OB訪問時のマナーを確認|訪問前後と当日に分けて解説
OB訪問は無神経な態度で臨んでしまうと、相手に失礼になるだけでなく、将来の選考にも影響を及ぼす可能性があります。
本記事ではOB訪問におけるマナーに焦点を当て、訪問前・訪問日・終了後のポイントについて詳しく解説します。
自己判断だけではなく、認識していないと不適切な印象を与えかねない行動もありますので、ぜひ内容を確認し、参考にしてくださいね。
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OB訪問のマナーは選考に関わる場合もある

OB訪問は、現場で働く人と接することで、企業の理解を深め面接の練習にもなるメリットがあります。
しかし、一部の企業では採用の一環とされており、マナーを守らないと選考に影響する可能性があります。
このことを知ると、緊張を伴うものとなりますが、逆に言えば、選考プロセスがスムーズに進む可能性もあるということです。緊張しすぎず、自分の印象アップを意識して取り組みましょう。
【訪問前】OB訪問時のマナー5選
まずは、OB訪問前のマナーを5つ紹介します。
- アポイントを取る時間
- 訪問先の業界・企業研究をしておく
- 質問を準備
- 待ち合わせ場所の確認
- 手土産の準備
①アポイントを取る時間
1つ目のマナーはアポイントを取る時間帯についてです。OB訪問をする際は事前に電話やメールでアポイントを取ることが大切です。
電話でのアポイント取得では、お昼休憩の時間帯を避け、業務時間内に連絡するのが基本です。
一方、メールでアポイントを取る際は、企業の公式ホームページから直接送信するかキャリアセンターを通じて行います。
どちらの方法を選んでも、先輩や教授からの紹介があれば、「〇〇さんの紹介でご連絡しました」という一言を添えると好印象です。
②訪問先の業界・企業研究をしておく
事前に業界や企業についての研究を行い、会話や質問に活用しましょう。
自分が目指す業界や企業について事前に調査しておくことで、実際に働いている人のリアルな声を聞けて、入社後のイメージが具体的になります。
ただし、インターネット上ですぐに得られる情報や、身近な知人からの情報をそのまま話すのは避けてくださいね。
③質問を準備
OB訪問を行う前には、事前に質問を用意しておくことが重要です。
一部の就活生は「当日に考えればいいや」と考えることもありますが、実際には当日になると質問を忘れたり、後から後悔することもあります。
時間は通常1時間程度なので、有意義な時間を過ごすためにも、事前に質問を用意しておくことが大切です。
また、事前にまとめた質問をに伝えることで、彼らも対応しやすくなる場合もあるので、確認しておくことをおすすめします。
④待ち合わせ場所の確認
4つ目のマナーは待ち合わせ場所を必ず確認することです。
社外での訪問の場合、一般的には大きな駅の近くにあるカフェが待ち合わせ場所となりますが、会社内での訪問もあります。
場所が大まかに分かっていても、開始時間の10分前には到着できるよう、乗り換えや道順を考慮しておきましょう。
当日、スムーズに到着できるように、可能であれば事前に待ち合わせ場所に一度足を運んでおくこともおすすめです。
⑤手土産の準備
OB訪問をする際には、お菓子などの手土産を用意しておくことが一般的です。
手土産は必須ではありませんが、相手が時間を割いてくれたことへの感謝の気持ちとして渡すことが良いでしょう。
訪問直後に、「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます」という言葉とともに手土産を渡すのが一般的です。
ただし、企業によっては手土産を受け取れない場合もあるため、無理に渡す必要はありません。
【訪問日】OB訪問時のマナー8選

