切です。
《内定・採用に関する英語表現》
- I received a job offer from…:〜社から内定をもらいました
- I’m joining the company next month.:来月その会社に入社します
- I sincerely appreciate your offer, but I have decided to accept another opportunity.:内定を感謝していますが、別の機会を選びました
- Thank you for giving me this opportunity.:この機会をいただきありがとうございます
- I’m excited to begin my professional career.:社会人としての新しいスタートを楽しみにしています
「就職する」を使った英語例文

英語で「就職する」と言いたい場面は、自己紹介や面接、メールなどさまざまです。ここでは、就活生や社会人が実際に使える「就職する」の英語例文をシーン別に紹介します。
ビジネスやフォーマルな場でも、自然に使える表現を身につけましょう。
①ビジネスシーンで使える「就職する」の英語例文
就活が終わり、内定をもらったことを友人や先輩に英語で伝えたいとき、自然で丁寧な表現を知っておくと便利です。
ここでは、ビジネスやフォーマルな場でも使える「就職する」の英語表現を紹介します。大学生が、面接後や内定報告の際に使いやすい例文を中心にまとめました。
| I finally got a job offer from a global company, and I’ll start working there in April. (ついにグローバル企業から内定をもらい、4月から働き始めます。) After months of job hunting, I successfully landed a job at a trading company. (数か月の就職活動を経て、商社に就職することができました。) I’m excited to start my new career in marketing after graduation. (卒業後にマーケティングの仕事を始めることにワクワクしています。) |
ビジネスシーンでは “get a job offer” や “land a job” などの表現がよく使われます。どちらも「就職する」「内定を得る」という意味で自然です。
書くときは「いつ」「どんな会社に」「どんな気持ちで」という情報を添えると、英語でも伝わりやすくなります。
②過去形・現在進行形での「就職する」の英語例文
「就職する」という表現は、時制によって意味が変わります。すでに就職した場合は過去形、今まさに就職活動をしている場合は現在進行形を使います。
ここでは、大学生や新卒者がよく使うシーンを想定した例文を紹介しましょう。
| I got a job at a publishing company last month. (先月、出版社に就職しました。) I’m currently looking for a job in the IT industry. (今、IT業界での仕事を探しています。) I’ve been applying to several companies since January. (1月からいくつかの企業に応募しています。) I’m starting my new job next Monday. (来週の月曜日から新しい仕事を始めます。) |
過去形は「すでに就職した」ことを伝えるとき、現在進行形は「就活中」を表すときに使います。特に “I’m looking for a job” はシンプルで汎用性が高く、面接や自己紹介でも自然に使える便利な表現です。
③メールや履歴書で使えるフォーマルな英語例文
就職活動では、企業に送るメールや履歴書で丁寧な英語を使うことが求められます。カジュアルな言い回しよりも、ビジネスの場にふさわしい表現を使うことで、好印象を与えることができるでしょう。
ここでは、大学生や新卒者が実際に使える、フォーマルな英語例文を紹介します。
