OB訪問に最適な時間とは|注意点やメールの例文も紹介
多くの就活生がOB訪問のタイミングや適切な頻度について、疑問を抱えています。OB訪問は適切な時期を逃すと、予定が合わず訪問できなくなるリスクもあります。
この記事では、OB訪問の際に留意すべき点や重要なポイントを紹介します。
OB訪問は30分~1時間が妥当
OB訪問は、30分から1時間程度が適切な面談時間と言えます。忙しい社会人のOBにあえて時間を作ってもらう以上、長時間に及ぶのは避けるべきです。一方で短すぎても、せっかくの機会が無駄になりかねません。
ですので、自身の疑問を解消しつつ、OBに配慮した時間設定が重要です。30分以上1時間以内が、双方にとって無理のない適切な目安と考えられます。
また、事前に質問事項を整理しておくと良いでしょう。限られた時間内で、効率的に情報収集できるよう準備しましょう。
そうすれば、OBにも熱心さが伝わり、有意義な面談になるはずです。時間配分を意識しつつ、OB訪問から得られる価値を最大化させましょう。
OB訪問を行うのに最適な時間帯
まずは、OB訪問を行うのに最適な時間帯について紹介します。
- お昼が最も都合がつきやすい
- 夕方でも可能
①お昼が最も都合がつきやすい
OB訪問では、お昼休憩の時間帯がベストと言えます。この時間なら、OBの方も余計な時間を作る必要がなく、効率的に対応してくれるからです。
具体的には、OBの勤務先の近くの飲食店で昼食を一緒に取りながら、訪問に応じてもらえるケースが多いようです。お昼ご馳走になった際は、その場と後日のメールでお礼を述べましょう。
マナーとしては、OBより高額のものを注文するのは避けるべきです。昼休憩時間が限られていることを考え、長居は控えめにしましょう。こうしたマナーに気を付ければ、スムーズなOB訪問ができますよ。
②夕方でも可能
OB訪問におすすめの時間帯が、夕方の業務時間内です。お昼とは違い、企業の社内に訪れられるメリットがあります。業務の実際の様子を垣間見ることで、企業理解をより深められるでしょう。
ただし、社内へ訪問する以上、社員の皆さんの邪魔にならないよう気を付ける必要があります。他の社員に見られていることを意識し、挨拶や振る舞いにはくれぐれも気をつけましょう。
企業の雰囲気を感じ取りつつも、業務の妨げにならぬよう細心の注意を払ってくださいね。
OB訪問に相応しくない日程と時間
続いて、OB訪問を避けるべき日程と時間帯を紹介します。
- 土日祝日はNG
- 午前中は忙しいことが多い
①土日祝日はNG
OB訪問の日程調整では、基本的に平日を選ぶのが賢明です。なぜなら、週末や祝日はOBの方々の貴重な休日になるためです。無理に個人的な時間を割いてもらうことは、社会人としてのマナー違反にあたりかねません。
一方で、OBの方々の都合で、どうしても土日祝日しか空いていない場合もあるでしょう。そういった場合に限っては、わざわざ休日に時間を作ってくれたOBに敬意を払い、休日でのOB訪問を受け入れるべきです。
つまり、OB訪問の日程は、基本的に平日を基本としつつも、相手側の指定があれば柔軟に対応してください。OBの多忙な立場に配慮しながら、有意義な機会を逃さないよう心がける必要があります。
②午前中は忙しいことが多い
OB訪問では、相手の勤務状況に配慮して時間帯を決める必要があります。特に午前中は避けるべきでしょう。朝礼や重要な会議が入っていることが多く、時間を作りにくい可能性が高いためです。
無理に午前中を指定してしまうと、OBの仕事に支障をきたしかねません。そうなれば、迷惑をかけるだけでなく、印象も悪化してしまいます。
OB訪問は入社への重要なステップです。相手への気遣いを怠ると、本来の目的を達成できなくなる恐れがあります。
特に注意すべき時間帯として午前中は避け、OBにも会社にも迷惑をかけぬよう慎重に対応しましょう。
【例文紹介】OB訪問を依頼するメールの3つのポイント
ここでは、OB訪問を依頼する際に送るメールのポイントを3つ紹介します。例文もあるのでぜひ参考にしてくださいね。
- 期間に余裕を持って送る
- 業務時間中に送る
- 多くの日時を提示する
①期間に余裕を持って送る
OB訪問の日程調整では、OBの方々への配慮が欠かせません。希望日を直近ではなく、1~2週間先に設定することで、OBの皆さんが都合をつけやすくなります。直近だと、予定の空きが見つけにくくなるからです。
また、候補日時は複数用意し、選択肢を設けることも大切です。一日しか選べないと、OBの方に負担がかかりかねません。可能な限り、日時の幅を持たせましょう。
万が一、調整が難航し直近になりそうな場合は、事情を丁寧に説明する必要があります。OBの予定状況も改めて確認し、無理のないスケジュールを設定しましょう。
②業務時間中に送る
