【就活対策】投資銀行志望動機の例文・ポイントを徹底解説
本記事では、投資銀行の業務内容や求められるスキル、志望動機作成のポイントを徹底解説しています。
最後まで確認して、好印象な志望動機の作成を目指しましょう。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
詳しく見る記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
詳しく見るそもそも投資銀行とは?

投資銀行とは、企業や政府が行う資金調達やM&A(企業の合併・買収)を専門的にサポートする金融機関です。商業銀行のように個人預金を扱うのではなく、企業の成長や再編、資本政策に直接関与するのが特徴です。
具体的には、株式や債券の発行による資金調達支援、企業価値の算定、M&Aにおける買収・売却先の選定や交渉支援など、専門性の高いサービスを提供します。
こうした業務を遂行するためには、金融知識だけでなく、経営戦略や市場動向に関する深い理解が求められます。
投資銀行は、企業活動の根幹に関わる存在であり、グローバルに活躍することも多いため、スケールの大きな仕事を手がけられる点も魅力の一つです。
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さらに、本記事の後半では実際に、投資銀行を志望する際の志望動機を添削しています!
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投資銀行の主な業務内容

投資銀行を志望しているものの、「投資銀行とはどんな仕事をしているのか、はっきりイメージできない」と感じている方も多いでしょう。志望動機を作成するうえでも、業務内容の理解は欠かせません。
ここでは、投資銀行が担う主な業務内容をご紹介します。各業務を正しく把握することで、より明確な志望理由を持つことができるでしょう。
- 資金調達支援
- 企業再建支援
- 卸売業務
- アドバイザリー業務
- カバレッジ業務
① 資金調達支援
資金調達支援は、投資銀行の中核を成す最も重要な業務のひとつです。
企業が新規事業を立ち上げたり、M&Aを実施する際には、多額の資金が必要になります。従来の融資だけでは柔軟な資金調達が難しく、多様な手段が求められるのです。
例えば、企業は投資銀行の支援を受けて、株式や社債を発行することで、市場から直接資金を集めることができます。このプロセスには、適切なタイミングや金額設定、法的手続きへの対応が必要となるため、専門家の関与が不可欠なのです。
資金調達支援は、企業の成長を後押しする投資銀行の重要な役割であり、金融知識と市場分析力が求められる業務です。
② 企業再建支援
企業再建支援も、投資銀行が担う非常に重要な業務のひとつです。
経営危機に直面した企業は、単なる資金注入だけでは再生できません。戦略的な事業再編や財務構造の見直しが必要です。
たとえば、負債圧縮のために社債の再交渉を行ったり、採算が取れない事業部門を売却する支援を行うケースが挙げられます。投資銀行は財務分析を基に、企業再生プランを提案し、実行支援を行います。
単なる金融支援に留まらず、企業の再生に深く関与することが、投資銀行に求められる大きな役割です。
③ 卸売業務
卸売業務は、投資銀行が大口顧客を相手に行う重要なビジネス領域です。
個人向けではなく、機関投資家や大企業といったプロフェッショナルな顧客を対象に、大規模な金融取引を行うため、より高度な知識と交渉力が求められます。
例えば、数百億円規模の国債や社債をまとめて取引するケースなどでは、取引条件の調整やスムーズな執行が不可欠です。投資銀行は市場動向を読みながら、顧客にとって最適な取引をサポートします。
卸売業務を理解することで、投資銀行がどれほど大規模かつ専門性の高い金融サービスを提供しているかを知ることができます。
④ アドバイザリー業務
アドバイザリー業務は、投資銀行の知見と専門性を活かして企業の意思決定をサポートする仕事です。
M&Aや企業再編といった場面では、財務、法務、戦略といった幅広い分野の知識が求められ、複雑な交渉を成功に導くには専門家の助言が不可欠です。
例えば、企業同士のM&Aでは、買収対象の企業価値を精緻に評価し、最適な買収価格を提示した上で、取引条件を調整・合意に導く支援を行います。
アドバイザリー業務は、単なる助言にとどまらず、企業価値を最大化するための戦略的パートナーシップを提供するものです。
⑤ カバレッジ業務
カバレッジ業務は、特定の企業や業界に密着し、継続的な関係構築を通じて提案活動を行う営業スタイルです。
単発の取引ではなく、企業の経営課題や成長戦略を深く理解した上で、最適なタイミングで必要なソリューションを提供することが求められます。
例えば、ある企業に対して、資金繰りの悪化を察知したタイミングで増資提案を行ったり、成長戦略に合わせたM&Aの機会を提案するなど、能動的なサポートが行われます。
カバレッジ業務では、顧客企業と長期的な信頼関係を築きながら、価値ある提案をし続ける力が求められます。
投資銀行に向いている人の特徴とは?

