【逆質問例40選】面接で面白い逆質問はしても良い?押さえるべきポイントも紹介
この記事では、面接で印象に残る面白い逆質問について解説しています。
面白い逆質問だけではなく、そもそもの逆質問の目的や避けるべき質問や凍った場面の対処法まで丁寧に解説します。
面接で選考通過を目指そう!
そもそも面接での逆質問とは?

就活の面接で「逆質問」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。ただ、その意味をきちんと理解している学生は意外と少ないかもしれません。
逆質問とは、面接の最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれた際に、応募者が企業や面接官に対して質問をすることを指します。これは、自分の関心や熱意をアピールできる貴重な機会です。
しっかり準備された逆質問は、志望度の高さを示すうえでとても効果的でしょう。企業研究に基づいた質問を投げかけることで、「この学生は本気でこの企業を目指している」と面接官に感じさせられます。
さらに、面接官の話をよく聞いたうえで関連した質問をすれば、コミュニケーション力や思考力もアピールできるでしょう。
一方で、調べればすぐにわかるような内容や曖昧な質問をしてしまうと、「準備不足」と見なされかねません。それでは印象が悪くなってしまいます。
逆質問は単なる会話の終わりではなく、評価を左右する場面でもあると考えましょう。企業と自分の相性を確かめるうえでも有効ですので、気を抜かずに対策しておくのをおすすめします。
明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…
このように面接に対しての漠然とした不安から、面接に苦手意識を持ってしまったり、面接が怖いと感じてしまうこともありますよね。企業によっても面接の質問や内容が違うので、毎回ドキドキしてしまいます。
そんな就活生の皆さんのために、カリクル就活攻略メディアでは、実際に400社の面接の質問を調査し、100個の質問を厳選しました。LINE登録をすることで【完全無料】で質問集をダウンロードできます。面接質問集をゲットして、不安を解消した状態で面接に臨みましょう!
\LINE登録1分|400社の質問を厳選/
面接で逆質問が求められる理由

逆質問の時間は、企業が学生を一方的に評価する場ではなく、学生自身が会社と向き合う姿勢を見せる大切な機会です。ここでは、企業が逆質問を重視する理由を4つに分けて解説します。
- 学生の志望度や考え方を知るため
- 学生の本音や不安を引き出すため
- 学生と企業のミスマッチを防ぐため
- 双方向のコミュニケーションを促すため
① 学生の志望度や考え方を知るため
企業が逆質問を重視する最大の理由は、その学生がどれほど企業に関心を持っているかを知るためです。
もし、仕事内容やキャリアパスに関する具体的な質問をすると、事前に企業を調べ、自分の将来像と照らし合わせていることが伝わります。
一方で、漠然とした内容ばかりでは、本気度が疑われるかもしれません。質問の質は、学生の考え方や判断力を映し出すものです。自分らしさを大切にしつつ、意図が伝わる内容を準備しましょう。
② 学生の本音や不安を引き出すため
逆質問の場は、学生が内に秘めている不安や疑問を正直に話せる貴重な時間です。たとえば、「未経験でもやっていけますか?」といった質問には、成長への意欲がにじみ出るものがあるでしょう。
企業側はそのような本音に対して、実際のサポート体制などを共有できるため、双方向の理解が進みます。
無理に着飾った質問をするよりも、自分が本当に気になることを率直に聞くほうが、信頼される印象につながるでしょう。
③ 学生と企業のミスマッチを防ぐため
逆質問は、学生にとっても企業を見極める機会です。業務内容や勤務スタイルについて質問することで、入社後のギャップを最小限に抑えられます。
「残業はどれくらいありますか?」といった実態に踏み込んだ質問も、聞き方を工夫すれば誠実な関心として受け止められるはずです。
自分の価値観と企業の特徴が合っているかを確かめることは、長く働き続けるうえで欠かせません。結果的に企業側にとっても早期離職の防止につながります。
④ 双方向のコミュニケーションを促すため
面接は一方通行ではなく、対話を通じた相互理解の場です。逆質問はその対話を活性化させる手段のひとつといえます。
「◯◯制度について、もう少し詳しく伺えますか?」のように、相手の回答に関心を持って会話を深める姿勢を見せると、印象も良くなるでしょう。
受け身の姿勢ではなく、自らやり取りをつくる意欲があることは、社会人としての資質をアピールすることにもつながります。面接官との自然な会話を意識することが大切です。
面接で面白い逆質問はしてもいい?

