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【例文7選】評価されるアパレルの志望動機の書き方|求められるスキルやNG例も紹介

この記事では、アパレルを志望している人向けに志望動機の書き方を徹底解説しています。

志望動機の書き方だけでなく、アパレルの主な職種や求められるスキルなども紹介しているので、内容を確認して、好印象な志望動機の作成を目指しましょう。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

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吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

「服が好き」だけはNG?アパレル業界の志望動機は具体性が重要!

就職活動でアパレル業界を志望する際、「服が好きだから」という理由だけでは採用担当者の印象には残りにくいでしょう。

たしかに、ファッションに関心があることは出発点として重要です。しかし、それだけでは自分の魅力や適性を伝えるには不十分です。

そこで必要なのは、「なぜそのブランドに惹かれたのか」「これまでの経験がどう活かせるのか」など、具体的なエピソードや意欲を交えた説得力のある説明です。

たとえば、アルバイトでの接客を通じて「一人ひとりに合った提案の楽しさを知った」「顧客と信頼関係を築く力がある」といった強みを盛り込むと、共感と納得を得やすくなります。

このあとの章では、アパレル業界の特徴や求められるスキル、そして効果的な志望動機の書き方について、具体例を交えながら順を追って解説していきます。

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アパレル業界とは?

アパレル業界とは、衣類やファッション雑貨を企画・製造・販売する一連の流れを担う産業全体を指します。身近な存在であるにもかかわらず、その仕組みを正しく理解している人は多くありません。

業界研究を深めるうえでは、まずこの構造を押さえることが重要です。

アパレル業界は主に「メーカー」「卸(商社)」「小売」の3層で構成されています。メーカーは、商品の企画やデザイン、サンプル作成、生産管理などを担い、商品を形にする役割を果たします。

自社工場で製造するケースもありますが、近年は国内外の協力工場に生産を委託することが一般的です。

次に卸は、メーカーと小売をつなぐ中間流通の役割を担います。商品を大量に仕入れて小売業者に供給することで、効率的な流通を支えています。

ただし、最近ではメーカーが小売機能を持ち、卸を介さずに直接販売を行う「SPA(製造小売)」や「D2C(Direct to Consumer)」といったモデルが台頭しており、業界構造にも変化が見られます。

小売は、消費者との直接的な接点を持つ最終工程です。百貨店やセレクトショップ、ファストファッション、ECサイトなど、販売チャネルは多様化しており、顧客ニーズに応じた柔軟な対応が求められます。

また、オンラインとオフラインを融合させた「OMO(Online Merges with Offline)」のような新たな販売手法も普及しつつあります。

このように、アパレル業界は単なる「服を売る仕事」にとどまらず、商品が生まれてから手元に届くまでのあらゆる工程が複雑に絡み合って成立しています。

その全体像を理解することが、業界への本質的な理解につながるでしょう。

アパレル業界の主な職種

アパレル業界には多岐にわたる職種が存在し、それぞれが専門性の高い業務を担っています。自分が目指す職種を明確にすることは、就職活動の軸を固めるうえでも重要です。

どの職種を志望するかによって、求められるスキルや経験、志望動機の切り口も大きく変わってきます。まずは各職種の役割や魅力を把握し、自分の強みと照らし合わせながら将来像を描いていきましょう。

  1. 販売職
  2. 店長・副店長
  3. マーチャンダイザー(MD)
  4. 営業職
  5. バイヤー
  6. ファッションデザイナー
  7. パタンナー
  8. ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)
  9. ECサイト運営職
  10. プレス(広報)
  11. ファッションマーケター
  12. 生産管理職
  13. ディストリビューター(DB)
  14. テキスタイルデザイナー
  15. ソーイングスタッフ

① 販売職

店舗での接客を通じて商品を提案・販売する職種であり、ブランドの第一印象を左右する存在でもあります。

単に商品を売るだけではなく、お客様の体型や好み、季節のトレンドを踏まえたスタイリング提案が求められます。

来店から購入、そして再来店へとつなげるには、丁寧な接客と信頼関係の構築が不可欠です。また、販売データの記録や売上管理なども担当する場合があり、店舗運営における重要な役割を担います。

② 店長・副店長

店舗全体の運営を統括し、売上目標の達成に向けたマネジメントを行うポジションです。スタッフの教育・指導、シフト管理、接客品質の維持向上など、業務範囲は多岐にわたります。

日々の売上データをもとに販売戦略を立案したり、本部と連携して販促企画を実施したりすることもあります。

現場の雰囲気づくりやチームビルディングにも貢献しながら、リーダーシップを発揮できる人材が求められます。

③ マーチャンダイザー(MD)

市場調査や販売実績に基づき、シーズンごとの商品構成を計画・管理する専門職です。消費者ニーズやトレンドを読み取り、どの商品を、どの数量で、いつ販売するかを戦略的に判断します。

商品ごとの売上・在庫・利益のバランスを保ち、ブランドの収益性を高める責任を担います。企画から販売までの流れ全体に関与するため、論理的思考と柔軟な対応力が問われます。

④ 営業職

自社ブランドの商品を小売店や百貨店、セレクトショップなどに提案・販売するBtoB営業の役割を担います。顧客の特徴や販売戦略を理解したうえで、最適な商品構成を提案し、受注につなげます。

商談や展示会への参加、納期調整や売上フォローなど、販売支援の活動も多岐にわたります。信頼関係を構築しながら継続的な取引を促進する力が必要です。

⑤ バイヤー

国内外の展示会やメーカーを訪問し、シーズンごとの商品を買い付ける仕事です。ファッション感度の高さとマーケット分析力を兼ね備え、店舗の売上に貢献できるアイテムを選定します。

価格交渉や納期調整といった実務も含まれ、商業的な視点とブランド理解の両立が求められます。売上状況に応じて仕入れの見直しを行うなど、臨機応変な対応も重要です。

⑥ ファッションデザイナー

ランドのコンセプトを具現化する中心的な存在であり、トレンド分析やアイデアスケッチから始まり、素材選定・サンプル製作・最終チェックに至るまで一連の工程を担当します。

美的センスはもちろん、消費者ニーズを的確に捉えるマーケティング視点も必要です。シーズンごとのテーマに基づき、世界観を商品に落とし込む力が問われます。

⑦ パタンナー

デザイナーの意図を正確に読み取り、服の設計図ともいえる型紙を作成する技術職です。CADソフトを使用してパターンを作成したり、サンプルの縫製チェックや修正を行ったりします。

着心地やシルエットを追求しながら、量産に適した設計に落とし込む必要があります。細部まで緻密に仕上げる集中力と、縫製・素材に関する専門知識が不可欠です。

⑧ ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)

ブランドイメージや販売促進の目的に合わせて、店舗内外のディスプレイを企画・設計する職種です。商品の見せ方やレイアウトを工夫することで、顧客の購買意欲を高め、売上の向上を図ります。

