沢井製薬の平均年収はどれくらい?|企業研究に役立つ情報も
「安定した大手企業で働きたい」「医療業界に興味がある」そんな就活生から人気を集める沢井製薬。誰もが知る大手医薬品メーカーですが、実際のところ年収や給与はどれくらいなのでしょうか?
今回は、沢井製薬の平均年収や初任給について、競合他社と比較しながら詳しく解説していきます。
沢井製薬の平均年収は831万
従業員数(人) | 73人 |
平均年間給与(万円) | 831万円 |
平均勤続年数(年) | 9.5年 |
平均年齢(歳) | 43.5歳 |
沢井製薬の平均年収は831万円です。専門性の高い医薬品業界は、他の業界と比べて年収が高い傾向にありますが、沢井製薬はその中でも高水準と言えるでしょう。
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、令和4年度の日本の平均年収は458万円でした。沢井製薬の平均年収は、この数字を大きく上回っています。
沢井製薬の初任給
沢井製薬の募集要項によると、初任給は学歴によって異なっています。
初任給 | |
博士了 | 257,800円 |
修士了 | 236,500円 |
学部卒・高専専攻科 | 218,700円 |
高専本科 | 195,100円 |
沢井製薬の初任給は、博士課程修了で最も高く25万7,800円、高専・専門学校卒で最も低い19万5,100円となっています。専門知識や技術が求められる製薬業界では、より高度な教育を受けた人が優遇される傾向があるようです。
沢井製薬の初任給の平均額は22万7,025円となり、これは一般的な初任給と比較しても安定した金額と言えるでしょう。「2023年度決定初任給調査」によると、国内の大学卒の平均初任給は21万8,324円となっています。
沢井製薬の募集要項
ここでは、沢井製薬の募集要項について、一覧にまとめています。
賞与 | 年2回(夏季・冬季) |
昇給 | 年1回(4月) |
諸手当 | 資格手当、通勤手当、時間外勤務手当、等 |
勤務時間 | 1日当たりの所定労働時間7時間40分 (フレックスタイム制交代制勤務導入部署あり) |
休日 | 年間126日程度 完全週休2日制度(土・日)、祝祭日・年末年始(6日)、夏季(3日)、等 |
休暇 | 年次有給休暇(積立制度あり)、特別休暇(慶弔 等)、産前産後休暇、介護休暇、等 |
沢井製薬は、社員がライフステージの変化にかかわらず安心して働き続けられるよう、様々な取り組みを行っています。例えば、育児や介護などの事情に合わせて、勤務時間を短縮できる制度などがあります。社員一人ひとりの状況に応じて、柔軟に対応してもらえる環境です。
募集職種や勤務地は、募集時期や職種によって異なります。より詳しい情報を知りたい方は、ぜひ沢井製薬の募集要項ページをご覧ください。
沢井製薬の企業情報
ここでは、沢井製薬の企業情報を以下の3つに整理して紹介します。
- 沢井製薬の事業内容
- 沢井製薬の売り上げ・実績
- 沢井製薬の基本理念
①沢井製薬の事業内容
沢井製薬は、ジェネリック医薬品の製造販売を事業としています。
ジェネリック医薬品とは、新薬の独占販売期間が終了した後、同じ効果を持つ医薬品を、より低価格で提供できるように開発されたものです。新薬の開発にかかる費用や時間を大幅に削減できるため、患者さんの経済的負担を軽減できる点が大きなメリットです。
沢井製薬は、ジェネリック医薬品がまだ一般的でなかった時代から、その普及に積極的に取り組んできた企業です。
②沢井製薬の売り上げ・実績
ここでは、過去5年間の売上高をまとめたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
売上収益(百万円) | 営業利益(百万円) | |
2023年 | 200,344 | 23,071 |
2022年 | 193,816 | △35,888 |
2021年 | 187,219 | 34,034 |
2020年 | 182,537 | 26,793 |
2019年 | 184,341 | 25,798 |
沢井製薬の売上高は、前年を下回ることもありますが、全体的には安定しており、長期的に見ると右肩上がりの傾向にあります。
営業利益が減少した年は、薬価改定による薬価の引き下げや、エネルギー価格の高騰などが影響しています。しかし、医療現場においてジェネリック医薬品の必要性はますます高まっており、今後も安定した需要が見込まれています。
③沢井製薬の基本理念
ここでは、沢井製薬が掲げる基本理念を紹介します。
なによりも患者さんのために ①「真心をこめた医薬品を通じ、人々の健やかな暮らしを実現する」それがsawaiの使命です。 ②「創造性を追求し、革新と協調により社会と共に成長する」それがsawaiの挑戦です。 ③「お役に立ちたいという心を持ち、なくてはならない存在になる」それがsawaiの願いです。 |
医薬品は、患者さんの治療において非常に重要な役割を担っています。時に、患者さんの人生を大きく左右するほどの影響力を持つこともあります。
沢井製薬は、「医薬品は人の命に深く関わるものである」という強い責任感を持って、事業に取り組んでいます。患者さんの立場に寄り添い、なくてはならない存在になることを目指しているのです。
沢井製薬の競合企業3社
最後に、沢井製薬の競合企業を3つピックアップし、基本情報を業界研究もかねて確認していきましょう。
- 日医工
- 東和製薬
- 塩野義製薬
①日医工
日医工は、富山県富山市に本社を置く医薬品メーカーです。
売上高 | 179,060(百万円) |
従業員数 | 1255人 |
平均年収 | 675万円 |
平均年齢 | 40.3歳 |
平均勤続年数 | 12.9年 |
日医工は、沢井製薬と同様にジェネリック医薬品事業を主力としており、国内シェアは第2位を誇ります。沢井製薬との違いは、ジェネリック医薬品だけでなく、一般用医薬品や先発医薬品も製造販売している点です。
年収は沢井製薬より低いものの、他の業界と比較すると高い水準です。
②東和製薬
東和薬品は、大阪府門真市に本社を置く製薬会社です。
売上高 | 208,859(千円) |
従業員数 | 2591人 |
平均年収 | 647万円 |
平均年齢 | 36.9歳 |
平均勤続年数 | 10.4年 |
東和薬品は、ジェネリック医薬品だけでなく、新たな分野の研究にも力を入れています。2020年からは国立循環器病研究センターと共同で、認知症予防に効果が期待できる「タキシフォリン」という成分の研究を開始しました。この研究は、将来、認知症予防に繋がる食品やサプリメントの開発を目指しています。
③塩野義製薬
塩野義製薬は、大阪府大阪市に本社を置く製薬会社です。
売上高 | 426,684(千円) |
従業員数 | 2,458人 |
平均年収 | 910万円 |
平均年齢 | 42.1歳 |
平均勤続年数 | 16.5年 |
塩野義製薬は、1878年に創業者の塩野義三郎氏が薬種問屋を開業したのが始まりという、長い歴史を持つ企業です。
今回ご紹介する4社の中では、最も高い平均年収910万円を誇ります。平均年齢や平均勤続年数が比較的長いことからも、働きやすい環境であることが伺えます。
沢井製薬の企業研究を進めよう
今回は、沢井製薬の年収や初任給、事業内容、企業理念などを詳しく紹介しました。平均年収は831万円、初任給は19万5,100円~25万7,800円と、高水準であることが分かりましたね。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ他の企業の情報を収集したり、自分自身のキャリアプランと照らし合わせてみたりして、企業研究を進めていきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。