ジャステックの平均年収と初任給を紹介！事業内容や他社との比較も

ジャスティックは、ソフトウェア開発などを行っている独立系システムインテグレーターです。IT業界を志望する就活生の中には、ジャスティックの年収や初任給など詳しい情報について気になっている方も多いでしょう。

本記事では、ジャステックの年収や初任給はもちろん、売上高などの業績についても詳しく解説していきます。競合企業との比較もしているので、ぜひ参考にしてください。

 

ジャステックの平均年収は524万円

ジャステックの平均年収は524万円です。これは、日本の平均年収458万円を50万円ほど上回る水準となっています（参照元：国税庁の「令和４年分　民間給与実態統計調査」）。

平均年収（万円）	従業員数（人）	平均年齢（歳）	勤続平均年数（年）
524	1,121	35.87	12.08

社員の平均年齢は36.1歳、平均勤続年数は12.5年です。これらの数字から、若手社員が活躍できる環境が整っていることがうかがえるでしょう。

ジャステックの初任給

ジャステックの初任給は、学歴と勤務地によって金額が異なります。最も高いのは東京本社勤務の大学院修了者で24万6,000円です。

	初任給
東京本社	専門学校2年制・高専・短大卒：222,000円 専門学校3年制卒：226,000円　 大学学部・専門学校4年制卒：230,000円 大学院修了：246,000円
沼津・名古屋・大阪営業所	専門学校2年制・高専・短大卒：217,600円 専門学校3年制卒：221,500円 大学学部・専門学校4年制卒：225,400円 大学院修了：241,100円
仙台・広島・福岡営業所	専門学校2年制・高専・短大卒：215,400円 専門学校3年制卒：219,300円 大学学部・専門学校4年制卒：223,100円 大学院修了：238,700円

地方勤務の場合、初任給は若干低めですが、生活費や物価の違いを考慮すると、実質的な待遇はそこまで変わらないでしょう。

また、専門学校卒業者の場合は、2・3・4年制で初任給がそれぞれ異なるのが特徴です。2年制から4年制まで、それぞれの学歴に応じた初任給が設定されています。

ジャステックの募集要項

ジャステックの募集要項について紹介します。勤務時間は9時から18時までの標準的な設定です。

勤務時間	09:00 – 18:00
休日・休暇	完全週休2日制(土・日)／祝日／年末年始／年次有給休暇（就業規則 第48条により付与。4月入社の新入社員には10日付与、以降は在籍年数等により増加し、 年間最大20日付与。なお、未消化日数は20日まで年度繰越可能。）
福利厚生	財形貯蓄制度、企業年金基金、退職年金制度、定年後再雇用制度、従業員持株会、譲渡制限付株式付与制度、独身寮、定期健康診断、メンタルヘルスチェック、社員懇親会、新入社員歓迎会及び創立記念祝賀会、サークル活動、永年勤続表彰、各種お祝い金（結婚・出産・新築）、各種お見舞い金（傷病・災害・死亡）、健康保険組合保養所および全国の宿泊施設の利用、長期収入サポート制度、三大疾病サポート保険
教育研修	基礎・応用・キャリア教育からなる独自のライフサイクル型教育体系があり、新入社員を含む社員各自の技術レベル、将来の目標に応じたカリキュラムで構成されています。 100以上の講座があり、業務上の必要性および社員自身の目標に基づき、必要な講座を選択して受講することが可能です。

休日・休暇制度が充実しており、完全週休2日制に加え、最大20日の年次有給休暇があります。未消化分は20日まで繰り越せるのが特徴です。

福利厚生面では、財形貯蓄や企業年金基金といった将来設計のサポートから、独身寮や各種お祝い金まで、生活全般をカバーしています。健康面のケアや社員間の交流促進にも力を入れているようです。

教育研修制度も充実しています。基礎からキャリア教育まで、100以上の講座が用意されているそうです。自分の目標に合わせて必要な講座を選べるので、スキルアップの機会が豊富にありそうですね。

ジャステックの企業情報

ここからはジャステックの事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。

1. ジャステックの事業内容
2. ジャステックの売り上げ・実績
3. ジャステックの基本理念

①ジャステックの事業内容

ジャステックは、法人向けのソフトウェア開発に特化しているIT企業です。金融や建設はもちろん、通信、製造、旅行、航空、電力、自動車、医療など、様々な分野のソフトウェアを手がけています。