店内の動線や照明、POPなども含めて空間演出全体を統括し、店舗ごとに最適な演出を展開するため、空間デザインや色彩の知識も必要です。

⑨ ECサイト運営職

ブランドのオンラインストアやモール出店サイトの運営を担い、商品登録や特集ページの企画、SEO対策、広告運用などを行います。

売上データの分析やSNSとの連携を通じて、効率的な集客と販促を目指します。トラブル対応やカスタマーサポートなど、幅広い業務に関わるため、ITスキルと柔軟な対応力が求められます。

⑩ プレス(広報)

ランドの世界観や新商品の魅力を社外に発信する役割を担います。メディアとのリレーション構築、プレスリリースの作成、イベントの企画・実施、SNS運用など多岐にわたる広報活動を展開します。

消費者に対して魅力的に情報を届ける発信力と、社内外の関係者と連携する調整力が必要です。

⑪ ファッションマーケター

場調査や顧客分析をもとに、販売戦略やキャンペーンを立案する職種です。消費者インサイトを掘り下げた商品企画や、プロモーション戦略の立案、広告運用の効果測定などを行います。

データ分析に強く、クリエイティブな視点を併せ持つことが理想です。

⑫ 生産管理職

服の製造工程全体を管理し、品質・コスト・納期の最適化を目指す職種です。工場との納期調整や仕様確認、検品体制の構築など、サプライチェーン全体を把握しながら安定供給を支えます。

トラブルが発生した際も冷静に対応できる判断力が求められます。

⑬ ディストリビューター(DB)

店舗や倉庫への出荷・在庫管理を担い、必要な商品を必要な量だけスムーズに届けることを目的とした職種です。

物流スケジュールの調整や在庫状況の可視化を通じて、機会損失や在庫過多のリスクを回避します。数値管理に強く、正確な処理能力が求められます。

⑭ テキスタイルデザイナー

生地そのものの柄や構造を設計する専門職で、プリントや織り柄、色彩などに独自のクリエイティビティを発揮します。

ファッションの基礎となる素材開発に関わるため、素材科学や染色技術への理解も不可欠です。ブランドやコレクションの世界観に合わせて、生地から表現を支えます。

⑮ ソーイングスタッフ

実際の縫製作業を通じて、商品を形にしていく現場の要となる職種です。ミシンやアイロンなどの機材を使いこなし、仕様書に従って裁断・縫製・仕上げを行います。

高品質な製品を安定して作り上げるためには、熟練の技術と効率性、そして強い責任感が必要とされます。

アパレル業界で求められるスキルとは

アパレル業界で活躍するためには、商品知識や接客技術だけでなく、感性や洞察力、対人能力など、さまざまなスキルが求められます。

特に店頭販売やスタイリング、ブランド運営に関わる現場では、限られた時間の中で信頼関係を築き、購買につなげる高度な判断力と実行力が必要です。

ここでは、業界内で重要視されている6つのスキルについて詳しく紹介します。

  1. 接客スキル
  2. コミュニケーション能力
  3. ファッションセンス
  4. コーディネート力
  5. ブランド理解力
  6. トレンド感度

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① 接客スキル

接客スキルとは、顧客との対話を通じて、安心感と信頼を築き、購買行動を促す技術のことです。

単に商品を説明するのではなく、相手の感情やニーズを言葉と表情から読み取り、自然な導線で接客を完了させるスキルが求められます。

アパレルでは高額商品やサイズ感の違いがあるため、提案に対する顧客の反応を見極めながら柔軟に対応する力も不可欠です。

加えて、リピーターを生むには、初回の印象だけでなく、記憶に残る接客体験をつくる工夫も求められます。

② コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、販売員と顧客の関係だけでなく、社内の連携においても極めて重要です。店頭ではスタッフ同士で連携し、在庫や売上の状況に応じて動き方を調整する必要があります。

また、バックヤードとのやりとりや、ディスプレイ変更時のチームワークなど、短時間で正確な意図を伝える能力が求められます。

さらに、クレーム対応など感情的な場面でも冷静に受け止め、円滑に調整する力も含まれます。このように、単なる会話力ではなく、状況判断と配慮を含んだ総合的な対人スキルが必要です。

③ ファッションセンス

ファッションセンスは、色彩・シルエット・素材・TPO(時・場所・場合)など、複数の視点を組み合わせて最適なスタイルを構築する感覚的かつ論理的な能力です。

アパレル業界では、スタッフの装いそのものがブランドのビジュアルになるため、自己表現とブランド性の両立が不可欠です。

また、最新のスタイリングを即座に取り入れられる柔軟性や、個々の顧客に合った着こなしのアドバイス力もセンスの一部とされています。

単なる「好き」「おしゃれ」だけでなく、伝える力と再現性が求められる領域です。

④ コーディネート力

コーディネート力とは、顧客の体型・肌色・年齢・職業・目的などを総合的に判断し、それぞれに最適なアイテムの組み合わせを導き出す能力です。

視覚的な美しさだけでなく、動きやすさや機能性、季節感、流行性などを考慮した「実用性のある美しさ」が重視されます。

加えて、1点だけでなく全身の統一感やアクセントの入れ方など、全体を見渡す広い視野が求められます。

この力は、接客販売だけでなく、EC撮影、マネキン提案、販促資料などにも活用される重要なスキルです。

⑤ ブランド理解力

ブランド理解力は、その企業が掲げる世界観・ストーリー・ターゲット顧客・競合との差別化戦略などを、表層だけでなく深層まで把握する力です。

たとえば、同じストリート系ブランドでも、ラグジュアリー寄りか、カルチャー系かによって提案やトーンは大きく異なります。

スタッフ一人ひとりがそのブランドらしさを体現できているかは、顧客体験に直結します。また、ブランドごとの価値観に沿った商品訴求や接客態度をとるには、徹底した理解と一貫性が不可欠です。

⑥ トレンド感度

トレンド感度とは、ファッション業界で日々生まれ変わる流行や消費者の志向変化をキャッチし、それを商品提案やディスプレイ、接客に即座に反映できる力を指します。

ファッションのトレンドはSNSやインフルエンサー、海外スナップなど多様な情報源から広がるため、情報収集の精度とスピードが問われます。

さらに、ただ知っているだけでなく、その背景やサイクルまで理解したうえで応用する応用力が必要です。

流行遅れにならないだけでなく、次のトレンドの兆しを察知し、先回りした行動を取れる人材が重宝されます。

アパレル業界の志望動機の書き方

アパレル業界を目指すうえで、志望動機は企業との最初の接点であり、自分の熱意や適性を伝える絶好の機会です。

単に「服が好きだから」ではなく、企業の理念やブランドの世界観、職種の役割に対してどのような関心を持ち、どのように貢献できるのかを具体的に示すことが重要です。

ここでは、選考で高評価を得るための志望動機の作り方を、段階的にわかりやすく解説します。

  1. ステップ①:志望動機の骨子を設計する
  2. ステップ②:PREP法をベースに文章構成を組み立てる
  3. ステップ③:ブランド・職種ごとに内容を調整する
  4. ステップ④:具体的なエピソードで裏付けを加える
  5. ステップ⑤:第三者目線で読みやすさをチェックする

