【例文アリ】自己PRと志望動機をつなげるコツは?2つの違いや書き方手順も紹介
就活で「自己PR」と「志望動機」は最も重要な質問のまさに2大巨頭です。
しかし、就活生の中には「自己PRと志望動機に一貫性をもたせるのが難しい」「そもそもどう使い分けていいかわからない」という悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
実は、自己PRと志望動機をうまくつなげるためには、いくつかのコツと手順を押さえることが重要です。
この記事では、自己PRと志望動機の違いを整理し、それぞれを効果的に結びつけるための書き方手順を解説していきます。
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自己PRと志望動機の違い

自己PRと志望動機は、就職活動で求められる重要な要素ですが、それぞれが担う役割は異なります。
自己PRは自分の強みや特技、経験をアピールするためのものであり、「自分が何を持っているか」を伝えるものです。
一方、志望動機は「なぜその企業で働きたいのか」を説明するもので、企業に対する理解や価値観の共有を目的としています。
- 自己PR:「自分の強み」を表現する
- 志望動機:「なぜその企業なのか」を表現する
①自己PR:「自分の強み」を表現する
自己PRとは、自分が持つスキルや経験、そしてそれらをどう活かしてきたかをアピールするものです。
そのため、自己PRで重要なことは、具体的なエピソードを通じて自分の強みを明確に伝えることです。
例えば、プロジェクトのリーダーシップを発揮した経験や、困難な状況を乗り越えたエピソード等を具体的に述べると、採用担当者に対してあなたの能力や性格が伝わりやすくなるでしょう。
自己PRは単に「私は責任感があります」等の抽象的な表現ではなく、「これまでの仕事でどう責任感を発揮してきたのか」等の具体的な内容での補強が求められます。
②志望動機:「なぜその企業なのか」を表現する
志望動機は、「なぜこの企業を選んだのか」「なぜこの業界で働きたいのか」等の質問に答えるもので、企業とのマッチング度を示すためのものです。
採用担当者はあなたが企業の文化や目標に共感し、そこで働くことに本気で情熱を持っているかを重視します。
したがって、志望動機を書く際は企業のビジョンや理念、事業内容を理解し、自分の価値観やキャリアビジョンがどう合致しているかを明確に示すことが大切です。
「なぜこの企業でなければならないのか」を具体的な理由とともに述べることで、採用担当者の印象に残る志望動機を作れるでしょう。
自己PRの作り方手順3つ

就職活動での自己PRは、採用担当者に自分の強みを伝えるための重要な要素です。
そこで、自己PRを効果的に作るための手順を3つ紹介します。自己分析から具体的なエピソードの構築まで、1つずつステップを踏んでいきましょう。
- 自己PRが聞かれる意図を考える
- 自分の強み・長所を自己分析する
- 強みや長所が活用できたエピソードをもとに組み立てる
①自己PRが聞かれる意図を考える
自己PRが面接で問われる理由は、応募者が自分の強みを理解し、それをどう活かせるかを考えているかを知るためです。
採用担当者は応募者の言葉から、その人が持つ価値観や仕事に対する姿勢、そして会社にどう貢献できるかを見極めようとします。
自己PRで重要なのは、単に「私は○○が得意です」と言うのではなく、「その強みをどう企業に貢献できるか」等の視点を持つことです。
企業が求める人物像と自分の強みが一致するかを意識して表現すれば、自己PRがより効果的です。
②自分の強み・長所を自己分析する
自己PRを作る第一歩は、自己分析を通じて自分の強みや長所の明確化です。
自己分析では過去の経験や日常生活での行動パターンを振り返り、自分の得意や他の人と比べて優れている点を洗い出します。
自分の強みが明確になると、それを活かしてどう仕事に貢献できるかを考えることができ、より説得力のある自己PRが作れます。
③強みや長所が活用できたエピソードをもとに組み立てる
自己PRは具体的なエピソードで補強すれば、より信頼性が高まり、説得力が増します。
その際、STAR法(Situation, Task, Action, Result)を使ってエピソードを整理すると効果的です。
例えば、「チームでのプロジェクトでリーダーシップを発揮し、期限内に目標を達成した」等のエピソードでは、具体的な行動や成果を述べることで、納得感のあるストーリーを伝えられますよ。
志望動機の作り方手順3つ

