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集団面接の基本的な流れを徹底解説|見られるポイントと対策・ありがちな失敗も紹介

「集団面接に挑むのは初めてで、どんな流れで進んでいくのか不安…」と悩む人は多いはずです。

集団面接は複数の応募者と一緒に行われるため、他の学生との競争やマナーに気を使う必要があります。

この記事では、集団面接の基本的な流れやよくある質問、成功のための対策について詳しく解説します。これを読んで、面接の流れを把握し、準備をしっかりとしましょう。

 

目次

集団面接とは?

集団面接とは、複数の学生が一度に参加し、面接官の質問に対して順番に回答していく形式の面接です。企業側は限られた時間内で多くの応募者を比較・評価できるため、主に一次面接で導入されます。

この形式では、自己PRや志望動機などの内容だけでなく、他の学生の話をしっかり聞く姿勢や、グループ内での協調性、相手を尊重する態度なども重要な評価ポイントになります。

また、話す順番や内容が他の参加者と重なることがよくあります。そのため、自分の伝えたいことを簡潔かつ印象的に伝える工夫をしましょう。

周囲の発言に圧倒されることなく冷静に対応できるかも試されるポイントです。

集団面接の流れや評価基準をしっかり理解して準備しておくことで、無駄な不安を減らし、自信を持って臨むことができます。面接の特徴を把握することが、選考突破への第一歩となるでしょう。

明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…


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【対面】集団面接の基本的な流れ

対面で行われる集団面接では、学生が同時に比較されるため、些細な行動や表情も評価につながります。面接官とのやり取りだけでなく、待機中や退室までの所作も重要です。

ここでは、対面での集団面接の流れを6つに分けて紹介します。各場面でのポイントを押さえておくと安心でしょう。

  1. 受付|笑顔を心がけ、ハキハキと用件を伝える
  2. 待機|私語を控え、姿勢を正して静かに待機する
  3. 入室|ノックは3回、丁寧に挨拶して入室する
  4. 面接|アイコンタクトと聞く姿勢を大切にする
  5. 逆質問|企業研究を活かし、前向きな質問をする
  6. 退室|感謝の気持ちを込めて、丁寧に挨拶する

① 受付|笑顔を心がけ、ハキハキと用件を伝える

会場に到着したら、まず受付で面接に来たことを伝える必要があります。

一般的には、企業の受付や会議室前で担当者に対して「本日○時からの面接に参りました、○○大学の○○です」と伝えるのが基本です。

その場で資料や番号札を渡されることもあり、応対の様子も面接官以外の社員に見られている可能性があります。この段階からすでに評価は始まっていると考え、明るく丁寧な対応を心がけてください。

笑顔で挨拶し、相手の目を見てハキハキと話しましょう。言葉づかいに加えて、声の大きさや表情なども意識できると、第一印象で良いスタートが切れるはずです。

② 待機|私語を控え、姿勢を正して静かに待機する

受付を済ませた後は、控室や待機場所で順番が呼ばれるまで過ごすことになります。

待機中も面接の一部と捉え、私語を慎み、姿勢を正して静かに過ごすことが大切です。スマートフォンを触ったり、他の学生と談笑したりするのは控えてください。椅子に浅く腰掛け、背筋を伸ばして姿勢を整えた状態で待つようにしましょう。

企業によっては複数名が同時に呼ばれる形式もあり、場の雰囲気はさまざまですが、基本的には静かに待機するのがマナーとされています。

たとえ控室でも、「見られている場面」であることを忘れないようにしてください

③入室|ノックは3回、丁寧に挨拶して入室する

入室時の所作は、第一印象を左右する大切なマナーのひとつです。ドアをノックする回数や挨拶の声の大きさなど、細かな動作にも注意を払いましょう

面接官は面接内容だけでなく、こうした所作からも、その人の人柄や礼儀、社会性を見ています。ドアをノックする回数は3回が原則です。

返事があってからドアを開け、静かに閉めた後、「よろしくお願いいたします」としっかり挨拶しましょう。

緊張から声が小さくなったり、視線が下を向いてしまったりする場面でもありますが、明るく落ち着いた声で話し、ゆっくりと丁寧に動くことで、「この人は礼儀がしっかりしているな」と感じてもらえるでしょう。

