受付の志望動機の書き方のポイントは?例文やアピールできるスキルも併せて解説
就活で受付の仕事に就こうと思った時に、志望動機の書き方で迷ってしまいませんか。
志望動機がしっかり書かれていないと書類を提出した時点で落とされてしまい、希望の企業に就職できなくなってしまいます。
そのため志望動機を作り込んで話せるようにしておくことは重要です。
この記事では、受付の仕事に就く際にはどのように志望動機を書けばいいのかを解説します。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。
記事の監修者
紙谷
新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。
そもそも受付の仕事内容って?

そもそも受付の仕事はどういった業務を行うのでしょうか。
受付の以後と内容は以下の6つが挙げられます。
それぞれについて解説します。
①受付は「企業の顔」となる
受付は来客や電話対応など、企業のイメージを直接伝える存在となるため、「企業の顔」と言え、企業の第一印象を作る重要な役割を果たしています。
丁寧で明るい対応をすることで、クライアントに対して信頼感や安心感を持ってもらえるのです。
また、受付は社内外の情報の橋渡し役としても機能し、円滑にコミュニケーションを取るために欠かせない存在でもあります。
②企業の受付
企業の受付は、来訪者の目的を聞き取り、他の部署へ取次を行うのがメインの業務と言えます。
来訪者がストレスを感じないようにスムーズに対応する能力や、セキュリティの観点などから来訪者の管理を徹底することなどが求められるのです。
また来訪者の送迎の手配やメールの対応、会議室の予約といった業務が発生する場合もあります。
③公共機関の受付
電車やバスなどの公共機関の受付は、利用者がスムーズに公共機関を利用できるよう案内を行います。
行きたい場所に行くために、どんなルートを通るとよいのか、どの切符を買えばいいのかなどの説明が多い業務です。
窓口では切符の販売も行っているので、利用者が求めている切符を予約し販売しています。
④銀行の受付
銀行の受付業務は預金の受け入れや払い戻し、振り込みなどの業務から口座解説、ローンの相談、外貨の取り扱い、保険や投資信託に関する相談など多岐に渡ります。
それぞれ窓口が設置されているので、窓口ごとにどの用件に対応するのかが変わってきますよ。
⑤病院やクリニックの受付
病院やクリニックの受付では、患者さんがスムーズに診察を受けられるよう、診察室の状況を確認しながら順次患者さんを案内していく業務がメインです。
その他に、料金の支払いを担当したり、処方箋を出したりといった接客業務や、患者さんのカルテの管理などの事務作業も担当します。
⑥ホテルの受付
ホテルの受付は、チェックインやチェックアウト、その他宿泊客の不明点に関する疑問解消を行います。
お客様からモーニングコールやアメニティの追加などの依頼があった場合はそういった要望にも応えますよ。
特に高級なホテルになると、お客様がホテルを気持ちよく利用できるように、丁寧な所作が求められるのです。
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受付に求められるスキルを紹介

受付と一言に言っても、働く場所によって業務内容は変わってきますが、受付に求められるスキルは共通しています。
- お客様に対する礼儀正しい対応と心遣い
- その場の状況に応じた的確な判断と柔軟な対応力
- 事務処理の能力と秘書業務に必要な専門的スキル
- 効率的に業務を進めるための時間管理能力
- 同僚や他部門との連携を円滑に行う能力
これらのスキルについて解説します。
①お客様に対する礼儀正しい対応と心遣い
受付はその企業やお店のイメージを真っ先に作るポジションです。そのため、お客様にいい印象を持ってもらう必要があり、礼儀正しい対応と細かな心遣いが欠かせません。
ホスピタリティを持ってお客様に接することで、この企業やお店は信頼できると感じてもらえ、何度も利用してもらえるでしょう。
②その場の状況に応じた的確な判断と柔軟な対応力
受付ではお客様から予期せぬ質問をもらうこともあるため、周りの状況を把握した上で臨機応変にお客様の対応を行う必要があります。
