履歴書で差がつく!バイト用自己PRの書き方と例文を紹介
「履歴書の自己PRって、何を書けばいいの?」
初めてアルバイトに応募する人の多くが、履歴書の「自己PR欄」で手が止まってしまいます。
しかし、特別な実績やスキルがないと感じていても、日常の経験から十分にアピールは可能ですよ。
本記事では、自己PRの書き方や準備の仕方、さらに職種別・目的別に使える例文まで紹介します。
履歴書で他の応募者と差がつく自己PRを書くためのコツを、初めてバイトに挑戦する方にもわかりやすく解説していきますね。
エントリーシートのお助けアイテム!
- 1ESをAIに丸投げ|LINEで完結
- 完全無料でESを簡単作成
- 2ESを添削|プロが無料添削
- キャリアアドバイザーが添削してくれる
- 3志望動機テンプレシート|簡単作成
- カンタンに志望動機が書ける!
- 4自己PR自動作成|テンプレ
- あなたの自己PRを代わりに作成
- 5企業・業界分析シート|徹底分析
- 企業比較や選考管理もできる
アルバイト履歴書における自己PRと志望動機の違い

アルバイトの履歴書を書くとき、「自己PRと志望動機ってどう違うの?」と疑問に感じる人は多いでしょう。実際、内容が似ているように見えるため、混同してしまうケースはよくあります。
ですが、この2つは目的がまったく異なり、それぞれに合った書き方をすることで履歴書全体の印象も大きく変わるのです。
- 自己PR:「自分の強み」を伝えるもの
- 志望動機:「なぜそのバイトを選んだか」を伝えるもの
①自己PR:「自分の強み」を伝えるもの
自己PRは、自分がどんな人物で、どのような強みを持っているのかを相手に伝える部分です。アルバイトの履歴書でも、自分の人柄や経験をアピールする手段として重要な位置を占めています。
たとえば、「周囲と協力して行動するのが得意なので、チームワークが求められる現場でも力を発揮できると考えています」といったように、自分の強みと職場のニーズを結びつけて語ってみてください。
自己PRは、自分をアピールする場面ですが、相手が求める人物像を意識することも大切です。
自分の長所を活かしてどんな貢献ができるかを意識しながら書きましょう。
「上手く自己PRが書けない….書いてもしっくりこない」と悩む人は、まずは簡単作成ツールで自己PRを作成してみましょう!LINE登録することで何度でも自己PRを作成でき、3分で自己PRが簡単作成できますよ。
②志望動機:「なぜそのバイトを選んだか」を伝えるもの
志望動機は、「なぜこのバイトに応募したのか」という理由を明確にするパートです。
自己PRが自分の強みを伝えるものだとすれば、志望動機は「その強みをなぜこの職場で活かしたいのか」に焦点を当てます。
また、自分の背景や将来の目標と絡めて伝えると、熱意がより伝わるはずです。志望動機では、どれだけその職場に関心を持っているか、どれだけその経験を活かしたいかが問われます。
自分なりの視点を加えつつ、丁寧に言葉を選んで書いてみてください。
「上手く志望動機が書けない…書いてもしっくりこない」と悩む人は、まずは無料で受け取れる志望動機のテンプレシートを使ってみましょう!1分でダウンロードでき、テンプレシートの質問に答えるだけで、好印象な志望動機を作成できますよ。
自己PRを書くための準備

履歴書の自己PR欄に何を書けばよいのか迷ってしまう人は多いでしょう。しかし、事前にしっかり準備しておけば、スムーズに自分らしさを伝えられる文章が書けるようになります。
ここでは、書く前に整理しておきたいポイントを紹介します。
- 自分の強みや長所を書き出して整理する
- 過去の経験・実績を振り返って棚卸しする
- 学校生活・サークル・趣味などからエピソードを探す
- 周囲の人に自分の長所を聞いてみる
- 応募先の求人情報から求められる人物像を確認する
①自分の強みや長所を書き出して整理する
自己PRを書くには、まず自分の強みを把握しておくことが大切です。頭の中だけで考えるのではなく、紙やスマホに思いつく長所をすべて書き出してみてください。
たとえば、「責任感がある」「周囲と協力できる」「行動が早い」など、自分の性格や行動に関する項目を並べると見えてくるものがあります。
そして、それぞれに対して「なぜそう言えるのか」「どんな場面で発揮されたのか」を考えると、より具体性が出てくるでしょう。