こうした一連の動作をスムーズにこなせるだけで、面接官からの評価が高まることも少なくありません。練習しておく価値のある場面です。

④面接|アイコンタクトと聞く姿勢を大切にする

面接が始まると、面接官から順番に質問が投げかけられます。順番は座っている位置や面接官の判断によって決まり、ランダムに指名されることもあります。

集団面接では、自分が話すときの印象だけでなく、他の人の話を聞く姿勢も評価されます。アイコンタクトやうなずきなど、基本的なコミュニケーションを大切にしましょう

自分が話すときはもちろん、他の人が話しているときの聞く姿勢も評価の対象です。話すときは面接官の目を見て明確に答え、聞いている間はうなずいたり、視線を向けたりして関心を示しましょう。

特に発言量の差がつきやすい集団面接では、「話す姿勢」と「聞く姿勢」の両方が評価ポイントになります。

⑤逆質問|企業研究を活かし、前向きな質問をする

逆質問は、企業への関心や志望意欲をアピールできる貴重な機会です。逆質問の場面では、企業研究を踏まえた前向きな質問をすることで、志望意欲や主体性を効果的に伝えることができます。

たとえば、「〇〇事業に関わる社員のキャリアパスについて伺いたいです」など、具体性と前向きさを意識した質問が好印象です。

質問内容は、企業研究に基づいて自分の志望動機や興味とつながるテーマを選ぶと、自然で説得力のあるやり取りにつながります。

また、他の学生と質問がかぶってしまいそうな場合は、「先ほどのお話を受けて補足で伺いたいのですが」などと前置きを加えることで、柔軟かつ丁寧な姿勢を伝えることができます。

全員に順番が回るケースもあれば、希望者のみの場合、また時間の都合で省略されることもあるため、臨機応変に対応できるよう準備しておきましょう。

逆質問はチャンスです。事前に複数の質問を準備しておくことが成功の鍵になります。

⑥退室|感謝の気持ちを込めて、丁寧に挨拶する

退室の場面は、面接全体の印象を締めくくる大切な瞬間です。感謝の気持ちを込めた丁寧な所作が、礼儀正しさや誠実さを伝える決め手となります。

特に集団面接では、退出までを含めて「その人の人柄や礼儀」が見られていると心得ておきましょう。退室は、面接官の指示や座席の位置に応じて、順番に行うのが一般的です。

合図があったら、椅子を静かに戻し、面接官の方に向き直って「本日はありがとうございました」と丁寧にお礼を伝え、一礼します。

このとき、慌てて荷物を持ったり、足音を立てたりしないよう注意しましょう。ドアに向かう際も姿勢を保ち、ドアの前でもう一度軽く一礼してから静かにドアを開けます。

退出後、ドアを閉める際も音を立てず、最後まで丁寧な動作を意識してください。

面接の最後の瞬間まで気を抜かず、誠実な態度を貫くことが、「この人は礼儀がしっかりしている」と感じてもらえるポイントになります。

【オンライン】集団面接の基本的な流れ

オンライン形式の集団面接では、対面と異なり通信環境や映像・音声を通じた印象が評価に影響します。準備不足によるトラブルを避けるためにも、事前の確認と心構えが欠かせません

ここでは、オンラインでの集団面接の基本的な流れを順に解説します。

  1. 入室|数分前に入り、マイクとカメラを確認する
  2. 面接|カメラ目線でハキハキ話し、他の人の発言にも注意する
  3. 逆質問|ジェスチャーや相づちで、質問への関心を示す
  4. 退室|マイクONで丁寧にお礼を伝え、落ち着いて退室する