投資銀行は、専門性の高い業務を担うため、向き・不向きがはっきりと出やすい業界です。自身が投資銀行に向いているかを考えることは、キャリア選択において非常に重要です。
ここでは、投資銀行で活躍できる可能性が高い人に共通する特徴を紹介します。これらに当てはまるかを自己分析の参考にしてみてください。
- 論理的思考力がある人
- 数字に強い人
- コミュニケーション能力が高い人
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① 論理的思考力がある人
論理的思考力は、投資銀行で成果を上げるために欠かせない資質です。
投資銀行では、複雑な案件を並行して進める機会が多く、情報を整理し、効率的に解決策を導き出す力が求められます。
例えば、M&A案件では、膨大な財務資料や契約書を分析し、問題点を整理しながら最適な提案をまとめる必要があります。この際、筋道立った思考と明確なアウトプットが欠かせません。
論理的なアプローチができる人は、複雑な課題にも動じず、着実に成果を出すことができるでしょう。
② 数字に強い人
数字に強いことは、投資銀行で活躍するための基本条件です。
投資銀行の業務では、財務諸表の分析、企業価値の算定、市場データの読み解きなど、数字を基に判断する場面が非常に多くあります。
例えば、企業買収案件では、買収対象企業の財務情報をもとに将来の収益性を見極め、投資判断を下します。数値を正確に読み取り、そこから意味を導き出す力が求められるのです。
数字に強い人は、根拠に基づく提案ができ、クライアントや上司からの信頼も得やすくなります。
③ コミュニケーション能力が高い人
高いコミュニケーション能力も、投資銀行で求められる重要な素養です。
プロジェクトを推進する上では、クライアント、社内チーム、法務・会計専門家など、さまざまな立場の人と密に連携する必要があります。
例えば、M&Aのクロージングに向けた交渉では、クライアントの意向を汲み取りながら、相手企業とも信頼関係を築き、スムーズな合意形成を図らなければなりません。
相手を尊重しながら主張を通す力を持つ人は、投資銀行のプロジェクトでも高い成果を出すことができるでしょう。
投資銀行の志望動機を書く際に押さえるべき5つのポイント

投資銀行の志望動機を考えるとき、何から手を付ければよいのか迷ってしまう方は多いでしょう。投資銀行は非常に人気が高い業界であり、選考には国内外のトップ層が多数応募してきます。そのため、単なる憧れや表面的な志望理由では到底通用しません。
ライバルたちに打ち勝つためには、徹底した業界理解と自己分析に基づいた、説得力ある志望動機を作り込むことが求められます。
このパートでは、投資銀行への志望動機を作成する際に必ず押さえておきたい基本的なポイントを解説します。
具体的には、次の5つを順に見ていきましょう。
1.投資銀行の役割・業務を正確に理解していることを示す
2.自分の強みを業務にどう活かせるかを具体的に述べる
3.なぜ投資銀行なのか、他業界との違いに触れる
4.なぜその投資銀行なのか、志望先ごとの特徴に言及する
5.将来のキャリアビジョンを具体的に描く
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① 投資銀行の役割・業務を正確に理解していることを示す
投資銀行の志望動機を書くうえで、業務内容を正確に理解していることを示すのは必須です。仕事内容を把握しないまま志望動機を書こうとすると、内容が浅くなり、「本気度が低い」と判断されるリスクが高まります。
例えば、M&Aアドバイザリーや資金調達支援といった専門性の高い業務に触れたうえで、それらに興味を持った理由を語ると説得力が増します。具体的なプロジェクト事例を交えて説明できるとさらに良いでしょう。
このように、業務理解を深めたうえで志望動機を作成することで、採用担当者に「この人は真剣に業界研究している」と高く評価される可能性が高まります。
