伊予銀行の平均年収・初任給を紹介！事業内容や他社との比較まで

愛媛県松山市に本店を置く伊予銀行は、地元に根付いた地方銀行として、地域経済を支えています。

ですが、「伊予銀行で働くとなると、年収や初任給はどれくらいなんだろう？」「そもそもどんな銀行なの？」と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで今回は、伊予銀行の年収や初任給、売上高といった基本的な情報に加え、競合企業についてもまとめました。

伊予銀行への就職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

伊予銀行の平均年収は671万円

伊予銀行の平均年収は、671万円です。

これは、国税庁が発表した令和4年度の平均年収である458万円と比較すると、200万円以上も高い金額ですね(参照：令和4年分　民間給与実態統計調査)。

平均年収（万円）	従業員数（人）	平均年齢（歳）	勤続平均年数（年）
671	2670	37.4	13.5

伊予銀行の従業員数は2,670人で、平均年齢は37.4歳、勤続年数は平均13.5年というデータが出ています。

地方銀行で長く安定して働きたいと考えている就活生にとって、伊予銀行は魅力的な選択肢の一つと言えるのではないでしょうか。

伊予銀行の初任給

伊予銀行の公式サイトによると、伊予銀行の初任給はコースや最終学歴によって金額が異なります。

例えば、総合職コース(エリアF)の大卒であれば26.4万円、デジタルテクノロジーコースの大学院卒であれば26.4万円となっていますよ。

この他に、前払年金や通勤手当、家族手当などの諸手当が支給されます。昇給は年に1回(4月)、賞与は年に2回(6月と12月)支給されるので、将来を見据えて長く働くことができる環境といえるでしょう。

総合職コース（エリアF）	初任給
大卒	264,000
院卒	255,000

総合職コース（エリアL）	初任給
大学院卒	236,000
大学卒	227,000

デジタルテクノロジーコース	初任給
大学院卒	264,000
大学卒	255,000

オフィスコース	初任給
大学院卒	212,300
大学卒	209,000
短大卒	185,000
高校卒	181,000

伊予銀行の募集要項

伊予銀行の働き方について、就活中の皆さんが気になるポイントを募集要項からまとめました。

勤務時間は、8時30分から17時30分までです。休日は、完全週休2日制(土日)に加え、祝日や年末年始休暇があり、年間休暇も12日から20日付与され、プライベートの時間もしっかり確保できます。

勤務時間	8時30分～17時30分
休日・休暇	完全週休2日制、祝日、12月31日、1月2日・3日、年間有給休暇（12日～20日、一週間連続休暇を含む）ほか
福利厚生	制度＝各種社保、住宅融資、持株会ほか 施設＝独身寮、社宅、大三島海洋リゾート型保養所、体育センター、契約アスレチックセンター、契約リゾートホテル
教育研修	当行では、「人財教育に過剰投資はない」という基本理念にたち、行員の能力開発、教育訓練に最大限の投資を行っています。 教育システムは、OJT（職場内教育）と自己啓発を基本とし、これに各年代別にステップアップ方式で実施される階層別・業務別の集合研修、公募制による行外研修（総合職：中小企業診断士養成課程、地方銀行協会主催の各種研修会）等、豊富なプログラムをリンクさせることで人財育成の実効をあげています。

福利厚生も充実しており、独身寮や社宅、保養所、体育館など、様々な施設が利用できますよ。

伊予銀行の企業情報3つ

ここからは、伊予銀行がどんな銀行なのか、以下の3つの項目に焦点を当てて解説していきます。

1. 伊予銀行の事業展開
2. 伊予銀行の企業業績
3. 伊予銀行の企業理念

①伊予銀行の事業内容

伊予銀行グループは、伊予銀行と14の子会社から成り立っています。銀行業務を中心に、地域に密着した金融サービスを提供しているのが大きな特徴です。

【銀行業】 本店ほか支店144店、出張所7店においては、預金業務・貸出業務・有価証券投資業務・為替業務等を行い、地域に密着した営業活動を積極的に展開しており、グループの中心と位置づけております。また、連結子会社では、銀行事務代行業務・信用保証業務・クレジットカード業務・有価証券投資業務・投資ファンドの運営業務を行っております。 【リース業】 連結子会社のいよぎんリース株式会社において、リース業務等を行っております。 【その他】 連結子会社の株式会社いよぎんコンピュータサービスにおいて、情報処理受託業務・ソフトウェア開発業務等を、いよぎん証券株式会社において、証券業務を行っております。