① ステップ①:志望動機の骨子を設計する

志望動機は、一貫したロジックの上に成り立つことで初めて相手に伝わります。

そのためにはまず、「なぜアパレル業界なのか」「なぜその企業を選んだのか」「なぜその職種なのか」の3点を軸に、考えを明文化しておくことが必要です。

これは、文章にする前の準備段階として非常に大切です。

自分の過去の経験や価値観、将来のキャリアビジョンとのつながりを具体的に整理しておくことで、表面的な志望動機ではなく、自分自身の言葉で語れる深みのある内容になります。

この工程を飛ばしてしまうと、後の文章構成が曖昧になり、読み手に伝わりづらくなるため注意が必要です。

② ステップ②:PREP法をベースに文章構成を組み立てる

論理的かつ簡潔に自分の想いを伝えるためには、PREP法(Point・Reason・Example・Point)の構成を意識して書くことが有効です。

最初に自分の主張(結論)を明確に伝え、その理由を補足し、具体的な体験を交えて裏付けし、最後に再び結論で締めることで、読み手が内容を理解しやすくなります。

たとえば、「店舗運営を通じて、お客様に感動を届けたい」という主張を掲げる場合、「大学時代に接客のアルバイトでお客様の反応に喜びを感じた」などの具体的な経験を添えることで、説得力が増します。

内容がブレないように、自分の主張と体験のつながりが論理的かどうかを意識して構成しましょう。

③ ステップ③:ブランド・職種ごとに内容を調整する

アパレル業界は、ブランドごとに理念や顧客ターゲット、世界観が大きく異なります。そのため、志望動機もそれぞれのブランドに合わせてカスタマイズすることが不可欠です。

たとえば、ハイブランドではラグジュアリーな顧客体験へのこだわりを伝える必要がありますし、ストリート系ブランドであれば、個性の尊重やカルチャーとの関わりに重きを置くと良いでしょう。

また、同じ企業でも販売職と企画職では評価されるポイントが異なります。

販売職では顧客対応力やコミュニケーション力が重視される一方で、企画職ではマーケットの視点やクリエイティブな発想が求められることが多いため、職種に応じた視点で構成を調整してください。

この視点の切り替えができると、採用担当者の印象は大きく変わります。

④ ステップ④:具体的なエピソードで裏付けを加える

どれだけ情熱を語っても、根拠となる経験がなければ説得力は生まれません。重要なのは、自分の考えや熱意が「どんな出来事を通じて形成されたのか」を示すことです。

たとえば、「ファッションに興味がある」という場合でも、「大学の学園祭でスタイリングを担当した際、お客様から直接感謝の言葉をもらい、服を通じて誰かの心を動かせる喜びを感じた」といった体験を挙げることで、感情が伝わりやすくなります。

さらに、成功体験だけでなく、失敗から得た学びもエピソードに取り入れることで、人間味や成長意欲を伝えることができます。

具体性と再現性のあるストーリーこそが、あなたの志望動機に深みを与える鍵となるでしょう。

⑤ ステップ⑤:第三者目線で読みやすさをチェックする

文章が完成したら、必ず客観的にチェックすることをおすすめします。

読み返してみると、主観的な表現や曖昧な言い回しが紛れていることに気づくはずです。第三者に読んでもらうのはもちろん、声に出して読んでみるのも効果的です。

また、「PREP法が正しく構成されているか」「文と文のつながりが自然か」「冗長な部分はないか」といった視点で見直すことで、内容の完成度が格段に上がります。

さらに、提出前には企業名やブランド名に誤りがないか、敬語表現に違和感がないかもチェックしてください。採用担当者は、文章の丁寧さからも就活生の本気度を読み取っています。

読み手の立場を意識した細やかな仕上げが、あなたの印象をより良いものにするはずです。

アパレル業界の志望動機に盛り込むべきポイント

アパレル業界の志望動機を書くときは、熱意や興味だけでなく、企業側が「一緒に働きたい」と思える具体性が求められます。ここでは、就活生が押さえておくべき3つのポイントを紹介します。

  1. なぜアパレル業界を選んだのかを明確にする
  2. なぜその企業・ブランドを志望するのかを深掘りする
  3. 入社後のキャリアビジョンを具体的に伝える

① なぜアパレル業界を選んだのかを明確にする

アパレル業界を志望する理由を伝える際に、「ファッションが好きだから」だけでは説得力に欠けます。

たとえば、「服を通じて人の心を動かしたい」「自己表現としてのファッションに魅力を感じた」といった、自身の価値観や体験に基づいた理由を伝えることが大切です。

さらに、トレンドや服飾の知識に関心があることを添えると、業界への理解度も伝わります。

こうした背景があることで、ただの憧れではなく、アパレルの本質を理解したうえで志望している姿勢が評価されるでしょう。

② なぜその企業・ブランドを志望するのかを深掘りする

数ある企業の中からなぜそのブランドを選んだのかを伝えることで、他の応募者との差別化が図れます。

たとえば、自社の商品を愛用している経験や、店舗で受けた接客に感動した体験をもとに、「この会社の価値観に共感した」と伝えると説得力が高まります。

加えて、企業理念やブランドのストーリー、社会貢献活動などを調べ、自分の考えや姿勢と重なる部分を言葉にして伝えてください。

企業理解の深さが志望動機に表れているかどうかで、本気度を見抜かれます。

③ 入社後のキャリアビジョンを具体的に伝える

志望動機に将来のキャリア像を盛り込むと、「入社後に活躍してくれそうな人材」としての印象を与えやすくなります。

たとえば、「まずは店舗で経験を積み、将来はバイヤーとして商品の企画に関わりたい」といった中長期的な目標を語ると、具体性が生まれます。

その際、自分の強みと企業の特徴を踏まえ、「〇〇のスキルを活かして現場に貢献したい」といった意欲を示すことが重要です。

成長意欲や職種への適性が伝われば、採用担当者にも好印象を与えられるでしょう。

アパレル業界の志望動機を書く際の注意点

アパレル業界は「憧れ」や「好き」といった気持ちだけでは、志望動機として十分ではありません。企業ごとの特徴や、求められている人材像を理解したうえで、具体性のある内容を伝えることが大切です。

ここでは、ありがちなNG表現や見落とされがちなポイントをわかりやすく解説します。

  1. 「ブランドが好き」という表現だけに頼らない
  2. 企業の特徴や理念に沿った内容にする
  3. ユーザー視点のままになっていないかを確認する
  4. 抽象的ではなく具体的なエピソードを盛り込む