② 自分の強みを業務にどう活かせるかを具体的に述べる
自分の強みと投資銀行の業務を結びつけて説明することは、志望動機において非常に重要です。単なる自己アピールだけでは、「なぜうちの業務に向いているのか」という疑問を持たれてしまいます。
例えば、「論理的思考力を活かして、M&A案件の複雑な課題を整理し、解決策を提案できる」といった具体的な活かし方を示すと良いでしょう。過去の経験を交えて語ると説得力がさらに増します。
自分のスキルや経験が、投資銀行の業務でどのように役立つかを具体的に述べることで、現実的な貢献イメージを持ってもらえるようになります。
③ なぜ投資銀行なのか、他業界との違いに触れる
投資銀行を選ぶ理由を明確にすることは、志望動機を作成するうえで欠かせません。特に、証券会社や商社、コンサルティングファームなど、他の人気業界との違いを意識して説明することが重要です。
例えば、「企業の成長を直接支援できるダイナミックな環境に魅力を感じた」「クライアントと長期的な関係を築きながら深く関与できる点に惹かれた」など、他業界では得られない魅力に触れると納得感が出ます。
「なぜ投資銀行なのか」を自分なりに深掘りして伝えることで、志望理由に一貫性と説得力を持たせることができます。
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④ なぜその投資銀行なのか、志望先ごとの特徴に言及する
志望する投資銀行ごとの特徴を押さえて志望動機に盛り込むことは、非常に重要です。単に「投資銀行に入りたい」というだけでは、他行との違いを理解していないと判断されてしまうリスクがあります。
例えば、「貴行が特に強みとしているクロスボーダーM&A案件に挑戦したい」「若手にも裁量が与えられる文化に魅力を感じた」といった具体的な特徴に触れると効果的です。
その投資銀行を志望する理由が明確であればあるほど、志望動機にオリジナリティが生まれ、強い印象を与えることができるでしょう。
⑤ 将来のキャリアビジョンを具体的に描く
志望動機を作成する際には、将来のキャリアビジョンまで具体的に描くことが重要です。企業は、志望者が「入社後にどのように成長していくか」という点にも注目しています。
例えば、「3年以内にM&A案件をリードできるバンカーになりたい」「5年後にはクロスボーダー案件で活躍したい」といった具体的なビジョンを盛り込むと、成長意欲をアピールできます。
入社後の成長意欲やキャリアプランを示すことで、採用担当者に「長く活躍してくれる可能性が高い」と感じてもらうことができるでしょう。
【志向・興味関心別に紹介】投資銀行の志望動機例文
投資銀行を志望する場合、志望動機に「なぜ金融か」「なぜ投資銀行か」という説得力のある理由を盛り込むことは不可欠です。
特に、投資銀行は企業成長支援や資本市場を通じた経済貢献といった独自の役割を担っているため、表面的なアピールだけでは通用しません。
ここでは、単なる経験の羅列ではなく、志向・興味関心に着目した投資銀行向けの志望動機例文を紹介します。あなた自身の志向に近いパターンを参考に、自分らしい志望動機を組み立てるヒントにしてください。
さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、4つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
① 企業成長支援に関心がある
今回は、「企業成長支援に関心がある」ということに基づいて、投資銀行への志望動機を添削しました。
「企業成長支援への関心」を活かして投資銀行への志望動機を作成する際は、企業成長との関わり方を自分の経験や強みに紐づけながら、具体的に取り組みたい業務や論理的な思考を交えて語ることが重要です。
【結論】 企業の成長を資金面から支える投資銀行の業務に強く魅力を感じ、 |
