履歴書の趣味欄がゲームでもOK?好印象を与える書き方や例文を紹介
履歴書の趣味欄にゲームしか書けず、書類選考で落とされるかもと不安ですよね。
趣味にゲームと記入するなら、好印象を与える書き方に工夫することが大切です。本記事では、履歴書の趣味欄にゲームしかない場合の解決策を解説します。
好印象を与える書き方や例文も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書の趣味欄にゲームを記入しても問題ない!
履歴書の趣味欄に、ゲームを記入しても問題はありません。
就活では爽やかな印象を与えられるスポーツなどが記入されがちですが、趣味ではない活動や物事を記入しても、面接で噓がバレてしまう危険もあります。
現在はゲームの知名度も高くなっているため、ゲーム自体が悪印象になる可能性は低いでしょう。
しかし、趣味欄にゲームと記入する場合は明確な理由を添えて、好印象を与えることが大切です。
悪印象に繋がるか不安な場合はゲーム以外を探し、ゲームしか趣味といえる活動がない場合は明確な理由を添える工夫をしてみてください。
履歴書の趣味欄にゲームを記入してもOKな理由
履歴書の趣味欄にゲームを記入してもOKな理由を解説します。
記入してもOKな理由を知っておくと、より好印象な理由を述べられるでしょう。
①ゲームの知名度が高くなったため
趣味欄にゲームを記入しても問題ない理由の1つは、ゲームの知名度が高くなったためです。
携帯電話がスマートフォンに変わりアプリが普及し、年齢や性別問わずゲームが身近になりました。
また、e-スポーツがオリンピック競技になり世界規模になったことも知名度が高くなった理由です。
そのため、「ゲーム=娯楽」という価値観の方が減ってきています。
②多様性を認める企業が増えたため
2つ目の理由は、多様性を認める企業が増えたためです。
今までは娯楽として考えられていたゲームは、仕事に影響を及ぼすと懸念されていました。
しかし、最近は個人の趣味などを認める多様性の考えを持つ企業が増えてきたため、趣味がゲームであっても認められ始めています。
そのため、履歴書の趣味欄にゲームと記入しても、一部だけで人格を判断されることは少ないでしょう。
③面接時のアイスブレイクになるため
趣味欄にゲームと記入することで、面接時のアイスブレイクになる可能性もあります。
面接では学生が緊張している状態で本音を聞き出すことが難しいため、アイスブレイクとして趣味を聞くこともあります。
そこで準備した回答ではない本音を話せるゲームを書くことで、面接官に本来の自分の良さを伝えられますよ。
企業の多くはアイスブレイクのために趣味を聞く傾向があるため、回答を準備しながらも自分の良さを伝えられる準備をしておきましょう。
履歴書の趣味欄にゲームと書く際の好印象を与える方法
履歴書の趣味欄にゲームと書く際の好印象を与える方法を紹介します。
趣味欄にゲームと記入して悪印象になる可能性は低いですが、より好印象を与えることが重要です。
ゲームと記入して悪印象に繋がらないか不安な方は、上記の方法で記入してみてください。
①はじめに結論から記入する
履歴書の趣味欄は、ゲームに限らずはじめに結論から記入しましょう。
質問に対して結論から記入することで、コミュニケーション能力があると判断してもらえます。
また、採用担当者は数多くの履歴書を確認するため、結論から書かないと読んでもらえません。
そのため、趣味欄には「趣味はゲームです」や「趣味はゲームで~」という内容から始めてください。
②好きなジャンルを理由を添えて説明する
ゲームが趣味であることを記入したあとは、好きなジャンルを理由を添えて説明しましょう。
ゲームにはジャンルが様々ありますが、採用担当者に伝わるように具体的に書くことも大切です。
また、好きなジャンルを理由を添えて説明すると、好みから人柄も伝えられます。
そのため、履歴書に書くジャンルはホラーやシューティングゲームなど暴力的なコンテンツは避け、アドベンチャーやパズルなどがおすすめです。
③ゲームを通して得た知識やスキルを伝える
趣味欄にゲームと記入するにおいて重要なのは、ゲームを通して得た知識やスキルを伝えることです。
知識やスキルを伝えずゲームと記入してしまうと、ただの娯楽に捉えられてしまいます。
そのため、履歴書に書く際は「〇〇を通じて、探究心や忍耐力が身に付いた」など、詳しく書きましょう。
④仕事に活かせることを伝える
ゲームを通して得た知識やスキルを活かして、どのように企業に貢献するか記入しましょう。
企業にとって重要なのは何が趣味なのかではなく、趣味を通じて得た知識やスキルが企業に活かせるかどうかです。
例えばパズルゲームが趣味な場合は「パズルゲームで得た論理的思考力は、次の状況を予測した動きに繋がる」などと記入できます。
企業は仕事に活かせることを重要視しているため、趣味欄に記入する際は簡潔かつ密度の濃い内容にしましょう。
履歴書の趣味欄にゲームと書く場合の例文3選
履歴書の趣味欄にゲームと書く場合の例文を3つ紹介します。
どのように書くべきかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。
①コミュニケーション能力をアピールする例文
