【例文10選】自己PRでリーダーシップをアピールする方法|企業視点や注意点も紹介
就活の自己PRを考える際に、「自己PRでリーダーシップについて書きたいけど、どうすれば上手にアピールできるの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
自己PRでリーダーシップをアピールする効果は大きいですが、上手な伝え方を把握していないと逆効果になりかねません。
この記事では、自己PRでリーダーシップをアピールする方法を例文と共に徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
詳しく見る記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
詳しく見る就活の自己PRでリーダーシップをアピールする効果は大きい

自己PRでリーダーシップを強み・長所として強調することは、就職活動において効果的でしょう。なぜなら、企業は組織全体を引っ張ってくれるような人材を求めているからです。
新卒の面接では、キャプテンやバイトリーダーなどの肩書きをアピールすることが多いでしょう。しかし、企業が本当に求めているのは肩書きそのものではありません。
重要なのは企業が求めるリーダーシップを理解し、その上で自己PRすることです。まずはこの点について理解する必要があります。
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企業が求めるリーダーシップは具体的にどんな長所?

「リーダーシップ」と一口に言っても、自分が認識しているリーダーシップが、企業が求めているリーダーシップとマッチしていなければアピールしても効果は薄いでしょう。
そのため、まずは以下のような企業が求めるリーダーシップと、自分の強みを照らし合わせることが重要です。
- 自分で考えて主体的に行動できる
- 課題を分析し解決に導く能力がある
- 組織・チームを統率して前に進めることができる
- 全体の目標や方向性を適切に決定することができる
①自分で考えて主体的に行動できる
企業が求めているのは、何をするべきか自ら考え、主体的に行動できる人材です。単に部長やバイトリーダーといった肩書きだけでは評価されません。
特に重要なのは、現状を把握し今何が必要かを見極め、それを実行に移せる力です。効率的に仕事を進めるためには、この能力を有する人材が必要になります。
また、企業が長期において持続的に成長するためにも、主体的な人材は不可欠です。組織全体の成長を促進し、長期的な成功に貢献できると考えられるため、就活では大きく評価されます。
②課題を分析し解決に導く能力がある
リーダーとして課題解決に導くことのできる人材も就活では評価が高いでしょう。
なぜなら、「課題の発見」「ソリューションの構築」「実行」の3つはリーダーに求められる貴重なスキルであり、リーダーが担う役割の中でも重要度が高いからです。
面接やESの自己PRで、リーダーとして課題を解決できる能力をアピールする際は、上記3つの段階でどのように考え行動したか具体的に伝えると良いでしょう。
③組織・チームを統率して前に進めることができる
リーダーには組織やチームの取りまとめをすることも期待されているため、統率力のある人材は就活でも評価が高いです。その中には、チームの進捗を管理したり、問題が発生した際に責任を取ることも含まれるでしょう。
企業は成長と繁栄を目指す中で、目の前の目標を一つずつ達成するために、組織やチームを率いることのできる人材を求めています。
基本的に仕事は一人で進めるのではなく、チームで協力して行われることから、統率力のある人材が求められるのです。
④全体の目標や方向性を適切に決定することができる
チーム全体の適切な目標設定と方向性ができる能力も、リーダーシップとして就活で大きく評価されます。
適切な目標設定と明確な方向性は、チーム全体のモチベーションを高め、ポジティブな影響を与えるため、非常に重要です。リーダーに求められる重要な役割の一つであり、リーダーシップの本質でもあります。
過去にチーム全体の目標設定に取り組んだ経験がある人は、リーダーシップを発揮した事例としてアピールすることで他の応募者と差別化が可能です。
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ES・面接の自己PRでリーダーシップをアピールする方法

企業が求めているリーダーシップを有していたとしても、ES・面接でうまくアピールできなければ意味がありません。
自己PRで効果的にリーダーシップをアピールし、採用担当者に良い印象を与えるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 具体的な経験やエピソードと共に強みを説明する
- 「リーダーシップ」だけでなく言い換えた表現も用いる
- リーダーシップを発揮してどのような成果を達成したか必ず伝える
- 強みがマイナスに捉えられないように表現する
①具体的な経験やエピソードと共に強みを説明する
履歴書やエントリーシート、面接で自分のリーダーシップをアピールする際には、具体的なエピソードを交えることが重要となります。