添削コメント|「多くの企業の発展を支援する一助になりたい」では、企業側に伝わる熱意や本人の強みがやや曖昧になってしまいます。改善後では自身の能力とその活用方法を明確に示し、「企業成長支援」への強い意思を具体的に表しました。 |
【根拠となるエピソード】 高校時代、地元商店街の衰退を目の当たりにしたことが、経済や企業活動に興味を持つきっかけとなりました。 |
添削コメント|この文は志望動機の原点として自然で具体性があり、社会課題への関心を学生時代から持っていたことが分かるため高評価です。「企業成長支援に関心がある」というテーマとも直結しており、削除や修正の必要はありません。 |
【エピソード詳細】 活気を失った地域の様子に心を痛めた私は、 |
添削コメント|元の文章の表現は「投資銀行で働きたい」という意欲の根拠として弱く、実際の行動や思考の深まりが読み取れません。改善案では、金融支援の価値への理解や魅力を感じた流れをより具体的に描くことで、志望理由との繋がりを明確にしました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は中堅・成長企業への支援実績が豊富であり、 |
添削コメント|「経営戦略にも深く関与」という表現は曖昧で、どのような形で企業成長に貢献しているのかが伝わりにくいため、企業ごとの強みが見えづらくなります。改善後では、業務の具体性と支援内容を明確にし、「なぜその企業を選んだのか」の説得力を高めました。 |
【入社後】 入社後は、業界や企業の本質を深く理解し、企業の成長を |
添削コメント|「長期的に支える存在」は意欲の方向性が不明確で、企業にとっての貢献イメージがつかみにくい表現です。改善案では、具体的な支援行動と目指すバンカー像を明確に示し、入社後の活躍イメージを採用側に明確に伝える形に整えました。 |
【NGポイント】
当初の例文では曖昧な表現が多く、どういった経緯で投資銀行へ志望するに至ったかが不明瞭でした。また、企業選びの理由も「惹かれた」といった曖昧な言い回しに留まり、他社との違いや志望の強さが伝わりにくい構成でした。
【添削内容】
具体的な経験や行動、思考の変化の流れを挿入加えました。特に、共感の根拠や対象となる業務の内容を明示するよう改善しています。また、「入社後」の項目では、どのように企業に貢献するのかを明確にアピールしました。
【どう変わった?】
結果として、企業成長に対する関心が一貫しており、入社後の活躍イメージも具体的になっています。職種理解や志望の熱意が高く評価されやすい内容に変わったと言えるでしょう。
・業界研究で業務の流れを理解する ・入社後の業務と絡めて熱意をアピール ・志望理由に繋がる流れを具体的に述べる |
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② 資本市場に興味がある
今回は、「資本市場に強い関心がある」ということに基づいて、投資銀行への志望動機を添削しました。
金融機関を志望する際は、「何に魅力を感じ、どのように自身の強みや価値を発揮したいか」を具体的に言語化することが重要です。
【結論】 私は、企業の成長と社会の発展に深く関与できる資本市場のダイナミズムに魅力を感じ、投資銀行を志望しております。 |
添削コメント|「資金調達を通じて企業を支える」という記述は曖昧で、志望動機としては抽象的です。「企業の変革」「金融面からの支援」など具体性ある表現にすることで、資本市場に対する実務的な関心の強さを明確に伝えました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、経済学の授業で企業の上場に関するケーススタディを行った際に、企業と投資銀行が協力し合いながら成長を実現していることを |
添削コメント|「感銘を受けた」という表現はやや感情よりな印象にとどまりがちです。修正後では、学んだ内容や惹かれた理由を具体化することで、経験が志望動機にどのようにつながっているかを明確にしています。 |
