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ホテルフロントの志望動機|例文8選と書き方のポイント【未経験者・経験者向け】

この記事では、説得力のある志望動機をどのように表現すれば良いのか、特に未経験者が心に留めるべきポイントを詳しく解説します。

また、動機別にホテルフロントの志望動機例文も用意しているので、自身の応募書類に活かしてくださいね。

あなたの志望動機が一段と説得力のあるものになり、ホテルフロントとして活躍する未来へ一歩近づけるはずです。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

ホテルフロントの志望動機のおすすめ例文10選

ホテルフロントへの応募を考えている皆さんに向けて、実際の志望理由に書くことができる具体的な例文を紹介します。

各例文は、ホテル業界で求められるスキルや精神を反映しており、面接官にあなたの強い動機と資質をアピールするのに役立つでしょう。

  1. 人を喜ばせる仕事をしたい
  2. ホスピタリティ精神を発揮したい
  3. 接客スキルを極めたい
  4. コミュニケーション力を活かしたい
  5. 語学力を活かしお客様対応をしたい
  6. 臨機応変に対応力を活かしたい
  7. ホテルブランドの理念に共感した
  8. サービスに感銘を受けた
  9. 新しい環境で挑戦したいから
  10. ホテル業界の成長できる環境に魅力を感じたから

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①人を喜ばせる仕事をしたいから

ここでは、人を喜ばせる仕事をしたいという理由でホテルフロントを志望している方の志望動機を添削しています。

ただ、人を喜ばせたいという気持ちを伝えるだけでなく、「なぜホテルフロントとして人を喜ばせたいのか」まで伝えることが大切です。

人を喜ばせる仕事をしたい志望動機
【結論】
私は人を笑顔にする仕事に就きたいと考え、ホテルのフロント業務を志望しています。お客様と直接接し、心地よい時間を提供できる点に大きな魅力を感じました安心して過ごしていただける空間づくりに貢献できることにやりがいを感じています。
添削コメント|「~提供できる点に魅力を感じた」といった表現では、感想を述べているだけで、説得力が弱い印象です。業務内容と結びついた「空間づくり」などに言及することで、志望理由具の具体性が増しました。
【根拠となるエピソード】
高校時代、文化祭で受付係を担当した際に、来場者から「丁寧で気持ちの良い対応だった」と言われた経験がきっかけです高校時代の文化祭で受付係を務め、多くの来場者の対応をする中で、自分の対応一つで相手の悩みを解決したり笑顔にしたりできることを実感し、接客の面白さを身に染みて感じたのがきっかけです。
添削コメント|「丁寧と言われた」だけでは本人のリアルな実体験や当時の心境の変化が見えにくく、エピソードの内容が薄まっていました。自分の行動→相手の反応→自身の気づき、という流れを意識して書くと説得力が増します。
【エピソード詳細】
当日は来場者の案内や質問対応などを任され、笑顔と丁寧な言葉遣いを心がけました。事前に校内マップやプログラム内容を把握し、スムーズな案内をした結果、感謝の言葉を多くいただきました。この体験から、自分の接客で人を喜ばせられる喜びを感じ、接客業への関心が高まりました自分の対応が相手の不安を和らげ、スムーズな体験につながることにやりがいを感じ、接客の仕事を志そうと強く決心しました。
添削コメント|「人を喜ばせられる喜び」では表現がやや漠然としており、言葉の説得力がありません。感情ではなく、相手にどんな変化を与えたかという視点で書くと、伝えたい想いが明確になります。
【企業を選んだ理由】
貴社は「おもてなしの心」を大切にし、接客研修にも力を入れている点に共感しましたスタッフ一人ひとりの接客スキルを丁寧に育てる教育制度が整っている点に魅力を感じました。お客様一人ひとりに寄り添う姿勢が、自分の目指す接客像と一致しています。
添削コメント|「接客研修」という言葉を述べるだけでは競合他社との差別化が難しく、企業を選ぶ理由として説得力に欠けます。企業HPや説明会で得た情報をもとに、具体的な企業の特徴に言及すると企業理解の深さと志望度の高さが伝わります。
【入社後】
入社後は、基本的なマナーや言葉遣いを磨き、どんなお客様にも安心していただけるお客様の立場に立った応対を意識し、困っている方には一歩先を読んだサポートができるフロントスタッフを目指します。
添削コメント|もとの文章は、基本マナーなど当たり前のことを述べており、成長意欲や貢献像が伝わりにくかったです。「一歩先を読む」「顧客の立場に立つ」など、企業が評価する主体性やホスピタリティを具体的に示すことが大切ですよ。

【NGポイント】
抽象的な感情表現が多く、志望理由やエピソードが職種にどう結びつくかが伝わりにくい内容でした。「丁寧に対応した」といった言葉も具体性がなく、本人の学びや気づきの説明も不足していた点が課題でした。

【添削内容】
実際にどのような行動や気づきがあったのかを加えることで説得力を補いました。また、企業を選んだ理由には具体的な制度名や姿勢を補足することで、「この会社でなければならない」理由を強化しました。

【どう変わった?】
業務理解やホスピタリティの姿勢が伝わるようになり、「志望度が高く、実務への適性がある」と判断されやすくなったでしょう。結果として、エピソードに基づいた動機がより納得感のある内容になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・動機のきっかけを具体的に示す
・エピソードにおける気づきや変化を伝える
・企業と自身の経験の繋がりを明確にする