なぜなら、ただリーダーシップを主張するだけでは採用担当者にその真偽を伝えることが難しく、根拠となる情報が必要だからです。
また、エピソードを用いてリーダーシップを発揮した場面やどのように貢献したかを示すことは、オリジナルの内容にできる点でメリットでしょう。
②「リーダーシップ」だけでなく言い換えた表現も用いる
自己PRでリーダーシップを効果的に伝えるためには、言い換え表現を用いてどのようなリーダーシップを発揮したのか具体的に表現することも重要となります。
例として、以下のような言い換えが効果的です。
- 統率力がある
- チームの意思決定を行える
- マネジメント能力がある
- 課題の発見から実行まで組織を牽引できる
言い換えを行い、自分によりマッチする表現で自己PRを行うことで、面接官により伝わりやすくなるでしょう。
③リーダーシップを発揮してどのような成果を達成したか必ず伝える
リーダーシップによって具体的にどのような成果が出たのかを伝えることも重要となります。仕事の場面では常に成果が求められるためです。
成果は必ずしも大きなものである必要はありません。小さな成果でも具体的に伝えることで、そのリーダーシップが実際に効果を生んだことを示せます。
また、成果は数字で伝えるようにすると、実際にどの程度の成果が出たか相手により伝わりますよ。
もし思うような成果が得られなかった場合でも、その失敗の要因や反省点を誠実に伝えつつ、何を学んだかやどのように成長できたかを伝えましょう。
④強みがマイナスに捉えられないように表現する
自己PRで表現する際には、「チームで協力して成果を出した」「チームの意見も取り入れつつまとめた」のように協調性の要素を必ず含めましょう。
リーダーシップは伝え方によっては、「自己中心的」「傲慢」と捉えられてしまうからです。
協調性の要素が含まれていると、入社後にチームプレーを重視して活躍する姿がイメージしやすくなります。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
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自己PRでリーダーシップをアピールする際に注意すべきポイント

就活の自己PRでリーダーシップを伝える際には、アピールの方向性を間違えると逆効果になることがあります。
そのため、自己PRを練る際には以下の点に注意しましょう。
- リーダーである肩書きや役職を紹介するだけにしない
- 自分だけのエピソードを自己PRに含めて被らないようにする
- 入社後具体的にどのようにリーダーシップが活かせるかまで伝える
- リーダーシップが無いにも関わらずアピールすると逆効果になる
①リーダーである肩書きや役職を紹介するだけにしない
リーダーシップが求められているからといって、肩書きや役職をアピールするだけでは採用担当者にとって魅力的には映りません。
重要なのは、リーダーシップの本質を理解し、それをどのように発揮してきたかを示すことです。
自分がリーダーとして何を行い、その経験からどのような強みがあると感じたか、またはどのような能力を身につけたか、忘れずに伝えるようにしましょう。
②自分だけのエピソードを自己PRに含めて被らないようにする
バイトや部活などの経験からリーダーシップをアピールしようとすると、他の学生と内容が似通ってしまうことがあります。そのため、必ず自分ならではのエピソードも伝えるようにしましょう。
もしエピソード濃くなかったとしても、自分の考え方や行動を具体的に説明することで差別化ができます。ただし、具体的に説明できないエピソードは、逆効果になりうるので注意が必要です。
具体的な状況や課題、そこでの自分の役割、考えたこと、行動したこと、そしてその結果どうなったかなどを詳しく話すことで、独自性を持たせましょう。
③入社後具体的にどのようにリーダーシップが活かせるかまで伝える
ESや面接でリーダーシップをアピールする際には、自分の強みや長所を述べるだけでなく、それが仕事で具体的にどう活かせるかまで伝えることが大切です。
重要なのは「入社後どのように活躍ができるか」であり、採用担当者がそのイメージを抱きやすくすることで内定獲得の可能性が高まります。
ただし、ただ強みを話すだけでは、社会人としてどのように貢献するか伝わりにくいです。これを避けるために、自己PRを伝える際は以下の3つを意識してみてください。
- 強みの具体的なエピソードを紹介
- その強みが業務にどう役立つか説明
- 未来の展望を示す
④リーダーシップが無いにも関わらずアピールすると逆効果になる
就活の自己PRでリーダーシップをアピールすることの効果は大きいですが、リーダーシップが無いにも関わらずアピールすることは逆効果です。
就職活動では多くの学生がリーダーシップをアピールしますが、適性がないのに無理にアピールしようとすると、エピソードが薄くなってしまいます。
無理にリーダーシップを強調するよりも、自分が本当に得意なことに焦点を当てて自己PRする方が良い結果を生むでしょう。
適性を見極めるためには、過去の経験や周囲からのフィードバックを参考にし、自分の強みがどこにあるのかを理解することが重要です。
自己PRでリーダーシップを伝える例文10選|エピソード別に紹介