志望動機は、企業に自分がその会社で働く強い意欲を伝えるための重要な要素です。
しかし、多くの就活生が「何をどう書けばいいのか」と悩む部分でもありますよね。そこで、志望動機を効果的に作成するための3つの手順を紹介します。
- なぜ志望動機を聞かれるのか意図を考える
- 業界や企業研究を綿密に行う
- 具体的なエピソードを加えて組み立てる
①なぜ志望動機を聞かれるのか意図を考える
企業が志望動機を聞く理由は、応募者がその企業や業界についてどれだけ理解しているか、そして自社で貢献できるかを知りたいからです。
志望動機を通じて、採用担当者は応募者の価値観や熱意を見極めます。
その際、単に「御社が好きです」等の一般的な理由だけでは、他の応募者との差別化が難しく印象に残りません。
そこで、志望動機を考える際には、まず「なぜこの企業でなければならないのか」を自分に問いかけ、採用担当者が求める答えに合ったものの準備が大切です。
②業界や企業研究を綿密に行う
効果的な志望動機を作るためには、業界や企業についての詳細な研究が不可欠です。
企業のビジョン、経営方針、事業内容、競合との違い等を把握し、自分がその企業にフィットするのかを明確にしましょう。
業界の現状や将来の展望を理解すれば、自分の志望理由に説得力を持たせられます。
また、企業が直面している課題や成長戦略を理解し、それに対して自分がどう貢献できるかを具体的に述べることで、採用担当者に強い印象を与えられるでしょう。
③具体的なエピソードを加えて組み立てる
志望動機をより具体的で説得力のあるものにするためには、実際の経験やエピソードを加えることが重要です。
自分が過去に経験した出来事や取り組んだプロジェクト等を通じて、志望する企業や業界への関心が高まった瞬間を切り出しましょう。
大学での研究活動を通じて、〇〇業界の可能性に魅了されました。 特に貴社の〇〇事業に強く興味を持ち、自分のスキルを活かせると感じたため志望しました。 |
たとえば、上記のエピソードを交えることで、志望理由が単なる言葉の羅列ではなく、具体的で現実感のあるものになるでしょう。
ESや面接で好印象を持たれるポイント2つ

就職活動において、エントリーシート(ES)や面接は、企業に自分をアピールする重要な場面です。
しかし、多くの就活生が同じような内容を書いてしまい、採用担当者に強い印象を残すのは難しいこともありますよね。
そこで、他の就活生と差別化を図り、好印象を持たれるための2つのポイントを紹介します。
- 内定者のESを参考に他の就活生と差別化を図る
- PREP法を積極的に使う
①内定者のESを参考に他の就活生と差別化を図る
内定を獲得した先輩のエントリーシート(ES)は、就職活動において貴重な情報源です。
成功した人たちのESを見ることで、企業が求める応募者像やどんな表現が効果的かを学べます。
内定者のESから、共感を呼ぶエピソードの使い方や強みのアピール方法を学び、それを自分自身のストーリーに変換すれば、他の就活生との差別化を図れるでしょう。
その際、具体的な内容と自分の強みを組み合わせて、オリジナリティのあるESを作ることが、好印象を与えるポイントです。
②PREP法を積極的に使う
面接やES作成において、PREP法を使うことで話の展開が論理的でわかりやすくなるでしょう。
まずは結論(Point)を述べ、その理由(Reason)、具体的なエピソード(Example)を示し、最後に再度結論(Point)で締めくくる流れです。
PREP法を使うことで、採用担当者が話を理解しやすくなり、自分の意見や経験が一貫性を持って伝わります。
また、エピソードを活用すれば具体性が増し、他の応募者との差別化を図ることも可能です。
【正攻法】自己PRと志望動機のつなげ方を例文付きで紹介