面接で印象を残したいと考える就活生の中には、「面白い逆質問をしても大丈夫か」と悩む方も多いでしょう。
結論から言うと、面白い逆質問はしても問題ありません。ただし、内容や伝え方には注意が必要です。ユニークな逆質問は、他の学生との差別化を図れるチャンスです。
たとえば「部署でよく使われる言い回しはありますか?」のように、会社の雰囲気を知る工夫をすれば、面接官との会話も弾みやすくなります。また、職場のリアルな姿を知りたいという姿勢も伝わるでしょう。
一方で、笑いを取ろうとしすぎて場違いな印象を与えると、評価を下げる可能性もあるでしょう。ふざけた内容や抽象的すぎる質問は避け、誠実な関心が感じられる内容を心がけてください。
つまり、面白い逆質問は“あり”です。ただし、その質問が「その場にふさわしいかどうか」をしっかり判断したうえで使うことが大切です。
面接で面白い逆質問をするときに押さえるべきポイント

ユーモアを交えた逆質問は、うまく活用すれば面接官に強い印象を残せます。ただ、面白さだけを追求すると、かえって逆効果になってしまうおそれもあるでしょう。
ここでは、有効性と印象の良さを両立させるための6つのポイントを紹介します。
- 質問の目的を明確にする
- 他の学生が聞かない切り口を狙う
- 面接官との会話が続きやすい質問を選ぶ
- 企業について調べた内容を前提とした質問をする
- 自分の成長意欲を示す内容にする
- 会話の流れを受けた自然な質問をする
① 質問の目的を明確にする
逆質問を考える際は、まず「何を伝えたいか」をはっきりさせておくことが大切です。企業文化を深く知りたいのか、自分の熱意を示したいのかで内容も変わります。
目的が不明確だと、面接官に意図が伝わらず、印象も薄くなってしまうかもしれません。質問の目的を意識するだけで、面接全体との一貫性が出て、自然な流れがつくれます。
② 他の学生が聞かない切り口を狙う
他の学生と差をつけたいなら、視点を少し変えた質問を意識してみてください。たとえば「御社を動物に例えると?」というような軽い質問でも、工夫次第で面接官の記憶に残る可能性があります。
ただし、奇をてらうだけでは逆効果になることもあるため、あくまで企業理解や価値観の確認を軸に据えておくと安心です。
③ 面接官との会話が続きやすい質問を選ぶ
逆質問は、単なる一問一答で終わらせるのではなく、会話を広げるチャンスです。
「最近社内で印象に残ったプロジェクトは何ですか?」のような問いなら、具体的な話が返ってきやすく、その後の会話も盛り上がる可能性があります。
面接官が答えやすいだけでなく、自分も共感や興味を示しやすくなる質問を意識しましょう。
④ 企業について調べた内容を前提とした質問をする
企業研究を踏まえた質問は、準備の丁寧さを伝える効果があります。
「〇〇事業に注力されているそうですが、将来的に新しい取り組みも検討されていますか?」といった質問は、事業への理解と興味の両方を示せるでしょう。
ただし、すでに公開されている情報をそのまま聞くのは避けてください。
⑤ 自分の成長意欲を示す内容にする
自分の成長意欲をアピールするには、質問の内容でそれを自然に伝えるのが効果的です。
「若手が挑戦できる環境は整っていますか?」や「活躍している人の共通点は何ですか?」といった質問は、自分もそのように成長したいという気持ちをにじませられます。
単なる興味ではなく、自分の未来を意識した視点が好印象につながるでしょう。
⑥ 会話の流れを受けた自然な質問をする
面接中に出てきた話題をもとに質問を広げると、自然なやりとりが生まれやすくなります。
たとえば面接官が語ったエピソードに対して「そのときの工夫はどんなものでしたか?」と深掘りすることで、会話がつながりやすくなるでしょう。
用意した質問にこだわりすぎず、その場の流れに合わせて質問を調整する柔軟さが大切です。
【ジャンル別】面接で使える面白い逆質問の例40選