| I am writing to apply for the position of Marketing Assistant at your company. (貴社のマーケティングアシスタント職に応募するためにご連絡いたしました。) I have recently graduated from ABC University with a degree in Economics. (私は最近、ABC大学経済学部を卒業いたしました。) I would greatly appreciate the opportunity to discuss how my skills can contribute to your team. (私のスキルが御社のチームにどのように貢献できるかをお話しする機会をいただけると幸いです。) Thank you for considering my application. (ご検討いただきありがとうございます。) |
フォーマルな文章では “I am writing to apply for…” や “I would appreciate the opportunity…” のような丁寧な表現を使うのが基本です。
短いメールでも、敬意を示す言葉を入れることで、ビジネスマナーを意識した印象を与えることができます。
④面接で使える「就職する」に関連する英語例文
英語での面接では、自分の強みや志望動機をしっかり伝えることが大切です。日本語では自然でも、英語になるとどう表現すればいいか悩む人は多いでしょう。
ここでは、就職活動の英語面接でよく使われる自然なフレーズを紹介します。
| I decided to apply for this position because I want to use my English skills in a global environment. (グローバルな環境で英語力を活かしたいと思い、この職種に応募しました。) I’m confident that my communication skills will help me contribute to your team. (私のコミュニケーション能力は、御社のチームに貢献できると確信しています。) I have always been interested in marketing, and I believe this position fits my career goals. (私は以前からマーケティングに興味があり、この職種は自分のキャリア目標に合っていると思います。) |
面接では「なぜ応募したのか」「どのように貢献できるか」を英語で伝えることが重要です。
“I decided to apply because…” や “I’m confident that…” のような表現を使うと、前向きで印象の良い自己アピールができます。
英語を使う仕事の種類と特徴

英語を使う仕事にはさまざまな種類があり、それぞれ必要なスキルや仕事内容が異なります。英語を活かして働きたい就活生にとって、自分の得意分野や興味に合う仕事を選ぶことが大切です。
ここでは、代表的な職種を紹介し、それぞれの特徴をわかりやすくまとめました。
- 通訳・翻訳の仕事
- 英語教師・英会話講師の仕事
- 貿易事務・通関士の仕事
- 外資系企業の営業・マーケティングの仕事
- 観光・ホテル・航空業界の仕事
- 国際機関・NPO・大使館関連の仕事
- IT・エンジニア職で英語を使う仕事
- 海外駐在員・現地スタッフとして働く仕事
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①通訳・翻訳の仕事
通訳や翻訳の仕事は、英語力を最も直接的に活かせる専門職です。通訳は国際会議や商談、イベントなどで、話者の意図を正確かつ自然に伝える役割を担います。
瞬発力と集中力、そして文脈を読み取る洞察力が不可欠です。一方で翻訳は、契約書やマニュアル、映像字幕など幅広い文書を扱う仕事で、正確な文法知識と豊かな表現力が求められます。
また、医療・法律・ITなど専門分野に精通すると仕事の幅が大きく広がるでしょう。最初は、ボランティアやクラウド翻訳を通じて経験を積み、徐々に実績を重ねていくのがおすすめです。
英語力と専門性を磨けば、在宅や海外でも活躍できる自由度の高い仕事でしょう。
②英語教師・英会話講師の仕事
英語教師や英会話講師は、英語を通じて人の成長を支える教育職です。学校や塾、英会話スクール、企業研修、オンライン授業など働く環境は幅広くあります。
必要なのは英語力に加え、教える力と相手に伝える工夫です。発音や文法をただ教えるのではなく、「英語を話すことを楽しませる力」が重要になります。
また、授業をわかりやすくするプレゼン能力や、学習者のやる気を引き出すコミュニケーション力も欠かせません。
英検準1級以上やTOEIC高スコア、TESOLなどの資格を持っていると、採用や信頼につながります。英語を使って人と関わるのが好きな人にとって、長く続けやすく成長を感じられる仕事です。
③貿易事務・通関士の仕事