①「ブランドが好き」という表現だけに頼らない

「このブランドが好きだから働きたい」という理由は、気持ちは伝わるものの、多くの学生が使う表現であるため差別化が難しくなります。

企業側が本当に知りたいのは、「その好きがどう仕事に結びついているか」という点です。

たとえば、「学生時代に販売アルバイトを経験し、お客様への提案力を磨いた。その中で御社の接客姿勢に共感した」といったように、具体的な体験とリンクさせることで説得力が高まります。

好きという感情だけで終わらず、自分の行動や価値観に落とし込んで伝えることが大切です。

②企業の特徴や理念に沿った内容にする

どのアパレル企業にも、ブランドの世界観や理念があります。それらを理解せずに志望動機を書くと、どの企業にも通じるような内容になり、「なぜうちを選んだのか」が伝わりません。

企業研究を深め、共感した理念やコンセプトに対して、自分がどのような経験や価値観を持っているのかを絡めて説明しましょう。

たとえば、「サステナブルな取り組みに共感し、大学では環境問題について学びを深めた」といったように、企業とのつながりを具体的に示すことで、説得力のある動機になります。

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③ユーザー視点のままになっていないかを確認する

「自分がこのブランドを着ると気分が上がる」「おしゃれだと思う」といった表現は、消費者としての意見にはなっていても、応募者としての視点が抜けています。

企業が求めているのは、一緒に価値を届けてくれる仲間です。

そのため、「商品をより多くの人に伝える力を磨きたい」や「ブランドの魅力をSNSで発信したい」といったように、自分がどう貢献できるかを考える必要があります。

お客様目線だけでなく、企業目線に立った動機を心がけましょう。

④抽象的ではなく具体的なエピソードを盛り込む

「人と話すのが得意」「協調性がある」といった抽象的な言い回しは、他の学生と同じような印象を与えてしまいます。

採用担当者に伝わりやすくするためには、実際に自分がどんな場面でどう行動したのかを具体的に書くことが必要です。

たとえば、「大学祭でファッションショーを企画し、スタイリングや広報を担当した経験」や、「アパレル店でのアルバイト中に、独自の提案で売上向上に貢献した経験」など、数字や成果を交えるとより伝わりやすくなります。

エピソードの具体性が、志望動機の信頼性を高めます。

アパレル業界の志望動機の例文【職種別】

アパレル業界を目指す方の多くが悩むのが、「職種ごとの適切な志望動機の伝え方」です。自分の経験や興味と職種とのつながりを明確にすることが、内定への第一歩となります。

このセクションでは、主要な職種ごとに例文を紹介し、どのように説得力を持たせればよいのかを解説します。

  1. 販売職
  2. マーチャンダイザー(MD)
  3. 営業職
  4. バイヤー
  5. ファッションデザイナー
  6. パタンナー
  7. ECサイト運営職

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、7つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

①販売職

ここからは、アパレルの販売職を志望する方の志望動機例文を添削していきます。

日常的な経験から自分の行動と相手の反応をセットで描くことで、接客の本質に気づいた流れを丁寧に表現している点に注目してみてくださいね。

販売職の志望動機
【結論】
私は、ファッションを通じてお客様の毎日を彩る仕事がしたいと考え、貴社の販売職を志望いたします。特に、日々の接客を通じて一人ひとりのお客様と信頼関係を築き、服を通じて前向きな気持ちを届けられる販売員になりたいと考えています。
添削コメント|結論として「ファッションを通じて彩りたい」は良い出発点ですが、さらに「信頼関係」「前向きな気持ち」といった具体的な目標を補い、意欲をアピールしました。
【根拠となるエピソード】
学生時代、友人にコーディネートの相談を受けることが多く、提案した服装で友人が笑顔になった経験が何度もありました。 その際には、相手の好みや雰囲気、着用するシーンを丁寧にヒアリングし、客観的な視点からスタイルを提案することを心がけていました。
添削コメント|元例文では「どの点のおかげで笑顔になったのか」が見えなかったため、具体的なヒアリングや提案の工夫、相談されるようになった流れを加えることで、販売職に必要な顧客理解力・提案力をアピールできる形に改善しました。
【エピソード詳細】
大学のサークル行事で、メンバーの衣装選びを担当した際、参加者全員が自分らしさを出せるスタイルを選ぶことを心がけました。結果、メンバーから「自信を持って参加できた」と感謝され、服が人の気持ちに与える力を実感しました。 各メンバーの個性やステージでの役割に合った色使いやシルエットを提案することで、皆が自分らしく過ごせる雰囲気を作れました。イベント終了後には「自分らしく輝けた」と言ってもらえたことで、スタイリングの工夫が人の行動や気持ちに影響を与えることを実感しました。
添削コメント|エピソード全体に一貫性はありますが、元の文章は「感謝された」「実感した」といった主観的な記述が中心でした。改善文ではスタイリングの工夫やその意図、結果として得られた反応を明示することで、販売職との繋がりも強めています。
【企業を選んだ理由】
貴社はお客様一人ひとりに寄り添った接客を大切にしており、その姿勢に共感しました。 貴社のブランドが持つ温かみや世界観にも惹かれています。 中でも、貴社が掲げる「一人ひとりのお客様に寄り添い、日常に彩りを添える」という理念に共感しました。また、スタッフがブランドの世界観を体現しながら、個人としての提案力も発揮している点に魅力を感じ、ここでなら自分の感性を活かしながら成長できると考えました。
添削コメント|「その姿勢」「温かみや世界観」はやや抽象的だったため、企業の理念やスタッフの姿勢といった具体的な特徴を示し、その企業で働きたい理由に一貫性を持たせました。
【入社後】
入社後は、商品知識や接客スキルを磨きながら、お客様にとって最適な一着を提案できる販売員を目指します。お客様の「また来たい」を引き出せる接客を実現したいです。 そのために、日々の接客で得た反応を振り返りながら、提案方法やコミュニケーションの工夫を積み重ね、お客様の期待を上回る体験を提供していきたいと考えています。
添削コメント|「また来たいを引き出す接客をしたい」では具体的な行動が見えないため、“接客→振り返り→改善”という行動プロセスを明示し、PDCAサイクルを意識した姿勢が伝わるように修正しました。

【NGポイント】
主観的で抽象的な表現が見られ、読み手に行動や成果が伝わりにくい状態でした。また、企業選びの理由においても、どの会社でも言えてしまう共感レベルに留まり、企業理解の深さが感じられませんでした。

【添削内容】
抽象表現を削除し、具体的な行動と結果の描写に置き換えました。エピソードにはヒアリングやスタイリングの工夫といった販売職に直結する行動を追加し、企業選びの理由もブランド理念や接客方針といった独自の要素を盛り込みました。