こうして書き出して整理することで、自分らしいPRポイントが見つかりやすくなります。また、誰かのマネではなく、自分の言葉で伝えやすくなるはずです。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
そんな方はまず、就活マガジンが用意している強み診断をまずは受けてみましょう!3分であなたらしい強みが見つかり、就活にもっと自信を持って臨めるようになりますよ。
②過去の経験・実績を振り返って棚卸しする
強みを裏づけるためには、実際の経験や行動に基づく内容が必要です。そのためには、過去に自分が取り組んできたことを丁寧に振り返ってみましょう。
アルバイト経験がある場合は、どのような役割を果たしたのか、周囲とどう協力したか、何に力を入れたのかといった点に注目してください。
アルバイト経験がない人も、授業や行事など、日常生活の中にアピール材料があるはずです。
過去の行動を掘り下げることは、自信を持つための第一歩にもつながるでしょう。
③学校生活・サークル・趣味などからエピソードを探す
自己PRに説得力を持たせるためには、エピソードが欠かせません。学校での活動、サークル、趣味の場面などに、自分らしさを表せる経験が眠っていることがあります。
たとえば、サークルでイベントの企画に関わった経験があれば、「周囲と意見をまとめながら進めた」「予期せぬトラブルを乗り越えた」など、強みを証明するエピソードとして活用できます。
部活動での努力や継続的な取り組みも、責任感や粘り強さをアピールする材料になるでしょう。
ただ単に「○○が得意です」と書くのではなく、「○○という場面で□□のように行動しました」と具体的に語ることで、内容が印象に残りやすくなります。
④周囲の人に自分の長所を聞いてみる
自分の長所は、自分では意外と気づきにくいものです。そんなときは、家族や友人、先生など、身近な人に聞いてみることをおすすめします。
「自分のどんなところが長所だと思うか」と率直に尋ねることで、自分では意識していなかった強みを知るきっかけになります。
「いつも冷静だよね」「自然と周りを気にかけているよ」といった声から、新しい視点を得られるかもしれません。こうして得た情報を自己PRに取り入れれば、客観性が加わり、説得力もアップします。
とくに自己評価に自信が持てない人にとって、有効な方法といえるでしょう。
⑤応募先の求人情報から求められる人物像を確認する
せっかくの自己PRも、相手の求めている人物像とズレていれば評価されません。そこで重要なのが、応募先の求人情報をしっかり読むことです。
そうした特徴を理解したうえで、自分の経験の中から合致するものを選んでアピールするようにしましょう。
相手が必要としている人物像に近い内容で自己PRを組み立てれば、「この人ならうちで活躍できそうだ」と思ってもらえる可能性が高くなります。読み取る力も、選ばれるための重要なスキルです。
履歴書の自己PRをわかりやすく書ける基本構成

自己PRを書くとき、「どんな順番で書けば伝わりやすいのか」と悩む方は多いです。ただし、構成の型を覚えてしまえば、内容をスムーズにまとめることができます。
ここでは、基本となる4つの流れを紹介していきます。
- 結論
- 理由
- 具体例
- まとめ
①結論
まずは自分の強みを明確に伝えましょう。「私は責任感のある行動を心がけています」「協調性が強みです」など、一文で要点を示してください。
冒頭で結論を伝えることで、相手は内容をすぐに把握できます。最初に結論を出すスタイルは、読み手の印象にも残りやすい構成といえるでしょう。
読みやすさと理解のしやすさを意識するなら、まずは自分が最も伝えたいメッセージを、冒頭でしっかり書いてみてください。
②理由
次に、その強みを裏づける理由を簡潔に述べます。「なぜそう思うのか」「なぜそれが強みだといえるのか」を言葉で補足してください。
たとえば「責任感がある」と書いた場合、「物事を途中で投げ出さず、最後までやり切ることを大切にしているからです」といったように、自分の考え方や姿勢を伝えると納得感が生まれます。
この部分では、感覚的な言い回しよりも、論理的で筋の通った説明が好まれるでしょう。「周囲からよく○○と言われる」「これまで○○を評価された経験がある」といった言葉を添えるのも効果的です。