貿易事務や通関士は、国際的な物流や貿易を支える専門職です。海外企業との契約書作成、出荷スケジュール管理、輸送書類の確認、関税計算など、正確でスピーディーな事務処理が求められます。
英文メールや電話でのやり取りも多く、丁寧なビジネス英語の対応力が欠かせません。通関士は国家資格であり、専門用語や国際法規に関する知識を身につける必要があります。
地味な印象を持たれがちですが、世界中の取引を裏から支える誇りある仕事です。特に、輸出入業務の経験を積むことで、キャリアの幅も広がります。
海外勤務よりも、日本で安定して国際業務に関わりたい人に向いています。
④外資系企業の営業・マーケティングの仕事
外資系企業の営業やマーケティング職では、英語が日常的に使われています。社内会議、海外本社との報告、顧客プレゼン、広告キャンペーンの企画など、仕事の内容は多岐にわたります。
営業では成果が数字で明確に示されるため、論理的思考力とプレゼン能力が求められるでしょう。マーケティングでは、海外市場の動向を読み取り、データ分析や戦略立案を英語で行うケースも多いです。
TOEIC800点以上が目安とされることもありますが、語学力だけでなくスピード感と柔軟な発想も必要になります。挑戦を楽しめる人や、自分の実力を試したい人にとって最適な環境です。
努力が評価される実力主義の文化があるため、成長意欲が高い人には理想的な職場でしょう。
⑤観光・ホテル・航空業界の仕事
観光・ホテル・航空業界では、外国人観光客の増加により、英語を使う機会が急増しています。ホテルの受付、客室乗務員、旅行プランナー、ツアーガイドなど、直接お客様と関わる仕事が多くあります。
英語を話すことはもちろん、相手の文化や習慣を尊重する姿勢が重要です。笑顔と丁寧な対応、そして臨機応変な判断力が求められます。
特に航空業界では、安全に関わる正確なコミュニケーションが不可欠です。英語力に加え、ホスピタリティ精神やチームワークを重んじる人に向いています。
接客を通して感謝の言葉をもらえる喜びが大きく、やりがいを感じやすい職場です。グローバルな環境で、人と関わるのが好きな方にぴったりです。
⑥国際機関・NPO・大使館関連の仕事
国際機関や大使館、NPOでの仕事は、英語を通じて社会課題の解決に携わることができます。業務内容は調査・報告書作成・国際会議の運営など幅広く、正確な英語力と高い責任感が必要です。
採用条件として、大学院卒や専門資格が求められることもありますが、英語での議論や交渉に積極的に関われる姿勢があれば道は開けます。
特に国際協力や環境問題、人道支援などに関心がある人におすすめです。世界中の人々と協力して仕事を進めるため、語学力だけでなく多様性を受け入れる柔軟性も不可欠になります。
努力次第で国際的なキャリアを築ける、社会貢献度の高い仕事です。
⑦IT・エンジニア職で英語を使う仕事
IT・エンジニア職では、英語を理解できることで仕事の幅が一気に広がるでしょう。最新の技術資料やフォーラム、海外の開発チームとのコミュニケーションなど、英語が日常的に登場します。
コードレビューや、技術発表を英語で行う機会も増えています。英語が苦手な人も、まずはプログラミング関連の単語を覚えることから始めましょう。
英語力が上がることで、海外の優秀なエンジニアと直接意見を交わせるようになります。英語を学びながら、スキルアップができる点も魅力です。
グローバルIT市場で活躍したい人にとって、大きなチャンスを掴める職種でしょう。
⑧海外駐在員・現地スタッフとして働く仕事
海外駐在員や現地スタッフは、海外の企業や現地チームと協力しながら業務を進める仕事です。取引先との交渉や現地スタッフの管理、トラブル対応など幅広いスキルが求められます。
異文化の中で成果を出すためには、柔軟な考え方と英語での高いコミュニケーション力が必要です。生活面では言語だけでなく、文化の違いに戸惑うこともありますが、その経験は大きな成長につながります。
英語力とリーダーシップを活かして、海外で挑戦したい人には最適な仕事です。学生のうちに留学や国際インターンを経験しておくと、採用時の強みになります。
将来、グローバルな舞台でキャリアを築きたい方におすすめです。
就職に役立つ英語資格

英語を使う仕事を目指すなら、資格を取得して自分の英語力を客観的に証明することが重要です。
企業の採用担当者は、資格スコアを基準に判断することが多く、資格を持つことで信頼性や説得力が高まります。ここでは、就活で特に評価されやすい英語資格を紹介しています。
- TOEIC
- TOEFL
- IELTS
- 英検
- ケンブリッジ英検
- ビジネス英語資格
①TOEIC