面接で印象を残すには、ありきたりな質問ではなく、少し視点を変えた逆質問が効果的です。ただし、ふざけた印象を与えないようバランスに注意しましょう。
ここでは、ジャンル別に「面白く、かつ意味のある逆質問例」を紹介します。
- 社風や職場環境に関するユニークな質問例
- 入社後の働き方を想像させる質問例
- 会社の未来や経営戦略に触れる質問例
- 面接官の価値観や人柄を知る質問例
① 社風や職場環境に関するユニークな質問例
企業の雰囲気を知るには、柔らかい切り口の質問が効果的です。堅苦しさを避け、実際の職場像を想像できる問いかけが望ましいでしょう。以下にいくつか例を挙げます。
- 部署でよく使われる言い回しやルールはありますか?
- お昼はどのように過ごされることが多いですか?
- 社内で一番個性的な方はどんな人ですか?
- オフィスにあるユニークな制度やグッズにはどんなものがありますか?
- 新人歓迎の際に恒例のイベントなどはありますか?
- 雑談しやすい雰囲気はありますか?
- 忘年会や社内行事はどんな雰囲気ですか?
- オンライン会議中に起こりがちな面白エピソードはありますか?
- 社内のチャットでよく使われるスタンプや表現は?
- 社員の方がこっそり楽しみにしている“裏名物”みたいなものはありますか?
② 入社後の働き方を想像させる質問例
実際に働く姿をイメージさせる質問は、意欲のアピールにもなります。面接官の経験を引き出すことで、職場理解も深まるでしょう。
- 1年目に感じた一番のやりがいは何でしたか?
- 最初の1週間はどのような仕事から始まりましたか?
- チームでの仕事は全体の中でどれくらいの割合ですか?
- 入社してすぐに任された意外な仕事はありますか?
- 残業があるとすれば、どのようなタイミングが多いですか?
- 仕事を覚えるうえで苦労したことはありますか?
- 配属先はどのように決まることが多いですか?
- 配属後、上司とのコミュニケーションで意識していたことは?
- 同期とはどのような関係性を築いてきましたか?
- 入社後に感じた「想像とのギャップ」は何かありましたか?
③ 会社の未来や経営戦略に触れる質問例
会社の方向性に興味を示すことで、長期的な視点を伝えることができます。将来性や挑戦の姿勢について質問するのも効果的です。
- 今後力を入れたい事業領域はありますか?
- 市場変化に対し、どのような対応をされていますか?
- 新たな分野に取り組む際、社内ではどんな雰囲気になりますか?
- 5年後の会社の姿をどのように想像されていますか?
- 競合と比べたとき、御社が特に強みとしている点はどこですか?
- 社員の方が感じている「成長分野」はありますか?
- 社内ベンチャー制度など、挑戦の仕組みはありますか?
- 経営陣との距離感はどのようなものですか?
- 環境や社会課題に対する取り組みにはどんなものがありますか?
- 新規プロジェクトが始まる際の社内のワクワク感ってどんな雰囲気ですか?
④ 面接官の価値観や人柄を知る質問例
面接官に関心を持つ姿勢は、コミュニケーションの深さを感じさせます。相手の価値観に触れることで、自然な会話の流れが生まれやすくなるでしょう。
- お仕事で大切にしている価値観は何ですか?
- 最近の業務で印象に残った出来事はありますか?
- この仕事をしていて一番うれしかった瞬間はどんな時でしたか?
- これまでの失敗から学んだことを教えていただけますか?
- 他部署の方からは、どのような人物だと思われていると感じますか?
- 社内で「〇〇さんらしい」と言われたエピソードはありますか?
- どんな後輩が入ってくると嬉しいと感じますか?
- 最近、成長を感じた出来事にはどのようなものがありますか?
- プライベートと仕事の切り替えはどうされていますか?
- 逆に、学生から聞かれてうれしかった質問にはどんなものがありますか?
もし面白い逆質問で場が凍ったら?対処法とフォローのコツ