就職活動では、自己PRと志望動機を一貫性を持って結びつけることが重要です。
これにより、採用担当者に対して自分の強みや価値観を明確に伝え、企業との相性を強調できますよ。
ここでは、自己PRと志望動機を効果的につなげる正攻法を、具体例を交えて紹介します。
- 自身の境遇・状況とつなげる
- 具体的な過去・経験とつなげる
- 積極性がわかるエピソードとつなげる
①自己PRと志望動機をつなげる例文:自身の境遇・状況とつなげる
自己PRと志望動機をつなげる際には、自身の境遇や状況をベースにしてアプローチするのが有効です。
自分の成長過程や人生経験を具体的に示し、その結果として志望企業への関心が高まったことを強調します。
この方法を使うと、自分の強みと志望理由が自然につながり、採用担当者に納得感を与えられるでしょう。
私は、学生時代に留学を通じて異文化理解と適応力を培ってきました。 多様な文化背景を持つ人々と協力し、目標を達成する経験を積んだことで、困難に直面しても柔軟に対応できる力を身につけました。 貴社がグローバル市場での拡大を進めていると知り、私の経験が役立てると考えました。 特に、異なる文化圏での業務推進には適応力とコミュニケーション能力が重要であり、私のこれまでの経験は貴社の海外戦略に貢献できると確信しています。 |
②自己PRと志望動機をつなげる例文:具体的な過去・経験とつなげる
自己PRと志望動機をより具体的に結びつけるためには、過去の経験を基にしたエピソードを用いる方法が効果的です。
自身がどんな場面で成果を上げたかを示し、それがなぜ志望企業に役立つのかを説明します。
このアプローチは、自分の強みと志望理由にリアリティを持たせ、採用担当者に対して具体的な印象を与えられますよ。
前職では、新規プロジェクトの立ち上げメンバーとして、チームをまとめながら目標達成に向けてリーダーシップを発揮しました。 この経験を通じて、目標に向かってチームをリードする力とコミュニケーションスキルを磨いてきました。 貴社が掲げる『挑戦を恐れず成長する』等の企業理念に共感し、自分のリーダーシップとチームワークのスキルが活かせると考えました。 新しい環境でも積極的に挑戦し、貴社の成長に貢献したいと思っています。 |
③自己PRと志望動機をつなげる例文:積極性がわかるエピソードとつなげる
積極的な姿勢を伝えることも、自己PRと志望動機をつなげる際に有効な方法です。
過去の経験を通じて、積極的に問題解決やプロジェクトに取り組んだかを強調し、その姿勢が志望企業でどう活かされるかを伝えます。
特に、挑戦的な環境を求める企業では、積極性がわかるエピソードとつなげるアプローチが評価されるケースが多くありますよ。
大学時代、学生サークルのリーダーとして、新しいイベント企画を立ち上げ、前例のない取り組みを実現しました。 全てが初めての挑戦でしたが、関係者との交渉やチームの士気を高めることで、大成功を収めることができました。 この経験を通じて培った『行動力』と『推進力』を活かし、貴社の新規事業開拓に貢献したいと考えています。 常に新しいことに挑戦し続ける貴社の一員として、共に成長していきたいです。 |
自己PRの内容に志望動機をつなげる例文6選

自己PRと志望動機を効果的に結びつけることは、面接やエントリーシートで好印象を与えるための重要なポイントです。
自己PRで強調した自身の特性やスキルが、どう志望企業で役立つのかを具体的に示すことで、説得力のあるアピールが可能ですよ。
ここでは、さまざまな強みを持つ自己PRと、それに紐づけた志望動機の例文を6つ紹介します。
- チャレンジ精神が旺盛
- リーダーシップがある
- 自主的に行動できる
- データを効果的に分析できる
- 問題解決能力が高い
- 専門性を持っている
①チャレンジ精神が旺盛
チャレンジ精神が旺盛であることを強みとしてアピールする場合、それがどう志望企業で活かされるかを具体的に伝えることが大切です。
例えば、新しいプロジェクトへの挑戦や未経験の分野での学習意欲を強調すれば、成長を続ける企業文化と合致する点をアピールできます。
私の強みは、チャレンジ精神が旺盛であることです。 大学時代には新しいことに挑戦する機会を積極的に探し、特にボランティア活動では異なる環境での問題解決に取り組みました。 この経験から、困難な状況でも前向きに取り組む姿勢を養いました。 貴社は常に新しい市場に挑戦し続けていると聞いております。 私のチャレンジ精神が、貴社の成長と新たな価値創造に貢献できると確信しております。 |
②リーダーシップがある
リーダーシップをアピールする場合、過去の具体的なエピソードを交えて、そのスキルが志望企業でどう役立つかを示すことが重要です。
特に、チームでの成功事例やリーダーとしての課題解決経験を強調すれば、企業への貢献度をアピールできます。
私は大学のサークル活動においてリーダーシップを発揮し、チームの目標達成に貢献しました。 特に大規模なイベントの企画・運営を担当した際、メンバーの意見をまとめ、スムーズな進行を実現しました。 この経験を通じて、チーム全体を引っ張る力と問題解決力を身につけました。 貴社では、プロジェクトのリーダーとして新しい製品開発を推進し、チームの士気を高めながら目標達成に貢献したいと考えています。 |
③自主的に行動できる
自主性を強調する場合は、自分から行動を起こして成果を上げた経験を示すことが大切です。
その上で、志望企業における自主性の価値を強調し、自身の行動力が企業にとってどうプラスに働くかを具体的に説明しましょう。
私は、自主的に行動できるタイプの人間です。 前職では、新たなプロセス改善のアイデアを自ら提案し、実際にプロジェクトチームを組んで改善活動を進めました。 その結果、業務効率を20%向上させることができました。 貴社でも、自分から率先して行動し、業務改善や新しいプロジェクトの提案を通じて、組織の成長に貢献したいと考えています。 |
④データを効果的に分析できる
データ分析能力を強調する場合、具体的なデータを使ってどう問題を解決したかを示すことが有効です。
志望企業がデータドリブンな決定を重視している場合、分析結果をもとにした提案や改善活動の実績を示すことで、より説得力が増します。
私の強みは、データを効果的に分析し、意思決定に活用できる点です。 前職では、販売データを分析して需要予測モデルを構築し、在庫管理の最適化を図りました。 このモデルにより、在庫コストを15%削減に成功しました。 貴社でも、データを駆使してマーケティング戦略の最適化や業務プロセスの改善に貢献したいと考えています。 |
⑤問題解決能力が高い
問題解決能力を強調する場合、具体的な問題をどう解決したのか、そのプロセスと成果を明確に示すことが重要です。
問題解決のスキルが、企業の業務改善や新しいプロジェクトの推進にどう役立つかを説明しましょう。
私の強みは、問題解決能力です。大学の研究プロジェクトでは、予期せぬデータ不備の問題に直面しましたが、原因を突き止め、迅速に代替データを収集・分析して、プロジェクトを予定通り進めることができました。 貴社でも、問題解決のアプローチを駆使して、プロジェクトのスムーズな進行と成果の最大化に貢献したいと考えています。 |
⑥専門性を持っている
専門性を持つことをアピールする場合、具体的なスキルや知識をどう活かして企業に貢献できるかの説明が大切です。
志望企業が求める専門性と一致していることを示すことで、説得力を高められます。
私は、機械工学の専門性を持っており、特に製造プロセスの最適化に強みがあります。 大学院での研究では、最新の製造技術を駆使して、製品の品質向上とコスト削減を実現する方法を模索しました。 貴社が推進する新しい生産ラインの立ち上げにおいて、私の専門知識が役立つと確信しています。 技術力と理論的な背景を活かして、貴社の発展に貢献したいと考えています。 |
志望動機の内容に自己PRをつなげる例文4選