また、混み合っている中で無理な対応を強いられることも考えられるでしょう。
受付に全て押しつければなんとかしてくれると考えている人もいるので、時には厳しく対応する必要もありますよ。
③事務処理の能力と秘書業務に必要な専門的スキル
受付は、窓口でお客様の対応を行う以外にも、事務作業などを担当することもあります。そのため、基礎的なPCスキルや事務処理の能力は身につけておくべきです。
また、病院などの場合先生の補助を行ったりと秘書的なサポートを行う場合もあります。そのため、必要に応じて秘書業務に必要なスキルも身につけておくと、活躍の幅が広がりますよ。
④効率的に業務を進めるための時間管理能力
受付業務は、お客様の対応を行いながら他の業務もこなす必要があるので、効率的に業務を進める時間管理能力が求められます。
お客様の対応が優先ではありますが、忙しくなる時間帯や突然お客様の対応が必要になった場合なども考慮して余裕を持って業務スケジュールを作成し、1つずつ完了させていく必要がありますよ。
⑤同僚や他部門との連携を円滑に行う能力
企業の受付などでは、来訪者の目的を聞き取り他部署に正確かつ的確に要件を伝えて橋渡しする必要があります。そのため、他部署との連携が欠かせません。
円滑に他部署と連携を取ることで、来訪者を待たせることなく案内でき、何度も要件を話さなくて済むので、ストレスなく話を進められますよ。
【職場別】受付の志望動機の例文

ここまで受付の業務内容や受付に求められるスキルを紹介してきました。これらを踏まえた上で、受付の志望動機を考えていきましょう。
受付にはいくつかの種類がありましたが、受付の志望動機を考える際はどの受付を希望するかで内容が変わります。
ここでは、職場別に5つの例文を紹介します。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①企業の受付の例文
ここでは、グローバルに会社を展開している大手企業の受付を志望する際の例文を添削していきます。
【結論】私は、貴社の受付として、 |
添削コメント|「企業のイメージを向上させる」という抽象的な表現を削除し、「受付業務を通じて貴社のグローバルブランドの向上に貢献したい」と志望動機を明確にしました。 |
【根拠となるエピソード】学生時代、私は国際空港のインフォメーションセンターでアルバイトをしていました。空港では |
添削コメント|「言葉や文化の違いを意識する」ということに「適切な対応をすることの重要性を学んだ」と付け加え、より具体性高くエピソードを説明しました。 |
【エピソード詳細】特に、 |
添削コメント|「不安を感じている外国人旅行者に対して安心して移動できるようサポートした」というエピソードを付け加えたことで、エピソードに説得力が生まれています。 |
【企業を選んだ理由】 |
添削コメント|「来客者が安心できるような受付対応をしたいと考えた」という文言を削除し、「多国籍の来客者と関わる機会を多く持っている貴社に魅力を感じた」とすることで、他でもないこの企業を志望した理由が明らかになりました。 |
【入社後】入社後は、 |
添削コメント|「多くの来客者に分かりやすい対応ができるよう努力したい」という表現を削除し、「コミュニケーション力を磨き、文化的背景に配慮した柔軟な対応を心がけていきたい」とより具体的に行動を示しました。 |
【NGポイント】元の文章では「企業のイメージを向上させる」「来客者が安心できる対応」といった抽象的な表現が多く、志望動機やエピソードの説得力が不足していました。また「他の企業ではなく、なぜ貴社なのか」が明確になっていません。
【添削内容】「企業のイメージを向上させる」という表現を「受付業務を通じて貴社のグローバルブランドの向上に貢献したい」と具体化しました。また「旅行者が安心して移動できるようサポートした」と行動と成果を示し、説得力を高めました。
【どう変わった?】「貴社のグローバルブランド向上への貢献」と志望動機が明確になり、説得力のある文章になりました。エピソードも「どのような工夫をし、どのような成果を得たか」が具体的になり、対応力をアピールできる内容へとなりました。
・エピソードは具体的に説明する ・グローバルな環境で働いた経験を述べる ・企業を志望した理由を明確に示す |