① 入室|数分前に入り、マイクとカメラを確認する

面接には余裕をもって入室し、マイク・カメラ・ネット回線をチェックしておきましょう。集合時間のギリギリにログインすると、トラブルがあった際に対応できず、焦ってしまう原因になります。

特に音声が途切れたり、カメラの映像が暗かったりする場合、面接官との意思疎通がスムーズにいかなくなる可能性があります。

また、背景が乱雑だったり、逆光で顔が見えにくかったりすると印象が悪くなるため、静かな場所で明るさや背景も整えておくことが大切です。

あらかじめZoomやGoogle Meetの操作に慣れておくと、本番で焦らず対応できるでしょう。

② 面接|カメラ目線でハキハキ話し、他の人の発言にも注意する

オンライン面接では、カメラ目線と明るくはっきりした話し方やリアクションが好印象につながります。話すときも聞くときも、画面越しの態度が評価のポイントになるため注意が必要です。

画面ばかりを見ていると、相手からは目線が下がって見えてしまいます。話すときは、できる限りカメラを見て、口調は明るく、語尾まではっきりと話すように心がけてください。

また、自分が話していない時間も評価の対象となっています。他の学生の発言中には、うなずきや相づちといったリアクションを適度に取り入れると、協調性や聞く力が伝わりやすくなります。

画面越しだからこそ、表情・姿勢・リアクションなど、非言語の部分を意識して丁寧に表現することが大切です。

③ 逆質問|ジェスチャーや相づちで、質問への関心を示す

オンライン面接における逆質問では、「何を聞くか」よりも「どう聞くか」が印象を左右します。表情やリアクションを意識して、誠実さや積極性をしっかり伝えましょう。

オンラインでは相手の表情や空気感が伝わりづらいため、質問の際には表情を明るくし、カメラを見ながらハキハキと話すことを意識してください。

質問を聞く際も、姿勢を正し、適度なうなずきや笑顔で反応することで、関心や積極性をアピールできます。

他の学生の逆質問に対しても、しっかり反応する姿勢を見せることで、「場の空気を読める」「周囲に関心が持てる」という評価にもつながるでしょう。

オンラインならではの距離感を意識しつつ、画面越しに伝わる「姿勢」で差がつきます

④ 退室|マイクONで丁寧にお礼を伝え、落ち着いて退室する

オンライン面接の終了時も、評価の対象です。丁寧に感謝の言葉を伝えてから、落ち着いて退出しましょう。マイクがミュートのままでは、どれだけ丁寧に頭を下げても伝わらない可能性があります。

そのため、面接官から「以上です」や「これで終了です」といった言葉があったら、必ずマイクをオンにして「本日はありがとうございました」と丁寧にお礼を伝えてください。

その後は、すぐに退出ボタンを押さず、数秒間ほど画面の様子を確認しましょう。面接官が補足の案内をしたり、最後の一言を加える場合もあるためです。

相手が完全に話し終えたのを確認してから、静かに退出するのが好印象につながります。

集団面接で見られるポイント

集団面接では、一人ひとりの受け答えだけでなく、他の参加者とのやりとりや全体の立ち振る舞いも評価の対象になります。

個人面接と同じ感覚で臨んでしまうと、大切な評価ポイントを見落としてしまうかもしれません。ここでは、実際に集団面接で見られるポイント4つを紹介します。

  1. 質問に対して的確に答えられるか
  2. 他の学生の話をしっかり聞く姿勢があるか
  3. 他の学生と円滑にコミュニケーションを取れるか
  4. 基本的なマナーが備わっているか

① 質問に対して的確に答えられるか

まず第一に見られているのは、「質問の意図を正しく理解し、要点を押さえて答えられているか」です。企業は、このポイントを通じて、論理的思考力や表現力、相手の意図をくみ取る力を評価しています。

さらに、答えの内容だけでなく、「明るくハキハキ話せているか」「質問に対する反応が自然か」といった伝え方の部分も含めて評価されるため、事前に話す練習を重ねておきましょう。