面接でユーモアのある逆質問は効果的ですが、相手との相性やタイミングによっては、場の空気が一瞬で凍ってしまうこともあります。
そんなときに慌てずに対応できるよう、実践しやすい4つの対処法を紹介します。
- ユーモアで柔らかくフォローをする
- 真面目な質問にスムーズに切り替える
- 素直に自分の意図を伝える
- 面接官に意見を求めてリカバリーする
① ユーモアで柔らかくフォローをする
もし場の雰囲気が固まってしまったと感じたら、軽く笑いながら「ちょっと攻めすぎましたかね」といった一言を添えると空気が和らぎます。
自分で少し笑ってしまうくらいの余裕があると、かえって人間味が伝わることもあるでしょう。無理に取り繕おうとせず、自然体で対応することが大切です。
② 真面目な質問にスムーズに切り替える
空気が気まずくなった場合は、すぐに話題を切り替えるのがおすすめです。
「少しユニークすぎたかもしれません。改めて、真面目な質問をさせていただいてもよろしいですか?」といった一言でリセットできます。逆質問を複数用意しておけば、切り替えもしやすくなるでしょう。
③ 素直に自分の意図を伝える
誤解されてしまったと感じたときは、率直に意図を説明するのも効果的です。「職場の雰囲気を知りたくて、少しくだけた質問にしてみました」と正直に伝えれば、相手も納得しやすくなります。
素直な姿勢や誠実さは、評価の対象にもなりやすいポイントです。
④ 面接官に意見を求めてリカバリーする
どう切り返せばよいか迷ったときは、「今の質問、少し変でしたか?」と面接官に投げかけるのも一つの手です。このように会話のキャッチボールを試みることで、かえって印象が良くなる場合もあります。
状況に応じて、ユーモアと柔軟さで切り抜けてください。
面接での面白い逆質問に関するよくある質問

面接における逆質問は、自分の志望度や視点を伝える重要な機会です。ただ「面白い質問をして大丈夫?」「逆質問できなかったら印象が悪い?」と不安に感じる方も多いでしょう。
ここでは、そんな疑問を解消するために、よくある質問とその考え方を紹介します。
- 逆質問はメモを見ながらしてもいいの?
- グループ面接でも逆質問はすべき?
- 用意した質問を全部できなかったときは?
- オンライン面接では面白い逆質問を控えるべき?
- 面接官から逆質問を促されなかった場合は?
① 逆質問はメモを見ながらしてもいいの?
逆質問の際にメモを見ても問題ありません。むしろ、事前準備の成果として前向きに受け取られることもあります。
ただし、メモをそのまま読み上げると不自然に感じられるため、確認用としてさりげなく見る程度にとどめるとよいでしょう。表情や口調に気を配りながら、自然なやり取りを心がけてください。
② グループ面接でも逆質問はすべき?
グループ面接でも、逆質問の機会があれば積極的に活用しましょう。ただし、時間が限られるため、簡潔で内容が絞られた質問を意識してください。
他の人と質問内容がかぶらないように工夫したり、順番を見て発言したりすることも大切です。状況を読んだ質問姿勢が、社会性の高さを示す材料にもなります。
③ 用意した質問を全部できなかったときは?
質問をすべて言えなかったとしても問題はありません。重要なのは、少ない数でも意味のある質問ができたかどうかです。むしろ、1~2問でも会話が深まれば、印象は良くなるでしょう。
事前に複数の質問を用意していた場合も、その場の雰囲気に応じて優先度を判断し、柔軟に対応する姿勢を持っておくと安心です。
④ オンライン面接では面白い逆質問を控えるべき?
オンライン面接でも、面白い逆質問をして構いません。ただし、相手の表情が読みづらい分、質問内容のトーンや意図には慎重さが求められます。
軽すぎたり突飛すぎたりすると誤解を招くおそれがあるため、柔らかい表現や前提を添えるなど工夫するとよいでしょう。通信環境やカメラの位置など、事前準備も忘れずに。
⑤ 面接官から逆質問を促されなかった場合は?
逆質問の案内がなかったとしても、適切なタイミングで自分から「少しお伺いしてもよろしいでしょうか?」と丁寧に申し出れば問題ありません。
ただし、面接の終盤や時間が押していそうな場面では、無理に聞こうとせず、感謝の言葉で締めくくるのが無難です。臨機応変な判断力も評価の対象となるでしょう。
面白さも大切だが面接の逆質問の目的を明確にしよう!

面接における逆質問は、自分をアピールする重要な場面です。特に「面接 逆質問 面白い」といった切り口を意識することで、面接官に強い印象を与えることができます。
ポイントは、目的を明確にしつつ、他の学生とは異なる視点で質問することです。社風や面接官の価値観に触れる質問は、会話も弾みやすく効果的でしょう。
ただし、給与や待遇に関する質問は避けるなど、注意点もあります。仮に場が凍ってしまったとしても、ユーモアや真摯な対応でフォロー可能です。
面接で使える面白い逆質問例を参考に、自分らしい表現で挑んでみてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。