OB訪問の依頼メールは、業務時間内に送ることが大事です。これは社会人に対するマナーの基本ですから、訪問依頼に限らず常に心がけるべきポイントです。
ただし、業務開始直後や就業時間前後は、比較的多忙な時間帯です。こうした時間は避けた方が好ましいでしょう。逆に夜遅くの連絡は控えめにしましょう。就寝時間と重なる可能性もあり、好ましくありません。
メールならいつでも良いと思いがちですが、業務時間内に届く方が好印象に繋がります。OBの方の仕事に邪魔にならず、スムーズに確認していただけるからです。
③多くの日時を提示する
OB訪問の日程調整では、複数の候補日時を提案するべきです。お昼と夕方の時間帯を組み合わせて5つほど示すと、OBの方々が選びやすくなるでしょう。
1〜2週間先の日程で問題ありませんが、都合が付きにくい場合もあります。そういった事態を想定し、「次の週でも構いません」など、幅を持たせた提案を心がけましょう。
ただし、あまり焦った口調は避けるべきです。OBへの配慮を忘れず、ポイントを押さえた上で依頼を行いましょう。
メールでOB訪問の日時を提案する際の例文
ここではOB訪問を依頼するメールの例文を紹介します。
件名:OB訪問のお願い(〇〇大学・氏名) △△会社 ☓☓担当 ☓☓様 初めてのメールで失礼いたします。〇〇大学の〇〇科に在籍している【氏名】と申します。この度は、OB訪問のお願いでメールを送らせていただきます。☓☓様の連絡先を大学の掲示板で拝見し、ご連絡させていただきました。 私は、株式会社〇〇を第一志望としており、お忙しいところ恐縮ですが、ぜひお話を伺いたいと考えております。☓☓業界での活躍に向けての心構えや、これから準備すべきことについて、貴重なご意見をいただければと思います。 お忙しい中、お時間を割いていただける日程を以下に記載いたします。ご都合の良い日時がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。 5月15日(月) 10:00~20:00 5月16日(火) 9:00~15:00 5月17日(水) 11:00~18:00 5月18日(木) 11:00~19:00 5月19日(金) 10:00~19:00 上記の日程が難しい場合は、翌週でも問題ありません。平日は☓☓様のご都合に合わせて訪問させていただけますので、ご連絡をお待ちしております。 第一志望の企業でご活躍されている☓☓様から直接お話を伺えることを、心より楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。 |
OB訪問の時間に関する3つの注意点
最後に、OB訪問の時間に関して、注意するべきことを3つ紹介します。
- 待ち合わせの5~10分前に到着する
- 業務時間外の時間帯を指定されても対応する
- 時間指定を任されたらお昼や夕方を提示する
①待ち合わせの5~10分前に到着する
OB訪問の日には時間厳守が求められます。約束の時間の5〜10分前には現地に到着することが望ましいですが、過度に早く到着しすぎるのも避けたいものです。相手に不必要な気遣いを強いることになりかねません。
交通の混乱が原因で遅れそうになった場合は、可能な限り早くその旨を伝え、適切に謝罪することが重要です。
また、天候の影響で交通が乱れる可能性がある場合もありますので、訪問当日は天気予報にも注意を払うとよいでしょう。
②業務時間外の時間帯を指定されても対応する
OBから指定された時間帯には柔軟に対応しましょう。時には、面談の時間が夜間や週末に設定されることもあり得ます。
自分のスケジュールも重要ですが、多忙なOBが時間を作ってくれることに感謝し、その時間に合わせることが大切です。予定された時間に従うことで、スムーズなOB訪問が実現します。
③時間指定を任されたらお昼や夕方を提示する
OBに時間の指定を求められることは珍しくありません。その際は、自分の都合よりもOBに負担がかからないような日程や時間を考慮することが肝心です。
通常、業務時間外の時間帯は避け、平日の昼間や夕方を提案するのが一般的です。
しかし、会社によっては忙しい時期があり、平日であってもスケジュールが合わないことがあります。そんな時は、少し時期をずらして日程を調整することが、相手への配慮となります。
OB訪問の時間帯を理解して社員との面談を充実させよう
OB訪問を計画する際には、時間管理が非常に重要です。メールの送信タイミング・訪問のスケジュール・面談に費やすべき時間など、細心の注意を払うべき事項が多々あります。
貴重な機会を最大限に活用するためにも、相手に配慮した時間選びを心がけ、有意義な対話ができるよう努めましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。