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②ホスピタリティ精神を発揮したいから

ここでは、ホテルフロント職に求められるホスピタリティを軸に、きっかけから将来の目標まで一貫した志望動機を添削しています。

エピソードにおける行動の背景や心境の変化を具体的に述べることが、信頼される志望動機を作成するために必要です。

ホスピタリティ精神を発揮したい志望動機
【結論】
お客様一人ひとりに寄り添い、安心して滞在いただける空間を提供できる到着時から退館まで、常に安心して過ごせるようサポートできるホテルフロントの仕事に魅力を感じ、志望いたしました。
添削コメント|「安心して滞在いただける空間」という表現は抽象的で伝わりづらいため、フロント業務の具体的な範囲を「到着時から退館まで」と示し、業務内容に沿った貢献意欲を伝えました。
【根拠となるエピソード】
高校時代、部活動の大会で宿泊したホテルで、笑顔で丁寧に対応してくださったフロントスタッフの方の接客に心を打たれた経験が、ホテル業界に興味を持つきっかけとなりました。で、「接客を通して不安を取り除く仕事」の価値に初めて気づき、ホテル業界に関心を持つようになりました。
添削コメント|「興味を持つきっかけ」になった経緯について説明が不足しているので、「どのような点において価値に気づいたのか」関心を持った過程を具体化することで、志望の背景に説得力をもたせました。
【エピソード詳細】
その時は、道に迷って到着が遅れた私たちに対し、スタッフの方が笑顔で迎えてくださり、急いで夕食の手配をしてくださいました。不安な気持ちが一気に和らぎ、「接客で人を安心させる仕事」に強い憧れを抱くようになりました。その丁寧な対応によって緊張が解けたことが強く印象に残り、私も人の気持ちに寄り添える接客がしたいと感じました。その後は飲食店でのアルバイトで接客スキルを磨き、「相手の立場に立って行動すること」の大切さを実感しました。相手の様子を観察し、困っていそうな方にはこちらから声をかけるなど、積極的な接客を心がけるようになりました。
添削コメント|関心を持った出来事→アルバイト経験を通じた具体的な行動を伝えることで、感情と行動の両方からアプローチでき説得力が向上します。ここでは、実際に自身が感じた感情や行動の工夫を具体的に示し、ホスピタリティの精神を伝えています。
【企業を選んだ理由】
貴社は宿泊客への徹底した対応に定評があり、スタッフ一人ひとりのホスピタリティを大切にされている点に強く共感いたしました。その中でも特に、チェックインからチェックアウトまで一貫した丁寧な対応を重視されている点において、自身の強みである気配りを活かせる環境だと確信しています。
添削コメント|「共感しました」では志望理由が浅く見えるため、企業の具体的な特長に言及し、自分との接点に落とし込むことが重要です。企業研究をしっかり行っている姿勢が伝わり、他社との差別化も図れます。
【入社後】
入社後はお客様の立場を常に意識し、丁寧で気持ちの良い接客を通じて、安心と信頼を感じていただけるフロントスタッフを目指してまいります。状況に応じて先回りした対応やご案内ができるよう努力し、安心してご滞在いただける環境づくりに貢献したいと考えています。
添削コメント|もとの文章は「丁寧で気持ちいい接客」など表現が漠然としていたため、行動ベースでの目標(状況に応じた先回りの対応や案内)を明記することで、入社後の姿を具体的に想像できるようにしました。成長意欲や適性がより伝わるように工夫しています。

【NGポイント】
意欲は伝えられていても、具体的にどう発揮したか、どう貢献していくのかが伝わりにくい状態でした。また、「共感」や「安心感」といった言葉も、その根拠となる説明がなく、説得力がありませんでした。

【添削内容】
抽象的な表現は削除し、「何を見て、どう思い、どう行動したか」を明確に記述しました。また、企業選びの理由についても自分の強みと結びつけることで、志望理由の軸を強化しました。

【どう変わった?】
志望動機に具体性と再現性が加わり、ホテルフロントに求められるホスピタリティ精神が、経験と行動によって証明できる内容に変わりました。入社後の活躍が明確に想像できる内容へと改善されたでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・ホスピタリティの内容を行動で説明する
・志望理由は企業の特徴と自身の経験を繋げる
・感情の変化に伴う具体的な行動も書く

③接客スキルを極めたいから

ホテルフロントとしての接客力を伸ばしたいというテーマの志望動機を添削しています。

「どのような姿勢で成長したいか」と「そのきっかけとなる具体的な経験」を繋げることが重要です。行動の背景や企業理解もしっかり伝えましょう。

接客スキルを極めたい志望動機
【結論】
私は、接客スキルを磨き、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供できるその場の状況やお客様の気持ちに応じた臨機応変な対応力を身につけ、信頼されるホテルフロントスタッフとして成長したいと考えています。
添削コメント|「寄り添ったサービス」では抽象的で伝わりにくく、読み手の印象に残りません。「状況や顧客に応じた臨機応変な対応」といった具体的な目標に言い換えることで、フロント職へ志望意欲が明確に伝わります。
【根拠となるエピソード】
大学時代に飲食店でアルバイトをしていた際、また来たいと言っていただけるような対応を心がける中で、接客の奥深さとやりがいを感じるようになりました。お客様一人ひとりの好みや会話の内容を覚え、次回のご来店時に自然に話題に出すよう心がけていました。そうした対応を続けるうちに、「また来たい」と言っていただけることが増え、小さな心配りが喜ばれた経験を通じて、接客で信頼を築くことの面白さと達成感を得ました。
添削コメント|もとの文章では心がけたことしか述べられておらず、行動が伴っているのかいないのか不明確でした。添削後は、具体的な接客の行動内容とその反応に焦点を当てることで、読んだ人が状況をイメージしやすくなり、実体験としての説得力が高まっています。
【エピソード詳細】
特に印象に残っているのは、常連のお客様の好みの食材を事前に把握し、さりげなくメニューを調整したところ「気配りが嬉しい」と感謝の言葉をいただいた経験です。実際に、以前来られたお客様が苦手だと話していた食材を覚えておき、再度来店された際に代替となるメニューをご提案したときに、「気づかってくれて嬉しい」と感謝の言葉をいただきました。こういった体験を通じて、相手の立場に立った接客が信頼につながることを実感しました。
添削コメント|「事前に把握」「さりげなく調整」などでは曖昧で、どのように把握したのか、どう調整したのか具体的な行動がわかりにくいです。添削後は、行動の内容を具体化することによって、行動力と接客の工夫が読み手に伝わる文章になっています。
【企業を選んだ理由】
貴社はお客様の満足度を第一に考えたサービスを徹底しており、スタッフの細やかな気配りやホスピタリティが多くのリピーターを生んでいる点に魅力を感じました。スタッフ一人ひとりが裁量をもってお客様に合わせた柔軟なサービスを提供している点に惹かれました。公式サイトに掲載されていた「顧客一人ひとりに合わせた対応してくれるのが嬉しい」というお客様の声からも、その姿勢が伝わってきました。
添削コメント|一般的な表現では企業の魅力が伝わらないため、企業独自の取り組みや具体的な顧客の声を引用することで、企業研究の深さと志望の納得感を高めています。
【入社後】
入社後は、基本的な業務を正確にこなすのはもちろんのこと、安心感を与えられる常にお客様の立場を意識し、一日を気持ちよく過ごしていただけるような接客対応をするフロントスタッフを目指して努力を重ねてまいります。
添削コメント|「安心感を与える」では抽象的すぎます。「お客様の立場を意識し、気持ちよく過ごせる接客対応をする」のように、フロント職としてどう貢献するのかを具体化することで、入社後の貢献イメージが明確になります。