志望動機と自己PRを効果的に結びつけることで、企業への熱意や自分の強みがより伝わりやすくなるでしょう。
志望企業の理念や戦略、商品やサービスへの共感、社風に魅力を感じた理由を自分の経験やスキルに絡めることで、説得力のある志望動機が完成します。
ここでは、志望動機に自己PRをつなげる例文を4つ紹介しますので、参考にしてください。
- 会社の戦略や理念を魅力的だと感じた
- 実際に商品やサービスを利用して良い経験ができた
- 何度でもチャレンジできる社風に魅力を感じた
- キャリアビジョンの結びつきを感じた
①会社の戦略や理念を魅力的だと感じた
私は、貴社の掲げる『顧客第一主義』の理念に強く共感しています。 私自身、前職で顧客満足度向上のためにさまざまな施策を提案し、実行してきました。 特に、新規顧客のリピート率を20%向上させるキャンペーンを立ち上げた経験があります。 顧客視点でサービスを考えることに自信があります。 貴社での職務においても、この顧客第一主義を軸に、自分の経験とスキルを最大限に活かし、貢献できると考えています。 |
②実際に商品やサービスを利用して良い経験ができた
私は、以前から貴社の製品を愛用しており、その品質と使い心地に感銘を受けています。 特に新商品『〇〇』を使った際、そのデザインと機能性のバランスに感動しました。 私の強みである『消費者目線を持った企画力』を活かし、貴社の商品のさらなる魅力を発信していきたいと考えています。 実際に消費者としての経験をもとに、より多くの人に貴社の魅力を伝えるお手伝いができると確信しています。 |
③何度でもチャレンジできる社風に魅力を感じた
私は、貴社の『失敗を恐れず何度でもチャレンジできる』等の社風に強く惹かれました。 これまでのキャリアで、私は新しいプロジェクトに挑戦するたびに、数々の失敗を経験しましたが、そのたびに改善策を見つけ、次の成功に繋げてきました。 例えば、前職での新規事業立ち上げ時には、初期の戦略ミスから学び、結果として売上目標を達成できました。 貴社でも、挑戦と改善のサイクルを繰り返しながら成長していきます。 |
④キャリアビジョンの結びつきを感じた
私は、貴社でのキャリアを通じて、プロジェクトマネージャーとしてのスキルをさらに磨きたいと考えています。 前職では、チームを率いて複数のプロジェクトを成功に導いた経験があり、特にスケジュール管理とチームビルディングにおいて強みを発揮しました。 貴社の成長戦略に共感し、その実現に向けたプロジェクト推進に自分のスキルを活かせると感じています。 自分のキャリアビジョンと貴社の方向性が一致しているため、ぜひ共に成長していきたいと思っています。 |
自己PRを作るときに気を付けたいこと6つ

