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内定メール返信マナーと例文|承諾・辞退・保留の書き方完全ガイド

「内定メールの返信って、どう書けば正解なのかな……?」

内定が決まった喜びの一方で、文章の内容やマナーを間違えて評価を下げないか不安になりますよね。特に就活中は小さな対応の積み重ねが信頼に直結するため、慎重に取り組みたいポイントです。

そこで本記事では、内定メール返信の基本マナーや注意点を整理し、すぐに使える例文とともに詳しく解説します。

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目次

内定メール返信が必要な理由

企業からの内定連絡に対して、きちんとメールで返信することは就活生にとって大切なマナーです。返信がないと入社意思が伝わらず、採用担当者に不安を与えるおそれがあります。

内定承諾・辞退・保留など状況に応じて早めに返事をすることで、信頼関係を築き、次の手続きがスムーズに進むでしょう。ここでは、返信が重要な理由を具体的に整理しました。

  1. 選考過程の信頼性が高まる
  2. 入社意思を明確に示すことができる
  3. ビジネスマナーを評価される
  4. 担当者への感謝を伝えられる
  5. 連絡の行き違いを防ぐことができる
  6. 次の手続きがスムーズになる

①選考過程の信頼性が高まる

内定メールへの迅速な返信は、企業側に対して誠実さを示すために大切です。

特に複数候補者の中から選ばれた場合、返信が遅れると「意思がないのか」「他社を優先しているのか」と誤解される可能性があります。

逆に、お礼と意思を適切な言葉で伝えることで、選考過程に対する信頼性が格段に高まります。

これは社会人として求められる基本的なレスポンス力の証明でもあり、結果的に内定後のやり取りも円滑に進むはずです。

②入社意思を明確に示すことができる

企業は内定後の辞退リスクを非常に気にします。メールで入社の意思を明確に伝えることで、採用担当者の不安を和らげ、企業側の準備が進めやすくなるでしょう。

特に承諾の返信では「入社したい理由」や「内定への感謝」を簡潔に添えると、より好印象です。逆に意思表示が曖昧だと、後のやり取りが複雑になり、印象が下がるおそれがあります。

明確な意志表示は、自分のキャリア選択に自信を持つきっかけにもなります。

③ビジネスマナーを評価される

就職活動の段階から、ビジネスマナーは重要な評価ポイントです。内定メールの返信が丁寧かつ迅速であれば、社会人としての適性があると判断されやすいでしょう。

特に件名や宛名、文末の署名まで正しく整えられたメールは印象を左右します。メールの送り方ひとつで「準備が整っている学生だ」と好感を持たれることも少なくありません。

これは入社後の信頼構築にも直結するため、細部まで意識して行動してください

④担当者への感謝を伝えられる

内定連絡を受けたら、まず感謝の気持ちを伝えることが重要です。採用担当者は、学生一人ひとりの面接や調整に多くの時間を割いています。

その努力に対するお礼を一言添えるだけで、人間関係がより良好になります。感謝の言葉は形式的なものではなく、自分が感じた具体的な喜びや意気込みを簡潔に書くと伝わりやすいです。

このひと手間が、内定先との信頼関係を深めるきっかけになります。

⑤連絡の行き違いを防ぐことができる

内定メールを放置すると、企業側から「確認できていないのでは」と再度連絡が来る場合があります。これにより、双方のコミュニケーションが二度手間になり、不要な誤解を生む原因となります。

返信を早く行うことで、連絡の行き違いやスケジュール調整の遅れを防げます。また、期日が設定されている場合は早めに返信することで企業の準備もスムーズに進むでしょう。

⑥次の手続きがスムーズになる

内定後は、入社書類の提出やオリエンテーションなど、多くの手続きが控えています。返信を早く行うことで、企業側が次の準備をしやすくなり、結果的に入社までの流れが円滑になります。

特に承諾メールは採用活動の締めとして重要な役割を果たすため、迅速な返信は必須です。これにより採用担当者からの信頼度が増し、今後のサポートも受けやすくなるでしょう。