また、自分の中で「なぜその価値観を大事にしているのか」まで掘り下げられると、より説得力が高まります。単なる自慢にならないよう、客観的な視点も意識して書くようにしましょう。
③具体例
理由を述べたら、それを証明できるような具体的なエピソードを紹介しましょう。実際の行動や経験を交えることで、説得力が増します。
さらに、「どんな課題に直面し、どう考えて行動したのか」「その行動によって何が改善されたのか、どんな結果が出たのか」を明確にすることが大切です。
成功体験だけでなく、失敗を乗り越えた経験なども、工夫や成長が伝わるので好印象。
長すぎる説明は避けながらも、ストーリー性を持たせて、読み手がイメージしやすいようにまとめることを意識しましょう。
④まとめ
最後は、これまでの内容を簡潔にまとめつつ、働く場面でどのようにその強みを活かしたいかを伝えて締めくくりましょう。
たとえば、「このような経験を通じて培った責任感を、御社の現場でも役立てていきたいと考えています」のように、意欲や前向きな姿勢が伝わると好印象です。
また、「今後も相手の立場に立って考える姿勢を大切にし、学び続けながら成長していきたいです」など、成長意欲や協調性を加えるのも良いでしょう。
この段落は、読み手に「この人に会ってみたい」と思わせるチャンスです。文章の締めとして、自己PR全体を引き締める役割を持たせましょう。まとめ方次第で、全体の印象が大きく変わります。
履歴書の自己PRの書き方のポイント

履歴書に自己PRを書くとき、「何をどう書けば伝わるのか」と悩む人は多いでしょう。ただし、基本的なポイントを押さえておけば、印象的で伝わりやすい内容に仕上がります。
ここでは自己PRをより良くするための5つのコツを紹介していきます。
- 1つのアピールポイントに絞って深掘りする
- 抽象的な言葉は具体例とセットで伝える
- バイトに活かせる能力に結びつけて書く
- ポジティブな印象を残す表現を選ぶ
- 誤字脱字のない整った文章を心がける
①1つのアピールポイントに絞って深掘りする
自己PRで大切なのは、「伝えたい強みを1つに絞ること」です。あれもこれもと書いてしまうと、かえって印象が薄れてしまいます。焦点が定まらない自己PRは、読み手にとっても理解しづらくなるのです。
たとえば、「責任感がある」「行動力がある」といった特性から、自分が最も伝えたいポイントを選びましょう。
そのうえで、「なぜその特性を自分の強みと感じているのか」「過去のどんな経験がその裏付けとなっているか」を明確にしていくことが重要です。
その強みがどう育まれたのか、どんな場面で発揮されたのかを丁寧に言葉にすることで、自己PRに厚みが出ます。ひとつの軸で文章を構成することにより、読み手の記憶にも残りやすくなるでしょう。
②抽象的な言葉は具体例とセットで伝える
「やる気があります」「人と話すのが得意です」といった抽象的な言葉だけでは、伝えたい内容がぼんやりしてしまいます。
印象に残る自己PRにするためには、エピソードや行動を伴った具体的な説明が不可欠です。
読み手が情景をイメージできるように工夫することで、自己PRの説得力が格段に高まります。
③バイトに活かせる能力に結びつけて書く
自己PRでは、自分の強みを伝えるだけでなく、「その強みがバイト先でどう活かされるか」をしっかり結びつけて書くことが重要です。
これは、採用担当者にとって「この人は現場で役に立ちそうか」を判断するうえで、最も気になるポイントでもあります。
自己PRの中で、仕事とのつながりを意識して言葉を選ぶことで、読み手に「この人と働きたい」と思わせることができます。
ただ自分をアピールするだけでなく、「職場との接点を描く」視点が大切です。
④ポジティブな印象を残す表現を選ぶ
自己PRは、自分の良さを前向きに伝えるチャンスです。にもかかわらず、「失敗が多いですが…」「自信はないのですが…」といった消極的な表現を使ってしまうと、読み手に不安を与えてしまいます。
仮に苦手なことや課題を取り上げる場合でも、「以前は失敗が多かったものの、その経験を通して慎重さを身につけるようになりました」といったように、ポジティブな変化や努力の過程を伝える工夫が必要です。
「〜と考えています」「〜を意識しています」など、言葉を言い換えてメリハリをつけてください。