【エピソード詳細】 とくに、ある中堅メーカーがIPOを通じて新規事業に挑戦し、数年で業界の構造を変えた事例に触れたことで、資本市場が果たす役割の大きさを実感しました。 |
添削コメント|「憧れを抱いた」という表現はやや受け身でアピールにはなりません。投資銀行の立ち位置や業務への理解が深まったことに焦点を当てることで、エピソードが感情からくる志望ではなく経験や自身の強みからくる志望動機の根拠へと改善しています。 |
【企業を選んだ理由】 |
添削コメント|企業の特徴に対する理解が浅く、抽象的な表現になっていたため、事業方針や業務スタイルに基づいた志望根拠を明確にしました。企業独自の強みに触れることで、「なぜこの企業か」が伝わりやすくなっています。 |
【入社後】 将来的には、業界問わず多様なクライアントにとって信頼されるアドバイザーとして、 |
添削コメント|「価値創造に貢献する」という結びを避け、資金調達支援やスキーム設計といった具体的な活躍イメージを描くことで、入社後の展望がリアルに伝わる内容になっています。行動と志向の一貫性も明確になりました。 |
【NGポイント】
感情からくる表現が見られ、経験と志望動機の結びつきが弱かった点が問題でした。特に「感銘を受けた」「支える役割に惹かれた」などは、具体性がないまま感情だけを表現していたため、企業側からは理解が浅い印象を持たれてしまいます。
【添削内容】
各項目において、曖昧な表現を削除し、代わりに学びの具体的内容や業務の実態への理解、志望企業の特徴などをアピールしました。「どうして関心を持ったのか」「何に惹かれたのか」「どのように活躍したいのか」を論理的に構築するよう調整しました。
【どう変わった?】
具体性と一貫性を備えた構成に改善されました。特に投資銀行の業務内容への理解と志望先企業の強みを踏まえた表現によって、企業視点から見ても「理解力・論理性・熱意」が伝わる内容に仕上がっています。
・投資銀行が求める人材像に合わせる ・志望先への理解を示す言葉を入れる ・志望理由と将来のイメージ像を組み合わせる |
③ 論理思考・分析が得意
今回は、「論理思考・分析力」をアピールポイントとした、投資銀行への志望動機を添削しました。
論理的思考力・分析力を強みとして志望動機を作成する際は、課題やその時々の情報に対して自身がどう対応したのかという具体例とともにアピールしましょう。
【結論】 私は論理的に物事を整理し、根拠をもとに最適な選択肢を導くことが得意であり、 |
添削コメント|「強みを活かせる環境として魅力を感じる」という表現は抽象的で、志望動機として弱くなりがちです。論理的思考力を投資銀行業務にどう結びつけるのかを明確にし、説得力を持たせる修正を行いました。 |
【根拠となるエピソード】 この強みは、高校時代のディベート大会への出場経験を通じて培われました。相手の主張を分析し、 |
添削コメント|「勝利に導いた」という結果は良いですが、志望動機でのアピールとしてはやや本質からズレるため削除しました。代わりに、投資銀行が重視する「情報整理力」や「論理構成力」を明確に示し、志望動機の土台としての納得感を高めています。 |
【エピソード詳細】 特に「地域再開発の是非」をテーマとした大会では、各種統計や地域の意見を整理・構造化し、わかりやすく伝える戦略を取ることで審査員から高い評価を受け、 |
添削コメント|「準優勝を果たした」は実績として悪くありませんが、投資銀行に通じる論理性や課題分析力の証明としては弱い印象を与えます。評価された思考プロセスを強調することで、論理的思考力・分析力というテーマ性が明確に伝わるように修正しました。 |
【企業を選んだ理由】 |
添削コメント|「若手が責任ある案件を担当できる」という表現はありふれており、その企業ごとの魅力を伝えるには不十分です。添削後は応募企業特有の環境や育成方針に触れた表現に変更し、説得力を高めました。 |