内定後の不安を減らすためにも、早めの行動を心がけてください。

内定メールを送るときのポイント

内定通知メールへの返信は、就活生が初めて社会人としてのマナーを示す場面です。返信のタイミングや文章の整え方、細かい配慮が企業の印象に大きく関わります。

ここでは、内定メールを送る際に意識すべき具体的なポイントを解説します。

  1. 24時間以内に返信する
  2. 件名は変更せずに返信する
  3. 担当者名や企業名を正確に書く
  4. 誤字脱字を徹底的に確認する
  5. 簡潔で分かりやすい文章を心がける
  6. 署名を忘れずに記載する

①24時間以内に返信する

内定通知を受け取ったら、可能な限り24時間以内に返信することが基本です。企業は学生の対応速度から入社意欲やビジネス感覚を見ていることが多いでしょう。

返信が遅いと印象が悪くなるだけでなく、辞退したと勘違いされることもあります。

すぐに返事が難しい場合は、「内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。内容を確認のうえ、改めてご連絡差し上げます」といった簡単な確認メールを送ると誠意が伝わります。

迅速な対応は信頼を築く第一歩です。

②件名は変更せずに返信する

企業の内定メールには、採用担当者がやり取りを管理しやすいよう件名が設定されています。返信時に件名を変えると、担当者がメールを追跡しづらくなるため避けてください。

「Re:」は自動で付くため、そのままで構いません。特に指定がある場合は指示に従うようにしましょう。

どうしても変更が必要な場合は、採用担当者が内容を一目で理解できる件名にするとよいでしょう。

③担当者名や企業名を正確に書く

宛名や企業名を間違えるのは、就活メールで最も避けたい失礼な行為です。名前の表記や漢字を間違えると、相手に配慮不足と受け取られる可能性があります。

返信時には、担当者名には必ず「様」、企業名には「御中」を付けるなど、正しい敬称を確認してください。

複数社とやり取りする際は、コピーした内容を送る前に宛名を必ず見直す習慣を付けると安心です。

④誤字脱字を徹底的に確認する

内定メールは正式なビジネス文書として扱われます。誤字脱字があると、確認を怠る印象を与えるため注意しましょう。

送信前には音読や下書きを活用して、文中の誤りがないか入念にチェックしてください。特に名前や日付、数字は間違えると失礼になります。

スマートフォンの自動変換による誤字も多いため、できればパソコンで送信し、最終確認を行ってください。

⑤簡潔で分かりやすい文章を心がける

内定メールの返信は、長すぎず短すぎないバランスが重要です。承諾の意思や感謝の気持ちは、回りくどくせずシンプルに伝えるほうが相手に好印象を与えます。

例えば「この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。」のように、簡潔で明確な言葉を選んでください。

構成は「結論→理由→感謝」の順にまとめると分かりやすくなります。

⑥署名を忘れずに記載する

署名は就活メールにおいて名刺のような役割を果たします。氏名、大学名、学部学科、電話番号、メールアドレスを記載しておくと、企業側がすぐに連絡を取れるため便利です。

署名がないと連絡の手間が増えるだけでなく、ビジネスマナーが未熟と見られる可能性もあります。最後に署名を付ける習慣を忘れないようにしてください。

内定メールの返信はできるだけ早く

内定メールはとても重要な連絡です。迅速で丁寧な返信ができると、企業からの印象がよくなります。返信が遅れると、入社意欲や誠実さを疑われることもあるため、基本は当日中を目指してください。

ここでは、メールを送る際のタイミングや注意点、遅れた場合の対応について解説します。

  1. 当日中、遅くとも24時間以内に返信することを意識する
  2. 遅れる場合は理由を簡潔に添える
  3. 返信が遅れた際のフォロー方法を把握する
  4. メール送信時間帯に配慮する
  5. 内定承諾の意思を明確に示す
  6. 電話連絡があった場合の即時対応を意識する

