伊藤忠食品の平均年収は?競合比較や募集要項も紹介
伊藤忠食品は、全国のメーカーや販売者と提携し、酒類や食品の卸売を行う企業です。食品業界について調べている方は、伊藤忠食品に興味を持つことが多いでしょう。
本記事では、伊藤忠食品の従業員の年収、募集要項、事業内容について詳しく紹介します。競合企業とも比較しているので、ぜひ参考にしてください。
伊藤忠食品の平均年収・初任給
多くの就活生が気にする伊藤忠食品の給与について、以下のポイントを説明していきます。
- 伊藤忠食品の平均年収
- 伊藤忠食品の初任給
伊藤忠食品の平均年収
伊藤忠食品の従業員の平均年収は672万円です。以下に従業員のデータをまとめました。
- 従業員数: 1,197名
- 平均年齢: 41.3歳
- 勤続平均年数: 16.5年
- 平均年間給与: 672万円
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年の給与所得者の平均給与は458万円です。したがって、伊藤忠食品の平均年収は一般的な水準よりも高いと言えますね。
(出典: 金融庁EDINET「2023年3月期有価証券報告書」)
伊藤忠食品の初任給
伊藤忠食品の初任給(2023年4月実績)は、総合職が月給229,000円です。
厚生労働省の令和元年賃金構造基本統計調査によると、2019年度の大卒初任給は21万200円でした。これに基づき、伊藤忠食品の初任給は一般的な水準よりも高いと考えられます。
(出典: 伊藤忠食品採用サイト「募集要項」)
伊藤忠食品の募集要項
以下に、伊藤忠食品の募集要項の一部を紹介します。
勤務地 | 主要都市の事業所および物流センター ※初期配属地は東名阪地区を予定 |
勤務時間 | 9:00〜17:30(実働7時間30分) ※業務内容や各人の事情に合わせスライドワークや時差出勤を活用 |
諸手当 | 時間外、管理職、家族、通勤 他 |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(夏、冬) |
休日休暇 | 完全週休2日制(土曜・日曜)、祝日、年末年始 他 (年間休日120〜126日) 年次有給休暇、時間単位有給休暇、特別有給休暇、誕生日休暇、産前産後休暇、育児休業、育児目的休暇 他 |
福利厚生 | 従業員持株会、財形貯蓄、退職金、選択制確定拠出年金、借上社宅、福利厚生サービス、ジョブ・リターン制度各種社会保険完備、基金、三大疫病等見舞金、がん先進医療補償金の支給 他 研修制度: 新入社員研修、OJTリーダー研修、2年目フォロー研修、階層別研修、各種スキルアップ研修、Eラーニング 食に関連する資格(ワインソムリエ、食品表示検定など)の支援、社内留学制度 他 |
(引用元: 伊藤忠食品採用サイト「募集要項」)
「食に関する資格」の支援制度などは、食品会社ならではの特徴です。
伊藤忠食品の企業情報
ここでは、伊藤忠食品の企業情報を以下の3項目に分けて紹介します。
- 伊藤忠食品の事業
- 伊藤忠食品の実績
- 伊藤忠食品の企業理念
①伊藤忠食品の事業
伊藤忠食品は、酒類や食品の卸売業を主に行っている企業です。全国4,000社のメーカーや約1,000社の小売業と取引しており、流通業界で以下の6つの機能を果たしていますよ。
- 営業機能
- 情報機能
- マーケティング機能
- 物流機能
- 代金決済機能
- マーチャンダイジング機能
これらの機能を通じて、スーパーやコンビニ、インターネットなど様々な店舗に食品を届け、日本の食生活を支える重要な役割を担っています。
(引用元: 伊藤忠食品「企業情報」)
②伊藤忠食品の実績
伊藤忠食品の近年の売り上げと実績は以下の通りです。
年度 | 売上高 | 経常利益 |
2019年3月期 | 6,671億2,800万円 | 49億4,300万円 |
2020年3月期 | 6,612億4,400万円 | 57億円 |
2021年3月期 | 6,567億4,300万円 | 62億6,500万円 |
2022年3月期 | 6,126億5,800万円 | 72億7,400万円 |
2023年3月期 | 6,429億5,300万円 | 89億4,300万円 |
新型コロナウイルスや原材料の高騰、インフレなど厳しい状況の中でも、2022年度の決算で着実に売上を伸ばしました。
(参照元: 伊藤忠食品「2022年度決算2023年度~2025年度中期経営計画Transform 2025説明資料」)
③伊藤忠食品の企業理念
伊藤忠食品の企業理念は次のようになっています。
常に時代の変化と要請を先取りし、健康で豊かな食生活創りを通じて消費者と社会に貢献します |
伊藤忠食品は、食品のサプライチェーンを効率化し、社会の変化や消費者ニーズに対応して私たちの食生活を支えています。
チャレンジ精神や人々を支える姿勢を持つ企業であり、自分の強みや就職の軸と照らし合わせて相性を考えてみると良いでしょう。
伊藤忠食品の競合企業
ここでは、伊藤忠食品の競合企業である次の3社を紹介します。
- 三菱食品
- ヤマエ久野
- 加藤産業
①三菱食品
三菱食品は、加工食品や冷凍・チルド食品などを卸売りする企業です。常温・冷蔵・冷凍の3温度帯すべてで食品を扱うことを強みとしていますよ。
- 売上収益: 1兆9,967億8,000万円
- 従業員数(連結): 4,944名
- 平均年齢: 44.7歳
- 勤続平均年数: 19.4年
- 平均年間給与: 691万円
(引用元: 三菱食品「2023年3月期有価証券報告書」)
②ヤマエ久野
ヤマエ久野は、大手コンビニやスーパーの物流センターを運営する企業です。食料品卸だけでなく、粉糖や畜産飼料の材料供給も行っていますよ。
- 売上収益: 5,879億8,200万円
- 従業員数(連結): 4,676名
- 平均年齢: 43.8歳
- 勤続平均年数: 1.4年
- 平均年間給与: 654万円
(引用元: ヤマエグループホールディングス「2023年3月期有価証券報告書」)
③加藤産業
加藤産業は事業を展開する中心エリアが、近畿・首都圏・九州エリアに限られています。オリジナル商品も手掛けており、卸売業ながら独立した食品会社としても活動していますよ。
- 売上収益: 1兆993億9,100万円
- 従業員数(連結): 4,327名
- 平均年齢: 40.99歳
- 勤続平均年数: 15.67年
- 平均年間給与: 701万円
(引用元: 加藤産業「2023年9月期有価証券報告書」)
伊藤忠食品について理解を深めよう
伊藤忠食品は、酒類・食品卸売業を主に行う企業で、全国の流通網において業者と販売者をつなぐ役割を果たしています。
企業研究の際には、競合との違いや実績、各社の強みを整理すると良いでしょう。これらの要素を整理することで、伊藤忠食品の特徴がより明確になり、志望動機などが組み立てやすくなりますよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。