自然体でありながら、前向きさを持った表現が最も効果的です。
⑤誤字脱字のない整った文章を心がける
どれだけ内容が良くても、誤字脱字があるだけで「雑な印象」を与えてしまうおそれがあります。履歴書は自分の印象を左右する大切な書類なので、表現の丁寧さも評価の対象になるのです。
まず、自己PRを書き終えたら声に出して読んでみましょう。読みづらい箇所や語尾のくり返しに気づきやすくなります。文章のリズムや言葉の選び方もチェックできるため、全体の読みやすさが向上します。
さらに、可能であれば第三者に内容を確認してもらいましょう。自分では気づきにくい文法ミスや不自然な表現に気づいてもらえる場合があります。
自己PRは内容と同じくらい、仕上がりの丁寧さも大切にしてください。
履歴書の自己PRの例文

「どんなふうに書けばよいのか分からない」「例文を見てイメージをつかみたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、状況別に参考になる自己PRの例文を紹介します。
自分に合ったパターンを見つけ、履歴書作成に活かしてください。
また、自己PRがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの自動作成ツールを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。
自己PRが既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。
「赤ペンES」は就活相談実績のあるエージェントが無料でESを添削してくれるサービスです。以下の記事で赤ペンESを実際に使用してみた感想や添削の実例なども紹介しているので、登録に迷っている方はぜひ記事を参考にしてみてくださいね。
【関連記事】赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①初めてのバイト応募者向けの例文
初めてアルバイトに応募する方は、自己PRでどんなことを書けばよいのか迷ってしまうことも多いでしょう。ここでは、実務経験がない人でも安心して使える自己PRの例文をご紹介します。
《例文》
私は、継続的に努力することを大切にしています。大学では、苦手だった英語を克服するために、毎日30分の学習を半年以上続けました。 その結果、TOEICのスコアを200点近く上げることができ、自信にもつながったのです。 特に、日々の積み重ねが成果につながることを実感し、それ以降、どんな課題にも前向きに取り組むようになりました。 アルバイトでも、最初は分からないことが多いと思いますが、積極的に学びながら少しずつ成長していきたいです。 与えられた仕事に真面目に取り組み、周囲の方のサポートを受けながら、信頼される存在になれるよう努めます。 |
《解説》
経験がない場合は、「努力」「継続」「成長意欲」などの姿勢をアピールするのが効果的です。身近な学習習慣などを題材にすると、無理なく自然に書けるでしょう。
②バイト未経験者が活かせる強みを伝える例文
アルバイト経験がない場合でも、これまでの学生生活の中で得た力を自己PRに活かすことは可能です。ここでは未経験でも前向きな姿勢を伝える例文をご紹介します。
《例文》
私は、相手の話を丁寧に聞くことを心がけています。大学ではゼミ活動を通じて、グループディスカッションや意見交換の機会が多くありました。 意見がぶつかる場面でも、まず相手の意見に耳を傾ける姿勢を大切にすることで、話し合いが円滑に進み、チームとして良い成果を出すことができたのです。 相手を理解しようとする姿勢は、接客やチームワークが求められるアルバイトにも活かせると考えています。 未経験ではありますが、積極的に学びながら職場の一員として周囲と協力し、信頼される存在になりたいです。 |
《解説》
未経験者は、「人と関わる力」「丁寧さ」「協調性」など、実務以外で培った力を活かす視点が大切です。ゼミや授業、日常の中からエピソードを選びましょう。
③学業やサークル活動を活かした例文
ここでは、学業やサークル活動での取り組みを通じて得た強みを、アルバイトの自己PRとしてアピールする例文を紹介します。学生生活の中で培った力をどう活かせるかがポイントです。
《例文》