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②公共機関の受付の例文
ここからは、新幹線の窓口業務を志望する際の例文を添削します。
【結論】私は、新幹線の窓口業務を通じて、 |
添削コメント|「多くのお客様の旅をサポートしたい」というざっくりとした表現を「正確で迅速なお客様への対応を行い、快適な移動を支えたい」とより具体的に示しました。 |
【根拠となるエピソード】大学時代、 |
添削コメント|「分かりやすい案内をする」を「スピードと正確さを兼ね備えた接客の重要性を学んだ」と変更し、志望動機に一貫性を持たせています。 |
【エピソード詳細】特に、 |
添削コメント|「注文を聞く際に復唱を徹底し、ミスを防ぎながら効率よく処理した」というエピソードを付け足し、とった行動を具体的に示しました。 |
【企業を選んだ理由】 |
添削コメント|「新幹線の窓口は国内外の幅広いお客様が利用する場であり」を「貴社は迅速かつ正確な対応を徹底している」と変更し、他でもない貴社で働きたい理由を明確に述べています。 |
【入社後】入社後は、 |
添削コメント|「窓口業務に必要なスキル」という漠然とした表現を「正確でスムーズな対応を身につける」とし、入社後の行動を述べています。 |
【NGポイント】元の文章では、「旅をサポートしたい」「分かりやすい案内をする」といったざっくりとした表現が多く、新幹線の窓口業務に求められる迅速性や正確性が明確に伝わりにくい状態でした。
【添削内容】「旅をサポートしたい」という表現を「正確で迅速な対応を行い、快適な移動を支えたい」と具体化しました。また「分かりやすい案内」を「スピードと正確さを兼ね備えた接客」に変更し、志望動機に一貫性を持たせています。
【どう変わった?】添削後は、新幹線の窓口業務に必要な「迅速かつ正確な対応力」が明確に伝わる内容となり、業務との適性がより強調されました。また、「貴社は迅速かつ正確な対応を徹底している」と企業選びの理由を明示しています。
・自身の経験を詳細に語る ・志望動機に一貫性を持たせる ・自分と企業の接点を明確にする |
③銀行の受付の例文
ここでは、メガバンクでの受付業務を志望する際の例文を添削していきます。
【結論】私は、銀行の窓口業務を通じて |
添削コメント|「地域社会に貢献したい」という軸から逸れた要素を削除し、「正確かつ丁寧な対応でお客様に安心を提供し、貴行の信頼性向上に貢献したい」と志望動機を明確にしました。 |
【根拠となるエピソード】 |
添削コメント|「正確性の重要さを痛感し、それを強みとして磨いた」を「生徒の学習状況を的確に把握し、それに応じた指導を行う」と具体的に説明しました。 |
【エピソード詳細】 |
添削コメント|「生徒一人ひとりの理解度や進捗を正確に把握する」を「ヒアリングを重視し、理解度の把握を徹底した」に変更し、行った行動を詳細に述べています。 |
【企業を選んだ理由】貴行 |
添削コメント|「塾講師の経験で培った『状況を正確に把握し、最適な対応を提供する力』を活かす」という文言を追加し、塾講師のアルバイトで培ったスキルと効果的に繋げています。 |
【入社後】入社後は、金融知識を深め、 |
添削コメント|「信頼される対応を心がける」というざっくりとした表現を「貴行のブランド価値向上に貢献できる窓口スタッフを目指す」とし、入社後の行動を明確にしました。 |
【NGポイント】元の文章では、「地域社会に貢献したい」という要素が銀行窓口業務の役割と直結しにくく、志望動機としての焦点がぼやけていました。また、「信頼される対応を心がける」などの抽象的な表現が多いのが課題点でした。
【添削内容】「地域社会に貢献したい」を削除し、「正確かつ丁寧な対応で貴行の信頼性向上に貢献したい」と修正しました。また、「生徒の学習状況を的確に把握し、それに応じた指導を行う」という文言で銀行窓口業務との関連性を強めています。
【どう変わった?】添削後は、銀行窓口業務に必要な「正確性」と「信頼性」が明確に伝わる内容となりました。エピソードの中で自身の行動を詳細に説明し、窓口業務に必要なスキルと関連付けることで説得力が向上しています。
・企業の特徴と自身の強みを関連づける ・具体的な状況や行動を描写する ・銀行員に求められるスキルを軸に語る |
④病院やクリニックの受付の例文