【入社後】 入社後は、企業や社会が抱える課題を深く理解し、根拠に基づいた最適な提案でクライアントの |
添削コメント|「意思決定を支えるバンカー」は曖昧な用語で、読んだ側に具体的なイメージが伝わりにくい表現です。採用担当は「どんなバリューを提供できる人材を目指すのか」を見るため、「企業の成長に貢献するアドバイザー」という明確な方向性をもたせました。 |
【NGポイント】
結論部分にやや曖昧な表現が多く、職種との接点が弱かった点が課題でした。また、エピソードでは成果ばかりを強調しており、どのような思考の流れを経たのかが読み手に伝わりにくくなっていました。
【添削内容】
投資銀行での業務に惹かれた明確な理由を追記しました。エピソードにおいては、結果よりも評価された思考や行動に着目して具体性を高めています。また企業選定理由についても、育成環境や関与の深さといった個別性を盛り込みました。
【どう変わった?】
全体として、志望理由に一貫性が生まれ、論理思考力を軸にした説得力のある構成に変化しました。企業や職種との接点が明確になったことで、採用担当者にも納得感のある内容に仕上がっています。評価される可能性が高まったといえるでしょう。
・データの扱い方と論理に即した考え方を伝える ・志望先で活かせるスキルも併せて伝える ・結果よりその時の思考の流れを語る |
④ 高い負荷の中で成長したい
今回は、「高い負荷の中で成長したい」という意欲を伝える、投資銀行への志望動機を添削しました。
投資銀行の特性を踏まえ、「プレッシャーに強く実践で力を伸ばしたい」という軸が一貫して伝わるよう、表現の具体性や根拠の説得力を意識することが重要です。
【結論】 私は、高い負荷の中で自らを成長させ続けられる環境に身を置きたいと考え、投資銀行を志望しています。スピード感のある意思決定や |
添削コメント|「膨大な情報処理」や「社会に価値を提供」などの表現は、どちらも内容の中身が見えにくくい表現です。そこで、業務の具体性(業界分析・提案)と目指す姿(成果責任)を明確化し、投資銀行志望としての方向性と負荷への覚悟が伝わるよう改善しました。 |
【根拠となるエピソード】 この志向は、大学のゼミ活動での経験に由来しています。ゼミでは、 |
添削コメント|「半年間で」は文にあまり大きな影響を与えない情報のため削除し、分析の信頼性を補強する「実在データ」と追記することで、内容の説得力を向上させました。 |
【エピソード詳細】 限られた時間の中で、業界調査・財務分析・競合比較など多岐にわたるタスクを並行して進め、常に高いプレッシャーを感じながらもやり遂げる力を養いました。特に、 |
添削コメント|「プレゼンで評価された」だけでは誰に自分のどの点を評価されたかが不明で曖昧です。そこで、自身の行動と全体への影響を加えることで、問題解決力と主体性が伝わる内容に修正しました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は、若手のうちから責任ある案件に関わる機会が多く、 |
添削コメント|「〜と伺っています」で根拠が薄く、説得力に欠けます。添削後は、具体的な情報源(社員インタビュー)を挙げることで、企業理解の深さと志望度の高さを自然に伝える表現に改善しました。 |
【入社後】 入社後は、企業価値向上に貢献できる提案力を磨き、将来的には |
添削コメント|「経営者の右腕」という表現はやや抽象的で誇張気味に映る可能性があります。添削後は、実際の投資銀行業務に即した現実的な貢献像(課題解決の伴走者)に置き換え、将来像の納得感を高めました。 |
【NGポイント】
全体として、抽象的な表現や伝聞調の言い回しが見られ、読み手にとって印象が薄くなっていました。特に「社会に価値を提供する」「評価された経験」といった文言は背景や因果関係が不明確であり、本人の強みや思考が伝わりづらい状態でした。
【添削内容】