リーダーシップを自己PRで効果的に伝えるためには、具体的な経験をもとに自分の役割や成果をわかりやすく表現することが重要です。採用担当者は「どのような状況で」「どんな行動をとり」「どう結果を出したのか」を知ることで、あなたの主体性や協調性、問題解決力などを読み取ろうとしています。
ここでは、自己PRで使えるリーダーシップの具体例を10パターンに分けて紹介します。大学生活やアルバイト、課外活動など、幅広い場面から参考にしやすい事例を厳選しました。それぞれのエピソードがどのように評価されるのかも意識しながら、あなた自身の経験と重ねて読み進めてみてください。
- 主将としてチームをまとめた部活動経験
- 学生団体の立ち上げ・運営を主導した経験
- ゼミのプロジェクトでリーダーを務めた経験
- 大規模イベントの責任者として指揮した経験
- クラス運営や学生会での調整役を担った経験
- 地域課題に取り組むプロジェクトを指揮した経験
- アルバイト店舗の運営を改善に導いたリーダー経験
- インターンシップでのグループリーダー経験
- 課題解決型学習でまとめ役を務めた経験
- ボランティアで現場指揮をとった経験
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【関連記事】赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①主将としてチームをまとめた部活動経験
大学の部活動で主将を務めた経験をもとに、チームを導いたリーダーシップを自己PRとして伝える例文です。
チームを率いた経験をアピールする際は、状況の把握・課題解決・得られた成果の3点が伝わる構成にしましょう。
【結論】 私の強みは、 |
添削コメント|元の文章はやや曖昧で、どのようにリーダーシップを発揮する人物なのかが具体的に伝わりにくい点がありました。改善後は「意見の汲み取り」「方針の決定」「実行まで」の3ステップを示し、企業側がイメージしやすいように整理しています。 |
【エピソード】 大学ではサッカー部の主将として、チームを引っ張る立場を経験しました。部員同士の実力差や意識の違いから、当初はまとまりに欠け、 |
添削コメント|「なかなか勝てない」は主観的かつ曖昧で、何が問題だったかが明確ではありませんでした。改善後は「フォーメーション不備」「連携不足」といった具体的な課題を示しながら、リーダーとして自身が努力し工夫した点をアピールしています。 |
【エピソード詳細】 私はまず、全体ミーティングで部員一人ひとりの意見を聞く場を設け、練習メニューや戦術に反映しました。加えて、 |
添削コメント|「役割や強みを明確にし」は行動の具体性が乏しかったため、どう明確にしたか(ヒアリング・言語化・浸透)を追加しました。これにより、実行力・課題解決力が具体的に伝わるようになっています。 |
【成果】 その結果、チームの雰囲気が大きく変わり、目標としていたリーグ戦で初のベスト4入りを果たすことができました。 |
添削コメント|主観的な「印象に残っている」という表現では、企業側に伝わる客観的な成果としては弱くなってしまいます。改善後は「チームの変化」を具体的に表し、リーダーとしての成果と信頼の獲得を端的に伝えました。 |
【入社後】 入社後も、 |
添削コメント|「耳を傾ける」という表現は、仕事にどう活かすのかがやや伝わりにくいため、より具体的に「得意分野の把握」「役割分担」といった職場での再現性のある行動に置き換えました。チームで成果を出すイメージが伝わります。 |
【NGポイント】
元の例文では「抽象的な強み」「主観的な成果」「課題や行動の曖昧さ」といった表現が多く、就活生本人のリーダーシップがどんな特徴を持つのかが伝わりづらい構成でした。
【添削内容】
抽象的な表現はすべて具体化し、5W1Hの観点から「どのような課題に対して、どんな行動を取り、どんな成果に結びつけたか」がはっきり伝わるように構成を再調整しました。
【どう変わった?】
リーダーシップの内容が「周囲をまとめる」だけではなく、「状況把握→役割分担→意識浸透→成果」という具体的なプロセスとして伝わるようになったため、企業側も実務での貢献をイメージしやすくなったでしょう。
・抽象的な強みは具体的に言い換える ・行動内容は5W1Hを意識して描写する ・成果は主観ではなく変化として示す |
②学生団体の立ち上げ・運営を主導した経験
学生団体の立ち上げを通じたリーダーシップ発揮の経験をもとに、具体性と再現性を重視して添削しました。
学生団体の活動を題材とする場合、組織全体をどう動かしたかと、リーダーとしての行動を明確に表現することが重要です。
【結論】 私は、 |
添削コメント|元の表現は抽象的で「尊重する」「主体的に行動できる」といった一般的な言い回しに終始しています。改善案では、意見の整理や方向性提示といったリーダーに求められる具体的な役割を明確にし、他の学生との差別化と企業での再現性を意識しました。 |
【エピソード】 大学2年時に、地域の環境問題に取り組む学生団体を |
添削コメント|「ゼロから立ち上げ」はイメージは伝わりますが曖昧で、何をどう主導したかが不明確です。改善では「企画から運営までの統括」という表現を使い、リーダーとしての実行範囲の広さと能動性を強調しています。 |
【エピソード詳細】 当初は |