【NGポイント】
抽象的な表現が多く、「寄り添ったサービス」「安心感」などの言葉を裏付ける根拠がありませんでした。また、企業の特徴を伝える文も一般的で他社にも言える内容であり、志望理由の説得力が弱い点が課題でした。

【添削内容】
抽象的な言葉には、具体的な行動や体験を補足することで内容を具体化しました。また、企業独自の魅力を示すために、顧客の声や接客スタイルの具体例に言及しています。

【どう変わった?】
行動の裏付けと企業理解が加わったことで、「企業に貢献できる人材」ということが伝わる内容に改善されました。フロント職への適性と意欲もが明確に伝わる内容になっているでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・行動と背景を組み合わせて伝える
・企業の具体的な取り組みや情報源に言及する
・接客経験の具体的な工夫や成果を明示する

④コミュニケーション力を活かしたいから

飲食店での接客経験を通じて培った「気配り」や「丁寧な対応」をホテルフロント業務に活かしたいという思いを軸にした志望動機を添削しています。

自身のコミュニケーション能力を裏付ける具体的な行動を説明することが大切です。

コミュニケーション力を活かしたい志望動機
【結論】
私は、ホテルのフロントスタッフとしてお客様一人ひとりに寄り添い、安心感と温かみのある対応で快適な滞在を支えたい表情や言葉遣いなど、細やかな気配りを通して、お客様に安心して滞在していただける空間をつくりたいと考えています。
添削コメント|「安心感と温かみのある対応」という表現は抽象でどういった行動を通して支えたいのか伝わりにくいため、「表情や言葉遣いなど、細やかな気配り」などフロント職に求められる具体的な行動に言い換えました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、飲食店で接客のアルバイトを経験し、言葉遣いや表情、立ち居振る舞い一つでお客様の満足度が大きく変わることを学びましたどうすれば「また来たい」と思っていただけるのかを常に考えながら接客する中で、言葉遣いや態度の重要性を実感しました
添削コメント|「満足度が変わることを学んだ」という表現では、自身の行動の過程や経緯、状況が読み手に伝わりにくいので修正しました。実際に何を意識して取り組んでいたかを明記し、経験の具体内容と志望動機との結びつきを強化しました。
【エピソード詳細】
ある日、常連のお客様から「あなたがいると安心する」と声をかけていただきました。忙しい時間帯でも丁寧な案内と笑顔を欠かさず接したことが、安心感につながったと実感したお客様に一人ひとりに目を配り、笑顔で丁寧に接した結果、信頼していただけたと感じた出来事です。些細な変化にも気づける力が身についたと感じていますこの経験を通じて、相手の立場で考え、気配りを行う姿勢が身につきました
添削コメント|安心感につながった背景や行動の説明が不足している印象がありました。信頼や安心を生んだ具体的な行動に言及することで、コミュニケーション力がどのように発揮されたかを明確にしています。また、学びの内容もより理解しやすい表現に言い直しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は「おもてなしの心」を大切にし、リピーターのお客様も多い点に惹かれましたお客様一人ひとりのニーズに合わせた柔軟な対応を重視している点に魅力を感じました。細やかな気配りや一貫した接客品質に共感し、ここでなら自分の強みを活かして成長できると感じました私もこれまでの接客経験を活かしつつ、さらに接客スキルを磨いていきたいと考えています
添削コメント|「リピーターが多い」などの表現では惹かれる理由として妥当だと感じづらく、志望理由として弱い印象を受けます。そこで、企業の接客スタイルに具体的な共感を示し、自身の経験とつなげることで志望意欲がより伝わるようにしました。
【入社後】
入社後は、お客様が何度でも訪れたくなるような対応を目指します。先輩方の接客から学び、信頼されるフロントスタッフとして、ホテルの第一印象を担う存在になりたいです常にお客様の表情や仕草に目を配り、一歩先の提案ができるスタッフとして、ホテルの顔を担えるよう成長していきたいです
添削コメント|「信頼されるスタッフ」など抽象的な表現を、フロント業務に即した具体的な行動目標に言い換えることで、入社後の成長意欲と適性が伝わりやすくなりました。

【NGポイント】
「安心感」「信頼」とだけ述べた曖昧な内容が多く、具体的な行動や目標をイメージしづらい内容になっていました。また、企業を選んだ理由に具体性が欠けており、企業理解の浅さを疑われる可能性がありました。

【添削内容】
エピソードについては、実際にどのような行動で相手に影響を与えたかを明示し、説得力を高めました。また、企業選びの理由では、自身の経験と企業の方針を結び付け、企業理解が伝わる内容に修正しました。

【どう変わった?】
志望動機とエピソードに一貫性が生まれ、「コミュニケーション力を活かしたい」というテーマが明確に伝わる内容になりました。職種理解や自社への適性が評価しやすい志望動機になったでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・相手に伝わる表現に言い換える
・自分の行動を通じて強みを具体的に説明する
・志望先の特徴と自分の経験を結びつけて述べる