模擬面接でフィードバックをもらうのも効果的です。

② 他の学生の話をしっかり聞く姿勢があるか

集団面接で差がつきやすいのが「聞く姿勢」です。自分の番ではないときの表情や態度も、面接官はしっかりチェックしています。

企業がこのポイントを重視する理由は、社会人としての協調性や、チームで働く際の姿勢が垣間見えるからです。

たとえば他の学生が発言している間にうなずいたり、時には共感する表情を見せたりすることで、「この人は他者の話をきちんと受け止められる人だ」という印象につながります。

逆に、腕を組んでいたり、視線を下に落としていたりすると、興味がない・集中力がないと判断されかねません。自分の発言に集中するあまり、周囲への配慮が抜け落ちてしまうケースは少なくないでしょう。

面接中は終始、誰かに見られている意識を持って臨むようにしてください

③ 他の学生と円滑にコミュニケーションを取れるか

集団面接では、協調性やコミュニケーション能力も大きな評価ポイントです。

たとえば、相手の発言を受けて自分の意見を述べたり、発言のタイミングを譲ったりといった対応ができる人は、「周囲を見ながら行動できるタイプ」として好印象を与えやすくなります。

反対に、自分ばかり話してしまったり、まったく発言しなかったりすると、「協調性に欠ける」「積極性が見えない」といったマイナス評価につながるでしょう。

大切なのは、「話す力」だけでなく「場の空気を読む力」です。自分の意見を持ちつつ、他者との関係性のなかで適切な発言ができるよう、普段からグループワークの機会を意識的に活用すると良いでしょう。

④ 基本的なマナーが備わっているか

最後に見逃せないのが、「マナーの基本ができているか」という点です。就活では言葉遣いや礼儀などの基本ができていて当たり前とされており、それができていないと他の良い部分も伝わらないでしょう。

たとえば、入室時のノックの回数やタイミング、面接官に対するお辞儀の仕方、椅子に座るときの所作など、細かい行動一つひとつが見られています。

また、服装や髪型などの身だしなみも重要です。集団面接では他の人と並ぶため、細かい部分の違いがより際立って見えることを忘れてはいけません。

面接中にマナーで減点されないためには、基本動作を一つひとつ確認しておくことが大切です。

とくに初対面の人と接する場では、第一印象が大きく影響するため、礼儀正しさや清潔感を意識して行動しましょう。

集団面接でよく聞かれる質問

集団面接では定番の質問が繰り返し登場します。パターンを把握したうえで準備しておけば、質問が来ても落ち着いて答えられるでしょう。

ここでは、特に登場頻度が高い5種の質問と対策のポイントを解説します。

  1. 自己紹介
  2. 志望動機
  3. 学生時代に力を入れたこと
  4. 自己PR
  5. 他の学生の発言に対する意見

① 自己紹介

面接の冒頭で行われることが多い自己紹介では、第一印象がその後の評価に直結します。重要なのは、情報を絞って順序立てて話すこと。

「大学名 → 氏名 → 所属学部・研究内容 → 強みや興味」といった構成で話すと、聞き手にとって理解しやすくなります。1分程度で収まるよう、ストップウォッチを使って練習しておくと安心です。

話す内容を覚えるというより、話し方に慣れておくことがポイントでしょう。

② 志望動機

志望動機では企業研究と自己経験を結び付ける論理性が評価されます

パンフレットのコピーでは熱意が伝わらないため、自身の体験を起点に「だから御社で挑戦したい」という流れにすると説得力が高まるでしょう。

たとえば「サークル運営で培った調整力」と「貴社の部門横断型プロジェクト」を関連付ければ、面接官も納得しやすいです。

独自視点を加えたい場合は、最新ニュースや決算資料まで目を通すと差別化につながります

「上手く志望動機が書けない…書いてもしっくりこない」と悩む人は、まずは無料で受け取れる志望動機のテンプレシートを使ってみましょう!1分でダウンロードでき、テンプレシートの質問に答えるだけで、好印象な志望動機を作成できますよ。

