履歴書はレターパックで送っても問題ない!メリットとデメリットを紹介
履歴書はレターパックで送っても問題はないのか不安になりますよね。送り方を間違えて、企業に対して失礼にあたってしまわないか心配になる人も多いでしょう。
履歴書の内容がいくら完璧だとしても、送り方次第でマイナスな評価になることがあります。送り方1つで評価が変わってしまうのは残念であるため、事前に問題がないか知って防ぎたいですよね。
本記事では、レターパックで履歴書を送るときのポイントを紹介します。また、レターパックで送るメリットやデメリットと注意点なども解説します。
気になる人はぜひ読んでみてくださいね。ポイントをしっかりと押さえて、履歴書を正しく送付しましょう。
履歴書はレターパック出しても問題ない
結論から述べると、履歴書はレターパックで出しても問題ありません。
履歴書をレターパックで送ったからといって、マイナスな評価になることはないため安心してください。とはいえ、履歴書の郵送は普通郵便で送るのが基本です。
レターパックは普通郵便よりも料金が高いため、メリットを押さえてから検討しましょう。
履歴書をレターパックで送るメリット・デメリット
以下は、履歴書をレターパックで送るメリットとデメリットです。
これから紹介するメリットとデメリットを押さえてから、レターパックでの送付を検討しましょう。
メリット①:追跡機能がついている
レターパックの最大のメリットともいえるのが、追跡で郵便物が届いているかがわかることです。
一般的な普通郵便は追跡番号がないため、企業にちゃんと届いているか確認できませんが、レターパックには追跡番号が振られています。
そして、発送後は郵便局のサイトに追跡番号を入力すると、現在の配送状況を確認することが可能ですよ。
メリット②:綺麗な状態の履歴書を届けられる
レターパックは厚みがあって丈夫であるため、履歴書が折れる心配がありません。
また、仮に配送時に雨が降っても、厚みのあるレターパックであれば書類が濡れるリスクも最小限にできます。
普通郵便の場合は書類が折れたり、雨に濡れたりする可能性がありますが、レターパックであれば安心して送れるでしょう。
デメリット:普通郵便よりも料金が高い
レターパックでの送付は、普通郵便よりも料金が高いデメリットがあります。
普通郵便は120円〜210円であるのに対して、レターパックの料金は全国一律で370円と1.5倍〜3倍程度と高価です。
普通郵便は書類のサイズや重さで料金は変わってくるものの、それでもレターパックより郵送料を抑えられます。
応募する企業が多くなればなるほど、レターパックの料金が高いと感じるでしょう。
履歴書をレターパックで送るときのポイント
ここでは、履歴書やレターパックを送るときのポイントを紹介します。
具体的なポイントは、以下の5つです。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
書類はクリアファイルへ
レターパックで書類を送るときは、普通郵便と同様にクリアファイルに入れましょう。
これは、複数枚の書類をそのまま入れると担当者が開けたときにばらばらになり、管理がしづらくなるのを防ぐためです。
さらにレターパック自体は丈夫で折り曲がりにくく、水も侵食しにくいですが、クリアファイルに入れると万が一のときでも安心ですよ。
品名は書類
レターパックは普通郵便と同じように、品名の記入が必要です。
品名には履歴書、もしくは書類と書きましょう。
品名が書かれていないと配送が送れる可能性があるため、必ず記入するようにしてください。
宛名は「御中」
レターパックは普通郵便と同じように、宛名の記入が必要です。
レターパックのお届け欄にはあらかじめ様と記載されていますが、採用担当者の名前が分からないときは「様」を二重線で消して、「御中」と書いてください。
ただし、企業の採用担当者名の名前がわかっているときは「様」のままで大丈夫です。
正式名称の記載
レターパックは普通郵便と同じように、正式名称の記載が必要です。
この際、宛名を間違えてしまうと企業のもとに届かず、送り返されてしまう可能性があります。
万が一企業に届いたとしても、誤字脱字で印象が悪くなることもあるため、送付前には必ず宛名が合っているか確認しましょう。
見落としがちなビルの名称や番地、送り先の部署名などを念入りにチェックしてください。
また、先程も紹介したように御中、様をしっかりと使い分けられているかも確認しましょう。宛名の間違いはとても失礼に当たるため、間違えのないようにしてください。
自分の敬称は削除
レターパックには依頼主欄に自分に対して「様」の敬称が付いていますが、自分の敬称は二重線で削除しましょう。
また、自分の情報も忘れずに記入するようにしてください。送り主の住所や大学名、学部などを記入しないと、誰からの郵便物なのか分かりません。
中身を開けば就活生のものだと分かりますが、情報がないと開封をためらわれる可能性があります。スムーズに開封してもらうためにも、依頼主欄もミスがないかしっかりと確認してください。
履歴書をレターパックで送る方法
ここでは、履歴書をレターパックで送る4ステップについて解説していきます。
それぞれの方法を見ていきましょう。
ステップ①レターパックを購入する
まずは、レターパックの専用封筒を購入してください。
レターパックは郵便の窓口、郵便局のネットショップ、コンビニエンスストアより購入できます。レターパックには以下の2種類があり、それぞれの特徴は以下の通りです。
- レターパックライト:全国一律370円
- レターパックプラス:全国一律520円
どちらもA4ファイルサイズに対応した大きさであるため、基本的にはレターパックライトで問題ありません。