私は、物事に対して計画的に取り組む姿勢を大切にしています。大学ではゼミの発表準備の際、全体のスケジュールを立て、役割分担を決めて、資料作成を円滑に進めるよう心がけました。 特に、進捗が遅れているメンバーには早めに声をかけ、協力して補い合うことで、期日までに完成度の高い発表に仕上げることができたのです。 この経験を通じて、計画性と周囲との連携の大切さを学びました。アルバイトでも、与えられた業務を効率よく進め、必要に応じて周囲と協力しながら責任を持って行動したいと考えています。 |
《解説》
ゼミやサークルなどでの役割や工夫を、具体的なエピソードとして盛り込むと説得力が増します。「どのように行動し、どう成果につなげたか」を意識しましょう。
④趣味・資格をアピールに変える例文
趣味や資格は、一見アルバイトに関係なさそうでも、自分の人柄や強みを伝える手段になるでしょう。ここでは、それらを自己PRに活かした例文を紹介します。
《例文》
私は、細かな作業を丁寧にこなす力があります。趣味でアクセサリー作りを続けており、デザインを考えるところから仕上げまで一人で行っています。 特に集中力と手先の器用さが求められるため、ひとつの作品を完成させるたびに達成感を得られていました。 また、販売イベントで自作のアクセサリーを紹介する機会もあり、お客様と接する中でコミュニケーションの楽しさも実感。 こうした経験を通じて、地道な作業にも前向きに取り組めること、初対面の人とも自然に話せる力が身についたと思っています。 アルバイトでもこの力を活かして、丁寧で気配りのある対応を心がけていきたいです。 |
《解説》
趣味や資格は、その活動から得た「姿勢」や「成長」に注目すると魅力的な自己PRになります。アルバイトにつながる要素を意識して構成すると効果的です。
⑤責任感・協調性・継続力などを表現する例文
ここでは、アルバイトで重視されやすい「責任感」「協調性」「継続力」といった強みを、自身の経験をもとにアピールする自己PRの例文をご紹介します。
《例文》
私は、責任を持って物事に取り組む姿勢を大切にしています。大学では、2年間サークルの会計係を務め、予算管理や報告書の作成などを担当しました。 金銭を扱う立場ということもあり、ミスがないようダブルチェックを行い、締切も必ず守るよう努めました。 また、イベント費用の調整では、メンバーと相談しながら最適な使い道を話し合い、全員が納得できる形にまとめたのです。 こうした経験から、責任感を持つことの大切さと、周囲と協力して物事を進める姿勢を学びました。アルバイトでも、チームの一員として役割をしっかり果たし、信頼される存在を目指したいです。 |
《解説》
「責任感」や「協調性」を伝える際は、自分がどのように行動し、周囲にどんな影響を与えたかを具体的に書くと効果的です。サークルや役職経験は強みになります。
履歴書の自己PRの職業別例文

アルバイトの種類によって、求められるスキルやアピールポイントは大きく異なります。どのような内容を伝えれば良いか迷っている方に向けて、職種ごとに分けた自己PR例文を紹介します。
自分に合ったパターンを見つける参考にしてください。
①コンビニ・スーパーなどの販売系バイト向け例文
コンビニやスーパーなどの販売系バイトでは、接客マナーや臨機応変な対応力が重視されます。ここでは、大学生のアルバイト経験をもとにした自己PR例文を紹介します。
《例文》
私は、大学1年の頃からコンビニでのアルバイトを続けており、忙しい時間帯にも落ち着いて対応する力を身につけました。 特に昼休みや夕方の混雑時には、レジ対応と商品の補充を同時に求められる場面も多く、優先順位を瞬時に判断して動くことを意識しています。 また、お客様に気持ちよく買い物をしていただけるよう、笑顔と声かけも大切です。その結果、「ありがとう」「また来るね」と声をかけていただけることも増え、自信につながりました。 今後も相手の立場に立って行動し、状況に応じた対応ができるよう努力していきたいと考えています。 |
《解説》
接客スキルや柔軟な対応力をアピールしつつ、具体的な経験と成果を入れると説得力が増します。忙しい場面の対応やお客様からの反応を盛り込むのがポイントです。
②カフェ・飲食店などの接客バイト向け例文