TOEIC(トーイック)は、日本の企業で最も広く認知されている英語資格です。外資系企業やグローバル企業では、採用基準や昇進条件にスコアを設定しているケースも多くあります。
一般的に600点以上で基礎力があると評価され、730点を超えるとビジネスシーンでも十分に対応できるレベルです。800点以上を目指せば、英語を使う専門職や海外取引に関わる仕事の選択肢が広がるでしょう。
試験はリスニングとリーディングが中心ですが、スピーキング・ライティングテストも併用すると、より実践的な英語力をアピールできます。
継続的な学習計画を立てて、模試やオンライン講座を活用するのがおすすめです。
②TOEFL
TOEFL(トーフル)は、英語圏の大学進学を目指す人だけでなく、海外勤務や国際的な研究職を希望する人にも有効な資格です。TOEICに比べてアカデミックな内容が多く、英語を論理的に運用する力が問われます。
特にライティングでは、自分の考えを筋道立てて説明する構成力が評価されます。120点満点のうち80点以上を取ると、海外大学の授業や会議に十分対応できるレベルです。
TOEFL対策では、英語でニュースを読む習慣をつけたり、ディスカッション形式の勉強会に参加したりすると効果的でしょう。
難易度は高めですが、スコアを持っていれば「高度な英語運用力の証明」として大きな強みになります。
③IELTS
IELTS(アイエルツ)は、海外移住や大学進学、外資系就職など幅広い目的で利用される国際的な英語試験です。
リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を総合的に測定し、実際の会話力や表現力を重視しています。
スピーキングテストでは、面接官と1対1で英語を使って会話するため、即興的に考える力も養われます。スコアは1.0~9.0で示され、6.0以上あればビジネス英語の中級レベルとされています。
英語での思考力を鍛えたい人に、ぴったりの資格です。英語を「読む・書く」だけでなく「話す・聞く」力も伸ばしたい人におすすめで、海外志向の学生にも人気が高まっています。
④英検
英検(実用英語技能検定)は、日本で最も身近で受験しやすい英語資格です。5級から1級まで段階的に設定されており、自分のレベルに合わせて挑戦できます。
準1級以上を持っていると、履歴書での印象が強くなり、ビジネス英語の基礎力があると判断されやすいです。筆記だけでなく、面接形式のスピーキング試験があるため、実践的な英会話力を磨ける点も魅力でしょう。
最近では、英検のスコアを大学入試や、企業採用に活用できるケースが増えています。
英語学習のスタート地点として取り組みやすく、段階的にレベルアップを実感できる資格です。コツコツ努力できるタイプの人に、特におすすめします。
⑤ケンブリッジ英検
ケンブリッジ英検は、イギリスを中心に世界130か国以上で高く評価されている国際資格です。
ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)に基づいてA2からC2まで6段階に分かれており、試験内容は実践的でバランスが取れています。
スピーキングではペア形式で行われ、実際の会話に近い自然な英語力が試されます。英語圏の大学や企業で通用する資格として、国際的な信頼度が非常に高いです。
難易度はやや高いですが、取得できれば「世界で働ける英語力」の証明になります。英語を専門的に極めたい人や、海外キャリアを志す人にぴったりの資格でしょう。
⑥ビジネス英語資格
ビジネス英語資格には、Linguaskill(旧BULATS)やVersantなど、実務での英語運用力を測る試験があります。
電話応対・会議・商談・プレゼンなどの実際のシーンを想定しており、英語での対応力や即時反応力を確認できます。
オンラインで短時間受験できるものが多く、学生や社会人でも手軽に挑戦しやすい点がメリットです。結果が即日でわかるため、履歴書やエントリーシートにすぐ記載できるのも魅力でしょう。
TOEICと併用することで「スコア+実践力」の両方を証明でき、外資系企業での評価も高まります。英語を実務で活かしたい人や、グローバル環境に挑戦したい人におすすめです。
英語を使う仕事に就くためのポイント

英語を使う仕事に就くには、語学力だけでなく、実際にどのように活かすかを明確にすることが大切です。採用担当者は、英語力そのものよりも「英語を使って何ができるのか」を重視しています。
ここでは、英語を活かして働きたい就活生が意識すべき5つのポイントを紹介します。これらを実践することで、就職活動の軸がより明確になり、選考にも自信を持って臨めるようになるでしょう。