曖昧な言葉を具体的な行動・経験に置き換えたほか、自身の経験や第三者からの評価など根拠ある記述へと修正しました。特にゼミ活動や企業選定理由においては、事実に基づく根拠を加えることで、志望の説得力と一貫性を高めました。
【どう変わった?】
改善後は「高い負荷の中で成長したい」という志向がより明確に伝わるようになりました。加えて、自身の努力や貢献が具体的に描かれており、企業側から見ても「再現性のある成長経験」として評価されやすくなっています。
・具体的な情報源を挙げる ・志望動機と経験をつなぐ ・問題解決力や主体性もアピールする |
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投資銀行の志望動機を書く際の注意点

投資銀行の志望動機を書くときは、魅力的に見せる工夫以上に、「やってはいけないポイント」を意識することが重要です。人気の高い投資銀行では、ほんの些細な違和感が選考の通過率に大きく影響します。
ここでは、志望動機でありがちな失敗パターンを4つ紹介し、それぞれの注意点と正しい書き方について解説します。以下を参考に、より説得力のある志望動機を作り上げましょう。
- 給料目当てを前面に出す
- 成長環境だけを強調する
- 仕事の過酷さに触れすぎる
- 他業界でも通用する志望動機になる
① 給料目当てを前面に出す
志望動機で「高収入を得たい」と前面に出すと、早期離職を懸念され、マイナス評価につながる恐れがあります。
給与の高さは確かに魅力の一つですが、それだけを動機にすると、長期的なキャリア形成への意欲が疑われてしまいます。
たとえば、「年収の高さに惹かれました」といった表現では、プロフェッショナル志向やクライアント貢献意識が伝わりません。
志望動機では、金融知識を磨きたい、企業成長を支援したいといった前向きな目標を中心に据えることが大切です。
② 成長環境だけを強調する
「成長できそうだから」という理由だけでは、投資銀行を選ぶ必然性が弱くなります。
成長意欲そのものはポジティブですが、どの業界でも通用する一般的な動機にとどまってしまうからです。
たとえば、「成長できる環境に身を置きたい」という表現では、なぜ投資銀行でなければならないのかが伝わりにくいでしょう。
志望動機では、グローバル案件への関与や、経営層と近い距離で仕事ができる環境など、投資銀行ならではの魅力を具体的に言及することが求められます。
③ 仕事の過酷さに触れすぎる
ハードワークに耐える覚悟を強調しすぎると、精神論に偏り、かえって評価を落としかねません。
投資銀行の仕事で重要なのは、体力だけでなく、高度な知識や冷静な判断力を持って価値を提供する力です。
「長時間労働に耐えられる」といった表現では、仕事の本質を理解していない印象を与える恐れがあります。
志望動機では、困難な環境下でも論理的に思考し、クライアントに貢献する姿勢を前面に出すべきです。
④ 他業界でも通用する志望動機になる
投資銀行ならではの魅力に触れず、一般論に終始する志望動機は、強い印象を残すことができません。
「チームワークを大切にしたい」「お客様に貢献したい」といった内容は、商社やコンサルなど他業界でも使い回せるため、説得力に欠けます。
たとえば、ファイナンスを通じた企業支援に携わりたい、グローバルな案件に挑戦したいといった、投資銀行特有の関心を示す必要があります。
志望動機には、業界ならではのリアルな理解と、そこに共鳴する自分自身の意志をしっかりと盛り込むことが大切です。
投資銀行志望動機を説得力あるものに仕上げよう

投資銀行の志望動機を書くには、単なる憧れや条件面への期待ではなく、なぜこの業界で挑戦したいのかを明確に伝えることが重要です。
業務内容への理解を深めた上で、自分の経験や強みをどう活かせるかを具体的に示しましょう。また、入社後のビジョンを盛り込むことで、長期的な成長意欲をアピールできます。
説得力のある志望動機を作り、ライバルと差をつけましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。