【どう変わった?】
企業の担当者が「この人はうちで活躍できそうだ」と感じられる内容になっています。志望動機に具体性と一貫性が生まれ、自分の経験を販売職にどう活かすのかが明確になったことで、説得力と評価が大きく高まったでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・結論からオリジナリティを出して印象づける
・自分の経験と販売職との接点を示す
・企業と自分の価値観とのマッチ度もアピール

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②マーチャンダイザー(MD)

ここでは、アパレルのMD職を志望する方の志望動機例文を添削していきます。

現場での経験から「なぜ売れたか」を考察した姿勢が伝わる内容です。MDに必要な分析力や工夫する姿勢を、自分の行動を通じて示すことがポイントです。

マーチャンダイザーの志望動機
【結論】
これまでアパレル販売職として培ってきた現場視点を活かし、商品企画にも関わりたいと思うようになりお客様の声を直接聞く立場だからこそ見えてきた課題を、商品戦略の段階から改善したいと考えるようになり、マーチャンダイザー職を志望しました。
添削コメント|「商品企画にも関わりたい」は意欲として悪くないものの抽象的で動機が浅く見えます。職種理解を示すためには、現場から見えた課題→企画への関心という流れを具体的に表すことが重要です。
【根拠となるエピソード】
販売職として店舗運営を任される中で、日々の接客を通じて、自分なりに売れ行きの課題を感じていました。商品の売れ行きが店頭の工夫だけでは左右できないことに課題を感じていました。
添削コメント|元例文では「売れ行きの課題」とはどんなものだったのかが明示されていなかったため、具体的にどの点に課題を感じていたのかが分かるように追記しています。
【エピソード詳細】
そこで、自ら販売データをもとに購買傾向を分析し、本部に改善を提案を行いました。具体的には、売れ筋商品のカラー展開が一部地域で合っていない点に注目し、地域別の在庫構成を見直す提案を行いました。その結果、実際に反映され、該当商品が以前よりも売れるようになり、自分の意見が活かされたことが嬉しく、もっと商品に関わる仕事をしたいと感じるようになりました。該当商品の月間売上が前年比で約30%伸び、自分の現場視点が企画に活かせる可能性を実感し、より広い視野で市場全体を見て商品戦略を考えるMD職に強い関心を持つようになりました。
添削コメント|抽象的な感情表現が中心だった元の文に比べ、改善後は「何をどう分析し、どんな成果があったか」が明確です。また、定量的成果を交えて説得力を持たせ、職種への理解と適性を表現しています。
【企業を選んだ理由】
貴社は幅広い年代に人気があり、トレンドにも敏感な商品展開をされていると感じており特に、生活者視点とデータを掛け合わせた商品開発を行っている点に魅力を感じており、自分の現場経験と分析力を活かせる環境があると感じました。
添削コメント|「トレンドに敏感」という表現はどの企業にも使える一般的な言い回しです。改善後はより志望先に限定されるような特徴を示し、企業理解と志望度の高さが伝わる文章にしています。
【入社後】
入社後は、今までの販売経験を活かしながら、売れる理由と売れない理由の両面を読み解く力を磨き、売れる商品を考えて実現できるような市場ニーズを正確に捉えた商品ラインの企画から在庫計画、販売戦略まで一貫して携われるマーチャンダイザーを目指します。
添削コメント|「売れる商品を考えて」は抽象的でMD職の役割を的確に表現できていません。そこで、より具体的な業務範囲に触れることで、入社後の活躍イメージが浮かぶよう工夫しました。

【NGポイント】
抽象的な表現も多く、「なぜその職種を目指すのか」「どんな行動を通じて関心が深まったのか」が伝わりにくい内容でした。特に、職種理解の浅さや成果のあいまいさは、企業側から評価されにくい要素となっていたでしょう。

【添削内容】
職種の専門性を踏まえて、抽象的な表現を具体的な行動や成果に置き換えました。販売現場での気づきや提案経験を数値で示し、企業への志望理由も独自の強みに着目して修正しています。

【どう変わった?】
現場経験から商品企画への志望動機が、具体的な成果とともに描かれたことで、企業側も「再現性がある」と感じやすくなりました。企業理解も深まり、MD職としての適性と意欲が明確に伝わる内容になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・前職での行動や視点をぼかさず伝える
・成果を定量的に表現する
・入社後の展望では具体的な業務範囲を示

③営業職

ここでは、アパレルの営業職を志望する方の志望動機例文を添削していきます。

営業職を志望する学生が多い中で、なぜ自分が営業に向いているのか、どんな場面でその素養が育まれたのかを伝えることが差別化のポイントになります。

営業職の志望動機
【結論】
私は、アパレル業界の魅力をより多くの人に届けたいという思いから顧客や市場の声に耳を傾けながら、価値ある商品を広める仕事に携わりたいと考え営業職を志望しています。
添削コメント|「アパレル業界の魅力を届けたい」という表現は抽象的で、営業職との結びつきがやや弱いため、「市場や顧客の声」「価値ある商品を広める」といった営業に必要な視点を盛り込みました。
【根拠となるエピソード】
大学時代にアパレルブランドのECサイト運営を支援するインターンに参加した際、商品そのものの良さなどで、販売戦略の立て方や見せ方の工夫次第で売上が大きく変わることを実感しました。
添削コメント|「商品そのものの良さ」は商品企画やデザイン視点に寄っており、営業職とのつながりが弱く見えるため、「販売戦略」や「見せ方の工夫」といった営業に直結する表現に変更しました。
【エピソード詳細】
特に、商品の魅力を伝えるための提案書を作成し、クライアントの意見を踏まえて改善を重ねた結果、取扱店舗数が増えたという成果が得られました。この経験から、ファッションを「届ける」立場で関わる営業職に強い関心を持つようになりました。顧客のニーズをくみ取りながら提案を行う営業職において、自分の強みを活かせると確信しました。
添削コメント|「ファッションを届ける」は抽象的な表現で、営業職の理解が曖昧に見えます。改善後は「顧客のニーズ」「提案」といった具体要素を組み込みつつ、営業職としての活躍意欲もアピールしています。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は、顧客との関係構築に力を入れており、単なる商材提供ではなく、課題解決型の営業スタイルを重視している顧客ごとに合わせた柔軟な提案を通じて、信頼関係を築く営業スタイルを実践されている点に共感しました。
添削コメント|元の文章はあまり他社との区別がつかないため、「顧客ごとに合わせた柔軟な提案」や「信頼関係を築くスタイル」といったより詳細な貴社の強みに触れることで、志望の根拠を示せています。
【入社後】
入社後は、現場での声に丁寧に耳を傾けながら、店舗ごとのニーズに合った提案ができる営業を目指し顧客ごとに異なる課題やニーズに応じた提案を行い、売上だけでなく継続的な信頼関係の構築にも貢献できる営業を目指し、ブランドの価値を最大限に引き出す存在になりたいと考えています。
添削コメント|営業職は「売る」だけでなく「課題解決」と「信頼構築」が重要です。元の表現では営業活動の広がりが伝わりにくいため、改善後は「課題」「継続的な信頼関係」といった視点を取り入れ、企業が求める営業像に近づけました。