⑤語学力を活かしお客様対応をしたいから

ここでは、語学力を活かしお客様対応をしたいという思いをもとにした志望動機を添削しています。

語学力をアピールする際は、ただ「話せる」ことを伝えるだけでなく、語学をどのように接客やお客様満足に結びつけるかを明確にすることが重要です。

語学力を活かしお客様対応をしたい志望動機
【結論】
語学力を活かして、訪れるお客様に安心と満足を届けられる言葉の壁を感じさせない接客を通して、心地よい滞在体験を提供したいフロントスタッフになりたいと考え、貴社を志望いたしました。
添削コメント|「安心と満足」は抽象的で、読み手が受け取る印象にばらつきが出る可能性がある表現です。代わりに、語学力をどう活かすかが明確に伝わる「言葉の壁を感じさせない接客」という表現を使うことで、フロント職としての貢献イメージが具体的に伝わるようにしました。
【根拠となるエピソード】
中学生の頃から英語に興味があり、外国人観光客と英語でやりとりすることに喜びを感じてきました地域イベントで英語で道案内をした経験があります。このイベントで相手に喜ばれた経験が、語学を通じて人とつながれる喜びを感じるきっかけになりました
添削コメント|もとの文章は感情だけが述べられており、背景や具体的な場面について情報不足でした。改善後はイベントでの体験を明示し、行動の背景が明確に伝わる内容にしています。
【エピソード詳細】
大学では英語サークルに所属し、観光案内ボランティアとして都内の観光地で活動してきました。初めは緊張しましたが、最初は外国人対応に慣れておらず戸惑いもありましたが、相手の文化を尊重しつつ丁寧に対応することで、信頼関係が築けることを実感しました。お客様から「ありがとう」「楽しかった」と感謝される経験を通して、人と接する喜びを強く感じるようになりました自分の行動一つで相手の旅の印象が変わることにやりがいを感じ、観光関連の職種の中でも宿泊という重要な役割を担うホテルフロントという仕事への関心が高まりました
添削コメント|「緊張した」「喜びを感じた」といった感情中心の記述が多く、読み手に具体的な関心過程が伝わりにくい状態でした。戸惑い→対応→やりがいという流れに整理することで、フロント職への関心の形成と意欲がより明確に示せています。
【企業を選んだ理由】
貴社は多言語対応に力を入れており、外国人観光客の受け入れ体制が整っている点に惹かれましたの公式サイトで多言語コンシェルジュの取り組みや英語研修制度を拝見し、実践的な環境で語学力を伸ばしながら働ける点に魅力を感じました。語学力と接客経験を活かして、多様なニーズに応えるサービスを提供したいと考えております。
添削コメント|もとの文は競合他社でも使える内容で、志望動機として説得力に欠けていました。企業独自の具体的な施策(多言語コンシェルジュ、研修制度)を挙げることで、企業理解の深さと志望度の高さを示しています。
【入社後】
入社後は、英語だけでなく中国語などのスキルも高め中国語や韓国語などのニーズが高い言語にも挑戦し、より多くのお客様に安心してご利用いただける接客を実現してまいります。
添削コメント|もとの表現は意欲がぼやけて伝わる可能性があったので、ニーズのある具体的な言語名を入れて主体性を明確にしました。「挑戦」という言葉も前向きな意欲を強調しています。

【NGポイント】
もとの例文では抽象的な言葉が多く、「語学力をどう活かして、何をしたいのか」がやや曖昧でした。また企業選びの理由も一般的で、他社との違いが見えにくい内容になっていました。

【添削内容】
エピソードでは体験の場面や結果を明記し、企業選びの理由も実際の取り組み内容に言及する形に修正しました。さらに、入社後の展望では曖昧な言い回しを避け、明確な語学習得の意志を示すよう工夫しました。

【どう変わった?】
語学力をフロント職にどう活かしたいのかが明確になりました。「なぜ当社を選んだのか」「どのように貢献できるのか」が伝わる内容になっています。語学力を基にした接客・貢献意欲が一貫して表れています。

【今回の志望動機のコツ】
・語学力で接客にどう貢献するかを明確に伝える
・企業の特徴を踏まえて志望理由に具体化する

・行動の背景や具体的な場面を説明する

⑥臨機応変に対応力を活かしたいから

ホテルフロント職において求められる「臨機応変な対応力」を軸にした志望動機を添削しています。

具体的な行動や状況を説明し、企業の特徴と結びつけて説得力を高めることが重要です。

臨機応変に対応力を活かしたい志望動機
【結論】
私は、お客様一人ひとりに寄り添った対応で安心と信頼を届けられるその場その場で最適な行動を選び、お客様に安心感をもたらすホテルフロントスタッフを目指しています。
添削コメント|「寄り添った対応で安心と信頼を届ける」という表現は抽象的すぎるため、臨機応変さを前提とした「その場その場の最適な行動安心を生む」という姿勢を示しました。「実現したいことのためにどう行動するか」の部分を具体化することが大切です。
【根拠となるエピソード】
高校時代に参加した海外研修で、現地ホテルのスタッフの臨機応変な対応に助けられた経験が言葉が通じない中でも丁寧に対応していただいた経験がホテル業界を志すきっかけとなりました。
添削コメント|「臨機応変な対応」だけでは曖昧なので、「どんな状況でどう対応されたか」を補うことで、現実味のある体験談として伝わるように修正しました。
【エピソード詳細】
英語が十分に話せず困っていた際、フロントスタッフの方がジェスチャーを使いながら丁寧に対応してくださり、不安な気持ちが一気に和らぎ安心ました。私の緊張をほぐすように笑顔で接してくださった経験で、その配慮に心から安心したのを覚えています。その対応力に感動し、今度は自分が誰かを支える側になりたいと強く思いました。この経験を通じて、相手の状況に応じた対応が与える影響の大きさに気づき、私も同じ立場で誰かに安心を届けたいと思うようになりました。
添削コメント|安心や感動といった気持ちの背景にある具体的な行動や思考を加えることで、読んだ人が書き手の意図を理解しやすくなるよう工夫しました。また、フロントスタッフの対応の様子を詳しく説明することで、エピソードの説得力も高まりました。
【企業を選んだ理由】
貴社の多様なニーズに応える接客力を磨ける環境に強く惹かれました。現場で求められる柔軟な対応力を磨けると確信しております。英語や中国語などの多言語研修制度やロールプレイを重視した実践的な指導体制に魅力を感じました。また、海外からのお客様が多く訪れる現場で言語だけでなく状況に応じた判断力や対応力も磨けると確信しています。自身の成長と顧客や会社への貢献を両立して、フロント職として活躍していきたいです。
添削コメント|制度の魅力や成長への期待についての内容が抽象的だったので、どこに惹かれたのか、どんな力を伸ばしたいのかを具体的に書き直しました。
【入社後】
入社後は、常に相手の立場に立った接客を意識し、最適な対応ができるお客様の様子やニーズを素早く把握し、求められることを先回りして実行できるスタッフとして、お客様に「また来たい」と思っていただけるよう尽力したいです。
添削コメント|「最適な対応」だけでは漠然としているため、「ニーズを素早く把握し、先回りして実行する」という具体的な行動を加え、活躍イメージが伝わるようにしました。