飲食店での接客バイトでは、お客様とのコミュニケーションやチームでの協力姿勢が評価されやすいです。ここでは、大学生の経験をもとにした自己PR例文を紹介します。
《例文》
私は大学2年からカフェで接客のアルバイトをしており、笑顔での対応と気配りを大切にしてきました。 初めは注文を受ける際に緊張してしまうこともありましたが、お客様の表情をよく見るように意識したことで、自然と会話が生まれるようになったのです。 常連のお客様に名前を覚えていただいたことがきっかけで、自分から積極的に声をかけるようになり、お店の雰囲気作りにも貢献できたと思っています。 忙しい時間帯にはスタッフ同士で声を掛け合いながら動くことも多く、チームワークの大切さも学びました。今後も相手の気持ちを考えた接客を意識しながら行動していきたいです。 |
《解説》
お客様との関わり方や、チームで働く中で得た学びを入れると、接客業での成長が伝わりやすくなります。小さな変化やきっかけを盛り込むことがポイントです。
③アパレル・ファッション関連バイト向け例文
アパレルやファッション関連のバイトでは、商品知識だけでなく、お客様への提案力や接客姿勢が大切です。ここでは、それらを意識した自己PR例文を紹介します。
《例文》
私は大学の夏休みにアパレルショップでの販売アルバイトを経験し、接客の中でお客様のニーズを聞き取る力を身につけました。 初めは声をかけるタイミングがわからず戸惑いましたが、先輩の接客を観察しながら「相手の表情やしぐさをよく見ること」を意識するようにしたところ、 お客様から話しかけてもらえる機会が増えたのです。その中で、「このコーディネートどうですか?」と相談を受け、提案した商品を気に入って購入していただけた経験は、強く印象に残っています。 見た目だけでなく、丁寧な対応や安心感を与えることの大切さを実感し、今後も相手に寄り添った接客を心がけていきたいです。 |
《解説》
お客様とのやりとりから得た学びや、接客中に工夫した点を具体的に書くと、説得力のある内容になります。自分の変化や成長を入れるのがポイントです。
④塾講師・教育系バイト向け例文
教育系のアルバイトでは、相手にわかりやすく伝える力や、生徒と信頼関係を築く力が求められるのです。ここでは、そのようなスキルを活かした自己PR例文を紹介します。
《例文》
私は大学入学後から個別指導塾で小学生を対象に算数と国語を教えています。最初の頃は教えることに集中しすぎてしまい、生徒が本当に理解しているかまで気が回らないことがありました。 そこで、授業の後に「今日はどこがわかりにくかった?」と必ず質問するようにしたところ、生徒が自分から話してくれるようになり、少しずつ信頼関係も深まっていったのです。 指導中もなるべく具体的な言葉を使い、たとえ話を交えることで、理解度が上がっていくのを実感しました。 この経験から、相手の立場に立って伝える姿勢と、丁寧に向き合うことの大切さを学びました。今後もその意識を持ち続けながら取り組んでいきたいです。 |
《解説》
生徒との関係づくりや教え方の工夫を具体的に書くと、教育バイトならではの成長が伝わりやすくなります。伝える姿勢や配慮の視点を入れるのがポイントです。
⑤コールセンター・軽作業バイト向け例文
コールセンターや軽作業のアルバイトでは、正確さや丁寧さ、集中力が求められるでしょう。ここでは、そのような特性を活かした自己PR例文を紹介します。
《例文》
私は大学1年のとき、短期の軽作業アルバイトに参加し、検品や梱包の仕事を担当。単調な作業の中でも集中力を切らさず、正確にこなすことを常に意識していました。 特に、商品に不備がないかを確認する作業では、一つひとつ丁寧にチェックするように心がけた結果、リーダーの方から「安心して任せられる」と評価されたことが自信になったのです。 また、初めて会う人と一緒に作業する場面も多く、指示をよく聞いてすぐに動けるよう意識することで、スムーズにチームに溶け込めたと思います。 この経験を通じて、地道な作業に対しても真面目に取り組む姿勢と、人と協力する大切さを学びました。 |
《解説》
集中力や丁寧さを意識したエピソードは、軽作業やコールセンターの仕事にマッチします。評価された経験や、自分が工夫したことを入れると効果的です。
履歴書の自己PRを書く際の注意点

履歴書に書く自己PRは、ただの自己紹介ではなく、自分の強みを企業に伝える大切な項目です。正しく伝えなければ、魅力が採用担当者に届かないかもしれません。
