ウシオ電機の平均年収と初任給を紹介！事業内容や他社との比較も

ウシオ電機は、光応用製品や産業機械の分野で活躍する企業です。最先端技術を駆使して様々な産業に貢献しているウシオ電機ですが、具体的な事業内容や従業員の年収について詳しく知らない方も多いでしょう。

この記事では、ウシオ電機の平均年収や初任給といった給与情報はもちろん、募集要項や企業の事業内容についても解説していきます。同業他社3社の情報も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

ウシオ電機の平均年収は766万

ウシオ電機の平均年収は766万円と、かなり高い水準です。この数字には基本給だけでなく、残業代や賞与も含まれています。

従業員数	平均年齢	平均勤続年数	平均年間給与
5,439人	44.5歳	19.9年	766万円

社員の平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は19.9年と、長く働ける環境が整っているようですね。

ウシオ電機の男女の賃金差異は66%となっていますが、賃金設定自体に男女差はないとのことです。賃金差異が大きい原因としては、管理職の女性比率が4.3%と低いことがあげられるでしょう。

ウシオ電機の初任給

ウシオ電機の2024年度の初任給情報を紹介します。総合職の場合、学歴に応じて設定されているのが特徴です。

	初任給
短大・専門卒	201,000円/月
大学卒	232,000円/月
修士了	257,000円/月
博士了	278,000円/月

大学卒で月額232,000円、修士了で257,000円、博士了では278,000円と、高学歴ほど高めの初任給が用意されています。短大・専門卒は201,000円です。

ウシオ電機の募集要項

ウシオ電機の総合職募集要項を紹介します。2026年3月卒業予定の学生はもちろん、2023年4月から2025年3月までの既卒者も応募可能です。

応募資格	・2026年3月末までに国内・海外の大学院・短大・大学・専門学校を卒業または修了見込の方 ※海外の大学・学校に在学中で、2025年9月末までに卒業・修了見込の方も応募可能。 ※既卒の方（2023年4月～2025年3月卒業）も応募可能。
募集職種	・技術系：研究開発、設計開発（光学・機械・機構・電気回路・ソフトウェアなど）、評価・分析、生産技術、品質保証、知的財産管理など ・営業・管理系：国内及び海外営業、新規開拓、マーケティング、経営企画、事業企画、営業管理、資材調達、生産管理、経理財務、法務、総務、人事、広報、情報システムなど
勤務地	本社（東京）・支店（東京・御殿場・横浜・大阪・京都・姫路・佐久）・事業所・海外など
勤務時間	実働7時間45分 （東京、横浜、京都、大阪　8:45～17:15、御殿場　8:30～17:00、姫路　8:15～16:45） ※ フレックスタイム勤務制度あり。育児・介護短時間勤務制度など
休日休暇	完全週休2日制（土日、年間休日126日）・年次有給休暇（初年度14日、翌年度以降最高23日※翌年度まで繰越可、時間単位可）・誕生日休暇・産前産後休暇・転勤休暇・リフレッシュ休暇・看護介護休暇・配偶者分娩休暇・忌引休暇・育児介護休職など
諸手当	時間外手当・外勤手当・休日勤務手当・通勤手当・こども手当・在宅勤務補助手当・食事手当など
昇給賞与	・昇給：年1回（6月） ・賞与：年2回（6月と12月）
福利厚生	各種保険・持株会・寮社宅家賃補助・慶弔見舞金・財形貯蓄・選択型福利厚生制度・退職金年金制度など

勤務時間は基本8:45～17:15で、年間休日は126日となっています。有給休暇や特別休暇も充実しており、ワークライフバランスを大切にした働き方ができるでしょう。