①当日中に返信することを意識する

内定メールには当日中の返信が理想です。午前中に受け取った場合は、昼過ぎから夕方までに返信するとよいでしょう。採用担当者も次の工程を早く進めたいと考えています。

返信を後回しにすると必要な案内や書類が遅れ、自分の準備にも影響します。どうしても当日中が難しい場合は、夜中に送るよりも翌朝に丁寧な返信を送る方が好印象です。

スピードと内容の質を両立させるようにしましょう。

②遅れる場合は理由を簡潔に添える

体調不良や学業の都合で返信が遅れることもあります。

その際は「ご連絡が遅くなり大変失礼いたしました。大学の試験が続いていたため返信が遅れました」など、理由を簡潔に添えるようにしましょう。

理由は短く、謝意をしっかり伝えることが重要です。遅れた分、内容は端的にまとめて感謝や承諾の意志をきちんと伝えることでフォローできます。

③返信が遅れた際のフォロー方法を把握する

返信が数日遅れてしまった場合は、まず謝罪を入れることが欠かせません。「ご連絡が遅くなり誠に申し訳ありません」と述べ、承諾や辞退の意思を明確に伝えます。

今後のやり取りに誠実に対応する姿勢を示せば、信頼を取り戻せるでしょう。場合によってはメールだけでなく電話で謝意を伝えると、より効果的です。

④メール送信時間帯に配慮する

返信は、相手の業務時間内に送ることがマナーです。午前9時から午後6時の間に送ると、担当者も確認しやすいでしょう。深夜や早朝に送ると通知による迷惑や非常識な印象を与えることがあります。

時間帯が遅くなるときは、翌朝に予約送信すると良いでしょう。

⑤内定承諾の意思を明確に示す

メール本文には感謝の言葉とともに承諾の意思を明確に記載してください。

曖昧な表現は避け、「このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。ぜひ貴社で働きたいと考えております」といった形で意欲を伝えると、企業側に安心感を与えられるでしょう。

⑥電話連絡があった場合の即時対応を意識する

内定通知が電話であった場合は、その場で感謝の気持ちを伝え、折り返しメールで改めてお礼と承諾の意思を記載すると良いでしょう。

電話を取り損ねたときは、できる限り早く折り返し、メールでもフォローして誠意を示してください。迅速さと礼儀を大切にすることで好印象を残せます。

内定承諾返信メールの例文

内定承諾メールは、企業に対する最終的な意思表示であり、誠実さとビジネスマナーが問われます

ここでは状況別の例文を示し、適切な書き方をイメージできるように解説します。

  1. 内定承諾メール(新卒用)の例文
  2. 内定承諾メール(電話承諾後)の例文
  3. 内定承諾メール(複数内定後の選択時)の例文
  4. 内定承諾メール(早期承諾を求められた場合)の例文

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①内定承諾メール(新卒用)の例文

新卒の場合、内定承諾メールは社会人としての第一歩となるため、丁寧な文章で感謝と入社意欲を伝えることが重要です。ここでは、大学生が一般的に使いやすい例文を紹介します。

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇です。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

ゼミ活動での共同研究を通じて培った課題解決力や、アルバイトで学んだ接客スキルを活かし、貴社に貢献できるよう精一杯努力いたします。

説明会や面接で感じた社員の方々の温かい雰囲気や、挑戦を後押しする社風に魅力を感じ、貴社で働くことを強く希望しております。

入社にあたり必要な手続き等ございましたら、今後のご案内をいただけますと幸いです。引き続きよろしくお願い申し上げます。

〇〇大学 〇〇

新卒向けの内定承諾メールでは、具体的な経験や学びを簡潔に盛り込み、入社意欲を強調することが効果的です。過剰に長くせず、誠意を感じる自然な文章を心がけましょう。

②内定承諾メール(電話承諾後)の例文

電話で内定を承諾した場合でも、改めてメールで感謝と意思を伝えることで、誠実な印象を与えられます。ここでは、電話後に送る内定承諾メールの例文を紹介します。

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇です。先日はお電話にて内定のご連絡をいただき、ありがとうございました。