添削コメント|この段落では2点の改善を加えました。まず「活動が漠然としていた」は主体性に欠ける印象を与えるため、目的設定を自分から行った姿勢に変更しました。次に、リーダーとしての組織づくりと意思決定に焦点を当て、具体性と成果の背景を補強しました。 |
【成果】 半年で参加者数は15名を超え、地域住民の方々からも感謝の声をいただき、大学の公式SNSでも活動が紹介されました。 |
添削コメント|成果の部分で「全員が主体的に動ける」は内容として悪くはないものの、やや抽象的で個人の貢献が見えづらくなっていました。改善文では「主体性を引き出す関わり」と自分のリーダーシップによる結果としてチーム力を向上させた点を明確にしました。 |
【入社後】 |
添削コメント|従来の表現は就活生の多くが使う一般的な内容で差別化が難しく、企業での再現性もやや弱い印象です。改善後は、社内での「調整役」としてのリーダーシップを具体的にイメージできるよう、意見の吸収・分担・調整といった行動を中心に表現しました。 |
【NGポイント】
抽象的な表現や他の企業でも使える言い回しが多く、自身の強みが読み手に具体的に伝わりづらくなっていました。特にリーダーシップを裏付ける行動や成果が見えにくく、印象に残りにくかった点が課題です。
【添削内容】
リーダーシップをアピールするうえで必要な要素を自身の行動中心にアピールしました。メンバーとの関わりでは「意見を出し合える雰囲気づくり」や「話し合いでの決定」などを盛り込むことで、就活生の行動力と統率力を自然に示しました。
【どう変わった?】
経験の中で発揮されたリーダーシップを明確に伝える内容に変わりました。企業側も「この人なら実務でも周囲を巻き込み、目標達成に導いてくれそうだ」と具体的に想像できる構成に仕上がっています。
・リーダーとしての具体的行動を描写する ・主体性や調整力を伝える言葉を選ぶ ・成果と行動の因果関係を示す |
③ゼミのプロジェクトでリーダーを務めた経験
ゼミ内でリーダーを務めた経験をもとに、行動の具体性と成果の説得力を強化した例文です。
リーダーシップの自己PRでは、抽象的表現を避け、自身が果たした役割・工夫・成果を具体的に記述することがとても重要です。
【結論】 私はゼミのプロジェクトにおいて |
添削コメント|「まとめる」「牽引する」といった抽象的な言い回しではリーダーシップの中身が伝わりません。実際にどんな手段を通じてチームを動かしたのかを具体化することで、強みの再現性や企業での活躍イメージが高まります。 |
【エピソード】 3年次のゼミ活動で、企業と連携した地域活性化企画に取り組むことになり、私は |
添削コメント|「任命された」という表現は受け身で主体性が伝わりづらいため、何人のチームか、どこまでの役割を担当したかを明示することで責任の重みとリーダーシップの規模が具体的になります。 |
【エピソード詳細】 初めは意見がまとまらず、メンバーのモチベーションもバラバラでした。そこで私は |
添削コメント|エピソード詳細は「何を・誰に・どうやって」行ったかが不明瞭だと評価されにくくなります。5W1Hを意識しながら、リーダーとしての行動・工夫・人との関わり方を具体的に表すことで、説得力が格段に増します。 |
【成果】 結果として、地域のニーズを踏まえた具体的な企画案を企業に高く評価され、 |
添削コメント|「代表に選ばれた」や「一体感」は成果の証明としては弱いため、企業からの表彰など客観性のある成果に言い換えることで信頼性が増します。また、チームメンバーからの具体的なフィードバックを加えると、リーダーとしての影響力が明確になります。 |
【入社後】 貴社でも、 |
添削コメント|「耳を傾ける」だけでは受動的な印象が強く、リーダーシップの本質からずれてしまいます。判断力や行動力、柔軟性などを補完する表現にすることで、企業側も入社後の活躍イメージを持ちやすくなります。 |
【NGポイント】
表現が抽象的で、「まとめる」「任命された」「一体感」といった言葉が多く見られました。これでは実際にどのような行動を通じてリーダーシップを発揮したのかが見えにくく、企業に再現性のある強みとして伝わりにくくなっていました。
【添削内容】
抽象表現を具体的な行動や結果に言い換え、役割・人数・工夫の内容を明示しました。また、成果についても「代表としてプレゼン」から「最優秀企画賞受賞」など、客観的な評価に置き換えることで信頼性を高めています。
【どう変わった?】
リーダーシップの本質が「人を動かす工夫」「結果につながる働きかけ」として具体化されました。企業側が評価したい再現性や協働力が明確になり、チームで成果を出せる人材としての説得力が格段に増した仕上がりになっています。
・リーダーシップを抽象語で済ませない ・工夫と行動に5W1Hを取り入れる ・成果は主観でなく客観性を持たせる |
④大規模イベントの責任者として指揮した経験
学園祭で模擬店エリアの責任者を務めた経験からリーダーシップを伝える例文を添削しました。
大規模イベントならではの「規模感」や「大胆な決断力」を中心に5W1Hに基づいて具体的に伝える意識が大切です。
【結論】 私の強みは、 |
添削コメント|「判断力」「巻き込むリーダーシップ」という表現では読み手に伝わりにくく、抽象的でした。「多様な意見」「100名規模」などの具体性を加えたことで、リーダーシップの実像が明確になり、印象に残る導入となっています。 |