【NGポイント】
抽象的な表現が多く、具体的な行動や状況描写が伴っていませんでした。特にエピソード部分では、実体験の場面や経緯の説明が不足していたため、読んだ人に当時の状況が伝わりにくい構成になっていました。

【添削内容】
「どのような状況で、どのような対応があり、それが自分にどう影響したのか」を具体化しました。また、企業を選んだ理由は、表面的な表現を避け、志望企業と結びついた内容へ修正しました。

【どう変わった?】
エピソードに具体性が加わったことで、応募者の体験や価値観に説得力が生まれました。「再現性のある強み」や「入社後の活躍イメージ」が把握しやすくなり、志望動機としての完成度が高まりました。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソードは具体的な行動や状況を説明する
・企業独自の制度や事業に言及する

・入社後の展望は目標を具体化する

⑦ホテルブランドの理念に強く共感したから

ここでは、ホテルブランドの理念に強く共感した経験をもとにした志望動機を添削しています。

今自分の原体験と企業の理念を結びつけ、意欲と適性を具体的に伝えることが大切です。

ブランド理念に共感したことが軸の志望動機
【結論】
私は、訪れるお客様一人ひとりに安心感と特別なひとときを提供できる安心して滞在いただけるよう、丁寧で心配りのある応対を通じて記憶に残る時間をお届けしたく、貴社のホテルフロントスタッフとして働きたいと考えています。
添削コメント|「安心感と特別なひととき」は抽象的で内容が伝わりづらく、企業理由に直接結びつきにくいため、応対や心配りといった行動ベースの内容に置き換えました。
【根拠となるエピソード】
幼少期に家族で訪れたホテルで、スタッフの方が丁寧に対応してくださったことで、旅行への不安が和らぎ、心からリラックスできた経験があります。笑顔になれたことを今でも覚えています。
添削コメント|「リラックスできた」だけでは印象に残った出来事としての説得力が弱く感じます。「笑顔になれたことを今でも覚えている」と表現することで、心を打たれた実際の体験として強く印象に残っていることを強調しました。
【エピソード詳細】
そのとき、慣れない土地で戸惑っていた私たち家族に笑顔で話しかけてくれたり、地元のおすすめスポットを教えてくださったスタッフの姿が印象に残りスタッフの方がチェックイン時に不安そうな私たちに声をかけてくださり、地元の観光地やおすすめの飲食店を丁寧に教えてくれたことで、旅の楽しみが一気に広がった経験が強く印象に残りました。この経験がきっかけで、「人の心に寄り添う仕事」に憧れを抱くようになりました。
添削コメント|元の文は冗長なわりに具体性がなく、描写が曖昧でした。そこで、チェックインという具体的な場面を明示し、「地元の観光地や飲食店」という具体的なサービス内容に言及することで、読者が状況をイメージしやすくなっています。
【企業を選んだ理由】
貴社の「心地よいおもてなしで、忘れられない滞在を演出する」という理念に共感し、単なる接客にとどまらず、思い出に残る時間を創出したいと強く思いましたするとともに、スタッフ一人ひとりが自ら考えてサービスを工夫している点に魅力を感じ、自分もその一員として、お客様にとって特別な滞在を実現したいと感じました。
添削コメント|企業理念への共感だけでは志望理由として弱いため、実際に感じた企業の特徴に触れ、自身の意欲との繋がりを示すよう改善しました。企業理念と自身の価値観の一致を具体的に示すことで、説得力のある企業選定理由になります。
【入社後】
入社後は、常にお客様の立場に立ち、一人ひとりのニーズを的確に把握して対応できるよう努め、信頼される表情や言葉からさりげない要望をくみ取り、先回りした対応を意識することでフロントスタッフを目指してまいります。
添削コメント|もとの文章はやや漠然としているため、具体的に「表情や言葉からくみ取る」「先回りした対応」といった行動に言い換えました。実際の業務を想定した表現により、採用担当者が活躍イメージを持ちやすくなります。

【NGポイント】
もともとの例文では、抽象的な表現が多く、自身の経験と企業理念との結びつきが弱く見えていました。また、企業の具体的な特徴への言及がないため、「なぜその企業なのか」が伝わりにくい構成でした。

【添削内容】
抽象的だった部分を具体的な行動や描写に言い換えることで、志望動機の根拠を明確にしました。特に企業理念への共感については、企業の特徴と自分の意欲をつなげる表現に修正しました。

【どう変わった?】
企業の価値観やサービス方針を理解し、それに共感したうえで自分が何を提供できるかが明確になり、説得力が高まりました。理念と本人の意欲の一致が読み取れ、適性を感じられる内容になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・企業理念を自分の体験と結び付ける
・抽象的な表現には具体的な行動や背景を加える
・志望理由と企業の特徴を論理的につなげる

