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自己PRでリーダーシップをアピールする方法|例文付きで強みの伝え方を解説

就活の自己PRを考える際に、「自己PRでリーダーシップについて書きたいけど、どうすれば上手にアピールできるの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

自己PRでリーダーシップをアピールする効果は大きいですが、上手な伝え方を把握していないと逆効果になりかねません。

この記事では、自己PRでリーダーシップをアピールする方法を例文と共に徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください。

就活の自己PRでリーダーシップをアピールする効果は大きい

自己PRでリーダーシップを強み・長所として強調することは、就職活動において効果的でしょう。なぜなら、企業は組織全体を引っ張ってくれるような人材を求めているからです。

新卒の面接では、キャプテンやバイトリーダーなどの肩書きをアピールすることが多いでしょう。しかし、企業が本当に求めているのは肩書きそのものではありません。

重要なのは企業が求めるリーダーシップを理解し、その上で自己PRすることです。まずはこの点について理解する必要があります。

企業が求めるリーダーシップは具体的にどんな長所?

「リーダーシップ」と一口に言っても、自分が認識しているリーダーシップが、企業が求めているリーダーシップとマッチしていなければアピールしても効果は薄いでしょう。

そのため、まずは以下のような企業が求めるリーダーシップと、自分の強みを照らし合わせることが重要です。

  1. 自分で考えて主体的に行動できる
  2. 課題を分析し解決に導く能力がある
  3. 組織・チームを統率して前に進めることができる
  4. 全体の目標や方向性を適切に決定することができる

1.自分で考えて主体的に行動できる

企業が求めているのは、何をするべきか自ら考え、主体的に行動できる人材です。単に部長やバイトリーダーといった肩書きだけでは評価されません。

特に重要なのは、現状を把握し今何が必要かを見極め、それを実行に移せる力です。効率的に仕事を進めるためには、この能力を有する人材が必要になります。

また、企業が長期において持続的に成長するためにも、主体的な人材は不可欠です。組織全体の成長を促進し、長期的な成功に貢献できると考えられるため、就活では大きく評価されます。

2.課題を分析し解決に導く能力がある

リーダーとして課題解決に導くことのできる人材も就活では評価が高いでしょう。

なぜなら、「課題の発見」「ソリューションの構築」「実行」の3つはリーダーに求められる貴重なスキルであり、リーダーが担う役割の中でも重要度が高いからです。

面接やESの自己PRで、リーダーとして課題を解決できる能力をアピールする際は、上記3つの段階でどのように考え行動したか具体的に伝えると良いでしょう。

3.組織・チームを統率して前に進めることができる

リーダーには組織やチームの取りまとめをすることも期待されているため、統率力のある人材は就活でも評価が高いです。その中には、チームの進捗を管理したり、問題が発生した際に責任を取ることも含まれるでしょう。

企業は成長と繁栄を目指す中で、目の前の目標を一つずつ達成するために、組織やチームを率いることのできる人材を求めています。

基本的に仕事は一人で進めるのではなく、チームで協力して行われることから、統率力のある人材が求められるのです。

4.全体の目標や方向性を適切に決定することができる

チーム全体の適切な目標設定と方向性ができる能力も、リーダーシップとして就活で大きく評価されます。

適切な目標設定と明確な方向性は、チーム全体のモチベーションを高め、ポジティブな影響を与えるため、非常に重要です。リーダーに求められる重要な役割の一つであり、リーダーシップの本質でもあります。

過去にチーム全体の目標設定に取り組んだ経験がある人は、リーダーシップを発揮した事例としてアピールすることで他の応募者と差別化が可能です。

ES・面接の自己PRでリーダーシップをアピールする方法

企業が求めているリーダーシップを有していたとしても、ES・面接でうまくアピールできなければ意味がありません。

自己PRで効果的にリーダーシップをアピールし、採用担当者に良い印象を与えるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

  1. 具体的な経験やエピソードと共に強みを説明する
  2. 「リーダーシップ」だけでなく言い換えた表現も用いる
  3. リーダーシップを発揮してどのような成果を達成したか必ず伝える
  4. 強みがマイナスに捉えられないように表現する