【NGポイント】
志望理由の根拠として原体験を示しているものの、営業職に求められる理解や適性が伝わりにくい内容でした。また、入社後のビジョンにおいてもやや抽象的で、職務理解が浅いと評価される可能性がありました。

【添削内容】
抽象的な部分を削除し、営業職の業務内容に即したキーワードや行動描写を取り入れました。特に、顧客のニーズや提案活動、信頼構築といった営業の核心に触れるように調整し、エピソードと志望動機を論理的につなげました。

【どう変わった?】
職種理解と企業への共感が明確になり、企業視点で評価されやすい志望動機に変わりました。自身の経験がどのように営業職と結びつくのかが伝わるようになり、「入社後の活躍イメージ」まで描けている点が好印象につながります。

【今回の志望動機のコツ】
・入社後のビジョンでは職種の特徴を示す
・過去経験は営業職と関連する点を中心に
・課題解決と信頼構築の姿勢をアピール

④バイヤー

ここでは、アパレルのバイヤーへの転職を志望する方の志望動機例文を添削していきます。

バイヤー職を目指す際には、「商品を見る目」や「選ぶ基準」を消費者視点で考えた経験とともに伝えることが重要です。

バイヤーの志望動機
【結論】
店舗での販売経験を通して、お客様に喜ばれる商品を自分の手で選びたいという思いが強くなりお客様の購買行動や反応を間近で観察する中で、売れる商品には市場ニーズの的確な分析とトレンドの先読みが不可欠だと感じ、商品選定の上流から関われるバイヤー職を志望いたしました。
添削コメント|「お客様に喜ばれる商品」という表現は抽象的で、バイヤー職としての視点がやや弱く見えます。そこで、業務特性に沿って「市場ニーズ分析」「トレンド把握」といったキーワードを明記し、職種理解と適性を伝える文章に修正しています。
【根拠となるエピソード】
前職では販売員として、お客様の声を聞きながら売れ筋商品の傾向や求められる価格帯を肌で感じる日々を過ごしていました来店されるお客様との会話や購買傾向の観察を通じて、特定の年齢層や季節ごとの売れ筋、価格帯などに明確な傾向があることに気づきました
添削コメント|「肌で感じる」という抽象表現は、実際にどんな情報をどう得たのかが不明瞭です。改善案では、観察・ヒアリングといった具体行動に落とし込み、データ収集の積極性と職種に必要な分析力を表現しています。
【エピソード詳細】
特に新規商品の入荷直後にヒアリングを行い、商品構成に関する改善案を店長へ提案したところ、一部商品構成の見直しが実施され、売上の向上に貢献できた経験があります。この出来事をきっかけに、現場での気づきを仕入れに活かしたいと考えるようになりましたこの経験から、現場で得られる定性的な声をバイヤー業務に反映させることで、より精度の高い商品構成が実現できるのではないかと考えるようになりました
添削コメント|「気づきを活かしたい」は曖昧な意志表明にとどまるため、なぜその経験がバイヤー志望につながったのか、論理的に補強しました。定性的データの活用という観点は、実務への理解度を高める要素です。
【企業を選んだ理由】
貴社は顧客ニーズに合ったセレクト力に強みを持ち、多様なブランドと連携しながら独自の品ぞろえを実現されている点に魅力を感じました中でも○○ブランドとのコラボ企画や、店舗ごとの客層に合わせた柔軟な商品構成など、現場感覚と戦略性の両立に強みがある点に惹かれました
添削コメント|魅力を感じた箇所の説明がやや不明瞭だったため、具体的な施策・企画への言及を加えることで、企業研究ができていること、そして自社への適合度が高いことを示しました。
【入社後】
入社後は、販売現場で培った顧客視点を活かしつつ、ブランドや商品の特徴を的確に見極めた仕入れを行い、店舗の魅力をさらに高められるバイヤーを目指します市場動向や顧客データをもとに各店舗の立地や客層に即した商品をセレクトし、売上だけでなく顧客満足度の向上にも貢献できるバイヤーを目指します
添削コメント|「魅力を高める」や「的確に見極める」といった抽象表現では、成果に直結するアクションが不透明でした。そこで、改善案では、バイヤー業務の具体プロセス(データ活用・顧客分析)を通じた目標達成のイメージを描いています。

【NGポイント】
なぜそのエピソードがバイヤー職に繋がるのかが伝わりづらい構成になっていました。特に前職において志望者が取った行動の背景の説明が不十分で、バイヤー職に求められる業務理解や分析力をアピールしきれていませんでした。

【添削内容】
主観表現や曖昧な言い回しを具体的な行動や成果に置き換え、観察・分析・提案といったキーワードを取り入れました。企業理由についても、独自性のある施策や視点を明示し、その企業だからこそ志望する理由を強化しています。

【どう変わった?】
職種理解や業務適性が明確になり、志望動機としての説得力が格段に向上しました。企業側から見ても「どのように活躍してくれそうか」のイメージが湧きやすく、配属後の貢献期待につながる内容に改善されています。