⑧ホテルフロントのサービスに感銘を受けたから

人の温かさに触れた経験から、接客業に強い関心を持ったことを伝えた志望動機を添削しています。

企業の特徴と結びつけながら、自分の体験をどう志望につなげるかを意識して書くことが大切です。

サービスに感銘を受けた経験が軸の志望動機
【結論】
私は、お客様一人ひとりに寄り添った対応が求められる相手の立場に立って細やかな配慮ができるホテルフロントの仕事に強く魅力を感じ、志望いたしました。
添削コメント|「寄り添った対応」は曖昧で抽象的な表現のため、「相手の立場に立って細やかな配慮をする」といった具体的な姿勢や行動に置き換えました。
【根拠となるエピソード】
きっかけは、家族旅行で宿泊したホテルでの接客に感動したことです。滞在期間中、体調を崩した弟に対して、親身に対応してくださった姿が心に残りました。無料での水やスポーツドリンクの提供や、休憩室までの案内など早急に対応してくださったことが強く印象に残っています。
添削コメント|「親身に対応」では具体的な内容が伝わらないため、実際にスタッフと方がしてくださった対応の内容にげんきゅうしました。これにより、印象に残った理由がより明確かつ納得感を持って伝わるようになりました。
【エピソード詳細】
さらに、チェックイン時に弟の体調がすぐれないことに気づいたスタッフの方が、急遽お粥を手配し、部屋まで届けてくれました。その後も何度も様子を見に来てくださり、その丁寧な対応に「人の心を動かす仕事だ」と感じました。さらに、様子を見に何度か訪れてくださり、その一つひとつの対応にホテルのサービスの質の高さやどこまでの顧客ファーストな姿勢に感動しました。
添削コメント|「人の心を動かす」といった漠然とした感想ではなく、サービスの質の高さや顧客ファーストの姿勢など具体的に感じ取ったホテルサービスの魅力を述べることで、内容の曖昧さをなくしました。
【企業を選んだ理由】
貴社はおもてなしの心を大切にされており「すべてのお客様に快適な時間を提供する」という理念を掲げておられ、口コミでもスタッフの気配りに定評があります。お客様に安心感を届ける接客を、私も貴社で実践したいと感じました。
添削コメント|「おもてなしの心」という表現を、企業の公式情報や理念に基づいた表現に変更し、志望企業への理解度がより伝わるようにしました。
【入社後】
入社後は、常にお客様の立場に立って考える姿勢を大切にし、一人でも多くの方に「また来たい」と思っていただけるような接客を目指してまいります。お客様の小さな変化にも気づける観察力と行動力を磨き、貴社のサービス品質に貢献してまいります。
添削コメント|「また来たいと思っていただける接客」は抽象度が高いため、どんなスキルを磨いてどう貢献するのかという行動の方針を明確に記載し、将来的な活躍の姿をイメージしやすい文章にしました。

【NGポイント】
全体として抽象的な表現が目立ち、エピソードや志望理由が表面的な印象になっていました。「親身な対応」「おもてなし」など曖昧な言葉が多用されていたため、具体性に欠けており、説得力が弱まっていました。

【添削内容】
抽象表現には具体的な行動や気づきを補足し、「なぜそう感じたか」「何を学んだか」を具体化しました。また、企業の特徴に即した内容に修正し、志望先と自身との繋がりを強化しました。

【どう変わった?】
事実や行動に基づいた表現へ変わったことで、採用担当者にも説得力を持って伝わる文章になりました。企業の理念との一致が明示されたことで、志望度の高さも明確になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・当時の状況や対応を具体的に説明する
・経験からどんな心境の変化があったか述べる
・入社後の行動方針を明確に示す

⑨新しい環境で挑戦したいから

ここでは、新しい環境で挑戦したいという理由からホテルのフロント職を志望している方の志望動機を添削しました。

自分を成長させたいという思いからフロント職を志望する場合は、「なぜその職種でなければならないのか」「成長の根拠はどこか」を明確にする必要があります。

新しい環境で挑戦したい思いが軸の志望動機
【結論】
私は、新しい環境に挑戦しながら異なるバックグラウンドを持つ方々との出会いを通じて自分を成長させながら人とのつながりを大切にできる仕事がしたいと考え、ホテルのフロント職を志望いたしました。
添削コメント|「新しい環境に挑戦」はテーマに合致しているものの、その内容とフロント職との結びつきが弱いため、具体的に「多様なバックグラウンドの人との出会いや自己成長」と表現し直しました。「挑戦」の中身が具体的に伝わるようになっています。
【根拠となるエピソード】
大学時代、カフェで接客のアルバイトをしていた際に、お客様の些細な変化に気づき、先回りして対応することで日々のお客様との会話や表情から、その方のニーズをくみ取る力が身につきました。
添削コメント|元の表現では「些細な変化」などの表現が抽象的で、どんな変化に気づいたのか具体性に欠けていました。そこで、会話や表情について言及するとともに、観察力や対応力といったスキルも明示することで、フロント職との関連性を高めました。
【エピソード詳細】
常連のお客様がいつもより元気がなさそうだったため、声のトーンを柔らかくしたり、さりげなく話しかけたりするように心がけました飲み物の提供時に「お疲れ様です」と一言添えるなど、さりげない声かけで気持ちに寄り添う工夫をしました。その結果、「気遣いが嬉しかった」と言っていただけたことが、自分の接客が誰かの気持ちを少しでも明るくできるのだと実感した瞬間でした、相手の心に寄り添う接客の大切さを強く実感しました
添削コメント|行動の工夫についてやや具体性に欠けていたため、実際の行動の内容を明確に示しました。これにより、自身がどんな工夫によってお客様に良い影響を与えられたのかが伝わるようになりました。
【企業を選んだ理由】
貴社は、多様なお客様に丁寧な対応をされている点に強く共感しました国内外問わず幅広いお客様に対応されており、その一人ひとりに合わせたサービスを提供されている点に深く魅力を感じました未経験者への研修制度も充実しており、挑戦したい気持ちを後押ししてくれると感じています接客経験を活かしつつ、新しい環境でさらに成長できる場であると感じました
添削コメント|元の文章では、他社でも使い回せるような内容になっていたため、貴社ならではの特徴や体制に言及しました。後半部分も、自身の成長意欲との繋がりを示すことで、志望熱意がより伝わる文章にしています。
【入社後】
入社後は、どのような状況でも笑顔を忘れず、お客様に安心感を与えられる状況の変化にも柔軟に対応しながら、常に相手の立場を意識した応対ができるフロントスタッフを目指して努力してまいります。
添削コメント|「笑顔」「安心感」などは曖昧であり、フロント職の業務特性に沿った行動が見えづらかったため、柔軟な対応力やホスピタリティを行動で示す内容に修正しました。これにより、具体的な活躍イメージが伝わりやすくなります。

【NGポイント】
「新しい環境に挑戦したい」というテーマにおいて、その理由や根拠が曖昧で、職種や企業とのつながりが弱い点が課題でした。また、接客経験を示すエピソードも行動や結果が不明瞭で、説得力に欠けていました。

【添削内容】
抽象的な表現には具体例や背景を加えることで、フロント職との関連性が伝わるように修正ました。また、経験については「何を、どのように行い、どう感謝されたか」を明確にしました。

【どう変わった?】
接客経験に基づいた具体的なエピソードと、それによる学びが加わったことで、「顧客志向」や「柔軟な対応力」が伝わる内容へと改善されました。結果として、成長意欲と職種適性が伝わる志望動機になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・具体的な理由や根拠を明示する
・企業の強みを自身の経験とつなげる
・企業独自の特徴に合致した志望理由を述べる