自己PRは、自分の強みや経験を企業に伝える重要な要素です。
しかし、自己PRの作成にはいくつかのポイントを押さえる必要があります。ここでは、自己PRを作成する際に注意すべき6つのポイントについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 企業の求める人物像に合わせる
- 簡潔・明瞭に読みやすい内容にする
- 自己PRは志望動機よりも先に書く
- アピールしたい部分は1つに限定する
- 数字を使って定量的な表現を心がける
- 内容は一貫していること
①企業の求める人物像に合わせる
自己PRを作成する際は、企業が求めている人物像に合わせることが最も重要です。
企業ごとに異なる文化や価値観、求めるスキルセットがあります。
例えば、チームワークを重視する企業に対しては「協調性」や「コミュニケーション能力」を、革新的な企業に対しては「チャレンジ精神」や「問題解決能力」を強調する方が効果的です。
企業の求めるスキルや価値観に合ったエピソードや成果を具体的に示すことで、採用担当者に自分がその企業にフィットする人材であることを強く印象づけられます。
②簡潔・明瞭に読みやすい内容にする
自己PRは簡潔で明瞭にまとめることが求められます。
長々とした説明や複雑な文章は、読み手である採用担当者の負担になるだけでなく、内容が伝わりにくくなるでしょう。
特に、採用担当者は多くの応募書類を読むため、短い時間でポイントが理解できるようになることが大切です。
要点を絞り、具体的なエピソードを用いて、自分の強みを簡潔に伝えるよう心がけましょう。
③自己PRは志望動機よりも先に書く
自己PRは、志望動機よりも先に形作ることが重要です。
自己PRで自分の強みや特技を整理してから、それをベースに志望動機を組み立てることで、より一貫性のある内容に仕上がります。
自己PRでアピールしたいポイントを決めてから志望動機を作成すれば、「なぜその企業なのか」等の理由を自分の強みと結びつけて説明しやすくなるでしょう。
この順序で進めることで、自己PRと志望動機の双方が自然につながり、より説得力のある応募書類が完成します。
④アピールしたい部分は1つに限定する
自己PRでアピールするポイントは1つに絞ることが効果的です。
複数の強みを盛り込もうとすると、焦点がぼやけてしまい、どれが本当に伝えたい強みなのかが分かりにくくなるでしょう。
1つの強みに絞ることで、具体的なエピソードや成果を深く掘り下げた説明が可能になり、説得力が増します。
たとえ他にも強みがあったとしても、1つの強みに特化してアピールする方が、より強い印象を残せるでしょう。
⑤数字を使って定量的な表現を心がける
自己PRにおいては、数字を用いて具体的な実績を示すことが非常に効果的です。
「売上を伸ばした」や「効率化を図った」等の表現ではなく、「売上を20%向上させた」や「作業効率を30%改善した」等の定量的なデータを示すことで、採用担当者は具体的にイメージできます。
数字を用いることで、自己PRに説得力が増し、他の候補者との差別化も図りやすくなるでしょう。
自分の経験や成果を数字で表す習慣をつけてください。
⑥内容は一貫していること
自己PRの内容は一貫性を持たせることが重要です。
自己PRの中で述べた強みやスキルが志望動機や面接での回答と矛盾していると、信頼性が低くなり、採用担当者にマイナスの印象を与える可能性があります。
自己PRにおいて示した強みやエピソードは、その後のやり取りでも一貫するように準備をしましょう。
例えば、面接で深堀りされても具体的に答えられるよう、同じエピソードを詳細に準備しておくことが大切です。
自己PRと志望動機をつなげる例文についてのまとめ

自己PRと志望動機をつなげるためには、それぞれの役割を理解し、強みと企業の求める人材像を結びつけることが重要です。
この記事で紹介した手順や例文を参考に、具体的なエピソードを交えて一貫性のある文章を作成しましょう。
自己PRと志望動機を効果的につなげることで、企業にとって魅力的な応募書類が完成します。
焦らずに自分の強みを磨き、自信を持って面接に臨んでくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。