【エピソード】 大学の学園祭で、模擬店エリアを統括する責任者を務め、約20店舗・100名以上の運営管理を担当しました。 |
添削コメント|役割の具体的な中身を明示することで、リーダーとしての実務内容が理解しやすくなっています。 |
【エピソード詳細】 当初は各団体の意見が対立し、エリア全体のレイアウトや動線がなかなか決まりませんでした。私はまず全体の目的を共有する場を設け、 |
添削コメント|「全体最適」や「具体案を可視化」は抽象度が高く、何をどう行ったかが不明瞭でした。会議の頻度、図示の方法などを補うことで、リーダーとしての調整・推進力が伝わりやすくなり、読み手に再現性も感じさせます。 |
【成果】 結果として、全体のレイアウトが一体的になり、 |
添削コメント|成果に直接つながる行動との関連性が薄かったため、アンケート結果や滞在時間といった間接的な評価指標を加えて因果関係を強化しました。企業側が納得しやすく、定量・定性の両面で成果が伝わる構成です。 |
【入社後】 |
添削コメント|元の文は抽象的な表現に留まっていたため、組織内でどのような役割を担い、どのようにリーダーシップを発揮するかを明確にしました。経験の再現性と企業貢献への意欲が伝わる構成に改善されています。 |
【NGポイント】
もともとの文章では、「判断力」「まとめました」などの表現が抽象的で、実際にどのような行動を取ったのかが伝わりづらい印象を与えていました。また、成果と行動のつながりが不透明なままで、読者が納得しにくい点も見受けられました。
【添削内容】
全体的に抽象的だった表現を、具体的な行動・役割・成果の描写に言い換えました。たとえば「会議の頻度」「図の可視化」などを明記し、リーダーシップの具体的行動が読者にイメージしやすくなるよう調整しました。
【どう変わった?】
リーダーとしての役割・行動・成果の流れが明確になり、企業側が「どのようにチームを動かせる人物か」を具体的に想像できる内容へと変わりました。
・リーダーシップの行動内容を具体的に描写する ・成果は行動とセットで明示する ・入社後の活かし方を明確に伝える |
⑤クラス運営や学生会での調整役を担った経験
学生会で意見調整役を務めた経験を通じてリーダーシップを伝える例文を添削しました。
今回の例文では立場の異なる人々をどうまとめたのか、その「調整行動」の中身を具体的に示すことが鍵となります。
【結論】 私は、相手の立場に立って考えながら、 |
添削コメント|「チームをまとめて目標に導く」は抽象的で差別化が難しく、実際の行動が想起しづらくなります。「橋渡し役」「協調的に進める力」と表現することで、学生会の文脈とも自然に接続し、企業側が経験と強みを明確にイメージできます。 |
【エピソード】 大学の学生会では、イベント実行委員として、 |
添削コメント|「意見が対立しやすい会議」では場の状況しか分からず、本人の役割や行動が伝わりません。「対立する意見をまとめる場面で」など、自分の行動と役割が一目でわかるように書くと効果的です。 |
【エピソード詳細】 学園祭の企画会議では、ステージ内容をめぐってパフォーマンス派と展示派の意見が対立しました。私はまず双方の話を丁寧に聞き、 |
添削コメント|「可視化」「工夫」といった抽象語は避け、何をどうしたかを5W1Hで具体的に描くのがポイントです。可視化→ホワイトボード、工夫→案の補足といった形で、誰が見ても納得できる行動描写を入れましょう。 |
【成果】 実行当日は、来場者数・参加者の満足度ともに |
添削コメント|成果にはできるだけ数値を添えましょう。「過去最多」より「前年比+120名」と書くほうが根拠が明確で、読み手の信頼を得られやすくなります。数字があるだけで説得力がぐっと増します。 |
【入社後】 入社後も、多様な考えを尊重しながら調整し、 |
添削コメント|抽象的な目標ではなく、経験に基づいた具体的な行動イメージに落とし込むことが大切です。「対話を促す」「納得できる方向にまとめる」と書くことで、エピソードとの一貫性も担保でき、企業に入社後の再現性が伝わります。 |
【NGポイント】
全体を通して、「強みは何か」「その強みがどう発揮されたのか」「企業でどう活かせるのか」が曖昧でした。特に、「チームをまとめる」「工夫した」「力を引き出す」といった抽象表現が目立ち、企業側がイメージを持ちにくい内容になっていました。
【添削内容】
各所の抽象表現を具体化し、特に「どんな場面で」「どんな工夫で」「どんな成果があったか」という観点で文を再構成しました。また、結論・入社後についてもエピソードとの一貫性を意識して、言葉選びを調整しました。
【どう変わった?】
読んだ側が行動の様子を具体的に想像しやすくなり、「調整型リーダー」としての強みが明確に伝わる内容になりました。企業側としても、入社後に長所を活かせる再現性のある自己PRに改善されています。
・強みの行動は抽象語で済ませない ・エピソードは5W1Hで描写する ・入社後の展望は経験と一貫性を持たせる |
⑥地域課題に取り組むプロジェクトを指揮した経験
商店街の活性化という地域課題に挑んだ大学ゼミでのリーダー経験をもとに添削を行いました。