【今回の志望動機のコツ】
・バイヤーならではの業務特性に言及
・積極性や分析力があることを伝える
・前職での視点や行動を具体的に示す

⑤ファッションデザイナー

ここでは、アパレルのファッションデザイナー職を志望する方の志望動機例文を添削していきます。

アパレル業界の中でも、「誰に」「どんな価値を届けたいのか」を具体的に描くことが、説得力を高める鍵となります。

ファッションデザイナーの志望動機
【結論】
私は、人に自信を与えるような服をつくりたいという思いから身に着けた人の気持ちを前向きにできるような服を、自分の手でデザインしたいという想いから、ファッションデザイナー職を志望しています。
添削コメント|「自信を与えるような服」とはどんなものかが伝わらないため、「服を通じて何を届けたいのか」を具体的に示すことで、より志望動機の核心を明確に伝えました。
【根拠となるエピソード】
服飾学科に進学し、素材やパターンについて学ぶうちに、衣服が人の印象や気持ちに大きな影響を与えることに強く関心を持つようになりました。特に、卒業制作でモデルが自分の服を着て笑顔になった瞬間に制作した服を着たモデルが堂々とランウェイを歩く姿を見たときに、服づくりの力を実感しました。
添削コメント|「笑顔になった瞬間」は感情表現に頼りすぎており、具体的なシーンが想像しづらくなります。行動を描写することで、体験から得た気づきや感情に説得力を持たせることができています。
【エピソード詳細】
その作品は「日常に少しの特別感を添える服」をテーマにデザインし、細部の縫製や着心地にもこだわりました。何度も修正を重ねた結果、展示会では来場者から「着てみたい」と多くの声をいただき、実際に着用された姿を見たとき、改めてデザイナーとして人に影響を与えたいと感じました「着ることで前向きな気持ちになれる服」を届けたいという思いが強まりました
添削コメント|「人に影響を与えたい」は抽象的で、どのような影響かが不明瞭です。修正後は「前向きな気持ち」と具体的に示すことで、届けたい価値が明確になり、採用側も共感しやすくなっています。
【企業を選んだ理由】
貴社は、機能性とデザイン性を両立させた服づくりに強みを持ち、多様な価値観を尊重するブランド展開をしている点に魅力を感じました多様なライフスタイルに応じたシリーズ展開や、誰もが快適に着られるサイズ設計など、着る人に寄り添う視点を大切にしている点に惹かれました。私の「日常に溶け込むデザイン」という視点とも通じる部分があり、ぜひその一員として学びたいと考えています。
添削コメント|「価値観を尊重するブランド展開」だけでは企業の特色を表現しきれません。具体的な取り組みを挙げて言い換えることで、企業研究が十分にされており、自分の視点とも一致していることが伝わります。
【入社後】
入社後は、日々のトレンドや顧客の声に敏感に向き合いながら、着る人の生活に寄り添う服を提案し実際の着用シーンを想定した設計や、素材選びにもこだわることで、貴社のブランド価値を高められるデザイナーを目指して努力していきます。
添削コメント|「寄り添う服を提案」では具体性に欠けるため、行動レベルで「設計」「素材選び」といった工夫の内容を明示することで、実行可能なビジョンを持っていると伝えています。

【NGポイント】
文章全体において、読み手にとってイメージしづらい部分が目立ちました。「人に影響を与えたい」「生活に寄り添う服を提案」などのフレーズは、気持ちとして自然なものである一方で、企業側に響くには背景の具体性が不足していました。

【添削内容】
全体的に、エピソードや学生自身の価値観をより具体的に描写しました。例えば、モデルが服を着てどう行動したかを描いたり、企業の魅力を実際の取り組みに置き換えたりすることで、具体性を持たせました。

【どう変わった?】
読んだ側が志望者の想いや成長プロセスをより明確にイメージできる内容になりました。志望理由と企業の方向性が一致している点も伝わりやすくなったため、職種適性と企業理解の両面で評価されやすくなるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・結論やエピソードの前提は短くまとめる
・どうしてその努力をしたのかを明確に示す
・抽象的な表現をなるべく減らす

⑥パタンナー

ここでは、アパレルのパタンナーへの転職を志望する方の志望動機例文を添削していきます。

「自分の手で試行錯誤しながら形にした経験」がパタンナー志望の動機として有効です。完成度だけでなく過程へのこだわりを描くと説得力が増します。

パタンナーの志望動機
【結論】
より高品質で着る人に寄り添う服づくりを実現したいという思いから、貴社のパタンナー職を志望いたします。
添削コメント|志望動機の核が「高品質で人に寄り添う服づくり」と明確に表現されており、簡潔に意志が伝わるため結論として非常に効果的です。
【根拠となるエピソード】
前職では、レディースブランドでパタンナーアシスタントとして勤務しており、先輩パタンナーの指導のもと、幅広く実務に携わってまいりました。 特に量産品の修正やフィッティング対応を経験し、実務の中で感覚と理論の両立を意識するようになりました。
添削コメント|「携わっていた」だけでは主体性が伝わらないため、どのような意識や行動を伴って業務に取り組んでいたかを加えることで、説得力と成長意欲を示しました。
【エピソード詳細】
特に印象に残っているのは、展示会用のワンピースのシルエット修正を提案し、 実際に採用された経験です。 具体的な改良案を提示した結果、デザイン意図を損なわずに可動性を高めた点が評価され、実際に採用されました。 現場で得た感覚とユーザー目線を活かした調整により、営業担当からも「動きやすさが伝わる」と好評をいただき、自身の提案が商品価値向上に繋がることを実感しました。
添削コメント|「採用された経験」という結果のみの記述は成果の背景が見えにくく、やや弱い印象になります。どのような視点や工夫が評価されたのかを明示することで、行動力と職種適性が伝わる構成になっています。
【企業を選んだ理由】
貴社は、細部にまでこだわった立体的なパターン設計に強みを持ち、 一人ひとりの身体に沿う立体的な設計や、パターン段階での可動性の配慮がなされており、 多様な年代や体型を考慮した丁寧なモノづくりをされている点に深く共感しております。
添削コメント|元例文の表現をさらに具体化しました。企業の設計技術の具体的な特徴に触れることで、リサーチ力と志望度の高さが伝わる内容になっています。
【入社後】
入社後は、これまでの経験を土台としつつ、シルエットと機能性の両立ができるパタンナーとして、貴社のブランド価値向上に貢献したいと考えております。可動性や体型別の着用感を意識した設計提案を積極的に行い、ブランドのファン層拡大やリピート率の向上にもつなげたいと考えております。
添削コメント|「両立できるパタンナー」という理想像は示せていますが、具体的にどういうパタンナーなのかの記述が少なかったため、具体的な提案内容と成果イメージを補足することで、貢献意欲と実行力を伝えています。

【NGポイント】
経験や成果を述べてはいたものの、「何をどう考えて行動したのか」というプロセスの描写が不足していました。特にエピソードや企業選びの部分では、本人の視点や解釈が薄く、印象がやや平面的になっていた点が課題でした。

【添削内容】
単なる事実列挙にならないよう、「現場で何を感じ、どう工夫したのか」「企業のどんな姿勢に共感したのか」といった点を中心に具体化しました。また、抽象的な表現は極力避け、評価される背景や行動の根拠も丁寧に補足しています。

【どう変わった?】
「ただの経験談」から「企業に再現性ある貢献が期待できる人物像」へと昇華されました。志望動機に対する納得感が高まり、企業視点でも「なぜうちを選んだか」「どう活躍してくれそうか」が明確になったといえるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・行動の背景にある思考や視点を具体的に書く
・結果よりもそこに至るプロセスを明記する
・志望先ならではの特徴への共感を示す