メインとなる銀行業務では、愛媛県内を中心に144の支店と7つの出張所を展開し、預金や融資、為替業務などを行っていますよ。

その他にも、リース業務や情報処理サービス、証券業務など、幅広い事業を展開し、地域経済の発展に貢献しています。

②伊予銀行の企業業績

伊予銀行の 業績を見てみると、2021年度の連結経常収益は1,339億円で、前年度と比べて増加しています。海外の金利上昇により、資金運用でしっかりと利益を上げていることが要因の一つです。

	2019年度	2020年度	2021年度
連結経常収益（百万円）	126,506	124,817	133,971
連結経常利益（百万円）	29,413	26,172	38,239

また、企業の業績が回復してきたことなどを受けて、貸倒引当金などの費用が減ったことも、利益増加に貢献していますね。

③伊予銀行の企業理念

伊予銀行は、「いよぎんホールディングス」の一員として、「潤いと活力ある地域の明日を創る」という企業理念を掲げています。

【存在意義（ミッション）】 潤いと活力ある地域の明日を創る 【経営姿勢】 最適のサービスで信頼に応える 【行動規範（バリュー）】 感謝の心でベストをつくす

その実現のために、お客様に「最適なサービスで信頼に応える」という姿勢で、日々の業務に取り組んでいますよ。

伊予銀行の競合企業3社を紹介

ここでは、伊予銀行と競合関係にある銀行を3行紹介します。

1. 百十四銀行
2. 四国銀行
3. 阿波銀行

①百十四銀行

百十四銀行は、香川県高松市に本店を置く地方銀行です。「地域社会への貢献」と「健全経営」を理念に掲げ、地元に根差した金融サービスを提供しています。

香川県内では、企業の約半分にあたる5,610社が百十四銀行をメインバンクとして利用しています。

地域経済にとって、無くてはならない存在といえるでしょう。

売上高（百万円）	84,888
従業員数（人）	1,910
平均年間給与（万円）	623
平均年齢（歳）	40.9
平均勤続年数（年）	17.5

②四国銀行

四国銀行は、高知県高知市に本店を置く地方銀行です。地元では「四銀」の愛称で親しまれています。

売上高（百万円）	60,695
従業員数（人）	1,222
平均年間給与（万円）	622
平均年齢（歳）	38.1
平均勤続年数（年）	14.7

近年は、従来の銀行業務に加えて、チャットやビジネスマッチングといった新しいサービスも提供開始しました。福利厚生サービスや会社ホームページの作成支援、オープンイノベーションなど、その内容は多岐に渡ります。

2023年3月期の売上高は606億円で、従業員数は1,222人、平均年収は622万円です。平均勤続年数は14.7年と、地域に根扎した銀行として安定した経営を続けています。

③阿波銀行

阿波銀行は、徳島県徳島市に本店を置く地方銀行です。地域密着型の金融機関として、地元経済を支えています。

関西地方に9つ、関東地方に6つの支店を展開しており、地方銀行でありながら、大都市圏にも積極的に進出しているのが特徴ですよ。

売上高（百万円）	88,081
従業員数（人）	1,262
平均年間給与（万円）	669
平均年齢（歳）	42.3
平均勤続年数（年）	18.9

2023年3月期の売上高は880億円で、従業員数は1,262人、平均年収は669万円です。平均勤続年数は18.9年と長く、安定した経営基盤を築いています。

伊予銀行の情報を集めて業界理解を深めよう

今回は、愛媛県を代表する地方銀行である伊予銀行について、年収や売上高、事業内容など、就活生に向けて詳しく紹介しました。

福利厚生や教育制度も充実しており、長く安定して働きたいと考える方にとって、魅力的な選択肢の一つとなるでしょう。

企業研究を進める際は、今回ご紹介した内容を参考にして、企業HPだけでなく有価証券報告書なども確認するようにしてくださいね。