③ 学生時代に力を入れたこと

学生時代に力を入れたことを語る際は、成果より過程に重点を置くと成長意欲を示せます

状況(Situation)→課題(Task)→行動(Action)→結果(Result)のSTARフレームで整理し、数字や比較を交えると聞き手がイメージしやすいでしょう。

例えば「売上目標が前年比150%の難題に挑戦し、手順見直しで170%達成した」といった具体例は説得力が上がります。課題に直面した瞬間の感情や工夫も補足してください。

率直な振り返りがあるほど、誠実さが伝わります

④ 自己PR

自己PRでは強みと再現性を同時に示すと評価が上がります

「責任感がある」だけでは抽象的なので、「研究室で週1回進行会議を主催し、遅延ゼロを維持した」などエビデンスを加えてください。

次に、その強みを企業の職務へどう活かすかを結論として述べると、面接官は採用後の姿を想像しやすいでしょう。

数字や固有名詞を含めるほど印象に残りやすいため、準備段階で実績を書き出すと整理が進みます

⑤ 他の学生の発言に対する意見

他の学生の発言にコメントを求められたときは、まず相手の意見を要約して同意点を示しましょう

そのうえで「私は〇〇の観点も重要だと考えます」という形で自分の視点を追加すると、協調性と主体性を両立して示せます。

否定から入らない姿勢は場の空気を和やかにしますし、議論を深める助けにもなるでしょう。発表者の名前を呼んでから感想を述べると、しっかり話を聞いていたことが伝わります。

練習では友人同士で意見交換のロールプレイを行うと効果的です。

集団面接前にやっておきたい対策

集団面接で良い印象を残すためには、事前の準備が欠かせません。とくに、複数人が同時に参加する場面では、自分らしさを自然に伝える力が求められます。

あらかじめ面接の流れや質問内容を想定しておくと、落ち着いて受け答えできるでしょう。ここでは、集団面接の前にやっておくべき4つの準備について解説します。

  1. よく聞かれる質問への回答を準備する
  2. 逆質問を考える
  3. 入室から退室までの動きをシミュレーションする
  4. 身だしなみを整える

① よく聞かれる質問への回答を準備する

本番で緊張せず答えるためには、頻出質問への対策が欠かせません。たとえば「自己紹介」「志望動機」「学生時代に力を入れたこと」などは、ほとんどの面接で登場します。

これらの質問は、自分の強みや価値観を伝える絶好の機会でもあるため、単なる丸暗記ではなく、自分の言葉で自然に話せるようにしておくことが大切です。

加えて、「なぜそう考えたのか」「どのように工夫したのか」「そこから何を学んだのか」といった深掘りまで意識すると、想定外の質問にも柔軟に対応できるようになります。

丁寧な準備が、自信を支える土台になるでしょう。

② 逆質問を考える

面接の終盤に設けられる逆質問の時間は、企業への関心度や主体性をアピールできるチャンスです。「特にありません」と答えてしまうと、志望度が低いと受け取られてしまうこともあります。

そのため、企業研究をもとに、自分が本当に知りたいことをあらかじめ用意しておくと安心です。

たとえば「新入社員の育成方針」や「部門間の連携の仕方」など、実際の働き方に関わる内容は、前向きな印象を与えやすいでしょう。

質問が他の学生とかぶることもあるため、視点や言い回しに少し工夫を加えておくと、より効果的です。

③ 入室から退室までの動きをシミュレーションする

集団面接では、話す内容だけでなく、一連の所作もチェックされています。そのため、入室から退室までの流れを一度イメージしておくことが大切です。

たとえば、ドアをノックする回数や、椅子に座るタイミング、面接中の姿勢や視線の向け方、そして退出時の一礼まで、基本動作を丁寧に確認しておくとよいでしょう。

複数人が一緒に動く場面では、自分だけでなく他の人の動きにも気を配る必要があります。本番で慌てないよう、模擬面接などで繰り返し練習しておくと安心です。

④ 身だしなみを整える

第一印象を左右するのが身だしなみです。清潔感のある服装や整った髪型は、面接時の信頼感につながります。スーツやシャツはシワや汚れがないよう気をつけ、靴までしっかり磨いておきましょう。