ここでは、履歴書の自己PRを書く際に気をつけたいポイントを具体的に解説します。
- 企業が求める人物像とズレない内容にする
- 「やる気」や「頑張ります」だけで終わらない内容にする
- 話し言葉や口語表現は避ける
- エピソードが嘘や誇張にならないようにする
- 長文にならないよう簡潔にまとめる
①企業が求める人物像とズレない内容にする
自己PRは、自分がアピールしたいことだけを書くのではなく、応募先の企業が求める人物像と一致しているかを意識する必要があります。
たとえば、接客業なら「人とのコミュニケーションが得意」という要素が重視されますし、倉庫作業なら「丁寧で正確な作業ができる」ことが重要です。
このように業種ごとの求められるスキルを理解し、自分の経験の中からそれに合うものを選んで伝えると良いでしょう。求人情報や企業のホームページを確認し、使われている言葉に注目してみてください。
自分の強みを無理にひねり出すのではなく、企業の目線で考え、共感されやすい内容にすることが大切です。
②「やる気」や「頑張ります」だけで終わらない内容にする
「やる気があります」「頑張ります」だけで自己PRを終えるのは避けたいところです。気持ちだけを伝えても、採用担当者には響かないでしょう。
大事なのは、「なぜそう思うのか」「実際にどのような行動をしたのか」を具体的に伝えることです。
たとえば、アルバイトで忙しい時間帯にも冷静に対応できた経験があれば、それを「状況判断力」や「落ち着いた対応ができる強み」としてアピールできます。
単なる意気込みではなく、その裏付けとなるエピソードを交えて伝えることで、信頼感や説得力が高まるでしょう。「やる気」は行動で示すことが、伝わる自己PRへの近道です。
③話し言葉や口語表現は避ける
履歴書は正式な文書ですので、普段の会話で使うような言い回しは控える必要があるでしょう。たとえば、「〜とか」「すごい」「めっちゃ」などの言葉は、くだけた印象を与えてしまいます。
また、「自分的には」や「〜って思いました」といった曖昧な表現も避けましょう。代わりに、「〜と考えました」「〜に取り組みました」などの丁寧で客観的な表現を使うと、読み手に安心感を与えられます。
言葉遣いは、あなたの印象を大きく左右する要素の一つです。誠実で信頼感のある表現を意識してみてください。
④エピソードが嘘や誇張にならないようにする
少しでも自分を良く見せようと、話を盛ってしまう人もいますが、それは避けるべきです。
履歴書に書いた内容は、面接でも掘り下げて聞かれることが多く、そこで矛盾が出れば一気に信頼を失うことになるでしょう。
それよりも、「お客様に声かけを意識したことで、接客の回数が増えた」といった、現実的な成果の伝え方が効果的です。正直さは信頼につながります。
自分の経験を、そのままの形で丁寧に伝えるよう心がけましょう。
⑤長文にならないよう簡潔にまとめる
履歴書の自己PR欄には限られたスペースしかありません。そのため、だらだらと長く書くよりも、要点をしっかりと押さえた簡潔な文章が求められます。
まずは伝えたい強みを1つに絞り、それに関連するエピソードを添えてまとめると読みやすくなるのです。
PREP法(結論→理由→具体例→再結論)を使えば、自然に整理された文章に仕上がるでしょう。
字数を埋めるために無理に内容を広げる必要はありません。読みやすさを重視し、わかりやすく伝えることを大切にしてください。
履歴書でバイト経験を自己PRで伝える方法を知ろう!

履歴書での自己PRは、アルバイト選考において自分の魅力を伝える大きな武器になります。まずは自己PRと志望動機の違いを理解し、自分の強みを把握することが第一歩です。
そのうえで、準備や構成を意識しながら、自分の経験や性格を具体的に表現しましょう。自己PRは、伝えたい内容を一つに絞って深掘りし、バイトに活かせる力としてアピールするのが効果的です。
例文を参考にしながら、自分の言葉で丁寧にまとめてください。誤字脱字や表現の乱れがないか最終確認も忘れずに行いましょう。
履歴書の基本を押さえ、読み手に伝わる文章を目指すことが、採用への近道といえます。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。