続いて、最も肝心なOB訪問の当日のマナーを8つ解説します。
- OBの指示に従った服装で行く
- 待ち合わせ場所には早めに行く
- ハキハキと挨拶をする
- 下座に座る
- 名刺マナーは両手で受け取り左側に置く
- 会話中はメモを取る
- 質問以外の会話も楽しむ
- 会計の時は払う意思を表す
①OBの指示に従った服装で行く
OB訪問では、指示にった服装で参加することが重要です。特に指示がない場合は、基本的にはリクルートスーツを着用することが一般的です。
スーツを着用しないと、「この場でスーツを着ないなんて、就職活動に真剣に取り組んでいるのか」といった印象を与えてしまう可能性もあります。
また、ワイシャツにはシワや汚れがないかを確認し、髪型や爪なども清潔感を保つように心がけてくださいね。
②待ち合わせ場所には早めに行く
当日は、待ち合わせ場所に早めに到着することを心がけましょう。
社員の方は自らの業務の合間を縫って面談をしてくれているため、遅刻は絶対に避けるべきです。
公共の交通機関を利用する場合は、5〜20分程度の遅延も考慮して行動しましょう。
万が一遅れてしまっても、焦らずに事前に時間を計算しておけば、心に余裕を持って対応できます。
③ハキハキと挨拶をする
相手が到着したら、彼らが時間を割いてくれたことに感謝の意を表しましょう。
もし到着時に既に座って待っていた場合は、必ず立ち上がって挨拶をします。
挨拶の際には、初対面の場合は名前を名乗り、訪問を受け入れてもらったことへの感謝の気持ちを述べましょう。
さらに、声のトーンや明るさにも気を配りましょう。暗い声やトーンでは相手に悪印象を与えるだけでなく、聞き取りづらくもなります。
自己紹介の際に当日の目的も一緒に伝えると、有意義な時間に繋がるのでおすすめです。
④下座に座る
OB訪問時には、室内に入る際に下座に座るように心がけましょう。下座とは、出入り口に近い席のことです。
飲食店では、注文した料理が下座から配されることもありますので、積極的に料理を渡して気配りをしてくださいね。必ずするべきマナーではありませんが、気が遣える人だという印象は残りますよ。
上座・下座のマナーは、面接時にも応用できるため、日常から意識しておくと良いでしょう。
⑤名刺マナーは両手で受取り左側に置く
名刺を差し出されたら、両手で受け取り、自分の座席のテーブル左側に置くことを心がけましょう。
受け取った名刺は、自分の名刺入れの上に置くのがベストです。名刺交換の手順を忘れそうになったら、「渡す→受け取る→置く」という流れを意識しましょう。
名刺を受け取る際には、企業のロゴや相手の名前を指で隠したり、すぐにしまうことは避けましょう。
複数の名刺をもらう場合は、相手の座っている順に並べるか、立場が上の人の名刺を名刺入れの上に置くようにしましょう。
⑥会話中はメモを取る
OGとの会話中は、メモを取ることを心がけましょう。ペンとノートを手元に用意し、重要な内容はメモを取りながら会話を進めます。
スマートフォンのメモ機能を使うこともできますが、使いすぎると会話に集中していない印象を与えかねないので、できるだけ避けましょう。
⑦質問以外の会話も楽しむ
OB訪問では、準備した質問を全て聞き、有意義な時間を過ごすのはもちろんですが、会話を楽しむことも大切です。
質問リストやメモに必死になっている就活生も見受けられますが、質問をただ投げかけて答えをもらうだけであれば、メールや電話でもできます。
そのため、聞きたいことをしっかりと聞き、適切なタイミングで会話を楽しむことを心がけましょう。
⑧会計の時は払う意思を表す
OB訪問では、昼食を一緒にとることもあります。
その際、多くの場合社員の方が会計をまとめて支払うことが一般的ですが、会計時には自らも支払いたい意思を示しましょう。
また、「好きなものを頼んでいいよ」と言われても、過剰な注文は避けるべきです。
注文する料理については、社員の方が頼んでいるものと同程度の価格かそれ以下のメニューを選ぶよう心がけてくださいね。
【訪問後】OB訪問後のマナー

OB訪問の後は、できる限り当日の午前中にお礼メールを送りましょう。
そのメールには、時間を割いてくれたことへの感謝の気持ちや、その日に得た学びなどの感想を述べます。
特に、社員の話の中で印象に残ったことや参考になったことを具体的に挙げると良いでしょう。
もし当日中に送るのが難しい場合や、帰宅が遅くなり夜になる場合は、翌日の送信でも構いませんが、できる限り早めに送ることがマナーです。
OB訪問のマナーで好印象を残そう
今回は、OB訪問前や当日、終了後のマナーについて解説しました。
自分と社員の方のせっかくの時間を有意義なものにするために、質問だけでなく会話も楽しみながら進めることが重要です。自己成長の機会でもありますので、積極的に関わり、学びを得ることが大切です。
マナーをひとつひとつ確認し、有意義な時間を過ごしましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。