加えて、オンライン面接であっても身だしなみの重要性は変わりません。背景やカメラ映りを確認し、顔に光がしっかり当たるように調整してください。

見た目からも「きちんと準備している」と伝わるよう、細かなところまで意識を向けておくと良い結果につながるでしょう。

集団面接でありがちな失敗

集団面接では、他の学生とのやり取りや面接官の視線に気を取られ、思わぬミスをしてしまうことがあります

とくに、流れを理解しないまま臨むと、自分の力をうまく出せずに終わってしまうおそれもあります。ここでは、就活生が陥りやすい典型的な失敗例を紹介します。

  1. ほかの学生と話す内容が被って焦る
  2. 他の人の発言に圧倒されて話せなくなる
  3. 質問の意図を読み違えて回答がずれる
  4. 自分の番が終わったあと油断する
  5. 前の人の回答に引っ張られる

① ほかの学生と話す内容が被って焦る

自分の話す内容が直前の学生と同じだと気づいた瞬間、焦ってしまうことはよくあります。しかし、その場で無理に内容を変えようとすると、かえって話の軸がぶれてしまい、印象が弱くなりかねません。

たとえ似たような内容でも、自分の経験や価値観に基づいて具体的に語ることで、十分に差別化できます。焦らず、自分の言葉で話すことを意識してください。

② 他の人の発言に圧倒されて話せなくなる

他の学生が堂々と発言しているのを見て、自信をなくしてしまう人もいるでしょう。

ただ、面接官が見ているのは内容の華やかさではなく、質問にどう向き合っているか、誠実さや自分らしさが感じられるかといった点です。

緊張するのは当然ですが、その中でも自分の準備した内容を伝えようとする姿勢が重要になります。周囲に左右されず、自分のペースを守ってください

③ 質問の意図を読み違えて回答がずれる

集団面接では、質問の主旨を正確に捉える前に答えてしまい、意図とずれた回答になってしまうことがあります。とくに、抽象的な問いや表現の回りくどい質問では、焦って答えると見当違いになることもあるでしょう。

そんなときは「〇〇という意味でよろしいでしょうか?」と確認してみてください。答える前にワンクッション置くことで、より正確なやり取りにつながります。

④ 自分の番が終わったあと油断する

自分の発言が終わったことでホッとしてしまい、その後の態度が緩んでしまうのは要注意です。

たとえば、表情がゆるんだり、他の学生の話を聞いていないような態度を取ったりすると、面接官に悪い印象を与えることがあります。集団面接では、発言していないときの様子も評価対象です。

最後まで気を抜かず、しっかりとした姿勢を保つようにしましょう

⑤ 前の人の回答に引っ張られる

集団面接では、同じ質問が複数の学生に投げかけられます。そのため、前の人の答えを聞いているうちに、自分の答え方を変えたくなったり、無意識に似たような内容に引っ張られたりすることもあるでしょう。

しかし、それでは自分の伝えたいことが曖昧になり、個性が埋もれてしまいかねません。他の人の話に影響されすぎず、自分が事前に準備してきた答えを自信を持って伝えることが大切です。

他者に振り回されず、自分の軸をしっかり保つことが面接の成功につながるでしょう。

集団面接の流れを理解して事前対策で差をつけよう!

集団面接を突破するには、全体の流れを正確に把握し、万全の準備を整えておくことが欠かせません。対面・オンラインを問わず、「受付から退室まで」のマナーを守るのは基本です。

面接官は、発言内容だけでなく、他の学生との関わり方や所作、態度もしっかり見ています。

そのため、よくある質問への回答や逆質問を事前に用意し、入退室の動きを繰り返しシミュレーションしておくと安心です。また、他の学生の発言に過度に影響されず、自分の軸を保つ意識も重要になります。

こうした準備と心構えがあれば、本番でも落ち着いて自信を持って臨めるでしょう

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。