ここからは、街のクリニックの受付を志望する際の例文を添削していきますよ。
【結論】私は、 |
添削コメント|「患者様一人ひとりに寄り添ったサポートを提供したい」という曖昧な表現を「貴クリニックの理念を体現できる受付として貢献したい」と変更し、志望動機に深みを持たせています。 |
【根拠となるエピソード】大学時代、私は書店でアルバイトをしていました。 |
添削コメント|「お客様から本を探す相談を受けることがあった」を「目的や興味を伺い、最適な一冊を提案することを心がけていた」とし、行っていた業務の詳細を明確に示しました。 |
【エピソード詳細】特に、お子様連れのお客様には、 |
添削コメント|「親御さんの意向も聞きながら」を「お子様の興味や読書レベルを伺いながら、親御さんと一緒に最適な本を選ぶお手伝いをした」と変更し、とった行動をより具体的に明示しました。 |
【志望先を選んだ理由】貴クリニックは、患者様一人ひとりに寄り添った温かい対応を大切にして |
添削コメント|「貴クリニックの環境であれば、『相手の気持ちに寄り添い、安心を提供する力』を最大限活かせる」という文言で、他でもないこのクリニックを志望する理由を述べています。 |
【入職後】入職後は、 |
添削コメント|「患者様に安心していただけるような対応」というざっくりとした表現を「不安を和らげる受付を目指す」と変更し、明確に目標を述べました。 |
【NGポイント】元の文章では、「患者様一人ひとりに寄り添ったサポートを提供したい」という表現が漠然としており、具体的にどのように寄り添うのかが伝わりにくい状態でした。
【添削内容】「貴クリニックの理念を体現できる受付として貢献したい」という文言を追加し、志望動機を明確化しました。また、「目的や興味を伺い、最適な一冊を提案することを心がけた」と修正し、実際の行動をより詳細に表現しました。
【どう変わった?】添削後は、クリニックの受付業務に求められる「患者様への寄り添い」を示す内容となり、志望動機の説得力が増しました。エピソードの内容は、クリニックの理念と自身の経験が結びつくよう修正されました。
・入社後の目標を明確に述べる ・「この医院でなければならない理由」を明示する ・人に寄り添った経験をアピールする |
⑤ホテルの受付の例文
最後にホテルの受付を志望する際の例文を添削します。
【結論】私は、ホテルの受付として、お客様に心地よい空間を提供し、快適な滞在をサポートしたいと考え、志望いたしました。 |
添削コメント|「受付はホテルの『顔』である」というキャッチャーな表現を用い、インパクトのある文章となっています。 |
【根拠となるエピソード】大学時代、私はイベント運営のスタッフとして活動していました。受付業務を担当し、参加者の対応や会場案内を行う中で、相手の状況に合わせた対応の大切さを学びました。イベントごとに参加者の層が異なり、 |
添削コメント|「考えることが求められた」を「参加者の安心感を生み出せることを実感した」と変更し、行動から学んだことを明確に示しました。 |
【エピソード詳細】特に、初めてイベントに参加する方には、 |
添削コメント|「受付での第一印象がその後のイベント体験に影響すると考え、緊張を和らげるよう意識した」という表現を追加し、自分が何を考えてその行動を取ったのかを効果的に説明しています。 |
【志望先を選んだ理由】貴ホテルは、 |
添削コメント|「貴ホテルのホスピタリティの高さに惹かれた」という文言を追加し、なぜ他でもないこのホテルで働きたいのかを明示しています。 |
【入社後】入社後は、 |
添削コメント|「正確で丁寧な対応を心がけていく」という一般的な表現を削除し、「お客様の表情や仕草からニーズを察し、的確なご案内ができる対応力を身につけていく」と具体的に説明しました。 |
【NGポイント】元の文章では、「受付業務の重要性」や「お客様に寄り添うサービスの提供」という点は述べられていましたが、志望動機に深みを持たせる要素が不足していました。
【添削内容】「受付での第一印象がその後のイベント体験に影響すると考え、緊張を和らげるよう意識した」という文言を追加し、単なる業務の説明ではなく、行動の背景にある考えを明確にしています。