地域課題に取り組むプロジェクトを指揮した経験を活かして自己PRをアピールする際は、「どんな課題で」「どんな工夫で」人を動かしたのかを具体的に描くことが重要です。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「人を巻き込む」という表現では具体性がなく、強みとして伝わりにくいため改善しました。「状況判断」と「力を引き出す行動」を加えることで再現性あるスキルとして明確化しています。 |
【エピソード】 大学のゼミ活動で、地域商店街の活性化を目指すプロジェクトのリーダーを務めました。商店街の集客力低下が課題とされており、 |
添削コメント|「地域とのつながりを深める」は抽象的すぎたため、具体的に「来街者数の増加」と明言し、読者がプロジェクトの成果目標をイメージしやすくなるように修正しました。 |
【エピソード詳細】 当初は意見がまとまらず、チーム内に温度差がありました。 |
添削コメント|抽象的だった「耳を傾ける」や「モチベーションを高めた」といった部分を、「面談」「得意分野」「主体的な参加」という具体的行動に置き換えることで、リーダーとしての実務力を明確に伝えました。 |
【成果】 最終的に実施したイベントには、予想を上回る約300人の来場者があり、 |
添削コメント|「またやってほしい」という感想では成果の裏付けにならないため、定量的なアンケート結果や売上データを用いて、説得力のある成果として再構成しました。 |
【入社後】 入社後も、 |
添削コメント|「まとめる」「導く」では具体的な行動が見えづらく、評価につながりにくいため、「引き出す」「整理・統合する」といったプロセスに言い換え、実務に活かせる力として印象づけました。 |
【NGポイント】
内容としてはリーダーシップの経験を扱っていたものの、全体的に抽象的な表現が多く、どのように人を動かしたのか、どんな成果を得たのかが明確に伝わっていませんでした。
【添削内容】
「誰に対して」「どのような工夫をして」「どう動かしたか」がわかるように、5W1Hの視点から具体的なアクションを明記しました。また成果も「感想ベース」から「数値的根拠」に変えることで、企業が納得しやすい実績へと変換しています。
【どう変わった?】
曖昧だった表現が具体的な行動と成果に置き換えられたことで、「再現性のあるリーダーシップ」として企業に伝わる内容に改善されました。企業側は入社後の活躍をイメージできるようになり、選考通過の可能性が高まる文章に仕上がったといえます。
・エピソードは具体的な行動とともにアピールする ・成果は数値などを使い客観的に示す ・入社後の活躍像を明確に描く |
⑦アルバイト店舗の運営を改善に導いたリーダー経験
大学時代のアルバイト経験を通じて、店舗の運営改善に貢献したリーダーシップをアピールする例文です。
業務改善を軸にチームを巻き込んだ行動の工夫や説得力のある成果表現が評価されるポイントとなります。
【結論】 私は、 |
添削コメント|元の文は悪くはないものの、「課題に直面したとき」と限定されており、強みの汎用性が伝わりにくくなっていました。企業は、困難時だけでなく平時にも貢献できる人材を求めています。 |
【エピソード】 大学時代に3年間続けた飲食店のアルバイトで、 |
添削コメント|曖昧な主観表現(「大きく低下」「雰囲気が悪化」「感じました」)ではなく、具体的な数字や行動に基づいて表現することで、状況の深刻さやリーダーシップ発揮の必然性がより明確になります。 |
【エピソード詳細】 そこで私は、まずスタッフ同士の意見交換を促すミーティングを提案しました。 |
添削コメント|「課題が浮き彫りになった」は抽象的で伝わりづらいため、実際に挙がった声を記述して、5W1Hの「何が課題だったのか」「どう把握したのか」を具体化しました。このように、就活生が「何をして」「どう導いたか」の過程を明示することはとても大切になります。 |
【成果】 改善策を実行した結果、ミスが減り、業務がスムーズになったことでスタッフ間の信頼関係も深まりました。 |
添削コメント|「前年比120%」はインパクトはあるものの、数字の根拠が不明確で信頼性に欠けます。ESではリアルさ・実行可能性・客観性のバランスが重要です。そのため「過去6ヶ月で最高水準」といった表現にとどめることで、説得力のある成果アピールに仕上げています。 |
【入社後】 |
添削コメント|もとの表現は抽象度が高く、就活生の行動イメージが掴みにくいのが難点でした。改善後の表現では「課題を自ら見つける」「意見を汲み取る」「前向きな環境をつくる」など、行動ベースの未来像が描かれており、企業側も入社後の活躍イメージを持ちやすくなっています。 |
【NGポイント】
全体としてリーダーシップのアピールが抽象的で、行動内容や状況説明がやや曖昧でした。とくに「雰囲気が悪化」「課題が浮き彫り」などの表現は、採用担当に伝わりにくく、行動の必然性や影響力が弱く見えてしまう要因となっていました。
【添削内容】
曖昧だった状況描写や成果部分に、具体的な数字や現場の声などを加えることで、問題発見から改善行動、成果までの因果関係が明確になるように修正しました。
【どう変わった?】
リーダーシップという抽象的な強みが、「課題発見」「対話による巻き込み」「改善実行」といった行動の積み重ねによって、企業側にも明確に伝わる構成へと進化しました。
