就活とはなにか|時期別のスケジュールを紹介
大学3年生頃になると就活についての焦りを感じ、何をすればいいのか分からないと悩む学生が増えます。大学3年生に限らず、大学入学時から焦りを感じる学生も少なくありません。
本記事では、就活を控える学生に向けて、そもそも就活とは何なのか、時期ごとにやるべきことを紹介します。漠然とした不安を抱えている人はぜひ参考にしてくださいね。
エントリーシートのお助けアイテム!
- 1ESをAIに丸投げ|LINEで完結
- 完全無料でESを簡単作成
- 2ESを添削|プロが無料添削
- キャリアアドバイザーが添削してくれる
- 3志望動機テンプレシート|簡単作成
- カンタンに志望動機が書ける!
- 4自己PR作成ツール|自動作成
- あなたの自己PRを代わりに作成
- 5企業・業界分析シート|徹底分析
- 企業比較や選考管理もできる
就活とは働く自分について考えること

就活は、大学生や大学院生・高校生・専門学校生が卒業前に企業からの内定を目指して行う活動のことを指します。
多くの人々は就職活動を、単なる職を得るための手段と捉えがちです。しかし実際には、自己理解を深めることや、自分に適した職業を見つけ出すための大切なステップでもあります。
就活を成功させるためには、未来の自分がどのように働いているかを具体的に描く必要があります。自己分析を行い、自分の長所や短所・価値観をはっきりさせ、自分に合った業界や会社を選びましょう。
【6ステップ】就活の一連の流れ
まずは、就活の一連の流れを6ステップで解説します。いくつかのステップを重ねる場合もあります。
- 自己分析
- 業界研究・企業研究
- ES・履歴書作成
- インターンへの参加
- OB・OG訪問
- 筆記試験や面接
①自己分析
就職活動における最初のステップは、自己分析です。まずは自分自身がどのような人物であるかを詳細に理解することにより、就職活動の方向性を定めます。
具体的な方法としては、自分の過去の経験や行動パターンを振り返り、自分の性格や能力を客観的に評価することです。
深める自己分析は一度きりのものではなく、就職活動が進むにつれて継続的に行います。自己分析ツールやキャリアカウンセリングのサービスを活用することも、自己分析を深めるための有効な手段です。
深い自己理解は、自分自身をより魅力的に表現することを可能にし、就活での高評価にもつながります。
➁業界研究・企業研究
自己分析を終えた後、次に取り組むべきは業界研究と企業研究です。自分の志向や関心がある企業や業界について、詳細なリサーチを行います。
業界や企業に関する知識を深めることで、自分のキャリアに対する向き合い方が明確になります。また業界研究や企業研究は、入社後の期待と現実のギャップを最小限に抑えるためにも、非常に重要な役割を果たします。
企業研究では、その企業の文化や価値観・ビジョン・従業員の意見を聞き出します。業界の専門誌・企業の公式サイト・説明会など、多様な情報源を駆使して、包括的な情報収集を心がけましょう。
さらに、業界や企業の未来の展望や安定性についても考えるすることが望ましいです。
③ES・履歴書作成
志望する業界や企業が明確になったら、エントリーシート(ES)や履歴書を作成します。応募書類の作成は1枚につき時間を要する作業ですので、早めに取りかかることが大切です。
エントリーシートや履歴書には、自身の具体的な経験や達成した成果を盛り込むことが求められます。また、応募する各企業に合わせて内容を変更することで、その企業への強い意欲を示せるでしょう。
また提出期限は企業ごとに異なりますので、計画的なスケジュール管理が必要になります。効率的に就活するためには、自分だけのシートを作成し、エントリーシート作成にかかる時間を短縮することも有効な方法です。
④インターンへの参加
ESや履歴書を作成し終わったら、インターンシップへ参加します。夏季、秋季、冬季といった様々な時期に開催されるインターンシップは、実際の職場での業務を体験する絶好の機会になります。
実務を通じて得られる知識はもちろんのこと、他の就職活動中の学生や企業の従業員との交流は、貴重な人脈を築く上で重要になるのです。
インターンシップに積極的に参加することで、仕事の現場を直接体感し、企業の文化を深く理解できます。またインターンシップでの経験が選考に繋がる可能性も高いので、積極的な参加をおすすめします。
⑤OB・OG訪問
ある程度志望企業が定まったら、OB・OG訪問を行います。企業で実際に働く人々からの生の話を聞き、企業に対する理解を深めることが可能です。
OB・OG訪問では企業の文化や日々の業務、従業員の働き方に関する情報など、ウェブサイトやパンフレットでは得られないような情報を得られます。
訪問に備えて質問を用意し、積極的に情報を収集することで、より具体的な企業像を描けるでしょう。
⑥筆記試験や面接
選考が近づいてきたら、面接や筆記試験の対策・実践を行います。企業が採用過程で採用する選考方法は多岐にわたり、書類選考から筆記試験・面接・グループディスカッションまで様々です。
筆記試験では、その業界や職種特有の知識や一般常識が求められます。また、面接では、あなたの自己紹介や志望理由を通じて、コミュニケーションスキルが評価されるでしょう。
【学年の時期別】就活の流れを徹底解説

続いて、学年の時期ごとに就活の流れを解説します。基本的に3年生の春から動き出している場合は充分であると言えるでしょう。
- 3年の春
- 3年の6月~
- 3年の9月~
- 3年の3月~
- 4年生
①3年の春