昇給は年1回、賞与は年2回支給されます。また、若手社員向けの経営幹部候補育成制度や海外留学制度などもあり、若手の人材育成に力を入れている企業です。

ウシオ電機の企業情報3つ

ここからはウシオ電機の事業内容、売上・実績、基本理念の3つについて紹介します。

1. ウシオ電機の事業内容
2. ウシオ電機の売り上げ・実績
3. ウシオ電機の基本理念

①ウシオ電機の事業内容

ウシオ電機は、光応用製品事業と産業機械事業を主軸に展開する革新的な企業です。紫外線から可視光、赤外線まで幅広い波長の光を活用し、様々な産業分野に貢献しています。

特筆すべきは、検査や測定、治療、硬化、改質、除菌、洗浄など、多岐にわたる用途に対応する機器を開発していることです。

光源の製造だけでなく、装置の設計から製造、さらにはアフターサポートまで一貫して手掛けている点が、ウシオ電機の強みとなっています。

引用元：会社概要・企業理念 | ウシオ電機

②ウシオ電機の売り上げ・実績

ウシオ電機の業績は、以下の通りです。2024年の売上高は1,794億円、経常利益は160億円を記録しました。

	2021年3月	2022年3月	2023年3月	2024年3月
売上高	1,185(億円)	1,488(億円)	1,750(億円)	1,794(億円)
経常利益	34(億円)	151(億円)	201(億円)	160(億円)

前年度と比べると、売上高は44億円増加、経常利益は40億円減少しています。経常利益はやや下がりましたが、過去4年間の推移を見ると、着実に成長していると言えるでしょう。

技術面でも注目の動きがあります。2023年には、世界唯一の半導体フォトカソード電子ビーム技術の総代理店契約を締結しました。また、タカラバイオ社との包括的業務提携により、試薬や機器の販売にも力を入れています。

③ウシオ電機の基本理念

ウシオ電機の企業理念は、優れた製品開発と革新的な研究を通じて社会に貢献することです。

ウシオ電機の特徴は、会社の発展と社員一人ひとりの成長を一致させようとする姿勢にあります。また、国際市場で競争力のある製品やサービスの提供に力を入れているのも強みでしょう。

また、ウシオ電機はサステナビリティにも積極的に取り組んでいます。水資源の削減や廃棄物の削減、使用済みランプの回収リサイクルなど、環境に配慮した活動も行っているのです。

引用元：会社概要・企業理念 | ウシオ電機

ウシオ電機の競合企業3社

ここからはウシオ電機の競合企業を3社紹介します。競合他社との差別化や比較をする際の参考にしてください。

1. スタンレー電気
2. ヨコオ
3. ユーシン精機

①スタンレー電気

スタンレー電気は、高度な配光技術を活かし、自動車のヘッドランプをはじめとしたLED照明製品を製造している会社です。

売上高	従業員数	平均年齢	平均勤続年数	平均年間給与
4,723(億円)	16,778人	41.1歳	15.8年	604万円

スタンレー電機は2024年に売上高4,723億円を達成しました。また、社員の平均年収は604万円で、業界内でも高水準の金額と言えるでしょう。

社員の平均年齢は40.8歳、平均勤続年数が15.8年です。これは、ウシオ電機よりも低い数値となっており、若手のうちから活躍できる職場かもしれませんね。

②ヨコオ

ヨコオは、自動車用のアンテナ製造をしている大手メーカーです。ヨコオの強みは、グローバルな生産体制にあり、台湾、マレーシア、ベトナム、中国、アメリカ、フィリピンなど、世界各地に量産対応の工場を展開しています。

海外生産比率は80％以上です。海外展開に力を入れた経営戦略により、コスト競争力と品質管理の両立を実現しています。

売上高	従業員数	平均年齢	平均勤続年数	平均年間給与
768億円	8,055人	41.1歳	11.8年	767万円

ヨコオの2024年の売上高は768億円です。社員の平均年収は751万円と、非常に高い水準なことがわかります。

注目すべきは、平均勤続年数が11.8年短い点です。キャリアップを目指す人や転職を視野に入れている人にはおすすめの企業かもしれませんね。

③ユーシン精機

ユーシン精機は、自動化装置を手掛けるメーカーとして世界トップレベルのシェア率を誇っている企業です。ユーシン精機の強みは、自動化装置、特にロボット技術にあります。

2000年代初頭には、取り出しロボットで世界シェアトップを獲得した実績を持ち、技術力を高く評価されました。

売上高	従業員数	平均年齢	平均勤続年数	平均年間給与
236億円	787人	41.4歳	13.6年	593万円

2024年の売上高は226億円です。社員の平均年収は593万円と、比較的高い水準でしょう。社員の平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は13.7年で、平均的な数値と言えます。

ウシオ電機の企業分析を就活に活かそう

今回紹介した、ウシオ電機や競合他社の情報をもとに企業分析を深めて、就活を進めましょう。年収だけでなく、企業理念や事業内容を見ることも大切ですよ。

また、競合との違いを比較し、自分がなりたい将来像がその企業で実現できるのかをしっかり考えましょう。