⑦ECサイト運営職

ここでは、アパレルのECサイト運営職を志望する方の志望動機例文を添削していきます。

デジタル上での販売体験や分析視点を踏まえて、ECならではの魅力と自分の強みを結びつけている点や、実体験×数値分析の組み合わせが効果的です。

ECサイト運営の志望動機
【結論】
私は、アパレルを通じて多くの人に自分らしさを楽しんでもらいたいという思いから、ECサイト運営職を志望しています。商品の魅力をオンラインで最大限に伝える手段を追求し、幅広い層の顧客とつながる仕組みづくりに貢献したいと考えております。
添削コメント|志望理由がやや抽象的で、「なぜECサイト運営職を目指すのか」が不明瞭でした。具体的な業務内容に踏み込み、職種理解の深さと熱意を伝える形に修正しました。
【根拠となるエピソード】
中学生の頃、家族と買い物へ行く時間が取れなかった私は、ネット通販を利用して洋服を選ぶ楽しさを知りました。画面越しでも商品に魅力を感じられることに驚き写真や説明文の構成によって印象が変わることに気づき、ECサイトの面白さに関心を持つようになりました。
添削コメント|「驚き」はECサイト運営職志望に繋がるきっかけとしては主観的で弱いため、EC運営職に必要な「視覚と文章の工夫が印象を左右する」ことへ具体化し、関心の芽生えとして説得力を持たせました。
【エピソード詳細】
大学ではマーケティングを学ぶ傍ら、個人でアパレル商品のレビューを発信するSNSアカウントを運営しました。写真の見せ方や文章の工夫によって閲覧数や反応が変わる経験を通じて、 ユーザーに響く情報発信の大切さを実感しました。伝え方一つでユーザーの購買意欲が変わると知り、ECサイトでも情報設計の工夫が不可欠だと考えるようになりました。
添削コメント|「大切さを実感した」という抽象的表現を削り、行動と結果の因果関係を強調しました。志望職種における情報設計力の重要性を自らの経験と結びつけて示すことで、評価されやすい内容になっています。
【企業を選んだ理由】
貴社は、ブランドごとの世界観を丁寧に表現したECサイトづくりを行っており、商品情報だけでなくコーディネート提案やストーリー性のある発信にも力を入れている点に魅力を感じています。また、貴社のサイトはユーザーの回遊性を高める設計がされており、ユーザー目線に立った構築力の高さに惹かれました。
添削コメント|もともと魅力の伝え方も良好でしたが、EC運営職視点での「回遊性」や「設計」の言及を加えることで企業研究の深さを示し、差別化を図れるように補足しました。
【入社後】
入社後は、 ユーザーの購買行動やアクセス分析をもとに、感性とデータの両面から効果的な運営施策を提案できる人材として、サイト価値向上に貢献していきたいです。また、ユーザーのニーズを先読みし、最適な商品提案や導線設計にも挑戦していきたいと考えています。
添削コメント|元の文章も非常に質高く書けていますが、追加文でより主体性ある行動への意欲を明示し、入社後の成長意欲と貢献姿勢を伝えられる内容に仕上げました。

【NGポイント】
志望職種としてのECサイト運営職がどのような仕事なのか、具体的な理解が浅く見える箇所がありました。また、行動ベースの記述が不足し、実務で活かせる能力や考え方が伝わりづらくなっていました。

【添削内容】
志望動機の抽象度を下げ、EC運営の業務内容に直結する要素(情報設計やユーザーデータ分析など)を経験と結びつけて補足しました。また、企業に対する理解の深さや、入社後の具体的な行動意欲も新たに追加しています。

【どう変わった?】
志望職種に対する理解や適性が明確に伝わるようになり、企業から見ても「この職種で活躍しそうだ」と感じられる内容になりました。加えて、志望者の主体性と業務適応力が高く評価される構成に改善されています。

【今回の志望動機のコツ】
・行動と結果の因果関係を明確にする
・ECサイト運営ならではの視点を踏まえる
・EC運営職としての目標を行動ベースで述べる

「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」そんな就活生の声に答えて、就活マガジンでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」を運営しています。

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アパレル業界の志望動機NG例文

志望動機を書いたものの、「本当にこれで良いのだろうか」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
このセクションでは、よくあるNG例文を紹介し、何が問題なのかを明らかにしていきます。

  1. 「ブランドが好き」という表現だけに頼ってしまっているNG例文
  2. ユーザー視点のままになってしまっているNG例文
  3. 具体的なエピソードが盛り込まれていないNG例文

「ブランドが好き」という表現だけに頼ってしまっているNG例文

この例文は、表面的な「好き」という気持ちだけに終始してしまい、企業への貢献意欲や自分の経験との結びつきが不足しているパターンを示しています。

《例文》

私は昔から御社のブランドが大好きで、よく店舗にも通っていました。特にデザインが自分の好みに合っていて、着ていると気分が上がります。

大学の友人からも「その服かわいいね」と言われることが多く、自分のセンスに自信が持てるようになりました。

今ではSNSでもファッションの投稿をするようになり、多くの「いいね」をもらうことも増えました。好きなブランドで働けるのは夢だったので、ぜひ御社で働きたいと考え、志望しました。

《解説》
「好き」という感情は伝わりますが、なぜその企業で働きたいのか、どのように貢献できるのかが書かれていない点が課題です。自分の経験や強みと職種をどう結びつけるかが大切です。

ユーザー視点のままになってしまっているNG例文

この例文は、消費者としての感想に終始し、働く立場としての意欲や企業への貢献姿勢が不足している例として紹介します。

《例文》

私は大学生になってからアパレルに興味を持ち、御社の商品をよく購入しています。

特にシルエットや色合いが自分の好みにぴったりで、着ていると友人から褒められることも多く、自信を持つことができました。

オンラインショップも使いやすく、届いたときの梱包の丁寧さにも感動しました。

このように、御社の商品やサービスに満足しているため、いつか自分もこのブランドに関われたらと思い、志望いたしました。

《解説》
ブランドへの好意は伝わるものの、「なぜ働きたいのか」「どんな形で貢献できるか」が不明確です。自分の体験を活かして企業でどう行動したいかまで落とし込むのが重要です。

具体的なエピソードが盛り込まれていないNG例文

この例文では、志望動機としての熱意はあるものの、具体的な体験や背景がなく説得力に欠けてしまうパターンを紹介します。

《例文》

私は昔からファッションに興味があり、アパレル業界で働くことを目指してきました。

多くのブランドの中でも、御社はトレンドを押さえつつも独自性のある商品が魅力的で、いつかこのようなブランドに関わりたいと考えてきました。

人と接することも好きなので、接客や販売を通じてお客様に喜んでもらえる仕事がしたいと思っています。御社であれば、自分の興味や強みを活かして働けると感じたため、志望いたしました。

《解説》
志望理由としては一見問題なさそうに見えますが、体験や行動に基づいた具体性がなく印象に残りません。自分だけの体験や背景を入れることで説得力が増します。

アパレル業界の志望動機を魅力的に伝えるには?

アパレル業界を目指すうえで、志望動機の具体性は合否を左右する大きなポイントです。なぜなら、ただ「服が好き」と伝えるだけでは、企業が求める人物像や職種への適性が伝わらないためです。

業界や各職種の特徴、必要とされるスキルを理解し、自分の経験や考えと結びつけて言語化することが求められます。

さらに、企業ごとの理念やブランドイメージに共感した理由を具体的に説明できれば、説得力が増します。

アパレル業界の選考を突破するためには、自己理解を深めたうえで、入社後のビジョンや貢献意欲を丁寧に言葉にすることが大切です。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。