大学3年生の春から全体の就活が始まります。この時期は業界によりスピード感が異なり、全く情報解禁されていない業界もあるため、自己分析と業界研究に集中することが求められます。
自己分析を行う際には、自身の得意分野や関心事を深掘りし、自分に適した職種や業界を見定めることが大切です。
業界研究においては、関心を持つ業界の動向や未来の展望、そして企業文化を研究し、自分にフィットする企業を探し出すことが重要となります。
3年生の春にしっかりとした土台を作ることで、その後の就職活動が円滑に進むでしょう。
➁3年の6月~
6月が始まると、多数の企業が夏季インターンシップの募集を始めます。これらのインターンシップは実際の仕事を体験し、業界や職種についての理解を深める格好のチャンスとなります。
企業にとっても、インターン生を評価する貴重な機会です。夏季インターンシップで優れた成果を上げられれば、採用担当者の記憶に残り、早期の内定獲得に結びつく可能性もあるでしょう。
③3年の9月~
9月に入ると、秋・冬の季節がやってきます。この時期のインターンはより実践的な内容が組まれており、志望企業の雰囲気や業務内容を肌で感じ取れる絶好の機会です。
同時にOB・OG訪問も行えるタイミングです。現役社員の声を聞くことで、企業の実態をリアルに知れます。自分の持つイメージと乖離がないかを確かめられるだけでなく、志望動機を深める材料も得られるでしょう。
秋から冬にかけては、本格的な就職活動に向けた準備が必要不可欠な時期になります。
④3年の3月~
3年生の3月に入ると、いよいよ就職活動が本格化します。この時期には、合同企業説明会や個別の企業説明会が目白押しです。企業と直接対話できるこの機会を大切にしましょう。
説明会へ参加するだけでなく、エントリーシート(ES)の提出も始まります。ESでは自己PRや志望動機を明確に示し、志望企業に自身のアピールポイントを訴求することが重要です。
3月はこの後の就活の行方を左右する大切な時期です。説明会への参加と質の高いESの作成に注力することで、内定獲得への確かな一歩を踏み出せるでしょう。
⑤4年生
4年生に進級すると、いよいよ就職活動の正念場を迎えます。6月からは面接や筆記試験など、企業による厳しい選考が本格化します。
志望企業の内定をつかむべく、自己PRやインターン経験、学生時代の活動実績を存分に発揮する時です。
7,8,9月の期間に徐々に内定が出され、10月に多くの企業で内定式が行われます。長い就活は終わり、新生活のスタートへと切り替わっていきます。
就活を成功させるポイントを4つ紹介
最後に、就活を成功させるポイントを紹介します。就活を始める前に是非一度チェックしておいてくださいね。
- 就活の軸を定める
- 周囲と比較しない
- 簡単にあきらめない
- 息抜きしながら続ける
①就活の軸を定める
就活を成功させるためには、まず自分自身の軸を明確にすることが重要です。なぜその業界なのか、なぜその企業なのか、自身の価値観と照らし合わせた上で、企業選びの基準を明確にしましょう。
軸を定めるためには、自己分析を欠かせません。自分の長所や志向、そしてキャリアにおける目標を冷静に見つめ直す作業が不可欠です。
加えて、業界研究や企業研究を通じ、自分の進路となる方向性を確かなものにすることが大切です。企業文化や事業内容などを深く理解することで、自分に適した企業を選び取れるでしょう。
自分軸を持つことで、就職活動の指針が定まり、より効率的に取り組めるようになります。まずは自分自身をよく見つめ、自分軸を確立することから始めましょう。
➁周囲と比較しない
就職活動は自分のペースを守ることが何より大切です。周りと比べて焦ったり落ち込んだりするよりも、自分の目標に専念することで適切な企業が見つかるはずです。
他人の進捗に一喜一憂するストレスは、かえってモチベーションを下げてしまいます。自身の長所や関心事を生かした取り組みを心がけ、自分らしいキャリアを歩みましょう。
就職活動は長く厳しい道のりですが、それだけに自分自身を大切にする必要があります。他人と比べず、自分のベストを尽くすことに集中し、小さな成功を積み重ねていく姿勢が大切ですよ。
③簡単にあきらめない
企業からの不採用が重なると自信を失いがちですが、前を向いて粘り強く取り組むことが大切です。中途半端にあきらめたり、本当は希望していない職場に流れ込むと、後々を後悔する恐れがあります。
就活は長く感じ、早く辞めてしまいたいと思いますが、継続することでいい結果を得られることもあります。
上手く行かない時は、就活エージェントに相談したり仲間と情報交換するなどして、モチベーションを維持する工夫をしましょう。
④息抜きしながら続ける
就職活動による心身の疲労は避けられません。ストレスが蓄積されると面接での集中力なども低下するため、適切な息抜きが不可欠です。
趣味に時間を使ったり、友人と交流したり、運動を心がけるなど、リフレッシュする機会を設けましょう。バランスのとれた生活リズムを保つことで、集中力が維持され就活に好循環をもたらします。
心身ともにリフレッシュできる環境づくりが、就職活動を成功に導く大きな助けとなるでしょう。ストレスをためこまずに発散し、気分転換を図ることが大切です。
自分の納得できる結果を得られる就活を目指そう
就活を成功させるには、まず自己分析を徹底し、自身の強みや関心事を把握することが不可欠です。次に興味のある業界や企業について調査を重ね、自分に適した職場を見つけてみてください。
就活は将来のキャリアを形作る貴重な機会です。計画を立て、自分に合った職場探しに取り組みましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。