【どう変わった?】添削後は、受付業務に対する理解がより深まり、「お客様の安心感や満足度を高める受付業務」に焦点を当てた内容に改善されました。また、エピソードの説得力が増し、「なぜその対応をしたのか」が明確になっています。
・唯一無二の魅力を感じた点を明確にする ・エピソードの背景や結果まで言及する ・入社後のビジョンを詳細に述べる |
未経験者がアピールするべきこと

志望動機を作成する際に悩むのが、その業界が未経験の場合ではないでしょうか。しかし、未経験だからこそ志望動機でアピールすると強みになるポイントもあります。
未経験の場合は以下の3点を積極的にアピールしていきましょう。それぞれどのような内容を伝えればよいのか解説します。
①対人スキルを活かしたスムーズな応対を強調
受付の業務は目の前の人の要望を正確に聞き出し、スムーズに対応することが求められます。
他の業界であってもこうした経験をしたことがある場合、自分の強みとして強調しましょう。
例えば飲食店での勤務経験があれば、たくさんのオーダーを聞き、それら全てを覚えて対応してきた経験などを伝えてくださいね。
②接客業務で培ったお客様対応の経験を強調
接客業務を通してお客様の対応を行ってきた経験は、受付の業務にも活きてくるので積極的にアピールしましょう。
お客様対応を行ってきた中でも、丁寧な接客を意識したのか、迅速に対応できるように意識してきたのか、など具体的に意識したことも伝えられるとベターです。
③他のスタッフと協力して働ける協調性をアピール
受付の業務は他部署と連携する必要もあります。そのため、他のスタッフとも協力できるという協調性もアピールしましょう。
部活動やアルバイトなどこれまで経験してきたことから、具体的に協調性があるエピソードも話せると相手に伝わりやすくなりますよ。
受付の志望動機の書き方のポイント

受付の志望動機を作成する際には、5つ押さえておきたいポイントがあります。
- 受付業務に興味を持った理由や動機を明確に示す
- 企業の魅力を感じた点や共感した理由を説明
- 自分がどう会社に貢献できるかを具体的にアピール
- 過去の経験がどう受付業務に役立つかを具体的に示す
- 受付業務を通じて自分が成長したいという意欲を示す
これらのポイントについて解説します。
①受付業務に興味を持った理由や動機を明確に示す
まずは、どうして受付業務に興味を持ったのかを明確にすることです。
どうして受付業務でないといけないのか、これまでの経験でどうして受付業務に興味をもったのかを明確しましょう。
これにより相手に「この人は受付業務に対して真摯に取り組んでくれる」という印象を与えられます。
自分の中でも受付業務でないといけない理由を明確にすることで、入社してから仕事に対するモチベーションも上がりますよ。
②企業の魅力を感じた点や共感した理由を説明
たくさんある企業の中で、どうしてその企業を選んだのか、その企業でなければならない理由を伝えましょう。
受付業務はどの企業でも行えます。そのため、その企業ならではの魅力や共感したポイントを伝える必要があるのです。
企業のHPのミッションビジョンなどを読み込み、その企業でなければならない理由を明確にしていきましょう。
③自分がどう会社に貢献できるかを具体的にアピール
自分の強みを伝えた上で、その強みを活かしてどう会社で活躍できるのかを具体的にアピールしましょう。
企業側からすると、目の前の人を採用したら会社にどう貢献してくれるのだろうかと考えます。
だからこそ、自分が入社したら会社にどう貢献できるかを採用担当者にイメージしてもらう必要があるのです。
④過去の経験がどう受付業務に役立つかを具体的に示す
これまで部活動やアルバイトなど、様々な経験をしてきたと思います。その経験をどのように受付業務に活かせるかをアピールしましょう。
ポイントは、根拠を持って具体的に話すことです。
水泳部の練習メニュー作成を担当していて、チームメンバーの要望を詳しくヒアリングしたという経験を例としましょう。
この経験から、受付ではお客様が求めていることをしっかり聞き、スムーズに案内できるよう能力を役立てたい、と話すことで具体性が出てきますよ。
⑤受付業務を通じて自分が成長したいという意欲を示す
企業はその人に成長意欲があるのかも重視します。成長意欲がないということは、目の前の仕事も一生懸命取り組まないだろうと判断されかねません。