・数字や事実を使って状況を客観的に伝える姿勢を示す ・具体的な行動や工夫を通してリーダーシップを裏付ける ・成果や周囲の評価を通じて信頼性のある結果を伝える |
⑧インターンシップでのグループリーダー経験
インターンシップ中にリーダーを務めた経験をもとに、リーダーシップの具体性を高めてアピールした例文を紹介します。
特にグループでの活動をメインに自己PRを書く際は、企業側に「この人は現場でどう動いたのか」がイメージできるよう、行動中心の表現にすることが大切です。
【結論】 私は、インターンシップにおいてグループリーダーを務め、チーム全体の意見を引き出しながら方向性を定め、 |
添削コメント|「目標達成に向けてまとめる」は抽象度がやや高く成果と結びつきにくいため、チームをどう動かしたかが伝わる「強みの活用」「意見の集約」「調整力」という表現に修正しました。 |
【エピソード】 大学3年の夏に参加した5日間のインターンシップでは、グループで新規サービスを提案する課題に取り組みました。 |
添削コメント|「推薦された」は受動的な印象を与えやすいため、主体的な行動が評価されてリーダーに就いたという形に変更しました。企業は「自ら動ける人材」を求めるため、リーダーとしての自発性や周囲からの信頼がにじむ表現がより効果的です。 |
【エピソード詳細】 当初は意見がまとまらず、方向性が定まりませんでした。そこで私は、各メンバーの得意分野や関心を共有する場を設け、それぞれの視点を尊重しながら議論の土台を整えました。 |
添削コメント|「話し合いの目的を明確にし〜」は文面として自然ですがやや曖昧で、何をどう進めたかが分かりにくいです。そのため目的の設定、進捗共有、役割分担など5W1Hの行動記述に言い換えました。リーダーシップに欠かせない「段取り力」「計画力」「管理力」が具体的に伝わるようになっています。 |
【成果】 結果として、発表では「チームの一体感があり、役割分担が明確だった」と評価され、 |
添削コメント|「3位に選ばれました」は相対的かつインパクトが弱く、実績として響きにくいため、より印象的な「最終プレゼン進出」「審査員からの具体的評価」を提示しました。成果の客観性と説得力を高めることは、PRにおいて最重要ポイントです。 |
【入社後】 入社後も、周囲の意見を引き出して方向性を示す姿勢を大切にし、 |
添削コメント|「チームの力を最大限に引き出せる」は抽象的な表現のため、「意見・強みの活用」「状況に応じた意思決定」など、実際の行動に落とし込める表現に修正しました。学生時代の経験が入社後にも応用できることが明確にアピールできるため、企業側の納得感も向上するでしょう。 |
【NGポイント】
抽象的な表現が多く、「どのような行動でリーダーシップを発揮したのか」が伝わりづらい内容でした。特に「メンバーをまとめた」「チーム貢献した」などな表現はさらに深ぼるべきです。
【添削内容】
抽象的な表現を削り、調整力・意思決定・役割分担など具体的な行動に言い換えました。成果の部分も「3位」といった順位よりも、審査員の言葉や進出結果など、定性的な評価を取り入れました。
【どう変わった?】
リーダーとしての役割がより明確に伝わるようになり、企業側が求める「周囲を動かす力」「自ら考えて行動する力」が浮き彫りになりました。成果の客観性や再現性も向上しており、就活における「伝わる自己PR」としての完成度が高まっています。
・自身の行動中心でエピソードをアピールする ・成果は第三者評価を用いる ・入社後の展望は具体的に描く |
⑨課題解決型学習でまとめ役を務めた経験
課題解決型学習においてチーム内の意見対立をまとめた経験をもとに、リーダーシップをアピールした例文を紹介します。
【結論】 課題解決型学習においてメンバーの意見を引き出しながら方向性を定め、チームを前進させるまとめ役としての経験から、私はリーダーシップを発揮する力を培ってきました。 |
添削コメント|この結論文は、自身の強みである「リーダーシップ」がどのような行動を通じて身についたのかが明確です。「方向性を定める」など企業での再現性が想起しやすく、自己PRの入り口として評価されやすい構成になっています。 |
【エピソード】 大学のゼミで行われた課題解決型グループワークにおいて、私は5人チームのリーダーを任されました。 |
添削コメント|元の文は「議論が停滞していた」という曖昧な表現にとどまり、状況が具体的に想像しにくいため説得力に欠けます。改善文では、何が原因で停滞していたのかを具体的にすることで、リーダーシップ発揮の土台をより明確に描いています。 |
【エピソード詳細】 そこで私は、メンバー一人ひとりと個別に対話を行い、考えているアイデアや不安を丁寧に聞き出しました。 |
添削コメント|抽象的な「整理・提案」だけでは行動の具体性が乏しく、入社後の業務での再現性が伝わりません。改善文では「ホワイトボードへ図解」など、どう巻き込み・可視化したのかを具体的に示し、企業での実行力もアピールしています。 |
【成果】 結果として、 |
添削コメント|修正した箇所においては成果のつながりが不明瞭で、評価しづらい表現でした。改善後は「焦点が明確になったこと」が成果につながる構造として論理的に整い、納得感のある成果として印象を高められます。 |