レターパックプラスは厚さ3cm以上のものを送れますが、相手の受領印が必要となり、手間がかかるため避けましょう。
ステップ②クリアファイルに入れる
企業に提出する書類はクリアファイルに入れて提出しましょう。
書類の順番は以下の通りです。
- 送付上
- 履歴書
- その他の必要な書類
書類をクリアファイルに入れることで、水濡れや汚れを防ぐことができます。また、一箇所にまとめて入れてあることで、企業側も書類を確認しやすくなりますよ。
ビジネスで書類を扱うときはクリアファイルに入れるのがマナーであるため、ぜひ覚えておきましょう。
なお、クリアファイルはA4の無色透明か白色を用意してください。折れた跡やデザインが入っているファイルは避けるのがベストです。
ステップ③各項目を記入する
続いては、レターパックに住所や電話番号などといった自分の情報を記入していきます。
品名には「履歴書」と記入しましょう。
宛先には送付先の企業、わかっている場合は担当者名を記入します。敬称として名前には「様」、団体宛の場合は「御中」を付けるのを忘れないようにしてください。
また水性ペンだと雨に濡れると文字が滲み、配達ができなくなるリスクがあるため、必ず油性マジックを使用しましょう。
ステップ④郵便ポストまたは窓口から発送する
次に郵便ポスト、または窓口から履歴書の発送をします。
レターパックに不備がないか確認したい場合は、担当者が指摘してくれる窓口からの発送がおすすめです。
送り慣れている方は、ポスト投函で問題ないでしょう。ポスト投函で不備がある場合は、自分の家に送り返されます。
近くにポストや郵便局がない場合は、収集も依頼できるためそちらを利用しましょう。
なお、レターパックのシールを剥がし忘れると追跡番号が分からず、郵便物の状況を把握できなくなるため注意してください。
レターパック以外の郵送方法の特徴を紹介
ここでは、レターパック以外での郵送方法を紹介します。
郵送方法とそれぞれの特徴は、以下の通りです。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
普通郵便:コストを抑えられる
普通郵便は、企業に書類を送るときに使用する最も基本的な郵送方法です。近郊地域だと2日、遠方地域だと3日が平均的な配送日数となっています。
また追跡サービスの利用はできませんが、料金は120円〜210円程度で、レターパックよりも費用が安めです。料金を抑えたい方や、特に急ぎではないときは普通郵便を使いましょう。
速達:履歴書をすぐに届けられる
速達は、履歴書をすぐに届けたいときに使う郵送方法です。
料金は重量によって異なりますが、250g〜4kgで+260円〜600円程度加算されます。速達は普通郵便よりも料金が高いのがデメリットです。
速達は期日ギリギリに届けたいときに最適な方法ではあるものの、特に理由がなく使うのには郵送料が高くおすすめはできません。
マイナスな印象になる!NGな郵送方法
ここでは、マイナスな印象になるNGな郵送方法を紹介します。
郵送方法によっては法律違反になったり、大きなマイナス評価になったりする恐れがあります。郵送方法で評価を落とさないよう、これから紹介する内容を押さえておきましょう。
宅配便
宅急便とは、個人や組織へ荷物を届ける配送方法です。
宅急便は履歴書の送付に対応していないため、履歴書を送ると法律違反になるうえ、企業側からの評価もマイナスになります。
したがって、履歴書の送付に宅急便は利用しないようにしましょう。
メール便
メール便とは、届け先のポストに投函する配送方法です。
しかし、メール便で履歴書を送ることはできません。履歴書は「一般信書」と呼ばれる文章で、メール便は信書の送付ができないためです。
メール便の内容物を記載しなければバレないと思う方もいるかもしれませんが、書かないのは法律上の問題があります。
さらに企業側もメール便での履歴書の送付はNGと認識しているため、利用しないのが無難です。
簡易書留
簡易書留は通常の郵送料金に350円プラスで利用でき、重要な書類を届けたいときに便利な郵送方法です。
とはいえ受取人が受領印を押す手間があるため、企業によっては迷惑に思われる可能性があります。
さらに、簡易書留は受取人がいないときは再配達となるため、普通郵便よりも到着が遅れるリスクが高いです。
マイナスな評価にならない企業もありますが、事務職や礼節を重んじる場合は常識がないと思われる可能性もあるため、簡易書留はおすすめできません。
企業側から指定がある場合を覗いて、簡易書留で履歴書を送るのは避けましょう。
ゆうパック・ゆうパケット
ゆうパック・ゆうパケットは、全国一律運賃で荷物を送れるサービスです。
ゆうパック・ゆうパケットは小さな荷物を発送するためのものであり、信書を送ることはできません。
送ってしまうと郵便法に触れてしまうため、履歴書を送らないように注意してください。
また、ゆうパック・ゆうパケットはレターパックと名前が似ていますが、全く異なるものであるため勘違いしないようにしてください。
履歴書をレターパックで送るのは問題ない
この記事では、履歴書をレターパックで送るのは問題ないのかについて紹介しました。
結論から述べると、履歴書はレターパックで送っても問題ありません。
レターパックは追跡で郵便物が届いてるのがわかるうえ、丈夫であるため折り曲がったり、雨に濡れたりするリスクを最小限にできます。
不安要素がある方や、企業に届いたかをしっかり確認したい方におすすめです。一方で、普通郵便よりも料金が高いため、費用を抑えたい方にはおすすめできません。
本記事で紹介した内容をもとにして、レターパックの使用を検討してみてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。