趣味はゲームで、オンラインRPGをプレイしています。様々なプレイヤーとのチームプレイを通じて、コミュニケーション能力が向上しました。 具体的には、チーム内での円滑な情報共有、状況に応じた適切な指示の出し方を学びました。同時に、戦略的思考力や迅速な状況判断力も磨かれ、効率的な問題解決能力も身につきました。 これらのコミュニケーションスキルと経験は、職場での円滑な人間関係構築やプロジェクト推進に直接活かせると考えており、チームの生産性向上や新しいアイデアの創出を通じて、会社の業績向上に貢献できると確信しています。 |
オンラインRPGなど多くの人と会話をするゲームをプレイしている方は、コミュニケーション能力をアピールできます。
企業はコミュニケーション能力の有無を重要視しているため、趣味欄だけでなく他の質疑応答でもアピールすることが大切です。
②論理的思考力が培われたことをアピールする例文
趣味はゲームで、頭を使うパズルゲームにはまっています。難しいパズルを解くのが楽しくて、気づけば論理的に考える力が身についていました。 例えば、複雑な問題を小さな部分に分けて考えたり、パターンを見つけたりするのが上手になりました。時間制限のあるステージでは、プレッシャーの中で冷静に判断する力も養えました。これは仕事の問題解決にも通ずるものだと感じています。 難しい課題も根本解決に導き、社内で新しいアイデアを生み出したり、業務の効率的に行えるように実行してまいります。 |
倫理的思考は、業種問わず必要な能力です。
新卒者はわからない業務に挑戦するため、冷静かつ効率的に業務を行う必要があります。
そのため、自分で考えて効率的に業務を行える素質があることをアピールしましょう。
③探求心が培われたことをアピールする例文
趣味はゲームで、ロールプレイングゲーム(RPG)を愛好しています。広大な仮想世界を探索する中で、強い探求心と好奇心が培われました。 未知の環境に積極的に挑戦し、多様な情報を収集・分析する習慣が身につきました。また、ゲーム内のクエスト解決を通じて、複雑な課題に粘り強く取り組む姿勢や、多角的な視点からの問題分析能力も向上しました。 これらのスキルは、業務における新規プロジェクトの立案や、市場調査、顧客ニーズの把握などに活用できると考えています。探求心を原動力とした積極的な情報収集と分析力で、会社の新たな成長機会の発見に貢献したいと考えております。 |
追求心は、プロジェクトの立案や顧客ニーズの把握に重要なスキルです。
特に新卒者の新しい思考を求めている企業への、良いアピールになるでしょう。
履歴書の趣味欄にゲームを記入する際の注意点
履歴書の趣味欄にゲームを記入する際の注意点を3つ解説します。
趣味欄にゲームと記入して悪印象になる可能性は低いですが、面接を受ける企業の傾向やアピール方法を考える必要があります。
履歴書の趣味欄にゲームと記入する前に、注意点を確認しておきましょう。
①企業の役員など年齢の高い人には悪印象になる可能性がある
ゲームの知名度が上がったり多様性を認める企業が多いなか、役員など年齢の高い人の多い場では悪印象になる可能性があります。
年齢の高い役員の方はゲームに触れる機会が少なく、娯楽と考える人もいるでしょう。
そのため、ゲームを記入する前に社風や社員・役員の年齢層を確認しておくことが大切です。
②熱弁しすぎると業務に支障が出ることを懸念される
趣味はアイスブレイクになるため素で会話しやすいですが、熱弁しすぎると業務に支障が出ることを懸念されます。
面接官の質問以上に的確に回答しなかったり聞かれたこと以上のことを話すと、ゲームに没頭して夜更かししていないかなど生活習慣を疑われるため危険です。
ゲームは伝え方次第で印象が左右されやすいため、趣味でも事前の回答を用意しておきましょう。
③コミュニケーション能力の有無を心配される
ゲームは1人で行うものというイメージを持っている方も多く、コミュニケーション能力の有無を心配される可能性があります。
しかし、「オンラインRPGなど他者と会話をしながら進めるゲームが趣味」など伝え方を変えると、コミュニケーション能力の有無を心配されることはありません。
もし1人で行うゲームが趣味の場合は、家族や友人と一緒になどを追加すると良いでしょう。
ゲーム以外に履歴書に記入できる趣味一覧
ゲーム以外に履歴書に記入できる趣味を一覧で紹介します。
- スポーツ
- 読書
- 料理
- 掃除・家事
- カメラ
- 音楽鑑賞
- 映画鑑賞
- 芸術鑑賞
- ハンドメイドなど
ゲーム以外の趣味を記入したい場合は、上記を参考にしてみてください。
上記の趣味を選んだ場合も、理由や得たスキル・知識は重要なアピールポイントになります。
趣味で学生の素性を知りたい面接官も多いため、触れられた時に好印象になるように準備してみてください。
履歴書の趣味欄にゲームを書くなら伝え方が大切
履歴書の趣味欄にゲームを書くなら、伝え方が大切です。
ゲームは人気度が高まり多様性を認める企業が増えてきたことから、趣味欄に記入しても書類選考で落とされる可能性は低いでしょう。
大切なのは、趣味のゲームを通して「何を得て・どのように企業に貢献するか」を伝えることです。
趣味欄に記入できる趣味がゲーム以外にない方は、好印象を与えられるように工夫してみてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。