【入社後】 入社後もこの経験を活かし、 |
添削コメント|「周囲の意見を尊重」は他の企業・他のエピソードでも使える表現と言え、リーダーシップとの関連も弱いため修正しました。代わりに「意見を引き出して方向性を示す」と明示することで、課題解決型学習で発揮した強みの再現性が強調されています。 |
【NGポイント】
どのような課題が発生し、それに対してどんな工夫をしたのかが企業側に伝わりにくい文章になっていました。特に状況や行動の解像度が低く、企業側が評価しづらい要素が含まれていました。
【添削内容】
抽象表現を削除し、「何が問題だったのか」「どんなアクションを取ったのか」「どう可視化・巻き込みを図ったのか」を明確に描写しました。 企業側が、応募者の行動と強みのつながりを正確に想像できるよう改善を加えました。
【どう変わった?】
課題発見から改善・成果に至る一連の流れが論理的かつ具体的になり、企業の視点から「この人がうちの組織に入ったらどう活躍しそうか」が自然とイメージできる構成に変わりました。
・状況や課題をできるだけ具体的に描く ・行動は5W1Hで明確にする ・成果に因果関係を持たせる |
⑩ボランティアで現場指揮をとった経験
現場指揮によってリーダーシップを発揮した経験を軸にアピールした自己PR例文を紹介します。
現場での指揮や異なる背景を持つ人との共同作業をエピソードとして使う場合は、自身の統率力・役割分担力・情報共有の工夫を伝えることが大切です。
【結論】 私は、ボランティア活動において現場の指揮を執った経験から、人をまとめて行動に移すリーダーシップ力を培いました。 |
添削コメント|「協力体制を築く」「行動する力」といった表現はやや抽象的で評価者に伝わりづらいため、リーダーシップを発揮する中で特に企業が重視する「役割分担」や「統率力」に焦点を当てて具体的にアピールしました。 |
【エピソード】 大学の地域清掃ボランティアで、私は学生リーダーとして30名のメンバーをまとめる役割を任されました。 |
添削コメント|「活動が非効率」という表現では、企業側に課題の深刻さや具体的な状況が伝わりません。「一部の班が動き出せなかった」という具体的な問題描写に変えることで、現場を正確に把握する力やリーダーとしての課題認識力が伝わるようにしました。 |
【エピソード詳細】 そこで私は、作業エリアを細かく区分けし、各班のリーダーを指名して当日の流れを共有するミーティングを行いました。 |
添削コメント|「連絡ツールを活用」という言い回しは曖昧で、評価者に伝わりにくいため、具体的なツール名や活用方法を明記しました。就活生に求められるのは、自分が実際にとった行動を明確に表現する力です。5W1Hを意識した記述により、業務での再現性のある行動力として伝わります。 |
【成果】 結果として、予定よりも早く活動を終えることができ、地域の方々から感謝の言葉を多くいただきました。 |
添削コメント|「動きやすかった」といったメンバーの主観的な声だけでは、成果として説得力が弱くなります。「指示が明確」という具体的なフィードバックに置き換えることで、組織全体に影響を与えるリーダーシップが可視化され、客観的な成果として伝わる構成に改善しました。 |
【入社後】 入社後も、状況を見極めたうえでチームに適切な役割を与え、全体を巻き込みながら目標達成へ導くリーダーとして貢献していきたいと考えています。 |
添削コメント|この一文は、過去の経験が企業でどう活きるかを自然に結びつけており、「リーダーシップ」の再現性がしっかり伝わる内容です。エピソードとの一貫性もあり、企業が求める人物像とのマッチングを意識した記述になっている点が評価できます。 |
【NGポイント】
全体として、「リーダーシップ力がある」と述べてはいたものの、その具体的な中身が曖昧で、企業側が評価しにくい状態でした。特に「どのような行動でどんな効果を生んだのかが不明瞭になっていたと言えるでしょう。
【添削内容】
具体的なエピソードや実際の行動、使用ツール、他者からの評価にを加えました。特に「統率力」「役割分担」「リアルタイム共有」といった言葉を盛り込むことで、企業側がリーダーとしての資質をイメージしやすくなるように調整しました。
【どう変わった?】
リーダーとしての強みが「何ができる人か」として明確に伝わる構成になり、企業が入社後の活躍を想像しやすくなりました。入社後の業務においても再現性のあるリーダーシップとして評価されやすくなっています。
・リーダーシップを言い換えながらアピールする ・自身のとった工夫・行動と結果のつながりを示す ・企業に入社後も再現できる力に言及する |
企業が求めるリーダーシップを把握して自己PRでアピールしよう

自己PRでリーダーシップをアピールする方法について解説しました。リーダーシップを効果的に伝えるためには、まず「企業が求めるリーダーシップとは何か」について正確に把握する必要があります。
その上で、「エピソードを付け加える」「言い換えを用いる」「達成した成果も伝える」など、ポイントを押さえて自己PRの作成を行いましょう。
この記事を参考に、採用担当者にとって魅力的な自己PRをぜひ作ってみてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。