- 自分の現在の英語力を客観的に評価する
- 志望職種に必要な英語スキルを調べる
- 英語以外の専門スキルも磨く
- インターンシップや留学で実践経験を積む
- 英語面接や英文履歴書の準備を早めに行う
①自分の現在の英語力を客観的に評価する
まずは、自分の英語力を正確に把握することが何より大切です。英語を使う仕事といっても、職種や業界によって求められるレベルは大きく異なります。
たとえば、通訳や翻訳職では専門的な語彙や高度な表現力が必要になりますが、外資系の営業職では実践的な会話力や交渉スキルが重視されています。
TOEICやIELTSなどの資格スコアを活用して、自分の英語力を客観的に数値化してみましょう。客観的な基準をもとに、強みと課題を整理することで、効率よく学習が進められます。
また、オンライン英会話や外国人講師との対話など、実践的なアウトプットの場を活用すると実力が一気に伸びるでしょう。こうした積み重ねが、自信をもって英語力をアピールできる土台になるはずです。
②志望職種に必要な英語スキルを調べる
英語を使う仕事と一口に言っても、求められるスキルは、職種や業界によって大きく異なります。
たとえば、貿易事務では英文契約書の読解力やメールでのビジネス文書力が重要ですが、外資系企業の営業職では相手の意図を理解しながら交渉する会話力が欠かせません。
まずは、志望業界の求人情報や企業の採用ページをチェックし、必要な英語レベルやスキルを把握してください。社員インタビューやOB・OG訪問を通して、現場の実情を知るのもおすすめです。
具体的な業務内容を理解することで、目標とする英語力の方向性が見えてきます。必要なスキルを明確にした上で学習を進めれば、就活対策だけでなく、入社後の実践にも役立つでしょう。
目的を意識して学ぶ姿勢が、成長の近道です。
③英語以外の専門スキルも磨く
英語を話せるだけでは、評価がされにくい時代です。採用担当者は「英語で何ができるか」を重視しており、英語をツールとして活用できる専門スキルが求められています。
たとえば、マーケティング、会計、ITスキルなどの知識を身につければ、英語と掛け合わせることで活躍の場が広がります。
英語力に加えて、専門知識を英語で説明できるようになると、国際的なビジネスシーンでも即戦力として評価されやすくなるでしょう。
さらに、プレゼン能力や論理的思考、ビジネスマナーといった基礎力も重要です。オンライン講座や書籍を活用して、英語+専門スキルの「掛け算型の強み」を磨いていきましょう。
知識と柔軟な思考を持つことが、キャリアアップの鍵となります。
④インターンシップや留学で実践経験を積む
実践的な英語力を身につけるには、実際に使う環境に飛び込むことが最も効果的です。インターンシップや短期留学では、日常会話だけでなく、ビジネスの現場で英語を使う経験が得られます。
自分の英語力を試す場としても最適で、苦手なスキルを実感しながら改善していくチャンスです。また、海外経験は「異文化理解」や「柔軟な対応力」を身につけられる点でも高く評価されます。
現地の人と積極的に関わることで、自然な英語表現やリアルな文化背景を学べるでしょう。英語を単なる学問として学ぶのではなく、実践の中で身につけていく姿勢が何より大切です。
実際の経験は履歴書でも説得力を持ち、英語力を「活かせる力」としてアピールできます。
⑤英語面接や英文履歴書の準備を早めに行う
英語を使う仕事を目指すなら、面接や英文履歴書の準備を早めに始めておくことが重要です。英語で、自分の強みや志望動機を伝える練習を重ねることで、本番でも落ち着いて話せるようになります。
特に英文履歴書(レジュメ)では、実績や成果を具体的に記述することがポイントです。「何をしたか」ではなく「どんな成果を上げたか」を英語で表現できるようにしましょう。
また、英語面接では「なぜ英語を使う仕事を選んだのか」「どのように貢献できるのか」を問われるケースが多いです。自分の経験をストーリーとして整理しておくと、説得力が増します。
面接の練習は友人やオンラインサービスを活用して、客観的なフィードバックを受けるとさらに効果的です。準備の早さが自信につながり、結果にも表れます。
英語を使った仕事を選ぶ際の注意点

英語を使う仕事を選ぶときは、語学力だけで判断せず、職種の特性や将来性も意識することが大切です。
グローバル化により、英語を求める企業は増えていますが、自分に合わない選択をすると、入社後にミスマッチを感じる可能性があります。
ここでは、英語を活かして働きたい就活生が押さえておきたい4つの注意点を詳しく解説しましょう。
- 自分の英語力に合った仕事を選ぶ
- 業界や企業文化の違いを理解しておく