お電話でお伝えした通り、貴社からの内定を正式に承諾させていただきたく、改めてご連絡申し上げます。

アルバイトで接客を学び、お客様対応を通じて得たコミュニケーション力を、貴社の業務に活かせるよう尽力いたします。

今後の手続きや必要書類についてご指示いただけますと幸いです。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

〇〇大学 〇〇

電話後のメールは、承諾の意思を再度明確にすることが重要です。電話内容の要点を簡潔に記し、感謝や今後の意欲を加えることで、信頼感のある文章になります。

③内定承諾メール(複数内定後の選択時)の例文

ここでは、複数社から内定をもらった場合に使える例文を紹介します。選択した企業には丁寧に感謝と入社意思を伝えることが重要です。

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇です。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

複数の企業様から内定をいただく中で、貴社の理念や説明会での社員の方々の姿勢に強く共感し、貴社で働きたいという気持ちが固まりました。

大学時代にはゼミでの研究活動を通じて協調性と粘り強さを養い、アルバイトで得た実務経験を社会人生活に活かしたいと考えております。

今後の手続きや必要なご案内がありましたら、ご連絡をいただけますと幸いです。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

〇〇大学 〇〇

複数内定時のメールでは、なぜその企業を選んだのかを簡潔に示すことが好印象につながります。選考過程で感じた具体的な共感点を一文添えると説得力が増します。

④内定承諾メール(早期承諾を求められた場合)の例文

ここでは、早期承諾を求められた場合に使える例文を紹介します。そのような状況でも、感謝の気持ちと入社意思を丁寧に伝えることが大切です。

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の〇〇です。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

早期の意思決定をお願いされておりましたが、説明会や面接を通じて、貴社の成長を支える姿勢や社員の皆様の情熱に触れ、入社を希望する気持ちが確信に変わりました。

大学でのゼミ活動では課題解決のために仲間と協力しながら取り組み、粘り強さと計画性を養いました。これらの経験を活かし、貴社で力を発揮できるよう努力してまいります。

今後の手続きやご案内をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

〇〇大学 〇〇

早期承諾のメールでは、決断に至った理由を簡潔に添えると説得力が増します。感謝と意欲をバランスよく盛り込み、前向きな印象を与える文章を心がけましょう。

内定辞退・保留の場合の返信メール例文

内定を辞退したり保留をお願いする際は、相手企業への感謝や誠意を伝えることが大切です。このセクションでは、状況別に適切なメール例文を紹介し、失礼なく意思を伝えるための参考にしていただけます。

  1. 内定辞退メールの基本例文
  2. 内定辞退メール(電話連絡後)の例文
  3. 内定辞退メール(他社内定が理由の場合)の例文
  4. 内定保留メールの基本例文
  5. 内定保留メール(理由を明示する場合)の例文
  6. 内定保留メール(期日延長の依頼をする場合)の例文

①内定辞退メールの基本例文

内定を辞退するメールでは、感謝の気持ちを率直に伝えつつ、辞退の理由を簡潔にまとめることが重要です。丁寧で誠実な文章にすることで、企業に対する印象を損なわずに気持ちを伝えられます。

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。先日、内定のご連絡をいただきました〇〇大学の〇〇です。
このたびは貴重なご縁をいただき誠にありがとうございます。

大変恐縮ですが、他社での選考を経て自分の進むべき方向性を見つめ直した結果、貴社の内定を辞退させていただくことを決断いたしました。

貴社の魅力的な環境に心惹かれていただけに、苦渋の選択となりました。これまでのご対応に心より感謝申し上げます。今後の貴社のご発展をお祈り申し上げます。

〇〇大学 〇〇

辞退理由は簡潔に述べ、相手への敬意や感謝を忘れないことが大切です。ポジティブな表現で締めると、誠意のある印象を与えられます。

②内定辞退メール(電話連絡後)の例文

電話で辞退の意思を伝えた後には、フォローとしてメールを送ることが望ましいです。ここでは、電話後の感謝と改めての辞退の意思を伝える例文を紹介します。

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。先ほどお電話にて内定辞退のご連絡を差し上げました〇〇大学の〇〇です。改めまして、このたびは内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。

