就活ストレスとの正しい向き合い方とは?|原因や対処法も解説
エントリーシート、履歴書、企業訪問、面接…初めての就活は、分からないことだらけで不安や焦りを感じますよね。卒業までに内定を取らなきゃ!という時間の焦りも加わり、多くの学生がストレスを抱えているのが現状です。
でも、大丈夫!この記事では、就活ストレスの原因と具体的な対処法を解説します。
ストレスの原因を理解し、自分に合った対処法を見つけて、内定をゲットしましょう!
就活はストレスがかかるもの!原因と適切な対処で対策しよう
就活は多くの学生がストレスを抱える時期でもあります。「思うように結果が出ない」「内定が出ない」といった悩みを抱え、心身ともに疲弊してしまうケースも少なくありません。
しかし、就活中にストレスを感じるのは決して異常なことではなくむしろ、適切に対処をせずにストレスを放置してしまう方が、体にも心にもに深刻な影響を与える可能性があります。
以下で紹介する原因で自分に当てはまる部分がないか確認し、心身を守りながら無理せず就活を進めていきましょう。
就活ストレスの正体!6つの原因とは?
そもそも就活でストレスを抱える原因には何があるでしょうか。原因がわかれば、不安や焦りも解消されるかもしれません。
多くの就活生が経験する6つのストレスの原因を一緒に紐解いていきましょう。
- 就活が思い通りにいかない
- 選考に落ち、社会から見放されたような気持ちになる
- やりたいことが見つからず、将来への不安がふくらむ
- 就活に時間を奪われる
- 自信を失う
- 周りと比べて落ち込む
① 就活が思い通りにいかない
「あれ?私ってこんなにダメだったっけ?」
努力や熱意を注いでも、思うように結果が出ない。面接でうまく答えられず、自己嫌悪に陥る。最終面接まで進んだのに不採用通知を受け取り、絶望にする。
就活がうまくいかずに、自信を失うのは誰もが経験するものです。
決してあなただけの問題ではありません。そう捉え、冷静に状況を分析し、次の一歩を踏み出すことが大切です。
具体的に就活がうまくいかない経験として、以下のようなケースがあります。
- 一生懸命努力しても成果が出ず、報われないと感じている
- 面接でうまく答えられず、落ち込んでしまう
- 最終面接まで進んだのに不採用だった
- 書類選考で何度も落とされる
② 選考に落ち、社会から見放されたような気持ちになる
筆記試験や面接で手応えを感じたのに、不採用の通知を受け取ると、「私って社会から必要とされていないのかな?」と自分が社会から否定されたような感情になってしまいます。
しかし、それは誤解です。選考結果は、必ずしもあなたの能力や価値を反映しているわけではありません。企業との相性や、選考基準の複雑さなど、さまざまな要因が影響しています。
選考結果は、必ずしもあなたの能力や価値を反映しているわけではありません。
選考に落ちたからと自己否定に落ちいるのはやめましょう。
具体的なストレスの例
- 不採用が続き、内定への不安が募る
- 社会から必要とされていないと感じてしまう
- 自己肯定感が低下し、自信を失ってしまう
③ やりたいことが見つからず、将来への不安が膨らむ
やりたいことが見つからない――これは多くの就活生が抱える悩みの一つです。
面接では、「なぜうちの会社を志望しましたか」という質問が出ることがあります。自信をもって答えられれば理想的ですが、中にはそうでない人もいるでしょう。「仕事を通じてやりたいことが分からない」「自分は本当にこの企業に入りたいのか」と、方向性を見失ってしまうこともあります。
他の就活生が「この業界で活躍するのが夢」「こんな仕事に就きたい」と、熱く語っているのを見るだけでも、ストレスを感じてしまうものです。
④ 就活に時間を奪われる
面接や筆記試験の連続で就活は想像以上に時間と労力を使います。説明会参加、書類作成に追われ1日があっという間に過ぎていきます。
アルバイトや趣味の時間も削られ、友人との時間も減ってしまう。かつては自由に過ごせた時間が、就活という名のブラックボックスに吸い込まれていくのです。
特に、遊びやアルバイトに時間を費やしていた人にとって、就活の時期は大きなストレスになるでしょう。
⑤ 自信を失う
就活は、自身の魅力をアピールする場です。しかし、「私の長所は?」「特技は?」といった質問に自信を持って答えられる人は、そう多くはありません。
自分に自信がないまま就活をスタートすると、「アピールできない」という焦りから、さらに自信を失ってしまう可能性があります。
⑥ 周りと比べて落ち込む
就活は、競争です。成功する人と、そうでない人が必ず生まれます。
友人が次々と内定をゲットしていく様子を目の当たりにし、「自分はまだ…」という焦りと、「友人に負けた」という劣等感が心を締め付けます。
他人と比較することは、自分自身を追い詰める行動です。
就活ストレスを緩和する方法4選
誰しもが就活ストレスに悩まされることはあります。重要なのは、そのストレスにどう向き合うかです。
以下で、就活のストレス緩和に効果的な4つの方法をご紹介いたします。既にストレスを感じている方や、これからの就活に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 自分の気分をリフレッシュさせる方法を知っておく
- 適度な運動を取り入れる
- 信頼できる人に相談する
- 趣味に時間を割く
①自分の気分をリフレッシュさせる方法を知っておく
ストレスで疲れ果てたら、まずは自分の心身を第一に考えてあげましょう。1日30分でも、1時間でも大丈夫です。
自分を甘やかして、心から楽しめることだけを考えてください。本を読む、音楽を楽しむ、お気に入りのスイーツを食べるなど、バリエーション豊かにリフレッシュできる方法を見つけておくと良いでしょう。
時間と場所にとらわれることなく、リフレッシュするだけでも自然とモチベーションが高まります。
②適度な運動を取り入れる
昔から運動はストレス解消に効果的とされています。運動によって脳が活性化され、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質が放出されます。
このセロトニンは脳の興奮を抑えを、心身をリラックスさせ、気分をポジティブにしてくれます。就活でストレスを感じたら、適度な運動を取り入れてみましょう。
無理なハードな運動ではなく、30分ほどのジョギングやウォーキングでも十分です。適度な運動で体を疲れさせることで、良い睡眠につながり、規則正しい生活習慣にもつながります。
オンラインの説明会や面接が続くと、家に引きこもりがちになりがちです。適度な運動を心がけましょう!