⑩ホテル業界の成長できる環境に魅力を感じたから

ここでは、ホテルフロント職における成長意欲を軸に、原体験と企業理解を組み合わせた志望動機を添削しています。

抽象的な思いだけでなく、それを裏付ける具体的なエピソードや企業選びの根拠を明確にすることが重要です。

成長できる環境が軸の志望動機
【結論】
私は、お客様に安心と笑顔を届ける多様なお客様に合わせた接客を実現できるフロントスタッフとして成長していきたいと考え、貴社を志望いたしました。
添削コメント|「安心と笑顔を届ける」という表現は抽象的で、ホテルフロント職に求められている具体的な行動やスキルが伝わりづらいです。改善後は「多様なお客様に合わせた接客を実現」と接客方法に言及しました。
【根拠となるエピソード】
高校2年生の冬、祖父母と一緒に訪れた温泉旅館で、接客してくださったフロントの方に感動した経験がホテルスタッフ職にに関心を持つきっかけとなりました。チェックインの際、足元がおぼつかない祖母にすぐ気づいて椅子を差し出し、手続きを代筆するなど、フロントの方が自然に気配りをしてくださった姿が印象に残っています。
添削コメント|きっかけとなる原体験が簡潔に記されています。ここでは、根拠となるエピソードやきっかけとなった経験を簡潔にわかりやすく述べることが大切です。
【エピソード詳細】
また、観光情報をわかりやすく教えてくださるなど部屋までの案内中もさりげなく祖父の歩調に合わせてくださるなど、フロント対応だけでなく、部屋に到着する間も丁寧に対応してくださったことで、家族全員が安心して宿泊を楽しむことができました。人が多く、混み合っていた中でも丁寧で落ち着いた対応を貫いてくださった姿に感動し、私もこのように誰かの不安を和らげられる存在になりたいと感じました。
添削コメント|「観光情報」などの行為は一般的すぎて印象に残りにくく、読み手に強い感動が伝わりません。改善後は「歩調に合わせる」などの具体的で心を打たれた経験として適切な内容に修正することで、エピソードの信憑性を高めています。
【企業を選んだ理由】
貴社は、国内外問わず多くのお客様に選ばれておりスタッフ一人ひとりの接客品質の高さに強く惹かれました。インバウンド対応にも力を入れ、日本人のみならず訪日外国人へのサービスも充実している点に魅力を感じました。多様な文化に触れながら、自分の接客力をさらに高められる環境が整っていると感じました。実際に店舗見学をした際も、外国人のお客様にも丁寧に対応されている様子を拝見し、成長できる環境だと実感しました。
添削コメント|「多くのお客様に選ばれている」や「接客力を高められる環境が整っている」などは志望する理由としては弱い印象があります。
「インバウンド対応」や「店舗見学での印象」など、企業独自の取り組みに言及することで説得力と独自性を高めました。
【入社後】
入社後は、お客様に寄り添った対応を徹底し、「また来たい」と思っていただけるホテル作りに貢献してまいります。お客様の立場に立った視点を常に意識し、困りごとを先回りして対応できる接客を目指します。将来的には外国人のお客様にも対応できるよう語学力も磨き、より多くのお客様に安心を届けられる人材として貢献したいです。
添削コメント|「寄り添う」「また来たい」という表現は意図は良いものの抽象的で、具体的な活躍像が伝わりません。改善後は「先回り対応」や「語学力向上」といった具体的な目標を示すことで、主体性と成長意欲を明確に表現しています。

【NGポイント】
「安心を届ける」「お客様に寄り添う」などの言葉が具体的な行動と結びついておらず、再現性のない印象を与えてしまっていました。また、企業選びの理由も他社と差別化できていない状態でした。

【添削内容】
企業選びでは「インバウンド対応」や「店舗見学」という事実に基づく内容を追加し、ホテル業界やフロント業務への理解が伝わるように整えました。具体化することで、志望動機に説得力を持たせています。

【どう変わった?】
企業が重視する「業務理解」「成長意欲」「再現性のある志望動機」が伝わる構成になりました。具体的な表現により、志望理由に納得感が生まれ、他の応募者との差別化にもつながっています。

【今回の志望動機のコツ】
・曖昧な表現は行動内容を補足する
・志望企業の特徴や取り組みを踏まえる
・入社後の目標や成長意欲を具体的に示す

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ホテルフロントの仕事内容を3つ紹介

ホテルフロントのスタッフは、ホテルの顔として、お客様に最初に接する重要な役割を担います。この職務は多岐にわたり、お客様の印象を大きく左右するため、非常に責任重大です。

ここでは、ホテルフロントの主な仕事内容を3つ取り上げ、それぞれの業務について詳しく説明します。

  1. ホテルの受付 
  2. 予約の管理   
  3. ホテルの顔になる責任  

①ホテルの受付

ホテルフロントの基本となるのが、チェックインとチェックアウトの手続きです。

お客様がホテルに到着した際には、笑顔で迎え、予約情報の確認やルームキーの提供を行いますよ。

また、チェックアウト時には、滞在中の追加料金の精算を行い、お客様が快適に次の目的地へと旅立てるようサポートするのが役割です。

このプロセス全体を通じて、お客様に好印象を与えることが求められます。

②予約の管理

予約の管理は、ホテル運営の中心的な業務の一つであり、ホテルフロントのスタッフは、電話やオンラインでの予約受付と処理を行います。

予約状況を常に更新し、オーバーブッキングやダブルブッキングがないように注意深く管理する必要がある業務ですよ。

適切な予約管理は、ホテルの収益と直接的に関連しているため、非常に重要な業務となります。

③ホテルの顔になる責任

ホテルフロントのスタッフは、文字通りホテルの顔としての役割を果たします。

お客様からの問い合わせに対応したり、地域の観光情報を提供する機会もあるでしょう。また、緊急時の対応や、特別な要望への対応も求められることがあります。

これらの対応が、お客様にとってのホテル全体の印象を左右するため、プロフェッショナルとしての行動と丁寧な対応が常に必要とされますよ。

ホテルフロントの志望動機を書く時の4つのポイント

ホテルフロントとして働くことを希望する際、強く説得力のある志望動機を持つことが非常に重要です。

ここでは、ホテルフロントの職を志望する際に抑えておくべき4つのポイントについて詳しく解説します。

これらのポイントを理解し適切に表現すると、面接官に自分の強い意志とホテルに対する熱意を効果的に伝えることができるでしょう。

  1. なぜホテルフロントになりたいのか 
  2. そのホテルを選んだのはなぜか    
  3. 具体的な過去のエピソードがあったら盛り込む
  4. 入社後に活かせるスキルをアピールする   

①なぜホテルフロントになりたいのか?