そのため、受付業務を通して自分がどうなりたいのかを明確にした上で、成長意欲が伝わるように話してくださいね。
受付の志望動機を作成するうえでの注意点

受付の志望動機を作成する上で、いくつか注意点があります。
ここでは、受付の志望動機を作成する際の3つの注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
①待遇や報酬だけに焦点を当てすぎない
まずは、待遇や報酬だけに焦点を当てすぎないという点が挙げられます。
待遇や報酬に焦点を当てすぎてしまうと、企業からは「お金や休みのことしか考えていないのかな」と判断されて印象が悪くなるかもしれません。
志望動機では、業務内容や仕事を通しての成長という部分にフォーカスして話しましょう。
②誰にでも当てはまるような抽象的な理由に終始しない
エントリーシートや面接では、自分にしか話せない話を意識してください。誰でも話せるありきたりな話や抽象的な話しかないと、他の応募者との差別化が図れない可能性があります。
採用担当者の印象に残るためにも、自分ならではの具体的なエピソードを交えて伝えましょう。
③受付の印象や見た目を志望動機にしない
受付の印象や見た目を志望動機にするのは避けましょう。
受付は企業の顔として見られるため、周りから羨望の眼差しで見られるというイメージがあることでしょう。しかし、実際の業務は一般的なイメージと離れていることが多いものです。
そのためイメージを理由に志望すると、企業としては「イメージと違ったらすぐにやめるのではないか」という懸念が生じてしまいます。
印象や見た目ではなく、業務内容などをしっかり理解した上で自分がどうなりたいかを明確にし、志望動機として伝えましょう。
受付の志望動機のおすすめ構成

志望動機を伝えるには、相手に伝わりやすい構成で話す必要があります。
受付の志望動機は、以下の4つのステップに分けて話してみましょう。
それぞれについて解説します。
①受付業務に興味を持った背景や動機
まずはどうして受付業務に興味を持ったのかを伝えましょう。この際、自分の過去のエピソードを交えて具体的に伝えてください。
エピソードが抽象的だと、受付でなくても良いのではと受け取られ、そもそもどうして受付を志望しているのかが伝わりません。
自分が受付でなければならない理由を明確にし、その根拠となる具体的なエピソードを書き出してみてくださいね。
②応募先企業を選んだ具体的な理由
応募先企業でなければならない理由を明確にし、伝えましょう。
受付業務はどの企業でもできます。そのため受付業務をやりたいという理由だけだと、面接官からすると「他の企業でもいいのではないか」と感じられてしまいます。
まずは企業のミッションビジョンや社風などを見て、その企業でなければならない理由を考えましょう。
③自分が果たせる具体的な役割や貢献
自分がどんな価値をその企業に提供できるのかを明確にして伝えましょう。
その企業にどうしても入りたいという想いが伝わっても、自分には何ができるかが面接官に伝わらないと、面接官はメリットを感じて採用してくれません。
ここでも過去のエピソードを持ち出し、こんな経験をしてきたからこそこうした価値を提供できる、というように具体的に伝えるよう意識してくださいね。
④長期的なキャリアビジョン
最後に今後自分がどうなりたいのか、長期的なキャリアビジョンを伝えましょう。
ここを明確にして伝えることで、その人が目指している方向が分かり、応援したいと思ってもらえます。
またキャリアビジョンが明確になっているということは、成長意欲があるということでもあります。
自分の成長にフォーカスして仕事をしてくれるという人柄も伝わるので、キャリアビジョンも伝えましょう。
受付の志望動機についてまとめ
この記事では、受付の志望動機を作る際には何を意識すればよいのか、具体的にどんな志望動機にすればよいのかを解説してきました。
志望動機を作る際は、具体的なエピソードを交えながらどうして受付業務か、どうしてその企業なのかを伝え、自分が果たせる役割やキャリアビジョンを伝えることが非常に大切です。
まずはこれらを明確にした上で、今回紹介した構成に当てはめながら、自分にしか話せない志望動機を作って内定を勝ち取りましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。