ジャステックの強みは、開発プロセス全体を一括で請け負うことです。企画段階から実際のプログラミングまで、全ての工程を担当します。

さらに、独自の生産管理技術を駆使して、高品質な製品を適正な価格で提供することを目指しているのです。

引用元：ジャステック公式サイト ジャステックについて

②ジャステックの売り上げ・実績

ジャステックの業績は、着実に成長しています。2021年から2024年にかけて、売上高は約33億円増加しました。経常利益に関しても約10億程増加しており、右肩上がりの業績と言えるでしょう。

決算年月	2020年11月	2021年11月	2022年11月	2023年11月
売上高（千円）	17,452,105	18,174,427	19,053,203	20,762,220
経常利益（千円）	2,131,042	2,194,318	2,964,389	3,150,010

この成長の理由は、長年培ってきた顧客との信頼関係にあります。同じ顧客のシステムを長期的に担当することで、技術者たちが深い知識と経験を積み重ねているのです。

その結果、業務効率が大幅に向上し、業績に繋がっているようですね。

③ジャステックの基本理念

ジャステックは、5つの経営理念を掲げています。まず、ソフトウェア開発に特化し、専門性を深めることを重視しているのです。これは、技術力を磨く上で大切な姿勢ですね。

・マンパワーリースを排除したソフトウェア開発および販売を専業とし、関連業務の多角化でなく開発分野の総合化と流通化を図り、情報社会に貢献する。 ・ソフトウェア市場の確立のために、顧客の啓蒙と開拓に先導的役割を果たす。 ・一分野一社を原則とし顧客の信用と安全を図る。 ・外に向かって、地球と人類に貢献する活動、内に向かって、技術者の意識改革を前提として、豊かで幸せな人生を追求する。 ・社員持株制度を採用し、経営への参加を認める。

また、ソフトウェア市場のリーダーとしての自覚も持っています。顧客を啓発し、新たな市場を開拓する先導者としての役割を果たそうとしているのです。

さらに、「一分野一社」という原則は、顧客との信頼関係を大切にする姿勢を表しています。

ジャステックの基本戦略は、「低廉で良質な製品の提供」と「高利益の維持」のバランスを取ることです。これにより、顧客、社員、株主、そして社会全体にポジティブな影響を与えることを目指しています。

ジャステックの競合企業3社

ここからはジャスティックの競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。

1. 日本オラクル
2. オービック
3. SHIFT

①日本オラクル

日本オラクルは、アメリカの IT 大手オラクル・コーポレーションの日本法人として知られる外資系企業です。情報システム構築のエキスパートとして、ソフトウェアやハードウェア製品の提供から、ソリューション、コンサルティング、サポート、さらには教育事業まで幅広く展開しています。

売上高	226,914（百万円）
従業員数	2,398人
平均年間給与	1,126万円
平均年齢	44.3歳
平均勤続年数	9.1年

平均年間給与が1,126万円と、業界内でもトップクラスの水準です。売上高も約2,269億円と、安定した経営基盤を持っていることがわかります。

平均年齢44.3歳、平均勤続年数は9.1年となっており、比較的勤続年数が短い傾向にあると言えるでしょう。

②オービック

オービックは、独立系システムインテグレーター企業の1つです。主力製品「OBIC7」シリーズは、会計から人事、生産管理まで、企業の様々な業務を一元管理できる統合ソフトウェアとして高い評価を得ています。

売上高	111,590（百万円）
従業員数	2,107名
平均年間給与	1,078万円
平均年齢	36.1歳
平均勤続年数	13.2年

平均年間給与は1,105万円と、非常に高水準です。売上高も1,001億円を超え、安定した経営基盤を持っているでしょう。

特筆すべきは、従業員の平均年齢が36.1歳と、非常に若いことです。若手社員が活躍できる環境があると考えられますね。

③SHIFT

SHIFTは、ソフトウェアの品質保証とテストに特化した総合ITソリューション企業です。「すべてのソフトウェアにMade in Japanの品質を」というビジョンのもと、無駄のないスマートな社会の実現を目指しています。

売上高	88,030（百万円）
従業員数	4,396人
平均年間給与	643万円
平均年齢	37歳
平均勤続年数	2年

平均年間給与は643万円で、全国平均を上回る水準です。売上高は約880億円と、今回紹介した競合企業に比べるとやや規模は小さいと言えるでしょう。

平均勤続年数が2年と非常に短いことが特徴です。人の移動が激しいことが考えられます。

ジャステックの企業分析を就活に活かそう

今回紹介した、ジャステックや競合他社の情報をもとに企業分析を深めて、就活を進めましょう。年収だけでなく、企業理念や事業内容を見ることも大切ですよ。

また、競合との違いを比較し、自分がなりたい将来像がその企業で実現できるのかをしっかり考えましょう。