- AIや自動翻訳の影響を受けやすい職種に気をつける
- 長期的に英語力を維持・向上させるための工夫をする
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①自分の英語力に合った仕事を選ぶ
自分の英語力を正確に理解し、それに合った仕事を選ぶことが重要です。英語を使う仕事といっても、求められるスキルや使用頻度は、職種によって大きく異なります。
たとえば、通訳や翻訳では正確で専門的な表現力が必要ですが、貿易事務や外資系企業のサポート職では実務的な会話力やメール対応力が中心です。
自分のスキルを過信して高度な仕事に挑戦すると、業務についていけなくなるおそれがあります。TOEICや英検などの資格を目安に、自分の英語力を客観的に把握しましょう。
英語力がまだ不十分な場合は、入社前にオンライン英会話や短期留学で、実践的な経験を積むのがおすすめです。
自分の実力と仕事内容のバランスを見極めることで、就職後も安心して成長できる環境を選べるでしょう。
②業界や企業文化の違いを理解しておく
英語を使う仕事でも、業界や企業の文化によって求められる働き方は大きく異なります。外資系企業では、結果を重視する文化が根付いており、スピード感や主体性が評価されます。
一方で、日本企業の海外部門では、チームワークや丁寧な調整力が求められることが多いです。この違いを理解していないと、入社後にカルチャーショックを受けることもあるでしょう。
志望先の雰囲気を知るためには、説明会やOB・OG訪問、インターンシップなどを通じて、実際に話を聞くのが効果的です。
また、英語を使う職場でも、社内コミュニケーションは日本語中心というケースもあります。どんな職場環境で力を発揮したいのかを明確にし、文化的な相性を意識した選択を心がけてください。
自分に合った環境を選ぶことで、英語力を最大限に活かしながら長く働けるでしょう。
③AIや自動翻訳の影響を受けやすい職種に気をつける
AIや自動翻訳の進化により、英語関連の仕事の中には変化が進んでいるものもあります。特に、翻訳や通訳の分野では、AIの精度向上によって機械が文章を処理できる場面が増えています。
しかし、人間にしかできない細やかな感情表現や、文化的な理解を必要とする仕事は、依然として高い価値があります。たとえば、法律や医療、マーケティング分野では、専門知識と判断力が欠かせません。
こうした分野では、AIを補助的に使いながら、より高い付加価値を提供することが求められます。
英語を使う仕事を選ぶ際には、今後も需要が続く分野を見極め、自分のスキルをどう磨いていくかを考えることが大切です。
テクノロジーに対応しつつ、人の強みを活かせる働き方を意識することが、将来の安定につながるでしょう。
④長期的に英語力を維持・向上させるための工夫をする
英語を使う仕事に就いたとしても、学びを止めてしまうと語学力は、少しずつ衰えてしまいます。英語力を維持するには、継続的な学習の仕組みを自分の生活の中に組み込むことが大切です。
たとえば、毎朝英語ニュースを読む、ポッドキャストを聞く、英語で日記を書くなど、習慣化できる方法を見つけましょう。
また、定期的にTOEICやIELTSなどの資格試験を受けることで、自分の成長を客観的に確認できます。さらに、職場で英語を使うプロジェクトや、海外チームとの連携に積極的に参加すると、実践的な力を保てます。
英語は「学ぶ力」よりも「使い続ける力」が重要です。日常的に英語に触れる機会を自ら作り、継続的な努力を重ねることで、長期的なキャリアアップにもつながるでしょう。
英語を活かして就職するために大切なこと

英語を使って就職したい人にとって大切なのは、単に「就職する」の英語表現を知るだけではなく、就活全体でどう活かすかを理解することです。
たとえば、「get a job」「land a job」などの表現を正しく使うことで、自信をもって面接や履歴書に臨めるでしょう。
さらに、業界別の英語表現や資格(TOEIC・IELTSなど)を身につけることで、選択肢が大きく広がります。
英語を使う仕事には通訳や外資系企業、観光業など多くの道がありますが、自分の英語力や適性を見極めることが成功のカギです。
AI時代においても人にしかできない価値を磨き、継続的に英語力を高める姿勢が、将来のキャリアを確実に支えてくれるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる

この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。