③信頼できる人に相談する
悩みやストレスを吐き出すことも有効な対処法です。身近な友人や家族に相談してみましょう。自分のストレスを分かち合うだけでも、その重圧が軽減されるでしょう。
時には「こういう方法を試してみれば?」といった、思いがけぬ視点からアドバイスがもらえることもあります。
友人や家族に相談しづらい場合は、キャリアセンターや就職エージェントなどの利用もいいでしょう。これらは無料で利用でき、お金に余裕がない方にもおすすめのサポートとです。
④趣味に時間を割く
就活のストレスがピークに達したら、一度距離を置いてみることも重要です。自分の趣味に没頭して、充実した時間を過ごしてみてください。
ゲームや動画・音楽鑑賞、散歩など、何でも良いのです。忘れられるほど没頭できる趣味があれば、就活のストレスも軽減されるでしょう。メリハリを持つことも大切です。
企業は平日に面接を実施することが一般的なため、「日曜の午前中は趣味に充てる」といったルールを設けるのも一つの手です。これといった趣味がない場合でも、「面接後はお気に入りのスイーツを存分に楽しむ」といった自分ルールを作ると良いでしょう。
避けるべき就活ストレスの発散法3つ
就活ストレスの解消法は個々に合ったやり方を見つけることが重要です。ただし、不適切な発散法では、逆にストレスが増してしまうこともあります。
ここでは、就活ストレスに対する不適切な発散法を3つご紹介します。
- お酒を大量に飲む
- SNSで企業を批判する
- ギャンブルに没頭する
①お酒を大量に飲む
お酒をストレス解消の手段にしている方もいるかもしれませんが、就活のストレスに耐え切れないからといって、お酒を過剰に摂取するのは非常に危険です。
ストレスを発散しようと酒に頼るうちに、次第に飲む量が増え、最悪の場合、アルコール依存症に陥り、就活に影響を及ぼす可能性もあります。
アルコール依存症に至らなくても、飲みすぎると二日酔いで万全な体調で面接に臨めなくなります。その結果、さらにストレスを抱えることになるため、お酒の過剰摂取は控えるべきです。
たまに飲む程度に留め、時間と量を自己管理するようにしましょう。
②SNSで企業を批判する
SNSは就活の情報収集に便利ですが、使い方次第では逆効果になることもあります。
軽い愚痴ならまだしも、「(企業名)の面接が最悪だった」など、具体的な企業を批判するのはNGです。
企業は就活生のSNSをチェックすることがあります。ネガティブな書き込みを発信する就活生が採用されることはありません。
また、悪質な書き込みが選考中に発覚すれば不採用、内定後でも内定取消しの可能性があります。
さらに、頻繁にネガティブな発信をする人は友人たちからも嫌われてしまいますよ。
③ギャンブルに没頭する
パチンコや競馬・競輪などのギャンブルは、ストレス解消に効果的と言われることもあります。ただし、これは勝った時や十分にお金がある人の意見です。
就活生は交通費などでお金がかさむことも多いため、ストレス発散のためにギャンブルに没頭するのは賢明な方法とは言えないでしょう。
負け分を取り戻そうと焦ってギャンブル依存症に陥る可能性もあるのです。ギャンブルは余裕のある範囲で楽しむもの。就活中は他の方法でストレスを解消しましょう。
過度なストレスを抱えたまま就活をしてはいけない2つの理由
適度なストレスは緊張感を生み効果的ですが、過度なストレスは非常に危険です。
過度なストレスを無視し続けると、十分に心身を整えて就活に臨むのが難しくなります。ここでは、就活中に過度なストレスを抱え続けるべきでない理由を2つご紹介します。
- こころの余裕がなくなる
- 体調や精神が不調になる
①こころの余裕がなくなる
ストレスが増えるとともに無くなっていくのが「こころの余裕」です。精神的な余裕が不足すると、いつも通りのパフォーマンスが発揮できません。
失敗したときの不安は、筆記試験で大きなミスを誘発し、面接での不適切な発言に繋がってしまうかもしれません。
このような状態を放置することは望ましくありません。普段からストレスを積極的に発散し、就活に余裕をもって取り組むよう心がけましょう。
②体調や精神が不調になる
ストレスによる心の不調は、やがて体調にも悪影響を及ぼします。些細なことで疲れやすくなり、体がだるくなる、頭痛や熱っぽさが現れ、食欲不振といった症状が出ることで、最悪の場合は就活を中断してしまうなんてことも。
就活の中断することで不安を引き起こし、さらなるストレスを招くことになりかねません。少しでもストレスを感じたり、体調に異変があれば、休息を取ると良いでしょう。
就活はストレスとうまく付き合っていくことが重要
適度なプレッシャーは、就活のやる気にもつながります。しかし、ストレスが蓄積しすぎると心身に悪影響を与え、ベストパフォーマンスができなくなります。
心が弱ってしまったのなら、まずはストレスの解消法を見つけることが重要です。自らの心とうまく向き合い、効果的な対処法を見つけ、できるだけストレスのかからない状態で就活に臨みましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。