学生生活の最後に行ったゼミ活動やインターン経験を通じて、自分の進む方向を再考した結果、他社への入社を決断いたしました。

貴社の魅力的な社風や業務内容に惹かれただけに、心苦しい判断となりました。これまでご丁寧な対応をいただいたことに深く感謝申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

〇〇大学 〇〇

電話後のメールは、感謝と辞退の意思を簡潔に再確認する内容にしましょう。具体的なきっかけを一文添えると、誠意のある印象が強まります

③内定辞退メール(他社内定が理由の場合)の例文

ここでは他社の内定を理由に辞退する際の例文を紹介します。正直な気持ちを簡潔に伝えつつ、これまでの対応への感謝を示すことが大切です。

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。先日内定のご連絡をいただきました〇〇大学の〇〇です。このたびは選考から内定まで、多大なご配慮をいただき誠にありがとうございました。

慎重に考えた結果、以前から興味を持っていた業界の他社から内定をいただき、そちらで挑戦する決断をいたしました。

貴社の温かい社風や魅力的な仕事環境に触れ、最後まで悩みましたが、今後のキャリアを踏まえての選択となります。

これまでのご支援に深く感謝するとともに、貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。

〇〇大学 〇〇

他社内定を理由にする場合は、詳細な社名は出さず、前向きな決断であることを簡潔に伝えるのがコツです。感謝の言葉を必ず添えましょう。

④内定保留メールの基本フォーマット例

内定をいただいたものの即答できない場合、誠実に保留のお願いを伝える必要があります。ここでは、即答できない理由を簡潔に述べつつ、感謝を示すメール例文を紹介します。

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。先日内定のご連絡をいただきました〇〇大学の〇〇です。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

現在、ゼミ活動で進めてきた研究テーマを通じて、将来のキャリアを真剣に考える機会を得ました。

そのため、もう少し時間をかけて最終的な進路を判断したく、恐れ入りますが内定のご返事を〇月〇日までお待ちいただけないでしょうか。

貴社のご厚意に感謝しつつ、このようなお願いを差し上げることを心苦しく思っておりますが、何卒ご理解いただけますと幸いです。

〇〇大学 〇〇

保留をお願いする際は、理由を簡潔に伝えつつ期日を明示しましょう。感謝の言葉を添えることで、誠意のある印象を与えられます。

⑤内定保留メール(理由を明示する場合)の例文

内定を保留したい場合は、誠意を込めて状況を説明し、返答期限をお願いすることが大切です。ここでは、内定を保留したい理由を具体的に述べた例文を紹介します。

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。先日内定のご連絡をいただきました〇〇大学の〇〇です。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

現在、大学の研究プロジェクトの最終発表が控えており、将来のキャリアについて改めて深く考える必要があると感じております。

大変恐れ入りますが、意思決定のためにもう少し時間をいただきたく、〇月〇日までご返答をお待ちいただけないでしょうか。

貴社の魅力に心惹かれているため、このようなお願いをすることは非常に心苦しいのですが、何卒ご理解賜れますと幸いです。

〇〇大学 〇〇

理由を明示する場合は、前向きな動機であることを強調し、必ず期限を明記しましょう。相手の理解を得やすい柔らかい表現がポイントです。

⑥内定保留メール(期日延長の依頼をする場合)の例文

内定の返答期限を延ばしてほしい場合は、理由とともに誠意を込めたお願いをすることが重要です。ここでは、期日延長を依頼するメールの例文を紹介します。

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。先日内定のご連絡をいただきました〇〇大学の〇〇です。このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

現在、大学での卒業研究が大詰めを迎えており、今後の進路を改めて整理して考える時間が必要と感じております。

大変勝手なお願いで恐縮ですが、内定のご返答期限を〇月〇日まで延長していただけないでしょうか。

貴社の温かい雰囲気や業務内容に非常に魅力を感じておりますため、このようなお願いをするのは心苦しいのですが、何卒ご理解いただけますと幸いです。

〇〇大学 〇〇

期日延長をお願いする場合は、明確な理由と希望する期限を必ず記載しましょう。相手の立場を考えた感謝の一文を添えると印象が良くなります。

内定メール返信でよくある質問

就活中に内定メールを受け取った後、どのように返信するか迷う学生は多いでしょう。特に、電話とメールの使い分けや件名、返信のタイミング、辞退の伝え方などは悩みやすいポイントです。