ホテルフロントになりたい理由を明確にする必要があります。

この職を選ぶ動機が具体的で、情熱を感じさせる内容であるほど、面接官に良い印象を与えることができるでしょう。

例えば、「人と接するのが好きで、それを仕事にしたい」などのシンプルな理由から、「ホスピタリティ産業でキャリアを築き、お客様に最高のサービスを提供したい」などの専門的な動機もあります。

自分の経験や価値観に基づいた説明が必要です。

②そのホテルを選んだのはなぜか?

そのホテルを選んだ理由も、志望動機の中で非常に重要な要素です。

そのホテルが持つブランドの価値・文化、または過去の実績など、具体的な理由を述べることが求められます。

例えば、「貴ホテルの顧客サービスの評判に惹かれた」や「貴ホテルの持続可能な運営方針に共感する」などの理由が挙げられるでしょう。

③具体的な過去のエピソードがあったら盛り込む

過去にホテルで働いた経験がある場合や、接客業で顕著な実績を上げたエピソードがあれば、それを志望動機に盛り込むと良いでしょう。

これにより、具体的な経験を通じて培ったスキルや知識が、ホテルフロントとして活かせることをアピールできます。

例として、「過去の接客業でトップセールスを記録した経験から、高い顧客満足を追求する貴ホテルでさらに成長したい」と述べることができるでしょう

④入社後に活かせるスキルをアピールする

自分の持っているスキルがどのようにホテルフロントの職務に役立つかを具体的に説明する必要があります。

コミュニケーション能力・多言語能力・論理的思考力・問題解決能力など、職務に直接関連するスキルの明確化は、自分がなぜこの職に最適なのかを証明する材料になるでしょう。

例えば、「多言語を駆使して国際的な顧客の対応が可能です」などのスキルのアピールが考えられます。

ホテルフロントの志望動機の注意点を3つ紹介

ホテルフロントへの就職を目指す際、どのような志望動機を避けるべきかの理解は非常に重要です。

ここでは面接官に悪印象を与えがちな典型的なNG例を挙げ、その理由を解説します。

これらの例を避けることで、より説得力のある志望動機を書き上げ、成功に繋げましょう。

  1. ホテルフロントの仕事にマッチしていない  
  2. 待遇にしか言及していない 
  3. 他のホテルでも通じる内容である    

①ホテルフロントの仕事にマッチしていない

「ホテルフロントの仕事に興味があるけれど、具体的に何をするのかよく分かっていない」などの志望動機は避けましょう

こういった発言は、仕事内容の理解が不十分であることが露呈し、準備不足と見なされます。

ホテルフロントは多岐にわたる業務をこなす職種であり、チェックイン手続き・顧客対応・問題解決など、多忙かつ高いコミュニケーションスキルが求められる立場です。

職務内容を正確に理解し、それに対する熱意と、準備万全であることを示す必要がありますよ。

②待遇にしか言及していない

「給料が良いから」や「福利厚生が魅力的だから」などの理由でホテルフロントを志望するのは、面接官に否定的な印象を与えかねません。

これは、仕事への情熱や顧客サービスへの真摯な姿勢よりも、個人の利益を優先していると見なされるからです。

志望動機は、ホテルや顧客にどのように貢献できるかを中心に据え、自分の利益に焦点を当て過ぎないようにしましょう。

③他のホテルでも通じる内容である

「ホテル業界で働きたい」などの一般的すぎる表現も避けるべきでしょう。

これでは、特定のホテルに対する明確な動機や理由が感じられず、他のどのホテルにも当てはまる可能性があるためです。

面接官は、そのホテル特有の理念や文化、サービスに対する理解と熱意を求めています。そのホテルを選んだ具体的な理由や、そこで何を成し遂げたいかを明確に述べましょう。

行ったことがないホテルの志望動機はどうすればいい?

ホテルで働きたいと思っていても、特定のホテルに実際に滞在した経験がない場合、志望動機をどのように伝えるべきか悩むことがあるかもしれません。

ここでは、そんな状況でどのように志望動機を説得力のあるものにするか、具体的なアプローチ方法を紹介します。

これにより、面接官に対して自分の熱意と真剣さを効果的にアピールできるでしょう。

  1. 一度お客様として泊まる
  2. 行ったことがない場合は正直に伝える

①一度お客様として泊まる

もし可能であれば、応募前にそのホテルでの実際の宿泊をお勧めします。

これにより、ホテルのサービス品質・スタッフの対応・施設の雰囲気など、直接的な経験を得ることが可能です。

その経験を志望動機に組み込むことで、具体的な理由と共に、そのホテルで働きたいと思った具体的な瞬間や感動を伝えることができるでしょう。

例えば、「宿泊時に感じたスタッフの温かいおもてなしとプロフェッショナリズムに触れ、こういった環境で働きたいと強く感じました」などの表現が使えます。

②行ったことがない場合は正直に伝える

宿泊の機会がなかった場合でも、正直にその旨を伝え、他の方法で情報を得たことを強調します。

オンラインのレビューや評判・公式ウェブサイトでの情報収集、そしてそのホテルが提供する独自のサービスや施設についての理解を示すことが重要です。

「実際には滞在したことはありませんが、多くのリサーチを行い、特に〇〇のサービス理念や、△△でのイノベーションに強く惹かれました」などの形で熱意を示すことができます。

ホテルフロントの志望動機はホテルの文化や理念に共感して熱意をもって伝えよう

この記事を通じて、ホテルフロントへの志望動機をどのように書けば良いか、そのポイントを多角的に掘り下げてきました。

経験がない場合でも、誠実さをもって正直に伝えましょう。

ホテルフロントとして成功するためには、ただ技術を磨くだけでなく、そのホテルの文化や理念に深く共感し、それを熱意を持って体現する姿勢が求められるのです。

これらのポイントを踏まえ、面接や履歴書における自身の志望動機を明確化し、自信を持って就職活動に臨んでください。

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まずは志望動機を作ってみる

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。