1.具体的な経験やエピソードと共に強みを説明する

履歴書やエントリーシート、面接で自分のリーダーシップをアピールする際には、具体的なエピソードを交えることが重要となります。

なぜなら、ただリーダーシップを主張するだけでは採用担当者にその真偽を伝えることが難しく、根拠となる情報が必要だからです。

また、エピソードを用いてリーダーシップを発揮した場面やどのように貢献したかを示すことは、オリジナルの内容にできる点でメリットでしょう。

2.「リーダーシップ」だけでなく言い換えた表現も用いる

自己PRでリーダーシップを効果的に伝えるためには、言い換え表現を用いてどのようなリーダーシップを発揮したのか具体的に表現することも重要となります。

例として、以下のような言い換えが効果的です。

  • 統率力がある
  • チームの意思決定を行える
  • マネジメント能力がある
  • 課題の発見から実行まで組織を牽引できる

言い換えを行い、自分によりマッチする表現で自己PRを行うことで、面接官により伝わりやすくなるでしょう。

3.リーダーシップを発揮してどのような成果を達成したか必ず伝える

リーダーシップによって具体的にどのような成果が出たのかを伝えることも重要となります。仕事の場面では常に成果が求められるためです。

成果は必ずしも大きなものである必要はありません。小さな成果でも具体的に伝えることで、そのリーダーシップが実際に効果を生んだことを示せます。

また、成果は数字で伝えるようにすると、実際にどの程度の成果が出たか相手により伝わりますよ。

もし思うような成果が得られなかった場合でも、その失敗の要因や反省点を誠実に伝えつつ、何を学んだかやどのように成長できたかを伝えましょう。

4.強みがマイナスに捉えられないように表現する

自己PRで表現する際には、「チームで協力して成果を出した」「チームの意見も取り入れつつまとめた」のように協調性の要素を必ず含めましょう

リーダーシップは伝え方によっては、「自己中心的」「傲慢」と捉えられてしまうからです。

協調性の要素が含まれていると、入社後にチームプレーを重視して活躍する姿がイメージしやすくなります。

自己PRでリーダーシップをアピールする際に注意すべきポイント

就活の自己PRでリーダーシップを伝える際には、アピールの方向性を間違えると逆効果になることがあります。

そのため、自己PRを練る際には以下の点に注意しましょう

  1. リーダーである肩書きや役職を紹介するだけにしない
  2. 自分だけのエピソードを自己PRに含めて被らないようにする
  3. 入社後具体的にどのようにリーダーシップが活かせるかまで伝える
  4. リーダーシップが無いにも関わらずアピールすると逆効果になる

1.リーダーである肩書きや役職を紹介するだけにしない

リーダーシップが求められているからといって、肩書きや役職をアピールするだけでは採用担当者にとって魅力的には映りません

重要なのは、リーダーシップの本質を理解し、それをどのように発揮してきたかを示すことです。

自分がリーダーとして何を行い、その経験からどのような強みがあると感じたか、またはどのような能力を身につけたか、忘れずに伝えるようにしましょう。

2.自分だけのエピソードを自己PRに含めて被らないようにする

バイトや部活などの経験からリーダーシップをアピールしようとすると、他の学生と内容が似通ってしまうことがあります。そのため、必ず自分ならではのエピソードも伝えるようにしましょう

もしエピソード濃くなかったとしても、自分の考え方や行動を具体的に説明することで差別化ができます。ただし、具体的に説明できないエピソードは、逆効果になりうるので注意が必要です。