ここでは、よくある質問に沿って具体的な対応方法を解説します。

  1. 内定メールは電話と併用すべきですか?
  2. 内定お礼メールの件名は何が適切ですか?
  3. 内定承諾メールに返信がない場合はどうすればいいですか?
  4. 内定辞退のメールは電話とどちらが先ですか?
  5. 返信が遅れた場合のリカバリー方法は?
  6. 内定メールで質問をしても失礼ではないですか?

①内定メールは電話と併用すべきですか?

内定通知を受けた際、メールだけでなく電話を使うべきか不安に思う方もいるでしょう。

基本的にはメールで十分ですが、特に感謝の気持ちを直接伝えたい場合や急ぎの連絡が必要な場合は電話も併用すると良いです。

採用担当者は多忙なため、要点をまとめたメールを先に送り、必要に応じて短い電話をかけるとスムーズでしょう。電話をする際は、話す内容を簡単にメモしてから臨むと安心です。

②内定お礼メールの件名は何が適切ですか?

内定お礼メールの件名は、採用担当者が内容を一目で把握できる明確さが大切です。「内定通知のお礼(〇〇大学 △△)」や「内定通知に関する御礼:氏名」といった件名が適しています。

件名に大学名や名前を含めることで担当者がすぐに応募者を特定でき、やり取りも円滑になります。件名があいまいだと見落とされる可能性があるため、わかりやすく書くようにしましょう。

③内定承諾メールに返信がない場合はどうすればいいですか?

内定承諾メールを送ったのに返信がないと不安になるかもしれません。まずは2〜3日ほど待ち、それでも返事がなければ確認のメールを送るのが無難です。

その際は「先日お送りした内定承諾の件について、確認のためご連絡いたしました」といった柔らかい表現を用いると良いでしょう。

再度メールを送っても返答がない場合、最後の手段として電話連絡を検討してください。

④内定辞退のメールは電話とどちらが先ですか?

内定辞退を伝える場合、先に電話で謝意と辞退の意思を伝え、その後に確認としてメールを送るのが一般的です。

メールだけだと誠意が伝わりにくいこともあるため、電話で感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。理由は簡潔に述べ、メールでは電話の内容を補足する形で記録を残してください。

⑤返信が遅れた場合のリカバリー方法は?

返信が遅れた場合は、まず理由を簡潔に説明し、誠意を持って謝罪することが大切です。「ご連絡が遅くなり申し訳ございません。確認に時間を要してしまいました」といった言い回しが適切でしょう。

謝罪だけでなく、必要な情報をすぐに送ることで、誠実さを示すことができます。

⑥内定メールで質問をしても失礼ではないですか?

内定メールで質問をするのは基本的に問題ありません。ただし、企業サイトや資料を確認すれば分かる内容は避けるべきです。

質問をする際は「お忙しいところ恐れ入りますが」と前置きし、要点を簡潔にまとめると良いでしょう。事前のリサーチをしっかり行い、必要な確認事項だけを問い合わせることが重要です。

内定メールへの返信のポイントを理解しよう!

内定メールの返信は、選考過程の信頼性やビジネスマナーの評価に直結し、入社意思を明確に伝える重要な行為です。

特に、24時間以内の迅速な返信や誤字脱字の確認、署名の記載など、基本的なマナーを守ることで企業側に好印象を与えられます。

また、内定承諾・辞退・保留といった各シーンに応じた適切な返信例文を活用することで、相手に誠実さを伝えることができます。

さらに、返信が遅れる場合の理由やフォロー方法、電話との併用など、実務的な対応策を知っておくと安心です。

これらのポイントを押さえた内定メールの返信は、スムーズな入社手続きや今後の信頼関係構築の第一歩となるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。