具体的な状況や課題、そこでの自分の役割、考えたこと、行動したこと、そしてその結果どうなったかなどを詳しく話すことで、独自性を持たせましょう。

3.入社後具体的にどのようにリーダーシップが活かせるかまで伝える

ESや面接でリーダーシップをアピールする際には、自分の強みや長所を述べるだけでなく、それが仕事で具体的にどう活かせるかまで伝えることが大切です。

重要なのは「入社後どのように活躍ができるか」であり、採用担当者がそのイメージを抱きやすくすることで内定獲得の可能性が高まります。

ただし、ただ強みを話すだけでは、社会人としてどのように貢献するか伝わりにくいです。これを避けるために、自己PRを伝える際は以下の3つを意識してみてください。

  1. 強みの具体的なエピソードを紹介
  2. その強みが業務にどう役立つか説明
  3. 未来の展望を示す

4.リーダーシップが無いにも関わらずアピールすると逆効果になる

就活の自己PRでリーダーシップをアピールすることの効果は大きいですが、リーダーシップが無いにも関わらずアピールすることは逆効果です。

就職活動では多くの学生がリーダーシップをアピールしますが、適性がないのに無理にアピールしようとすると、エピソードが薄くなってしまいます。

無理にリーダーシップを強調するよりも、自分が本当に得意なことに焦点を当てて自己PRする方が良い結果を生むでしょう。

適性を見極めるためには、過去の経験や周囲からのフィードバックを参考にし、自分の強みがどこにあるのかを理解することが重要です。

リーダーシップをアピールする自己PRの例文3選

ここまでの内容を踏まえて、リーダーシップをアピールする良い自己PRの例文を以下3つのパターンで紹介します。

  • 例文1:主体性×ゼミの経験
  • 例文2:統率力×アルバイトの経験
  • 例文3:問題解決能力×部活動の経験

自己PR作りの参考にしてください。

例文1:主体性×ゼミの経験

私は、自ら行動を起こし、周囲を巻き込みながらプロジェクトを進めるリーダーシップに自信があります。

大学のゼミで卒業論文を作成する際、ゼミ仲間と共同で取り組むことになりました。テーマは前例がなく、どう進めればいいか手探りの状態でした。私はこの状況を打開するために、まずやるべきことを考え、ゼミの先輩や教授にアドバイスを求めることを提案しました。また、関連する書籍や過去の研究を調査することも行動に移しました。

このアプローチにより、他のメンバーも積極的に情報を集め始め、先輩や教授からの支援も得ることができました。その結果、研究の方向性を明確にし、無事に成果を上げることができました。

この経験で培ったリーダーシップを活かし、貴社でもチームの目標達成に向けて積極的に働きかけ、周囲と協力しながら成果を追求したいと考えています。

どのようなリーダーシップであるか分かりやすく、なおかつエピソードも具体的であることから良い例文と言えます。

例文2:統率力×アルバイトの経験

私の強みは、新人アルバイトの定着率を大幅に改善したリーダーシップです。飲食店でのアルバイト時、定着率が約60%と低く、新人が短期間で辞めてしまうことが課題でした。

私はアルバイトリーダーとして、この問題の原因を探るために、新人の声を直接聞き、自分自身の初期の経験も振り返りました。その結果、指導方法の一貫性が欠けており、混乱が生じていることが一因であると判断しました。

そこで、まずマニュアルを作成して指導内容を統一し、スタッフ全員で共有しました。さらに、新人アルバイトの進捗状況を記録するための個別ノートを導入し、各自の習得度合いを明確に把握できるようにしました。

これらの対策により、新人の定着率は90%に向上し、安定したチーム作りに寄与しました。この経験で培った課題解決能力を活かし、貴社でも効果的なプロジェクト推進や商品開発に貢献したいと考えています。

この例文はリーダーシップを発揮した成果が数値として分かりやすい点が魅力的です。

例文3:問題解決能力×部活動の経験

私の強みは、問題解決能力です。大学での部活動で、私はキャプテンとしてチームの課題に取り組みました。特に部員間のコミュニケーション不足が原因で、練習や試合での連携がうまく取れない状況がありました。

そこで、まず部員一人ひとりと話し合い、どのような問題があるのかをヒアリングしました。その結果、練習方針や目標の共有が不十分であることがわかりました。

これを解決するために、定期的なミーティングを開催し、全員で意見交換をする場を設けました。また、目標を明確に設定し、進捗状況を全員で共有することで、チームの一体感を高めました。

これらの取り組みの結果、部内のコミュニケーションが改善され、試合での連携も向上しました。この経験から、問題を的確に把握し、適切な対策を講じることで成果を上げることができると学びました。

貴社においても、問題解決能力を活かしてプロジェクトの進行や業務改善に貢献し、チームの目標達成に寄与したいと考えています。

課題解決の方法が明確に説明されており、問題解決能力を示す良い自己PRと言えます。

企業が求めるリーダーシップを把握して自己PRでアピールしよう

自己PRでリーダーシップをアピールする方法について解説しました。リーダーシップを効果的に伝えるためには、まず「企業が求めるリーダーシップとは何か」について正確に把握する必要があります。

その上で、「エピソードを付け加える」「言い換えを用いる」「達成した成果も伝える」など、ポイントを押さえて自己PRの作成を行いましょう

この記事を参考に、採用担当者にとって魅力的な自己PRをぜひ作ってみてください。

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